説明

脱着式ズボンハンガー

【課題】ズボンを洋服ハンガーの三角形状の中をくぐらせる等の煩わしさがなく、ズボンの掛け外しが容易で、永く掛けておいても折癖が付かず、ずり落ちない、洋服ハンガー等のズボン吊りバーに引っ掛けて使用するズボン掛け専用の完全独立型脱着式ズボンハンガーを提供する。
【解決手段】ハンガー本体1の外周に、ズボンのずり落ちを防止するための滑り止め2を巻き、両端部3に洋服ハンガー等のズボン吊りバーに引っ掛けて使用するためのハンガー脱着用フック4を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、何れのハンガーにも容易に脱着して使用することができる脱着式ズボンハンガーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ズボンをハンガーに吊下げる場合は、ズボンを2つ折りにして、当該ハンガー下部に設けられたズボン吊りバーに掛けていた。
また、磁石の吸着力やクリップで裾を挟んで直線状に吊すズボンハンガーが提案されている。(例えば、特許文献1、2参照)
【特許文献1】特許公開平8−168434号広報
【特許文献2】特許公開平2002−238728号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのためにつぎのような問題点があった。
ズボンを二つ折りにして吊るす場合は、ズボンを洋服ハンガーの三角形状の中をくぐらせる等の煩わしい手間を要し、整えた形で吊り下げることが容易でなく、その上ずれ落ちたり、永く掛けていると折皺が付く等の難点がある。
また、上述したズボンを挟んで吊り下げるハンガーは、ズボンのずれ落ちは確実に防止できるものの、予めズボンをきちん整える必要があるなど、面倒で手間が掛かかる。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである
【課題を解決するための手段】
【0004】
ハンガーの本体(1)に滑り止め(2)を巻き、両端部(3)にフック(4)を設ける。
本発明は、以上のような構成よりなる脱着式ズボンハンガーである。
【発明の効果】
【0005】
ズボンを吊るす時は、本体を手に持って滑り止めの施されている部分に、予めズボンを二つ折りにして掛け、そのまま本体ごとフックで洋服ハンガーのズボン吊りバーに引っ掛けて吊るすことが出来るので、従来の三角形状のハンガーの中にズボンをくぐらせる煩わしさがなくなる。
また、脱着は何れのハンガーにも自在に行えるので、これまで面倒だった上着をかけた後、その内側にズボンをかけることも容易である。
なお、本体には滑り止めが巻かれており、二つ折りにして掛けてもずり落ちたり、滑り落ちる事はない。
更に、本体は管状の部材で、表面は滑らかな曲線のため、永く掛けておいても折皺が付くことはない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の拡大側面図
【図3】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明の実施形態について説明する。
本体(1)の外周にズボンのずり落ちを防止するための滑り止め(2)を巻き、両端部(3)にハンガー脱着用フック(4)を設ける。
本発明は、以上のような構成で、これを使用する時は、本体1を手に持って予めズボンを二つ折りにして滑り止め部に掛け、其の儘両フックで洋服ハンガー等のズボン吊りバーに引っ掛けて使用する。本ハンガーは、ズボン掛け専用の完全独立型のため、他の何れのハンガーにも容易に脱着して使用することができる。
【符号の説明】
【0008】
1 ハンガー本体
2 滑り止め
3 本体の端部
4 フック
5 ハンガー
6 ズボン吊りバー
7 ズボン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンガー本体(1)に滑り止め(2)を巻き、両端部(3)にフック(4)を設けた脱着式ズボンハンガー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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