複合電子装置
【課題】 １つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができるようにする。
【解決手段】 リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされていない場合に、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにする。
【解決手段】 リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされていない場合に、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数のＡＶ（Ａｕｄｉｏ Ｖｉｓｕａｌ）機器が組み込まれた複合電子装置に係り、特に複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により動作する複合電子装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置は、複数のＡＶ機器毎にマイコンが搭載されていて、それぞれ異なったフォーマットのリモコン信号により動作するようになっている。例えば、ＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ−Ｃａｓｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）装置とＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）装置とが組み込まれた複合電子装置の場合、ＶＣＲ装置に対応したフォーマットのリモコン信号を受信してＶＣＲ装置を動作させるＶＣＲ装置のマイコンと、ＤＶＤ装置に対応したフォーマットのリモコン信号を受信してＤＶＤ装置を動作させるＤＶＤ装置のマイコンとが搭載されている。そのため、複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置は、複数のＡＶ機器のそれぞれに対応したフォーマットのリモコン信号を受信して、リモコン信号のフォーマットに対応したそれぞれのＡＶ機器を動作させる複数のマイコンが必要であり、コストを低減することができないという問題点があった。
背景技術としては、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を１つの受信手段により共通に受信して、受信したリモコン信号をそのリモコン信号の制御対象となる装置に割り込み信号として出力するようにしたものがあった（例えば、特許文献１参照）。
また、異なるフォーマットのリモコン信号を受信したとき、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、そのフォーマットに対応する処理部によりデータ処理をして制御信号を被制御回路に出力するようにしたものがあった（例えば、特許文献２参照）。
また、受信したリモコン信号がデコード不可能であるとき、バスを介してデコード可能な他の電子機器にデコード結果を要求し、送信されてきたデコード結果で制御動作が必要な場合にその制御動作を行うようにしたものがあった（例えば、特許文献３参照）。
また、制御マイコンに複数の変換テーブルを設けて、受信したリモコン信号の種類を判別し、複数の変換テーブルの中から有効な解読形式の変換テーブルを選択して、リモコン信号をデコードするようにしたものがあった（例えば、特許文献４参照）。
【特許文献１】特開平１０−１４５６３５号公報
【特許文献２】特開平５−１５３６７３号公報
【特許文献３】特開平７−３２７２７６号公報
【特許文献４】特開平８−３１４６０５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、背景技術で述べたもののうち最初のものにおいては、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を１つの受信手段により共通に受信して、受信したリモコン信号をそのリモコン信号の制御対象となる装置に割り込み信号として出力することができたが、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号を制御対象となる装置に出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、次のものにおいては、異なるフォーマットのリモコン信号を受信したとき、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、そのフォーマットに対応する処理部によりデータ処理をして制御信号を被制御回路に出力することができたが、メーカ毎、機器毎にフォーマットが異なる複数のリモコン信号をデータ処理をして、その制御信号を被制御回路に出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、受信したリモコン信号がデコード不可能であるとき、バスを介してデコード可能な他の電子機器にデコード結果を要求し、送信されてきたデコード結果で制御動作が必要な場合にその制御動作を行うことができたが、複数の電子機器間をバスを介して接続して、リモコン信号をデコード可能な電子機器によりデコードして、制御動作が必要な電子機器の制御動作を行うようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、制御マイコンに複数の変換テーブルを設けて、受信したリモコン信号の種類を判別し、複数の変換テーブルの中から有効な解読形式の変換テーブルを選択して、リモコン信号をデコードすることができたが、受信したリモコン信号に対応した有効な解読形式の変換テーブルによりリモコン信号をデコードして出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
本発明は、背景技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる複合電子装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するため本発明においては、異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備える。
更に、前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段を備える。
また、更に、前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段を備える。
これらの手段により、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
【発明の効果】
【０００５】
請求項１記載の発明に係る複合電子装置によれば、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされている時間を計時して、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、無効フラグをリセットし、無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示して、無効フラグがセットされていない場合に、受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにしているので、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
請求項２記載の発明に係る複合電子装置によれば、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされていない場合に、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにしているので、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
請求項３記載の発明に係る複合電子装置によれば、無効フラグがセットされている時間を計時し、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、無効フラグをリセットするようにしているので、無効フラグがセットされている時間を調整することができる。
請求項４記載の発明に係る複合電子装置によれば、無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示するようにしているので、リモコン装置から送信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なることが容易にわかる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、適宜図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳述する。図１は本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図であり、図２は本発明の一実施例の複合電子装置のリモコン装置を示す説明図であり、図３は本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図１の本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
複合電子装置１は、アンテナ１３により受信された電波から選択されたチャンネルのテレビ放送を受信するチューナ２と、チューナ２からの入力と外部入力端子１４からの入力とを切り換える入力切換部３と、ビデオカセットに映像音声信号を記録再生するＶＣＲ部４と、ＤＶＤ等の光ディスクに映像音声信号を記録再生するＤＶＤ部５と、ＶＣＲ部４からの出力とＤＶＤ部５からの出力とを切り換える出力切換部６と、文字情報信号を映像信号に重畳して、文字情報をモニタ装置３０の画面に表示するＯＳＤ（Ｏｎ−Ｓｃｒｅｅｎ Ｃｈａｒａｃｔｅｒ Ｄｉｓｐｌａｙ）回路７と、複合電子装置１のシステム全体を制御するマイコン８と、複合電子装置１の動作モード等の各種情報を表示する表示部９と、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲ部４を動作させるＶＣＲモードとＤＶＤ部５を動作させるＤＶＤモードとを切り換える動作モード切換キー等の各種操作キー（図示せず）が設けられたキー操作部１０と、リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部１１と、経過時間を計時するタイマ回路１２とで構成されている。
また、リモコン装置２０には、図２に示すように、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＶＣＲモードに対応したフォーマットに切り換えるＶＣＲキー２０ａ、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＤＶＤモードに対応したフォーマットに切り換えるＤＶＤキー２０ｂ、複合電子装置１の動作を指令する複数の共通キー２０ｃ等の各種操作キーが設けられていて、それらの操作キーを操作することにより、複合電子装置１を所望動作させることができるようになっている。
以上のように構成された複合電子装置について、以下その動作について説明する。
ユーザは、複合電子装置１のキー操作部１０に設けられた動作モード切換キー（図示せず）を操作して、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲ部４を動作させるＶＣＲモード、または、ＤＶＤ部５を動作させるＤＶＤモードに切り換える。複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードに切り換えられると、表示部９に複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードであることが表示され、複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードに切り換えられると、表示部９に複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードであることが表示される。そして、ユーザは、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲモードに切り換えた場合、リモコン装置２０のＶＣＲキー２０ａを操作して、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＶＣＲモードに対応したフォーマットに切り換え、複合電子装置１の動作モードをＤＶＤモードに切り換えた場合、リモコン装置２０のＤＶＤキー２０ｂを操作して、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＤＶＤモードに対応したフォーマットに切り換える。
リモコン装置２０の共通キー２０ｃのいずれかの操作キーが操作されると、リモコン装置２０に設定されたＶＣＲモード又はＤＶＤモードに対応したフォーマットでその操作キーのリモコン信号が赤外線信号としてリモコン装置２０から送信される。リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号がリモコン受信部１１により受信されると、受信された赤外線信号のリモコン信号が、リモコン受信部１１により所定の電気信号に変換されてマイコン８に送出される。
リモコン装置２０から送信されたリモコン信号を受信すると、マイコン８は、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判断する。そして、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号である場合、複合電装値１の動作モードのＶＣＲ部４、または、ＤＶＤ部５に制御信号を送出して、そのリモコン信号により指令された複合電子装置１の動作を行う。
受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号である場合、即ち、複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードの場合に、ＤＶＤフォーマットのリモコン信号を受信した場合、或いは、複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードの場合に、ＶＣＲフォーマットのリモコン信号を受信した場合、マイコン８は、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットして、タイマ回路１２に制御信号を送出して、無効フラグがセットされている時間を計時するタイマをスタートさせ、表示部９に制御信号を送出して、表示部９の動作モードの表示を点滅表示してリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードのフォーマットと異なることを報知する。無効フラグがセットされているとき、表示部９の動作モードの点滅表示が続行されて、複合電子装置１の動作モードに対応したリモコン信号を受信しても複合電子装置１が動作しないことを報知する。
無効フラグがセットされている場合、リモコン装置２０から送信されたリモコン信号を受信しても、マイコン８は、受信したリモコン信号を無視して、複合電子装置１を動作させない。そして、タイマ回路１２により計時された無効フラグがセットされている時間が所定時間、例えば、２〜３秒経過した場合、マイコン８は、無効フラグをリセットして、表示部９に制御信号を送出し、表示部９の動作モードの表示を点灯表示して、表示部９に表示された複合電子装置１の動作モードに対応したリモコン信号を受信すると、複合電子装置１が動作することを報知する。
また、図３の本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートを基に説明する。
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信すると、ステップＳ１からステップＳ２に進み、ステップＳ２で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがセットされているか否かが判断され、無効フラグがセットされている場合、ステップＳ３に進み、無効フラグがセットされていない場合、ステップＳ５に進む。
ステップＳ３で、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したか否かが判断され、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過していない場合、ステップＳ７に進み、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過している場合、ステップＳ４に進む。
ステップＳ４で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがリセットされて、複合電子装置の表示部の動作モードの表示が点灯表示され、ステップＳ４に進む。
ステップＳ５で、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号であるか否かが判断され、複合電子装置の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号である場合、ステップＳ６に進み、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号である場合、ステップＳ８に進む。
ステップＳ６で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがセットされて、無効フラグがセットされている時間を計時するタイマがスタートされ、ステップＳ７に進む。
ステップＳ７で、複合電子装置の表示部の動作モードの表示が点滅表示され、ステップＳ９に進んで処理を終了する。
ステップＳ８で、受信されたリモコン信号により指令された複合電子装置の動作が実行され、ステップＳ９に進んで処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例の複合電子装置のリモコン装置を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【０００８】
１ 複合電子装置
２ チューナ
３ 入力切換部
４ ＶＣＲ部
５ ＤＶＤ部
６ 出力切換部
７ ＯＳＤ回路
８ マイコン
９ 表示部
１０ キー操作部
１１ リモコン受信部
１２ タイマ回路
１３ アンテナ
１４ 外部入力端子
２０ リモコン装置
２０ａ ＶＣＲキー
２０ｂ ＤＶＤキー
２０ｃ 共通キー
３０ モニタ装置
【技術分野】
【０００１】
本発明は、複数のＡＶ（Ａｕｄｉｏ Ｖｉｓｕａｌ）機器が組み込まれた複合電子装置に係り、特に複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により動作する複合電子装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置は、複数のＡＶ機器毎にマイコンが搭載されていて、それぞれ異なったフォーマットのリモコン信号により動作するようになっている。例えば、ＶＣＲ（Ｖｉｄｅｏ−Ｃａｓｓｅｔｔｅ Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）装置とＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）装置とが組み込まれた複合電子装置の場合、ＶＣＲ装置に対応したフォーマットのリモコン信号を受信してＶＣＲ装置を動作させるＶＣＲ装置のマイコンと、ＤＶＤ装置に対応したフォーマットのリモコン信号を受信してＤＶＤ装置を動作させるＤＶＤ装置のマイコンとが搭載されている。そのため、複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置は、複数のＡＶ機器のそれぞれに対応したフォーマットのリモコン信号を受信して、リモコン信号のフォーマットに対応したそれぞれのＡＶ機器を動作させる複数のマイコンが必要であり、コストを低減することができないという問題点があった。
背景技術としては、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を１つの受信手段により共通に受信して、受信したリモコン信号をそのリモコン信号の制御対象となる装置に割り込み信号として出力するようにしたものがあった（例えば、特許文献１参照）。
また、異なるフォーマットのリモコン信号を受信したとき、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、そのフォーマットに対応する処理部によりデータ処理をして制御信号を被制御回路に出力するようにしたものがあった（例えば、特許文献２参照）。
また、受信したリモコン信号がデコード不可能であるとき、バスを介してデコード可能な他の電子機器にデコード結果を要求し、送信されてきたデコード結果で制御動作が必要な場合にその制御動作を行うようにしたものがあった（例えば、特許文献３参照）。
また、制御マイコンに複数の変換テーブルを設けて、受信したリモコン信号の種類を判別し、複数の変換テーブルの中から有効な解読形式の変換テーブルを選択して、リモコン信号をデコードするようにしたものがあった（例えば、特許文献４参照）。
【特許文献１】特開平１０−１４５６３５号公報
【特許文献２】特開平５−１５３６７３号公報
【特許文献３】特開平７−３２７２７６号公報
【特許文献４】特開平８−３１４６０５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、背景技術で述べたもののうち最初のものにおいては、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を１つの受信手段により共通に受信して、受信したリモコン信号をそのリモコン信号の制御対象となる装置に割り込み信号として出力することができたが、複数の装置のそれぞれのリモコン装置からのリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号を制御対象となる装置に出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、次のものにおいては、異なるフォーマットのリモコン信号を受信したとき、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、そのフォーマットに対応する処理部によりデータ処理をして制御信号を被制御回路に出力することができたが、メーカ毎、機器毎にフォーマットが異なる複数のリモコン信号をデータ処理をして、その制御信号を被制御回路に出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、受信したリモコン信号がデコード不可能であるとき、バスを介してデコード可能な他の電子機器にデコード結果を要求し、送信されてきたデコード結果で制御動作が必要な場合にその制御動作を行うことができたが、複数の電子機器間をバスを介して接続して、リモコン信号をデコード可能な電子機器によりデコードして、制御動作が必要な電子機器の制御動作を行うようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
また、更にその次のものにおいては、制御マイコンに複数の変換テーブルを設けて、受信したリモコン信号の種類を判別し、複数の変換テーブルの中から有効な解読形式の変換テーブルを選択して、リモコン信号をデコードすることができたが、受信したリモコン信号に対応した有効な解読形式の変換テーブルによりリモコン信号をデコードして出力するようにしたもので、上記問題点を解決するようにしたものではなかった。
本発明は、背景技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる複合電子装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記目的を達成するため本発明においては、異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備える。
更に、前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段を備える。
また、更に、前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段を備える。
これらの手段により、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
【発明の効果】
【０００５】
請求項１記載の発明に係る複合電子装置によれば、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされている時間を計時して、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、無効フラグをリセットし、無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示して、無効フラグがセットされていない場合に、受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにしているので、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
請求項２記載の発明に係る複合電子装置によれば、リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信して、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別し、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットし、無効フラグがセットされていない場合に、受信したリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行うようにしているので、１つのマイコンにより、受信したリモコン信号のフォーマットを判別して、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号により複合電子装置を動作させることができる。
請求項３記載の発明に係る複合電子装置によれば、無効フラグがセットされている時間を計時し、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、無効フラグをリセットするようにしているので、無効フラグがセットされている時間を調整することができる。
請求項４記載の発明に係る複合電子装置によれば、無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示するようにしているので、リモコン装置から送信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なることが容易にわかる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、適宜図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳述する。図１は本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図であり、図２は本発明の一実施例の複合電子装置のリモコン装置を示す説明図であり、図３は本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図１の本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図を基に説明する。
複合電子装置１は、アンテナ１３により受信された電波から選択されたチャンネルのテレビ放送を受信するチューナ２と、チューナ２からの入力と外部入力端子１４からの入力とを切り換える入力切換部３と、ビデオカセットに映像音声信号を記録再生するＶＣＲ部４と、ＤＶＤ等の光ディスクに映像音声信号を記録再生するＤＶＤ部５と、ＶＣＲ部４からの出力とＤＶＤ部５からの出力とを切り換える出力切換部６と、文字情報信号を映像信号に重畳して、文字情報をモニタ装置３０の画面に表示するＯＳＤ（Ｏｎ−Ｓｃｒｅｅｎ Ｃｈａｒａｃｔｅｒ Ｄｉｓｐｌａｙ）回路７と、複合電子装置１のシステム全体を制御するマイコン８と、複合電子装置１の動作モード等の各種情報を表示する表示部９と、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲ部４を動作させるＶＣＲモードとＤＶＤ部５を動作させるＤＶＤモードとを切り換える動作モード切換キー等の各種操作キー（図示せず）が設けられたキー操作部１０と、リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部１１と、経過時間を計時するタイマ回路１２とで構成されている。
また、リモコン装置２０には、図２に示すように、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＶＣＲモードに対応したフォーマットに切り換えるＶＣＲキー２０ａ、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＤＶＤモードに対応したフォーマットに切り換えるＤＶＤキー２０ｂ、複合電子装置１の動作を指令する複数の共通キー２０ｃ等の各種操作キーが設けられていて、それらの操作キーを操作することにより、複合電子装置１を所望動作させることができるようになっている。
以上のように構成された複合電子装置について、以下その動作について説明する。
ユーザは、複合電子装置１のキー操作部１０に設けられた動作モード切換キー（図示せず）を操作して、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲ部４を動作させるＶＣＲモード、または、ＤＶＤ部５を動作させるＤＶＤモードに切り換える。複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードに切り換えられると、表示部９に複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードであることが表示され、複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードに切り換えられると、表示部９に複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードであることが表示される。そして、ユーザは、複合電子装置１の動作モードをＶＣＲモードに切り換えた場合、リモコン装置２０のＶＣＲキー２０ａを操作して、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＶＣＲモードに対応したフォーマットに切り換え、複合電子装置１の動作モードをＤＶＤモードに切り換えた場合、リモコン装置２０のＤＶＤキー２０ｂを操作して、リモコン装置２０から送信されるリモコン信号のフォーマットをＤＶＤモードに対応したフォーマットに切り換える。
リモコン装置２０の共通キー２０ｃのいずれかの操作キーが操作されると、リモコン装置２０に設定されたＶＣＲモード又はＤＶＤモードに対応したフォーマットでその操作キーのリモコン信号が赤外線信号としてリモコン装置２０から送信される。リモコン装置２０から送信された赤外線信号のリモコン信号がリモコン受信部１１により受信されると、受信された赤外線信号のリモコン信号が、リモコン受信部１１により所定の電気信号に変換されてマイコン８に送出される。
リモコン装置２０から送信されたリモコン信号を受信すると、マイコン８は、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判断する。そして、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号である場合、複合電装値１の動作モードのＶＣＲ部４、または、ＤＶＤ部５に制御信号を送出して、そのリモコン信号により指令された複合電子装置１の動作を行う。
受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号である場合、即ち、複合電子装置１の動作モードがＶＣＲモードの場合に、ＤＶＤフォーマットのリモコン信号を受信した場合、或いは、複合電子装置１の動作モードがＤＶＤモードの場合に、ＶＣＲフォーマットのリモコン信号を受信した場合、マイコン８は、受信したリモコン信号を無視する無効フラグをセットして、タイマ回路１２に制御信号を送出して、無効フラグがセットされている時間を計時するタイマをスタートさせ、表示部９に制御信号を送出して、表示部９の動作モードの表示を点滅表示してリモコン信号のフォーマットが複合電子装置１の動作モードのフォーマットと異なることを報知する。無効フラグがセットされているとき、表示部９の動作モードの点滅表示が続行されて、複合電子装置１の動作モードに対応したリモコン信号を受信しても複合電子装置１が動作しないことを報知する。
無効フラグがセットされている場合、リモコン装置２０から送信されたリモコン信号を受信しても、マイコン８は、受信したリモコン信号を無視して、複合電子装置１を動作させない。そして、タイマ回路１２により計時された無効フラグがセットされている時間が所定時間、例えば、２〜３秒経過した場合、マイコン８は、無効フラグをリセットして、表示部９に制御信号を送出し、表示部９の動作モードの表示を点灯表示して、表示部９に表示された複合電子装置１の動作モードに対応したリモコン信号を受信すると、複合電子装置１が動作することを報知する。
また、図３の本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートを基に説明する。
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信すると、ステップＳ１からステップＳ２に進み、ステップＳ２で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがセットされているか否かが判断され、無効フラグがセットされている場合、ステップＳ３に進み、無効フラグがセットされていない場合、ステップＳ５に進む。
ステップＳ３で、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したか否かが判断され、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過していない場合、ステップＳ７に進み、無効フラグがセットされている時間が所定時間経過している場合、ステップＳ４に進む。
ステップＳ４で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがリセットされて、複合電子装置の表示部の動作モードの表示が点灯表示され、ステップＳ４に進む。
ステップＳ５で、受信したリモコン信号のフォーマットが複合電子装置の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号であるか否かが判断され、複合電子装置の動作モードと異なる他のフォーマットのリモコン信号である場合、ステップＳ６に進み、複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号である場合、ステップＳ８に進む。
ステップＳ６で、受信したリモコン信号を無効にする無効フラグがセットされて、無効フラグがセットされている時間を計時するタイマがスタートされ、ステップＳ７に進む。
ステップＳ７で、複合電子装置の表示部の動作モードの表示が点滅表示され、ステップＳ９に進んで処理を終了する。
ステップＳ８で、受信されたリモコン信号により指令された複合電子装置の動作が実行され、ステップＳ９に進んで処理を終了する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の一実施例の複合電子装置の構成を示すブロック図である。
【図２】本発明の一実施例の複合電子装置のリモコン装置を示す説明図である。
【図３】本発明の一実施例の複合電子装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【０００８】
１ 複合電子装置
２ チューナ
３ 入力切換部
４ ＶＣＲ部
５ ＤＶＤ部
６ 出力切換部
７ ＯＳＤ回路
８ マイコン
９ 表示部
１０ キー操作部
１１ リモコン受信部
１２ タイマ回路
１３ アンテナ
１４ 外部入力端子
２０ リモコン装置
２０ａ ＶＣＲキー
２０ｂ ＤＶＤキー
２０ｃ 共通キー
３０ モニタ装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段と、前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合電子装置。
【請求項２】
異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合電子装置。
【請求項３】
前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段を更に備えたことを特徴とする請求項２記載の複合電子装置。
【請求項４】
前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項２記載の複合電子装置。
【請求項１】
異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段と、前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合電子装置。
【請求項２】
異なるフォーマットのリモコン信号により動作する複数のＡＶ機器が組み込まれた複合電子装置であって、
リモコン装置から送信されたリモコン信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードと異なるフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、前記受信手段により受信されたリモコン信号を無視する無効フラグをセットするフラグ手段と、前記無効フラグがセットされていない場合に、前記判別手段が前記受信手段により受信されたリモコン信号が複合電子装置の動作モードに対応したフォーマットのリモコン信号であると判別したとき、リモコン信号により指令された複合電子装置の動作を行う制御手段とを備えたことを特徴とする複合電子装置。
【請求項３】
前記無効フラグがセットされている時間を計時して、前記無効フラグがセットされている時間が所定時間経過したとき、前記無効フラグをリセットするタイマ手段を更に備えたことを特徴とする請求項２記載の複合電子装置。
【請求項４】
前記無効フラグがセットされていないとき、複合電子装置の動作モードの表示を点灯表示し、前記無効フラグがセットされているとき、複合電子装置の動作モードの表示を点滅表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項２記載の複合電子装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００６−６７４９２（Ｐ２００６−６７４９２Ａ）
【公開日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−２５０６９３（Ｐ２００４−２５０６９３）
【出願日】平成１６年８月３０日（２００４．８．３０）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年８月３０日（２００４．８．３０）
【出願人】（０００２０１１１３）船井電機株式会社 (7,855)
【Ｆターム（参考）】
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