説明

耐熱性防護服

【課題】耐薬品性及び透湿防水性に優れるだけでなく、高遮熱性と軽量性、また柔軟性を有する耐熱性防護服用布帛を提供する。
【解決手段】表地層、中間層、及び遮熱層からなる複合構造を有する防護服の表地層、及び遮熱層厚みが、以下式を満足し、かつ遮熱層はアラミド繊維を80%以上含み且つひだの谷山の長さが3〜5mmプリーツ加工された耐熱性防護服とする。
5.0mm≧遮熱層厚み(mm)≧―29.6×表地厚み(mm)+14.1mm

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性防護服に関し、さらに詳しくは、耐薬品性及び透湿防水性に優れるだけでなく、高遮熱性と軽量性、また柔軟性を有する耐熱性防護服に関する。
【背景技術】
【0002】
消防士が消火作業中に着用する耐熱性防護服を構成する繊維としては、アラミド繊維、ポリフェニレンスルフィド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾールなどの難燃性の有機繊維からなる布帛に輻射熱を防止する目的から金属アルミニウム等をコーティングあるいは蒸着等により、表面加工したものが多く使用されている。近年この輻射熱も非常に重要なスペックとなり、ISO11613のアプローチAには、耐火炎試験(ISO9151)、耐輻射熱試験(ISO6942)のスペックがそれぞれ13秒以上と18秒以上と記載されている。
【0003】
また、耐熱性だけでなく夏場の作業でのヒートストレスによる熱射病を予防するため、近年では、内層にアイスパックを使用したり、縫製にて通気性を確保したりという手段が用いられている。中でも、軽量化はヒートストレスを軽減する一手段であり、従来より課題となっている。
【0004】
こうした耐熱防護服として、特表2006−506555号公報に示されるように軽量かつ嵩性のあるアラミドウェブが示されているが、目付けは重く、ウェブをはさんでいる布帛も合わせると積層枚数はアップし、結果積層体布帛、ウェブ間に熱がこもることとなる。特表2007−530806号公報には、熱または火炎に曝されたときその厚さを増加し、遮熱性を保持する補強不織布例が示されているが、高温領域での厚み増加であるため、防火服の最内層において効果を発揮するか否かについては示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2006−506555号公報
【特許文献2】特表2007−530806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来技術を背景になされたもので、その目的は、耐薬品性及び透湿防水性に優れるだけでなく、高遮熱性と軽量性、また柔軟性を有する耐熱性防護服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
高遮熱性と軽量性、また柔軟性を有する耐熱性防護服に関して鋭意検討した結果得られたものであり、すなわち本発明によれば、
表地層、中間層、及び遮熱層の3層積層された布帛からなる耐熱性防護服であって、下記要件を満足することを特徴とする耐熱性防護服。
a)表地層と遮熱層の厚みが、下記式を満足すること。
5.0mm≧遮熱層厚み(mm)≧―29.6×表地層厚み(mm)+14.1mm
b)遮熱層がひだの谷山の長さが3〜5mmのプリーツ加工のされた織物、編物、不織布の群から選ばれる少なくとも1種からなること。
c)遮熱層が、アラミド繊維を80重量%以上含むこと。
d)遮熱層がキルト加工されていること。
e)布帛のRHTI24(ISO11613記載のアプローチAスペックにおける耐輻射熱試験(ISO6942)において、24度温度上昇するまでの時間)が18秒以上であること。
好ましくは、キルト加工が、プリーツの向きに対し垂直方向に3inch〜5inch巾でなされたものであり、
遮熱層の目付けが120〜180g/mであり、
布帛の目付けが420〜520g/mであり、
遮熱層が、メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維を少なくとも1種類含み、
表地層を構成する繊維中での、パラ系アラミド繊維の混率が、該表地層を構成する繊維の全重量に対し2〜60重量%の範囲にあり、
中間層が、透湿防水層を有する耐熱性防護服、
が提供される。
【発明の効果】
【0008】
表地層、中間層、遮熱層の3層積層された布帛からなる耐熱性防護服であって、遮熱層がひだの谷山の長さが特定長のプリーツ加工およびキルト加工のされた織物、編物、または不織布からなり、表地層と遮熱層の厚さが特定の式を満足するとき、高遮熱性と軽量性、また柔軟性を満足する耐熱性防護服とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】表地層厚み0.46mmの場合の遮熱層とRHTI24との関係を示すグラフ
【図2】表地層厚み0.45mmの場合の遮熱層とRHTI24との関係を示すグラフ
【図3】RHTI24が18秒以上を満たす表地層厚みと遮熱層厚みの関係を示すグラフ
【図4】遮熱層の織り組織
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の耐熱性防護服は、表地層、中間層、及び遮熱層の3層積層された布帛からなる耐熱性防護服であって、表地層、及び遮熱層厚みが、以下式を満足し、かつ該遮熱層がアラミド繊維を80%以上含み、ひだの谷山の長さが3〜5mmプリーツ加工及びキルト加工のされた布帛であって、ISO11613記載のアプローチAスペックにおける耐輻射熱試験(ISO6942)において24度温度上昇するまでの時間RHTI24が18秒以上である耐熱防護服である。
5.0mm≧遮熱層厚み(mm)≧―29.6×(表地厚み(mm))+14.1(mm)
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の耐熱防護服は、表地層、中間層、遮熱層ともに、パラ系のアラミド繊維、メタ系アラミド繊維を、単独もしくは混合使用して用いるが、他に混合使用できる耐熱性繊維として、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ノボロイド繊維、難燃アクリル繊維、ポリクラール繊維、難燃ポリエステル繊維、難燃綿繊維、難燃レーヨン繊維、難燃ビニロン繊維、難燃ウール繊維が挙げられる。
【0012】
まず表地層について説明する。表地層はメタ系アラミド繊維及び/又はパラ系アラミド繊維からなる布帛により構成され、布帛の種類としては、織物、編物、不織布の群から選ばれる少なくとも1種からなり、実用的には強度の点で織物又は編物とすることが好ましい。
【0013】
また、該メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維は、フィラメント、混繊糸、紡績糸等の形で使用できるが、混紡して紡績糸の形態で使用することが好ましい。該パラ系アラミド繊維の混合比率としては、表地層を構成する全繊維重量に対して、1〜70重量%であることが好ましい。該パラ系アラミド繊維の混合比率が、1重量%未満では、火炎に暴露された際に布帛が破壊、つまり穴があくおそれがあり、また、70重量%を超えると、該パラ系アラミド繊維がフィブリル化して耐摩耗性が低下するので好ましくない。
【0014】
また該表地層はシングルプライ、ダブルプライであってもよい。
さらに該表地層に対しては、コーティング法、スプレー法、又は、浸漬法などの加工法により、フッ素系の撥水樹脂を付与して加工することが、より高い耐水性能や耐薬品性能を有する防護服を得るためには好ましい。
【0015】
次に中間層については、メタ系アラミド繊維、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維の組合せなどを使用して、平織り、ツイル、経二重織りなどの組織に製織することが好ましい。この際、中間層の目付は50〜200g/mが好ましい。50g/m未満の場合は特に紡績糸の場合、製織、精錬、セットなど製織工程においてテンションがかかった場合、強度が低下し素抜ける可能性があり好ましくない。また、200g/mを超える場合は着用時に重く好ましくない。また、該布帛を構成する繊維は紡績糸、フィラメントであってもよく、形態としては織物、ニット、不織布であってもよい。
【0016】
また中間層は透湿防水層を有していることが好ましい。透湿防水層としては透湿防水機能を有するポリテトラフルオロエチレンフィルム等を貼り合わせたり、ポリウレタン多孔層を積層させたりすることにより容易に形成できる。
【0017】
遮熱層はアラミド繊維が80%以上含まれることが必要で、80%未満の場合、耐熱性が低下し好ましくない。また遮熱層はアラミド繊維としてメタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維が少なくとも1種類が含まれる織物、編物、不織布の群から選ばれる少なくとも1種からなる布帛からなることが必要である。アラミド繊維以外の素材としては、ポリエステル繊維、綿繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、ウール繊維が挙げられる。ただしその混率は20%未満であることが望ましい。好ましくは15%以下である。20%以上となると、JIS L 1091 A−4法やJIS L 1091 A−1法の試験時に残炎が見られたり、また溶融する場合がある。
【0018】
遮熱層の目付けは120〜180g/mであることが好ましい。120g/m未満であれば強度が低下し好ましくない。180g/mを超える場合は防護服が重くなり好ましくない。
【0019】
またプリーツ加工は一般に言われるサイドプリーツ、マジョリカプリーツ、クリスタルプリーツ、ヘリンボンプリーツ、ウェーブプリーツ、ボックスプリーツまたはそれらの組合せであることが好ましい。またプリーツ加工の山谷の長さは3〜5mmであることが必要である。3mm未満の場合はプリーツの嵩性が出にくく、5mmを超える場合は逆にへたってしまう。アラミド繊維以外の素材が入っている際はプリーツ後の熱セット180℃〜200℃でのセット性は良好であるが、アラミド繊維以外の素材が15%以下である場合は洗濯耐久性をあげるためキルト加工を実施することが必要である。その際プリーツに対し3inch〜5inchの幅でキルトを実施するのが好ましい。直線以外であると、洗濯の際の伸びが懸念され、またキルト幅が3inch未満の場合はプリーツによる嵩高性を損なうことが考えられる。また5inchを超える場合はキルト加工を実施した間のプリーツの洗濯によるたるみが懸念される。
【0020】
また表地層の厚みと遮熱層の厚みは、下記式を満足することが必要である。式を満足しない場合、布帛の目付けが420〜520g/mにおいて、表地層表面にアルミコーティングなしに、ISO11613のアプローチAスペックである耐輻射熱試験(ISO6942)18秒以上を満たすことが厳しくなる。
5.0mm≧遮熱層厚み(mm)≧―29.6×(表地厚み(mm))+14.1(mm)
【0021】
上記式を導く根拠として、表地層、中間層を固定し、厚みの異なる遮熱層を用いた積層体においてISO6942試験を実施したところ、遮熱層厚みに比例して遮熱性は高くなることがわかった。その遮熱層厚みとRHTI24の比例式よりRHTI24が18秒以上を満たす遮熱層厚みを算出した(図1(表地層厚み0.46mm)、図2(表地層厚み0.45mm))。同様の試験を厚みの異なる表地層においても実施した。以上算出したスペック18秒以上を満たす表地層、遮熱層それぞれの厚みをグラフへプロットすることで、比例式より上記式を算出した(図3)。
【0022】
また、上記式を満たすことで遮熱性能はISO11613のアプローチAスペックを満たすことが可能であるが、遮熱層の厚みは5.0mm以下が好ましい。好ましくは1.3mm〜4.0mm、更に好ましくは1.7mm〜3.0mmである。更に好ましくは2mmである。厚みが5.0mmを越えると、活動性が悪くなり、また厚みを出すために製織、製編の際、経緯密度を減少させなければならず、スリップが考えられる。
【0023】
本発明の耐熱性防護服の目付けは420〜520g/mが好ましく、420g/m未満であると、ISO11613のアプローチAスペックである、耐火炎試験(ISO9151)、耐輻射熱試験(ISO6942)のスペックのそれぞれ13秒以上と18秒以上を満たすことが厳しくなる。また520g/mを超える場合は、防護服の重量を増加させ、着用者の動きを阻害するようになる。
【実施例】
【0024】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。なお、実施例に用いた評価項目の測定は下記の方法で行った。
(1) 遮熱性(耐輻射熱)
ISO6942(2002)に基づき熱流束40kW/mにおいて、輻射熱暴露開始から銅製のセンサーが24℃上昇する時間、RHTI24を求めた。
(2) 遮熱性(耐火炎)
ISO9151に基づき、対流熱暴露開始からの銅製のセンサーが24℃上昇する時間、HTI24を求めた。
(3) 厚み
JIS L 1018(有毛編物)用に準拠し、3g/cmの荷重をかけ測定を行った。
(4) 燃焼性
JIS L 1091 A−1法に基づき60秒接炎、燃焼する場合は3秒接炎にて残炎有無を確認した。
【0025】
[実施例1]
表地層は層構造となり、外側には、ポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商標名:コーネックス)とコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)とを混合比率が90:10となる割合で混合した耐熱繊維からなる紡績糸(番手:40/2)を用いて平織りに、また、内側にはコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)100%の紡績糸(番手:40/−)を平織りに製織した。外側、内側織物を格子間隔20mmで格子状に内側のテクノーラ紡績糸を用いてキルト加工した。表地層の目付けは205g/mであった。
【0026】
中間層には、ポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商標名:コーネックス)とコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)とを混合比率が95:5 となる割合で混合した耐熱繊維からなる紡績糸(番手:40/−)を用いて平織りに織成した。織布(目付は65g/m)にポリテトラフルオロエチレン製の透湿防水性フィルム(ジャパンゴアテックス社製)をラミネートした。
【0027】
遮熱層には、ポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維( 帝人テクノプロダクツ社製、商標名:コーネックス)とコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)とを混合比率が95:5となる割合で混合した耐熱繊維からなる紡績糸(番手:40/−)を織り密度を経55本/inch、緯55本/inchとし、製織後、80℃1分間糊抜きを実施、また最終セットを180℃にて1分間実施後、3mmひだのサイドプリーツ加工を実施し、190℃にて熱セットした。その後5inch間隔でプリーツ加工に垂直にキルト加工を実施した。遮熱層の目付は140g/mであった。
これらの表地層、中間層、遮熱層の3層を積層した布帛を作成し布帛の遮熱性評価を実施した。結果を表1に示す。
【0028】
[実施例2]
表地層、中間層は実施例1と同様で、遮熱層はポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商標名:コーネックス)とコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)非アラミド素材であるポリエステル繊維(帝人ファイバー社製:エコペットプラス)を75/5/20となる割合で混合した紡績糸を使用した以外は実施例1と同様に行なった。
【0029】
[比較例1]
表地層、中間層は実施例1と同様で、遮熱層は製織条件、プリーツ加工は実施例1と同様に行なったが、キルト加工を行なわなかった。
【0030】
[比較例2]
表地層、中間層は実施例1と同様で、遮熱層の紡績糸をポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ社製、商標名:コーネックス)とコパラフェニレン・3、4’オキシジフェニレンテレフタルアミド繊維(帝人テクノプロダクツ会社製、商標名:テクノーラ)非アラミド素材であるポリエステル繊維(帝人ファイバー社製:エコペットプラス)を50/5/45となる割合で混合した紡績糸とした以外は実施例1と同様に行なった。
【0031】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の耐熱性防護服は、耐薬品性及び透湿防水性に優れるだけでなく、高遮熱性と軽量性、また柔軟性を有するので消防服、防火服等の耐熱性防護服として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表地層、中間層、及び遮熱層の3層積層された布帛からなる耐熱性防護服であって、下記要件を満足することを特徴とする耐熱性防護服。
a)表地層と遮熱層の厚みが、下記式を満足すること。
5.0mm≧遮熱層厚み(mm)≧―29.6×表地層厚み(mm)+14.1mm
b)遮熱層が、ひだの谷山の長さが3〜5mmのプリーツ加工のされた織物、編物、不織布の群から選ばれる少なくとも1種からなること。
c)遮熱層が、アラミド繊維を80重量%以上含むこと。
d)遮熱層がキルト加工されていること。
e)布帛のRHTI24(ISO11613記載のアプローチAスペックにおける耐輻射熱試験(ISO6942)において、24℃温度上昇するまでの時間)が18秒以上であること。
【請求項2】
キルト加工が、プリーツの向きに対し垂直方向に3inch〜5inch巾でなされたものである請求項1に記載の耐熱性防護服。
【請求項3】
遮熱層の目付けが120〜180g/mである請求項1〜2いずれかに記載の耐熱性防護服。
【請求項4】
布帛の目付けが420〜520g/mである請求項1〜3いずれかに記載の耐熱性防護服。
【請求項5】
遮熱層が、メタ系アラミド繊維とパラ系アラミド繊維を少なくとも1種類含む請求項1〜4いずれかに記載の耐熱性防護服。
【請求項6】
表地層を構成する繊維が、パラ系アラミド繊維の混率が、該表地層を構成する繊維の全重量に対し2〜60重量%の範囲にある請求項1〜5いずれかに記載の耐熱性防護服。
【請求項7】
中間層が、透湿防水層を有する請求項1〜6いずれかに記載の耐熱性防護服。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−106070(P2011−106070A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−264035(P2009−264035)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(303013268)帝人テクノプロダクツ株式会社 (504)
【Fターム(参考)】