説明

肌のお手入れローラー器具

【課題】 手軽に利用でき顔肌に刺激を与えることにより、肌に有効な効果をもたらすスキンケア器具を提供することを課題とする。
【解決手段】凹凸模様の溝が施された複数本の折り曲げられた、丸棒が取り付けられたローラーと、グリップ部をローラー取付け金具で支持固定された構造の肌のお手入れローラー器具である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、顔のマッサージ効果をもたらすとともに健康的な美肌を提供するローラー式美容器具に関する。
【技術背景】
【0002】
ローラーで肌を押し圧するマッサージは、皮膚下の血管を刺激し血行を促進して、美顔・美肌に効果があることから、種々のローラー式マッサージ器具が開発され市販されている。
【0003】
これらのローラー式マッサージ器具には、ローラーに工夫をこらし、あるいはローラー表面に、従来から美容効果があるとされてきた素材を多角面ローラー部に敷設して美容効果を発揮させている。
【0004】
本願発明においては、ステンレス鋼材を素材としたローラー両端部上に凹凸模様の溝が施された複数本(本願発明は12本使用)の、コの字型に折り曲げられた丸棒を敷設し丸棒間が均等になる様に、丸棒間支持部材17を用いて支持固定された構造である。「以下(ローラー作用リング)と称する」ことによりローー作用リングの回転時に好みに応じた、適度の押し圧・回転・制動を駆けることが出来るため、肌への程よい刺激効果がより一層発揮され、これらの効果を積極的に美しく、健康的な肌にするために肌のお手入れローラー器具に応用しようとするものである。
【0005】
ローラー作用リングが、肌に接し適度な押し圧・回転・制動を駆けることにより肌皮膚が押し広げられ、肌に適度な刺激が与えられることにより、マッサージ効果を得るとともに、きれいで張りのある小顔作りにも十分な効果を提供することが出来る。
【0006】
また、素材に丸棒を使用することによって、ローラー作用リング両端部の角面は丸身を帯びた形状になるため、肌に角面が接触する様なことがあっても、安心できる構造を有する。
【0007】
【特許文献1】特許電子図書館の公報テキスト検索(公開特許公報)で、以下の条件で検索した結果、本願発明に該当する資料は見当たりません。「要約と請求の範囲(美顔・美肌・AND)」では、19件「要約と請求の範囲(美肌・マッサージ・AND)」では11件「要約と請求の範囲(美顔・美肌・マッサージ・AND)」では2件発見されました。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
身近において手軽に利用でき、張りと潤いのある美しい肌に効果を有するスキンケア器具を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
用途に応じた肌のお手入れローラー器具を用意することにより、顔・首筋等などのほか手・足・など体の様々な部位にいろいろ対応できる肌のお手入れローラー器具である。
【0010】
好みに応じて肌に適度な押し圧がかけられ上下、左右、自在に回転させることにより肌皮膚を一方向ではなく多方面に押し広げられるため、肌に刺激とマッサージ効果を与えられることを特徴とする。
【0011】
肌のお手入れローラー器具は、手に持ち易く容易に取り扱いが出来るため身近において手軽に利用できる。また、ローラー作用リング部には好み応じて容易に押し圧・回転・制動が駆けられるため利用者に応じた効果をもたらす事が出来る。
【発明の効果】
【0012】
洗顔時には洗顔液(洗顔泡)を絡めながら使用することにより、肌に適度の刺激を与え洗顔により一層の効果もたらし、張りと潤いのある健康的な肌を得る効果をもたらす。
【0013】
また、本願発明は形状の面から見ても丸棒状の素材を使用するため、全体的に丸身を帯びた構造であるため安全に使用することが出来、素材の面から見ても衛生的であり付着した汚れも簡単に洗い流せることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本願発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本願発明に係る肌のお手入れローラー器具の実施形態を示す。肌のお手入れローラー器具は、ローラー作用リング部(10・15・17で構成された)とグリップ部30をローラー取付け金具20で支持固定された構造である。
【0015】
ローラー作用リングに取り付けられたローラー取付け金具とグリップ部の取付けは、適切な合成樹脂材料を用い型形成によって取付け製造される。
【0016】
また、ローラー作用リングの太さ(直径)及び幅(長さ)を変えることにより、ローラー作用リングの丸棒間の間隔が広くなったり、狭くなったりするので用途に応じた機種を用意することにより肌の広い面から、狭い面や細かい面の隅々まで対応が出来る。
【0017】
本肌のお手入れローラー器具のグリップ部30を手に持ち、ローラー作用リング部を肌表面に軽く押し当て上下、又は左右に回転させることによって、すでに肌に接している丸棒と回転によって肌に接した2本の丸棒よって肌が押し広げられる。また、回転方向を変えることにより、いろんな方向に肌皮膚が適度に広げられるため、顔の小ジワ等の解消にも十分効果が発揮できる。
【0018】
このような操作を、一つの部位に5〜6回程度づつ顔全体にまんべんなく繰り返すことにより肌内部の汚れも浮き出されるため、この操作が終了後洗顔することにより、肌内部の血行が改善され、より一層きれいな張りのある美しい肌を提供することができる。
【0019】
また、顔全体に万遍なく押し当て回転させることにより、たるんだ肌が引き締まるため顔の小ジワ等も解消され、女性の憧れでもある小顔作りにも十分な効果を提供することができる。
【0020】
使用後においては、ローラー作用リング部にはステンレス鋼材、グリップ部には合成樹脂材を用いてることで、錆びや腐食等にも強く、水洗いでも汚れが簡単に洗い落すことが出来るため衛生面においても安心安全なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る肌のお手入れローラー器具の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 上記実施形態を示す側面図である。
【図3】 上記実施形態を示す平面図である。
【図4】 上記実施形態を示す正面図である。
【図5】 上記実施形態を示す背面図である。
【符号の説明】
10 ローラー部
15 丸棒(凹凸模様の溝が施されコの字型に折り曲げられた丸棒)
17 丸棒間支持部材
20 ローラー取付け金具(ローラー部〜グリップ部間)
30 グリップ部(持ち手)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステンレス鋼材を素材とする、ローラー両端部に、凹凸模様の溝が施された複数本の(本願発明は12本使用)コの字型に折り曲げられた丸棒が敷設され、その丸棒間が均等になる様に、丸棒間支持部材17を用いて支持固定された構造である。「以下(ローラー作用リング)と称する」ことによって肌皮膚に適度に押し当てられた丸棒同士が、回転しながら肌皮膚を押し広げ、肌に適度な張りと刺激を与えることにより顔の小ジワ等も解消され、張りと潤いのある健康的な美肌と小顔作りにも効果が得られる。ローラー作用リングと該ローラー作用リング把持部材から成る主構成要素を特徴とする肌のお手入れローラー器具。
【請求項2】
上記ローラー作用リングの太さ(直径)、幅(長さ)、コの字型に折り曲げられた丸棒の両端面の半径(r)の大きさ及び敷設本数、太さを変え用途に応じた機種を用意することにより、顔・首筋等のほか、手・足・などその他いろんな部位にも様々な対応ができる請求項1の肌のお手入れローラー器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−40319(P2012−40319A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192875(P2010−192875)
【出願日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(505306913)
【Fターム(参考)】