説明

補強体付人工乳首

【課題】実質的に中実の乳首部分を含む改良哺乳乳首を提供する。
【解決手段】乳首には、流体を乳首の中に導くための10又はそれ以上のダクトが形成される。乳首は、半径方向に圧縮でき、補強部材が乳首内に1つ又はそれ以上のダクトに隣接して配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、乳児の哺乳瓶用の人工乳首に関する。
【背景技術】
【0002】
母乳養育のメリットは、科学論文に良く述べられている。栄養学的、免疫学的、心理学的及び他の一般的な健康上の利点を含む多くの利点が注目されている。人工栄養(ミルク)又は調合乳と比較して人の母乳のメリットのリストは、理想的な栄養分、より良い吸収、少ない食品関連アレルギー、もっと有利な心理学的発達、より良い免疫防御、及びかなりの経済的利点を含む。全面的な母乳養育の他の利点は適切な歯並び及び他の関連した利点を生じさせる乳児の口腔の発達に関する積極的な効果を含む。
【0003】
しかしながら、種々の理由のために、全面的な母乳養育は、常に可能ではない。この例は、養母が乳児に授乳するのに十分な母乳を出すことができない場合である。このような場合には、人工栄養を使用して母乳養育を補う。仕事に戻る養母は、搾乳機を使用して後で乳児に与えるべき乳を搾ることができる。乳児に人工調合乳又は以前に搾った母乳を哺乳する場合には、人工乳首を備えた瓶を使用して乳児に哺乳することが普通である。
【0004】
母乳養育の機械的な面は、人工栄養養育の面と比較して著しく異なる。母乳育ちの赤ちゃんでは、舌の作用が、ローリング運動又は蠕動運動のものであるように見える。しかしながら、人工栄養育ちの赤ちゃんの舌の作用はしばしば、もっとピストン状運動又は絞り運動であると考えられる。端に大きな孔を有する人工乳首付の瓶からの乳の豊富な流れを止めるためには、乳児は舌を乳首の孔に向かって押し上げて調合乳が噴出するのを防止する。舌のこの異常な活動は、舌トラスト又は異常飲み込みと呼ばれる。母乳育ちの赤ちゃんが吸っていない又は飲み込んでいないとき、赤ちゃんは、乳首を舌で適度にへこまして休み、人工栄養育ちの赤ちゃんは、乳首が膨張し、即ち舌をへこませて休む。舌の移動と舌の休み位置との違い及び母乳育ちの赤ちゃんと人工栄養育ちの赤ちゃんとの違いはおそらく、人工乳首の性質による。
【0005】
既存の人工乳首の望ましくない影響はしばしば、永久であり、晩年での矯正は、少なくとも一部が影響された筋肉の発達により困難である。胸の乳首の形状は、母乳授乳中乳児の口の内部形状によって決められる。しかしながら、人工乳首は、既に特別な形状で形成され、そして胸の組織よりも硬い材料で作られる。
【0006】
最近の研究によれば、口腔の発達の早い段階では、パレットは、軟化したワックスと殆ど同じくらい展性である。その結果、人工栄養で育てられた子供は、母乳で育てられた子供のほぼ二倍不正交合を有しているようである。指を吸うこと及びおしゃぶり状のものの使用が不正交合の防止を増大させると思われていたのと同じ方法で、在来の人工乳首の使用は、口腔の形成時にマイナスに影響を及ぼす。
【0007】
従って、自然の胸の乳首にもっと厳密にまね、口の発達に関して人工栄養の影響を減じ又は除去する人工乳首の要求がある。本発明はこの要求を満たすものと信じられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、乳児の口の発達に及ぼす影響を最小にする材料で作られた人工乳首を提供するにある。本発明の他の目的は、ミルクを、典型的な母乳吸込みレベルで流れさせる人工乳首を提供するにある。本発明の更に他の目的は、伸ばして半径方向に圧縮又は収縮されるとき、ミルクを流れさせない、又はその流れを実質的に止める人工乳首を提供するにある。本発明のさらに他の目的は、母の乳首と同様な仕方で口腔内に位置決めされる人工乳首を提供するにある。本発明の他の目的は、ミルク又は他の流体を、母の乳首と同様な方法及び流量で流れさせる人工乳首を提供するにある。
【0009】
全体的にみて、本発明の乳首は、1つの広い観点では、自然の母乳授乳の吸乳/飲み込み/呼吸パターンと同様なパターンを助長するように設計されている。これは、授乳乳児への母乳の望ましくない押し入れを減じ又は除去する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの観点では、ベービー哺乳装置は、実質的に中実の乳首を含み、乳首には、流体を乳首の中を導くための1つ又はそれ以上のダクトが形成されている。乳首は、圧縮されたとき、1つ以上のダクトの中を通る流体の流れを阻止するように半径方向に圧縮できる。同様に、乳首は、伸ばされるとき(引っ張られるとき)流体の流れを阻止するように半径方向に収縮する。
【0011】
本発明の特別な観点では、乳首は、約10よりも小さいそして1より下のショアーA硬度であるのがよい。特に、ショアー00スケールでは、約20ないし約45の範囲が、現在のところでは最も望ましいと考えられる。乳首は、3つ以上の細長いダクトを有するのがよい。流体ダクトは、他の変形例では、乳首の中心軸線に対して半径方向に片寄せられる。更に、ダクトの端開口は、ダクトの中心軸線に対して半径方向に片寄せられても良い。
【0012】
1つの実施形態では、乳首は、一体の乳首部分及び取付け部分を有する。取付け部分は、乳首部分のショアーA硬度と同じショアーA硬度を有する材料で形成されるが、この実施形態では、取付け部分は、乳首部分のショアーA硬度よりも比較的高いショアーA硬度を有する材料で形成されるのがよい。これは、例えば、容器に取り付けるためのより硬質の構造を提供する。
【0013】
他の形態では、乳首は、乳首端及び本体部分を含む。本体部分には、1つのベント又は複数のベントが形成される。ベントは、大気と連通している水平通路及び第1端が水平通路に、第2端が乳首の内室に連通している縦通路を含む。
【0014】
本発明野他の観点は、約10よりも小さいショアーA硬度を有する材料で形成された実質的に中実の乳首と、乳首に又はその近くに流体を乳首の中を導くために形成され、最も好ましくは、全体的に中実の乳首部分を貫いて延びる1つ又はそれ以上のダクトと、を含むベービー授乳装置を提供する。
【0015】
本発明の他の観点は、流体を乳首の中を導くための1つ又はそれ以上のダクトを形成し、流量制限部を有する実質的に中実の乳首を含むベービー授乳装置を提供する。1つの流量制限部は、乳首が半径方向に圧縮されか軸線方向に伸ばされるかのいずれか又は両方の時1つ又はそれ以上のダクトの中を通る流体の流れを阻止する。他の観点は、単独で流体流量を制限するに十分である、ここに開示したようなダクトの端の末端孔の小さいサイズ並びに弁又は弁状端部の使用である。これらの流量制限部は、流体容器に戻る空気の量を減ずる。ここに開示したベント構造は、乳児が授乳で欲しくない空気を吸い込むのを防止するのに役立つ。ダクトは横断面が円形である。他の実施形態では、ダクトは長手方向スリットで終わる。更に他の実施形態では、ダクトは、「S」形スリット又は「Y」形スリットで終わる。
【0016】
本発明の更に他の観点は、約10より小さいショアーA硬度を有する材料で形成された実質的に中実の乳首と、乳首部分と一体に成るように形成された容器取付け部分と、を含む一体(ワンピース)の哺乳乳首を提供する。
【0017】
本発明の更に他の観点は、約10より小さいショアーA硬度を有する材料で形成された実質的に中実の乳首と、乳児の口に挿入できるように寸法決めされ且つ形成された、延びた細長い部分と、を含む一体の哺乳乳首を提供する。延びた部分は、近位部分及びベース部分と、近位部分からベース部分まで中実の乳首部分の中の1つ又はそれ以上のダクトと、を含む。ベース部分は、外方に延びる半径方向フランジと、乳首部分と一体になるように形成された容器取付け部分と、を含む。容器取付け部分は、ほぼ円筒形であり、半径方向フランジに連結された第1端及び第2端を有する。第2端の内周には内溝が形成される。内溝は、ネジ山を有する容器に取り外し可能に取り付けられるように寸法決めされ且つ形成される(このネジ山と溝の配列は逆にされてもよい)。
【0018】
本発明の更に他の観点は、約10より小さいショアーA硬度を有する材料で形成された実質的に中実の乳首と、乳児の口に挿入できるように寸法決めされ且つ形成された、延びた部分と、を含む一体の哺乳乳首を提供する。延びた部分は、流体を導くため延びた部分の中を延びる1つ又はそれ以上のダクト及びベース部分を含む。容器取付け部分は、ベース部分に取り付けられる。容器取付け部分は、一般的には、円筒形であり、そしてフランジ付の第1端を有する。フランジは、第1端から内方に延び、そしてそこに形成された複数の開口を有する。製造中、軟質のベース部分は、開口を介してフランジと絡み合う。
容器取付け部分は、ネジ山、スナップ嵌め等のような、容器との取付けのための手段を含む。
【0019】
本発明の1つの実施形態の他の観点は、人工乳首の乳首部分のための、出来るだけ低いデュロメーター材料を提供するにある。好ましくは、カラー部分のために比較的高いデュロメーター材料が提供される。乳首部分は、カラー部分又は取付け部分に直接成形又は連結され、或いはもっと在来の乳首/カラー形体である。
【0020】
本発明の実施形態の他の観点は、各ダクトの遠位端に、各ダクトの中を通る流体の流量を調整する弁の位置決めである。弁は、吸込み作用に応じて開閉するように設計される。
【0021】
それでもなお、本発明の最も著しい特質の1つは、乳首の延びた部分の非常に低いデュロメーター材料であると考えられ、その材料が、授乳中の乳児による伸張と圧縮の両方の操作で、どのように挙動するかであると考えられる。好ましい実質的に中実の乳首の細長いダクトは、この非常に低いデュロメーター材料で先行技術の人工乳首よりももっと母の乳首のように反応するようである。乳児はまた、胸での授乳をもっと沢山思い出す仕方で延びた部分の遠位端を取り囲み且つ遠位端から外方向に延びる柔らかい領域に触れると信じられる。その上、多くの先行技術の人工乳首と違って、本発明では、乳首の流体流量特性を真空の変化に応答させる。乳首の低デュロメーター材料は、おそらく、本発明の他の特徴と組み合わせて、比較的高い真空で(乳児による)より高い流体流量を可能にするように作ることができると考えられる。
【0022】
ここで明らかになるように、最も好ましいデュロメーターは約ショアーA5又はそれより下の範囲であると考えられ、最も好ましくは、ショアー00 20乃至45のあたりである。後者の範囲よりしたでも有用である。
【0023】
授乳による伸張及び圧縮の範囲で、この乳首の望ましい結果を見る他の方法は、乳首材料の伸びを通してである。乳首の細長い部分に大変有用であると思われた材料は、最も好ましい実施形態では300%の伸びで略40psi又はそれより小さい応力を示していた。
【0024】
これらの目的は、他の目的及び利点とともに、以下でもっと完全に説明するように、発明の一部をなす添付図面を参照する本発明の構造及び作用の詳細から更に理解されよう。添付図面において、同じ数字は全体を通して同じ部分を指す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1は、瓶又は袋のような容器用の、全体的に10で示す乳首の実施形態を示す。乳首10は、どんな適当な材料でも作ることができるが、好ましい形態では、シリコーンゴムのようなシリコーン材料で作られる。好ましくは、乳首材料はシリコーンであるが、ポリイソプレンのような熱可塑性エラストマー(TPE’s)及び哺乳に適合するその他のもののような他の材料であってもよい。人の乳児哺乳の環境で説明されているが、本発明は、流体を非乳児に与える動物哺乳に広く適用できることに気づくであろう。
【0026】
ここでの乳首10は、乳児の口への挿入のための及び取り付けた瓶(図示せず)から流体を導くための実質的に中実の乳首部分12を乳首の近位端に有する2つのサブパーツで形成されている。近位及び遠位は指示的用語であるが、ここでは、使用者(例えば、乳児)について選ばれている。乳首部分は全体的に円筒形の実質的に中実の本体である。しかしながら、乳首は、「歯科矯正学的」デザインのような他の形状であってもよいことは理解されよう。本出願の目的のために用語「実質的に中実」は、完全に中実(即ち流体を導くための1つ又はそれ以上の細いダクトの存在を除いて気孔も中空もない)からダクトが半径方向幅よりも著しく大きい長手方向長さを有する場合に乳首部分に形成された1つ又はそれ以上のダクトを含む側壁で構成された中空内部を有することまでの範囲と広く定義される。理解されるように、完全に中実の構造を要求しない本発明のこの点の「中実」乳首部分12にはある機能的な特質がある。
【0027】
好ましくは、乳首部分12を作っている材料は、実質的に約1乃至約20の範囲内にあるデュロメーターA(又はショアーA)硬度を有する。もっと好ましくは、第1材料は、1乃至約3の範囲内にあり、又はショアー00に変換すると、最も好ましくは、約20乃至約45の範囲内にあるデュロメーターAを有する。それでもなお、後者の範囲以下は効果的であるとは考えられない。文言「xよりも小さい」又は「約xよりも小さい」の使用はxを含むことを理解するであろう。
【0028】
乳首10は、その遠位端に形成された第2サブパーツ即ち取付け部分14を含み、該部分は、流体密の方法で容器に取り付けられるように設計されている。変形例として、二次カラー又は同様な取付け片を、乳首を容器に取り付けるのに使用しても良い。取付け部分14を作っている材料は、好ましくは、乳首部分12と同じデュロメーターA硬度又はそれより大きいデュロメーターA硬度を有する。1つの実施形態では、取付け部分14は、約1乃約100の範囲内にあるデュロメーターA硬度を有する。もっと好ましくは、取付け部分14の材料は、実質的に、約20乃至約90の範囲内にある、更にもっと好ましくは、約70乃至約90の範囲内にあるデュロメーターA硬度を有する。
【0029】
図1及び2に示す乳首部分12は、複数のダクト16を有する。たった1を含む、どんな数のダクト16を使用しても良い。ダクト16は、乳首12の材料に形成された長手方向(軸線方向)通路である。各ダクトは、乳首10の内室20と連通している内開口18を有する。各ダクトは、乳首10の外部に開放する外開口22を有する。流体は、室20からダクト16を通して内開口18に流入し、外開口22から流出する。変形実施形態では、外開口22は弁23(図1A)を含み、その機能は、少なくとも一部が、ある環境では、そこの中の流体の流を制御し、減じ又は阻止する。
【0030】
フランジ状スカート又は移行部材24が、乳首部分12から取付け部分14の上環状面26までほぼ半径方向に延びる。取付け部分14の主本体28は、わずかに凹面の円筒体
30で形成されるのがよいが、凹面は必要とされない。取付け部分14の下部32は、内ニップ34及び下ニップ36を含み、これらニップ間に内溝38が構成される。下部32は容器(図示せず)に受け入れられるように弾性的に変形できるのがよい。内溝38は、スナップ嵌め、ネジ山取付け部等におけるような、容器の対応する合わせ部に嵌められる。
【0031】
乳首10は、単一の一体パーツとして形成されてもよいし、或いは2つ以上のパーツを互いに接合されても良い。この図示した第1実施形態では、乳首10はスカーフタイプ接合40によって2つのパーツで形成される。接着剤接着、熱接着、化学接着、接触成形、超音波溶接又は他の方法が接合40を互いに保持する。例えば成形、キャスティング又はツーショット成形のような、乳首10を形成するどんな適当な方法も採用できる。
【0032】
図2はダクト16の配列の1つの実施形態を示す。ダクト16は、個々のダクト6個を数えるが、どんな適当な数のダクトも考えられる。ダクトは三角形のパターンに配列され、三角形の各頂点は、乳首の中間即ち中心軸から等間隔をなしている。2つのダクト16は1組をなし、中心軸から軸線方向外方に一直線に配列されるように位置決めされる。流体を乳首の中を効果的に導くダクトの他の配列が考えられ、これがたった1つのダクトである。上述したように、ダクト16は、例えば、丸孔、スリット、のみ、S形孔又はY形孔、若しくは適当な末端孔形状で終わるのがよい。ダクトの末端は、スリットであろうと他の形状であろうと、弁として機能する。
【0033】
図3は本発明の他の実施形態を示す。図示した実施形態では、乳首110はツーパーツ構造で形成される。乳首部分112は、実質的に中実乳首端113を含み、中空ドーム形本体15まで延びる。乳首部分112は,上記のものと同様であり、即ち実質的に中実乳首本体はその中を延びる複数のダクト116を含む。本体115は、乳首112の基部から外方に広がり、そして瓶(図示せず)に連結するためのカラー142に連結する。
【0034】
図4は本発明によるカラー142の1つの実施形態を示す。カラー142は,ここでは硬質プラスチック材料で形成される。カラー142は、環状側壁144を有する。取付けリング146がカラー142の上端148に位置決めされる。取付けリング146は、側壁144から半径方向内方に形成され、そして有孔形体150を有する。有孔形体150は間に開口152を構成する格子で形成されている。有孔形体150は、複数の間隔の密の開口152又はカラーの材料を貫く通路を提供する適当な方法で形成される。有孔形体150の開口152は、製造中、本体115の材料を取付けリング146に侵入させて、取付けリングにしっかりと固定させるように設けられる。カラー142の内面154は、例えば、一組のネジ山のような、カラー142を瓶に固定するためのデバイスを有するのがよい(図5、6、7及び8参照)。
【0035】
図7を参照すると、本発明による人工乳首110の実施形態のこの図は、乳首本体115とカラー142の取付けの詳細を示している。特に、乳首本体115の下端158は、取付けリング146の開口152を通して混ざり合わされ又は延ばされるように成形、キャスティング等によって位置決めされる。その結果、下端158に最下面160(図8参照)が作られ、これは、哺乳瓶、容器等の対応する面に密封係合するように下方に向けられ且つ位置決めされる。ベント孔162が、例えば、図7に示されている。気づくように、本体115の下端158はカラー142に接合される。水平な通路164が乳首本体115の側壁材料に形成される。通路164は、外側端で大気に通じ、内側端で、縦通路又は空気流入口166(図8)と連通する。縦通路166は、乳首本体115の内室120と連通している。
【0036】
図8は、図3に記載した乳首を底から斜視図で示す。縦通路166は、内室120に通じている。また、密封面160が、乳首部分112がカラー142に接合する位置で示されている。
【0037】
図9は、乳首部分212をカラー242の中心軸に沿って引かれた中心線Cに対して偏らせた、本発明の人工乳首210の実施形態を示す。この実施形態は、乳首を、瓶の流体レベルに比較して低く位置決めする。これは、空気の代わりに、ミルクがダクトにあるように瓶を位置決めするのを助ける。また、哺乳のための位置を改善することもできる。また、ベント孔が、使用中のときより高くなり、隠して適切にベントするように乳首ダクトと反対側に位置決めされるのがよい。
【0038】
図10は、本発明による人工乳首の更に他の実施形態を示す。全体的に310で示す乳首は、瓶又は袋のような容器ようのものである。上記の例におけるように、乳首310は、適当な材料で作られてもよいが、好ましい形態では、シリコーンゴムのようなシリコーン材料で作られる。
【0039】
乳首310は、上端又は近位端に、乳児の口への挿入のための及び取り付けた瓶(図示せず)から流体を導くための実質的に中実の乳首部分312を有し、且つ容器との取付けのための取付け部分314を含む下端又は遠位端を有する2つのサブパーツで形成される。
【0040】
乳首部分312は、全体的に円筒形で実質的に中実の本体である。再び、乳首部分を作っている材料は、前に記載した好ましい範囲内にあるデュロメーターA(又はショアーA)硬度のものである。勿論、例えば歯科矯正学的タイプの乳首等のような、円筒形以外の他の形状を使用してもよい。
【0041】
乳首部分312は、複数のダクト316(図12参照)を有する。ダクト316は、乳首312の材料に形成された長手方向(軸線方向)通路である。各ダクトは、乳首310の内室320と連通している内開口318を有する。各ダクト316は、図2に示すように配列され、或いは変形例として図12に示すように配列され、或いは、乳首312の材料及び乳首の中のダクトの長さ及び望まれる流量のような他の要因を考慮擦る適当な効果的な配列でもよい。
【0042】
使用中、流体は、室320からダクト316を通して内開口318に流入し、外開口322から流出する。変形実施形態では、外開口322は弁23(この例では示されていないが、例えば、図16A-16C及びその関連説明を参照)。
【0043】
図10及び11に示すように、第2サブパーツ即ち取付け部分314は、乳首部分312から延び且つこれに取り付けられる。取付け部分314は、確実な流体密の方法出様気に取り付けられる。取付け部分314の材料は、乳首部分312と同じ又はそれよりも大きいデュロメーターA硬度のものであるのがよい材料で作られる。ここでは、取付け部分314は、約1乃約100の範囲内にあるデュロメーターA硬度を有する。もっと好ましくは、取付け部分314の材料は、実質的に、約20乃至約90の範囲内にある。取付け部分は、容器との確実且つ漏れのない取付けを可能にするのに十分なデュロメーターA硬度を有するべきであることが理解されよう。ネジ山領域において成形片に艶消し仕上げを行うために取付け部分314のため成形物にサンドブラスト掛けをすることが、容器に乳首をねじ込むとき、摩擦を減じるのに有用である。
【0044】
乳首部分312はドーム状構造へ延びてその下部分にスカート370を形成する。スカート部分370の内面372は、取付け部分314の上係合部376の外面374に重なってこれに連結する。ほぼ水平ランド380から半径方向内方に位置した内リップ378が取付け部分314の上係合部376に隣接し且つその下にあり、図11にもっと詳細に示されており、内リップ378は、内壁382とともに、瓶(図示せず)の頂部のような容器と密封係合するための開放溝384を構成する。内壁382は、容器のネジ山部に係合するネジ山部を備えるのが良い。ネジ山部386は、図示するように、単一の隆起したネジ山であってもよいし、或いは、容器との係合のための適当な数のネジ山であってもよい。
【0045】
その上、水平ランド380及び内リップには、ベントとして機能する溝381a及び381bが形成される。
【0046】
溝381a及び381bは、図11Aにも示されている。溝は、内側壁382から内リップ378まで水平ランド380を横切って延びる半径方向部分381aを有するのがよい。内リップ387は、その半径方向寸法が比較的薄いけれども、溝部分381bは外に面した側に形成され、そして瓶の内側壁と合う。このベント構造281bは、乳首が小さな力でねじ込んでも、大きな力でねじ込んでも著しく変化しない。半径方向溝部分381aは、ベントに影響を及ぼすことなく、これを圧縮することができる程に深い。
【0047】
スカート部分370のドーム状構造は、下リム部394を有する。1つの実施形態では、乳首部分312の低デュロメーター材料は、下リム394まで延びる。変形例として、最低デュロメーター材料は、スカート370の底で停止する。かくして、乳首310の可撓性及びその一般的な外部軟かさをこの簡単な方法で適当に修正することができる。
【0048】
好ましくは、硬質プラスチックで作られた保持リング388が、取付け部分314の外周面390に位置決めされる。保持リング388は、ネジ山部386で取付け部分314を補強し、それによって、容器とのネジ山部386の合わせを補助し、取付け部分314が、容器に取り付けられるとき、外方に撓むのを防止する。保持リング388は、少なくとも一部が取付け部分314のリム部394に形成されたビード392によって適所に保持される。リング388は、複数の乳首が異なる形状、流量、軟かさ等で入手できる場合のように、乳首の特徴を指示するようにカラーコード化すされるのが有利である。勿論、カラーコードの他に、他の異なるしるしを用いても良い。
【0049】
この図示した実施形態では、乳首310は、共成形、接着剤接着、熱接着、化学接着、キャスティング又は2つを1つにする任意適当な方法によって乳首部分312及び取付け部分314から形成される。再び、本発明を成形する成形物にサンドブラストを掛けて乳首に艶消し仕上げを生じさせるのがよい。この方法で、乳首を容器にねじ込むとき、摩擦が減じられる。これは、特にシリコーンゴム又は同様なエラストマーで作られる場合に有利である。
【0050】
図13に転じると、本発明の他の実施形態が、好ましい乳首の一組の寸法形状を示すために示されている。ここに与えられたような寸法形状、長さ、幅、半径等は、乳首を形成するのに使用される材料、意図する最終使用者、製造、流量及び他の要因に関係する多数の変動により変えられることは理解されよう。与えられた寸法形状は、好ましい実施形態を示すためのものであって、限定のものではない。図13に示す乳首410は、図10に示すものと構造的に及び寸法形状的に同じであり、従って、これらの寸法形状は、たとえば、図10に示し且つ記載下乳首並びに他の実施形態に有利に適用される。
【0051】
上記のように、乳首410は、乳首部分412及び取付け部分414を有する。好ましくは、乳首部分412は、前に指示した範囲のショアーA硬度を有する白金硬化シリコーンゴム又は同様なシリコーンゴムで作られる。乳首410の乳首部分412は、約23mmの挿入可能な軸線方向長さ、13.5mmの大きい方の直径及び11.8mmの小さい方の直径を有する。吸う度に、乳児は、乳首部分412の23mmよりももっと乳首のおおくを挿入し、スカート470のいくらか又は全部ですら挿入する。乳首部分の全長は40.3mmである。細長い乳首部分と取付け部分の間のこの移行領域の可撓性及び伸張性は母の乳輪のそれと大変似ている。細長い乳首それ自体と同様に、スカート470の領域は、口の中で引っ張られ且つ伸ばされる。
【0052】
乳首部分412に形成されたダクト422は、白金硬化シリコーンゴムを成形乳首材料として使用する成形法において21.8mmピンによって形成される。ダクト422は直径が1.1mmである。1つ以上のダクト422がある。
【0053】
取付け部分414は、80のショアーA硬度を有するシリコーンゴムで形成される。示した実施形態は、取付け部分の周りに保持リング(図示せず、例えばリング388)のための環状周溝498が形成されている点で図10に示す実施形態と異なる。取付け部分の幅は45.6mmに達する。この乳首の他の特徴は図10に記載された特徴と同じである。
【0054】
図14に転じると、乳首部分512は、ダクト522を有し、修正された末端孔591を有する。円筒形ダクトは直径が1.1mmである。末端孔591は、横断面が円形であり、直径が0.15mmである。
【0055】
図15に示す乳首部分612は、修正された末端孔591の他の実施形態を有し、該末端孔は、スリット形開口をなすようにのみで形成される。この方法では、末端孔691は、有利には、乳首の中を通る意図しない流量及び他の有利な流量特性を妨げるように機能する。
【0056】
図16Aは、ダクト16(或いは、事実、ここに記載の他のダクトのうちのどれか)が小径の出口692で終わるほぼ円筒形の内部キャビティを有する、乳首端構造の他の変形例を示す。図17Bはこの様な構造の端面図を示す。
【0057】
図16Bは、ダクト16ののみ形末端を示し、向かい合った側壁は、スリット693で終わっており、スリットは、図17Aに端面図で示されている。
【0058】
図16Cは、乳首のダクト16の更に他の末端構造を示し、されは又、スリット693で終わっているのみ形692a、692bを有する。ウエル695内に構成された外側側壁694a、694bがこの構造にかものはし形体を与える。
【0059】
図16A−16Cのこれらの末端構造の全て及び事実、図1Aの内側端構造は、流体を乳首から流出させるための弁として役立つが、一般的に、(又はある構造では実質的に完全に)流れが乳首へ逆流するのを防止する。
【0060】
図18は本発明による人工乳首の更に他の実施形態を示す。全体的に710で図示した乳首は、瓶又は袋のような容器と一緒に使用するようになっている。上記の実施例におけるように、乳首710は任意適当な材料で作られてもよいが、好ましい形態では、シリコーンゴムのようなシリコーン材料で作られる。
【0061】
乳首710は、2つの一般的な部分、即ち、乳児の口に挿入するためのおよび取付けた容器(図示せず)から流体を導くための、上端又は近位端の実質的に中実の乳首部分712および容器に取付けるための、下端又は遠位端の取付部分714で形成されるのが良い。
【0062】
乳首部分712は、好ましくは、ほぼ円筒形で実質的に中実の本体である。乳首部分712が作られる好ましい材料は、約0乃至45の好ましい範囲内にあるデュロメーターA(又はショアーA)硬度のものである。勿論、円筒形のほかに他の形状、例えば歯科矯正型乳首等を使用してもよい。
【0063】
乳首部分712は、複数のダクト716を含む。ダクト716は、乳首710の材料に形成された長手方向(軸線方向)通路である。各ダクトは乳首710の内室720と連通している内開口718を含む。各ダクト716は、乳首710の外部に通じた外開口722を含む。ダクト716は図示したように構成されてもよいし、或いは変形例において、任意適当な効果的な構成であってもよい。
【0064】
補強部材725が乳首710内に配置される。補強部材725は、乳首710内に位置決めされ且つダクト716のまわりに、近いが間隔を隔てた形態で軸線方向に向けられている。構造的には、補強部材725は多数の形態であっても良い。図示した補強部材725は材料の開放中空円筒体又はシースを含む。
【0065】
補強部材725の壁は中実でもよいし或いは中実でなくてもよい。例えば、補強部材725は、材料の円筒形の織物又は繊維織物、メッシュ、編物、材料ストランドインターレース、多孔質、ストリップ、ヘリカル、スパイラルリブ付物又は他の適当な形状でもよく、そして、横断面が丸くても、ホィール形でも、スポーク形でも、リブ形でも或いはその他どんな適当な形状でもよい。補強部材725は、ダクト716の長さに沿って又はダクトの長さの一部分に沿って延びるのがよい。
【0066】
図示した補強部材725は、例えば、ポリエステル又はナイロン織物である。不織例は、乳首部分712の補強部材を取り囲む材料よりも比較的高いデュロメーターを有するプラチナ硬化シリコーンで作られるのがよい。1つの実施形態は薬50のデュロメーターAを含む。
【0067】
乳首710は、2つの部分を一体にするために同時成形、接着剤結合、熱結合、化学結合、キャスティング又は任意適当な方法によって形成されるのがよい。本発明による乳首を整形する成形型に、乳首にマット仕上げを生じさせるためにサンドブラストを施す。これは、シリコーンゴム又は同様のエラストマーで作られた取付部分に特に有利である。
【0068】
図19Aおよび19Bは、乳首に挿入されたとき(図18参照)、補強部材825として機能する押出物を示す。補強部材は平滑な円筒形外面827および複数のヘリカルリブ831を含む内面829を含む。勿論、5つのリブ831を示しているが、他の数のリブを用いても良い。リブ831は非ヘリカルでもよい。この実施形態では、補強部材825は、ダクトのすべてが補強部材の内部を貫通するように乳首内に位置決めされる。他の例は補強部材の外側を通るダクトを含む。
【0069】
図20は補強部材925の変形実施形態を示す。この実施形態では、補強部材の横断面形状は5つの半径方向アーム又は壁933を有するほぼ星形形状をなしている。乳首(図示せず)のダクト916は隣接した壁933間に介在される。本発明の1つの実施形態は壁933近接して形成されたダクト916Aを含み、本発明の他の実施形態が示され、この実施形態では、ダクト916Bは、壁の末端近くに形成される。この例では、補強部材925は乳首の中心軸線に沿って位置決めされる。
【0070】
図21は、スポーク付のホィールの形態をなす補強部材1025の更に他の実施形態を示す。外面1027は、中心ハブ1035を取り囲む平滑な円筒である。ハブ1035と外面1027を連結するのは多数のスポーク1033であり、害スポークはそれらの間にチャンネル1037を構成する。ダクト1016はチャンネル1037内で乳首材料に形成される。
【0071】
図22は、図19Aおよび19Bに示す実施形態と同様の補強部材1125を示す。補強部材1125は、一般的には、乳首の乳首部分1112に配置された中空の円筒形状である。ダクト1116が、補強部材1125の内側に乳首部分1112を貫いて形成される。補強部材1125の内側には、内部ヘリカルリブ1131が形成される。補強部材1125の外側には、外部ヘリカルリブ1139が形成される。
【0072】
図23は、図20に断面で示す補強部材925の実施形態を含む乳首910の底面図を示す。乳首910の底部分914が示されており、ダクト916は、補強部材925の隣接した壁933間に配置される。
【0073】
かくして、本発明をある好ましい実施形態について説明したけれども、特許請求の範囲に記載の如き発明の意図した範囲内に依然として入る修正、置換及び他の変更をなすことができることは、当業者において理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明による乳首の1つの実施形態の断面図である。
【図1A】図1の乳首の変形例における弁付のダクトの拡大図である。
【図2】図1の乳首の縮小底面図である。
【図3】本発明による一体の乳首の第2実施形態の上からの斜視図である。
【図4】図3の乳首のカラー部分の上からの斜視図である。
【図5】図4のカラー部分の底からの斜視図である。
【図6】図3の乳首の一部分の拡大部分断面斜視図である。
【図7】図3の乳首の他の部分の拡大部分断面斜視図である。
【図8】図3の乳首の底からの拡大斜視図である。
【図9】本発明による一体の乳首の第3実施形態の斜視図である。
【図10】本発明による乳首の第4実施形態の断面図である。
【図11】図10の乳首の取付け部分の拡大部分断面図である。
【図11A】図11のベントを示す一部切除した斜視図である。
【図12】本発明による流体ダクトの配列の1つの実施形態の底面図である。
【図13】乳首寸法のいくらかを示す、図10に示した乳首と同様な乳首の実施形態の断面図である。
【図14】図10の乳首の拡大部分断面図である。
【図15】図10の乳首の他の実施形態の拓大部分断面図である。
【図16A】ダクトの種々のタイプの末端の断面図である。
【図16B】ダクトの種々のタイプの末端の断面図である。
【図16C】ダクトの種々のタイプの末端の断面図である。
【図17A】上記の末端が形成されている乳首の端面図である。
【図17B】上記の末端が形成されている乳首の端面図である。
【図18】乳首に埋設された管状メッシュ補強体を有する一実施形態の断面図である。
【図19A】乳首内に設けられた補強要素として使用されるヘリカルタイプの押出物の長軸に沿って見た断面図である。
【図19B】図19Aの実施形態の斜視図である。
【図20】乳首に埋設されるべき補強要素の他の実施形態の長軸にそって見た断面図である。
【図21】乳首に埋設されるべき補強要素の他の実施形態の長軸にそって見た断面図である。
【図22】乳首に埋設されるべき補強要素の他の実施形態の長軸にそって見た断面図であり、補強要素の内部と外部の両方が平滑の円から変形されている。
【図23】図20の実施形態と同様の内部ウエブタイプの補強要素を有する乳首の他の実施形態の底から頂き(近位端)に向かって見た図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実質的に中実の乳首を有し、乳首には、流体を前記乳首の中を導くための1つ又はそれ以上のダクトが形成され、前記乳首は、圧縮されたとき、前記1つ又はそれ以上のダクトの中を通る流体の流れを阻止するように容易に圧縮でき、前記中実の乳首内に前記1つ又はそれ以上のダクトに隣接して補強部材を配置してなる、改良哺乳乳首。
【請求項2】
前記補強部材は、長手方向軸線に沿って延びる、請求項1の乳首。
【請求項3】
乳首は、約10より小さいショアーA硬度を有し、前記補強部材はより大きい硬度を有する材料で作られる、請求項2の乳首。
【請求項4】
乳首は、複数のダクトを含み、前記補強部材は形状が管状でほぼ円筒形であり、前記補強部材は前記ダクトを取り囲んでいる、請求項1の乳首。
【請求項5】
乳首は、一体の乳首部分および取付部分を有し、前記取付部分は、前記乳首を取り付ける際に用いられるようになっており、前記取付部分は、乳首部分のショアーA硬度よりも大きいショアーA硬度の材料で形成される、請求項3の乳首。
【請求項6】
前記補強部材は、中実の連続側壁を有する、請求項4の乳首。
【請求項7】
前記補強部材は目の粗いメッシュ材料で作られる、請求項4の乳首。
【請求項8】
前記補強部材は目の粗いメッシュで形成され、そして前記乳首に埋設される、請求項4の乳首。
【請求項9】
前記補強部材は、前記乳首の細長い部分を構成する軟質材料に埋設され、前記補強部材は前記乳首の軟質材料よりも大きい引裂力抵抗を有する、請求項1の乳首。
【請求項10】
前記補強部材は管状でほぼ円筒形である、請求項9の乳首。
【請求項11】
前記補強部材は前記乳首を貫いて形成された複数のダクトを取り囲む、請求項10の乳首。
【請求項12】
前記乳首は、複数のダクトを有し、前記補強部材は前記ダクトを前記補強部材の外にして前記乳首内に配置される、請求項10の乳首。
【請求項13】
前記補強部材には、スパイラル形リブ構造が形成されている、請求項10の乳首。
【請求項14】
前記リブ構造はヘリックスである、請求項13の乳首。
【請求項15】
前記リブ構造は前記補強部材の外部に形成される、請求項13の乳首。
【請求項16】
前記リブ構造は前記補強部材の内部に形成される、請求項13の乳首。
【請求項17】
前記リブ構造は前記補強部材の内部および外部の両方に形成される、請求項13の乳首。
【請求項18】
前記補強部材は、長手方向軸線から半径方向に且つ長手方向軸線に沿って延びる複数の細長い壁で形成される、請求項9の乳首。
【請求項19】
前記乳首は、該乳首に形成された複数のダクトを有し、前記ダクトは、前記補強部材の隣接した壁間に配置される、請求項18の乳首。
【請求項20】
前記補強部材には、該補強部材の長手方向軸線と平行に延びる複数のリブが形成される、請求項10の乳首。
【請求項21】
前記リブは、前記補強部材の内部に形成される、請求項20の乳首。
【請求項22】
前記リブは、前記補強部材の外部に形成される、請求項20の乳首。
【請求項23】
前記リブは、前記補強部材の内部および外部に形成される、請求項20の乳首。
【請求項24】
前記補強部材は、ホィールおよびスポークの形状の横断面を有し、それによって、前記形状は、前記補強部材について複数の導管状通路を構成し、前記乳首は、複数のダクトを有し、該ダクトは前記通路内に配置される、請求項10の乳首。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図11A】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公表番号】特表2009−504200(P2009−504200A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−520272(P2008−520272)
【出願日】平成18年6月27日(2006.6.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/025010
【国際公開番号】WO2007/005427
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(503134413)メデラ ホールディング アクチェンゲゼルシャフト (9)
【Fターム(参考)】