説明

調光制御装置、調光制御方法、及び調光制御プログラム

【課題】モニタ画面上で照明器具をより感覚的に検索を行うことができ、かつ、作業効率を向上させることができる調光制御装置を提供する。
【解決手段】本調光制御装置は、所定位置に配置された照明器具3の調光を制御する調光制御装置1であって、照明器具3の配置関係を反映して照明器具3に対応する照明ボタン3Xを表示する表示部30と、表示部30に表示された照明ボタン3Xへの入力を検出するタッチパネル10と、タッチパネル10への入力に基づいて、表示部30に表示された照明ボタン3Xの表示の態様を制御する表示制御部41と、タッチパネル10への入力に基づいて、照明ボタン3Xを選択する照明ボタン選択部43と、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光を制御する調光制御部42と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光制御装置、調光制御方法、及び調光制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の照明器具の中から所望の照明器具を点灯/消灯させたり調光したりするための調光制御装置が、一般的に使用されている。
【0003】
例えば、照明負荷の調光レベルを制御し、複数シーンを同時にクロスチェンジすることが可能な調光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この調光装置は、所定スイッチが押下されると、再生中のクロスチェンジ元のシーン再生状態を記憶し、この状態を保持しつつクロスチェンジ先のシーン再生状態の設定を受け付ける。クロスチェンジ先のシーン再生状態が設定されると、クロスチェンジ元のシーン再生状態、クロスチェンジ先のシーン再生状態、及び、クロスチェンジする際に操作されるフェーダのレベルに基づいて、クロスチェンジ元のシーン再生状態からクロスチェンジ先のシーン再生状態にクロスチェンジする際の照明負荷に対する出力レベルを決定し、照明負荷を制御する。
【0004】
また、室内照明の演出状態をモニタ画面上で見ながら照明器具の調光を行うことが可能な照明演出装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この照明演出装置は、各種の照明器具が配置された室内の画像を取り込む画像入力装置と、取り込んだこの画像を映し出す表示モニタと、表示モニタの画像上で照明器具を指定し、この照明器具の種別を入力する照明器具種別入力手段と、画像上の照明器具に対して調光の設定を行う調光設定手段と、この調光設定手段で設定した調光状態で、画像上の照明器具の点灯表示状態を照明器具の種別に合わせて変化させる画像表示制御手段と、調光設定手段で設定した調光信号を作成し、室内の各照明器具に調光信号を出力する調光信号作成手段とを有するものである。
【0005】
また、仕込み調光作業を簡素化しかつ省電力を行う調光仕込装置が知られている(例えば、特許文献3)。この調光仕込装置は、仕込帳の内容を画像として表示するとともに表示内容の各被制御項目に対する制御データをも表示可能な画像表示手段と、画像表示手段の表示画面上で仕込帳の特定の被制御項目を選択指定するための選択指定手段と、選択指定手段により指定された被制御項目に対する制御データを入力するための入力手段とを具備するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−147489号公報
【特許文献2】特開平7−073978号公報
【特許文献3】特開昭63−228596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
照明器具の調光を行う場合には、例えば調光操作卓において、パッチ操作や照明器具の調光レベルを入力・修正を行う際に、多数表示されている画面上から特定の照明器具を選択する必要がある。調光される照明器具を指定する方法としては、照明器具に番号や名称を付し、それらをテンキーなどの入力装置により入力し、指定する方法がある。例えば、上記の特許文献3では、このような指定方法が用いられる。
【0008】
しかしながら、照明器具の番号や名称をユーザが記憶しておく必要があり、入力する手間もかかってしまう。
【0009】
また、画像モニタ上にグラフィカルに照明器具を配置した様子を表示する画面を用いて、感覚的に調光される照明器具を指定する方法が知られている。例えば、上記の特許文献1及び2では、このような指定方法が用いられる。この方法によれば、例えばステージ上の下手奥の照明器具を調光される照明器具として指定する場合、ユーザは画面を参照しながら実際の照明器具の配置と照らし合わせて配置位置を意識して、照明器具を探し当てることができる。図10では、ステージ上の照明器具が表示画面に表示され、ユーザが照明器具Xを調光される照明器具として指定する例を示している。
【0010】
しかしながら、大きなホールやスタジオに設置される調光操作卓では、画面に表示される照明器具の数も多くなる。この場合、各照明器具を小さく表示させ照明器具全体を1画面内に表示させることが考えられるが、照明器具を小さく表示させると、ユーザによる各照明器具の選択が困難になる。
【0011】
そこで、ユーザが選択できる程度の大きさに各照明器具を画面に表示させることが考えられるが、モニタ画面の表示領域は限られているため、全ての照明器具を表示させることが難しく、1画面内に全ての照明器具が収まらないことがある。この場合には、全ての照明器具を把握するために、画面の移動やページの切り替えなどが必要になる。従来、照明器具全体を把握するためには、操作パネル上に物理的に移動ボタンを設け、画面の移動やページの切り替えを行っていた。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、モニタ画面上で照明器具をより感覚的に検索を行うことができ、かつ、作業効率を向上させることができる調光制御装置、調光制御方法、及び調光制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明の調光制御装置は、所定位置に配置された照明器具の調光を制御する調光制御装置であって、前記照明器具の配置関係を反映して前記照明器具に対応する照明ボタンを表示する表示部と、前記表示部に表示された照明ボタンへの入力を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記表示部に表示された照明ボタンの表示の態様を制御する表示制御部と、前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記照明ボタンを選択する照明ボタン選択部と、前記照明ボタン選択部により選択された照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御する調光制御部と、を備える。
【0014】
また、この発明において、前記表示制御部が、前記タッチパネルへのピンチ操作又はフリック操作に基づいて、前記照明ボタンのサイズの変更、又は、前記表示部に表示される前記照明ボタンの位置を前記照明器具の配置関係を反映した状態で変更することが好ましい。
【0015】
また、この発明において、前記調光制御部が、前記タッチパネルへのピンチ操作に基づいて、前記照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御することが好ましい。
【0016】
また、この発明において、前記表示制御部が、前記照明器具の調光レベルに基づいて、前記照明器具に対応する調光用照明の表示の態様を制御することが好ましい。
【0017】
また、この発明において、前記表示制御部により前記照明ボタンの表示の態様を制御する表示制御モードと、前記照明ボタン選択部により前記照明ボタンを選択する選択モードと、のいずれかのモードを選択するモード制御部を備え、前記モード制御部が、前記選択モードが選択されている場合に限り、前記照明ボタン選択部による前記照明ボタンの選択を許可することが好ましい。
【0018】
また、この発明において、前記表示部が、複数の画面を有し、前記照明器具が配置された配置領域毎にグループに区分され、前記表示制御部が、前記区分されたグループ毎に、各グループに属する各照明器具を前記表示部の複数の画面の各々に表示させ、前記照明ボタン選択部が、前記タッチパネルへの入力に基づいて、複数の画面の各々に表示された各照明ボタンを同時に選択することが好ましい。
【0019】
また、本発明の調光制御方法は、所定位置に配置された照明器具の調光を制御するための調光制御方法であって、前記照明器具の配置位置を反映して前記照明器具に対応する照明ボタンを表示部に表示するステップと、照明ボタンへの入力を検出するタッチパネルへの入力に基づいて、前記表示部に表示された照明ボタンの表示の態様を制御するステップと、前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記照明ボタンを選択するステップと、前記選択された照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御するステップと、を有する。
【0020】
また、本発明の調光制御プログラムは、上記調光制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、モニタ画面上で照明器具をより感覚的に検索を行うことができ、かつ、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるタッチパネルへのピンチ操作により表示対象を拡大する表示例を示す図
【図3】本発明の第1の実施形態におけるタッチパネルへのピンチ操作により表示対象を縮小する表示例を示す図
【図4】本発明の第1の実施形態におけるタッチパネルへのフリック操作により表示対象を移動する表示例を示す図
【図5】(A)〜(B)は本発明の第1の実施形態における照明器具がスポットライトの場合のスポットライトに対応する部分の表示例を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図
【図8】本発明の第3の実施形態におけるステージ上の複数の照明器具をグループ毎に区分した例を示す図
【図9】本発明の第3の実施形態における表示部の複数の画面に、グループの照明器具に対応する照明ボタンが表示された場合の表示例を示す図
【図10】従来の照明器具の表示画面上での表示例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す調光制御装置1は、タッチパネル10、入力検出部20、表示部30、制御部40、データ記憶部50、出力部60、を有して構成される。調光制御装置1は、ステージ、舞台、宅内、街路等の所定位置に配置された照明器具3の調光を制御するものである。以下では、主にステージ上に照明器具3が配置されているものとして説明する。また、この調光制御装置1は、調光操作卓等に配置される。
【0025】
タッチパネル10は、表示部30上に配置され、ペンや指(指等)で押下することで調光制御装置1の動作、設定に必要な情報を入力する入力インタフェースとして機能する。例えば、タッチパネル10は、表示部30に表示された照明ボタン3Xへの入力を検出する。タッチパネル10により、感覚的な操作が可能になる。なお、タッチパネル10への入力は、押下ではなく接触のみすることで行われてもよい。以下では、主に押下によりタッチパネル10への入力を行うことを説明する。
【0026】
入力検出部20は、タッチパネル10への指等での押下を検出し、入力された入力座標等を含むタッチ入力信号を制御部40へ出力する。
【0027】
表示部30は、各操作ボタン等を表示させる液晶ディスプレイやLED表示器等により構成され、調光制御装置1の操作、設定に必要な各画面を表示する表示インタフェースして機能する。例えば、表示部30は、照明器具3の実際の配置関係を保ちつつ、照明器具3に対応する照明ボタン3Xを表示する。
【0028】
制御部40は、調光制御装置1全般の信号処理を行い、様々な制御を行う。例えば、各種信号の入出力制御、入力検出部20からのタッチ入力信号に基づく表示部30への画面表示指示、各照明器具3の調光を制御するための調光制御データの生成等を行う。制御部40のうち、上記の画面表示指示を表示制御部41が行う。表示制御部41は、タッチパネル10への入力に基づいて、表示部30に表示された照明ボタン3Xの表示の態様を制御する。また、制御部40のうち、上記の調光制御データの生成等を調光制御部42が行う。調光制御部42は、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光を制御する。また、制御部40は、タッチパネル10への入力に基づいて、照明ボタン3Xを選択する照明ボタン選択部43も有する。
【0029】
データ記憶部50は、各種データを記憶する。例えば、タッチパネル10により入力された、照明器具3を調光するための各回路の出力レベル(調光レベル)のデータを記憶する。この調光レベルのデータは、調光制御データに含まれるものである。また、データ記憶部50は、制御部40により所定の処理を実行するためのプログラムやデータ等を記憶しており、本実施形態の調光制御プログラムも記憶する。
【0030】
出力部60は、制御部40により演算された調光制御データに基づいて、調光器2へ調光制御信号(例えば、ライティングコントロールとして規格化されたDMX512形式の制御信号)を出力する。調光制御信号は、調光制御データを含むものである。
【0031】
調光器2は、調光制御装置1からの調光制御信号に基づいて、照明器具3が指示された調光レベルで光出力するよう調光制御する。照明器具3は、蛍光ランプやスポットライトなどであり、照明器具3には照明負荷が配設される。
【0032】
次に、調光制御装置1の動作について説明する。
まず、調光対象となる照明器具3を選択する際の動作について説明する。
【0033】
タッチパネル10は、マルチタッチ方式を採用しており、複数の指等によるタッチパネル10への同時入力を認識できる機能を有している。タッチパネル10を複数の指等で押下し、入力検出部20により複数の入力座標(第1の入力座標)を検出すると、表示制御部41は、指等の間隔つまり複数の入力座標(第1の入力座標)間の距離(第1の距離)を認識する。
【0034】
タッチパネル10を押下した状態(タッチ状態)で、ユーザが複数の指等を広げたり狭めたりする操作(ピンチ操作)を行ったとき、入力検出部20により操作後の複数の入力座標(第2の入力座標)を検出し、表示制御部41は、操作後の指等の間隔つまり操作後の複数の入力座標(第2の入力座標)間の距離(第2の距離)を認識する。
【0035】
そして、表示制御部41は、第2の距離が第1の距離よりも長いと判断した場合には、ユーザが指等を広げたものと判断し、表示部30に表示される表示対象を拡大するよう制御する。一方、表示制御部41は、第2の距離が第1の距離よりも短いと判断した場合には、ユーザが指等を狭めたものと判断し、表示部30に表示される表示対象を縮小するよう制御する。
【0036】
図2はタッチパネル10へのピンチ操作により表示対象を拡大する表示例を示しており、図3はタッチパネル10へのピンチ操作により表示対象を縮小する表示例を示している。
【0037】
図2では、表示部30に表示されているステージ上の所定の配置領域に対応する表示対象Aの略中心を押下して、指等を広げるピンチ操作(拡大操作)を行っている。その結果、表示対象Aが表示部30全体で表示されるように、拡大表示されている。このように、拡大操作によりステージ上の所定の配置領域に対応する表示対象Aが拡大表示されるので、その配置領域の内部に配置された照明器具3に対応する照明ボタン3Xも拡大表示される。
【0038】
図3では、表示部30全体で表示されているステージ上の所定の配置領域に対応する表示対象Bの略中心を押下して、指等を狭めるピンチ操作(縮小操作)を行っている。その結果、表示対象Bが表示部30のうちの一部で表示されるように、縮小表示されている。このように、縮小操作によりステージ上の所定の配置領域に対応する表示対象Bが縮小表示されるので、その配置領域の内部に配置された照明器具3に対応する照明ボタン3Xも縮小表示される。
【0039】
なお、ピンチ操作により拡大表示を行う場合も縮小表示を行う場合も、ステージ上での照明器具3の配置関係が保持された状態で、表示対象のサイズの変更が行われる。
【0040】
そして、照明ボタン選択部43は、拡大表示又は縮小表示により、所望の照明器具3に対応する照明ボタン3Xが表示部30の画面上に表示されている場合など、所望の照明ボタン3Xを選択可能な場合には、照明ボタン3Xを選択する。これにより、その照明ボタン3Xに対応する照明器具3が選択される。
【0041】
このようなピンチ操作で表示対象を拡大又は縮小を行うことで、複数の照明ボタン3Xの中から、特定の照明器具3に対応する照明ボタン3Xの位置を感覚的に選択することができる。
【0042】
また、図2のようにピンチ操作により表示対象を拡大すると、表示部30により表示可能なステージ上の配置領域は狭くなるので、表示部30により表示中の配置領域の外側にある照明器具3に対応する照明ボタン3Xを選択する場合には、表示部30に表示される表示対象を移動させる必要がある。
【0043】
この場合、ユーザがタッチ状態で指等を任意の方向にスライドする操作(フリック操作)を行ったとき、入力検出部20によりフリック操作後の入力座標(第3の入力座標)を検出し、表示制御部41は、フリック操作後の入力座標(第3の入力座標)とフリック操作前の入力座標(第1の入力座標)との距離を認識する。
【0044】
そして、表示制御部41は、第3の入力座標と第1の入力座標との相違により移動を検知し、指等の進行方向と表示部30により表示される表示対象(例えば照明ボタン3X)の移動方向とが一致するように、表示部30に表示される表示対象を移動させる。このとき、図示はしないが、表示部30に表示される表示対象の移動方向とこれに対応するステージ上の配置領域の移動方向とは、相対する方向である。表示制御部41は、このときの表示対象の移動距離を、その移動距離(第3の入力座標と第1の入力座標との距離)に追従させる。
【0045】
また、表示制御部41は、タッチパネル10上でのフリック操作に係る操作速度を検知し、その操作速度に応じて表示対象の移動速度を決定するようにしてもよい。この操作速度は、例えば、第3の入力座標及び第1の入力座標の差と、第3の入力座標の検知時刻及び第1の入力座標の検知時刻の差と、により求められる。また、表示制御部41は、表示対象の移動が完了するときには、徐々に移動速度を低下させて滑らかに表示対象の移動が完了するよう制御してもよい。
【0046】
図4はフリック操作により表示対象を移動する表示例を示している。図4に示す例では、フリック操作前(移動前)には、表示対象としての識別番号6番の照明器具3に対応する照明ボタン3Xが、表示部30の画面右上に表示されている。そして、フリック操作後(移動後)には、識別番号6番の照明器具3に対応する照明ボタン3Xは、表示部30の画面左下に表示されている。ここでは、フリック操作による進行方向は矢印方向の左下側であり、表示対象の移動方向も左下側で一致しており、表示部30に表示されるステージ上の配置領域の移動方向は右上側である。
【0047】
このようなフリック操作で表示対象を移動することで、限られた表示部30の表示領域の中で、表示部30に表示された表示領域には含まれない照明ボタン3Xへの移動を、感覚的に素早く行うことができる。
【0048】
そして、照明ボタン選択部43は、ピンチ操作及びフリック操作により、所望の照明器具3に対応する照明ボタン3Xが表示部30の画面上に表示されている場合など、所望の照明ボタン3Xを選択可能な場合には、照明ボタン3Xを選択する。これにより、その照明ボタン3Xに対応する照明器具3が選択される。
【0049】
このような調光制御装置1による照明器具3の選択によれば、キーボードやマウスなどの物理的な入力装置を特別に用意することなく、感覚的に照明器具3の選択操作を行うことができる。また、照明器具3の識別情報を記憶していなくても、容易に選択を行うことができる。
【0050】
次に、照明器具3を調光する際の動作について説明する。
【0051】
まず、照明ボタン選択部43は、調光対象となる照明器具3に対応する表示部30の画面上の照明ボタン3Xを選択する。これにより、特定の照明器具3が選択状態となる。
【0052】
続いて、表示部30上のタッチパネル10上で、ユーザが指等を広げるピンチ操作(拡大操作)を行うと、調光制御部42は、先に説明した手順と同様の手順によりユーザが指等を広げたものと判断し、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光レベルを大きくするよう制御する。つまり、選択された照明器具3を明るくする。また、調光制御部42は、拡大操作に伴って、調光レベルを大きくする調光制御データを生成し、出力部60は、この調光制御データを調光器2へ出力する。そして、調光器2は、この調光制御データに応じて照明器具3の調光レベルを大きくする。
【0053】
一方、表示部30のタッチパネル10上で、ユーザが指等を狭めるピンチ操作(縮小操作)を行うと、調光制御部42は、先に説明した手順と同様の手順によりユーザが指等を狭めたものと判断し、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光レベルを小さくするよう制御する。つまり、選択された照明器具3を暗くする。また、調光制御部42は、縮小操作に伴って、調光レベルを小さくする調光制御データを生成し、出力部60は、この調光制御データを調光器2へ出力する。そして、調光器2は、この調光制御データに応じて照明器具3の調光レベルを小さくする。
【0054】
なお、タッチパネル10上の任意の箇所でピンチ操作を行うことで照明器具3の調光を行ってもよいし、選択中の照明ボタン3X上でピンチ操作を行った場合のみ、照明器具3の調光を行ってもよい。
【0055】
また、選択中の照明ボタン3Xに対応する照明器具3以外の照明器具3を調光する場合には、その調光を希望する照明器具3に対応する照明ボタン3Xを選択する。これにより、選択される照明器具3が切り替わり、順次調光を行うことができる。
【0056】
このような調光制御装置1による照明器具3の調光によれば、キーボード、マウス、フェーダなどの物理的な装置を特別に操作することなく、感覚的に照明器具3の調光操作を行うことができる。また、ユーザが、照明器具3の調光レベルを数値で記憶していなくても、調光レベルを明るさで感覚的に記憶している場合には、容易に調光を行うことができる。
【0057】
次に、表示部30による照明ボタン3Xの表示について説明する。
図5(A)、(B)は、照明器具3がスポットライトの場合の照明ボタン3Xの表示例を示す図である。図5(A)、(B)の表示は、照明器具3の調光時に表示部30により表示されるものであり、表示部30には、照明器具3に対応する部分及び照明器具3の照射光に対応する部分からなる調光用照明3Yが表示される。表示制御を行うための図2〜図4に示した状態から図5(A)、(B)に示す状態へは、照明ボタン3Xが選択されたときに遷移してもよい。また、複数の照明器具3を選択することが考えられる為、別途モード切替ボタンなどを設けて、調光を行うためのモードに遷移するようにしてもでもよい。また、表示部30の画面上に明るさを制御するウィンドウが常に表示されており、画面の表示と明るさ(調光)レベル調整ウィンドウ(図5(A)、(B))が切り替えなしで表示できる状態であれば、照明器具3を選択した時点で、そのレベルが図5のウィンドウに反映され調整が可能となるようにしてもよい。これにより、操作性が上がる。
【0058】
照明器具3としてスポットライトを用いた場合、点灯時には光の断面が丸く照射される。そのため、表示制御部41は、表示部30の画面上では、スポットライトの光を断面円形状で表示するよう制御する。これにより、照明器具3がどのような種別であるか、どのように光を照射するか、感覚的に分かりやすくなる。この際、スポットライトの光を、そのパラメータを付加した形で表現すると、より分かりやすくなる。例えば、色をつけるためのフィルタの色と同じ色で光りを表現したり、ゴボ(光に模様をつけるフィルタ)を表示部30の画面上で表現したりすると、より分りやすくなる。
【0059】
また、複数の照明器具3の中から、照明器具3としてのスポットライトを選択し、調光を行う場合を想定する。タッチパネル10の任意の位置に対して、又は、選択されたスポットライトに対応する調光用照明3Yに対して、図5(A)に示すように、表示部30上のタッチパネル10上で拡大操作を行うとする。すると、表示制御部41は、表示部30に表示されるスポットライトの光に対応する部分を、図5(B)に示すように、この拡大操作前と比較して大きくするよう制御する。このような表示部30の画面上での拡大操作を行うと、照明器具3としてのスポットライトの調光レベルが大きくなり、スポットライトによる照射範囲も大きくなる。したがって、実際の調光レベルの状態と表示部30の画面上に表現される状態とが感覚的に統一して変化するので、表示部30の画面を確認することで調光レベルを理解しやすくなる。
【0060】
一方、タッチパネル10の任意の位置に対して、又は、選択されたスポットライトに対応する調光用照明3Yに対して、図5(B)に示すように、表示部30のタッチパネル10上で縮小操作を行うとする。すると、表示制御部41は、表示部30に表示されるスポットライトの光に対応する部分を、図5(A)に示すように、この縮小操作前と比較して小さくするよう制御する。このような表示部30の画面上での縮小操作を行うと、照明器具3としてのスポットライトの調光レベルが小さくなり、スポットライトによる照射範囲も小さくなる。したがって、実際の調光レベルの状態と表示部30の画面上に表現される状態とが感覚的に統一して変化するので、表示部30の画面を確認することで調光レベルを理解しやすくなる。
【0061】
このように、表示制御部41は、照明器具3の調光レベルに基づいて、照明器具3に対応する調光用照明3Yの表示の態様を制御する。
【0062】
また、表示制御部41は、表示部30により表示されるスポットライトの光に対応する部分を拡大/縮小する代わりに、表示部30により表示されるスポットライトの光に対応する部分の色を変化させるようにしてもよい。例えば、拡大操作により調光レベルを大きくする場合には、表示制御部41は、表示部30の画面上でのスポットライトの光に対応する部分の色を濃くするよう制御する。また、例えば、縮小操作により調光レベルを小さくする場合には、表示制御部41は、表示部30の画面上でのスポットライトの光に対応する部分の色を薄くするよう制御する。
【0063】
さらに、表示制御部41は、表示部30の画面上で、スポットライトの中心部に対応する部分については濃い色で表示させ、スポットライトの中心部の周囲に対応する部分についてはグラデーションにより徐々に薄くなるよう表示させてもよい。これにより、実際のスポットライトの明るさと感覚的に統一されるので、表示部30の画面により調光レベルを理解しやすくなる。
【0064】
このような本実施形態の調光制御装置1によれば、表示部30の画面上で照明器具3をより感覚的に検索することができ、操作性を向上させることで、作業効率を向上させることが可能である。また、感覚的に検索することができるので、照明器具3の検索時間を短縮することもできる。したがって、調光の仕込み、調光結果の記憶、調光の修正操作の効率化を図ることができる。
【0065】
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図である。図6に示す調光制御装置1Bは、図1に示した調光制御装置1と比較すると、制御部40に代わり制御部40Bを備える。制御部40Bは、表示制御部41、調光制御部42、照明ボタン選択部43に加えて、モード制御部44を備える。なお、図6において、図1に示した調光制御装置1と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0066】
モード制御部44は、表示制御モード及び選択モードのいずれかを選択する。表示制御モードとは、照明ボタン3Xの表示の態様を制御するためのモードである。例えば、先に説明したピンチ操作やフリック操作により表示部30に表示される表示対象を拡大/縮小、移動するためのモードである。選択モードとは、照明ボタン3Xを選択するためのモードである。また、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光を制御することも、選択モードで行われる。
【0067】
また、モード制御部44は、選択されたモードに従って、表示部30の画面上で可能なユーザ操作を制限する。例えば、選択モード時には、表示対象の拡大、縮小、及び移動を禁止し、照明ボタン3Xの選択、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光制御を許可する。一方、表示制御モード時には、照明ボタン3Xの選択、選択された照明ボタン3Xに対応する照明器具3の調光制御を禁止し、表示対象の拡大、縮小及び移動を許可する。
【0068】
また、モード制御部44は、物理的な装置として操作パネルにより構成してもよいし、物理的な装置ではなく、表示部30の画面上にタッチパネル10の1つの操作ボタンとして設けてもよい。タッチパネル10上の操作ボタンとする場合には、照明ボタン3Xの表示制御、選択、及び調光制御とモードの選択とを同じ画面上で行うことになるので、照明ボタン3Xが表示される位置とモード選択用の操作ボタンが表示される位置とを離間させることが好ましい。
【0069】
また、モード制御部44は、モーメンタリーボタンを有し、モーメンタリーボタンの押下中のみ表示制御モードとなるよう制御してもよい。表示制御モードの選択中には、制御部40Bは、例えば表示部30に「移動」などの文字情報を表示し、ユーザが表示部30を一見して移動等の表示制御が可能な状態であることを理解できることが好ましい。表示制御モード時には、表示部30に表示された照明ボタン3Xを押下しても、照明ボタン3Xの選択や照明ボタン3Xに対応する照明器具3が調光対象として選択されることはないので、意図しない調光対象の選択や調光制御を防止することができる。
【0070】
また、モード制御部44は、モーメンタリーボタンを押下していない状態では選択モードとなるよう制御してもよい。選択モード時には、ピンチ操作やフリック操作を行っても表示対象が拡大、縮小及び移動することがないので、意図しない表示制御を防止することができる。
【0071】
また、モード制御部44は、モーメンタリーボタンの押下中のみ表示制御モードとなる場合には、モーメンタリーボタンを押下した状態でピンチ操作やフリック操作を行うことで、調光対象の照明器具3に対応する照明ボタン3Xが表示部30の画面上に現れるように移動する。そして、モード制御部44は、表示部30にこの照明ボタン3Xが表示された後に、ユーザはモーメンタリーボタンの押下を終了する。すると、表示制御モードから選択モードに切り替わる。
【0072】
表示部30に表示される表示対象を移動等する場合、特定の照明ボタン3Xを選択する場合、のいずれの場合であっても、表示部30の画面を押下した状態で指等での操作が必要となる。調光制御装置1Bによれば、表示対象の移動時の操作と照明ボタン3Xの選択時の操作とを間違えたり、操作性が低下したりすることを防止可能である。
【0073】
このような本実施形態の調光制御装置1Bによれば、表示制御と調光対象の選択及び調光制御とを明確に区別して操作を行うことができるので、ユーザの操作性が向上する。また、照明ボタン3Xの選択時には表示制御は禁止されるので、照明ボタン3Xが意図しない方向に移動することはない。また、照明ボタン3Xの選択後にも表示制御は禁止された状態であるので、確実に調光制御を行うことができる。
【0074】
なお、モード制御部44は、モーメンタリーボタンを押下した状態のときに選択モード、モーメンタリーボタンを押下していない状態のときに表示制御モード、とするよう制御してもよい。また、モーメンタリーボタンでなくても、例えばスイッチによりモードを切り換えてもよい。また、表示制御を行うとき、照明ボタン3Xの選択を行うとき、調光制御を行うとき、の3つのモードを用意するようにしてもよい。さらに、表示部30の画面が小さい場合には、モード切替を行い、表示部30の画面が大きい場合には、ウィンドウ構成とし、必要な機能を持つウィンドウをあらかじめ表示しておくと、使い勝手がよい。
【0075】
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態における調光制御装置の構成の一例を示すブロック図である。図7に示す調光制御装置1Cは、図1に示した調光制御装置1と比較すると、制御部40に代わり制御部40C、データ記憶部50の代わりにデータ記憶部50Cを備える。なお、図7において、図1に示した調光制御装置1と同じ構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0076】
照明器具3が配置されたステージ全体が広い場合や、表示部30の画面が小さい場合には、調光対象の照明器具3に対応する照明ボタン3Xを表示部30に所望な状態で表示できないことがある。そこで、本実施形態では、ステージを所望の範囲で区切り、表示部30の画面も複数の画面に分割することができるようにする。
【0077】
制御部40Cは、表示部30の画面を複数の画面に分割して表示するよう制御する。画面の分割数等は、タッチパネル10等の入力に応じて制御部40Cが任意に指定してもよい。これにより、複数の照明器具3を調光する場合に、これらの照明器具3の間がステージ上で離れて配置されており、表示部30の1つの画面でこれらの照明器具3に対応する照明ボタン3Xを選択することが困難であっても、照明ボタン3Xを表示部30の複数の画面で同時に表示できる。例えば、ステージ上で下手側に配置された照明器具3と上手側に配置された照明器具3とを同時に調光する必要がある場合に、複数の画面のそれぞれに下手側の照明器具3に対応する照明ボタン3Xと上手側の照明器具3に対応する照明ボタン3Xとを表示させることができる。
【0078】
また、制御部40Cは、ステージ上に配置された複数の照明器具3を任意のグループ毎に区分してもよい。図8は、複数の照明器具3をグループ毎に区分した例を示す図である。図8に示す例では、ステージ上に、SSL、SSR、FL1、FL2、FR1、FR2、CL、CR、PL、PC、PR、SL1〜SL6、BL1、BL2、BR1、BR2、の21個の配置領域が存在する。図8に示す例では、この配置領域が1つのグループとして区分されている。制御部40Cは、区分されたグループをあらかじめデータ記憶部50Cに登録しておいてもよい。そして、制御部40Cは、ユーザのタッチパネル10等による入力操作により、表示部30の複数の画面のいずれかに、登録されたグループの照明器具3に対応する照明ボタン3Xを容易に表示させることができる。
【0079】
例えば、「下手奥」というグループとしてデータ記憶部50Cに登録されている場合、制御部40Cは、そのグループに属する照明器具3に対応する照明ボタン3Xを、配置関係を反映して表示部30の複数の画面の1つに表示させる。また、図9は表示部30の複数の画面に、登録されたグループの照明器具3に対応する照明ボタン3Xが表示された場合の表示例を示す図である。図9に示す例では、登録されたグループのうち、FR1、FL1、SL1、SL4が表示部30の複数の画面にそれぞれ表示されている。
【0080】
また照明ボタン選択部43は、タッチパネル10への入力に基づいて、表示部30の複数の画面の各々に表示された各照明ボタン3Xを同時に選択する。また、制御部40Cの表示制御部41は、表示対象の拡大、縮小、移動などを、表示部30の複数の画面毎に行うようにしてもよい。また、制御部40Cの調光制御部42は、選択された照明器具3の調光制御を、表示部30の複数の画面毎に行うようにしてもよい。これにより、一層操作性が向上する。
【0081】
なお、グループの情報をあらかじめデータ記憶部50Cに登録しておくことを説明したが、リアルタイムで照明器具3の調光等を行う場合には、制御部40Cは、事前にグループを登録せずに、表示制御時や調光制御時にグループに区分するようにしてもよい。
【0082】
このような本実施形態の調光制御装置1Cによれば、複数の照明器具3の調光を行う際、その照明器具3が相互に離れている場合であっても、同時に表示部30の画面上に対応する照明ボタン3Xを表示させて操作を行うことができるため、操作性が向上する。
【符号の説明】
【0083】
1、1B、1C 調光制御装置
10 タッチパネル
20 入力検出部
30 表示部
40、40B、40C 制御部
41 表示制御部
42 調光制御部
43 照明ボタン選択部
44 モード制御部
50、50C データ記憶部
60 出力部
2 調光器
3 照明器具
3X 照明ボタン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定位置に配置された照明器具の調光を制御する調光制御装置であって、
前記照明器具の配置関係を反映して前記照明器具に対応する照明ボタンを表示する表示部と、
前記表示部に表示された照明ボタンへの入力を検出するタッチパネルと、
前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記表示部に表示された照明ボタンの表示の態様を制御する表示制御部と、
前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記照明ボタンを選択する照明ボタン選択部と、
前記照明ボタン選択部により選択された照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御する調光制御部と、
を備える調光制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の調光制御装置であって、
前記表示制御部は、前記タッチパネルへのピンチ操作又はフリック操作に基づいて、前記照明ボタンのサイズの変更、又は、前記表示部に表示される前記照明ボタンの位置を前記照明器具の配置関係を反映した状態で変更する調光制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の調光制御装置であって、
前記調光制御部は、前記タッチパネルへのピンチ操作に基づいて、前記照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御する調光制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の調光制御装置であって、
前記表示制御部は、前記照明器具の調光レベルに基づいて、前記照明器具に対応する調光用照明の表示の態様を制御する調光制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の調光制御装置であって、更に、
前記表示制御部により前記照明ボタンの表示の態様を制御する表示制御モードと、前記照明ボタン選択部により前記照明ボタンを選択する選択モードと、のいずれかのモードを選択するモード制御部を備え、
前記モード制御部は、前記選択モードが選択されている場合に限り、前記照明ボタン選択部による前記照明ボタンの選択を許可する調光制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の調光制御装置であって、
前記表示部は、複数の画面を有し、
前記照明器具が配置された配置領域毎にグループに区分され、
前記表示制御部は、前記区分されたグループ毎に、各グループに属する各照明器具を前記表示部の複数の画面の各々に表示させ、
前記照明ボタン選択部は、前記タッチパネルへの入力に基づいて、複数の画面の各々に表示された各照明ボタンを同時に選択する調光制御装置。
【請求項7】
所定位置に配置された照明器具の調光を制御するための調光制御方法であって、
前記照明器具の配置位置を反映して前記照明器具に対応する照明ボタンを表示部に表示するステップと、
照明ボタンへの入力を検出するタッチパネルへの入力に基づいて、前記表示部に表示された照明ボタンの表示の態様を制御するステップと、
前記タッチパネルへの入力に基づいて、前記照明ボタンを選択するステップと、
前記選択された照明ボタンに対応する照明器具の調光を制御するステップと、
を有する調光制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載の調光制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるための調光制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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