説明

貯湯式給湯機の脚部カバー

【課題】家屋などの壁面に沿って貯湯式給湯機を設置する場合、脚部カバーの構成部品であるどちらか一方の側面カバーの取り付けが困難な場合でも、外観を損なうことなく、組み付け後の安定性を図ることができる貯湯式給湯機の脚部カバーを提供すること。
【解決手段】脚部カバーの構成部品に、隣り合う脚部カバーとの相対部分となる両端部分と、それ以外の部分とに分割可能な切込部を備え、分割時の両端部分には、少なくとも係止部を1つ以上備えるよう構成し、分割後、夫々を組付け可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯湯式給湯機の脚部カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
貯湯式給湯機の脚部カバーに関し、化粧カバーに配管取り出し口を覆うフタ部を設け、化粧カバーとフタ部との境界部分を化粧カバーの裏側で、略U字形状の接続部材を用いて接続しておき、フタ部を化粧カバーから切り離すときには、化粧カバーの裏側から接続部材をニッパーなどで切断する構成が記載されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−230241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
貯湯式給湯機の貯湯タンクユニットは概ねその内部中央にカプセル形のタンクを配し、その前方に配管部材を配置していることから、その外形寸法は、幅より奥行きが大きくなる傾向がある。従って、家屋と塀の間等の狭く限られたスペースに据え付けられる場合、奥行きの側面側を家屋に沿わせて設置する事が多い。当該脚部カバーは貯湯タンクユニットを先に据え付けた後で組み付けるため、この場合、家屋側は脚部カバーの構成部品である側面カバーの取り付けが困難となり、取り付けを行わないのが一般的である。そうした場合、側面が欠損した側の安定性が悪く、また、背面などから見た場合にカバーの意匠部が一部欠けてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、側面カバーを取り付けた場合と同様の外観と安定性を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
略直方体形状の貯湯タンクユニットの下部に取り付けられ、貯湯タンクユニットと外部配管との接続口および/または外部配管の一部を覆うとともに、貯湯タンクユニットの各側面を下方向に延長するように形成した脚部カバーであって、脚部カバーは、貯湯タンクユニットに固定するための複数の係止部と、隣り合う脚部カバーとの相対部分となる両端部分と、両端部分以外の部分とに分割可能な切込部と、を備え、分割時の両端部分には、少なくとも係止部を1つ以上備える。
【発明の効果】
【0007】
外観を損ねることなく、脚部カバー組み付け後の安定性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1を示す貯湯タンクユニットの外観図である。
【図2】脚部カバーの構成部品である配管カバー(右)の詳細図である。
【図3】脚部カバーの構成部品である配管カバー(左)の詳細図である。
【図4】脚部カバーの構成部品である側面カバー(右)の詳細図である。
【図5】脚部カバーの構成部品である側面カバー(左)の詳細図である。
【図6】脚部カバーの構成部品である後面カバーの詳細図である。
【図7】脚部カバーの構成部品である前面カバーの詳細図である。
【図8】脚部カバー構成部品の取り付け説明図である。
【図9】脚部カバー構成部品の取り付け説明図である。
【図10】脚部カバー構成部品の取り付け説明図である。
【図11】脚部カバー構成部品の取り付け説明図である。
【図12】本発明の実施の形態1を示す脚部カバー取り付け状態の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1(A)は、本発明の実施の形態1を示す貯湯式給湯機100の貯湯タンクユニット10に脚部カバー20を組み付けた状態の構成図で前面および右側面を示している。また、図1(B)は、図1(A)の対角から見た後面および左側面の組み付け状態を示している。
【0010】
図1(A)、(B)に示すように、脚部カバー20は配管カバー(右)30、配管カバー(左)31、側面カバー(右)40、側面カバー(左)41、後面カバー50、前面カバー60の6つの板金部品で構成されており、貯湯タンクユニット10への組み付けは、後述するように、夫々、貯湯タンクユニット10の構成部品である配管カバー(右)固定用ねじ10a、配管カバー(左)固定用ねじ10b、右ケース下部固定ねじ10c、左ケース下部固定ねじ10d、後ケース下部固定ねじ10eを流用して締め付け固定を行い、最後に固定を行う前面カバー60のみ当該脚部カバー20の構成部品である配管カバー(右)30および配管カバー(左)31に対して締め付け固定を行うが、メンテナンス等において、据え付け後の取り外しが見込まれるため、工具なしでも締め付け可能な脚部カバー20の構成部品である、つまみねじ70で締め付け固定を行う。
【0011】
次に、図2は、図1に示す脚部カバー20の配管カバー(右)30の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。配管カバー(右)30は、貯湯タンクユニット10の前面下部に設けられた配管接続部である、けこみ部80の右側面側をカバーするための部品で、意匠部品であるとともに、当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具の役割も備えている。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で右側面に位置する長方形の平面である意匠面30aを基準とし、同面の4辺から意匠面30aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは上部を上面30b、下部を底面30c、後部を背面30d、前部を内前面30eとし、配管カバー(右)30に支持金具としての剛性を持たせている。また、前述の上面30bの内前面30e寄りの位置に、差込部30fが上に向かって突出しており、組付け時に同部を貯湯タンクユニット10の側面ケース内側に挿入することにより、当該部品が外側に開く事を防止するストッパーの役割を果たしている。前述の背面30dには当該部品を貯湯タンクユニット10に取り付ける際のねじ締結に必要な固定用穴30gが上部に、固定用切欠30hが下部に双方併せて複数箇所設けられている。なお、下部が穴ではなく切欠となっているのは、組立性の向上を図るためであるが、詳細は後述する。
【0012】
前述の内前面30eの意匠面30aの反対側の一辺から垂直方向に当該部品の外側に向かって段状態に面が構成されており、意匠面30aと平行な面を内側面30i、意匠面30aに垂直な面を前面30jとしている。また、これらの部分の剛性をはかるために、前面30jからさらに当該部品の内側方向へ垂直に前面折り返し30kを設けている。そして、これらの段状に曲げられた部分が脚部カバー20の前面右側コーナー部の支柱(支柱構造)となり、組み付け後の安定を保つことができる。また、前述の内側面30iの下部には、後述の側面カバー(右)40の組付け作業性を良くするために、側面ツメ40gの係止部として側面ツメ掛け穴30lを設けている。また、前述の内前面30eの上部には、上部ツメ掛け穴30mが設けてあり、後述の前面カバー60の上部ツメ60dを当該穴に挿入することにより、前面30jに設けられたつまみねじ締付穴30nと前面カバー60に取付けられたつまみねじ70の位置決めが可能となる。この側面ツメ掛け穴30mの形状は、図2(A)のa部詳細に示すように、意匠面30a側の辺を垂直とし、下部を細くした直角三角形に近い形状となっている。この形状により、当該穴に挿入するツメが入れやすく、係止後は左右のガタ付き防止が図れ、且つ、意匠面30a側の辺により、前面カバー60が組付け後に外側に開くのを防ぐことができる。
【0013】
次に、図3は、図1に示す脚部カバー20の配管カバー(左)31の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。配管カバー(左)31は、貯湯タンクユニット10の前面下部に設けられた配管接続部である、けこみ部80の左側面側をカバーするための部品で、意匠部品であるとともに、当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具の役割も備えている。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で左側面に位置する長方形の平面である意匠面31aを基準とし、同面の4辺から意匠面31aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは上部を上面31b、下部を底面31c、後部を背面31d、前部を内前面31eとし、配管カバー(左)31に支持金具としての剛性を持たせている。また、前述の上面31bの内前面31e寄りの位置に、差込部31fが上に向かって突出しており、組付け時に同部を貯湯タンクユニット10の側面ケース内側に挿入することにより、当該部品が外側に開く事を防止するストッパーの役割を果たしている。前述の背面31dには当該部品を貯湯タンクユニット10に取り付ける際のねじ締結に必要な固定用穴31gが上部に、固定用切欠31hが下部に双方併せて複数箇所設けられている。なお、下部が穴ではなく切欠となっているのは、組立性の向上を図るためであるが、詳細は後述する。
【0014】
前述の内前面31eの意匠面31aの反対側の一辺から垂直方向に当該部品の外側に向かって段状態に面が構成されており、意匠面31aと平行な面を内側面31i、意匠面31aに垂直な面を前面31jとしている。また、これらの部分の剛性をはかるために、前面31jからさらに当該部品の内側方向へ垂直に前面折り返し31kを設けている。そして、これらの段状に曲げられた部分が脚部カバー20の前面左側コーナー部の支柱(支柱構造)となり、組み付け後の安定を保つことができる。また、前述の内側面31iの下部には、後述の側面カバー(左)41の組付け作業性を良くするために、側面ツメ41gの係止部として側面ツメ掛け穴31lを設けている。また、前述の内前面31eの上部には、上部ツメ掛け穴31mが設けてあり、後述の前面カバー60の上部ツメ60dを当該穴に挿入することにより、前面31jに設けられたつまみねじ締付穴31nと前面カバー60に取付けられたつまみねじ70の位置決めが可能となる。この側面ツメ掛け穴31mの形状は、図3(A)のb部詳細に示すように、意匠面31a側の辺を垂直とし、下部を細くした直角三角形に近い形状となっている。この形状により、当該穴に挿入するツメが入れやすく、係止後は左右のガタ付き防止が図れ、且つ、意匠面31a側の辺により、前面カバー60が組付け後に外側に開くのを防ぐことができる。
【0015】
次に図4は、図1に示す脚部カバー20の側面カバー(右)40の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。側面カバー(右)40は、貯湯タンクユニット10の器体脚部の右側面側をカバーするための部品で、意匠部品であるとともに、その一部は当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具の役割も備えている。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で右側面に位置する長方形の平面である意匠面40aを基準とし、同面の前部と下部の2辺から意匠面40aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは前部を内前面40b、下部を底面40cとし部品としての剛性を持たせている。意匠面40aの後部は、前述のフランジと同様に意匠面40aの反対方向に向かって垂直に背面40dを形成しているが、意匠面40aと背面40dの間は、R形状でつながれており、当該R部で貯湯タンクユニット10の外側から後部右側コーナーRを密着させて覆うことで、外観をすっきり見せる効果がある。そして、背面40dから内側に向かって段状に背面40dと平行に後面カバーガイド40eが形成されており、これらの部分が前述のR部とともに、脚部カバー20を貯湯タンクユニット10に組付けた時に右後部の支柱(支柱構造)の役割を果たすことになる。
【0016】
また、後面カバーガイド40eの中央部には、後述の後面カバー50に設けられた両側面ツメ50dを係止させるための背面ツメ掛け穴40fが設けられており、同部は、後面カバー50の支持金具の役割も担っている。また、内前面40bの意匠面40aの反対側の一辺から垂直方向に当該部品の外側に向かって段状に面が構成されており、意匠面40aと平行な面を内側面40g、意匠面40aに垂直な面を前面40hとしている。そして、これらの段状に曲げられた部分が前述の配管カバー(右)30で説明した同様の部分とともに脚部カバー20の前面右側コーナー部の支柱(支柱構造)となり、組み付け後の安定を保つことができる。また、内側面40gの上部には、当該部品の組付け作業性を良くするために、前述の配管カバー(右)30の側面ツメ掛け穴30kに係止するための側面ツメ40iを設けている。また、内前面40bの中央部には、後述の前面カバー60の下部ツメ60eを係止するための下部ツメ掛け穴40jが設けてある。同穴の形状は、図4(A)のc部詳細に示すように、意匠面40a側の辺を垂直とし、下部を細くした直角三角形に近い形状となっている。この形状により、当該穴に挿入するツメが入れやすく、係止後は横方向のガタ付き防止が図れ、且つ、意匠面40a側の辺により、前面カバー60が組付け後に外側に開くのを防ぐことができる。また、意匠面40aの上部は、内前面40bから背面40dに渡って上縁部40kを形成しており、その断面は図4(A)のd部断面(1)に示されるように、意匠面40aと反対方向に若干の角度(本件は5度で説明)を持たせている。上縁部40kのこの形状により、当該部品側面カバー(右)40を貯湯タンクユニット10に組み付けた際の隙間を防ぎ、密着性を良くし、外観をすっきり見せる効果があるとともに、上縁部40kに剛性を持たせている。
【0017】
また、この上縁部40kは、図4(A)のd部断面(2)のように、意匠面40aと反対方向に若干の角度を持たせ、その先端に意匠面40aと平行な面部を上方に向けて若干寸法設けた形状とすることや、d部断面(3)のように、意匠面40aの上縁端面を180度折り返して曲げた形状とすることでも、前述と同様の効果を得ることが可能であるとともに、上縁部40kによる貯湯タンクユニット10への傷付け防止や当該部の錆を防止する効果が得られる。そして、意匠面40aの上部には固定用穴40lが複数(本件は3箇所)設けられており側面カバー(右)40を貯湯タンクユニット10へ組付けの際は、一旦、右ケース下部固定ねじ10cを外し、前述の固定用穴40lに貫通させ、再び同ねじを使用し共締めによる固定とする。また、意匠面40aには、貯湯タンクユニット10を据え付ける場合に同時に行う配管工事において各配管が当該部品を貫通する必要がある場合において、その貫通穴を配管工事状況にあわせて切り抜きし易くするための配管用切込部40mが複数箇所設けられている。同部は、簡単な工具で、切抜きし易いように極細の貫通穴に一定の間隔で切込み部を設けたものである。また、意匠面40aの背面40d寄りの位置には、後側切込部40nが、内前面40b寄りの位置には前側切込部40oが前述の配管用切込部40mと同様に設けられており、その使用方法は後述するが、いずれの切込部も切込部を切断しない場合においても当該部品の長手方向(貯湯タンクユニットに固定した状態での横方向となる側)の強度低下を回避し、剛性を確保するため、縦方向に一直線上に構成されないよう配置するものとする。また、いずれの切込部においても切込部を切断し夫々分割して使用する場合に、組み付け固定に必要となるため、夫々の分割片である右前部40pおよび右後部40qに必ず前述の固定用穴40lが1箇所以上備わった構成とする。
【0018】
次に、図5は、図1に示す脚部カバー20の側面カバー(左)41の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。側面カバー(左)41は、貯湯タンクユニット10の器体脚部の左側面側をカバーするための部品で、意匠部品であるとともに、その一部は当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具の役割も備えている。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で左側面に位置する長方形の平面である意匠面41aを基準とし、同面の前部と下部の2辺から意匠面41aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは前部を内前面41b、下部を底面41cとし部品としての剛性を持たせている。意匠面41aの後部は、前述のフランジと同様に意匠面41aの反対方向に向かって垂直に背面41dを形成しているが、意匠面41aと背面41dの間は、R形状でつながれており、当該R部で貯湯タンクユニット10の外側から後部左側コーナーRを密着させて覆うことで、外観をすっきり見せる効果がある。そして、背面41dから内側に向かって段状に背面41dと平行に後面カバーガイド41eが形成されており、これらの部分が前述のR部とともに、脚部カバー20を貯湯タンクユニット10に組付けた時に左後部の支柱(支柱構造)の役割を果たすことになる。
【0019】
また、後面カバーガイド41eの中央部には、後述の後面カバー50に設けられた両側面ツメ50dを係止させるための背面ツメ掛け穴41fが設けられており、同部は、後面カバー50の支持金具の役割も担っている。また、内前面41bの意匠面41aの反対側の一辺から垂直方向に当該部品の外側に向かって段状に面が構成されており、意匠面41aと平行な面を内側面41g、意匠面41aに垂直な面を前面41hとしている。そして、これらの段状に曲げられた部分が前述の配管カバー(左)31で説明した同様の部分とともに脚部カバー20の前面左側コーナー部の支柱(支柱構造)となり、組み付け後の安定を保つことができる。また、内側面41gの上部には、当該部品の組付け作業性を良くするために、前述の配管カバー(左)31の側面ツメ掛け穴31kに係止するための側面ツメ41iを設けている。また、内前面41bの中央部には、後述の前面カバー60の下部ツメ60fを係止するための下部ツメ掛け穴41jが設けてある。同穴の形状は、図5(A)のe部詳細に示すように、意匠面41a側の辺を垂直とし、下部を細くした直角三角形に近い形状となっている。この形状により、当該穴に挿入するツメが入れやすく、係止後は横方向のガタ付き防止が図れ、且つ、意匠面41a側の辺により、前面カバー60が組付け後に外側に開くのを防ぐことができる。また、意匠面41aの上部は、内前面41bから背面41dに渡って上縁部41kを形成しており、その断面は図5(A)のf部断面(1)に示されるように、意匠面41aと反対方向に若干の角度(本件は5度で説明)を持たせている。上縁部41kのこの形状により、当該部品側面カバー(左)41を貯湯タンクユニット10に組み付けた際の隙間を防ぎ、密着性を良くし、外観をすっきり見せる効果があるとともに、上縁部41kに剛性を持たせている。
【0020】
また、この上縁部41kは、図4(A)のf部断面(2)のように、意匠面41aと反対方向に若干の角度を持たせてかつその先端に意匠面41aと平行な面部を上方に向けて若干寸法設けた形状とすることや、f部断面(3)のように意匠面41aの上縁端面を180度折り返して曲げた形状とすることでも、前述と同様の効果を得ることが可能であるとともに、上縁部41kによる貯湯タンクユニット10への傷付け防止や当該部の錆を防止する効果が得られる。そして、意匠面41aの上部には固定用穴41lが複数(本件は3箇所)設けられており側面カバー(左)41を貯湯タンクユニット10へ組付けの際は、一旦、左ケース下部固定ねじ10dを外し、前述の固定用穴41lに貫通させ、再び同ねじを使用し共締めによる固定とする。また、意匠面41aには、貯湯タンクユニット10を据え付ける場合に同時に行う配管工事において各配管が当該部品を貫通する必要がある場合において、その貫通穴を配管工事状況にあわせて切り抜きし易くするための配管用切込部41mが複数箇所設けられている。同部は、簡単な工具で、切抜きし易いように極細の貫通穴に一定の間隔で切込み部を設けたものである。また、意匠面41aの背面41d寄りの位置には、後側切込部41nが、内前面41b寄りの位置には前側切込部41oが前述の配管用切込部41mと同様に設けられており、その使用方法は後述するが、いずれの切込部も切込部を切断しない場合においても当該部品の長手方向(貯湯タンクユニットに固定した状態での横方向となる側)の強度低下を回避し、剛性を確保するため、縦方向に一直線上に構成されないよう配置するものとする。また、いずれの切込部においても切込部を切断し夫々分割して使用する場合に、組み付け固定に必要となるため、夫々の分割片である右前部41pおよび右後部41qに必ず前述の固定用穴41lが1箇所以上備わった構成とする。
【0021】
次に図6は、図1に示す脚部カバー20の後面カバー50の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。後面カバー50は、貯湯タンクユニット10の器体脚部の後面側をカバーするための部品で、意匠部品である。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で後面に位置する長方形の平面である意匠面50aを基準とし、同面の左右の2辺および下部から意匠面50aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは左右を両側面50b、下部を底面50cとし部品としての剛性を持たせている。左右2箇所に設けた両側面50bの中央部には、より突出した部分で両側面ツメ50dが形成され、前述の側面カバー(右)40の背面ツメ掛け穴40jおよび前述の側面カバー(左)41の背面ツメ掛け穴41jに対する係止部となっている。
【0022】
また、意匠面50aの上部は、両側面50bの間に渡って上縁部50eを形成しており、その断面は図6(A)のg部断面に示されるように、意匠面50aと反対方向に若干の角度(本件は5度で説明)を持たせている。上縁部50eのこの形状により、当該部品後面カバー50を貯湯タンクユニット10に組み付けた際の隙間を防ぎ、密着性を良くし、外観をすっきり見せる効果があるとともに、上縁部50eに剛性を持たせている。また、この上縁部50eは、図6(A)のg部断面に併記したように、意匠面50aと反対方向に若干の角度を持たせてかつその先端に意匠面50aと平行な面部を上方に向けて若干寸法設けた形状とすることや、意匠面50aの上縁端面を180度折り返して曲げた形状とすることでも、前述と同様の効果を得ることが可能であるとともに、上縁部50eによる貯湯タンクユニット10への傷付け防止や当該部の錆を防止する効果が得られる。そして、意匠面50aの上部には固定用穴50fが複数(本件は3箇所)設けられており後面カバー50を貯湯タンクユニット10へ組付けの際は、一旦、後ケース下部固定ねじ10eを外し、前述の固定用穴50fに貫通させ、再び同ねじを使用し共締めによる固定とする。
【0023】
また、意匠面50aには、貯湯タンクユニット10を据え付ける場合に同時に行う配管工事において各配管が当該部品を貫通する必要がある場合において、その貫通穴を配管工事状況にあわせて切り抜きし易くするための配管用切込部50gが複数箇所設けられている。同部は、簡単な工具で、切抜きし易いように極細の貫通穴に一定の間隔で切込み部を設けたものである。
【0024】
次に図7は、図1に示す脚部カバー20の前面カバー60の詳細図であり、(A)が正面側を(B)が背面側を示している。前面カバー60は、貯湯タンクユニット10の器体脚部の前面側をカバーするための部品で、意匠部品である。その形状は、貯湯タンクユニット10に組み付けた状態で前面に位置する長方形の平面である意匠面60aを基準とし、同面の上下の2辺から意匠面60aの反対方向に向かって垂直にフランジを設けている。それらのフランジは上部を上面60b、下部を底面60cとし部品としての剛性を持たせている。意匠面60aの左右側面部は、前述のフランジと同様に意匠面60aの反対方向に向かって垂直にコーナー部60dを形成しているが、意匠面60aと左右のコーナー部60dの間は、貯湯タンクユニット10の前部左右コーナーRと同じR形状でつながれている。そして、それらのコーナー部60dには、上部左右に上部ツメ60eが2箇所、下部左右に下部ツメ60fが2箇所それぞれ意匠面60aの反対方向へ垂直に突出して設けられている。それらは、当該部品を組み付ける際に、上部ツメ60eが配管カバー(右)30の上部ツメ掛け穴30lおよび配管カバー(左)31の上部ツメ掛け穴31lに、下部ツメ60fが側面カバー(右)40の下部ツメ掛け穴40jおよび側面カバー(左)41の下部ツメ掛け穴41jにそれぞれ係止する。
【0025】
また、意匠面60aの左右中央部には固定用穴60gが複数(本件は2箇所)設けられており脚部カバー20の同梱部品であるつまみねじ70を同穴に貫通させ、当該部品を組み付ける際に使用する。また、意匠面60aには、貯湯タンクユニット10を据え付ける場合に同時に行う配管工事において各配管が当該部品を貫通する必要がある場合において、その貫通穴を配管工事状況にあわせて切り抜きし易くするための配管用切込部60hが複数箇所設けられている。同部は、簡単な工具で、切抜きし易いように極細の貫通穴に一定の間隔で切込み部を設けたものである。
【0026】
次に、図8から図11で脚部カバー20の各構成部品の組付け順序および組付け方法を説明する。まず、図8に示すように貯湯タンクユニット10の、けこみ部80に予め装備された上部の配管カバー(右)固定用ねじ10aを外し、下部の配管カバー(右)固定用ねじ10aを2〜3mm程度締結面より浮かせて緩める。次に配管カバー(右)30の差込部30fを貯湯タンクユニット10の右側面ケース内側に挿入するのと同時に背面30dに設けられた固定用切欠30hを前述で緩めておいた下部の配管カバー(右)固定用ねじ10aのねじの頭部下に差し込む。この事により、配管カバー(右)30は手で押さえなくとも落下しない状態となり、そこで一旦外しておいた上部の配管カバー(右)固定用ねじ10aを容易に締め付けることが可能となる。そうして、前述で緩めた下部の配管カバー(右)固定用ねじ10aもしっかり締め付けを行い、組付けを完了させる。同様にして、貯湯タンクユニット10の、けこみ部80に予め装備された上部の配管カバー(左)固定用ねじ10bを外し、下部の配管カバー(左)固定用ねじ10bを2〜3mm程度締結面より浮かせて緩める。次に配管カバー(左)31の差込部31fを貯湯タンクユニット10の左側面ケース内側に挿入するのと同時に背面31dに設けられた固定用切欠31hを前述で緩めておいた下部の配管カバー(左)固定用ねじ10bのねじの頭部下に差し込む。この事により、配管カバー(左)31は手で押さえなくとも落下しない状態となり、そこで一旦外しておいた上部の配管カバー(左)固定用ねじ10bを容易に締め付けることが可能となる。そうして、前述で緩めた下部の配管カバー(左)固定用ねじ10bもしっかり締め付けを行い、組付けを完了させる。なお、配管カバー(右)30と配管カバー(左)31については、そのどちらを先に取り付けても良い。
【0027】
次に図9では、側面カバー(右)40と側面カバー(左)41の組付けを説明する。側面カバー(右)40の組み付けは、まず、貯湯タンクユニット10の構成部品である右ケース下部固定ねじ10c(本件は3箇所)を一旦外す。次に、側面カバー(右)40の側面ツメ40iを既設の配管カバー(右)30の側面ツメ掛け穴30lに係止させてから固定用穴40lに外したねじを夫々貫通させ、再び同ねじを使用し貯湯タンクユニット10の右側面ケースと共締めによる固定を行う。この時、側面カバー(右)40の一方の片端を係止しているため、もう一方の片端の下部を軽く支えるだけで右ケース下部固定用ねじ10cを容易に締め付けることが可能となる。同様にして、側面カバー(左)41の組み付けは、まず、貯湯タンクユニット10の構成部品である左ケース下部固定ねじ10d(本件は3箇所)を一旦外す。次に、側面カバー(左)41の側面ツメ41iを既設の配管カバー(左)31の側面ツメ掛け穴31lに係止させてから固定用穴41lに外したねじを夫々貫通させ、再び同ねじを使用し貯湯タンクユニット10の左側面ケースと共締めによる固定を行う。この時、側面カバー(左)41の一方の片端を係止しているため、もう一方の片端の下部を軽く支えるだけで左ケース下部固定ねじ10dを容易に締め付けることが可能となる。
【0028】
次に図10で、後面カバー50の組付けを説明する。後面カバー50の組み付けは、まず、貯湯タンクユニット10の構成部品である後ケース下部固定ねじ10e(本件は3箇所)を一旦外す。次に、後面カバー50の左右の両側面ツメ50dを既設の側面カバー(右)40の背面ツメ掛け穴40fおよび側面カバー(左)41の背面ツメ掛け穴41fにそれぞれ係止させてから固定用穴50fに外したねじを夫々貫通させ、再び同ねじを使用し貯湯タンクユニット10の後面ケースと共締めによる固定を行う。この時、後面カバー50の両端を係止しているため、手で支える必要がなく、後ケース下部固定用ねじ10eを容易に締め付けることが可能となる。最後に、次に図11に示すように、前面カバー60の上部ツメ60eを配管カバー(右)30の上部ツメ掛け穴30mおよび配管カバー(左)31の上部ツメ掛け穴31mに、下部ツメ60fを側面カバー(右)40の下部ツメ掛け穴40jおよび側面カバー(左)41の下部ツメ掛け穴41jにそれぞれ係止させ、前面カバー60に取付けられた同梱部品のつまみねじ70を既設の配管カバー(右)30のつまみねじ締付穴30mおよび配管カバー(左)31のつまみねじ締付穴31mへ締付けして脚部カバー20の組付けを完了する。
【0029】
前項の説明は、貯湯タンクユニット10の据え付けスペースが充分に確保でき、当該脚部カバー20の構成部品すべての組付けが問題なく行われる場合について説明したが、次に、貯湯タンクユニット10の片方の側面に家屋の壁や塀などの障害物があり、どちらか一方の側面カバーの取り付けが困難な場合の脚部カバー20の組付け方法を説明する。図12(A)は貯湯タンクユニット10の右側面側に障害物等(本例では、図示しない壁および壁の下部から壁内部に貫通する貯湯タンクユニットに接続される外部配管)があって脚部カバー20の構成部品である側面カバー(右)40の組付けが困難な場合を示している。前述したとおり側面カバー(右)40は、意匠部品であるとともに、その前部および後部は当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具であり、組み付け後の安定性を図る支柱の役割を果たしている。すなわち、側面カバー(右)40を欠くことは、貯湯タンクユニット10の後面側からの外観を損ねるとともに、脚部カバー20の右側面側の前後コーナー部の安定性を欠くことにつながる。本発明はかかる問題を解消するために考案されたもので、脚部カバー(右)40の前部に前側切込部40n、後部に後側切込部40oの2箇所に上下方向に渡り簡単な工具で切り離せる切込みを設け、同部を切り離すことにより、脚部カバー(右)40を3つに分割することを可能とした。そして、分割された3つの分割片のうち同部品の前部支柱となる右前部40pと後部支柱となる右後部40qのみを活かして使用することにより、外観を損ねることなく、組み付け後の安定性も図ることが可能となる。前述の前側切込部40nにおいては、その一部が配管用切込部40mと兼ねられた構成となっているが、前側切込部40nおよび後側切込部40oのいずれの切込部においても切込部を切断しない場合において部品単体としての剛性を確保するため、縦方向に一直線上に構成されないよう配置するものとする。また、いずれの切込部においても切込部を切断し夫々分割して使用する場合に、組み付け固定に必要となるため、夫々の分割片である右前部40pおよび右後部40qに必ず前述の固定用穴40lが1箇所以上備わった構成とする。このように構成すれば、側面カバーの組み付けが困難となる面と隣り合う面側から各々の分割片を個別に組み付け可能となり、側面カバー全体を施工し難い面に無理に固定することなく、意匠上や強度上必要な分割片の部分だけを容易に施工可能となるので、施工性が向上するとともに意匠性も向上する。
【0030】
図12(B)は貯湯タンクユニット10の左側面側に障害物等(本例では、図示しない壁および壁の下部から壁内部に貫通する貯湯タンクユニットに接続される外部配管)があって脚部カバー20の構成部品である側面カバー(左)41の組付けが困難な場合を示している。前述したとおり側面カバー(左)41は、意匠部品であるとともに、その前部および後部は当該脚部カバー20の構成部品を固定するための支持金具であり、組み付け後の安定性を図る支柱の役割を果たしている。すなわち、側面カバー(左)41を欠くことは、貯湯タンクユニット10の後面側からの外観を損ねるとともに、脚部カバー20の左側面側の前後コーナー部の安定性を欠くことにつながる。本発明はかかる問題を解消するために考案されたもので、脚部カバー(左)41の前部に前側切込部41n、後部に後側切込部41oの2箇所に上下方向に渡り簡単な工具で切り離せる切込みを設け、同部を切り離すことにより、脚部カバー(左)41を3つに分割することを可能とした。そして、分割された3つの分割片のうち同部品の前部支柱となる左前部41pと後部支柱となる左後部41qのみを活かして使用することにより、外観を損ねることなく、組み付け後の安定性も図ることが可能となる。前述の前側切込部41nにおいては、その一部が配管用切込部41mと兼ねられた構成となっているが、前側切込部41nおよび後側切込部41oのいずれの切込部においても切込部を切断しない場合において部品単体としての剛性を確保するため、縦方向に一直線上に構成されないよう配置するものとする。また、いずれの切込部においても切込部を切断し夫々分割して使用する場合に、組み付け固定に必要となるため、夫々の分割片である左前部41pおよび左後部41qに必ず前述の固定用穴41lが1箇所以上備わった構成とする。このように構成すれば、側面カバーの組み付けが困難となる面と隣り合う面側から各々の分割片を個別に組み付け可能となり、側面カバー全体を施工し難い面に無理に固定することなく、意匠上や強度上必要な分割片の部分だけを容易に施工可能となるので、施工性が向上するとともに意匠性も向上する。
【0031】
以上のように、本発明によれば脚部カバー分割することを可能とし、分割された脚部カバーが各々単独で取り付け使用することが可能となるように構成したことにより、外観を損ねることなく、組み付け後の安定性も図ることが可能となる。
【符号の説明】
【0032】
10:貯湯タンクユニット
20:脚部カバー
30:配管カバー(右)
31:配管カバー(左)
40:側面カバー(右)
40b:内前面
40d:背面
40e:後面カバーガイド
40g:内側面
40h:前面
40k:上縁部
40l:固定用穴
40m:配管用切込部
40n:前側切込部
40o:後側切込部
40p:右後部
40q: 右前部
41:側面カバー(左)
41b:内前面
41d:背面
41e:後面カバーガイド
41g:内側面
41h:前面
41k:上縁部
41l:固定用穴
41m:配管用切込部
41n:前側切込部
41o:後側切込部
41p:右後部
41q: 右前部
50:後面カバー
50b:両側面
50e:上縁部
50f:固定用穴
50g:配管用切込部
60:前面カバー
60b:上面
60d:コーナー部
60g:固定用穴
60h:配管用切込部
80:けこみ部
90:配管(外部配管)
100:貯湯式給湯機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略直方体形状の貯湯タンクユニットの下部に取り付けられ、該貯湯タンクユニットと外部配管との接続口および/または該外部配管の一部を覆うとともに、前記貯湯タンクユニットの各側面を下方向に延長するように形成した脚部カバーであって、
前記脚部カバーは、前記貯湯タンクユニットに固定するための複数の係止部と、
隣り合う前記脚部カバーとの相対部分となる両端部分と、該両端部分以外の部分とに分割可能な切込部と、を備え、
分割時の前記両端部分には、少なくとも前記係止部を1つ以上備えるよう構成したことを特徴とする、貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項2】
前記切込部は、前記脚部カバーを前記貯湯タンクユニットへ取り付けた状態での鉛直方向となる向きに1直線上には配置しないことを特徴とする、請求項1に記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項3】
前記脚部カバーに、前記外部配管を延出する切欠き部を構成するための配管用切込部を備え、
前記配管用切込部は、前記切込部と一部共通であることを特徴とする、請求項1または2に記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項4】
前記両端部分に、前記脚部カバーを前記貯湯タンクユニットに固定するための支柱構造を備えたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項5】
前記脚部カバーの上縁部は、該脚部カバーの主要面に対し前記貯湯タンクユニット側に傾斜した傾斜部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項6】
前記脚部カバーの上縁部は、該脚部カバーの主要面に対し前記貯湯タンクユニット側に傾斜した傾斜部および前記傾斜部の先端に前記主要面に対し平行な面部を上方向に向けて備えた、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項7】
前記脚部カバーの上縁部は、該脚部カバーの主要面の上縁端面を折り返して曲げた形状を備えた、請求項6に記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。
【請求項8】
前記脚部カバーは、前記貯湯タンクユニットの角部のR形状に沿ったR部を備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機の脚部カバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−19632(P2013−19632A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154611(P2011−154611)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】