説明

調光装置及びそれを備えるライトシステム

【課題】ランプと、ユーザ操作インターフェースと、制御ユニットと、通信ユニットと、を備えるライトシステムである。
【解決手段】ユーザ操作インターフェースは、表示ユニットと、接触制御ユニットと、を含み、ユーザによる輝度値又は色温度値の選択用に構成される。表示ユニットは、グラフィックインターフェースの出力に用いられることができる。接触制御ユニットは、表示ユニットのグラフィックインターフェースでの接触動作の検出に用いられることができる。制御ユニットは、ユーザ操作インターフェースに電気的に接続され、ユーザ操作インターフェースからの輝度値又は色温度値の選択を受信して処理することに用いられる。通信ユニットは、制御ユニットに電気的に接続され、無線プロトコルによって輝度値又は色温度値の選択をランプに送信することに用いられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライトシステム及びその調光装置に関し、より詳細には、発光ダイオード(Light-Emitting Diode;LED)ライトシステム及びこの発光LEDライトシステムの調光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオードは、正の電気バイアスを印加されと、光を出す半導体素子である。LEDの様々な構成のおかげで、LEDは、紫外光、可視光、赤外光又はその他の波長の光を放射できる。
【0003】
従来の光源に比べ、LEDは、一層低いエネルギー消費、より長い寿命、改良される堅牢性、より小さいサイズ及びより速い切り替えを含む数多くの利点を表している。そのため、LEDは、21世紀の新光源として認知され、白熱電球及び蛍光ランプの代わりに、主要な光源とされることも可能である。
【0004】
また、LEDランプは、輝度及び色温度に対する幅広い調整範囲を持っている。LEDランプを従来のスイッチによって制御すれば、その利点が十分に活用されない場合がある。ユーザにより操作されるグラフィックインターフェースを提供する米国特許第7,358,961号には、LED制御用のユーザインターフェースが開示されるが、LEDに対するユーザの視覚的で直接な制御には、やはり不十分である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記原因により、手軽に使え、良く設計されるユーザ操作インターフェースが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そのため、本発明の目的は、調光装置及びそれを備えるライトシステムを提供することにある。
【0007】
本発明の前記及び他の目的によると、調光装置は、ユーザ操作インターフェースと、制御ユニットと、通信ユニットと、を含む。ユーザ操作インターフェースは、表示ユニットと、接触制御ユニットと、を含み、ユーザによる輝度値又は色温度値の選択用に構成される。表示ユニットは、グラフィックインターフェースの出力に用いられることができる。接触制御ユニットは、表示ユニットのグラフィックインターフェースでの接触動作の検出に用いられることができる。制御ユニットは、ユーザ操作インターフェースに電気的に接続され、ユーザ操作インターフェースからの輝度値又は色温度値の選択を受信して処理することに用いられる。通信ユニットは、制御ユニットに電気的に接続され、輝度値又は色温度値の選択をターゲットランプに送信することに用いられる。
【0008】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部及び接触制御抑止部を含み、弧状の接触制御部と接触制御抑止部は、共同で閉ループリングになり、弧状の接触制御部は、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示できる。
【0009】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、閉ループリング内に配置される選択値表示部を更に包括する。
【0010】
本文で開示された別の実施例によると、弧状の接触制御部は、その縁部に配置される複数の目盛りを更に包括する。
【0011】
本文で開示された別の実施例によると、制御ユニットは、弧状の接触制御部に対するユーザの接触位置に対応する指針を表示できる。
【0012】
本文で開示された別の実施例によると、弧状の接触制御部は、先端及び末端を包括し、接触制御抑止部は、先端と末端との間に配置される。
【0013】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示できる細長い接触制御部を包括する。
【0014】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部に近接して配置される選択値表示部を更に含む。
【0015】
本文で開示された別の実施例によると、細長い接触制御部は、その縁部に配置される複数の目盛りを包含する。
【0016】
本文で開示された別の実施例によると、制御ユニットは、細長い接触制御部に対するユーザの接触位置に対応する指針を表示できる。
【0017】
本発明の前記及び他の目的によると、ライトシステムは、ランプと、ユーザ操作インターフェースと、制御ユニットと、通信ユニットと、を備える。ユーザ操作インターフェースは、表示ユニットと、接触制御ユニットと、を含み、ユーザによる輝度値又は色温度値の選択用に構成される。表示ユニットは、グラフィックインターフェースの出力に用いられることができる。接触制御ユニットは、表示ユニットのグラフィックインターフェースでの接触動作の検出に用いられることができる。制御ユニットは、ユーザ操作インターフェースに電気的に接続され、ユーザ操作インターフェースからの輝度値又は色温度値の選択を受信して処理することに用いられる。通信ユニットは、制御ユニットに電気的に接続され、無線プロトコルによって輝度値又は色温度値の選択をランプに送信することに用いられる。
【0018】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部及び接触制御抑止部を含み、弧状の接触制御部と接触制御抑止部は、共同で閉ループリングになり、弧状の接触制御部は、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示できる。
【0019】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、閉ループリング内に配置される選択値表示部を更に包括する。
【0020】
本文で開示された別の実施例によると、弧状の接触制御部は、その縁部に配置される複数の目盛りを更に包括する。
【0021】
本文で開示された別の実施例によると、制御ユニットは、弧状の接触制御部に対するユーザの接触位置に対応する指針を表示できる。
【0022】
本文で開示された別の実施例によると、弧状の接触制御部は、先端及び末端を包括し、接触制御抑止部は、前記先端と前記末端との間に配置される。
【0023】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示できる細長い接触制御部を包括する。
【0024】
本文で開示された別の実施例によると、グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部に近接して配置される選択値表示部を更に含む。
【0025】
本文で開示された別の実施例によると、細長い接触制御部は、その縁部に配置される複数の目盛りを包含する。
【0026】
本文で開示された別の実施例によると、制御ユニットは、細長い接触制御部に対するユーザの接触位置に対応する指針を表示できる。
【0027】
本文で開示された別の実施例によると、前記ランプは、LED(発光ダイオード)ランプである。
【0028】
本文で開示された別の実施例によると、無線プロトコルは、赤外線、マイクロ波、ラジオ波(Radio Frequency;RF)、Zigbee(登録商標)、Wimax、2G、3G、4G、ブルートゥース又はWIFIプロトコルを含む。
【発明の効果】
【0029】
そのため、本文で開示された調光装置のユーザ操作インターフェースを、様々なタイプの携帯用電子装置に適用することができ、ユーザが、所要の輝度値又は色温度値を視覚的で直接に選択するように、グラフィックインターフェースで接触動作を施すことに用いられる。また、従来の円形接触制御部の選択誤りを回避するように、弧状の接触制御部又は細長い接触制御部の先端と末端で互いに間隔をあけておる。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度とする誤り検出の不快又は不便に遭うことがある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
これらの添付図面は、本発明を更に理解させるためのものであり、本説明書の一部として、併合し構成する。これらの図面は、本発明の実施例を示し、この解説に合わせて本発明の原理を解釈するためのものである。これらの図面は、下記の通りである。
【0031】
【図1】本発明の一実施例によるライトシステムを示す機能図である。
【図2】本発明の第1の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。
【図3】本発明の第2の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。
【図4】本発明の第3の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。
【図5】本発明の第4の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。
【図6】本発明の第5の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の好適な実施例を詳しく説明し、その実例は、添付図面に示される。可能な限り、図面及び解説で使用する同一な素子符号は、同一又は類似な部分を表す。
【0033】
図1は、本発明の一実施例によるライトシステムを示す機能図である。基本的に、ライトシステム100は、調光装置110と、ランプ120と、を備える。調光装置110は、制御ユニット112と、表示ユニット114aと、接触制御ユニット114bと、通信ユニット116と、を含む。これらのユニットを備える調光装置110は、タブレットパソコン、スマートフォン、I-phone又は他の携帯用電子装置であってよい。表示ユニット114aと接触制御ユニット114bは、共同でユーザ操作インターフェース114になる。表示ユニット114aは、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示できるグラフィックインターフェースを出力するように、制御ユニット112に駆動される。そのため、ユーザは、グラフィックインターフェースで見えたカラーに基づいて、輝度値又は色温度値の段階から好みのものを直接に選択することができる。接触制御ユニット114bは、表示ユニット114aのグラフィックインターフェースでの接触動作の検出、及び検出結果の制御ユニット112への送信に用いられることができる。制御ユニット112は、ユーザ操作インターフェース114に電気的に接続され、ユーザ操作インターフェースからの輝度値又は色温度値の選択を受信して処理することに用いられることができる。通信ユニット116は、制御ユニット112に電気的に接続され、前記ターゲットランプ120の輝度値又は色温度を制御するように、無線プロトコルによる輝度値又は色温度値の選択のターゲットランプ120への送信に用いられることができる。この実施例において、ランプ120は、LEDランプ又は別のタイプのランプであってよい。無線プロトコルによって調光装置110に制御されるように、ランプ120は、アンテナを備えたり、インタネット122によってアンテナを有する通信ユニット124に接続されたりしてよい。適用な無線プロトコルとしては、赤外線、マイクロ波、ラジオ波(Radio Frequency;RF)、Zigbee(登録商標)、Wimax、2G、3G、4G、ブルートゥース又はWIFIプロトコルを含むが、それに限定されない。
【0034】
図2は、本発明の第1の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェース200を示す。ユーザ操作インターフェース200は、輝度値又は色温度値の複数の段階を選択的に表示する弧状の接触制御部202を包括する。輝度値を一実例として、弧状の接触制御部202は、その先端202aで最も暗いカラーを表示し、先端202aから末端202bまでより明るいカラーを次第に表示し、末端202bで最も明るいカラーを表示できる。接触制御抑止部210は、弧状の接触制御部202の先端202aと末端202bとの間にあり、即ち、この部分においては、輝度値又は色温度値の段階がなかったり、輝度値又は色温度値を選択できないことである。接触制御抑止部210は、従来の円形接触制御部の選択誤りを回避できる。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度とする誤り検出の不快又は不便に遭うことがある。この実施例において、弧状の接触制御部202と接触制御抑止部210は、共同で閉ループリングになる。
【0035】
グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部202及び接触制御抑止部210の閉ループリング内において選択値表示部204を包括してもよい。ユーザが弧状の接触制御部202に接触(例えば、指による接触)すると、選択値表示部204は、図2に示す輝度値百分率のように、現在選択された輝度値又は色温度値を表示する。選択値表示部204は、輝度値又は色温度値の現在選択された段階を、現在選択された輝度値又は色温度値の背景として表示してもよい。
【0036】
グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部202の縁部に位置する複数の目盛りを包括してもよい。この実施例において、目盛り206は、弧状の接触制御部202の内縁部に表示される。代わりの実施例において、目盛り206は、弧状の接触制御部202の外縁部(図示せず)に表示される。
【0037】
グラフィックインターフェースは、現在選択された輝度値又は色温度値を指示する指針を表示するように、制御ユニットに駆動されてよく、指針208は、目盛り206の現在選択された輝度値又は色温度値を指示するように、グラフィックインターフェースに対するユーザの接触位置に対応して表示される。
【0038】
前記選択値表示部204、目盛り206及び指針208は、グラフィックインターフェースの必須の設計ではないが、ユーザ操作インターフェースの手軽い使用、及び輝度値又は色温度値に対する精確な制御に寄与するものである。
【0039】
図3は、本発明の第2の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。ユーザ操作インターフェース300は、輝度値又は色温度値の複数の段階を選択的に表示する細長い接触制御部302を包括する。色温度値を一実例として、細長い接触制御部302は、前記細長い接触制御部302の先端302aで最も低い色温度を持つカラーを表示し、先端302aから末端302bまでより高い色温度を持つカラーを次第に表示し、末端302bで最も高い色温度を持つカラーを表示することができる。従来の円形接触制御部の選択誤りを回避するように、細長い接触制御部302の先端302aと末端302bで互いに間隔をあけておる。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度とする誤り検出の不快又は不便に遭うことがある。
【0040】
グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部302に近接する選択値表示部304を包括してもよい。ユーザが細長い接触制御部302に接触(例えば、指による接触)すると、選択値表示部304は、図3に示す輝度値百分率又は色温度値のように、現在選択された輝度値又は色温度値を表示する。選択値表示部304は、輝度値又は色温度値の現在選択された段階を、現在選択された輝度値又は色温度値の背景として表示してもよい。
【0041】
グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部302の縁部に位置する複数の目盛りを包括してもよい。この実施例において、目盛り306は、細長い接触制御部302の右縁部に表示される。代わりの実施例において、目盛り206は、細長い接触制御部302の左縁部(図示せず)に表示されてもよい。
【0042】
グラフィックインターフェースは、現在選択された輝度値又は色温度値を指示する指針を表示するように、制御ユニットに駆動されてよく、指針308は、目盛り306の現在選択された輝度値又は色温度値を指示するように、グラフィックインターフェースに対するユーザの接触位置に対応して表示される。
【0043】
前記選択値表示部304、目盛り306及び指針308は、グラフィックインターフェースの必須の設計ではないが、ユーザ操作インターフェースの手軽い使用、及び輝度値又は色温度値に対する精確な制御に寄与するものである。
【0044】
図4は、本発明の第3の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェースを示す。ユーザ操作インターフェース200'は、ユーザによる輝度値及び色温度値の同時的な調整を可能にするように、操作インターフェース200a及び操作インターフェース200b、を包括する。操作インターフェース200aは、輝度値の調整に、操作インターフェース200bは、色温度値の調整に用いられることができる。操作インターフェース(200a又は200b)のそれぞれは、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示する弧状の接触制御部202を包括する。操作インターフェース200aを一実例として、弧状の接触制御部202は、その先端202aで最も暗いカラーを表示し、先端202aから末端202bまでより明るいカラーを次第に表示し、末端202bで最も明るいカラーを表示することができる。操作インターフェース200bを一実例として、弧状の接触制御部202は、その先端202aで最も低い色温度を持つカラーを表示し、先端202aから末端202bまでより高い色温度を持つカラーを次第に表示し、末端202bで最も高い色温度を持つカラーを表示することができる。接触制御抑止部210は、弧状の接触制御部202の先端202aと末端202bとの間にあり、即ち、この部分においては、輝度値又は色温度値の段階がなかったり、輝度値又は色温度値を選択できないことである。接触制御抑止部210は、従来の円形接触制御部の選択誤りを回避する。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度として誤り検出の不快又は不便に遭うことがある。この実施例において、弧状の接触制御部202と接触制御抑止部210は、共同で閉ループリングになる。
【0045】
グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部202及び接触制御抑止部210の閉ループリング内において選択値表示部204を包括してもよい。ユーザが弧状の接触制御部202に接触(例えば、指による接触)すると、選択値表示部204は、図面に示す輝度値百分率又は色温度値のように、現在選択された輝度値又は色温度値を表示する。選択値表示部204は、輝度値又は色温度値の現在選択された段階を、現在選択された輝度値又は色温度値の背景として表示してもよい。
【0046】
グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部202の縁部に位置する複数の目盛りを包括してもよい。この実施例において、目盛り206は、弧状の接触制御部202の内縁部に表示される。代わりの実施例において、目盛り206は、弧状の接触制御部202の外縁部(図示せず)に表示される。
【0047】
グラフィックインターフェースは、現在選択された輝度値又は色温度値を指示する指針を表示するように、制御ユニットに駆動されてよく、指針208は、目盛り206の現在選択された輝度値又は色温度値を指示するように、グラフィックインターフェースに対するユーザの接触位置に対応して表示される。
【0048】
前記選択値表示部204、目盛り206及び指針208は、グラフィックインターフェースの必須の設計ではないが、ユーザ操作インターフェースの手軽い使用、及び輝度値又は色温度値に対する精確な制御に寄与するものである。
【0049】
図5本発明の第4の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェース300'を示す。ユーザ操作インターフェース300'は、ユーザによる輝度値及び色温度値の同時的な調整を可能にするように、操作インターフェース300a及び操作インターフェース300bを包括する。操作インターフェース300aは、輝度値の調整に、操作インターフェース300bは、色温度値の調整に用いられることができる。操作インターフェース(300a又は300b)のそれぞれは、輝度値又は色温度値の複数の段階を表示する細長い接触制御部302を包括する。操作インターフェース300aを一実例として、細長い接触制御部302は、その先端302aで最も暗いカラーを表示し、先端302aから末端302bまでより明るいカラーを次第に表示し、末端302bで最も明るいカラーを表示することができる。操作インターフェース300bを一実例として、細長い接触制御部302は、前記細長い接触制御部302の先端302aで最も低い色温度を持つカラーを表示し、先端302aから末端302bまでより高い色温度を持つカラーを次第に表示し、末端302bで最も高い色温度を持つカラーを表示することができる。従来の円形接触制御部の選択誤りを回避するように、細長い接触制御部302の先端302aと末端302bで互いに間隔をあけておる。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度とする誤り検出の不快又は不便に遭う事がある。
【0050】
グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部302に近接する選択値表示部304を包括してもよい。ユーザが細長い接触制御部302に接触(例えば、指による接触)すると、選択値表示部304は、図3に示す輝度値百分率又は色温度値のように、現在選択された輝度値又は色温度値を表示する。選択値表示部304は、輝度値又は色温度値の現在選択された段階を、現在選択された輝度値又は色温度値の背景として表示してもよい。
【0051】
グラフィックインターフェースは、細長い接触制御部302の縁部に位置する複数の目盛りを包括してもよい。この実施例において、目盛り306は、細長い接触制御部302の右縁部に表示される。代わりの実施例において、目盛り206は、細長い接触制御部302の左縁部(図示せず)に表示されてもよい。
【0052】
グラフィックインターフェースは、現在選択された輝度値又は色温度値を指示する指針を表示するように、制御ユニットに駆動されてよく、指針308は、目盛り306の現在選択された輝度値又は色温度値を指示するように、グラフィックインターフェースに対するユーザの接触位置に対応して表示される。
【0053】
前記選択値表示部304、目盛り306及び指針308は、グラフィックインターフェースの必須の設計ではないが、ユーザ操作インターフェースの手軽い使用、及び輝度値又は色温度値に対する精確な制御に寄与するものである。
【0054】
図6は、本発明の第5の実施例による調光装置のユーザ操作インターフェース400を示す。ユーザ操作インターフェース400は、ユーザによる輝度値及び色温度値の同時的な調整を可能にするように、操作インターフェース200a及び操作インターフェース300b(図6に示すように)又は操作インターフェース200b及び操作インターフェース300a(図6に図示せず)を包含する。ユーザ操作インターフェース400は、ユーザが輝度値及び色温度値を同時的に調整することを、ユーザに視覚的に分からせるように、細長い接触制御部及び弧状の接触制御部という2のタイプの接触制御部を包含する。細長い接触制御部及び弧状の接触制御部の詳細な特徴構造については、上記で解説した。
【0055】
前記実施例によると、本文で開示された調光装置のユーザ操作インターフェースを、様々なタイプの携帯用電子装置に適用してよく、ユーザが、所要の輝度値又は色温度値を視覚的で直接に選択するように、グラフィックインターフェースで接触動作を施すことに用いられる。また、従来の円形接触制御部の選択誤りを回避するように、弧状の接触制御部又は細長い接触制御部の先端と末端で互いに間隔をあけておる。ユーザが従来の円形接触制御部の先端と末端との間における限界に接触する場合、100%輝度を選択して、0%輝度とする誤り検出の不快又は不便に遭うことがある。
【0056】
当業者であれば、本発明の範囲及び精神から逸脱しないで、本発明の構造に対して、多種の修正や変更を加えることができることは明確である。前記に鑑みて、本発明の修正や変更は、以下の特許請求の範囲又はその同等なものの範囲に属すれば、本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0057】
100 ライトシステム、110 調光装置、112 制御ユニット、114、200、200'、300、300'、400 ユーザ操作インターフェース、114a 表示ユニット、114b 接触制御ユニット、116、124 通信ユニット、120 ランプ、122 インタネット、200a、200b、300a、300b 操作インターフェース、202 弧状の接触制御部、202a、302a 先端、202b、302b 末端、204、304 選択値表示部、206、306 目盛り、208、308 指針、210 接触制御抑止部、302 細長い接触制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラフィックインターフェースを出力するための表示ユニット、当該表示ユニットに出力された前記グラフィックインターフェースでの接触動作を検出する接触制御ユニットを含み、ユーザによる輝度値又は色温度値の選択用に構成されるユーザ操作インターフェースと、
前記ユーザ操作インターフェースに電気的に接続され、前記ユーザ操作インターフェースからの前記輝度値又は前記色温度値の選択を受信して処理するための制御ユニットと、
前記制御ユニットに電気的に接続され、前記輝度値又は前記色温度値の前記選択をターゲットランプに送信するための通信ユニットと、
を備える調光装置。
【請求項2】
前記グラフィックインターフェースは、弧状の接触制御部及び接触制御抑止部を含み、前記弧状の接触制御部及び前記接触制御抑止部は、共同で閉ループリングになり、前記弧状の接触制御部は、前記輝度値又は前記色温度値の複数の段階を表示する請求項1記載の調光装置。
【請求項3】
前記弧状の接触制御部は、前記弧状の接触制御部の縁部に配置される複数の目盛りを包含する請求項2に記載の調光装置。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記弧状の接触制御部に対する前記ユーザの接触位置に対応する指針を表示する請求項2又は請求項3に記載の調光装置。
【請求項5】
前記弧状の接触制御部は、先端及び末端を包含し、前記接触制御抑止部は、前記先端と前記末端との間に配置される請求項2から4の何れか1項に記載の調光装置。
【請求項6】
前記グラフィックインターフェースは、前記閉ループリングの内に配置される選択値表示部を更に含む請求項2から5の何れか1項に記載の調光装置。
【請求項7】
前記グラフィックインターフェースは、前記輝度値又は前記色温度値の複数の段階を表示できる細長い接触制御部を含む請求項1記載の調光装置。
【請求項8】
前記細長い接触制御部は、前記細長い接触制御部の縁部に配置される複数の目盛りを包含する請求項7に記載の調光装置。
【請求項9】
前記制御ユニットは、前記細長い接触制御部に対する前記ユーザの接触位置に対応する指針を表示する請求項7又は請求項8に記載の調光装置。
【請求項10】
前記グラフィックインターフェースは、前記細長い接触制御部に近接して配置される選択値表示部を更に含む請求項7から9の何れか1項に記載の調光装置。
【請求項11】
ランプと、
無線プロトコルによって前記ランプを制御するための請求項から至請求項10の何れか一項に記載の調光装置と、
を備えるライトシステム。
【請求項12】
前記ランプは、LED(発光ダイオード)ランプである請求項11に記載のライトシステム。
【請求項13】
前記無線プロトコルは、赤外線、マイクロ波、ラジオ波、Zigbee(登録商標)、Wimax、2G、3G、4G、ブルートゥース又はWIFIプロトコルを含む請求項11に記載のライトシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−115039(P2013−115039A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−92710(P2012−92710)
【出願日】平成24年4月16日(2012.4.16)
【出願人】(310014779)隆達電子股▲ふん▼有限公司 (9)
【Fターム(参考)】