花束形成用具

【課題】ロッドを中心にピン付き円錐型ヘッドを上部に、下部にメッシュ盤を従えた確実なスパイラル構造を造る花束の形成用具を提供する。
【解決手段】ロッド（１）をピン付き円錐型ヘッド（２）、メッシュ盤（４）に通して台座（５）に差し込み、ゴムバンド（３）を使って結束するのを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、ロッドを中心にピン付き円錐型を上部に、下部にメッシュ盤を従えた、確実なスパイラル構造を持つ花束の形成を目的とした「花束形成用具」である。
【背景技術】
【０００２】
従来、花束作成の過程は花束の広がりを維持するための熟練を要するスパイラル構造を、制作者本人の片手の手のひらで維持しながら結束するまで握り通すのが通常である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これは次のような欠点があった。
（イ）花束の広がりを維持する理想的なスパイラル構造は片手の手のひらの中では出来ない。大きな花束になればなるほど難しい。
（ロ）制作途中、手から離し、距離をとって花束全体のバランスを観る事は出来ない。
（ハ）一度に複数の花束制作は出来ない。。
（ニ）職業病といえる腕の疲れ、腱鞘炎などは避けられない。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決しようとするための手段】
【０００４】
（１）ロッド（２）ピン付き円錐型（３）ゴムバンド（４）メッシュ盤（５）台座。
本発明は以上の構成になる花束作成器具である。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の形成器具を使うことによって手で握りながらスパイラル構造や任意の形態を作る従来の高度な技術は必要でなくなり、経験のない人でも感覚だけでロッドを意識しながら簡単に花茎を差し込み、固定させることでスパイラル構造を持った花束が出きる。また、卓上に器具を数台置くことで一人で同時に複数の花束が作成できる。そして職業病からも解放される。
【発明を実地するための最良の形態】
【０００６】
花茎の太さに対応できる柔軟性のあるメッシュ盤に花茎を差し、結束部分の交点を円錐型ヘッドのピンに当て位置決めをする。次からの花茎は交点を基点として螺旋状に差し込んで行き、終了後、交点をゴムバンドで結束し、台座から外しロッドを抜く。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の各構成部品の図である。
【図２】本発明の部品に、一本目の花茎をピン付き円錐型に位置決めした図である。
【図３】結束ゴムバンドで固定しながら複数の花茎を挿入した図である。
【図４】花束からロッド、ピン付き円錐型ヘッドを外した図である。
【図５】本発明「花束形成器具」の全体図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ロッド
２ピン付き円錐型ヘッド
３結束ゴムバンド
４メッシュ盤
５台座

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ロッド（１）を中心に円錐型のピン付きヘッド（２）、結束ゴムバンド（３）、メッシュ盤（４）、台座（５）から構成されるスタンド。

【図１】