自動取引装置の画面表示方法
【目的】 弱視者が画面へ近づいて操作キーへ接触することによる誤操作を防止し、弱視者にとっても操作性の優れた装置を提供することを目的とする。
【構成】 顧客の操作誘導文字を画面表示するCRTディスプレイ6と、顧客が操作を行うタッチセンサ7とを有し、該タッチセンサ7における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置20の、前記CRTディスプレイ6の表示装置の画面表示方法において、CRTディスプレイ6における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置20はこのトリガを得ると、前記CRTディスプレイ6に表示する操作誘導文字を拡大表示する。
【構成】 顧客の操作誘導文字を画面表示するCRTディスプレイ6と、顧客が操作を行うタッチセンサ7とを有し、該タッチセンサ7における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置20の、前記CRTディスプレイ6の表示装置の画面表示方法において、CRTディスプレイ6における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置20はこのトリガを得ると、前記CRTディスプレイ6に表示する操作誘導文字を拡大表示する。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力装置における顧客の操作により、取引を行う自動取引装置の、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置の画面表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来例を適用した自動取引装置の内部構成を示すブロック図、図13は同装置の外観斜視図である。図13において、1は顧客に操作方法等を視覚で知らせたり、暗証番号等のキー入力を行わせる為のタッチセンサ付CRTディスプレイである。2は紙幣の投入・返却口であり、紙幣の入出金機につながっている。
【0003】3はカードリーダプリンタにつながっている磁気カードの挿入口、4は通帳記帳機につながっている通帳挿入口である。図12において、自動取引装置5の内部は、顧客の操作,誘導や案内を画面に表示したり、顧客が押すキー等を表示するCRTディスプレイ6と、CRTディスプレイ6に表示されているキーに対して、顧客がどのキーを押したかを検知するタッチセンサ7と、通帳の記帳を行う通帳記帳機8と、カードの磁気ストライプの読み出し,書き込み及び取引明細票の印字を行うカードリーダプリンタ9と、紙幣の入出金機10と、これらの動作制御を行う中央処理装置(以下CPUという)11等から構成されている。
【0004】以上の構成の従来の自動取引装置においては、主に晴眼者を対象として設定した文字の大きさにより操作・誘導の指示をタッチセンサ付CRTディスプレイ1に表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術によれば、顧客に対する操作,誘導画面は大多数である晴眼者を対象とした通常の文字の大きさで表示されている。視覚に障害を有する人のうち、全盲者が操作誘導画面の文字を読むことは不可能であるが、弱視者や視力の低下した老人等においては、タッチセンサ付CRTディスプレイに顔を近づければ、おぼろげながら通常の文字を認識できたが、このとき、画面に近づき過ぎた為に画面上に表示されている操作キーに触れてしまうことによる誤操作が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑み、弱視者に、弱視のハンディーを考慮した操作誘導画面を提供する方法を得て、弱視者が画面へ近づいて操作キーへ接触することによる誤操作を防止し、弱視者にとっても操作性の優れた装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、弱視者または希望する顧客に対して、操作誘導文字を拡大するようにする。すなわち、本発明は、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成により、本発明は、例えば、顧客の入力を拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、取引操作時に、顧客が任意で入力装置より操作誘導文字の拡大表示を指示すると、自動取引装置は表示装置において、表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0009】または、予め磁気カードや通帳等の磁気ストライプ上に弱視者情報を記録しておき、この情報を得ることを拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引時にこれら磁気ストライプより前記情報を得て、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。または、顧客の入力時間の一定時間以上の遅延を拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引操作時に、タイマ等で顧客の入力装置への操作時間を監視し、著しく操作時間がかかる取引においては、これを検知することにより、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0010】または、予めホストコンピュータが有する顧客の個人情報に弱視者情報を加えておき、この情報を得ることを拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引時にこの情報を検索したホストコンピュータからの指示により、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0011】
【実施例】以下図面に従って実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図である。図において、20は自動取引装置であり、外観は図15で示したものと同一である。6は顧客の操作,誘導や案内を画面に表示したり、顧客が押すキー等を表示するCRTディスプレイ、7は該CRTディスプレイ6に表示されているキーに対して顧客がどのキーを押したかを検知するタッチセンサであり、これらでタッチセンサ付CRTディスプレイ1を構成する。8は通帳の記帳を行う通帳記帳機、9はカードの磁気ストライプの読み出し,書き込み及び取引明細票の印字を行うカードリーダプリンタ、10は紙幣の入出金機、21はこれらの動作制御を行う中央処理装置(以下CPUという)である。
【0012】ここで、本実施例においては、前記CRTディスプレイ6の取引選択画面に拡大表示キーを設ける。22は前記CRTディスプレイ6を駆動制御するCRTディスプレイ駆動制御部であり、該CRTディスプレイ駆動制御部22はCPU21からの拡大指示に応じて通常の表示画面を、文字を拡大した拡大表示画面に変換する変換機能を具備している。23はタッチセンサ7を駆動制御するタッチセンサ駆動制御部であり、該タッチセンサ駆動制御部23もまた、CPU21からの拡大指示に応じて前記CRTディスプレイ6の拡大表示に伴うタッチセンサの有効範囲拡大を行う変換機能を具備している。
【0013】図2は以上の構成の本実施例の動作を示すフローチャートであり、カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置20に対する顧客の操作手順及びCPU21の処理手順を示す。図3〜図8は同実施例により、顧客操作誘導用のCRTディスプレイ6への表示内容を示す平面図であり、図3は取引選択画面、図4はカード挿入指示画面、図5は暗証入力指示画面、図6は処理中画面、図7はカード・明細票受取り指示画面、図8は取引終了表示画面であり、それぞれ(A)は通常表示、(B)は文字拡大表示を示す。
【0014】図3に示す如く、取引選択画面には拡大表示キー24が設けられている。まず、最初に顧客は自動取引装置20のCRTディスプレイ6に表示されている取引選択画面(図3(A))上の拡大表示キー24を押下することにより(SA1)、CPU21は本取引が弱視者による取引であることを認識し(SA2)、取引選択画面の拡大表示指示をCRTディスプレイ6に、拡大表示に伴うタッチセンサの有効範囲の拡大をタッチセンサ7に指示する(SA3)。このようにしてCRTディスプレイ6の拡大表示及びそれに伴うタッチセンサの有効範囲の拡大を行う。
【0015】このようにして、CRTディスプレイ6には図3(B)に示す拡大表示の取引選択画面が表示されるので、顧客はこの拡大表示の取引選択画面上の残高照会キーを押下することにより残高照会取引を選択する(SA4)。残高照会キーが押下されたことにより、磁気カードを図15で示す磁気カード挿入口3に入れるようにCRTディスプレイ6へ、カード挿入指示画面(図4(A))の拡大表示を行う(SA5)。
【0016】顧客は、CRTディスプレイ6上の指示に従い、磁気カード挿入口3へカードを挿入する(SA6)。カードが挿入されると、暗証入力指示画面の拡大表示(図5の(B))を行い、暗証番号の入力を待つ(SA7)。顧客は、CRTディスプレイ6上の拡大表示された番号キーより暗証番号を入力する(SA8)。
【0017】暗証番号入力完了後、自動取引装置11は処理中画面を拡大表示(図6の(B))し(SA9)、暗証番号の正当性チェックをホストコンピュータと通信で確認し、正当と認められると、図2に示すカードリーダプリンタ9で明細票を作成し、カードと共に、明細票を顧客に返却する(SA10)。このとき、カード・明細票受取り指示画面の拡大表示(図7(B))を行う(SA11)。
【0018】カード,明細票の受取りを確認し(SA12)、取引終了表示画面の拡大表示(図8の(B))を行い(SA13)取引を終了する。後に、通常文字での表示指示にて、ステップSA1の取引選択画面(図3の(A))へ戻る。なお、本実施例では、通常画面を変換処理して拡大表示画面を得ているが、これに限るものではなく、例えば、装置内の記憶部に予め作成した拡大表示画面を格納して、随時これを引き出して表示することとしてもよい。
【0019】図9は本発明の第2の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。なお、装置本体は上記した図1を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。
【0020】顧客は、自動取引装置のCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態(SB1)で、顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SB2)、挿入されたカードの磁気ストライプを読み取る(SB3)。磁気ストライプ上に弱視者であることを示す情報があるかを判断し(SB4)、弱視者であった場合は、取引選択画面を拡大表示する(SB5)。弱視者でなかった場合は、通常の取引選択画面を表示する(SB6)。次に、取引選択画面より、残高照会キーが押下されるのを待つ(SB7)。顧客が残高照会キーを押下することにより、弱視者であるかを判定する(SB8)。
【0021】弱視者であった場合、暗証番号入力を促す暗証入力指示画面を拡大表示する(SB9)。弱視者でなかった場合は、通常の暗証入力指示画面を表示する(SB10)。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報を参照し、表示する画面を切り分ける。また、SB1の取引選択時においてカード挿入される前に(SB2)残高照会キーが押された時(SB11)、通常のカード挿入指示画面を表示し(SB12)、カードの挿入を待つ(SB13)。カードが挿入されると、磁気ストライプをリードし(SB14)弱視者を示す情報があるかを判定する(SB15)。弱視者でなかった場合、通常の暗証入力指示画面を表示する(SB17)。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報を参照し、表示する画面を切り分ける。
【0022】以上説明した第2の実施例によれば、弱視者は健常者と同様の操作を行うだけで、装置側が自動的に拡大表示を行うので、弱視者は拡大表示を指定する操作をも行う必要がなくなる。図10は本発明の第3の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。
【0023】各機構は上記した第1図を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。顧客は自動取引装置20のCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態(SC1)で顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SC2)、挿入されたカードの磁気ストライプを読み取る(SC3)。続いて図示せぬ監視タイマーをスタートさせる(SC4)。
【0024】自動取引装置20は、残高照会キーが押されるのを待ち(SC5)、押されないと監視タイマーのタイムアウトかを判定する(SC6)。監視タイマーがタイムアウトでなかった時は、残高照会キーの押下判断に戻り、監視タイマーがタイムアウトであったときは、自動取引装置20は顧客が弱視者と判断し、取引選択画面を拡大表示する(SC7)とともに、監視タイマーを止め(SC8)、弱視者が操作していることを示す弱視者情報を設定し(SC9)、残高照会キーの押下待ちへ戻る。残高照会キーが押されると、次に表示する暗証入力画面を拡大表示するかを判定する(SC10)。弱視者指示であった場合、暗証入力指示画面を拡大表示し(SC17)暗証入力を待つ。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報の参照、顧客の操作時間の監視を行い、弱視者情報有り、もしくは監視タイマーのタイムアウト有りの場合には画面を拡大表示する。
【0025】一方、弱視者指示でなかった時、監視タイマーをスタートさせる(SC11)。自動取引装置20は、暗証番号が入力されるのを待つとともに(SC12)、監視タイマーのタイムアウト判定を行う(SC13)。SC12にて監視タイマーのタイムアウトより先に暗証番号が入力されたと判定すると、図示せぬホストコンピュータとの通信へ移り、以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者情報の参照、顧客の操作時間の監視を行い、弱視者情報有り、もしくは監視タイマーのタイムアウト有りの場合には画面を拡大表示する。
【0026】暗証番号が入力されるよりも先に、監視タイマーのタイムアウトになると、暗証入力指示画面を拡大表示し(SC14)、監視タイマーを止めるとともに(SC15)、弱視者が設定していることを示す弱視者情報を設定する(SC16)。以上説明した第3の実施例によれば、カードに弱視者情報を保有しない顧客であっても、表示拡大サービスを提供することができる。
【0027】図12は本発明の第4の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。各機構は上記した第1図を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。
【0028】自動取引装置20はCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態で(SD1)、顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SD2)磁気ストライプを読み取り(SD3)、読み取ったストライプデータを図示せぬホストコンピュータへ送信する(SD4)。ホストコンピュータは、自動取引装置20より送られたストライプデータより、保有する顧客の個人情報における弱視者情報の有無を検索し、自動取引装置20へ指示を送り、自動取引装置20は指示を受け取る(SD5)。自動取引装置20は、ホストコンピュータよりの指示を判定し(SD6)、弱視者指示であった時、取引選択画面の拡大表示を行い(SD7)、弱視者指示でなかった場合は、通常の取引選択画面のままである(SD8)。次に、自動取引装置20は顧客の残高照会キーの押下を待つ(SD9)。残高照会キーの押下により先のホストコンピュータからの弱視者指示を判定し(SD10)、弱視者指示であれば暗証入力指示画面を拡大して表示し(SD11)、弱視者指示でなければ、通常の暗証入力指示画面を表示する(SD12)。以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者指示を参照し表示画面を切り分ける。
【0029】また、SD2にて、カードが挿入されず先に残高照会キーが押下された場合(SD13)、通常のカード挿入指示画面表示を行い(SD14)カードの挿入を待つ(SD15)。顧客がカードを挿入すると、磁気ストライプを読み取り(SD16)、読み取ったストライプデータをホストコンピュータへ送信する(SD17)。
【0030】ホストコンピュータは、顧客の個人情報を持ち、自動取引装置20より送られたストライプデータより弱視者であるかを検索し、自動取引装置20へ指示を送り、自動取引装置20は指示を受け取る(SD18)。自動取引装置20は、ホストコンピュータよりの指示を判定し(SD19)、弱視者指示であった時、暗証入力指示画面の拡大表示を行い(SD20)、弱視者指示でなかった場合は、通常の暗証入力指示画面を表示する(SD21)。以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者指示を参照し表示画面を切り分ける。
【0031】以上説明した第4の実施例によれば、第2の実施例同様に弱視者は健常者と同様の操作を行うだけで、装置側が自動的に拡大表示を行うので、弱視者は拡大表示を指定する操作をも行う必要がなくなる。また、第4の実施例によれば、カードや通帳を再発行する等の手順を踏まなくとも、弱視者情報に係わる追加補正が自在となる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれば、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示するので、弱視者または希望する顧客に対して、操作誘導画面を拡大することができる。
【0033】これにより、弱視者に、弱視のハンディーを考慮した操作誘導画面を提供することが可能になり、弱視者が画面読み取りの為に操作キーへの接触するほど画面へ近づく必要が無くなり、従って操作キーへの不要な接触による誤操作は防止され、弱視者にとっても操作性の優れた装置を提供するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の取引選択画面を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上のカード挿入指示画面を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の暗証入力指示画面を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の処理中画面を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上のカード・明細票受取り指示画面を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の取引終了表示画面を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例のフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例のフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施例のフローチャートである。
【図12】従来例のブロック図である。
【図13】従来例の外観斜視図である。
【符号の説明】
6 CRTディスプレイ
7 タッチセンサ
20 自動取引装置
21 CPU
22 CRTディスプレイ駆動制御部
23 タッチセンサ駆動制御部
24 拡大表示キー
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力装置における顧客の操作により、取引を行う自動取引装置の、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置の画面表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来例を適用した自動取引装置の内部構成を示すブロック図、図13は同装置の外観斜視図である。図13において、1は顧客に操作方法等を視覚で知らせたり、暗証番号等のキー入力を行わせる為のタッチセンサ付CRTディスプレイである。2は紙幣の投入・返却口であり、紙幣の入出金機につながっている。
【0003】3はカードリーダプリンタにつながっている磁気カードの挿入口、4は通帳記帳機につながっている通帳挿入口である。図12において、自動取引装置5の内部は、顧客の操作,誘導や案内を画面に表示したり、顧客が押すキー等を表示するCRTディスプレイ6と、CRTディスプレイ6に表示されているキーに対して、顧客がどのキーを押したかを検知するタッチセンサ7と、通帳の記帳を行う通帳記帳機8と、カードの磁気ストライプの読み出し,書き込み及び取引明細票の印字を行うカードリーダプリンタ9と、紙幣の入出金機10と、これらの動作制御を行う中央処理装置(以下CPUという)11等から構成されている。
【0004】以上の構成の従来の自動取引装置においては、主に晴眼者を対象として設定した文字の大きさにより操作・誘導の指示をタッチセンサ付CRTディスプレイ1に表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術によれば、顧客に対する操作,誘導画面は大多数である晴眼者を対象とした通常の文字の大きさで表示されている。視覚に障害を有する人のうち、全盲者が操作誘導画面の文字を読むことは不可能であるが、弱視者や視力の低下した老人等においては、タッチセンサ付CRTディスプレイに顔を近づければ、おぼろげながら通常の文字を認識できたが、このとき、画面に近づき過ぎた為に画面上に表示されている操作キーに触れてしまうことによる誤操作が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑み、弱視者に、弱視のハンディーを考慮した操作誘導画面を提供する方法を得て、弱視者が画面へ近づいて操作キーへ接触することによる誤操作を防止し、弱視者にとっても操作性の優れた装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、弱視者または希望する顧客に対して、操作誘導文字を拡大するようにする。すなわち、本発明は、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成により、本発明は、例えば、顧客の入力を拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、取引操作時に、顧客が任意で入力装置より操作誘導文字の拡大表示を指示すると、自動取引装置は表示装置において、表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0009】または、予め磁気カードや通帳等の磁気ストライプ上に弱視者情報を記録しておき、この情報を得ることを拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引時にこれら磁気ストライプより前記情報を得て、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。または、顧客の入力時間の一定時間以上の遅延を拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引操作時に、タイマ等で顧客の入力装置への操作時間を監視し、著しく操作時間がかかる取引においては、これを検知することにより、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0010】または、予めホストコンピュータが有する顧客の個人情報に弱視者情報を加えておき、この情報を得ることを拡大表示への切り換えトリガに設定しておけば、自動取引装置は、取引時にこの情報を検索したホストコンピュータからの指示により、表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することができる。
【0011】
【実施例】以下図面に従って実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図である。図において、20は自動取引装置であり、外観は図15で示したものと同一である。6は顧客の操作,誘導や案内を画面に表示したり、顧客が押すキー等を表示するCRTディスプレイ、7は該CRTディスプレイ6に表示されているキーに対して顧客がどのキーを押したかを検知するタッチセンサであり、これらでタッチセンサ付CRTディスプレイ1を構成する。8は通帳の記帳を行う通帳記帳機、9はカードの磁気ストライプの読み出し,書き込み及び取引明細票の印字を行うカードリーダプリンタ、10は紙幣の入出金機、21はこれらの動作制御を行う中央処理装置(以下CPUという)である。
【0012】ここで、本実施例においては、前記CRTディスプレイ6の取引選択画面に拡大表示キーを設ける。22は前記CRTディスプレイ6を駆動制御するCRTディスプレイ駆動制御部であり、該CRTディスプレイ駆動制御部22はCPU21からの拡大指示に応じて通常の表示画面を、文字を拡大した拡大表示画面に変換する変換機能を具備している。23はタッチセンサ7を駆動制御するタッチセンサ駆動制御部であり、該タッチセンサ駆動制御部23もまた、CPU21からの拡大指示に応じて前記CRTディスプレイ6の拡大表示に伴うタッチセンサの有効範囲拡大を行う変換機能を具備している。
【0013】図2は以上の構成の本実施例の動作を示すフローチャートであり、カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置20に対する顧客の操作手順及びCPU21の処理手順を示す。図3〜図8は同実施例により、顧客操作誘導用のCRTディスプレイ6への表示内容を示す平面図であり、図3は取引選択画面、図4はカード挿入指示画面、図5は暗証入力指示画面、図6は処理中画面、図7はカード・明細票受取り指示画面、図8は取引終了表示画面であり、それぞれ(A)は通常表示、(B)は文字拡大表示を示す。
【0014】図3に示す如く、取引選択画面には拡大表示キー24が設けられている。まず、最初に顧客は自動取引装置20のCRTディスプレイ6に表示されている取引選択画面(図3(A))上の拡大表示キー24を押下することにより(SA1)、CPU21は本取引が弱視者による取引であることを認識し(SA2)、取引選択画面の拡大表示指示をCRTディスプレイ6に、拡大表示に伴うタッチセンサの有効範囲の拡大をタッチセンサ7に指示する(SA3)。このようにしてCRTディスプレイ6の拡大表示及びそれに伴うタッチセンサの有効範囲の拡大を行う。
【0015】このようにして、CRTディスプレイ6には図3(B)に示す拡大表示の取引選択画面が表示されるので、顧客はこの拡大表示の取引選択画面上の残高照会キーを押下することにより残高照会取引を選択する(SA4)。残高照会キーが押下されたことにより、磁気カードを図15で示す磁気カード挿入口3に入れるようにCRTディスプレイ6へ、カード挿入指示画面(図4(A))の拡大表示を行う(SA5)。
【0016】顧客は、CRTディスプレイ6上の指示に従い、磁気カード挿入口3へカードを挿入する(SA6)。カードが挿入されると、暗証入力指示画面の拡大表示(図5の(B))を行い、暗証番号の入力を待つ(SA7)。顧客は、CRTディスプレイ6上の拡大表示された番号キーより暗証番号を入力する(SA8)。
【0017】暗証番号入力完了後、自動取引装置11は処理中画面を拡大表示(図6の(B))し(SA9)、暗証番号の正当性チェックをホストコンピュータと通信で確認し、正当と認められると、図2に示すカードリーダプリンタ9で明細票を作成し、カードと共に、明細票を顧客に返却する(SA10)。このとき、カード・明細票受取り指示画面の拡大表示(図7(B))を行う(SA11)。
【0018】カード,明細票の受取りを確認し(SA12)、取引終了表示画面の拡大表示(図8の(B))を行い(SA13)取引を終了する。後に、通常文字での表示指示にて、ステップSA1の取引選択画面(図3の(A))へ戻る。なお、本実施例では、通常画面を変換処理して拡大表示画面を得ているが、これに限るものではなく、例えば、装置内の記憶部に予め作成した拡大表示画面を格納して、随時これを引き出して表示することとしてもよい。
【0019】図9は本発明の第2の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。なお、装置本体は上記した図1を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。
【0020】顧客は、自動取引装置のCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態(SB1)で、顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SB2)、挿入されたカードの磁気ストライプを読み取る(SB3)。磁気ストライプ上に弱視者であることを示す情報があるかを判断し(SB4)、弱視者であった場合は、取引選択画面を拡大表示する(SB5)。弱視者でなかった場合は、通常の取引選択画面を表示する(SB6)。次に、取引選択画面より、残高照会キーが押下されるのを待つ(SB7)。顧客が残高照会キーを押下することにより、弱視者であるかを判定する(SB8)。
【0021】弱視者であった場合、暗証番号入力を促す暗証入力指示画面を拡大表示する(SB9)。弱視者でなかった場合は、通常の暗証入力指示画面を表示する(SB10)。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報を参照し、表示する画面を切り分ける。また、SB1の取引選択時においてカード挿入される前に(SB2)残高照会キーが押された時(SB11)、通常のカード挿入指示画面を表示し(SB12)、カードの挿入を待つ(SB13)。カードが挿入されると、磁気ストライプをリードし(SB14)弱視者を示す情報があるかを判定する(SB15)。弱視者でなかった場合、通常の暗証入力指示画面を表示する(SB17)。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報を参照し、表示する画面を切り分ける。
【0022】以上説明した第2の実施例によれば、弱視者は健常者と同様の操作を行うだけで、装置側が自動的に拡大表示を行うので、弱視者は拡大表示を指定する操作をも行う必要がなくなる。図10は本発明の第3の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。
【0023】各機構は上記した第1図を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。顧客は自動取引装置20のCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態(SC1)で顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SC2)、挿入されたカードの磁気ストライプを読み取る(SC3)。続いて図示せぬ監視タイマーをスタートさせる(SC4)。
【0024】自動取引装置20は、残高照会キーが押されるのを待ち(SC5)、押されないと監視タイマーのタイムアウトかを判定する(SC6)。監視タイマーがタイムアウトでなかった時は、残高照会キーの押下判断に戻り、監視タイマーがタイムアウトであったときは、自動取引装置20は顧客が弱視者と判断し、取引選択画面を拡大表示する(SC7)とともに、監視タイマーを止め(SC8)、弱視者が操作していることを示す弱視者情報を設定し(SC9)、残高照会キーの押下待ちへ戻る。残高照会キーが押されると、次に表示する暗証入力画面を拡大表示するかを判定する(SC10)。弱視者指示であった場合、暗証入力指示画面を拡大表示し(SC17)暗証入力を待つ。以下、残高照会の次処理に移行するが、画面表示の度に、弱視者情報の参照、顧客の操作時間の監視を行い、弱視者情報有り、もしくは監視タイマーのタイムアウト有りの場合には画面を拡大表示する。
【0025】一方、弱視者指示でなかった時、監視タイマーをスタートさせる(SC11)。自動取引装置20は、暗証番号が入力されるのを待つとともに(SC12)、監視タイマーのタイムアウト判定を行う(SC13)。SC12にて監視タイマーのタイムアウトより先に暗証番号が入力されたと判定すると、図示せぬホストコンピュータとの通信へ移り、以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者情報の参照、顧客の操作時間の監視を行い、弱視者情報有り、もしくは監視タイマーのタイムアウト有りの場合には画面を拡大表示する。
【0026】暗証番号が入力されるよりも先に、監視タイマーのタイムアウトになると、暗証入力指示画面を拡大表示し(SC14)、監視タイマーを止めるとともに(SC15)、弱視者が設定していることを示す弱視者情報を設定する(SC16)。以上説明した第3の実施例によれば、カードに弱視者情報を保有しない顧客であっても、表示拡大サービスを提供することができる。
【0027】図12は本発明の第4の実施例を示すフローチャートであり、第1の実施例同様カード取引における残高照会の場合の動作、特に自動取引装置に対する顧客の操作手順及びCPUの処理手順を示す。各機構は上記した第1図を用いて説明した装置と同様であるため説明を省略し符号もそのまま用いて説明をする。
【0028】自動取引装置20はCRTディスプレイ6に取引選択画面を表示している状態で(SD1)、顧客が取引選択するよりも先に磁気カード挿入口3へカード挿入した場合(SD2)磁気ストライプを読み取り(SD3)、読み取ったストライプデータを図示せぬホストコンピュータへ送信する(SD4)。ホストコンピュータは、自動取引装置20より送られたストライプデータより、保有する顧客の個人情報における弱視者情報の有無を検索し、自動取引装置20へ指示を送り、自動取引装置20は指示を受け取る(SD5)。自動取引装置20は、ホストコンピュータよりの指示を判定し(SD6)、弱視者指示であった時、取引選択画面の拡大表示を行い(SD7)、弱視者指示でなかった場合は、通常の取引選択画面のままである(SD8)。次に、自動取引装置20は顧客の残高照会キーの押下を待つ(SD9)。残高照会キーの押下により先のホストコンピュータからの弱視者指示を判定し(SD10)、弱視者指示であれば暗証入力指示画面を拡大して表示し(SD11)、弱視者指示でなければ、通常の暗証入力指示画面を表示する(SD12)。以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者指示を参照し表示画面を切り分ける。
【0029】また、SD2にて、カードが挿入されず先に残高照会キーが押下された場合(SD13)、通常のカード挿入指示画面表示を行い(SD14)カードの挿入を待つ(SD15)。顧客がカードを挿入すると、磁気ストライプを読み取り(SD16)、読み取ったストライプデータをホストコンピュータへ送信する(SD17)。
【0030】ホストコンピュータは、顧客の個人情報を持ち、自動取引装置20より送られたストライプデータより弱視者であるかを検索し、自動取引装置20へ指示を送り、自動取引装置20は指示を受け取る(SD18)。自動取引装置20は、ホストコンピュータよりの指示を判定し(SD19)、弱視者指示であった時、暗証入力指示画面の拡大表示を行い(SD20)、弱視者指示でなかった場合は、通常の暗証入力指示画面を表示する(SD21)。以下残高照会の次処理に移行し、画面表示の度に、弱視者指示を参照し表示画面を切り分ける。
【0031】以上説明した第4の実施例によれば、第2の実施例同様に弱視者は健常者と同様の操作を行うだけで、装置側が自動的に拡大表示を行うので、弱視者は拡大表示を指定する操作をも行う必要がなくなる。また、第4の実施例によれば、カードや通帳を再発行する等の手順を踏まなくとも、弱視者情報に係わる追加補正が自在となる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれば、顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示するので、弱視者または希望する顧客に対して、操作誘導画面を拡大することができる。
【0033】これにより、弱視者に、弱視のハンディーを考慮した操作誘導画面を提供することが可能になり、弱視者が画面読み取りの為に操作キーへの接触するほど画面へ近づく必要が無くなり、従って操作キーへの不要な接触による誤操作は防止され、弱視者にとっても操作性の優れた装置を提供するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の取引選択画面を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上のカード挿入指示画面を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の暗証入力指示画面を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の処理中画面を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上のカード・明細票受取り指示画面を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるCRTディスプレイ上の取引終了表示画面を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例のフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例のフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施例のフローチャートである。
【図12】従来例のブロック図である。
【図13】従来例の外観斜視図である。
【符号の説明】
6 CRTディスプレイ
7 タッチセンサ
20 自動取引装置
21 CPU
22 CRTディスプレイ駆動制御部
23 タッチセンサ駆動制御部
24 拡大表示キー
【特許請求の範囲】
【請求項1】 顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することを特徴とする自動取引装置の画面表示方法。
【請求項1】 顧客の操作誘導文字を画面表示する表示装置と、顧客が操作を行う入力装置とを有し、該入力装置における顧客の操作に従って、取引を行う自動取引装置の、前記顧客の表示装置の画面表示方法において、前記表示装置における拡大表示への切り換えトリガを予め設定しておき、自動取引装置はこのトリガを得ると、前記表示装置に表示する操作誘導文字を拡大表示することを特徴とする自動取引装置の画面表示方法。
【図1】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開平6−161691
【公開日】平成6年(1994)6月10日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−318827
【出願日】平成4年(1992)11月27日
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【公開日】平成6年(1994)6月10日
【国際特許分類】
【出願日】平成4年(1992)11月27日
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
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