説明

装飾靴

【課題】着脱自在に取り付けた装飾具を備える装飾靴。
【解決手段】使用者が装着したときの足首前方の少なくとも全部または一部を覆い、靴底と結合して形成されたアッパー5と、少なくとも2ヶ所以上で足首前方の該アッパー5の外側に固着され、固着された部分の間に中空状部が形成されたタグ6と、裏側に取付部を備え、該取付部を中空状部に挿入することによりタグ6に取り付けられる装飾具3とを有するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着脱自在に取り付けた装飾具を備える装飾靴に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、着脱自在に取り付けた装飾具を備える装飾靴が知られている。
【0003】
この種の装飾靴として、マジックテープ(登録商標)のシート材で足の甲を覆う外皮部分が形成され、そのシート材に別途用意されたマジックテープ(登録商標)等の係着手段を有するワッペン等の装飾片を自在に貼り付けることができるというものがあった(たとえば、特許文献1)。そして、この装飾靴を用いることにより、外部から見える外皮部分が係着性を有するシート材で形成されているので、別途用意した係着性を有する装飾片を適宜取り付けて楽しむことが可能となり、使用者の興味を増進し、かつ名札等を取り付けることにより、持ち主を表示する機能も得られるというものであった。
【0004】
また、靴、履物のアッパーに小孔があけられ、その小孔に磁石吸着部材のハトメが挿入され、装飾品の下部に磁石を設けられた装飾具がハトメ内に挿着されるというものもあった(たとえば、特許文献2)。そして、この靴、履物を用いることにより、いろいろな形式及び色の装飾具が取り付けられ取替えができるので、女性は靴、履物を新調した気分に成ることができるとともに走っても装飾具が外れ難いというものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】2001−353008号公報
【特許文献2】2011−125647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の装飾靴では、マジックテープ(登録商標)でワッペンなどの装飾片を靴に貼り付けているため、長い間使用するとマジックテープ(登録商標)の接着力が弱り、装飾片が靴から外れやすくなるという問題があった。また、特許文献2では、上述した特許文献1のような問題点は生じないが、ハトメが靴等の内部に貫通して取り付けられているため、ハトメが神経が過敏な使用者の足の甲部分に当たり、使用者に不快感を与えるという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、使用者に不快感を与えることがなく、装飾具が左右に揺れず安定した状態で装飾具を取り付けることができるとともに、容易に取替えが可能な装飾靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、着脱自在に取り付けた装飾具を備える装飾靴であって、使用者が装着したときの足首前方の少なくとも全部または一部を覆い、靴底と結合して形成されたアッパーと、少なくとも2ヶ所以上で足首前方の該アッパーの外側に固着され、該固着された部分の間に中空状部が形成されたタグと、裏側に取付部を備え、該取付部を前記中空状部に挿入することによりタグに取り付けられる装飾具とを有するものである。
【0009】
本発明によれば、装飾具がアッパーの外側に固着されたタグ具に取り付けられているので、神経が過敏な使用者の足の甲部分に当たることなく、使用者に不快感を与えることがない。また、装飾靴の先端部分付近に配置されているタグ具の中空状部に装飾具の取付部を挿入することにより装飾具が取り付けられ、また取り外すことができるので、装飾具の取替えが容易である。さらに、タグ具の中空状部に装飾具の取付部を挿入することにより装飾具が取り付けられているので、たとえば靴紐などに装飾具を取り付けるのと比較して、装飾具が左右に揺れず安定した状態で装飾具と取り付けることができるとともに、靴紐がほどけ易くなるという問題も生じない。
【0010】
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る装飾靴であって、タグは、3ヶ所で該アッパーの外側に固着され、該固着された部分の間に中空状部が形成され、装飾具は、取付部をそれぞれの中空状部に挿入することによりタグに取り付けられたものである。
【0011】
本発明によれば、装飾具の取付部をタグとアッパーの外側の間に形成された2つの中空状部にそれぞれ挿入させることにより、装飾具を強固に安定して装着することができる。
【0012】
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1または第2の態様に係る装飾靴であって、 装飾具の取付部の起端部付近および先端部付近にそれぞれホックまたは磁石が設けられ、装飾具の取付部の先端部付近のホックまたは磁石がタグの中空状部を貫通した後、取付部の先端部付近のホックまたは磁石とタグの中空状部に挿入されていない取付部の起端部付近のホックまたは磁石とを結合させるものである。
【0013】
本発明によれば、装飾具の取付部の先端部付近のホックまたは磁石がタグの中空状部を貫通した後に、取付部の先端部付近のホックまたは磁石とタグの中空状部に挿入されていない取付部の起端部付近のホックまたは磁石とを結合させるので、装飾具が装飾靴から離れることなく安定した状態で取り付けることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、装飾具の取替えが容易であるとともに、神経が過敏な使用者の足の甲部分に当たらず使用者に不快感を与えることがない。また、装飾具が左右に揺れず安定した状態で装飾靴に装飾具を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施形態における装飾靴の斜視図である。
【図2】同実施形態における装飾靴本体の斜視図である。
【図3】(a) 同実施形態における装飾具の上面図である。 (b) 同実施形態における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図である。 (c) 同実施形態における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。
【図4】(a) 本発明の第2の実施形態における装飾靴本体の斜視図である。 (b) 本発明の第2の実施形態における装飾靴本体の上面図である。
【図5】(a) 本発明の第3の実施形態における装飾靴本体の斜視図である。 (b) 本発明の第3の実施形態における装飾靴本体の上面図である。
【図6】(a) 本発明の第4の実施形態における装飾靴本体の斜視図である。 (b) 本発明の第5の実施形態における装飾靴本体の上面図である。
【図7】(a) 本発明の第5の実施形態における装飾靴本体の斜視図である。 (b) 本発明の第5の実施形態における装飾靴本体の上面図である。
【図8】(a) 本発明の変形例1における装飾具の上面図である。 (b) 同変形例1における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図である。 (c) 同変形例1における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。
【図9】(a) 本発明の変形例2における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図である。 (b) 同変形例2における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。
【図10】(a) 本発明の変形例3におけるアッパーの外側に3ヶ所で固着されたタグに装飾具が取付付けられる過程を示す図である。 (b) 3ヶ所で固着されたタグに取り付けられる装飾具を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の装飾靴の一実施形態について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施形態における装飾靴の斜視図であり、図2は同実施形態における装飾靴本体の斜視図である。なお、図1および図2に示す装飾靴1は、パンプス(ローヒール)と呼ばれるタイプの婦人靴である。
【0017】
装飾靴1は、装飾靴本体2と装飾具3から構成されている(図1参照)。装飾靴本体2は、ゴムを素材として靴の底部を形成する靴底4と、靴底4と結合して形成された革を素材とするアッパー5とを備えている。
【0018】
アッパー5は、一般的には靴の甲の部分(靴底4を除く上部のすべて)を表す総称であり、本実施形態では、使用者が装着したときの足首前方の少なくとも全部または一部を覆い、靴底と結合して形成された部分のことである。図1および図2では、アッパー5は、直接靴底4と固着しているが、靴底4とアッパー5の間に別部材を挿入して、間接的に靴底4とアッパー5とを結合させてもよい。また、本実施形態では、アッパー5を革を素材として形成させたが、これに限らず、例えば、合皮、布、合成樹脂などを素材として形成させてもよい。これらは、後述する他の実施態様においても同様である。
【0019】
タグ6は、革製で長方形に形成され、長手方向の両端でアッパー5の外側に縫い合わされて固着されている(図2参照)。そして、タグ6がアッパー5の外側と2ヶ所で固着されることにより、その固着された部分の間に固着されていない中空状部が形成されている。タグ6の表面部分には、ブランド名などの文字が印刷されている(図示略)。これにより、装飾具3が取り付けられていない状態では、ブランド名を使用者に視認させることができる。なお、本実施形態では、タグ6を長方形に形成したが、これに限らず、楕円形などに形成してもよい。また、本実施形態では、タグ6をアッパー5に縫い合わせて固着したが、これに限らず、接着や溶着などにより固着させてもよい。また、本実施形態では、タグ6の素材を革としたが、合皮、金属、布、伸縮性のあるゴムなどでタグ6を形成してもよい。これらは、後述する他の実施態様においても同様である。
【0020】
次に、装飾具3について図3を参照にしながら詳述する。ここで、図3(a)は本発明の第1の実施形態における装飾具の上面図であり、図3(b)は同実施形態における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図であり、図3(c)は同実施形態における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。
【0021】
装飾具3は、花形に形成された装飾部7と、タグ6に装着される取付部8から構成されている。装飾部7の裏側に備えられた取付部8には、先端部付近に凹状のホック9aが設けられ、起端部付近に凸状のホック9bがそれぞれ設けられている。そして、装飾具3の取付部8の先端部付近の凹状のホック9aがタグ6とアッパー5の間に形成された中空状部を貫通し取付部8が折り返された後に、取付部8の先端部付近の凹状のホック9aと起端部付近の凸状のホック9bを固着させる付けることにより、装飾具3がアッパー5に取り付けられる。また、装飾具3が取り付けられた状態から、取付部8の先端部付近の凹状のホック9aと起端部付近の凸状のホック9bを引き離して、取付部8をタグ6から引き抜くことにより、装飾具3がアッパー5から取り離される。
【0022】
このように、装飾具3がアッパー5の外側に固着されたタグ6に取り付けられているので、神経が過敏な使用者の足の甲部分に当たることなく、使用者に不快感を与えることがない。また、装飾靴1の先端部分付近に配置されているタグ6の中空状部に装飾具3の取付部8を挿入することにより装飾具3が取り付けられ、また取り外すことができるので、装飾具3の取替えが容易である。さらに、タグ6の中空状部に装飾具3の取付部8を挿入することにより装飾具3が取り付けられているので、たとえば靴紐などに装飾具3を取り付けるのと比較して、装飾具3が左右に揺れず安定した状態で装飾具3と取り付けることができるとともに、靴紐がほどけ易くなるという問題も生じない。
【0023】
また、装飾具3の取付部8の先端部付近のホック9aがタグ6の中空状部を貫通した後に、取付部8の先端部付近のホック9aとタグ6の中空状部に挿入されていない取付部8の起端部付近のホック9bとを結合させるので、装飾具3が装飾靴1から離れることなく安定した状態で取り付けることができる。
【0024】
次に、本発明の第2の実施形態における装飾靴を図4を参照にしながら説明する。ここで、図4(a)は本発明の第2の実施形態における装飾靴本体の斜視図であり、図4(b)は本発明の第2の実施形態における装飾靴本体の上面図である。なお、第1の実施形態と同一構成のものについては、同一符号を用い、説明は省略する。また、第2の実施形態のタグについては、第1の実施形態のタグ6と多少大きさが異なるが同様の機能を有するので、第1の実施形態と同一符号を用いる。
【0025】
第2の実施形態と第1の実施形態では、第1の実施形態では装飾靴本体2としてパンプスを用いたが、第2の実施形態では装飾靴本体22としてミュールを用いた点で異なる。
【0026】
第2の実施形態におけるアッパー25は、使用者が装着したときの足首前方を覆い、靴底24と結合して形成されている。そして、タグ6は使用者が装着したときの足首前方のアッパー25の外側に固着されている。なお、装飾靴本体22としてミュールを用いた点以外については、第1の実施形態と同様であるので、その他の説明は省略する。このように、装飾靴本体22としてミュールを用いた場合でも、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0027】
次に、本発明の第3の実施形態における装飾靴を図5を参照にしながら説明する。ここで、図5(a)は本発明の第3の実施形態における装飾靴本体の斜視図であり、図5(b)は本発明の第3の実施形態における装飾靴本体の上面図である。なお、第1の実施形態と同一構成のものについては、同一符号を用い、説明は省略する。また、上記同様、第3の実施形態のタグについては、第1の実施形態のタグ6と多少大きさが異なるが同様の機能を有するので、第1の実施形態と同一符号を用いる。
【0028】
第3の実施形態と第1の実施形態では、第1の実施形態では装飾靴本体2としてパンプスを用いたが、第3の実施形態では装飾靴本体32としてサンダルを用いた点で異なる。
【0029】
第3の実施形態におけるアッパー35は、使用者が装着したときの足首前方を覆い、靴底34と結合した2本のアッパー35から形成されている。そして、タグ6は、使用者が装着したときの足首前方のアッパー35の外側で、前方のアッパー35に固着されている。なお、装飾靴本体32としてサンダルを用いた点以外については、第1の実施形態と同様であるので、その他の説明は省略する。このように、装飾靴本体32としてサンダルを用いた場合でも、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。なお、本実施形態では、タグ6を前方のアッパー35に固着されたが、これに限らず、後方のアッパーに固着させてもよい。
【0030】
次に、本発明の第4の実施形態における装飾靴を図6を参照にしながら説明する。ここで、図6(a)は本発明の第4の実施形態における装飾靴本体の斜視図であり、図6(b)は本発明の第4の実施形態における装飾靴本体の上面図である。なお、第1の実施形態と同一構成のものについては、同一符号を用い、説明は省略する。また、上記同様、第4の実施形態のタグについては、第1の実施形態のタグ6と多少大きさが異なるが同様の機能を有するので、第1の実施形態と同一符号を用いる。
【0031】
第4の実施形態と第1の実施形態では、第1の実施形態では装飾靴本体2としてパンプスを用いたが、第4の実施形態では装飾靴本体42としてスリッパを用いた点で異なる。
【0032】
第4の実施形態におけるアッパー45は、使用者が装着したときの足首前方を覆い、靴底44と結合して形成されている。そして、タグ6は使用者が装着したときの足首前方のアッパー45の外側に固着されている。なお、装飾靴本体42としてスリッパを用いた点以外については、第1の実施形態と同様であるので、その他の説明は省略する。このように、装飾靴本体42としてスリッパを用いた場合でも、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0033】
次に、本発明の第5の実施形態における装飾靴を図7を参照にしながら説明する。ここで、図7(a)は本発明の第5の実施形態における装飾靴本体の斜視図であり、図7(b)は本発明の第5の実施形態における装飾靴本体の上面図である。なお、第1の実施形態と同一構成のものについては、同一符号を用い、説明は省略する。また、上記同様、第5の実施形態のタグについては、第1の実施形態のタグ6と多少大きさが異なるが同様の機能を有するので、第1の実施形態と同一符号を用いる。
【0034】
第5の実施形態と第1の実施形態では、第1の実施形態では装飾靴本体2としてパンプスを用いたが、第5の実施形態では装飾靴本体52としてハイヒールを用いた点で異なる。
【0035】
第5の実施形態におけるアッパー55は、使用者が装着したときの足首前方を覆い、靴底54と結合して形成されている。そして、タグ6は使用者が装着したときの足首前方のアッパー55の外側に固着されている。なお、装飾靴本体52としてハイヒールを用いた点以外については、第1の実施形態と同様であるので、その他の説明は省略する。このように、装飾靴本体52としてハイヒールを用いた場合でも、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。その他、ブーツなどの靴にも適用できるが、上記と同様なので、説明は省略する。
【0036】
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0037】
以下、本発明の変形例について説明する。なお、本変形例では、上述した第1の実施形態の装飾靴本体を用いて説明するが、これに限らず、第2の実施形態〜第5の実施形態のそれぞれの装飾靴本体についても適用される。
【0038】
(1) 変形例1
本実施形態では、装飾具3の取付部8にホック9a、9bを設けて、そのホック9a、9b同士を結合させたが、これに限らず、装飾具73の取付部78の先端部付近および起端部付近に磁石79a、79bを設けて、両磁石79a、79bにより結合させてもよい。ここで、図8(a)は本発明の変形例1における装飾具の上面図であり、図8(b)は同変形例1における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図であり、図8(c)は同変形例1における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。なお、装飾具73は、花形に形成された装飾部77と、タグ(図示略)に装着される取付部78から構成されている。
【0039】
(2) 変形例2
また変形例1の代わりに、装飾具83の取付部88にクリップ89を設け、そのクリップ89でタグ(図示略)を挟み込むようにしてもよい。ここで、図9(a)は本発明の変形例2における取付部を伸ばした状態の装飾具の裏面図であり、図9(b)は同変形例2における取付部を折り曲げた状態の装飾具の斜視図である。なお、装飾具83は、花形に形成された装飾部87と、タグ(図示略)に装着される取付部88から構成されている。
【0040】
(3) 変形例3
本実施形態では、タグ6をアッパー5の外側に2ヵ所で固着させたが、これに限らず、タグ96をアッパー95の外側に3ヵ所以上で固着させてもよい。この場合、タグ96とアッパー95が固着された部分の間に中空状部がそれぞれ形成され、それぞれの中空状部に装飾具93の取付部98が挿入されることにより、装飾具93がタグ96に取り付けられる。ここで、図10(a)は、本発明の変形例3におけるアッパーの外側に3ヶ所で固着されたタグに装飾具が取付付けられる過程を示す図であり、図10(b)は、3ヶ所で固着されたタグに取り付けられる装飾具を示す図である。図10では、装飾具93は、リボンに形成された装飾部97と、タグ96に装着される取付部98から構成されている。なお、本変形例3では、装飾具93の取付部98の先端部付近および起端部付近にホック99a、99bを設けて、両ホック99a、99bを結合させているが、上記実施形態および変形例の取付方法であってもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 装飾靴
2 装飾靴本体
3 装飾具
4 靴底
5 アッパー
6 タグ
7 装飾部
8 取付部
9a ホック
9b ホック
22 装飾靴本体
24 靴底
25 アッパー
32 装飾靴本体
34 靴底
35 アッパー
42 装飾靴本体
44 靴底
45 アッパー
52 装飾靴本体
54 靴底
55 アッパー
73 装飾具
77 装飾部
78 取付部
79a 磁石
79b 磁石
83 装飾具
87 装飾部
88 取付部
89 クリップ
93 装飾具
95 アッパー
96 タグ
97 装飾部
98 取付部
99a ホック
99b ホック




【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在に取り付けた装飾具を備える装飾靴であって、
使用者が装着したときの足首前方の少なくとも全部または一部を覆い、靴底と結合して形成されたアッパーと、
少なくとも2ヶ所以上で前記足首前方の該アッパーの外側に固着され、該固着された部分の間に中空状部が形成されたタグと、
裏側に取付部を備え、該取付部を前記中空状部に挿入することにより前記タグに取り付けられる装飾具と、
を有することを特徴とする装飾靴。
【請求項2】
前記タグは、3ヶ所で該アッパーの外側に固着され、該固着された部分の間に中空状部が形成され
前記装飾具は、前記取付部をそれぞれの前記中空状部に挿入することにより前記タグに取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の装飾靴。
【請求項3】
前記装飾具の取付部の起端部付近および先端部付近にそれぞれホックまたは磁石が設けられ、
前記装飾具の取付部の先端部付近のホックまたは磁石が前記タグの中空状部を貫通した後、前記取付部の先端部付近のホックまたは磁石と前記タグの中空状部に挿入されていない前記取付部の起端部付近のホックまたは磁石とを結合させることを特徴とする請求項1または2記載の装飾靴。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−143546(P2012−143546A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−271723(P2011−271723)
【出願日】平成23年12月12日(2011.12.12)
【出願人】(508101258)株式会社 アドニス (1)
【出願人】(510337861)
【Fターム(参考)】