説明

複層チューインガム

【課題】香味発現性、特に早期の香味発現性に優れ、製造後長期間経過しても製造直後と同様に早期の香味発現性に優れる複層チューインガムを提供する。
【解決手段】下記内層部チューインガム1(A)と、それを被覆する下記外層部チューインガム3(B)とからなることを特徴とする複層チューインガムにより達成する。(A)内層部チューインガム全体重量中、ガムベースを2〜18重量%、香気成分含有粒状物2を15〜60重量%含有し、かつ該香気成分含有粒状物の硬度が160gf/mm2以上である内層部チューインガム。(B)外層部チューインガム全体重量中、ガムベースを15〜40重量%含有する外層部チューインガム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムと、それを被覆する外層部チューインガムとからなる複層チューインガムに関し、更に詳しくは、香味発現性、特に早期の香味発現性に優れ、製造後長期間経過しても製造直後と同様に早期の香味発現性に優れる複層チューインガムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、チューインガムに香料を添加する場合、液体香料を用いると、チューインガム基材に香料が吸着するため、チューインガムを咀嚼したとき、香味が口中へ放出されにくく、香味発現性が悪いことが知られている。そこで、上記問題点を解決する手段として、チューインガムに添加する香料形態を工夫し、粉末香料や、香料を含有する粉末状物や顆粒状物等が用いられている。
【0003】
粉末香料を用いたチューインガムに関しては、液体香料を造粒し硬度が0.5〜1.0gf/mm2である粉末香味料を含有するチューインガムが知られている(例えば、特許
文献1)。
しかしながら、該粉末香味料の硬度が低いため、チューインガム基材に香料が吸着することを完全には防止できず、早期の香味発現性の点で問題があった。
【0004】
また、香気成分含有粒状物を用いたチューインガムに関しては、香料、糖質等を混合し、溶融または半溶融状態とした後、冷却、固化し、粉砕した香料含有粉末状組成物を用いたチューインガムが知られている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、該香料含有粉末状組成物の製造において80〜130℃に糖質を溶融または半溶融状態とすることで均一なマトリクスを形成させるため、この加熱工程によって香気成分の揮発による散逸や劣化を生じてしまう。したがって、該香料含有粉末状組成物を含有するチューインガム(特許文献2の実施例10)では、香気成分であるレモンオイルは揮発や劣化しており、且つチューインガム中のレモンオイル含有量は0.05%であるので、早期の香味発現性に未だに改良の余地があった。
【0005】
他に、メントールや顆粒を用いたチューインガムに関しては、直径10〜18メッシュ範囲の顆粒が充填されたセンター層を囲んだガムベース層を有するセンターフィリングチューインガムが知られている(例えば、特許文献3)。
しかしながら、該チューインガムは顆粒層とチューインガム層が完全に分かれているため、咀嚼すると、顆粒による清涼感とクランチ感が先に強烈に感じられ、顆粒の風味としては早期に感じることはできても、チューインガム全体の風味として香味を感じることはできないため、チューインガム自体の早期の香味発現性については、改良の余地があった。
【0006】
一方、ガムベース量の異なるチューインガムによる二重構造のチューインガムとして、内層部チューインガムが、5〜12重量%のガムベース及び酸成分を含有するチューインガムが知られている(例えば、特許文献4)。
しかしながら、該チューインガムは、実施例のレモン風味のように酸味を特徴とするチューインガムのみが対象であって、香料でなく酸成分によって風味感を出すものであり、香料や果汁由来の香味はガムベースに吸着してしまうので、香味の早期発現性については未だ改良の余地があった。また、メントールのように爽快感を付与するものや、酸味のない果実風味を付与する等の香料による風味展開の応用性に欠けるものであった。他に、酸成分ゆえに生じる吸湿による離水防止のために添加する天然ガム質は、製造後長期間経過
すると、ガム全体を硬くする傾向にある点でも改良の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−86936号公報
【特許文献2】特開2010−143952号公報
【特許文献3】特表2010−517560号公報
【特許文献4】特開平5−30914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上のような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、香味発現性、特に早期の香味発現性に優れ、製造後長期間経過しても製造直後と同様に早期の香味発現性に優れる複層チューインガムを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記内層部チューインガム(A)と、それを被覆する下記外層部チューインガム(B)とからなることを特徴とする複層チューインガムにより前記目的を達成する。(A)内層部チューインガム全体重量中、ガムベースを2〜18重量%、香気成分含有粒状物を15〜60重量%含有し、かつ該香気成分含有粒状物の硬度が160gf/mm2
以上である内層部チューインガム。
(B)外層部チューインガム全体重量中、ガムベースを15〜40重量%含有する外層部チューインガム。
【0010】
好ましくは、更に、内層部チューインガム(A)中の香気成分含有粒状物の硬度が690gf/mm2以下である。
【0011】
すなわち、本発明者らは、チューインガム基材に香料が吸着することを防止し、チューインガムを咀嚼すると直ぐに、チューインガムから香味が口中へ放出されるよう、香気成分を早期に発現する方法について検討を行った。その結果、驚くべきことに香気成分を含有させた粒状物を、硬度をある一定の硬さ以上に調整し、かつガムベース量の比較的少ないチューインガム内層部に分散して含有させ、該チューインガム内層部を一般的なガムベース量の外層部チューインガムで被覆した複層チューインガムとすると、製造直後、更には製造後長期間経過しても、液体香料を含有するチューインガムはもちろんのこと、粉末香料や各種粒状物を含有するチューインガムと比べても、早期の香味発現性の優れたチューインガムとなることを見出した。
そして、チューインガム基材への香気成分の吸着を防止することで、香気成分の少ない添加量での香味発現が可能となり、香気成分の大量添加によって生じる辛味や苦味の発現を防止し、更にはだれた食感(溶けそうに柔らかいコシの無い食感)とならないことを見出し、本発明に到達した。
【発明の効果】
【0012】
本発明の複層チューインガムは、香味がガムベース中に吸着されることがないので、咀嚼すると、硬い独特の食感の香味成分含有粒状物が粗片に崩壊し、崩壊面から直ぐに香味が口中へ放出し、チューインガムによる早期の香味発現性に優れる。
また、本発明の複層チューインガムは、製造後長期間経過しても、チューインガム基材に香気成分が吸着することを防止し、製造直後と同様に早期の香味発現性に優れる。
更に、チューインガム基材への香気成分の吸着を防止するため、香気成分を大量に添加する必要がなく、香気成分由来の辛味・苦味や、だれた食感を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す複層チューインガムの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明を詳しく説明する。
本発明の複層チューインガムは、香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムとこれを被覆する外層部チューインガムとからなる複層チューインガムである。その一例を図1で説明する。図1において、4は複層チューインガムであり、外層部チューインガム3と内層部チューインガム1とからなる。そして内層チューインガム1中には、香気成分含有粒状物2が分散しており、この内層部チューインガム1が外層部チューインガム3によって被覆された状態となっている。なお、内層部チューインガム1は外層部チューインガム3によって完全に被覆されることが好ましいが、早期の香味発現性が得られるのであれば、一部被覆されていない部分があってもよい。
【0015】
まず、内層部チューインガムは、香気成分含有粒状物と共に、ガムベースを含有している。
【0016】
香気成分含有粒状物の形態としては、香気成分を含有する、打錠物、打錠物の粉砕物、造粒して得られる顆粒物、ハードキャンディ、ハードキャンディ粉砕物等が挙げられ、公知の方法で調製されたものを用いればよい。この中でも、加熱工程なく調製できる打錠物や打錠物の粉砕物が、香気成分の揮発による散逸や劣化を防止できる点で好適である。特に打錠物の粉砕物は不定形で表面積が大きいため、香味の早期発現の点で好適である。また、加熱工程のある造粒して得られる顆粒物、ハードキャンディ、ハードキャンディ粉砕物等は、香気成分含有粒状物の調製中に加熱によって低減する香気成分を配慮して、予め余分に香気成分を添加して用いればよい。
【0017】
香気成分としては、一般的な香料が挙げられ、天然香料、合成香料、又はこれらを調合した調合香料のいずれであっても使用することができる。天然香料としては、例えば、ペパーミント油、スペアミント油、オレンジ油、レモン油、グレープフルーツ油、ライム油、ラベンダー油、グレープ油等が、合成香料としては、例えば、l−メントール(エルメントール)、カルボン、オイゲノール、イソオイゲノール、エステル類、イオノン、バニリン、マルトール等が挙げられる。これらの中でもl−メントールは、早期の香味発現性の点で好ましい。
【0018】
香気成分の形態としては、水溶性香料(エッセンス)、油溶性香料(オイル)、乳化香料、粉末香料等が挙げられ、これらの中でも、粉末香料が、製造後長期間経過した時の早期の香味発現性の点で好ましい。
【0019】
また、香気成分含有粒状物中の香気成分の含有量は、好ましくは、香気成分含有粒状物全体重量中5〜20重量%であることが、早期の香味発現性の点で望ましい。なお、粉末香料の場合、香気成分と共に賦形剤等が併用されているが、上記含有量は粉末香料中の香気成分のみを指す。
【0020】
香気成分含有粒状物中には、その他の成分として、乳糖や澱粉等の賦形剤等、糖類、色素、酸味料、ビタミン類、機能性物質、製造用剤、食物繊維等を、用いる香気成分含有粒状物の形態に応じて、適宜選択すればよい。また、打錠物や打錠物の粉砕物として糖類を用いる場合は、針状結晶状態のものを用いると、香気成分含有粒状物の早期の香味発現性が優れる硬度に設定し易い点で好ましい。
【0021】
内層部チューインガムに含有する上記香気成分含有粒状物の含有量は、内層部チューイ
ンガム全体重量中15〜60重量%とすることが、早期の香味発現性の点で重要である。すなわち、15重量%未満であると、香味発現が遅くなり、また香味強度が低下する傾向があり、60重量%を超えるとだれた食感となる傾向にある。
【0022】
また、上記香気成分含有粒状物の硬度は160gf/mm2以上であることが、早期の
香味発現性の点で重要であり、硬度が160gf/mm2未満であると、香味発現が遅く
なり、また香味強度が低下する傾向にある。好ましくは、更に、690gf/mm2以下
であることが食感の点で望ましく、690gf/mm2を超えると、硬すぎるため咀嚼す
るときに異物として不快に感じる傾向がある。
【0023】
更に、本発明に係る香気成分含有粒状物の粒度は、特に限定されるものではないが、好ましくは、4〜22メッシュであることが、早期の香味発現性の点で望ましい。すなわち、粒度が4メッシュ未満であると、大きすぎるため咀嚼するときに異物として感じる可能性が高くなり、また22メッシュを超えると、香味発現が遅くなり、香味強度が低下する傾向にある。
【0024】
次に、内層部チューインガムに含有するガムベースとしては、従来から用いられているものでよく、例えば、チクルや酢酸ビニル樹脂等の樹脂、ポリイソブチレンや天然ゴム等の弾性体、ライスワックス、カルナウバロウ等のワックス類、ロジンエステル等のエステルガム類、炭酸カルシウムやタルク等の無機質、プロピレングリコール脂肪酸エステルやショ糖脂肪酸エステル等の乳化剤等が適宜選択して使用される。
【0025】
内層部チューインガムに含有するガムベース量は、内層部チューインガム全体重量中、2〜18重量%にすることが重要である。すなわち、2重量%未満であると、だれた食感となる傾向にあり、18重量%を超えると製造後長期間経過した時の香味発現が遅くなり、また香味強度が低下する傾向にある。
【0026】
また、内層部チューインガム中には、その他の成分として、糖類、香料、色素、安定剤、酸味料、軟化剤や、エキス、スパイス等の呈味成分、ビタミン類、ミネラル、乳酸菌、食物繊維等の微量機能成分等を、必要に応じて適宜用いてもよい。
【0027】
次に、上記香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムを被覆する外層部チューインガムは、特に限定されるものではなく、一般的なチューインガムを用いればよい。
外層部チューインガムに含有するガムベース量は、一般的に用いられているガムベース量でよく、外層部チューインガム全体重量中、15〜40重量%である。すなわち、15重量%未満であると、だれた食感となる傾向があり、40重量%を超えると、チューインガムの弾力性が大きくなり成形後に変形や空隙を生じる傾向がある。
【0028】
また、外層部チューインガム中には、その他の成分として、糖類、香料、色素、安定剤、酸味料、軟化剤、内層部チューインガムに用いた香気成分含有粒状物や、エキス、スパイス等の呈味成分、ビタミン類、ミネラル、乳酸菌、食物繊維等の微量機能成分等を、必要に応じて適宜用いてもよい。
【0029】
香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムと外層部チューインガムとからなる本発明の複層チューインガムは、例えば、次のような方法で製造される。まず公知の方法で、香気成分含有粒状物、内層部チューインガム及び外層部チューインガムを調製する。次に、ニーダー等を用いて内層部チューインガム中に香気成分含有粒状物を混合分散させた後、両方のチューインガムを、エクストルーダー等の公知の押出し成形機を用いて、内層部チューインガムが外層部チューインガムで被覆されたロープ状チューインガムに押出した後、成形、切断することにより製造される。
【0030】
また、香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムと、外層部チューインガムの比率は、10:90〜50:50であることが、早期の香味発現性の点で好ましい。内層部チューインガムの比率が10よりも少なくなると早期の香味発現性が劣り、香味強度が低下する傾向があり、内層部チューインガムの比率が50を超えるとだれた食感となる傾向がある。
【0031】
上記のようにして得られた本発明の複層チューインガムは、内層部チューインガム(ガムベース量の比較的少ないチューインガムに、特定の硬度を有する香気成分含有粒状物を分散させて含有する)を、一般的なガムベース量の外層部チューインガムで被覆する構造としたので、製造直後、更には製造後長期間経過しても、早期の香味発現性が優れるものである。なお、上記では、内層部チューインガム及び外層部チューインガムの2層構造で説明したが、この構造をベースに、外側に更に内層部チューインガム、外層部チューインガムによる層を設けたり、糖衣や粉末成分による被覆等を行ってもよい。
【実施例】
【0032】
次に、実施例に基づき、本発明を具体的に説明する。
【0033】
<外層部チューインガム(B)の調製>
表1に示す組成で、原料を混練し、外層部チューインガム(B)を調製した。
【0034】
【表1】

【0035】
<香気成分含有粒状物の調製>
表2に示す組成で、レボリングパンにて原料を混合した。この原料混合粉末を打錠機に供給して打錠し、打錠圧を調整することにより、硬度の異なる香気成分含有打錠物(一粒当たり0.6g、直径10mm)を調製した。
次にグラニュレーターにて粒径4〜22メッシュとなるように粉砕することで、香気成分含有粒状物を得た。各香気成分含有粒状物の硬度は、フロイント産業株式会社製、錠剤硬度計MODEL6Dにて測定し、その測定値を表3に示した。なお、香料は粉末香料を用い、該粉末香料中の香料成分は、試料2−1から試料2−5はペパーミント油、試料2−6はグレープ油であり、いずれも粉末香料全体中の香料成分含有量は40重量%であった。
【0036】
【表2】

【0037】
【表3】

【0038】
<実施例1〜8、11、比較例1〜5>
まず表4に示す組成で、ニーダー中に香気成分含有粒状物を除く内層部チューインガム原料を混合した後、香気成分含有粒状物を投入し、混合することで、香気成分含有粒状物が均一に分散されて含有する内層部チューインガム(A)を得た。
次に、上記内層部チューインガム(A)30部に対し、試料1−1の外層部チューインガム(B)70部を各エクストルーダーに投入した。そして、内層部チューインガムが外層部チューインガムで被覆されたロープ状チューインガムに押出し成形し、その後サイジング、スタンピングすることで、香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムとこれを被覆する外層部チューインガムとからなる複層チューインガムを得た。
【0039】
【表4】

【0040】
<実施例9〜10>
試料1−1の外層部チューインガム(B)の代わりに、実施例9は試料1−2の外層部チューインガム(B)を、実施例10は試料1−3の外層部チューインガム(B)を用いる他は、実施例1と同様に行い、香気成分含有粒状物を含有する内層部チューインガムとこれを被覆する外層部チューインガムとからなる複層チューインガムを得た。
【0041】
<比較例6〜7>
内層部チューインガムに、香気成分含有粒状物の代わりに、液体香料を添加した後、実施例1と同様に行い、液体香料を含有する内層部チューインガムとこれを被覆する外層部チューインガムとからなる複層チューインガムを得た。なお、比較例6の液体香料は、実施例1で用いた香気成分含有粒状物中の香料成分と同等量になるように調整した。
【0042】
<比較例8>
内層部チューインガムを用いずに、試料1−1の外層部チューインガム(B)88部に対し、試料2−1の香気成分含有粒状物12部を均一に分散した後成形し、実施例1と同じ大きさのチューインガムを得た。
【0043】
以上のようにして得られた実施例及び比較例を、製造直後の早期香味発現性、風味、食感、製造適性、40℃2ヶ月間保管後の早期香味発現性及び香気成分の吸着について、専門パネラー5名による官能評価した結果を合わせて表4と表5に示す。
【0044】
【表5】

【0045】
以上の結果から、実施例は、いずれの評価も概ね良好であった。特に実施例1と11は全ての評価について大変良好で、製造直後、保管後の両方共、早期の香味発現性が認められ、チューインガムとしての弾力性も十分あるものであった。また、実施例6は、製造直後、保管後の両方共、早期の香味発現性は認められたが、異物と感じるような違和感が強く、食感の点で不良であった。
【0046】
これに対し、比較例2、3、5〜8は、早期の香味発現性に劣り、比較例1及び4はだれた食感であった。
【符号の説明】
【0047】
1 内層部チューインガム
2 香気成分含有粒状物
3 外層部チューインガム
4 複層チューインガム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記内層部チューインガム(A)と、それを被覆する下記外層部チューインガム(B)とからなることを特徴とする複層チューインガム。
(A)内層部チューインガム全体重量中、ガムベースを2〜18重量%、香気成分含有粒状物を15〜60重量%含有し、かつ該香気成分含有粒状物の硬度が160gf/mm2
以上である内層部チューインガム。
(B)外層部チューインガム全体重量中、ガムベースを15〜40重量%含有する外層部チューインガム。
【請求項2】
更に、香気成分含有粒状物の硬度が690gf/mm2以下である請求項1記載の複層チ
ューインガム。

【図1】
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【公開番号】特開2013−70674(P2013−70674A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212602(P2011−212602)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(393029974)クラシエフーズ株式会社 (64)
【Fターム(参考)】