説明

胸を大きくするための方法

全て自然で、薬や、典型的な又は経口の組成物、ホルモン又は外科手術が不要であって、自己管理される、胸を大きくするための方法が、提供されている。この方法は、乳腺小葉を指先で刺激する段階と、胸をもみほぐす段階と、胸の乳首を触ってこする段階と、母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように胸をマッサージする段階と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には胸の大きくすることの補助に関し、具体的には自然で非湿潤である胸を大きくする方法に関する。
【背景技術】
【0002】
人々がその身体の軟組織を増大させることを望む多数の例がある。このような例の一つには、美容及び自信の向上に寄与する体格の増大がある。これらの軟組織の増大は、主に女性の胸の増大に向けられている。
【0003】
歯科用インプラントは、肌の下に挿入するために開発されている。しかしながら、傷、インプラント破裂、被膜拘縮、壊死、インプラント移動を含む、予測される合併症の重度は、そして、これらからの悪い評判は、これらのインプラントの望ましさを著しく減少している。従って、軟組織の増大を得るための他の手段に対する社会的ニーズがある。
【0004】
さらに、外科手術の費用は、多くの人々の向上しようとする望みを考えることすら除外している。
【0005】
従来技術は、軟組織を増大させるための真空の用途も述べている。しかしながら、従来技術は、制御された組織増大を全体的に提供する真空技術を開示されていない。さらに、真空の過剰な適用は、軟組織の損傷をもたらしうることが、定説である。
【0006】
上述した技術は、公衆の需要を満たすために試みられてきたが、たいてい望ましいものよりも少なく、又は、処理すべきことが多すぎる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述の技術を踏まえて、非浸透の胸の増大方法が提案されている。水治療、外部クリームの使用又は内部ホルモンの作成、発泡体パッドの使用は、副作用を引き起こして不自然に見え違和感があるため、不利であり、有効ではないことがわかっている。
【0008】
また、ハーブの典型的なそして経口の組成物も提案されているが、与えられる組成物に対して人間の身体は個々で異なる反応をし、いかなる補助的な錠剤の服用も好まない人がいるため、信頼性が無いこともわかっている。
【0009】
従来技術において存在している既知の種類の方法及びシステムに内在する前述の不具合の観点から、本発明による胸増大方法は、実質的に従来の方法及びシステムとは分離している。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的は、全て自然で、薬や、典型的な又は経口の組成物、ホルモン又は外科手術が不要であって、自己管理される、安価で、傷無しで、非浸透の、胸を大きくするための方法を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、天然ホルモン及び自然な成長プロセスをまねることで胸のサイズを大きくする、胸を大きくするための方法を提供することである。
【0012】
本発明のさらに他の目的は、個々の生活の質及び自信を高める、胸を大きくするための方法を提供することである。
【0013】
本発明によれば、操作方法は、人の胸を大きくするために提供され、乳腺小葉を指先で刺激する段階と、胸をもみほぐす段階と、胸の乳首を触ってこする段階と、母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように胸をマッサージする段階と、を含む。
【0014】
本発明のさらなる目的によれば、操作方法は、人の胸を大きくするために提供され、乳腺小葉を指先で20秒毎に繰り返し刺激する段階と、約50の接触点に亘って胸の領域を操作する段階と、一方の胸毎に5分から10分の間、前記乳首に向かうようにそして離れるような動きで、胸をもみほぐす段階と、胸の乳首を触ってこする段階と、母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように、前記胸の外側の部位から前記乳輪及び乳首の領域に向かう大きい円となるように、前記胸をマッサージする段階と、を含む。
【0015】
本発明の実用的な利点及び特色、並びに方法は、簡潔に上述で説明されているが、本発明の新規で独自の特色のより大きい理解は、後述の詳細な説明を参照することによって得られるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
上述したように、本発明は、胸を大きくするための安全で有効な方法を提供する。この方法は、胸のより多くのスペースを占めるようになる腺を満たし、それ故に胸の伸張及び増大をもたらすことを通じて、胸を安定させて支持することに役立つ。
【0017】
本発明の方法は、下記のもので特徴づけられる。
【0018】
くつろげて快適であり邪魔のされない部屋又は場所を見出すべきである。それぞれの胸に対して、1回30分から40分座って訓練を行うことができ、又は、2回15分から20分座って訓練を行うことができる。これらの訓練を単独で行うこともでき、又は、誰かの助けを借りてもよい。
【0019】
最初に、横になるか又は座った状態で、快適であってくつろげる場所にいるべきである。心身を落ち着かせるために、ソフトでくつろげる音楽を聴くこともできる。マッサージオイルの使用を希望する場合には、手の指先に少量塗布してもよい(皮膚炎を防ぐための任意的なものであるが、必須ではない)。
【0020】
手の3本の指先を合わせて、左の鎖骨の約2インチ下から始めて、小さい1インチの円を描くように指先で約20秒間優しくマッサージする。このマッサージは、優しく行わなければならない。胸に押し付けたり傷付けてはならない。
【0021】
このマッサージは、ただ優しく前記小葉を刺激するように行う。指の下の肌およびその下の胸組織及び筋肉を感じるように時間をかけなければならない。それぞれの細かな部位を完全にマッサージすることを保証するように、それぞれの小葉を指先で刺激することが望まれる。約20秒後、マッサージした場所から指を右に時計回りに動かして、さらに20秒間同様の行為を行う。腕の下の胸の下端部から、胸部に時計回りに動かして、鎖骨の下に戻す、このようなマッサージを継続して行う。このマッサージは、時計回りに行って、乳首に近づくように徐々に小さい円を描くように継続して行う。このマッサージは、胸の約50の接触点に、そして、約20秒毎に行われるべきである。
【0022】
このマッサージは、約10分行われるべきである。この時間をかけることは、胸の組織を感知するために重要である。
【0023】
小葉が成長し始めるまでの最初の時々に、この訓練によって、何らかのしこり又は違和感を感じさせることもある。このような場合には、この訓練を直ちに中止して、医者の診察を受けるべきである。
【0024】
一旦この訓練が完了したら、パンを作るためにパン生地をこねるように、右手で左胸をもみほぐし始める。再度、胸組織に位置する全ての小葉に接触するように特に注意する。乳首に向かうように、そして、乳首から離れるように、胸をもんでこするべきである。このマッサージは、痛みを与えるべきではなく、もし痛みが感じられる場合には、中止して後で行うべきである。後になっても痛みが感じられる場合には、中止して医者の診察を受けるべきである。このマッサージは、5分から10分の間で行うべきである。
【0025】
このマッサージを行っているときに、乳首に優しくタッチしてこすることも重要である。最初の時々は、おそらく敏感になっているが、時間の経過につれて感度は弱まるようになる。この場合も同様に、痛みを与えるべきではない。もし痛みが感じられる場合には、中止して医者の診察を受けるべきである。数週間後、この処理を継続することで、胸が大きくなるにつれて乳首及び小葉も大きくなるであろう。
【0026】
そして、同様の訓練を右胸にも行う。日数が経つにつれて、このマッサージに対する胸及び乳首の感度がより小さくなる。胸が徐々に張ってくることが感じられるであろう。マッサージをするときに、最初の訓練のときに指先で小さい円を描くようにして、胸をもみほぐすときに、胸組織を介して皮膚の下の小葉を感じるようになる。この時点で、母乳を生成できるように胸が変化し始めていることがわかる。
【0027】
第2週において、乳首の揉み込み、触ってこする処理をそれぞれ終えた後に、乳輪及び乳首への、大きい円で胸を優しくマッサージをし始める。鎖骨の約2インチ下から始めて、乳輪に向けて下に大きい円の動きでマッサージする。そして、腕及び胸が合わさる位置に手を動かして、乳輪に向けて円の動きを行う。胸が脇の下に当たる位置に手を動かして、乳輪に向けて円の動きを行う。母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように、胸の外側の部位から乳輪に向けて約2分から5分の間、胸全体の周りでこの動きを継続すべきである。乳輪の後は、母乳が流れ出るポケットである。
【0028】
親指と指とを約3/2から2インチ離れるように拡げて、親指と指を乳輪の外側に優しく置き、これらの指を胸(乳房)の上で胸部に向けて押す。乳首の外に母乳を絞り出すように、乳首に向けて指をゆっくりと絞り始める。乳首自体を絞ってはならない。痛みがあるし、何も得られないからである。
【0029】
この処理を行って最初の数回は、何も出てこないであろう。2週目の終わり又は3週目の初めまでに、乳首の外側の乳輪を絞るときに、糊状の放出物に気づくであろう。このことは予想しうる。何故なら、これは単に通路のクリーニングだからである。しかしながら、乳首からの出血はないであろう。乳首には多くの通路があるので、この放出物は何度も見られるであろう。
【0030】
この少量の放出物が終了したら、初乳である液滴又は2つの清浄な液体に気づき始めるであろう。次の数日間で、より多くのこの清浄な液体が、絞られたときに胸から出てくるのに気づくであろう。1週間程度で、液体は、霞んだ白色に変わり始める。後に母乳の生成量が増加するにつれて、母乳は白くなっていくであろう。
【0031】
母乳の生成が活発になった後、マッサージを継続してそれぞれの胸から母乳を抽出するか、数日毎に母乳の生成を刺激するために単に継続するか、選択肢がある。身体にルーチンを取り入れたら、選択されたルーチン毎に母乳が充填されるであろう。
【0032】
各人は異なっているため、各人の状態をモニタリングすることが重要である。覚えておくべき事実は、ルーチンに基づいて母乳を抽出することを止めれば、胸は徐々に母乳の生成を止めていくということである。これを行わないと決めた場合、完全に止めてしまってもよいし、一旦止めた後で再開してもよい。特別の日の前の数週間は胸のサイズを大きくした後で、止めることを選ぶこともできる。
【0033】
上述した方法からいくつかの二次的な効果が付随してもたらされうるが、通常から逸脱するものではない。これらの効果には、訓練/マッサージによる胸及び/又は乳首の柔らかさ又は敏感さ、胸の成長開始による胸及び/又は乳輪の柔らかさ又は敏感さ、訓練による筋肉痛、略5ポンドから10ポンドの重量増大、処理の進行に伴う胸からの母乳の若干の欠乏、が含まれうる。
【0034】
上述した方法に対して、提供されたプログラムに可能な限り適合させることによって、最適な結果が得られ、そして、任意の発生事象は、参加者個々で異なるであろうことが理解されるべきである。
【0035】
本発明の方法を用いた実験の結果、処理を停止した場合、一旦処理を再開すれば、結果はより速く現れることが、記録されている。胸囲の測定によって、胸部の全体に亘って連続的にサイズが増大しているということも示されている。
【0036】
さらに、パートナーが存在してこれらのマッサージ段階を行う場合、パートナーがこの方法を行うためにより良好に胸の全領域に亘って接触できることから、この方法はより速く効くことは、明らかであろう。
【0037】
期間に関しては、胸組織の蘇生の変化は第一週で発生し、続いて10日目程度までにサイズの微増がある。そして、第2及び第3週の間で、安定期に達し、その後、継続的に増大する。
【0038】
最終的には、永続的な二次的な効果が、この試験の間又はその後に、観察されなかった。
【0039】
本発明における他の実施の形態及び用法は、明細書の考慮及び本明細書に開示された発明の実践から、当業者にとって明らかであろう。明細書及び実施例は、例示的なものであって、本発明の範囲を限定するものではないことが理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の胸を大きくするために提供される操作方法であって、
乳腺小葉を指先で刺激する段階と、
胸をもみほぐす段階と、
胸の乳首を触ってこする段階と、
母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように胸をマッサージする段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記乳腺小葉を刺激する段階は、胸の領域を繰り返し操作する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記胸をもみほぐす段階は、前記乳首に向かうようにそして離れるように動かす段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マッサージする段階は、前記胸の外側の部位から前記乳輪及び乳首の領域に向かう大きい円で行う、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記繰り返しの操作は、約20秒毎に施す、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記繰り返しの操作は、約50の接触点に施す、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法のもみほぐす段階は、5分から10分の間続けて行う、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
人の胸を大きくするために提供される操作方法であって、
乳腺小葉を指先で20秒毎に繰り返し刺激する段階と、
約50の接触点に亘って胸の領域を操作する段階と、
一方の胸毎に5分から10分の間、前記乳首に向かうようにそして離れるような動きで、胸をもみほぐす段階と、
胸の乳首を触ってこする段階と、
母乳の流れを胸の乳輪及び乳首の領域に向けるように、前記胸の外側の部位から前記乳輪及び乳首の領域に向かう大きい円となるように、前記胸をマッサージする段階と、を含む、方法。

【公表番号】特表2007−530102(P2007−530102A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504221(P2007−504221)
【出願日】平成17年3月14日(2005.3.14)
【国際出願番号】PCT/CA2005/000376
【国際公開番号】WO2005/089693
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(506320853)
【Fターム(参考)】