説明

複数折り曲げ名刺

【目的】 従来名刺の複数枚分を一体化させ情報量をより多く記入でき、且つ、従来名刺と同一表面積で使用できるようにした折り曲げ名刺を提供する。
【構成】 従来の名刺(2)の複数枚分を一体化させた名刺台紙(1)に情報記入面(3)を複数面設け、折り曲げ部(4)で折りたたむことができるようにする。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は名刺に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来、名刺は若干の大小はあるものの基本形が91.0ミリ×55.0ミリの長形1枚をタテ又はヨコにして使用するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これには、次のような欠点があった。
(イ)スペースに限りがあるため、名刺に掲載する情報量に限界があった。
(ロ)このため、より多くの情報をのせるには、2種類3種類と複数枚の名刺を作り携帯しなくてはならなかった。
本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従来の名刺(2)の複数枚分を一体化した名刺台紙(1)に情報記入面(3)
を複数設け、折り曲げ部(4)から折りたたむと従来名刺と表面積が同一になるようにする。
本考案は、以上のように構成からなる情報記入面を複数備えた折りたたみ型の名刺である。
【0005】
【作用】
名刺台紙(1)の情報記入面(3)に必要事項・情報を記入・印刷し、折り曲げ部(4)で折りたたみ、従来の名刺(2)と同じ表面積にして使用する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。
(イ)名刺台紙(1)の情報記入面(3)を、必要事項.情報の量に応じて複数面設ける。
(ロ)折り曲げ部(4)より折りたたみ、従来の名刺(2)と同じ表面積にする 本案はこのような構成で、これを次のように使用することができる。
(ハ)名刺台紙(1)の左右の端を中心線に合わせて内側へ折りたたみ観音開き型にする。
(ニ)名刺台紙(1)を四つ折りにする。
(ホ)名刺台紙(1)を巻き紙式に折り曲げる。
(ヘ)名刺台紙(1)を蛇腹式に折り曲げる。
(ト)名刺台紙(1)を円形に作り左右を重ねるように折り曲げる。
その他、名刺台紙を十字形にすることもできる。
【0007】
【考案の効果】
(イ)台紙の大きさを広げるだけで情報記入面を増やすことができる。
(ロ)このため従来形式のものより情報量が2倍・3倍・・・・と記入できる。
(ハ)1人で内容のちがう名刺を複数枚持たなくてよい。
(ニ)情報記入面が増え自己PRが容易にできる。
(ホ)情報記入面は折りたたむ面ことに記入してもよく、又、紙面全体を使ってもよく活用の範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用例の内、観音開きに折り曲げる時の斜視図である。
【図2】従来名刺の一例を示した正面図である。
【図3】本考案の使用例の内、四ツ折りに曲げる時の展開した正面図である。
【図4】本考案の使用例の内、巻き紙式に折り曲げる時の斜視図である。
【図5】本考案の使用例の内、蛇腹式に折り曲げる時の斜視図である。
【図6】本考案の使用例の内、円形名刺にした時の展開した正面図である。
【符号の説明】
1.名刺台紙
2.従来の名刺
3.情報記入面
4.折り曲げ部

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 従来の名刺(2)の複数枚分を一体化させた名刺台紙(1)に情報記入面(3)を複数面設け 折り曲げ部(4)から折りたたんでいくと従来の名刺(2)と表面積が同じになる複数折り曲げ名刺。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【登録番号】第3002912号
【登録日】平成6年(1994)7月27日
【発行日】平成6年(1994)10月11日
【考案の名称】複数折り曲げ名刺
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−5506
【出願日】平成6年(1994)4月8日
【出願人】(594083335)