説明

脱穀機

【課題】上部枠体の開閉動作をアクチュエータによる完全自動により容易にかつ確実に操作できるものでありながら、上部枠体が重量物であった場合にも、上部枠体が閉じる際の衝撃を和らげることのできる脱穀機を提供する。
【解決手段】扱室12の上方を覆うように配置される上部枠体25が、支軸26を支点としてアクチュエータ34の駆動により開閉自在に構成されている。ガススプリング28は、上部枠体25と、選別室17を構成するフレームとに連結され、該上部枠体25の全閉位置で最縮み位置となるように、上部枠体25を全開位置に向けて付勢している。上部枠体25は、閉じ操作が行われる際に該上部枠体25が全閉位置に近づくにつれてガススプリング28の付勢力が大きくなり、該全閉位置となる手前で該上部枠体25の閉じ速度が減速される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばコンバインなどに搭載される脱穀機に係り、詳しくは扱室の上部枠体をアクチュエータの駆動により開閉自在とした脱穀機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバインには、少なくとも扱室の上方を覆う上部枠体が、その一側部に沿う回動支点軸を支点として開閉自在に構成された脱穀装置(脱穀機ともいう)を備えたものがある。該脱穀装置では、上部枠体をアクチュエータの動力で開閉させる駆動機構を備え、上部枠体の開閉を略々自動的に行うことができるため、たとえ大型機種であっても、上部枠体を容易に開閉させることが可能となる。
【0003】
また、このような脱穀装置には、駆動機構が全閉駆動位置にあっても、上部枠体の僅かな開閉動作を許容するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
このものは、上部枠体が全閉状態の際にロック解除操作をすると、ガススプリングの付勢力により上部枠体は所定量上昇し、駆動機構による開き動作が可能となるよう構成されている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−102593号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示される脱穀装置では、上部枠体の閉じ操作をする際に該上部枠体が完全に閉じられず、手動により全閉位置へ移動させロック操作をする必要があった。また、上部枠体が重量物であった場合には、上部枠体の閉じる際に衝撃を伴う虞があった。
【0007】
そこで、本発明は上部枠体の開閉動作をアクチュエータによる完全自動により容易にかつ確実に操作できるものでありながら、上部枠体が重量物であった場合にも、上部枠体が閉じる際の衝撃を和らげることのできる脱穀機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図6参照)、穀稈から穀粒を扱き取る扱胴(11)を有する扱室(12)と、該扱室(12)の下方に配置され、穀粒と夾雑物とを分離する選別装置を有する選別室(17)と、を備え、
前記扱室(12)の上部枠体(25)を支軸(26)により開放自在に構成すると共に、該上部枠体(25)をアクチュエータ(34)により開放駆動してなる、脱穀機(3)において、
前記アクチュエータ(34)は、前記上部枠体(25)を全閉位置と全開位置との間に亘って駆動してなり、
前記アクチュエータ(34)により、前記上部枠体(25)を全閉位置に向って駆動する際、該全閉位置となる手前で閉じ速度を減速させる減速手段(28)を備える、
ことを特徴とする脱穀機(3)にある。
【0009】
請求項2に係る本発明は(例えば図1乃至図6参照)、前記減速手段(28)は、前記上部枠体(25)を全開位置に向けて付勢するガススプリング(28)である、
請求項1記載の脱穀機(3)にある。
【0010】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る本発明によると、上部枠体は、アクチュエータによりその全閉位置と全開位置とに亘って駆動されるので、上部枠体が重量物でありかつ操作のし難い位置にあっても、アクチュエータによる完全自動により容易にかつ確実に操作できるものでありながら、上部枠体の全閉位置の手前で減速手段により閉じ速度が減速されるので、上部枠体が閉じる際の衝撃を和らげることができる。
【0012】
請求項2に係る本発明によると、上部枠体を全開位置に向けて付勢するガススプリングを設けたので、上部枠体の重量をガススプリングにてバランスして、全閉位置と全開位置とに亘って駆動するものでありながら、アクチュエータの小型化が可能となり、かつ上部枠体が全閉位置に近づくに従ってガススプリングの付勢力が大きくなり、上部枠体の全閉位置の手前で最大となってアクチュエータによる閉じ速度を減速することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明に関する実施の形態を図1乃至図6に沿って説明する。
【0014】
図1に示すように、コンバイン(収穫機)1は、進行方向左右のクローラ走行装置10に支持された走行機体Aに、茎稈を刈り取る前処理部2と、刈り取った茎稈を脱穀し、脱穀された穀粒を選別する脱穀機3と、選別された穀粒を貯留するグレンタンク4と、グレンタンク4内の穀粒を機外へ搬出するオーガ5と、脱穀済みの排稈を機外後端部まで搬送する排藁搬送部6と排藁を後処理する後処理部7と、運転席8などが設けられる運転部9とを備えて構成される。
【0015】
脱穀機3は、図2に示すように、扱胴11と該扱胴11に沿うように配置された受網(図示せず)とを内装する扱室12と、処理胴13を内装する処理室14と、扱室12に沿って茎稈を搬送する脱穀フィードチェーン15と、脱穀フィードチェーン15の上側に沿って配置される挟持レール16と、脱穀された穀粒を選別する送風ファン65(図5参照)などの選別装置を備えた選別室17と、選別された穀粒をグレンタンク4へ揚上搬送する揚穀筒18とを備えて構成され、機体の左側に搭載されている。揚穀筒18は、脱穀機3の機体中心側の側面に沿って立設され、脱穀機3の右側に搭載されるグレンタンク4に選別済みの穀粒を搬送する。
【0016】
グレンタンク4の底部には、螺旋搬送体(図示せず)が内装されており、その駆動によってタンク内の穀粒がオーガ5に送り出されるようになっている。本実施の形態のグレンタンク4は、オーガ5の縦パイプ5aを支点として機体外側方へ退避回動させると、機体上のタンク搭載位置が広く開放され、機体中央部のメンテナンスを行うことが可能になる。
【0017】
オーガ5は、グレンタンク4に連結される縦パイプ5aと、縦パイプ5aの上端部に旋回及び昇降自在に連結される横パイプ5bとを備えて構成されている。これらのパイプ5a,5bには、螺旋搬送体(図示せず)が内装され、その駆動によって横パイプ5bの先端排出口5cまで穀粒が搬送される。非搬出作業時においては、横パイプ5bが機体上部に沿って収納される。機体上部の略々中央位置には、収納される横パイプ5bを支持するために、Y字状に形成されたオーガ受け38が立設されている。
【0018】
排藁搬送部6は、脱穀フィードチェーン15の終端部で排藁を受け取り、これを上下に対設される排藁搬送チェーン20と排藁レール(図示せず)との間で挟持しながら、後処理部7まで搬送するように構成されている。なお、21は排藁搬送部6の上方を覆う開閉自在な排藁カバーである。
【0019】
運転部9は、キャビン22で覆われ、キャビン22の内部空間に運転席8や各種の操作スイッチが配置されている。
【0020】
次に、本発明が特徴とする構成について説明する。図2に示すように、上部枠体25は、扱室12の上方を覆うように配置され、走行機体Aの中心側の側部に沿う回動支点軸(支軸)26を支点として開閉自在に構成されており、扱室12内の清掃、点検などに際して開き操作される。回動支点軸26は、扱室12の機体中心側の側面上端部に前後方向を向いて固設され、複数の回動アーム27を介して上部枠体25を上下回動自在に支持している。また、上部枠体25と脱穀機本体側との間には、ガススプリング28が介設されている。なお、本実施形態の上部枠体25は、扱胴11及び挟持レール16を支持すると共に、排藁搬送チェーン20及び排藁カバー21に連結されているため、昇降する上部枠体25はかなりの重量物となっている。
【0021】
脱穀機3は、図4及び図5に示すように、グレンタンク4側において、扱室12部分が扱室側方カバー(扱室奥側カバー体)66に覆われており、選別室17部分では選別側板67により覆われている。該選別側板67には送風ファン65に空気を送るための孔が設けられている。
【0022】
扱室側方カバー66は、その一部分の中央側が扱室12側に凹んだ凹形状に形成された凹部69を有しており、該凹部69には、詳しくは後述するアクチュエータ34が配置される。これにより、脱穀機3は、該脱穀機3よりグレンタンク4側へ略々突出することなくアクチュエータ34を配置することができる。また、処理室14と干渉することなくアクチュエータ34を配置することが可能になる。さらに、選別室17と干渉することなくアクチュエータ34を配置することが可能になる。
【0023】
上部枠体25には、該上部枠体25の開放動作をロックするための開放ロック機構29が設けられている。該開放ロック機構29は、脱穀機本体側のロックピン30に係脱する回動自在なフック31と、上部枠体25の先端部側(機体外側部)に設けられる上下回動自在なロック解除レバー32と、該ロック解除レバー32とフック31とを連繋させるリンク33a,33bとを備えて構成されている。つまり、上部枠体25が全閉状態のとき、フック31は、一端をリンク33bに連結され、他端をフック31に連結されたスプリング36によって図中左回り方向、即ち、ロックピン30へ係合する方向へ付勢されているので、上部枠体25の開放がロックされている。この状態で、ロック解除レバー32を上方へ回動操作すると、それに連動してフック31がスプリング36の付勢力に抗して図中右方向へ回転することにより、ロックピン30とフック31の係合を解除し、上部枠体25の開き操作が許容される。また、開放した上部枠体25が全閉されたときは、フック31がロックピン30に自動的に係合し、上部枠体25の開放がロックされる。
【0024】
また、図4に示すように、ロック解除レバー32は、L字状のガイド溝63により上方へ回動操作(ロックを解除)した状態を保持できる構成となっており、上部枠体25の開閉を、詳しくは後述するアクチュエータ34により容易に行えるものでありながら、上部枠体25のロック及びロック解除を手動により確実に行うことが可能になる。
【0025】
ガススプリング28は、開放ロック機構29のフック31の回動支点に連結しているシリンダチューブと、選別室17を構成するフレームに連結しているシリンダロッドと、このシリンダロッドをシリンダチューブから突出する側に付勢することによってガススプリング28を伸長側に付勢するようにシリンダチューブに充填してあるガスとを備えており、上部枠体25を全開位置に向けて付勢している。また、ガススプリング28は、図2に示すように、上部枠体25の全閉位置で最縮み位置となり、このとき付勢力は最大となる。つまり、上部枠体25は、閉じ操作が行われる際に該上部枠体25が全閉位置に近づくにつれてガススプリング28の付勢力が大きくなり、該上部枠体25の閉じ速度が徐々に減速される。これにより、上部枠体25の閉じ操作時における全閉位置になる際の衝撃をやわらげることが可能となる。
【0026】
アクチュエータ34は、図2に示すように、脱穀機3のグレンタンク4側で、上述した扱室側方カバー66の凹部69に略々垂直方向に伸縮するように配置され、シリンダチューブ35a及びシリンダロッド35bからなる油圧シリンダ35と、該シリンダチューブ35aに連結されて支持され、不図示の油圧ポンプ、電動モータ、及びリリーフ弁等を備えている油圧ユニット36と、によって構成されている。また、該アクチュエータ34は、上部では該シリンダロッド35bと駆動アーム23とがボルト61により回動可能に連結され、下部ではシリンダチューブ35aと選別室17を構成する枠体に固設されたブラケット(固定部材)24とがボルト62により回動可能に連結されている。従って、簡素な支持構成でありながらアクチュエータ34を強固に支持することが可能になると共に、アクチュエータ34が故障した場合には、ボルト61を外してシリンダロッド35bと駆動アーム23とを分離することにより、またはボルト62を外してシリンダチューブ35aとブラケット24とを分離することにより、上部枠体25を手動で開放動作することが可能になる。
【0027】
また、アクチュエータ34のシリンダロッド35bと駆動アーム23とは、上部枠体25の全閉位置において略々90度の角度をなして連結されており、作用効率の良い状態となり、藁屑などが付着して上部枠体25が閉まりにくくなった場合でも、効率よくアクチュエータ34の駆動力を伝達し、確実に該上部枠体25を閉じることが可能になる。
【0028】
さらに、アクチュエータ34は、収縮側のストロークエンドで上部枠体25の全開位置とし、伸長側ではストロークエンドの手前で全閉位置となるように構成されており、アクチュエータ34のリリーフ圧はガススプリング28の付勢力に打ち勝って上部枠体25を全閉位置とすることができる圧力に設定されている。これにより、アクチュエータ34は上部枠体25を確実に閉じることが可能になる。
【0029】
また、アクチュエータ34では、例えば上部枠体25が全開位置にある状態において、詳しくは後述する上昇スイッチ47を操作するなどした場合、油圧シリンダ35へ供給する油圧が上昇し、該油圧が所定の油圧まで上昇するとリリーフ弁が作動することで不図示の電動モータにかかる負荷が変化し、該電動モータに流れる電流が変化する。この電流の変化を検出することにより、シリンダロッド35bがこれ以上収縮できない状態を判断すると、アクチュエータ34の作動を停止すると共に、例えばブザーなどの警報手段により操作者にアクチュエータ34の停止を知らせることができる構成となっている。
【0030】
同様に上部枠体25が全閉位置にある状態において、後述する下降スイッチ48を操作した場合や、例えば上部枠体25と扱室12との間に異物が挟まるなどして開閉動作が停滞してしまう場合、つまりシリンダロッド35bがこれ以上伸長(収縮)できない状態を判断した場合にも、アクチュエータ34の作動を停止すると共に、例えばブザーなどの警報手段により操作者にアクチュエータ34の停止を知らせることができる構成となっている。これにより、アクチュエータ34を保護でき、上部枠体25の位置検出を行うスイッチなどを設けることなく該上部枠体25が全開(全閉)位置まで移動したことや該上部枠体25の動作中に異物などが挟まってしまったことを警報により操作者に知らせることが可能になる。
【0031】
図1に示すように、脱穀機3の機体左側部には、茎稈を搬送する脱穀フィードチェーン15が取り付けられ、フィードチェーンカバー46が、脱穀フィードチェーン15を覆って、走行機体Aのフレームに着脱自在に取り付けてある。該フィードチェーンカバー46には、上部枠体25の昇降操作を行うための貫通孔46aが形成され、貫通孔46aを覆って、スイッチカバー50が開閉可能に取り付けられている。
【0032】
図6(a)に示すように、貫通孔46aを覆うスイッチカバー50は、フィードチェーンカバー46にヒンジ49を介して回動自在に取り付けられ、スイッチカバー50の内側に上昇スイッチ47及び下降スイッチ48が配置されている。上昇スイッチ47及び下降スイッチ48は、脱穀機3の機体側フレーム43に固定されたスイッチ固定用フレーム45に取り付けてある。
【0033】
また、図6(b)に示すように、スイッチカバー50には、カバー閉じ固定用マグネット51が埋め込まれており、カバー閉じ固定用マグネット51は、フィードチェーンカバー46に磁気吸着して、貫通孔46aを覆った状態にスイッチカバー50を保持する。
【0034】
従って、図6(c)に示すように、上昇スイッチ47及び下降スイッチ48を操作する際には、一方の手でスイッチカバー50を開き、この状態を維持しつつ、他方の手で貫通孔46aを通じてスイッチ操作を行うことになる。
【0035】
以上のように本発明に係る収穫機1によると、上部枠体25は、アクチュエータ34によりその全閉位置と全開位置とに亘って駆動されるので、上部枠体25が重量物でありかつ操作のし難い位置にあっても、アクチュエータ34による完全自動により容易にかつ確実に操作できるものでありながら、上部枠体25の全閉位置の手前で減速手段により閉じ速度が減速されるので、上部枠体25が閉じる際の衝撃を和らげることができる。
【0036】
また、上部枠体25を全開位置に向けて付勢するガススプリング28を設けたので、上部枠体25の重量をガススプリング28にてバランスして、全閉位置と全開位置とに亘って駆動するものでありながら、アクチュエータ34の小型化が可能となり、かつ上部枠体25が全閉位置に近づくに従ってガススプリング28の付勢力が大きくなり、上部枠体25の全閉位置の手前で最大となってアクチュエータ34による閉じ速度を減速することができる。
【0037】
なお、本実施の形態では減速手段をガススプリング28を用いて説明したが、例えばコイルスプリングなどであってもよく、これに限らず、上部枠体が全閉位置の手前で閉じ速度を減速し得る減速手段であればどのようなものであっても構わない。
【0038】
また、本実施の形態では扱室12の上部枠体25は扱胴11と一体に形成されている構成で説明をしたが、上部枠体が扱胴とは一体に形成されていない場合であってもよく、このような構成のものに限定されないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】収穫機の側面図。
【図2】上部枠体の全閉状態を示す脱穀機とグレンタンクの一部との要部正面図。
【図3】上部枠体の全開状態を示す脱穀機とグレンタンクの一部との要部正面図。
【図4】脱穀機とグレンタンクの一部とを示す上方視図。
【図5】脱穀機を示す斜視図。
【図6】上昇スイッチ及び下降スイッチの配置と操作の説明図。
【符号の説明】
【0040】
3 脱穀機
11 扱胴
12 扱室
17 選別室
25 上部枠体
26 支軸
28 ガススプリング
34 アクチュエータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
穀稈から穀粒を扱き取る扱胴を有する扱室と、該扱室の下方に配置され、穀粒と夾雑物とを分離する選別装置を有する選別室と、を備え、
前記扱室の上部枠体を支軸により開放自在に構成すると共に、該上部枠体をアクチュエータにより開放駆動してなる、脱穀機において、
前記アクチュエータは、前記上部枠体を全閉位置と全開位置との間に亘って駆動してなり、
前記アクチュエータにより、前記上部枠体を全閉位置に向って駆動する際、該全閉位置となる手前で閉じ速度を減速させる減速手段を備える、
ことを特徴とする脱穀機。
【請求項2】
前記減速手段は、前記上部枠体を全開位置に向けて付勢するガススプリングである、
請求項1記載の脱穀機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−222081(P2007−222081A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−47505(P2006−47505)
【出願日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】