説明

複合画像形成装置

【目的】 給送異常検出から解除までに要する操作者の調整完了時間がばらついても適切なタイミング、かつ適切な原稿に基づいて画像合成処理を再開できる。
【構成】 検出手段による給送異常解除状態検出後に、プリンタ制御部CONT2がコア部10による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定してプリンタ部2の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいてプリンタ部2の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させる構成を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ部とプリンタ部とを備えるディジタル画像処理部と外部装置とを接続して画像処理された複合画像を形成可能な複合画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナ部とプリンタ部とを備えるディジタル画像処理部と外部装置とを接続して画像処理された複合画像を形成可能な複合画像形成装置が提案されている。
【0003】また、この種の装置では、外部装置から入力された画像と原稿画像との合成画像を行って出力する画像データを記憶するメモリを有し、この上で出力画像を合成していた。
【0004】さらに、プリンタ部で画像出力中に紙詰まりが発生した場合、紙詰まり解除処理が行われプリント動作が可能な状態になると、自動的にプリント可能状態となって、自動的にプリント処理が開始されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記のような画像合成は、プリンタ部としての出力(通常2値データ))、スキャナ部からの出力(通常多値データ)を合成するので、出力画像の画質を優先すれば、多値データを記憶しておく大容量のメモリが必要となり、コスト上昇を招いていしまう。
【0006】反対にコストを優先すれば、2値データ等で記憶するのでスキャナ画像の情報量を減らすことになり、画質が悪化するという矛盾点があった。
【0007】そのため、合成画像を出力する時点でスキャナからの画像と外部からの画像を合成する手段を与えることが提案されている。
【0008】しかしながら、スキャナからの画像とリアルタイムで合成を行うため、合成出力時に紙詰まりが発生すると、紙詰まりが発生したとき、紙詰まり処理を行った後に、従来のように、直ぐにプリント出力を再開すると、再開したい原稿が原稿台上にセットされていない状態となったり、原稿給送装置が次の原稿を給送してしまい、ジャム復帰後にジャム解除前の原稿と外部装置から入力された画像との正規の画像合成出力を行えない事態が発生する等の問題点があった。
【0009】そこで、操作者が原稿を元に戻すことができる時間のウエイトを考慮してプリント動作を再開することで改善されるが、操作者により、原稿を戻す調整時間が異なるため、元に戻す調整時間が長いと異なる原稿の画像を出力してしまったり、逆に短い場合は、所望の合成出力を得るまでに延々と待たされてしまう等のように操作性が非常に悪いという問題点もあった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、画像合成モード処理中における記録媒体の給送異常検出に伴うジャム解除後の状態復帰制御を操作部から解除指令がなされるまで禁止することにより、給送異常検出から解除までに要する操作者の調整完了時間がばらついても適切なタイミング、かつ適切な原稿に基づいて画像合成処理を再開できる複合画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複合画像形成装置は、画像出力手段に給送される記録媒体の給送異常状態および異常解除状態を検出する検出手段と、この検出手段による給送異常解除状態検出後に、前記合成手段による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定して前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいて前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させる制御手段とを設けたものである。
【0012】
【作用】本発明においては、検出手段による給送異常解除状態検出後に、制御手段が前記合成手段による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定して前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいて前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させるので、給送異常検出から解除までに要する操作者の調整完了時間がばらついても適切なタイミング、かつ適切な原稿に基づいて画像合成処理を再開することが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す複合画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【0014】図において、1は第1の画像入力手段として機能する原稿を画像データに変換する画像入力装置(リーダ部)、2は画像出力手段として機能するための複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像として出力する画像出力装置(プリンタ部)、3は前記リーダ部1と電気的に接続された外部装置であり、各種の機能を有する。すなわち、第2の画像入力手段として機能する外部装置3には、ファクシミリ部4,ファイル部5,該ファイル部5と接続されている外部記憶装置6,コンピュータおよびLANと接続するためのコンピュータインタフェース部7,コンピュータからの情報を可視像とするためのフォーマッタ部9,前記リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9および上記各機能処理を制御するコア部10等を備えている。なお、本実施例において、コア部10は合成手段としても機能する。
【0015】このように構成された画像形成装置において、検出手段(記録紙の給送ジャムを検出するセンサS1等)による給送異常解除状態検出後に、プリンタ制御部CONT2がコア部10による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定してプリンタ部2の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいてプリンタ部2の動作状態を後述する図10R>0等に示すフローチャートに従って給送異常検出前状態に復帰させるので、給送異常検出から解除までに要する操作者の調整完了時間がばらついても適切なタイミング、かつ適切な原稿に基づいて画像合成処理を再開することが可能となる。
【0016】図2は、図1に示したリーダ部1およびプリンタ部2の構成を説明する断面図である。以下、構成および動作について説明する。
【0017】原稿給送装置101上に積載された原稿は、1枚ずつ順次原稿台ガラス面102上に搬送される。原稿がガラス面102の所定位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつスキャナ・ユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105,106,107,レンズ108を介してCCDイメージ・センサ109(以下、CCDと称する)に入力する。
【0018】CCD109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換される。変換された電気信号は、画像処理部110において、各種の画像処理が施され、外部切り換え回路は、リーダ部1からの信号をプリンタ部2または外部装置3へ切り換えるセレクタである。また、リーダ部1からの信号と、外部装置3からの信号のいずれかを選択し、プリンタ部2に接続する機能も備えている。
【0019】画像処理部110の外部切り換え回路にて、プリンタ部2へ接された電気信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体202を照射する。照射光によって感光体202上に作られた潜像は、現像器203によって現像される。上記潜像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部204または転写紙積載部205より転写紙が搬送され、転写部206において、上記現像された像が転写される。転写された像は定着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208より装置外部に排出される。排紙部208から出力された転写紙は、ソータ220のソート機能が作動しているときは、各ビンに排紙される。
【0020】一方、ソータ220のソータ機能が作動していないときは、ソータ220の最上位のビンに排出される。
【0021】続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用紙の両面に出力する方向について説明する。
【0022】定着部207で定着された出力用紙を、一度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転して搬送方向切り換え部材209を介して再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが転写紙については再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一出力紙の表面,裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
【0023】図1に示す様に、外部装置3はリーダ部1とケーブルで接続され、外部装置3内のコア部10で信号の制御や、各機能の制御を行う。外部装置3内には、ファクシミリ送受信を行うファクシミリ部4,各種原稿情報を電気信号に変換し、光磁気ディスクに保存するファイル部5,コンピュータからのコード情報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部8,LANおよびコンピュータとのインタフェースを行うコンピュータ・インタフェース部7,リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9および上記各機能を制御するコア部10からなる。
【0024】図3は、図1に示したリーダ部1に配設される操作パネルの一例を示す平面図である。
【0025】図において、301は表示部であり、動作状態・メッセージを表示する。また、表示部301の表面はタッチパネルになっていて、表面を触れることにより選択キーとして機能する。302はテンキーであり、数字を入力するキーである。303はスタートキーであり、このキーを押下することにより動作を開始する。
【0026】以下、図4〜図9に示すフローチャートを参照しながら本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理動作について説明する。
【0027】図4〜図9は本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、各図の(1)……はステップを示す。
【0028】まず、図4において、源投入後、初期設定が行われる(1)。操作パネルの表示部301に動作モード選択キーが表示され、選択キーの上のパネルが触れられることにより、モードが選択される。選択されたモードがコピーモードかどうかを判定され(2)、コピーモードの時は、図5のステップ(1)に移行する。
【0029】一方、ステップ(2)の判定でコピーモードが選択されていないと判定された場合は、ファクシミリ送信モードが選択されているかどうかを判定し(3)、ファクシミリ送信モードの時は、図6に示すステップ(1)に移行する。
【0030】一方、ステップ(3)の判定でファクシミリ送信モードが選択されていないと判定された場合は、ファイルモードが選択されているかどうかを判定し(4)、ファイルモードの時は、図7に示すステップ(1)に移行する。
【0031】一方、ステップ(4)の判定でファイルモードが選択されていないと判定された場合には、コンピュータ・インタフェース部7からの入力モードが選択されているかどうかを判定し(5)、入力モードが選択されている場合には、図8に示すステップ(1)に移行する。
【0032】一方、入力モードが選択されていないと判定された場合には、ファクシミリ受信モードが選択されているかどうかを判定し(6)、ファクシミリ受信モードが選択されている場合には、図9に示すステップ(1)に移行する。
【0033】一方、ステップ(6)の判定でファクシミリ受信モードが選択されていない場合には、ステップ(2)に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0034】また、図4に示されたステップ(2)の判定でコピーモードが選択されていた場合には、図5に示すフローを開始し、まず、コピー動作の初期化設定が行われ(1)、操作パネルより入力されるキーを読み込みコピー条件を設定し(2)、スタートキー303の入力を待つ(3)。次いで、スタートキー303が押下されると、リーダ部1で原稿を読み取り(4)、プリンタ部2で印刷(上述した印刷処理)を行う(5)。そして、印刷を終了すると、初期設定のため、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0035】さらに、図4に示したステップ(3)の判定でファクシミリ送信モードが選択されていた場合には、図6に示すフローを開始し、まず、ファクシミリ送信の初期設定が行われ(1)、操作パネルより入力されるキーを読み込みファクシミリ送信条件を設定し(2)、スタートキー303の入力を待機する(3)。
【0036】スタートキー303が押下されると、リーダ部1より原稿を読み取り(4)、画像データをファクシミリ部4に送る。ファクシミリ部4は設定された様式と決められたプロトコルに従ってファクシミリ送信を行い(5)、送信終了後、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0037】また、図4に示したステップ(4)の判定でファイルモードが選択されていた場合には、図7に示すフローを開始し、まず、ファイル操作の初期化設定が行われる(1)。操作パネルにファイル記録化それともファイル検索かのモード選択を表示し、操作者からのキー入力を待機する(2)。次いで、記録キーが選択された場合には、記録条件設定を行い(3)、リーダ部1より原稿を読み込み(4)、ファイル部5にデータを送り、ファイル部5の外部記憶装置6に記録する(5)。
【0038】一方、ステップ(2)でファイル検索キーが選択された場合には、検索条件設定が行われ(6)、外部記憶装置6よりファイルの検索が行われ(7)、結果が出力される(8)。そして、ファイル記録またはファイル検索終了後、初期設定のため、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0039】さらに、図4に示したステップ(5)の判定で外部からコマンドデータが入力された場合には、図8R>8に示すフローを開始し、まず、コマンドをコンピュータ・インタフェース部7で受理し(1)、コア部10を経由してデータをフォーマッタ部8に送り解釈して文字等意味のある情報に変換する(2)。次に、情報を出力するが、プリンタ部2が動作中かどうかを確認し(3)、プリンタ部2が動作中でない場合にデータを印刷する(4)。そして、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0040】プリンタ部2が動作中の場合には、イメージメモリ部9に記憶し(5)、ステップ(3)に戻り、プリンタ部2が動作中でないときに記憶されたデータを読み出してプリンタ部2で印刷する(3),(4)。そして、データ出力後、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0041】また、図4に示したステップ(6)の判定でファクシミリ受信と判定された場合には、図9に示すフローを開始し、まず、ファクシミリ受信がファクシミリ部4で行われ(1)、プリンタ部2が動作中かどうかを判定し(2)、動作中でなければ、プリンタ部2にデータが送られ、印刷される(3)。
【0042】一方、ステップ(2)の判定でプリンタ部2が動作中であると判定された場合には、ファクシミリ部4のハードディスク(HD)に記憶され(4)、プリンタ部2が動作中でない時にプリンタ部2よりプリントアウトされる(2),(3)。そして、プリント終了後、初期設定のため図4に示したステップ(1)に戻る。
【0043】以上のモードを操作パネルの選択キーで選択するか、ファクシミリ部4にて受信するか、コンピュータ・インタフェース部7にて外部からのコマンドを検出することにより動作を行う。
【0044】なお、これらの動さは同時に組み合せて動作できるもの、また、同時に独立して動作できる者もあり、優先順位の設定等コア部10にて制御する。
【0045】以下、図3に示した操作部の各キー302,303から指定した合成領域に従ってフォーマッタ部8で変換した画像情報をリーダ部1で読み込んだ原稿画像と合成する制御動作について図10を参照しながら説明する。
【0046】図10は本発明に係る複合画像形成装置における画像合成処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0047】図4に示したステップ(5)において外部入力ありと判断された場合には、通常は、図8に示した印刷シーケンスへと進むが、合成モードが設定されているかどうかを判定し(1)、該合成モードが設定されていない場合には、図8に示す処理を開始し、該合成モードが設定されている場合には、図10に示す合成シーケンスが開始され、まずコピー動作や、ファクシミリ送信時やファイル記録時のリーダ部1の使用を禁止する(2)。これは、合成モードが設定されてフォーマッタ部8から変換された画像が送られてくるまで待機している間に、目的とする原稿が上記のほかのモードで使用される原稿に置き換えられるのを防止するためである。フォーマッタ部8は通常のコマンド変換出力時と同じように、コマンドを文字等の画像情報に変換する(3),(4)。次いで、フォーマットされた画像データの出力準備ができたところで、プリンタが動作中でなければ(5)、合成出力動作を開始する。ここで、原稿画像の読み込みモードがフィーダモードかどうかを判定する(6)。この判定は、図2に示した原稿給送装置101に備えられた図示しないセンサで原稿セット状態が監視されているので、そのセンサ出力から、原稿がセットされていた場合は、あらかじめ原稿を読み込み位置まで引き込む(7)。続いて、適切な転写紙積載部(用紙カセット204,205)から用紙が給紙されて(8)、転写部206に移動する。この時、感光体202に対して出力画像の潜像が、適切なタイミングで形成されるようにスキャナ・ユニット104が移動し(9)、CCD109に原稿画像データを取り込む。読み込んだ画像画像が、フォーマッタ部8で形成された画像と後述する図11R>1に示す外部切換え回路の部分で、指定した領域によって択一的に露光制御部201へ送られ、印刷へと至る(10)。印刷の部分はこれまでに説明した各動作と同様なので説明は省略する。
【0048】ここで、図11に基づいて外部切り換え回路の構成について説明する。
【0049】図において、1101は外部からの画像データの信号、1102は前記画像処理部110からの画像データ信号、1100はセレクタで、画像データ信号1101または画像データ信号1102のいずれかを選択する。1103は選択された画像データ信号で、この画像データ信号1103が最終的に露光制御部201に送られ潜像形成に使用される。主走査方向の領域判定回路1105と副走査方向の領域判定回路1106は、各々入力される基準信号1108,1109と変換された画像データの位置を表す画素クロック1107,1110によりあらかじめ設定された領域データと比較して、各方向における領域内外の判定をする。各方向の判定した結果に基づき領域判定回路1104にて最終的な領域判定を行い、セレクタ1100に伝達され、この結果によって出力信号が選択される。
【0050】次に、同じ外部からの画像データに対して、複数枚の原稿の画像データを合成する場合について図10に示すフローを参照しながら継続して説明する。
【0051】一部説明が重複するが、1枚目の合成画像が印刷された後(10)、前記原稿給送装置101は次の原稿があるかないかを判定する(11)。この判定で原稿が無いと判定された場合は、一度、シーケンスを抜けるが、ある場合には、そのまま原稿を交換し(7)、再度ステップ(8)の給紙を行う。
【0052】ここで、前述したシーケンスを繰り返せば、1つの外部からの画像データに複数の原稿画像を合成することができる。なお、本実施例では、フォーマッタ部8はリーダ部1のタイミングを合わせて、何度でも同一の画像データを外部切換え回路に送ることができる。
【0053】また、前述したように、本モードの場合には、リーダ部1を使用する他の動作を禁止してしまうので、必要な分の合成が終了したら、合成モードを解除して、他の動作を許可するのが望ましい。
【0054】そこで、ページ指定による解除方法について以下説明する。
【0055】なお、操作部のキー303からはこのページ数を指定することができる。複数原稿に対して同一ページの出力を終了したところで、合成モードの解除を判定するためのページ指定が或るかどうかの判定をする(12)。
【0056】この判定で指定されているならば、その時出力した外部からの画像データが出力してから何ページ目にあたるかをカウントし、あらかじめ指定した解除ページ数と比較する(13)。
【0057】この比較で、指定した解除ページ数に達していたならば、合成モードを解除し(14)、リーダ部1の使用を許可し(15)、図4に示したステップ(1)に戻る。
【0058】以下、図12に示すフローチャートを参照しながら紙詰まり処理動作について説明する。
【0059】図12は本発明に係る複合画像形成装置における第1の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。また、これらの処理は一定時間毎、または必要に応じてメインシーケンスから呼ばれるサブルーチンである。
【0060】まず、ジャムが発生したかどうかを判定し(1)、ジャムが発生していない場合は、プリンタ動作(画像作像動作)が終了したかどうかを判断し(2)、終了している場合には、リターンし、終了していない場合は、ステップ(1)に戻る。
【0061】一方、ステップ(1)の判定でジャムが発生していた場合には、ステップ(3)以降に進む。
【0062】なお、本実施例ではジャムとは、図2に示した原稿搬送装置101で原稿搬送中のジャムとプリンタ部2の転写紙の搬送中のジャムがある。
【0063】そこで、ステップ(3)では、プリンタ部2の動作が終了したかどうかを判定する。例えば原稿搬送装置101でのジャムの場合は、プリンタ部2での給紙済みの用紙を排紙部208に排紙してからプリンタ部2の動作を停止する。また、ステップ(3)でプリンタ部2の動作が停止していない場合は、プリンタが停止するのを待機し、停止したら、プリンタ状態をオフラインに切換え、図3に示した表示部301にジャム発生を、例えば「紙詰まりを取り除いて下さい。」等の表示を行う(4)。このジャム表示後、プリンタ部2の紙詰まり処理が行われ、プリンタ動作可能な状態になったかどうかを、例えばプリンタ部2のドアの開閉や、専用スイッチの押下等から判定し(5)、プリンタ動作可能状態となったら、ジャム発生時点のモードが合成モードであったかどうかを判定し(6)、合成モードでなかった場合は、プリンタ状態をオンラインに切り換えて、図8に示したステップ(1)に進み、プリント動作を再開する。
【0064】一方、ステップ(6)の判定でYESの場合は、表示部301に操作者に原稿を給送位置に再度戻すことを催促する表示(原稿リカバリー表示)、例えば図13に示す様に、「原稿を元に戻して、スタートキーを押下して下さい。」を表示する(7)。次いで、操作者により、スタートキー303が押下されるのを待機し(8)、押下されたら、引き続いて行う原稿まで原稿を搬送し、プリンタ状態をオンラインに切り換える原稿リカバリー処理処理を実行し(9)、図10に示したステップ(1)に戻る。
【0065】このようにして、外部装置3からの画像とリーダ部1から読み込んだ画像を合成する場合には、ジャムリカバリーの開始を操作者に行わせることで、原稿を元に戻す時間を確保し、操作者が原稿を戻している途中で、プリンタ部2のプリント動作がスタートしたり、必要以外の時間を待つことなしにリカバリースタートを行うことが可能となる。
【0066】また、他の実施例として、操作者のリカバリースタートがプリンタ状態をオンラインにすることでなされる構成であっても良い。これにより、コピー状態のリカバリーとプリント動作のリカバリーを分けることができる。
【0067】図14は本発明に係る複合画像形成装置における他のリカバリー表示例を示す図である。
【0068】図12に示したステップ(7)での表示に代え、この図に示す様に、「原稿を元に戻して、オンラインにして下さい。」の表示を行い、ステップ(8)において、操作者がプリンタ状態をオンラインするまで待ち、オンラインされた場合は、図8に示すステップ以降の処理を開始する。
【0069】図15は本発明に係る複合画像形成装置における第2の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。また、これらの処理は一定時間毎、または必要に応じてメインシーケンスから呼ばれるサブルーチンである。
【0070】まず、ジャムが発生したかどうかを判定し(1)、ジャムが発生していない場合は、プリンタ動作(画像作像動作)が終了したかどうかを判断し(2)、終了している場合には、リターンし、終了していない場合は、ステップ(1)に戻る。
【0071】一方、ステップ(1)の判定でジャムが発生していた場合には、ステップ(3)以降に進む。
【0072】なお、本実施例ではジャムとは、図2に示した原稿搬送装置101で原稿搬送中のジャムとプリンタ部2の転写紙の搬送中のジャムがある。
【0073】そこで、ステップ(3)では、プリンタ部2の動作が終了したかどうかを判定する。例えば原稿搬送装置101でのジャムの場合は、プリンタ部2での給紙済みの用紙を排紙部208に排紙してからプリンタ部2の動作を停止する。また、ステップ(3)でプリンタ部の動作が停止していない場合は、プリンタが停止するのを待機し、停止したら、プリンタ状態をオフラインに切換え、図3に示した表示部301にジャム発生を、例えば「紙詰まりを取り除いて下さい。」等の表示を行う(4)。このジャム表示後、プリンタ部2の紙詰まり処理が行われ、プリンタ動作可能な状態になったかどうかを、例えばプリンタ部2のドアの開閉や、専用スイッチの押下等から判定し(5)、プリンタ動作可能状態となったら、ジャム発生時点のモードが合成モードであったかどうかを判定し(6)、合成モードでなかった場合は、プリンタ状態をオンラインに切り換えて、図8に示したステップ(1)に進み、プリント動作を再開する。
【0074】一方、ステップ(6)の判定でYESの場合は、合成モードがフィーダモードであるかどうかを判定し(7)、フィーダモードでない場合は、原稿をリカバリーする必要がないため、プリンタ状態をオンラインに切り換えて、図10に示したステップ(1)へと以降する。
【0075】一方、フィーダモードであると判定された場合には、表示部301に操作者に原稿を給送位置に再度戻すことを催促する表示(原稿リカバリー表示)、例えば図14に示す様に、「原稿を元に戻して、オンラインにして下さい。」を表示する(8)。次いで、操作者により、プリンタ状態がオンラインになされるまで待機し(9)、オンライン状態になされたら、引き続いて行う原稿まで原稿を搬送し、プリンタ状態をオンラインに切り換える原稿リカバリー処理処理を実行し(10)、図10に示したステップ(1)に戻る。
【0076】以下、図16に示すフローチャートを参照しながら他の紙詰まり処理動作について説明する。
【0077】図16は本発明に係る複合画像形成装置における第3の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。また、これらの処理は一定時間毎、または必要に応じてメインシーケンスから呼ばれるサブルーチンである。
【0078】まず、ジャムが発生したかどうかを判定し(1)、ジャムが発生していない場合は、プリンタ動作(画像作像動作)が終了したかどうかを判断し(2)、終了している場合には、リターンし、終了していない場合は、ステップ(1)に戻る。
【0079】一方、ステップ(1)の判定でジャムが発生していた場合には、ステップ(3)以降に進む。
【0080】なお、本実施例ではジャムとは、図2に示した原稿搬送装置101で原稿搬送中のジャムとプリンタ部2の転写紙の搬送中のジャムがある。
【0081】そこで、ステップ(3)では、プリンタ部2の動作が終了したかどうかを判定する。例えば原稿搬送装置101でのジャムの場合は、プリンタ部2での給紙済みの用紙を排紙部に排紙してからプリンタ部2の動作を停止する。また、ステップ(3)でプリンタ部2の動作が停止していない場合は、プリンタが停止するのを待機し、停止したら、プリンタ状態をオフラインに切換え、図3に示した表示部301にジャム発生をしたことを表示して(4)、電源がOFFされるまで他の処理を行えないようにする。
【0082】なお、本実施例では、ジャム表示を行い無限ループに入る前に、合成モードのジャムが発生したことや、リカバリーに必要な情報をバックアップエリアに保存していることはいうまでもない。
【0083】以後、図17に示す電源ON時のリカバリー処理動作について説明する。
【0084】図17は本発明に係る複合画像形成装置における第3の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。また、これらの処理は一定時間毎、または必要に応じてメインシーケンスから呼ばれるサブルーチンである。
【0085】上記電源がOFFとなってから、電源が投入されると、各負荷やRAM等の初期設定を行う(1)。次いで、ジャムが発生しているかどうかを判断し(2)、ジャムが発生していると判断した場合は、ジャム表示を行い(3)、無限ループに入り、他の処理実行を制限する。
【0086】一方、ステップ(2)の判定でジャムが発生してない場合には、プリント動作のジャリカバリー動作かどうかを判断し(4)、ジャムリカバリー動作でない場合は、通常の電源投入時の処理を実行するため、図4R>4に示したステップ(1)に進み、ジャムリカバリー動作である場合には、プリンタ部2のウエイトアップが終了するのを待機し(5)、ウエイトアップが終了したら、ジャムが発生した時のモードが合成モードであったかどうかを判断し(6)、合成モードでなかった場合には、図8のステップ(1)へと以降し、プリント動作を開始する。
【0087】一方、ステップ(6)の判定で合成モードであった場合は、表示部301に原稿を戻すことを催促する表示、例えば図14に示したように、「原稿を元に戻して、オンラインにして下さい。」の表示を行う。次いで、操作者により。プリンタ状態がオンラインにされるのを待機し(8)、引き続いて行う原稿までを搬送し(9)、図10に示したステップ(1)にへと移行する。
【0088】以下、図18〜図20を参照しながら本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成時の操作手順について説明する。
【0089】図18〜図20は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成時の操作手順を示す図である。なお、操作部はキーK1〜K5およびタッチパネル型のディスプレイDSPから構成され、ディスプレイDSPに表示された各キーエリアをタッチすることにより、操作指示を行う。
【0090】まず、図18の(a)に示されるようにキーエリア「オフライン」を押下して、該エリアが反転表示された状態とする。これにより、プリンタはオフライン状態となる。ここで、キーエリア「スキャナ合成」を押下すると、ディスプレイDSPの表示が図18の(b)に示す画面に切り換わり、キーエリア「スキャナ合成」が反転表示される。
【0091】ここで、オプション接続可能なエディタのペンにより画像をはめ込むエリアを2点でペン入力するか、または図18の(c)に示し画面をディスプレイDSPに表示して、操作部のテンキー入力で、画像をはめ込むエリアを数値入力する。
【0092】そして、図18の(b),(c)で2点の座標が入力されると、図18の(d)に示すように、入力された2点を画面に表示し、該表示画面でキーエリア「ポイントクリア」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図18の(b)に示す画面に切り換わり、再度画像をはめ込むエリアを2点を入力する。なお、本実施例では、指定された2点の内、ポイントクリアは1点ずつ行う。
【0093】一方、図18の(d)の画面で、キーエリア「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図19の(b)に示す画面に切り換わり、スキャナ原稿を指定された画像はめ込みエリアの内側それとも外側に合成するかを指示する。なお、本実施例では反転表示される「外側」が選択されている状態に対応する。
【0094】この図19の(b)の画面でキーエリア「取消」が押下された場合は、ディスプレイDSPの表示が図19の(a)に示す画面に切り換わり、エリア変更を指示可能な状態となり、ここで、キーエリア「エリアクリア」を押下すると、ディスプレイDSPの表示が図18の(a),(b)に示す画面に切り換わり、エリア再指定を行う。なお、図19の(a)の画面で、キーエリア「取消」が押下された場合には、図18の(a)の画面に表示内容が切り換わる。
【0095】一方、図19の(a)でキーエリア「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図19の(b)に示す画面に再度切り換わり、該画面でキーエリア「OK」が押下されると、ディスプレイDSPの表示が図19の(c)に示す画面に切り換わり、プリントデータのページ数(1〜999の間の任意の数)をテンキーで入力し、該画面でキーエリア「OK」が押下されると、ディスプレイDSPの表示が図19の(d)に示す画面に切り換わり、該画面でキーエリア「スキャナ合成」が押下されると、ディスプレイDSPの表示が図19の(a)に示す画面に切り換わる。
【0096】一方、図19の(c)に示す画面表示状態で、キーエリア連続」が押下されると、ディスプレイDSPの表示が図20の(a)に示す画面に切り換わり、スキャナ合成する原稿が「ページ指定」かそれとも「連続」かを指示する。該画面で、キーエリア「連続」,「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図19の(d)に示す画面に切り換わり、該画面で、キーエリア「ページ指定」,「OK」あるいは「取消」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図19の(c)に示す画面に切り換わる。そして、スキャナ合成の設定操作が完了すると、用紙選択を行うための画面(図20の(c)参照)が操作部のディスプレイDSPに表示される。
【0097】図21は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成待機画面の一例を示す図である。
【0098】この図に示すように、スキャナ原稿が指定したエリアの内側に設定された場合には、スキャナ合成待機時に(a)に示す画面がディスプレイDSPに表示され、スキャナ原稿が指定したエリアの外側に設定された場合には、スキャナ合成待機時に(b)に示す画面がディスプレイDSPに表示される。
【0099】図22は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図であり、特に画質設定操作画面に対応する。
【0100】この図の(a)に示す画面がディスプレイDSPに表示された状態で、すなわち、キーエリア「スキャナ合成」が反転表示された状態で、キーエリア「画質」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図22の(b)に示す画面に切り換わり、濃度(HI−FI/文字強調),シャープネス等を指定することが可能となり、文字原稿や写真原稿等の原稿の種類に応じて、プリント濃度を調節したり、画像の白黒をくっきりさせたりすることが可能となる。なお、図22の(b)の画面表示状態でキーエリア「OK」またはキーエリア「C」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図22の(a)に示す画面に切り換わり、再度設定が可能となる。
【0101】図23は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図であり、特にイメージクリエイト設定操作画面に対応する。
【0102】この図の(a)に示す画面がディスプレイDSPに表示された状態で、すなわち、キーエリア「スキャナ合成」が反転表示された状態で、キーエリア「イメージクリエイト」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図23の(b)に示す画面に切り換わり、各キーエリア「輪郭」,「網」,「影」,「ネガポジ反転」等の各種のイメージクリエイト処理を設定することができる。なお、図23の(b)の画面表示状態でキーエリア「OK」またはキーエリア「C」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図23の(a)に示す画面に切り換わり、再度設定が可能となる。
【0103】図24,図25は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図であり、特にトリミング移動設定操作画面に対応する。
【0104】この図の(a)に示す画面がディスプレイDSPに表示された状態で、すなわち、キーエリア「スキャナ合成」が反転表示された状態で、キーエリア「トリミング移動」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図24の(b)に示す画面に切り換わり、キーエリア「トリミング移動」が反転表示される。
【0105】ここで、オプション接続可能なエディタのペンにより画像をはめ込むエリアを2点でペン入力するか、または図24の(c)に示し画面をディスプレイDSPに表示して、操作部のテンキー入力で、画像をはめ込むエリアを数値入力する。
【0106】そして、図24の(b),(c)で2点の座標が入力されると、図24の(d)に示すように、入力された2点を画面に表示し、該表示画面でキーエリア「ポイントクリア」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図24の(b)に示す画面に切り換わり、再度画像をはめ込むエリアを2点を入力する。なお、本実施例では、指定された2点の内、ポイントクリアは1点ずつ行う。
【0107】一方、図24の(d)の画面で、キーエリア「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図25の(b)に示す画面に切り換わり、キーエリア「トリミング移動」が押下されると、ディスプレイDSPの表示が図25の(a)に示す画面に切り換わり、指定されたトリミング移動がグラフィックで表示される。この表示画面で、キーエリア「OK」が押下されると、再度ディスプレイDSPの表示が図25の(b)に示す画面に切り換わり、トリミング移動設定操作を完了する。なお、図25の(a)に示した画面で、キーエリア「エリアクリア」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示が図24の(b)に示す画面に切り換わり、再度トリミング移動エリア指定を行うことが可能に構成されている。
【0108】図26,図27は本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図であり、特にズーム設定操作画面に対応する。
【0109】この図の(a)に示す画面がディスプレイDSPに表示された状態で、すなわち、キーエリア「スキャナ合成」が反転表示された状態で、キーエリア「トリミング移動」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図26の(b)に示す画面に切り換わり、キーエリア「ズーム」が反転表示される。該画面表示中に、キーエリア「XY独立」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図26の(c)に示す画面に切り換わり、縦横独立のズーム設定(倍率100%を基準として(20%〜400%))が可能となり、該画面表示中に、キーエリア「XY同率」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示画面が図26の(b)に示す画面に切り換わり、図26の(b)に示す画面および図26の(c)の画面でキーエリア「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示画面が図26の(a)に示した画面に切り換わり、ズーム設定操作を完了する。
【0110】一方、図26の(b)の画面表示状態で、キーエリア「オート」が選択された場合には、ディスプレイDSPの表示画面が図27に示した(a)の画面に切り換わり、該画面表示中に、キーエリア「XY独立」が押下されると、ディスプレイDSPの表示画面が図26R>6の(c)に示す画面に切り換わり、縦横独立のズーム設定(倍率100%を基準として(20%〜400%))が可能となり、該画面表示中に、キーエリア「XY同率」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示画面が図27の(c)に示す画面に切り換わり、図2727の(b)に示す画面および図27の(c)に示す画面でキーエリア「OK」が押下された場合には、ディスプレイDSPの表示画面が図26の(a)に示した画面に切り換わり、ズーム設定操作を完了する。
【0111】この様に、各種のスキャナ合成のための操作を行うことにより、レターヘッドやロゴマーク,イラスト等の一部分を矩形でスキャンしてプリントするデータと重ね合わせて1枚の用紙にプリントすることが可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、検出手段による給送異常解除状態検出後に、制御手段が前記合成手段による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定して前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいて前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させるので、給送異常検出から解除までに要する操作者の調整完了時間がばらついても適切なタイミング、かつ適切な原稿に基づいて画像合成処理を再開することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複合画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したリーダ部およびプリンタ部の構成を説明する断面図である。
【図3】図1に示したリーダ部に配設される操作パネルの一例を示す平面図である。
【図4】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る複合画像形成装置における各機能処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る複合画像形成装置における画像合成処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る複合画像形成装置における外部切換え回路の一例を示すブロック図である。
【図12】本発明に係る複合画像形成装置における第1の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る複合画像形成装置における第1のジャム解除メッセージ表示の一例を示す図である。
【図14】本発明に係る複合画像形成装置における第1のジャム解除メッセージ表示の一例を示す図である。
【図15】本発明に係る複合画像形成装置における第2の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る複合画像形成装置における第3の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る複合画像形成装置における第3の紙詰まりリカバリー処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成時の操作手順を示す図である。
【図19】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成時の操作手順を示す図である。
【図20】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成時の操作手順を示す図である。
【図21】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成待機画面の一例を示す図である。
【図22】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【図23】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【図24】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【図25】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【図26】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【図27】本発明に係る複合画像形成装置におけるスキャナ合成オプション設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 外部装置
10 コア部
CONT2 プリンタ制御部
CONT1 リーダ制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿画像を第1の画像信号に変換して入力する第1の画像入力手段と、入力された前記第1の画像信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像出力手段と、所望の第2画像情報を外部入力する第2の画像入力手段と、外部入力される第2画像情報中の所望出力画像領域を指定する領域指定手段と、この領域指定手段により指定された所望出力画像領域に対応する第2画像情報と前記第1画像情報との画像合成を行う合成手段とを備え、原稿を原稿読取り位置に給送可能な自動原稿給送装置を接続可能な複合画像形成装置において、画像出力手段に給送される記録媒体の給送異常状態および異常解除状態を検出する検出手段と、この検出手段による給送異常解除状態検出後に、前記合成手段による画像合成モード設定状態および異常解除完了指示入力状態を判定して前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させることを禁止するとともに、該禁止状態中に、入力される解除指令に基づいて前記画像出力手段の動作状態を給送異常検出前状態に復帰させる制御手段とを具備したことを特徴とする複合画像形成装置。

【図2】
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【図4】
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【図13】
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【図1】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図14】
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【図11】
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【図16】
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【図12】
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【図20】
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【図21】
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【図15】
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【図22】
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【図23】
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【図17】
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【図25】
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【図27】
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【図18】
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【図19】
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【図24】
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【図26】
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