説明

話題に対するユーザーの関心情報を用いて、1つ以上の話題を有するドキュメントとともに広告を提供すること

【課題】役立つ話題関連広告を提示できる方法を提供する。
【解決手段】役立つ話題関連広告を提示できるようにするために、話題に対するユーザーの関心に関する不明瞭点を解決する。該不明瞭点は、ユーザーの行動をモニタリングし、話題に対するユーザーの関心を該モニタリングされた行動に基づいて(例えば複数の異なった候補話題から)決定し、該決定された話題に対するユーザーの関心に関連する広告を提供することによって解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告に関するものである。本発明は、より具体的には、ターゲットを特定した広告の提示及び提供に関するものである。
【背景技術】
【0002】
テレビ、ラジオ、新聞及び雑誌、等の伝統的な媒体を用いた広告はよく知られている。しかしながら、残念なことに、広告主は、人口統計学上の研究結果及びこれらの媒体の様々な市場における典型的なオーディエンスに関する完全に合理的な想定事項に基づいた広告である場合においてさえも、自己の広告予算の多くは無駄使いであるにすぎないということを認識している。更に、これらの無駄遣いを特定して排除することは非常に困難である。
【0003】
最近は、これまでよりも双方向性の高い媒体を通じた広告が主流になってきている。例えば、インターネット利用者数が爆発的に増えてきているのに伴い、広告主は、インターネットを通じて提供される媒体及びサービスを潜在的に強力な広告手段として高く評価するようになっている。
【0004】
広告主は、これまで広告の価値の最大化を試みて幾つかの戦略を構築している。1つの戦略においては、広告主は、多数のオーディエンスに到達するための媒介として、双方向型の媒体またはサービスを提供する人気のある存在または手段(本仕様においては「ウェブサイト」と呼ばれるが該ウェブサイトに限定するものではない)を利用する。広告主は、この第1の手法を用いることによって、例えばニューヨークタイムズのホームページ又はUSAトゥディのサイト、等に広告を掲載することができる。もう1つの戦略においては、広告主は、より狭い範囲のすきまのオーディエンスにターゲットを絞り、それによって、オーディエンスから良い反応が得られる確率を高くしようとする。例えば、コスタリカにおける熱帯雨林観光をプロモートするある旅行代理店は、ヤフーのウェブサイトのエコ観光旅行サブディレクトリに広告を掲載することができる。広告主は、通常はこのようなターゲットの特定を手作業で決定する。
【0005】
上記の戦略にもかかわらず、ウェブサイトに基づく広告(「ウェブ広告」とも呼ばれる)は、「バナー広告」(グラフィックな要素を含む長方形のボックス)の形態で広告対象オーディエンスに示されるのが一般的である。該広告対象オーディエンスの一人(本仕様においては「閲覧者」又は「ユーザー」と呼ばれるが、該閲覧者又はユーザーに限定するものではない)がこれらのバナー広告の1つをクリックすることによって該バナー広告を選択時には、一般的には、埋め込まれているハイパーテキストリンクが該閲覧者を広告主のウェブサイトにジャンプさせる。閲覧者が広告を選択するこのプロセスは、一般的には「クリックスルー」と呼ばれている(「クリックスルー」は、ユーザーによるあらゆる選択を網羅することが意図されている)。更に、広告のクリックスルー数とインプレッション数(1件の広告の表示回数)の比は、広告の「クリックスルー率」と一般的に呼ばれている。
【0006】
ユーザーが以前に提供された広告に関連する1つのトランザクションを完遂させた時点で「コンバージョン」が発生したと言われる。コンバージョンを構成する要素は、各々の事例ごとに異なり、様々な方法で決定することができる。例えば、ユーザーが広告をクリックし、広告主のウェブページにジャンプし、該ウェブページを去る前に購入を完遂させたときにコンバージョンが発生する。代替として、コンバージョンとは、広告を見せられたユーザーが予め決められた期間(例えば7日)内に該広告の広告主のウェブページ上において購入を行うことであると定義することができる。更に、もう1つの代替においては、コンバージョンとは、測定可能な/観察可能なユーザーの行動(ホワイトペーパーのダウンロード、ウェブサイトの少なくとも所定の深さまでナビゲートする、ウェブサイトの少なくともある一定の数のウェブページを閲覧する、少なくとも予め決められた長さの時間をウェブサイト上又はウェブページ上で費やす、等)であると広告主は定義することができる。更に、ユーザーの行動が購入完遂行動ではない場合でも、該ユーザーが成約見込み者になり得ることがしばしばあるが、コンバージョンを構成するユーザーの行動は、この定義に限定されるわけではない。実際、コンバージョンの構成要素に関してはその他の数多くの定義が可能である。広告のコンバージョン数とインプレッション数の比は、一般的にはコンバージョンレートと呼ばれている。例えば、コンバージョンは、ある1つの広告が提供されて以降の予め決められた時間内に発生することができると定義した場合は、コンバージョンレートに関して可能な1つの定義として、過去に予め決められた時間以上にわたって提供されている広告しか考慮することができないと定義することもできる。
【0007】
ウェブサイトをベースにした広告は、当初は有望な手段であるとみなされたにもかかわらず、既存の手法には依然としていくつかの問題点が存在している。広告主は、多数のオーディエンスに自己の広告を届けることができるが、広告投資収益を不満に思っていることがしばしばある。
【0008】
同様に、広告が掲載されるウェブサイトのホスト(「ウェブサイトホスト」又は「広告消費者」(ad consumer)と呼ばれる)は、自己のユーザーの経験を損なわずに広告収入を最大化させるという難題を有している。一部のウェブサイトホストは、ユーザーの関心よりも広告収入を重視することを選択している。1つの該ウェブサイトは、“Overture.com”であり、ユーザーの照会に応答した「検索結果」であることを装った広告を戻す自称「検索エンジン」のホストである。該Overture.comウェブサイトは、広告主が広告料を支払うことによって自己のウェブサイト(即ち、ターゲットのウェブサイト)に関する広告を自称検索結果リストの上位に掲載することを認めている。広告主はユーザーが広告にクリックした場合にしか広告料を支払わない該方式(即ち、1クリック当たりのコスト)が実行された場合には、ターゲットが適切に特定されていない広告はクリックされず、このため支払いを行う必要がないため、自己の広告のターゲットを有効に特定しようとするインセンティブが広告主にない。従って、1クリック当たりのコストが高い広告は最上位又はその近くに掲載されるが、閲覧者はこれらの広告をクリックしないため広告主にとっては必ずしも真の収入に結び付かない。更に、閲覧者がクリックする広告は検索結果リストの下位に掲載されるか又はまったく掲載されないため、広告の意味が失われることになる。
【0009】
検索エンジン(Google、等)は、広告主の広告が検索結果ページとともに提供されるように及び該広告が検索結果ページをプロンプトした照会に(おそらく)関連したものになるように自己の広告のターゲットを特定することを可能にしている。検索結果ページは、自己の広告をより受け入れやすいオーディエンスにターゲットを特定することができる大きな機会を広告主に提供するが、一部の照会は代替の解釈が可能である。例えば、「ジャガー」という照会用語は、該名称に基づく車、該名称に基づく動物、該名称に基づくNFLフットボールチーム、等を意味している可能性がある。ユーザーが動物のジャガーに関心がある場合は、該ユーザーは、車及びNFLフットボールチームに関係する検索結果には関心がないかもしれない。同様に、ユーザーは、動物の「ジャガー」にターゲットを定めている広告には関心がなく、車又はNFLフットボールチームに関係する広告に関心があるかもしれない。従って、掲載された広告がユーザーにとって関心のあるものになる可能性を高めるために上記のような曖昧さを解決することが有用になる。
【0010】
その他のターゲットを定めた広告システム、例えば、電子メール情報に基づいて広告のターゲットを定めた広告システム(例えば、(本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)"SERVING ADVERTISEMENTS USING INFORMATION ASSOCIATED WITH E-MAIL"(電子メールに関わる情報を用いた広告の提供)という題名を有しており更にジェフリーA.ディーン、ジョージR.ハリク及びポール・ブチェイトを発明者として記載している米国特許出願一連番号No.10/452,830(出願日:2003,6月2日)において説明されているシステムを参照)、又は、コンテンツに基づいて広告のターゲットを定めた広告システム(例えば、(本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)"SERVING ADVERTISEMENTS BASED ON CONTENT"(コンテンツに基づく広告の提供)という題名を有しており更にダレル・アンダーソン、ポール・ブチェイト、アレックス・キャロバス、クレール・キュイ、ジェフリーA.ディーン、ジョージR.ハリク、ディーパック・ジンダル、及びナラヤナン・シバクマルを発明者として記載している米国特許出願一連番号No.10/375,900(出願日:2003,2月26日)において説明されているシステムを参照)も同様の難題を有している可能性がある。即ち、広告システムは、一般的にはユーザーによって要求された情報に関連する広告、特にユーザーが現在有する関心に関連する広告を提示したほうがよいことになる。
【0011】
広告をドキュメント(例えば、ウェブページ)と関連させて掲載時には、該ドキュメントのコンテンツによって暗に示されている話題に基づいて広告のターゲットを定めることが望ましい。しかしながら、ドキュメントのコンテンツが複数の異なった話題を示していることがしばしばある。従って、ユーザーが現時点において該当する話題のうちのどの話題に関心を有しているかが明確でないため、広告のターゲットの特定は最適でない可能性がある。一般的には、ある1つのドキュメントが複数の異なった話題に関するコンテンツを有している場合は、その時点においていずれの話題にユーザーが最も高い関心を有しているかは不明である。従って、話題に関連する広告を提示する場合は、候補となる幾つかの話題関連広告のうちのいずれの広告がユーザーにとって最も役立つことになるかは明確でない可能性がある。
【発明の概要】
【0012】
従って、ある1つのドキュメントが複数の異なった話題を有している場合は、掲載した広告がユーザーにとって関心のあるものになる可能性を高めるために、その時点においてユーザーが該複数の異なった話題のうちのいずれの話題に対して最も高い関心を有しているかを決定することが役立つことになる。
【0013】
本発明は、役に立つ話題関連広告を提示できるようにするために、話題に対するユーザーの関心に関する不明瞭点を解決するのを援助するものである。
【0014】
本発明は、ユーザーの行動を追跡し、ユーザーが(例えば複数の異なった候補話題の中の)いずれかの話題に関心を有することをモニタリングした行動に基づいて決定し、該決定したユーザーの話題への関心に関連する広告を提示することによって不明瞭点の解決を援助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】広告システムと双方向で対話することができる当事者又は主体を示した高位概略図である。
【図2】広告主が、検索エンジンによって生成された検索結果ページ、コンテンツサーバーによって提供されたドキュメント、及び/又は電子メールにおいて自己の広告ターゲットを特定することができる環境を例示した図である。
【図3】本発明と一致する形で使用すること及び関連させることができる情報を例示した図である。
【図4】本発明と一致する形でドキュメント領域及び/又は話題と広告を関連させるために実施することができる動作、及び、生成、使用及び/又は保存することができる情報、を示した泡図である。
【図5】本発明と一致する形で実施することができる広告最適化動作、及び、生成、使用及び/又は保存することができる情報、を示した泡図である。
【図6】本発明と一致する形で生成及び/又は使用することができる典型的データ構造を示した図である(その1)。
【図7】本発明と一致する形で生成及び/又は使用することができる典型的データ構造を示した図である(その2)。
【図8】本発明と一致する形で生成及び/又は使用することができる典型的データ構造を示した図である(その3)。
【図9】本発明と一致する形で生成及び/又は使用することができる典型的データ構造を示した図である(その4)。
【図10】本発明と一致する形で生成及び/又は使用することができる典型的データ構造を示した図である(その5)。
【図11】本発明と一致する形で、ドキュメント領域及び/又は話題を1つ以上の広告と関連させるために使用することができる1つの典型的な方法を示した流れ図である。
【図12】本発明と一致する形で、最適化されたクライアント側の広告提供を行うために使用することができる1つの典型的な方法を示した流れ図である。
【図13】本発明と一致する形で、使用することができる様々な動作のうちの少なくとも一部を実施するために、及び使用及び/又は生成することができる情報のうちの少なくとも一部を保存するために、使用することができる装置を示した高位ブロック図である。
【図14】本発明の典型的実施形態の動作例を例示した概略図である(その1)。
【図15】本発明の典型的実施形態の動作例を例示した概略図である(その2)。
【図16】本発明の典型的実施形態の動作例を例示した概略図である(その3)。
【図17】本発明の典型的実施形態の動作例を例示した概略図である(その4)。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、話題に対するユーザーの関心に関する不明瞭点を解決することによって役立つ話題関連広告を提示できるようにするための斬新な方法、装置、メッセージフォーマット及び/又はデータ構造が関わっている。以下の説明は、当業者が本発明を製造及び使用するのを可能にすることを目的とするものであり、特定の用途及びその要件の観点で示されている。開示された実施形態は様々な修正及び変更が可能であることが当業者に明確になり、更に、下記の一般原理はその他の実施形態及び用途に対しても応用可能である。従って、本発明は、示されている実施形態に限定することを意図するものではなく、更に、本発明の発明者は、本発明が特許権取得可能な主題であるとみなしている。
【0017】
本発明が動作可能な環境及び本発明が動作時に同時に存在することができる環境が第4.1項において説明されている。本発明の典型的実施形態が第4.2項において説明されている。更に、動作例が第4.3項において説明されている。最後に、本発明に関する幾つかの結論が第4.4項に示されている。
【0018】
4.1 本発明が動作可能な環境及び本発明が動作時に同時に存在することができる環境
4.1.1 典型的広告環境
図1は、広告環境を示した高位概略図である。該環境は、広告を入力、維持及び引き渡すシステム(以下単純にサーバーと呼ぶ)120を含む。広告主110は、直接または間接的に、システム120内に広告情報を入力すること、及びシステム120において広告情報を維持及び追跡することができる。広告は、いわゆるバナー広告、テキストのみの広告、画像広告、音声広告、映像広告、該構成要素のうちのいずれかを1つ以上組み合わせた広告、等のグラフィック形態をとることができる。更に、該広告は、埋め込まれた情報(リンク、等)及び/又は機械によって実行可能な命令を含むこともできる。広告消費者130は、広告要求をシステム120に出すこと、自己の要求に対応した広告をシステム120から受け取ること、及び使用情報をシステム120に提供することができる。更に、広告消費者130以外の主体が広告要求を開始させることができる。図示されていないが、その他の主体は、使用情報(広告に関連するコンバージョン又はクリックスルーが発生しているかどうか、等)をシステム120に提供することができる。更に、この使用情報は、提供されている広告に関連する測定されたまたは観察されたユーザーの行動を含むことができる。
【0019】
広告サーバー120は、上記の第1.2項において言及されている米国特許出願一連番号10/375,900の図2において説明されている広告サーバーと同様である。広告プログラムは、アカウント、キャンペーン、クリエイティブ、ターゲット特定、等に関する情報を含むことができる。「アカウント」は、所定の広告主に関する情報(一意の電子メールアドレス、パスワード、課金情報、等)に関わる用語である。「キャンペーン」又は「広告キャンペーン」は、1つ以上の広告から成る1つ以上のグループを意味しており、開始日、終了日、予算情報、ジオターゲティング情報、シンジケーション情報、等を含む。例えば、ホンダは、自社の自動車製品に関する1つの広告キャンペーン、及び自社の自動二輪車に関する別個の広告キャンペーンを展開することができる。更に、自動車製品に関するキャンペーンは、各々が1つ以上の広告を含む1つ以上の広告グループを有している。各広告グループは、ターゲット特定情報(一組のキーワード、一組の1つ以上の話題、等)及び価格情報(最大コスト(1回のクリックスルー当たりのコスト、1回のコンバージョン当たりのコスト、等)を含むことができる。その代替として、又はその追加として、各広告グループは、平均コスト(1回のクリックスルー当たりの平均コスト、1回のコンバージョン当たりの平均コスト、等)を含むことができる。従って、単一の最大コスト及び/又は単一の平均コストを、1つ以上のキーワード及び/又は話題と関連させることができる。既述のように、各広告グループは、1つ以上の「クリエイティブ」(即ち、究極的にエンドユーザーに提供される広告コンテンツ)を有することができる。更に、各広告は、URL(広告主のホームページ等のランディングページ、又は特定の商品又はサーバーと関連されたウェブページ、等)へのリンクを含むことができる。当然のことであるが、広告情報はこれよりも多くの情報又はこれよりも少ない情報を含むことができ、更に、いくつかの異なった方法で構成することができる。
【0020】
図2は、本発明を使用できる環境を例示した図である。ユーザーデバイス(「クライアント」又は「クライアントサーバー」とも呼ばれる)250は、ブラウザー機能(マイクロソフトのExplorerブラウザー又はAOL/Time WarnerのNavigatorブラウザー、等)、電子メール機能(マイクロソフトのOutlook、等)を含むことができる。検索エンジン220は、ユーザーデバイス250が、ドキュメント(ウェブページ、等)の集合を検索することを可能にする。コンテンツサーバー210は、ユーザーデバイス250がドキュメントにアクセスすることを可能にする。電子メールサーバー(マイクロソフトネットワークのホットメール、ヤフーメール、等)240は、電子メール機能をユーザーデバイス250に提供するために使用される。広告サーバー210は、ユーザーデバイス250に広告を提供するために使用される。更に、広告は、検索エンジン220によって提供された検索結果、コンテンツサーバー230によって提供されたコンテンツ、及び/又は電子メールサーバー240及び/又はユーザーデバイス電子メール機能によってサポートされた電子メールと関連させて提供することができる。
【0021】
従って、広告消費者130の一例は、ドキュメント(記事、ディスカッションスレッド、音楽、映像、グラフィック、検索結果、ウェブページリスト、等)の要求を受け取り、該要求に対応して要求ドキュメントを検索するか又はその他の形で該要求に対応する汎用コンテンツサーバー230である。コンテンツサーバー230は、広告サーバー120/210に広告要求を出すことができる。該広告要求は、希望する複数の広告を含むことができる。更に、該広告要求は、ドキュメント要求情報を含むことができる。この情報は、ドキュメント自体(ページ、等)、ドキュメントのコンテンツ又はドキュメント要求に対応するカテゴリ又は話題(芸術、ビジネス、コンピュータ、芸術−映画、芸術−音楽、等)、ドキュメント要求の一部又は全体、コンテンツの日付、コンテンツの種類(テキスト、グラフィックス、映像、音声、組合せ媒体、等)、ジオロケーション情報、ドキュメント情報、等を含むことができる。
【0022】
コンテンツサーバー230は、要求されたドキュメントを、広告サーバー120/210によって提供された広告のうちの1つ以上の広告と組み合わせる。次に、ドキュメントコンテンツ及び広告を含むこの組合せ情報が、ユーザーに提示するために、該ドキュメントを要求したエンドユーザーデバイス250に向けて送られる。最後に、コンテンツサーバー230は、広告に関する情報と、広告の提供方法、提供日時、及び/又は提供場所(掲載位置、クリックスルーの有無、インプレッション時間、インプレッション日、サイズ、コンバージョンの有無、等)を広告サーバー120/210に戻す。その代替として、又はその追加として、該情報は、その他のいくつかの手段によって広告サーバー120/210に戻すことができる。
【0023】
広告消費者130のもう1つの例は、検索エンジン220である。検索エンジン220は、検索結果に関する問い合わせを受け取る。検索エンジン220は、該問い合わせに対応して、関連する検索結果を(例えばウェブページ索引、等から)検索する。オーストラリアのブリスベーンで開催された第7回国際WWW会議においてS.ブリン及びL.ページによって発表された、"The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Search Engine"(大規模なハイパーテキスト検索エンジンの解剖)という題名の論文、及び米国特許No.6,285,999において、1つの典型的な検索エンジンが説明されている(尚、これらの参考文献は、本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)。該検索結果は、例えば、ウェブページタイトルを記載したリスト、これらのウェブページから抜粋された断片的なテキスト、及びこれらのウェブページへのハイパーテキストリンクを含むことができ、更に、予め決められた数の(例えば10の)検索結果に分割することができる。
【0024】
検索エンジン220は、広告要求を広告サーバー120/210に出すことができる。該広告要求は、希望する複数の広告を含むことができる。この数は、検索結果、検索結果によって占有される画面面積又はページスペース、広告のサイズと形、等に依存する。一実施形態においては、希望される広告数は、1乃至10であり、更に、好ましいことに3乃至5である。広告要求は、問い合わせ(入力された問い合わせ又は構文解析された問い合わせ)、該問い合わせに基づいた情報(ジオロケーション情報、該問い合わせがアフィリエイトからのものであるかどうか、及び該アフィリエイトの識別子、等)、及び/又は、検索結果に関係するか又は検索結果に基づいた情報も含むことができる。該情報は、例えば、検索結果に関連する識別子(ドキュメント識別子又は“docID”、等)、検索結果に関連する点数(問い合わせ及びドキュメントに対応する特徴ベクトルのドット積、等の情報検索(“IR”)点数、ページランク点数、及び/又はIR点数とページランク点数の組合せ、等)、識別されたドキュメント(ウェブページ、等)から抜粋された一部のテキスト、識別されたドキュメントの全テキスト、識別されたドキュメントの話題、識別されたドキュメントの特徴ベクトル、等を含むことができる。
【0025】
検索エンジン220は、検索結果を、広告サーバー120/210によって提供された広告のうちの1つ以上の広告と組み合わせることができる。次に、検索結果と広告を含むこの組合せ情報は、検索を要求したユーザーに対して提示するために、該ユーザーに向けて送られる。好ましいことに、これらの検索結果は、有料広告及び中立的と推測される検索結果のいずれであるかについてユーザーを混乱させないようにするために、広告とは異なる情報として維持される。
【0026】
最後に、検索エンジン220は、広告に関する情報及び広告の提供方法、提供日時、及び/又は提供場所(位置、クリックスルーの有無、インプレッション時間、インプレッション日、サイズ、コンバージョンの有無、等)を広告サーバー120/210に戻すことができる。その代替として、又はその追加として、該情報は、その他のいくつかの手段によって広告サーバー120/210に戻すことができる。
【0027】
米国特許出願一連番号10/375,900(上記の第1.2項において紹介)において説明されているように、コンテンツサーバーによって提供されたドキュメントをターゲットに定めた広告を提供することもできる。
【0028】
最後に、電子メールサーバー240は、一般的には、提供されるドキュメントが単なる電子メールであるコンテンツサーバーであると考えることができる。更に、電子メールアプリケーション(マイクロソフトのOutlook、等)を用いて電子メールを送受信することができる。このため、電子メールサーバー240又はアプリケーションは、広告消費者130であると考えることができる。従って、電子メールは、ドキュメントであると考えることができ、ターゲットが特定された広告を該ドキュメントと関連させて提供することができる。例えば、1つ以上の広告を電子メール内に含めて、電子メールの下方又は上方に表示して、又はその他の形で電子メールに関連させて提供することができる。
【0029】
4.1.2 定義
オンライン広告(例えば、図1及び図2を参照して上述されている典型的システム、又はその他のシステムにおいて用いられる広告、等)は、様々な固有の機能を有することができる。これらの機能は、アプリケーションによって及び/又は広告主が指定することができる。以下では、これらの機能は「広告機能」と呼ばれている。例えば、テキスト広告の場合は、広告機能は、タイトル行、広告用のテキスト、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。画像広告の場合は、広告機能は、画像、実行可能コード、及び埋め込まれたリンクを含むことができる。広告機能は、オンライン広告の種類に依存して、テキスト、リンク、音声ファイル、映像ファイル、画像ファイル、実行可能コード、埋め込み情報、等のうちの1つ以上を含むことができる。
【0030】
オンライン広告を提供時には、1つ以上のパラメータを用いて該広告の提供方法、提供日時、及び/又は提供場所を記述することができる。これらのパラメータは、以下では「広告提供パラメータ」と呼ばれている。広告提供パラメータは、例えば、広告が提供されたページの特長(該ページに関する情報を含む)、該広告の提供と関連された検索問い合わせ又は検索結果、ユーザーの特徴(地理上の所在場所、ユーザーが使用した言語、使用されたブラウザーの種類、それ以前におけるページ閲覧、それ以前の行動)、要求を開始させたホストサイト又はアフィリエイトサイト(American Online、Google、Yahoo、等)、該広告が提供されたページ上における絶対位置、提供されたその他の広告との関係における該広告の相対位置(空間的位置又は時間的位置)、その他の広告と比較した場合における該広告の大きさ、広告の色、提供されたその他の広告数、提供されたその他の広告の種類、提供時刻、提供曜日、提供日、等のうちの1つ以上を含むことができる。当然のことであるが、本発明の適用範囲内において使用できるその他の広告提供パラメータも存在する。
【0031】
広告提供パラメータは、広告機能にとって本質的なものではないが、広告提供条件又は制限事項として広告と関連させることができる。該広告提供パラメータは、広告提供条件又は制限事項として使用時には、単に「広告提供制限事項(又は「ターゲット特定基準」)と呼ばれる。例えば、いくつかのシステムにおいては、広告主は、平日のみに提供する、ある一定の位置よりも低くしない、ある一定の所在地のユーザーのみに提供する、等の条件を指定することによって広告を提供するターゲットを特定することができる。もう1つの例として、いくつかのシステムにおいては、広告主は、ページ問い合わせ又は検索問い合わせがある一定のキーワード又はフレーズを含む場合のみに広告が提供されるように指定することができる。しかしながら、上記において示唆されているように、本発明は、広告主によるターゲット特定キーワードの入力を不要にするものである。更に、もう1つの例として、いくつかのシステムにおいては、広告主は、提供されるドキュメントがある一定の話題又は概念を含む場合のみに、又は1つの又は複数の特定のクラスタ、若しくはその他の1つの又は複数の分類の下に入る場合のみに、自己の広告が提供されるように指定することができる。
【0032】
「広告情報」は、広告機能、広告提供制限事項、広告機能又は広告提供制限事項から導き出すことが可能な情報(「広告派生情報」と呼ばれる)、及び/又は広告に関連する情報(「広告関連情報」と呼ばれる)、更には該情報の敷衍情報(広告関連情報から導き出される情報、等)のあらゆる組合せを含むことができる。
【0033】
「ドキュメント」は、機械によって読み取り可能であり更に機械によって保存可能なあらゆる作業成果物を含むと広義に解釈すべきである。ドキュメントは、ファイル、ファイルの組合せ、その他のファイルへのリンクが埋め込まれた1つ以上のファイル、等であり、これらのファイルは、テキスト、音声、画像、映像、等のあらゆる種類のファイルである。1つのドキュメントのうちでエンドユーザーに提供される部分は、該ドキュメントの「コンテンツ」であると考えることができる。ドキュメントは、コンテンツ(単語、写真、等)及びそのコンテンツの意味の表示(電子メールフィールドとその関連データ、HTMLタグとその関連データ、等)の両方を含む「構造化データ」を含むことができる。ドキュメント内における広告スポットは、埋め込まれた情報又は命令によって定義することができる。インターネットの観点においては、共通のドキュメントはウェブページである。ウェブページは、コンテンツを含むことがしばしばあり、埋め込まれた情報(メタ情報、ハイパーリンク、等)及び/又は埋め込まれた命令(Java(登録商標)script、等)を含むことができる。多くの場合においては、ドキュメントは、一意の、アドレス指定可能な記憶場所を有しており、このため、このアドレス指定可能記憶場所によって一意で識別することができる。ユニバーサルリソースロケーター(URL)は、インターネット上の情報にアクセスするために用いられる一意のアドレスである。
【0034】
「ドキュメント情報」は、ドキュメントに含まれているすべての情報、ドキュメントに含まれている情報から導き出すことができる情報(ドキュメント派生情報)と呼ばれる)、及び/又はドキュメントに関連する情報(「ドキュメント関連情報」と呼ばれる)、及び該情報の敷衍情報(関連情報から導き出される情報、等)を含む。ドキュメント派生情報の一例は、ドキュメントのテキスト上のコンテンツに基づく分類である。ドキュメント関連情報例は、インスタントドキュメントへのリンクを有するその他のドキュメントからのドキュメント情報、及び、インスタントドキュメントがリンクしているその他のドキュメントからのドキュメント情報、等である。
【0035】
ドキュメントのコンテンツは、「コンテンツ提供アプリケーション又はデバイス」で提供することができる。コンテンツ提供アプリケーション例は、インターネットブラウザー(Explorer、Netscape、等)、メディアプレーヤー(MP3プレーヤー、Realnetworksストリーミング音声ファイルプレーヤー、等)、ビューワー(Adobe Acrobat pdfリーダー、等)、等である。
【0036】
「コンテンツオーナー」は、ドキュメントのコンテンツに対して何らかの所有権を有する人または主体である。コンテンツオーナーは、コンテンツの著者の場合がある。さらに加えて、又はその代替として、コンテンツオーナーは、コンテンツを複製する権利、コンテンツの派生的作品を準備する権利、コンテンツを公開するかまたは公に実施する権利、及び/又は法律によって禁止されたその他のコンテンツ権を有することができる。コンテンツサーバーは、提供するドキュメントのコンテンツのコンテンツオーナーであることができるが、コンテンツオーナーである必要はない。
【0037】
「ユーザー情報」は、ユーザーの行動に関する情報及び/又はユーザープロフィール情報を含み、例えば、"SERVING ADVERTISEMENTS USING USER REQUEST INFORMATION AND USER INFORMATION"(ユーザー要求情報及びユーザー情報を用いた広告の提供)という題名を有しており更にスチーブ・ローレンス、メーラン・サハミ及びアミット・シンガルを発明者として記載する米国特許出願一連番号10/452,791(出願日:2003年6月2日)において説明されている情報を含む。該特許出願は、本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている。
【0038】
「電子メール情報」は、電子メールに含まれているあらゆる情報(「内部電子メール情報」とも呼ばれる)、電子メールに含まれている情報から導き出すことが可能な情報及び/又は電子メールに関連する情報、更に加えて該情報の敷衍情報(関連情報から導き出された情報、等)を含む。電子メールから導き出された情報の一例は、電子メールの主題の行から抜粋された用語によって構成される検索問い合わせに対応して返送された検索結果から抜粋されるかまたはその他の形で導き出された情報である。電子メール情報に関連する情報例は、ある所定の電子メールを送信した送信者と同じ送信者によって送信された1つ以上のその他の電子メールに関する電子メール情報、又は、電子メール受信者に関するユーザー情報を含む。電子メール情報から導き出される情報又は電子メール情報に関連する情報は、「外部電子メール情報」と呼ぶことができる。
【0039】
本発明の様々な典型的実施形態が第4.2項において説明されている。
【0040】
4.2 典型的実施形態
図3において示されているように、本発明は、2つの機能、即ち、ドキュメント領域(又は話題)を広告と関連させること310、及び該関連310を用いた話題関連広告の最適化320、を教示するものである。以下では、図4及び図6を参照しつつ第1の機能について説明し、図5及び図7を参照しつつ第2の機能について説明する。同じく図3において、1つ以上のドキュメント領域の各々に関して1つ以上の話題が決定される。更に、これらの1つ以上の話題の各々に関して、一組の1つ以上の話題関連広告が決定される。ドキュメント領域、話題及び広告の間のこれらの関連310は、ドキュメントコンテンツが相対的に静的である場合は予め決めることができる。320によって示されているように、ユーザーデバイス(クライアント)において、ユーザーの行動がモニタリングされ、該ユーザーの行動を用いて、ユーザーがドキュメント領域(従って話題)に対して関心を有すると決定される。ユーザーの関心と話題との間におけるこれらの関連は、リアルタイムで決定することができる。更に、ユーザーが話題に対して関心を有すると決定されたことを用いてユーザー話題関連広告の点数を調整することができる。
【0041】
本説明において用いられている「ドキュメント領域」という用語は、ドキュメントの一部であると広義に解釈すべきである。例えば、ドキュメント領域は、空間部分(ボックス、コラム、画像、等)、ウェブページの1つのセクション、時間的(音声及び/又は映像、等)セグメント、リンク、等を含むことができる。「話題」という用語は、概念、主題、又はテーマであると広義に解釈すべきである。「ユーザーの行動」という用語は、ユーザーがドキュメントと行う観察可能な又は測定可能な対話を含むべきである。ユーザーの行動例は、(a)カーソルの位置決め、(b)カーソル滞在時間、(c)ドキュメント項目(リンク、制御ボタン、等)の選択、(d)ドキュメントに対するユーザーの目の方向、(e)ユーザーの顔の表情、(f)ユーザーの表示、及び/又は(g)ユーザーによる明確な入力(音声セグメントのボリュームを上げる、等)を含む。ユーザーの行動は、話題への関心又は無関心を推測するために用いることができる。例えば、ある1つの行動が直ちに翻された場合は、無関心を示す証拠であると解釈することができる。例えば、ユーザーがハイパーリンクをクリックしてウェブページを訪れ、直ちに引き返したと仮定すると、ユーザーによるこの一連の行動は、そのウェブページに含まれている1つの又は複数の話題に関心がなかったことを暗に示している可能性がある。もう1つの例として、広告がユーザーに対してある一定の時間にわたって提供されている間に選択されなかった場合は、該ユーザーが該広告と関連されている1つの又は複数の話題に関心がなかったことを暗に示している可能性がある。
【0042】
図4は、本発明と一致した形でドキュメント領域及び/又は話題と広告の関連を生成するために実施することができる動作、及び生成、使用及び/又は保存することができる情報、を示したバブル図である。領域/課題を広告と関連させる動作420は、領域話題決定動作430及び話題関連広告決定動作450を含む。ドキュメント(ウェブページ、等)410は、2つ以上の領域を有することができ、複数の異なった領域は、複数の異なった話題と関連させることができる。ドキュメント410自体またはドキュメント領域415は、領域話題決定動作430に提供される。領域話題決定動作は、1つ以上の領域440の各々の領域の少なくとも1つの話題を決定する。コンテンツから話題を決定するための様々な方法が知られている。例えば、"METHODS AND APPARATUS FOR SERVING RELEVANT ADVERTISEMENTS"(関連広告を提供するための方法及び装置)という題名を有しており更にジェフリーA.ディーン、ジョージR.ハリク及びポール・ブチェイトを発明者として記載している米国特許出願一連番号No.60/413,536(出願日:2002年,9月24日)(本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)、"METHODS AND APPARATUS FOR SERVING RELEVANT ADVERTISEMENTS"(関連広告を提供するための方法及び装置)という題名を有しており更にジェフリーA.ディーン、ジョージR.ハリク及びポール・ブチェイトを発明者として記載している米国特許出願一連番号No.10/314,427(出願日:2002年,12月6日)(本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)、及び、"SERVING ADVERTISEMENTS BASED ON CONTENT"(コンテンツに基づく広告の提供)という題名を有しており更にダレル・アンダーソン、ポール・ブチェイト、アレックス・キャロバス、クレール・キュイ、ジェフリーA.ディーン、ジョージR.ハリク、ディーパック・ジンダル、及びナラヤナン・シバクマルを発明者として記載している米国特許出願一連番号No.10/375,900(出願日:2003,2月26日)(本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)を参照すること。次に、この決定された情報440は、話題関連広告決定動作450に提供される。話題関連決定動作450は、該情報440を(ターゲットとなる話題の特定を含むことができる)情報460とともに使用し、(i)1つ以上の広告へのいくつかの話題及び/又は領域の各々のマッピング480、及び(ii)広告関心点数への1つ以上の広告の各々のマッピング490を、出力470として決定する。以下の第4.2.1項では、領域及び/又は話題を広告と関連させる典型的な動作420が説明されている。
【0043】
図5は、本発明と一致した形で実施することができる広告最適化動作、及び本発明と一致した形で生成、使用、及び/又は保存することができる情報、を示した泡図(クライアント側、等)である。広告最適化動作510は、ドキュメント(ウェブページ、等)と広告の組合せ動作520、ユーザーの行動のモニタリング動作とユーザーが関心を有すると決定する動作540、広告関心点数調整動作550、及び点数調整方針560を含むことができる。基本的には、ドキュメント/広告組合せ動作520は、少なくとも各々の広告関心点数を用いて広告490’のうちの少なくとも1つを選択し、更に、該選択した広告をユーザーに提示するためにドキュメント(ウェブページ、等)410’とともに広告提供動作530に提供する。
【0044】
最初は、ドキュメント410’は、(例えば、ユーザーの現在の関心に関する不明瞭点の解決を試みる前に)最初の一組の1つ以上の広告と関連させて提供することができる。しかしながら、上述されているように、本発明は、不明瞭点を解決することによってユーザーが現在話題に対して関心を有すると決定し、それによって該話題に対するユーザーの現在の関心に関連する広告を提供できるようにするために用いることができる。この点に関しては、ユーザーの行動をモニタリングする動作及びユーザーの関心を決定する動作540を用いて、(i)(例えばドキュメント410’に関する)ユーザーの行動をモニタリングすること、及び(ii)少なくとも観察されたユーザーの行動を用いて、ユーザーが現在関心を有すると決定すること(例えば、いくつかの異なった話題のうちのどの話題にユーザーが現在関心を有しているかに関する不明瞭点を解決すること)ができる。広告関心点数調整動作550は、話題に対するユーザーの現在の関心に関する該決定を用いて、1つ以上の広告490’の広告関心点数を方針560に従って調整する。上述されているように、ドキュメント/広告組合せ動作520は、いずれの広告をドキュメント410’とともに提供すべきかを決定する際に該点数490’を用いるため、広告関心点数490’を調整することは、ドキュメント410’に関連して提示された広告の変更に結び付くことになる。このようにして、話題に対するユーザーの関心がユーザーの行動に基づいて識別されるのに応じて、話題に対するユーザーの現在の関心により関連した広告をユーザーに提示することができる。
【0045】
図6乃至10は、本発明と一致した形で使用することができる典型的データ構造を示した図である。例えば、同じく図4において、広告へのドキュメント話題及び/又はドキュメント領域の関連づけまたはマッピングが生成される480。図6は、複数のエントリを含む典型的な表データ構造480’であり、各エントリは、ドキュメント領域識別子610及び1つ以上の関連づけられた広告620を含む。再度図4において、関心点数への広告の関連づけまたはマッピングが生成される490。図7は、複数のエントリを含む典型的な表データ構造490’であり、各エントリは、広告(又は広告識別子)710及び関連づけられた広告関心点数720を含む。
図8乃至10は、図6及び図7のデータ構造の代替データ構造を示した図である。ドキュメント(ウェブページ、等)の領域と1つ以上の広告との間のマッピングが維持される領域−広告表480’を提供する代わりに、ドキュメント領域810と話題820との間のマッピングを保存する図8の領域−話題表800が提供される。従って、図9に示されているように、話題910と関心点数920との間のマッピングを保存する話題−関心点数表900が維持される。図10に示されているように、さらなる表1000は、話題1010と1つ以上の広告1020との間のマッピングを(例えば1つのドキュメントごとに)保存する。データベース“join”は、広告−関心点数表(図7において例示されている表490’、等)を必要時に話題−関心点数表900及び話題−広告表1000から常時回復させることを可能にする。話題−関心点数表900は、広告−関心点数表490’よりも一般的な表であるため、有利なことに、数多くのドキュメントとともに使用することができる。従って、1つのドキュメント(1つの検索結果ウェブページ)に関して集められた関心点数を用いて後続のドキュメントにおける話題関連広告を示すことができ、それによって本発明の適用範囲を拡大させかつ有用性を高めることができる。
【0046】
図11は、ドキュメント話題/領域を1つ以上の広告と関連させるために本発明と一致した形で用いることができる1つの典型的な方法1100を示した流れ図である。この方法1100は、例えば広告サーバーによって実施することができる。ドキュメント(ウェブページ、等)領域は、話題を決定するために解析される。(ステップ1110) ドキュメントの異なった領域は、例えばリンク、セクションタグ、等によって定義することができる。ドキュメント領域/話題は、統計学的テキスト解析、等の既知の「話題検出」方法を用いて定義することができる。(例えば、Doug Beeferman, Adam Berger, John Lafferty, "Statistical Models for Text Segmentation"(テキストセグメンテーション用統計モデル)(http://www.cs.cmu.edu/〜aberger/pdf/ml.pdf)、及びJay M Ponte and W. Bruce Croft "Text Segmentation by Topic"(話題別テキストセグメンテーション)(http://ciir.cs.umass.edu/pubfiles/ir-103.pdf)を参照すること(両参考文献とも、本出願明細書において参照することによって本出願明細書に組み入れられている)。ドキュメント領域がドキュメントセクションである場合は、該セクションのコンテンツを解析して話題を決定することができる。ドキュメント領域がリンクである場合は、リンクされているドキュメントを解析して話題を決定することができる。ドキュメント領域及び/又は領域話題が既に決定されている場合は、該予め決定された情報は、単に受け入れられる。以上のように、各決定された話題に関して1つ以上の行為が実施される。(ループ1120乃至1150) 例えば、各話題に関して、一組の話題関連広告が選択され(ブロック1130)、これらの組の話題関連広告にドキュメント領域がマッピングされる(ブロック1140)。最後に、領域と広告との間のマッピング及び広告と広告点数との間のマッピングが、ドキュメントと関連させて、該ドキュメントを要求したクライアントデバイスに提供され(ブロック1160)、その後に方法1100を出る(ノード1170)。これらのマッピングは、ドキュメントと総称して、「最適化可能ドキュメント」と呼ぶことができる。
【0047】
図12は、最適化されたクライアント側の広告提供を本発明と一致した形で実施するために用いることができる1つの典型的な方法1200を示した流れ図である。この方法1200は、ドキュメント(例えば検索結果ページ等のウェブページ)を要求したクライアントデバイスによって実施される。最初に、最適化可能ドキュメントがローディングされる。(ブロック1210) 次に、最初の一組の広告が該ドキュメントと関連させて提供される。(ブロック1220)。該最初の広告の組は、例えば少なくとも該広告の関心点数を用いて決定することができる。次に、ユーザーの活動がモニタリングされる。(ブロック1230)この決定では、その他の情報(広告パフォーマンス情報、価格情報、及び/又は広告主情報、等)を用いることができる。一般的には、ユーザーが関心を有すると決定するために用いることができるユーザーの活動がモニタリングされる。例えば、ドキュメントの特定領域における活動を用いて話題に対するユーザーの関心を推測することができ、及び/又はユーザーによる選択を用いて、該領域に関連された話題に対するユーザーの関心を示すことができる。
【0048】
ユーザーによるある一定の活動を、さらなる処理を開始させるイベントにすることができる。(ブロック1240)例えば、ユーザーの活動が「閉じる」イベントであることを示している場合は、方法1200を出る。(ノード1299)ユーザーの活動がある一定の話題に対するユーザーの関心に関連するものである場合は、ユーザーが話題に対して関心を有すると決定され及び/又は記録される。(ブロック1250)。次に、少なくとも該ユーザーが話題に対して関心を有すると決定されたことを用いて、該話題に関連された広告の点数が調整される。(ブロック1260)次に、該広告の少なくとも該調整された点数を用いて異なった一組の広告を該ドキュメントに関連させて提供すべきであるかどうかが1つの方針に従って決定される。(ブロック1270)広告を更新させることが決定された場合は(決定ブロック1280)、新たな一組の1つ以上の広告がドキュメントと関連させて提供され(ブロック1290)、ユーザーの活動のモニタリングが継続される(ブロック1230)。他方、広告を更新することが決定されなかった場合は(決定ブロック1280)、ユーザーの活動のモニタリングが継続される(ブロック1230)。
【0049】
4.2.1 一組の1つ以上の話題関連広告と領域を関連させるための典型的技術
ドキュメント領域が解析されて関連話題が決定されることを図11のブロック1110から思い出すこと。話題は、ドキュメントのコンテンツを解析することによって決定することができる。例えば、第4.2項において言及されている米国特許仮出願一連番号60/413,536及び米国特許出願一連番号10/314,427及び10/375,900では、1つ以上の話題を決定する方法について説明されている。
【0050】
ドキュメント領域は受け入れることができる。その代替として、又はその追加として、本発明は、ドキュメント領域を決定するために用いることができる。例えば、メタデータ及び/又は構造化データは、各々が異なったコンテンツを有する複数の異なったドキュメントセクション(又は領域)を定義することができる。異なったセクションの異なったコンテンツは、異なった話題と関係させることができ、これらの異なった話題は、異なった組の1つ以上の広告と関連づけられる。従って、ユーザーがドキュメントの特定のセクションに関心を有することが(例えば、ポインターのカーソルを該セクション上に移動させる、該セクションをディスプレイの中央に置く、該セクションを強調する、等の行動に基づいて)推測された場合は、該一組の1つ以上の広告のうちで該特定のセクションの話題と関連されている広告に関する関心点数が増やされる。ハイパーテキストリンク等のリンクは、領域を定義することができる。リンクされたドキュメントは、一組の1つ以上の広告と関連されている話題と関係させることができる。従って、ユーザーが該リンクに関心を有することが(該リンクを選択したことに基づいて)推測される場合は、該リンクされたドキュメントの話題に関連されている該1つ以上の広告の組に関する関心点数が増やされる。
【0051】
ウェブページに関しては、ウェブページに関するユーザーの活動をモニタリングできるようにするために、転送されるウェブページのHTMLを変更することができる。本発明の一実施形態においては、この変更は、ユーザーデバイス(クライアント)に提供されるウェブページ内のjavascript(登録商標)を提供することによって実施される。このようにして、様々なユーザーの活動をモニタリングすることができ、更に、少なくとも該モニタリングされた活動を用いることで、ユーザーが関心を有すると決定することができる。例えば、ポインターがある一定のHTML領域内に入った場合は、ユーザーが該領域のコンテンツに関心を有していると推測することができる。
【0052】
4.2.2 クライアント側における広告最適化のための典型的技術
ユーザーの活動がモニタリングされること、及び、ユーザーが関心を有することが少なくとも該モニタリングされた活動を用いて決定及び/又は記録されることを、図12のブロック1230、1240及び1250から思い出すこと。
【0053】
少なくともユーザーの関心を用いて1つ以上の広告の点数を調整できることをブロック1260から思い出すこと。例えば、領域−広告表において領域といずれかの広告との間の関連性が存在する場合は、該広告の広告−関心が調整される。広告関心点数は、ユーザーの様々な関心度(例えば、偶然広告を見た程度の関心から非常に高い関心に至るまでの様々なレベル)及びユーザーの関心に関係する様々な信頼レベル(推測される関心から明示の関心まで)に応じて様々な量だけ調整される。例えば、ある所定の広告に関するある所定の領域上をカーソルがうろうろしている状態である(偶然広告を見た程度の関心であると推測される)場合は、この話題に関連されている1つ以上の広告の関心点数が第1の量(例えば1単位)だけ増やされる。ユーザーが話題に関するドキュメントへのリンクを選択した(明示の関心である)場合は、該話題に関連されている1つ以上の広告の関心点数が第2の量(例えば5単位)だけ増やされる。ポインターカーソルがある所定の領域内に相当の時間にわたってとどまっている(関心を有すると推測される)場合は、対応する広告の関心点数が再び増やされる(例えば3単位)。テキストの1つのセクションがブロックされてコピーされた(強い明示の関心である)場合は、対応する広告の関心点数は(例えば10単位だけ)増やされる。
【0054】
調整された広告点数及び1つの方針を用いることによって、新たな一組の広告を該当するドキュメントと関連させて提供できること(又は、同じ広告又は異なった広告を、異なった拡張機能付きで及び/又は異なった順序で提供できる)ということをブロック1270、1280及び1290から思い出すこと。一例においては、該方針は、広告の広告−関心点数が該広告の予測関心点数と有意な量だけ異なる場合は該広告の提供を変更してユーザーの関心を反映させるという内容にすることができる。例えば、古い広告を新しい広告に代えることができる。
【0055】
4.2.3 精巧化及び代替策
ユーザーの活動をモニタリングして広告の提供を変更することに関して幾つかの代替策が存在する。例えば、クライアントデバイス上のソフトウェア又はブラウザーの拡張機能が活動を記録し、サポートされたプログラミングインタフェースを通じて表示を変更するようにすることができる。本発明の一実施形態においては、広告の使用及び描き直しのモニタリングは、ウェブページがクライアントデバイスに送られる前の広告最適化専用として挿入されたクライアントHTML内のJavascriptによって行われる。本発明の一実施形態においては、Javascriptコードにとって既知である広告関心点数が、クライアントコンピュータにおける一貫した記憶手段であるクッキー内に追加保存される。このことは、ユーザーがハイパーリンクを通じてターゲットドキュメントまでブラウジングして原ページに戻った後に(例えば、広告及び/又は話題に対する)関心点数を回復させることを可能にする。
【0056】
上記の方式の1つの変形においては、ドキュメントの領域と広告との間のマッピングを保存する領域−広告表は、ウェブページの領域と話題との間のマッピングを保存する領域−話題表と取り替えられる。従って、話題−関心点数表が維持される。第2の表は、話題と広告との間のマッピングを(例えば1ページごとに)記録する。データベースjoinは、広告−関心表を必要時にこれらの広告−話題表及び話題−関心表から常時回復させることを可能にする。この方式の利点は、広告−関心表よりも話題−関心表のほうが一般的であり、数多くのドキュメントに利用可能なことである。このため、1つのドキュメント(例えば、1つの検索結果ページ)に関して集められた関心点数を用いて、同じ話題に関する広告が存在する後続のドキュメント上において広告を表示することができる。このことは、本発明の適用範囲を拡大させ更に本発明の有用性を高めるものである。一般的には、(ユーザーの行動を用いて決定できる)話題に対するユーザーの関心を用いて提供すべき話題関連広告を決定するか又は話題に対するユーザーの関心を用いて質を高めるべき話題関連広告を決定するあらゆる技術を用いることが可能である。
【0057】
もう1つの変形においては、ユーザーの行動の追跡及び広告挿入はすべて、クライアントデバイスに常駐するソフトウェアによって行うことができる(Google Toolbar、等)。
【0058】
広告関心点数の代わりに広告点数を用いることができる。該点数は、話題に対するユーザーの関心を反映させることができるが、更に、(a)広告価格情報、(b)広告パフォーマンス情報、(c)ターゲット特定基準マッチ情報、及び(d)広告主の質に関する情報のうちの1つ以上を反映させることもできる。
【0059】
上記の典型的実施形態は、ユーザーが現在関心を有する話題について説明しているが、本発明は、副話題に対しても適用することができる。例えば、「ジャガー」という単語は、自動車、動物及びフットボールチームの3つの解釈が可能であること、及び一組の広告を各対応する話題と関連させることができることを思い出すこと。その代替として、又はその追加として、広告のターゲットを特定することを目的として区別する価値がある(同じ話題の)副話題が存在することができる。例えば、「花」という話題の場合は、「花を買う」、「花を栽培する」、及び「花を生ける」、等の副話題が存在することができる。更に、これらの副話題の1つ以上と関連させた複数の1つ以上の広告の組が存在することができる。
【0060】
更に、ある1つの所定の話題を専門知識度又は教養度に基づいて分割することができる。例えば、「火山」という話題に関心を有するユーザーは、火山入門に関心を有する(初心者)、火山について技術的に理解することに関心を有する(専門家)、又は火山に関する観光情報に関心を有する(ある程度の教養レベル)可能性がある。この場合には、異なった組の1つ以上の広告を、ある1つの所定の話題に関するユーザーの様々な専門知識レベルと関連させることができる。更に、例えばユーザーの行動を用いて決定された教養度の証拠を用いて、初心者、平均的教養レベルのユーザー、又は専門家(子供、観光客、科学者、等)をターゲットにした広告を提供することができる。
【0061】
4.2.5 典型的装置
図13は、上述されている動作のうちの1つ以上を実施することができる機械1300を示した高位ブロック図である。機械1300は、基本的には、1つ以上のプロセッサ1310、1つ以上の入力/出力インタフェース装置1330、1つ以上の記憶装置1320、及び、結合された素子間における情報通信を容易にするための1つ以上のシステムバス及び/又はネットワーク1340を含む。1つ以上の入力装置1332及び1つ以上の出力装置1334は、1つ以上の入力/出力インタフェース1330と結合させることができる。
【0062】
1つ以上のプロセッサ1310は、本発明の1つ以上の側面を実施するために、機械によって実行可能な命令(例えば、カリフォルニア州パロ・アルトに所在するサン・マイクロシステムズ・インクから入手可能なSolarisオペレーティングシステム上又はノースカロライナ州ダラムに所在するレッド・ハット・インク、等のいくつかの販売業者から幅広く入手可能なLinux(登録商標)オペレーティングシステム上で走るC又はC++、等)を実行することができる。これらの機械で実行可能な命令のうちの少なくとも一部は、1つ以上の記憶装置1320に(一時的に又はそれよりも永続的に)記憶することができ、及び/又は、1つ以上の入力インタフェース装置1330を通じて外部源から受け取ることができる。
【0063】
一実施形態においては、機械1300は、1つ以上の従来のパソコンであることができる。この場合は、処理装置1310は、1つ以上のマイクロプロセッサであることができる。バス1340は、システムバスを含む。記憶装置1320は、読取専用メモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)等のシステムメモリを含む。更に、記憶装置1320は、ハードディスクからの読み取り及びハードディスクへの書き込みを行うためのハードディスクドライブ、(例えば取り外し可能な)磁気ディスクからの読み取り又は(例えば取り外し可能な)磁気ディスクへの書き込みを行うための磁気ディスクドライブ、取り外し可能な(磁気)光学ディスク(コンパクトディスク、等)又はその他の(磁気)光学媒体からの読み取り又は該光学ディスク又は光学媒体への書き込みを行うための光学ディスクドライブを含む。
【0064】
ユーザーは、例えばキーボード及びポインティング装置(マウス、等)等の入力装置1332を通じてコマンド及び情報をパソコンに入力することができる。更に、その他の入力装置(マイク、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送アンテナ、スキャナ、等)も追加で(又は代替として)含むことができる。これらの入力装置及びその他の入力装置は、システムバス1340に結合された適切なインタフェース1330を通じて処理装置1310に接続されることがしばしばある。出力装置1334は、同じく適切なインタフェースを通じてシステムバス1340に接続されるモニター又はその他の型の表示装置を含む。パソコンは、該モニターに加えて(又は該モニターの代わりに)、例えばスピーカー及びプリンタ等のその他の(周辺の)出力装置(図示されていない)を含む。
【0065】
広告サーバー210の動作(領域/話題を広告と関連させる動作410、等)及び/又はユーザーデバイス(クライアント)の動作(広告最適化動作及び動作510、等)は、1つ以上の機械1300によって実施することができ、更に様々な情報を1つ以上の機械1300に保存することができる。また、ユーザーデバイス(クライアント)250、検索エンジン220、コンテンツサーバー230、及び/又は電子メールサーバー240も、1つ以上の機械1300であることができる。
【0066】
4.3.動作例
図14は、ウェブページ等のドキュメント全般に関するドキュメント領域と話題のマッピングを例示した図である。この例1400においては、ドキュメント1410は、コンテンツ1412、その他のドキュメント1420、1430、1440へのリンク1414、及び1つ以上の広告スポット1416を含むウェブページである。コンテンツ1412は、第1の話題(話題1)を示唆することができる。リンクされたドキュメントB1420は、もう1つの話題(話題2)を示唆するコンテンツ1422を含むことができる。同様に、リンクされたドキュメントC 1430は、さらにもう1つの話題(話題3)を示唆するコンテンツ1432を含むことができる。最後に、リンクされたドキュメントD 1440は、該第1の話題(話題1)を示唆するコンテンツ1442を含むことができる。
【0067】
この例において、話題1と関連された1つ以上の広告は、元来は、ドキュメント1410と関連させて提供される。ユーザーがリンク1414aをたどった場合は、話題2と関連された1つ以上の広告の関心点数を増やすことができる。この場合には、ドキュメントB 1420からドキュメントA 1410に戻った時点で、話題2と関連された1つ以上の広告をドキュメント1410と関連させて提供することができる。同様に、ユーザーがリンク1414bをたどった場合は、話題3と関連された1つ以上の広告の関心点数を増やすことができる。この場合は、ドキュメントC 1430からドキュメントA 1410に戻った時点で、話題3と関連された1つ以上の広告をドキュメント1410と関連させて提供することができる。最後に、ユーザーがリンク1414cをたどった場合は、既に話題1と関連された1つ以上の広告の関心点数を増やすことができ、更に、これらの広告とその他の話題に関連する広告との間の関心点数差を広げることができる。
【0068】
図15は、検索照会「ジャガー」1510に対応して戻された検索結果1525を含むドキュメント1520を例示した図である。この例において、検索結果1525は、照会1510に関連するドキュメントへのリンクを含む。これらのリンクされたドキュメントは、リアルタイムで又は事前に解析して話題を決定することができる。図示されているように、検索結果1 1525a、検索結果4 1525d及び検索結果5 1525eは、動物のジャガーに関するドキュメントにリンクされている。この第1の話題1540aは、該第1の話題に関連する第1の1つ以上の広告の組1545aと関連されている。検索結果2 1525b、検索結果6 1525f、検索結果7 1525g及び検索結果9 1525iは、車のジャガーに関するドキュメントにリンクされている。この第2の話題1540bは、該第2の話題に関連する一組の1つ以上の広告1545bと関連されている。最後に、検索結果3 1525c、検索結果8 1525h及び検索結果10 1525jは、NFLチームであるジャガーズに関するドキュメントにリンクされている。この第3の話題1540cは、該第3の話題に関連する一組の1つ以上の広告1545cと関連されている。この場合、ドキュメント(ウェブページ、等)の領域(表内のコンテンツセクション、特定のハイパーリンク、等)を一組の1つ以上の広告にマッピングする表が生成されることを図6から思い出すこと。該「領域−広告」表は、(i)検索結果1、4及び5を広告の組1 1545aにマッピングするために、(ii)検索結果2、6、7及び9を広告の組2 1545bにマッピングするために、及び(iii)検索結果3 8及び10を広告の組3 1545cにマッピングするために用いることができる。この場合、各広告に関して関心点数が計算されることを図7から思い出すこと。この情報は、「広告−関心」表内に保存することができる。これらの表は、検索結果ウェブページ1520とともにクライアントに伝送される。一実装においては、これらの表は、伝送されるウェブページ1520の一部であるJavascriptコード内に埋め込まれる。
【0069】
再度図16において、最適化されたウェブページ1520’がクライアントデバイス内にローディングされるときに、最初の1つの広告又は一組の広告1610が、関心点数に基づいて提示される。次に、クライアントデバイスユーザー活動がモニタリングされ、ある一定の話題(従って、ある一定の一組の1つ以上の広告)を示唆する領域に対する関心が記録される。図16に示されている例においては、ユーザーは、検索結果8 1525hを選択(例えばクリック)し、例えばブラウザによって該ページ1620に案内される。該第8の検索結果1525hは、NFLのフットボールチーム1540cに関する話題を有するウェブページと関連されているため、第3の組の1つ以上の広告の関心点数が増やされる。その後にユーザーが検索結果ウェブページ1520’’に戻った場合は、(増やされた点数は最初に提示された広告の点数よりも多いと想定して)第3の組1630からの1つ以上の広告1630が第1の組の1つ以上の広告1610に取って代わっている。
【0070】
当然のことであるが、広告の順位又は拡張機能は、更新された広告関心点数に基づいて変更することができる。例えば、図17に示されているように、検索結果ウェブページ1520’では、最初に、第1の話題と関連されている第1の組からの広告が、1710によって示されているように第3の話題と関連されている第3の組からの広告の上方に表示される。ユーザーが第8のページ1720へのリンクを選択したために第3の組の1つ以上の広告の広告関心点数が増やされた後に、ユーザーが検索結果ウェブページ1520’’に戻った時点で、(増やされた点数は最初に提示された広告の点数よりも多いと想定して)1730によって示されているように、第3の話題と関連されている第3の組からの広告が、第1の話題と関連されている第1の組からの広告の上方に表示される。
【0071】
その他の実装においては、拡張機能の適用は、少なくとも広告関心点数を用いて決定することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
最適化可能な話題関連広告を有するドキュメントを生成するための方法であって、
a)いくつかのドキュメント領域の各々に関して話題を決定することと、
b)少なくとも前記決定された話題を用いて、一組の1つ以上の話題関連広告を前記ドキュメント領域の各々と関連させること、とを具備する方法。
【請求項2】
前記1つ以上の話題関連広告の組の各々の組の広告の各々は、点数を含み、前記ドキュメントと関連させて提供される最初の一組の広告は、少なくとも前記広告の前記点数を用いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記点数は、関心点数である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
c)各々がドキュメント領域と話題を関連させている第1の一組のマッピングを保存することと、
d)各々が話題と話題関心点数を関連させている第2の一組のマッピングを保存することと、
e)各々が話題と1つ以上の話題関連広告を関連させている第3の一組のマッピングを保存すること、とをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
c)各々がドキュメント領域と一組の1つ以上の広告を関連させている第1の一組のマッピングをさらに具備し、各ドキュメント領域は、話題と関連されており、関連されている1つ以上の広告の組は、前記話題と関連している、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ドキュメント領域は、その他のドキュメントへのリンクとして定義される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ドキュメント領域は、メタデータによって定義される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ドキュメント領域は、(a)定義されたセクション、(b)定義されたコラム、および(c)定義されたボックスのうちの少なくとも1つによって定義される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ドキュメント領域は、統計学的テキスト解析を用いて定義される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
c)ユーザーが話題に対して関心を有すると決定することと、
d)少なくとも前記決定されたユーザーが話題に対して関心を有することを用いて広告の点数を調整することと、
e)少なくとも前記調整された点数を用いて、更新された一組の広告を前記ドキュメントと関連させて提供すること、とをさらに具備する、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
ユーザーが話題に対して関心を有することは、前記ドキュメントに関する少なくともモニタリングされたユーザーの行動を用いて決定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
モニタリングされるユーザーの行動は、(a)カーソルの位置決め、(b)カーソルの滞在時間、(c)ドキュメント項目の選択、(d)ユーザーの目の方向、(e)ユーザーの顔の表情、(f)ユーザーによる表示及び(g)ユーザーが話題に対して関心を有することの明確な入力を含む1つのグループのユーザーの行動から選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ドキュメントの特定領域内における活動は、前記領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を推測するために用いられる、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
ユーザーによる選択は、前記選択と関連されている領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を表すために用いられる、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動が話題に対するユーザーの関心を示す信頼レベルを少なくとも用いて決定される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
広告の点数が調整される量は、推測された話題に対するユーザーの関心に関するよりも明示された話題に対するユーザーの関心に関するほうが大きい、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動によって示されるユーザーの話題関心度を少なくとも用いて決定される、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
ユーザーが話題に対して関心を有すると決定することは、ユーザーが話題に対して関心がないことをユーザーの行動を用いて決定することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
ユーザーが話題に対して関心がないことは、ユーザーがリンクを選択し、ウェブページにジャンプされてすぐに戻った場合に決定される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
a)異なった話題に対応する異なった領域を有するドキュメントを受け入れることと、
b)前記異なった話題の各々に関して、各々が点数を有する一組の1つ以上の話題関連広告を受け入れることと、
c)ユーザーが話題に対して関心を有すると決定することと、
d)少なくとも前記決定されたユーザーが話題に対して関心を有することを用いて、前記広告のうちの少なくとも一部の点数を調整することと、
e)前記広告のうちの1つ以上を、少なくとも前記調整された広告を用いて前記ドキュメントと関連させて提供すること、とを具備する方法。
【請求項21】
ユーザーが話題に対して関心を有することは、ドキュメントに関するモニタリングされたユーザーの行動を用いて決定される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
モニタリングされるユーザーの行動は、(a)カーソルの位置決め、(b)カーソルの滞在時間、(c)ドキュメント項目の選択、(d)ユーザーの目の方向、(e)ユーザーの顔の表情、(f)ユーザーによる表示、及び(g)ユーザーが話題に対して関心を有することの明確な入力を含む1つのグループのユーザーの行動から選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
ドキュメントの特定領域内における活動は、前記領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を推測するために用いられる、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
ユーザーによる選択は、前記選択と関連されている領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を示すために用いられる、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動が話題に対するユーザーの関心を示す信頼レベルを少なくとも用いて決定される、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
広告の点数が調整される量は、推測された話題に対するユーザーの関心に関するよりも明示された話題に対するユーザーの関心に関するほうが大きい、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動によって示されるユーザーの話題関心度を少なくとも用いて決定される、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
a)異なった話題に対応する異なった領域を有するドキュメントを受け入れることと、
b)前記異なった話題の各々に関して、各々が点数を有する一組の1つ以上の話題関連広告を受け入れることと、
c)ユーザーが話題に対して関心を有すると決定することと、
d)少なくとも前記決定されたユーザーが話題に対して関心を有することを用いて前記広告のうちの少なくとも一部の点数を調整することと、
e)前記少なくとも調整された点数を用いて、少なくとも1つの拡張機能を前記広告のうちの1つ以上に加えるかどうかを決定することと、
f)前記広告のうちの1つ以上を前記ドキュメントと関連させて提供すること、とを具備する方法。
【請求項29】
ユーザーが話題に対して関心を有することは、前記ドキュメントに関するモニタリングされたユーザーの行動を用いて決定される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
モニタリングされるユーザーの行動は、(a)カーソルの位置決め、(b)カーソルの滞在時間、(c)ドキュメント項目の選択、(d)ユーザーの目の方向、(e)ユーザーの顔の表情、(f)ユーザーによる表示及び(g)ユーザーが話題に対して関心を有することの明確な入力を含む1つのグループのユーザーの行動から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
ドキュメントの特定領域内における活動は、前記領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を推測するために用いられる、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
ユーザーによる選択は、前記選択と関連されている領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を示すために用いられる、請求項20に記載の方法。
【請求項33】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動が話題に対するユーザーの関心を示す信頼レベルを少なくとも用いて決定される、請求項20に記載の方法。
【請求項34】
広告の点数が調整される量は、推測された話題に対するユーザーの関心に関するよりも明示された話題に対するユーザーの関心に関するほうが大きい、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動によって示されるユーザーの話題関心度を少なくとも用いて決定される、請求項29に記載の方法。
【請求項36】
a)第1の話題に関するコンテンツを有し、更に第2の話題に関するコンテンツを有する別のドキュメントへの少なくとも1つのリンクを有する、ドキュメント、を提供することと、
b)前記第1の話題に関連する広告を有する前記ドキュメントを提供することと、
c)ユーザーが前記リンクを選択して前記ドキュメントに戻った場合は前記第2の話題に関連する広告を有する前記ドキュメントを提供すること、とを具備する方法。
【請求項37】
前記ドキュメントは、ウェブページであり、前記リンクは、ハイパーテキストリンクである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
a)第1の話題に関するコンテンツを有する第1のドキュメントと関連する第1の検索結果、及び、第2の話題に関するコンテンツを有する第2のドキュメントと関連する第2の検索結果、を有するドキュメントを提供することと、
b)前記第1の話題及び前記第2の話題のうちのどちらの話題にユーザーが最も高い関心を有しているかを決定することと、
c)少なくとも話題に対するユーザーの関心の前記決定を用いて、前記第1の話題に関連する第1の1つ以上の広告の組及び前記第2の話題に関連する第2の1つ以上の広告の組のうちの1つを選択することと、
d)前記第1の1つ以上の広告の組及び前記第2の1つ以上の広告の組のうちの選択された組を前記ドキュメントと関連して提供すること、とを具備する方法。
【請求項39】
話題に対するユーザーの関心を決定する前記行為は、前記ドキュメントに関するユーザーの行動をモニタリングすることを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
話題に対するユーザーの関心を決定する前記行為は、前記第1の検索結果および前記第2の検索結果に関するユーザーの行動をモニタリングすることを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
ユーザーが前記第1の検索結果および前記第2の検索結果のうちの1つを選択した場合は、ユーザーが前記第1の話題及び前記第2の話題のうちの対応する1つの話題に関心を有すると決定することを具備する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
a)第1の話題に関するコンテンツを有する第1のドキュメントと関連する第1の検索結果、及び、第2の話題に関するコンテンツを有する第2のドキュメントと関連する第2の検索結果、を有するドキュメントを提供することと、
b)前記第1の話題及び前記第2の話題のうちのどちらの話題にユーザーが最も高い関心を有しているかを決定することと、
c)少なくも話題に対するユーザーの関心の前記決定を用いて、前記第1の話題に関連する第1の1つ以上の広告の組及び前記第2の話題に関連する第2の1つ以上の広告の組のうちの1つの点数を調整することと、
d)少なくとも前記調整された点数を用いて1つ以上の広告を前記ドキュメントと関連して提供すること、とを具備する方法。
【請求項43】
話題に対するユーザーの関心を決定する前記行為は、前記ドキュメントに関するユーザーの行動をモニタリングすることを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
話題に対するユーザーの関心を決定する前記行為は、前記第1の検索結果及び前記第2の検索結果に関するユーザーの行動をモニタリングすることを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
ユーザーが前記第1の検索結果および前記第2の検索結果のうちの1つを選択した場合は、ユーザーが前記第1の話題及び前記第2の話題のうちの対応する1つの話題に関心を有すると決定することを具備する、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
最適化可能な話題関連広告を有するドキュメントを生成するための装置であって、
a)いくつかのドキュメント領域の各々に関する話題を決定するための手段と、
b)少なくとも前記決定された話題を用いて、一組の1つ以上の話題関連広告を前記ドキュメント領域の各々と関連させるための手段と、を具備する装置。
【請求項47】
前記1つ以上の話題関連広告の組の各々の組の広告の各々は、点数を含み、前記ドキュメントと関連させて提供される最初の一組の広告は、少なくとも前記広告の前記点数を用いて決定される、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記点数は、関心点数である、請求項47に記載の装置。
【請求項49】
c)1)各々がドキュメント領域と話題を関連させている第1の一組のマッピングと、2)各々が話題と話題関心点数を関連させている第2の一組のマッピングと、3)各々が話題と1つ以上の話題関連広告を関連させている第3の一組のマッピングと、を保存するための記憶装置をさらに具備する、請求項46に記載の装置。
【請求項50】
c)各々がドキュメント領域と一組の1つ以上の広告を関連させている第1の一組のマッピングを保存するための記憶装置をさらに具備し、各ドキュメント領域は、話題と関連されており、前記関連されている1つ以上の広告の組は、前記話題と関連している、請求項46に記載の装置。
【請求項51】
前記ドキュメント領域は、その他のドキュメントへのリンクとして定義される、請求項46に記載の装置。
【請求項52】
前記ドキュメント領域は、メタデータによって定義される、請求項46に記載の装置。
【請求項53】
前記ドキュメント領域は、(a)定義されたセクション、(b)定義されたコラム及び(c)定義されたボックスのうちの少なくとも1つによって定義される、請求項46に記載の装置。
【請求項54】
前記ドキュメント領域は、統計学的テキスト解析を用いて定義される、請求項46に記載の装置。
【請求項55】
c)ユーザーが話題に対して関心を有すると決定するための手段と、d)少なくとも前記決定されたユーザーが話題に対して関心を有することを用いて広告の点数を調整するための手段と、e)少なくとも前記調整された点数を用いて、更新された一組の広告を前記ドキュメントと関連させて提供するための手段と、をさらに具備する、請求項47に記載の装置。
【請求項56】
ユーザーが話題に対して関心を有することは、ドキュメントに関する少なくとモニタリングされたユーザーの動作を用いて決定される、請求項45に記載の装置。
【請求項57】
モニタリングされるユーザーの行動は、(a)カーソルの位置決め、(b)カーソルの滞在時間、(c)ドキュメント項目の選択、(d)ユーザーの目の方向、(e)ユーザーの顔の表情、(f)ユーザーによる表示及び(g)ユーザーが話題に対して関心を有することの明確な入力を含む1つのグループのユーザーの行動から選択される、請求項56に記載の装置。
【請求項58】
ドキュメントの特定領域内における活動は、前記領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を推測するために用いられる、請求項56に記載の装置。
【請求項59】
ユーザーによる選択は、前記選択と関連されている領域と関連されている話題に対するユーザーの関心を示すために用いられる、請求項56に記載の装置。
【請求項60】
広告の点数が調整される量は、観察されたモニタリングされたユーザーの行動が話題に対するユーザーの関心を示している信頼レベルを少なくとも用いて決定される、請求項56に記載の装置。
【請求項61】
広告の点数が調整される量は、推測された話題に対するユーザーの関心に関するよりも明示された話題に対するユーザーの関心に関するほうが大きい、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
広告の点数が調整される量は、少なくとも観察されたモニタリングされたユーザーの行動によって示されたユーザーの話題関心度を用いて決定される、請求項56に記載の装置。
【請求項63】
ユーザーが話題に対して関心を有すると決定することは、ユーザーが話題に対して関心がないことをユーザーの行動を用いて決定することを含む、請求項55に記載の装置。
【請求項64】
ユーザーが話題に対して関心がないことは、ユーザーがリンクを選択し、ウェブページにジャンプされてすぐに戻った場合に決定される、請求項63に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−164323(P2012−164323A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−55751(P2012−55751)
【出願日】平成24年3月13日(2012.3.13)
【分割の表示】特願2009−233645(P2009−233645)の分割
【原出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(502208397)グーグル インコーポレイテッド (161)
【Fターム(参考)】