説明

資格取得試験のポイント管理システム

【課題】資格取得試験の点数によるポイントの発行と、該ポイントの使用を可能にすると共に、ユーザ間でのポイント交換ができるようにして、受験の促進を図ること。
【解決手段】試験実施システム100及びポイント・受験管理システム200とが連携し、ユーザ410が受験した試験の結果の点数を試験結果情報213に格納し、該ユーザの次回の受験時には、試験結果情報213の情報と試験情報112の情報とに基づいてポイントを発行し、他の資格認定機関や試験作成機関の試験であっても、このポイントを受験料の一部として使用できるようにする。発行されるポイントは、試験情報112に登録されている事前に定められた各試験の点数に対する乗率により決定し、受験する試験がポイントを発行する元となった試験等と、それ以外の試験を受験する場合とで乗率を変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は資格取得試験のポイント管理システムに係り、特に、資格取得試験の点数によるポイントの発行と、該ポイントの使用を可能にすると共に、ユーザ間でのポイント交換ができるようにすることで、ユーザの受験を促進する資格取得試験のポイント管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、資格試験の受験者が、希望する資格を取得する際に、複数の資格試験機関に跨がって該資格試験を受験する場合には、前回の試験結果(実績)の引き継ぎの点で、必ずしも必要な利便が与えられているとは言えず、ユーザ(受験者)にとっては不便であった。
即ち、このような場合には、個々の資格試験機関の試験において、受験料等の割引が個々バラバラに行われていたり、試験の結果(点数)に関係なく割引制度が実施されているのみであり、ユーザのポイントの元となる該点数が、複数の資格試験機関に跨がって移行されて有効になる仕組みが設けられていなかった。
【0003】
例えば、従来の制度では、実際に一度受験した試験と同じ試験を、同じ資格認定機関や試験作成機関において再び受験する場合においてのみ、受験料等を割り引する制度や、規定の回数受験した場合に次回を無料・割り引きにする制度や、過去に受験した試験が不合格だった場合に限り、同じ試験については次回を無料・割り引きにするといった制度が僅かに実施されていたに過ぎなかった。
この分野の関連技術としては、例えば、特許文献1には、商品・サービスの購入者であるユーザが、販促ポイント交換センタへデータを送信することにより、ポイント交換サービスが行われる旨の記載が見られる。
また、特許文献2には、教育業界用ポイントの利用管理についての記載が見られる。
また、特許文献3には、ポイント管理支援システムにおいて、ポイント単位の点数に交換する旨の記載が見られる。
さらに、特許文献4には、出題問題数の関連カードを用意し、攻撃側が問題を、守備側が回答を、それぞれ示すカードにより、判定(点数に相当)によるポイントを付与する旨の記載が見られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第04/19252号公報
【特許文献2】特開2002−2159号公報
【特許文献3】特開2007−199785号公報
【特許文献4】特開2008−2661927公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記背景技術で述べた従来の資格取得試験のポイント管理システムにあっては、前述のとおり、実際に一度受験した試験と同じ試験を、同じ資格認定機関や試験作成機関において再び受験する場合においてのみ、受験料等を割り引する制度や、規定の回数受験した場合に次回を無料・割り引きにする制度や、過去に受験した試験が不合格だった場合に限り、同じ試験については次回を無料・割り引きにするといった制度が僅かに実施されていたに過ぎなかったのであり、複数の資格認定機関や試験作成機関の試験を一括で提供する組織が介在していても、異なる試験や、異なる資格認定機関や、試験作成機関の試験を受験する際には、何ら割り引きにならないといった問題点や、受験者が合格した場合には既設の特典を受けることができないといった問題点が有った。
【0006】
また、異なる資格認定機関や試験作成機関で実施される試験では、最高点(点数の範囲)が異なることから、点数をそのままポイントサービスのポイントにすることができず、よって、従来は、受験料に応じて、或いは受験回数に基づいてポイントを発行しており、試験の結果を基にポイントを発行されることがなく、よって、異なる資格認定機関や試験作成機関の間でのポイントの一元的な利用ができなかった。また、ユーザが貯めたポイントを他のユーザに提供する仕組みが無かった。
このような事情から、受験者のモチベーション面を考えると、点数が直ポイントに反映していないことから、受験のモチベーションが上がらず、再受験や他試験への受験を促進することからも問題点が有った。
【0007】
なお、例えば、特許文献1〜3に見られる方法では、ポイント管理の基に、商品の基準価格を使用しているのに対し、本発明は、受験した試験の結果点数をポイント管理の基としている。さらに、本発明では、ユーザグループ内でポイント管理の基となる点数と受験試験情報とを交換し、ポイントを使用できるようにしている点が、単なるポイントのユーザ間の交換などとは異なっている。
【0008】
本発明は、
(1) 試験機関が実施する試験による受験者のポイント管理システムであって、
(2) 試験結果の点数に基づいてポイントを発行し、ユーザは試験申込時にポイントによる受験料の割引を受け、
(3) 該ポイントは、次回の試験の同試験時・他試験時、他の機関の試験時に応じて決められる乗率と試験結果の積により決定する、
ことを骨子としている。
(4) ユーザポイント使用可能な持ちポイントを確認したり、同じグループや他のユーザ先にポイントの移行を行うことを可能とし、これにより、試験の点数を基に発行されるポイントにより、受験料の割引や、ユーザ同士でポイント交換が行えるようにして、受験の促進を図ること、
ことを骨子としている。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、資格取得試験の点数によるポイントの発行と、該ポイントの使用を可能にすると共に、ユーザ間でのポイント交換ができるようにして、受験の促進を図ることができる資格取得試験のポイント管理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る資格取得試験のポイント管理システムは、試験の実施と試験の作成管理とを担う試験実施システムと、ユーザ情報、試験結果情報、及びポイント使用履歴を管理するポイント・受験管理システムと、前記試験実施システムと通信網を介して通信可能に接続される受験者用端末装置と、前記試験実施システム及び前記ポイント・受験管理システムと前記通信網を介して通信可能に接続される管理者用端末装置と、前記ポイント・受験管理システムと前記通信網を介して通信可能に接続されるユーザ用端末装置と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明の資格取得試験のポイント管理システムによれば、試験の点数を元にポイントを発行し、次回の受験料の割引に使用することができるので、受験者のモチベーションの向上や、再受験や他試験への受験を促進することができると共に、ポイント管理の際にポイントと試験の種類について倍率を試験毎に定めることで点数の範囲(最大点・最小点)が異なる試験でも同じポイントの運用が可能となり、さらに、ユーザ同士でポイントに変換可能な点数情報を交換できることから、ユーザ同士でポイント交換を行うことが可能となり、同じ試験については、その受験率を向上させることに役立つ効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムのシステム構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムの詳細構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムの試験グループ情報のデータ構成を示す説明図である。
【図4】試験申し込みログインの操作画面を示す説明図である。
【図5】アカウント画面の操作画面を示す説明図である。
【図6】入力された管理者情報のアカウント登録情報出力画面を示す説明図であり、図6(a)はユーザがユーザグループに所属する場合のアカウント登録情報出力画面を示し、図6(b)はユーザがユーザグループに所属しない場合のアカウント登録情報出力画面を示す。
【図7】入力された管理者情報のアカウント変更情報出力画面を示す説明図である。
【図8】入力されたユーザ情報のアカウント登録情報出力画面を示す説明図であり、図8(a)はユーザがユーザグループに所属する場合のアカウント登録情報出力画面を示し、図8(b)はユーザがユーザグループに所属しない場合のアカウント登録情報出力画面を示す。
【図9】ユーザグループ登録時の操作画面を示す説明図である。
【図10】ユーザグループを管理する際の管理者用の操作画面を示す説明図である。
【図11】ユーザグループを管理する際のユーザ用の操作画面を示す説明図である。
【図12】ユーザグループを管理する際の入力用操作画面を示す説明図である
【図13】試験作成の際のログイン用操作画面を示す説明図である。
【図14】試験管理者用の操作画面を示す説明図である。
【図15】試験グループを管理する際の管理者用の操作画面を示す説明図である。
【図16】試験グループ情報の出力画面を示す説明図である。
【図17】試験情報を管理する際の管理者用操作画面を示す説明図である。
【図18】問題・選択肢情報を管理する際の管理者用操作画面を示す説明図である。
【図19】試験選択・申し込みの際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【図20】試験を受験する際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【図21】ユーザポイントを管理する際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【図22】管理者情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図23】ユーザ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図24】ユーザグループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図25】試験グループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図26】試験情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図27】問題・選択肢情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図28】受験の申し込み・キャンセル処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図29】試験の受験処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【図30】ポイントの管理処理(即ち、ポイントの確認とポイント変換用の点数情報の移行処理)の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明では、受験した回数や受験料によってポイントを発行するのではなく、受験した試験の結果の点数に対してポイントを発行する。また、該ポイントは次回の受験する試験に対して定めた乗率を点数に掛け合わせて算出する。また、該ポイントは、受験した試験とは異なる試験を実施する資格認定機関や試験作成機関の試験を受験する際にも使用できるようにする。さらに、ユーザはグループ単位に纏め、同じグループに所属するユーザ間ではポイントの移行を可能にする。
【0014】
以下、本発明の資格取得試験におけるポイント管理システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムのシステム構成を示す構成図である。
図1において、本実施形態の資格取得試験のポイント管理システムは、試験の実施と試験の作成管理とを担う試験実施システム100と、ユーザ情報や試験結果情報やポイント使用履歴を管理するポイント・受験管理システム200と、試験実施用の受験端末310(端末装置)と、試験検索や申し込みを行うユーザ端末320(端末装置)と、試験を管理するために使用する管理端末330(端末装置)と、ユーザ410と管理者420との間を仲介するインターネット/組織内ネットワーク等900と、を備える。
少なくともユーザ端末320及び受験端末310については複数の設置が可能である。
【0015】
図2は、本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムの詳細構成を示す構成図である。
図2に示す試験実施システム100は、試験グループ情報111(データベース)と、試験情報112(データベース)と、問題情報113(データベース)と、選択肢情報114(データベース)と、受験予定情報115(データベース)と、試験管理モジュール120と、試験実施モジュール130と、を備える。
また、図2に示すポイント・受験管理システム200は、ユーザ情報211(データベース)と、ユーザグループ情報212(データベース)と、試験結果情報213(データベース)と、ポイント使用履歴214(データベース)と、ユーザ登録モジュール220と、試験申し込みモジュール230と、を備える。
【0016】
以下、本実施形態の資格取得試験のポイント管理システムが有する機能の概要を説明する。
本実施形態の資格取得試験のポイント管理システムは、図2に示す試験実施システム100及びポイント・受験管理システム200において、複数の資格認定機関や試験作成機関の試験用問題(以下、単に「試験」と略称する)を一括で提供する組織がユーザ410(受験者)が受験した試験の結果の点数を試験結果情報213に格納しておき、該ユーザの次回の受験時には、試験結果情報213の情報と試験情報112の情報とに基づいてポイントを発行し、他の資格認定機関や試験作成機関の試験であっても、このポイントを受験料の一部として使用できるようにする。
ここで、発行されるポイントは、試験情報112に登録されている事前に定められた各試験の点数に対する乗率により決定され、受験する試験がポイントを発行する元となった試験やその試験と同じ資格認定機関や試験作成機関の試験を受験する場合と、それ以外の試験を受験する場合とで乗率を変化させることができるようにしている。
【0017】
また、ポイントによって割引される受験料の負担額は資格認定機関や試験作成機関と試験を提供する組織によって事前に定められた割合で負担されるものとする。
さらに、ユーザ410に対して発行されたポイントは、ユーザ情報211の情報に基づき、該ユーザ410と同じグループに属する他のユーザ410にも提供することを可能にする。これにより、受験者の再受験や他試験への受験を促進して、受験回数の増大を図ることや、特定の試験提供組織を利用させるようにユーザを囲い込むことを可能にする。
【0018】
以下、本実施形態の資格取得試験のポイント管理システムが有する機能の詳細を説明する。
試験実施システム100の試験管理モジュール120は、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して、管理者420が試験を管理するために使用する管理端末330からのアクセスに応じるモジュールである。その機能は、試験グループ、試験、試験問題、及び選択肢の、登録・変更・削除を行うものであるが、前記の各データベース(以下、単に「DB」と略称する)とは後述するようにデータのやり取りをする。試験登録・変更の際には、この登録・変更される試験は必ずいずれかの試験グループに所属するものとする。
【0019】
また、試験管理モジュール120は、試験登録・変更画面を管理者420に提供すると共に、試験登録・変更の際には試験者を試験グループへ参加させる仕事を実施する。この試験グループは、既登録の試験者については試験グループ情報111(DB)に格納されているので、そこからの読み込みを行う。既登録の試験者が存在しない場合は、試験管理モジュール120が試験グループ作成画面を管理者420に提供する。試験登録・変更・削除処理に際しては、試験グループや試験の出題数や合格点、ポイントの発行乗率などを試験情報112に対して、読み込み・書き込み動作をする。また、その試験情報に基づき出題する問題の作成・変更・削除は問題情報113に対しての読み込み・書き込み・削除の動作をする。また、その問題の選択肢を作成・変更・削除し、選択肢情報114に対して読み込み・書き込む動作をする。さらに、試験管理モジュール120は、試験グループの管理画面を提供することで、試験グループの削除も可能である。
【0020】
試験実施モジュール130は、ユーザ410が、受験を行うための受験端末310と、インターネット/組織内ネットワーク等900とを介して行うアクセスに応じることができるモジュールである。その機能は、ユーザ410に対する試験の実施を管理し、試験画面の提供、問題抽出、試験終了後の試験結果の書き込みなどを行うことであり、前述の各情報を格納するDB(データベース)とは以下に示すようにデータのやり取りを行う。
即ち、試験実施モジュール130は、受験端末310を介してアクセスしてきたユーザ410の受験情報を受験予定情報115から読み込み、対象の試験を、試験情報112、問題情報113、及び選択肢情報114から生成し、試験実施画面に表示させる。実施後は選択肢情報114の回答情報と問題情報113とに基づいて点数計算を行い、その結果を試験結果情報213に格納する。
【0021】
ユーザ登録モジュール220は、試験申し込み時に入力されるユーザ情報を、試験申し込みモジュール230から受け取り、ユーザ情報211に登録する。また、変更や削除の処理も試験申し込みモジュール230と連携して行っている。ユーザ登録モジュール220に登録されるユーザは、ユーザグループに所属することも可能であり、その場合は、ユーザグループ情報を試験申し込みモジュール230から受け取り、ユーザグループ情報212へ書き込む。さらに、ユーザ登録モジュール220は、ユーザグループ情報の変更・削除の処理も試験申し込みモジュール230と連携して行う。
【0022】
試験申し込みモジュール230は、管理者420がユーザ登録、ユーザグループ登録を行うために管理端末330と、インターネット/組織内ネットワーク等900とを介して行うアクセスに応じることができるモジュールであり、また、ユーザ410が、ユーザ登録、ユーザグループ登録、受験の申し込み、ポイントの管理を行うためにユーザ端末320と、インターネット/組織内ネットワーク等900とを介して行うアクセスに応じるモジュールである。即ち、試験申し込みモジュール230は、ユーザ登録モジュール220と連携し、ユーザ410及び管理者420に対してユーザ登録・変更・削除画面を提供する。また、試験申し込みモジュール230は、ユーザグループの情報提供や、ユーザグループ自体の登録・変更・削除画面を提供する。管理者420およびユーザ410によって入力された情報はユーザ登録モジュール220へ提供する。
【0023】
また、試験申し込みモジュール230は、受験の予定登録・キャンセル処理を、ユーザ情報211、試験情報112、及び受験予定情報115と、データをやり取りして行う。さらに、試験申し込みモジュール230は、受験の申し込み時のポイント使用や、ポイントのユーザ間での移動といったポイント管理も行うものであり、このポイント管理は、試験結果情報213、試験情報112、ポイント使用履歴情報214、及び受験予定情報115と、データをやり取りして行う。なお、この場合、受験申し込み画面やポイント管理画面も提供している。
受験端末310は、試験提供組織が試験を実施するために設置する端末装置であり、この端末装置は、ユーザ410が使用する。この受験端末310は、試験提供組織が定めた場所に設置され、主に試験会場に設置される情報処理端末装置として機能する。これらの端末装置は、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験実施モジュール130と通信可能に接続され得る。
【0024】
試験実施モジュール130は、より具体的には、受験端末310にログイン画面を提供し、ユーザ情報211及び受験予定情報115によってユーザ認証と受験科目の確認を行う。この認証後は受験予定の試験情報を画面に表示するので、これにより、ユーザは、試験情報112、問題情報113、及び選択肢情報114から構成された試験問題を、受験端末310を介して受験する。
ユーザ端末320は、ユーザ情報管理、ユーザグループ情報管理、試験申し込み、試験結果参照、ポイント参照、及びポイント移行などの試験管理と、ポイント管理とを行うための端末装置であり、ユーザ410によって使用される。このユーザ端末320は、試験申し込みモジュール230にアクセスできる情報端末装置であり、主にユーザ所有やユーザに使用権のある情報処理端末装置として機能し、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験申し込みモジュール230に接続される。
【0025】
試験申し込みモジュール230は、より具体的には、ユーザ端末320にログイン画面を提供し、ユーザ情報211によってユーザ認証を行う。また、新規ユーザにはユーザ登録画面を提供し、登録されたユーザ情報は試験申し込みモジュール230からユーザ登録モジュール220に提供されてユーザ情報211に書き込まれる。このユーザ認証後は、試験情報112より試験一覧を提供し、ユーザ410に申し込み手段を提供したり、試験結果情報213から試験結果を提供する。ユーザ410からの申し込みが行われた場合は、その申し込み情報を受験予定情報115に格納する。
【0026】
また、試験申し込みモジュール230は、ユーザ情報211、試験情報112、試験結果情報213、ポイント使用履歴情報214、及び受験予定情報115により、試験申し込み時の使用可能ポイントの計算およびユーザ410への通知や、ユーザ410のポイント確認手段の提供や、ユーザ間ポイント移行の為の試験の点数移行、及び該点数移行に必要な計算を行う。また、試験情報112、受験予定情報115、及びユーザ情報211を参照して、試験のキャンセルの処理を行う。また、ユーザグループ情報の管理画面も提供し、ユーザグループの管理としてユーザグループ情報212への書き込み等も行っている。
【0027】
管理端末330は、試験提供組織が、試験情報登録、管理者登録、及びユーザグループ情報管理のために設置する端末装置であり、管理者420によって使用される。この管理端末330は、試験提供組織が定めた場所に設置され、主として、試験提供組織の事務所、試験提供組織を利用している複数の資格認定機関、及び試験作成機関の事務所などに設置され、専用端末として機能する報処理端末である。これらの端末装置は、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験管理モジュール120や試験申し込みモジュール230に接続され得る。
【0028】
試験管理モジュール120は、より具体的には、管理端末330にログイン画面を提供し、ユーザ情報211によってユーザ認証を行う。このとき、ユーザ情報211内の管理者フラグのチェックを行い、管理者に限りアクセスを許可する。この認証後は、試験グループ111と試験情報112とを参照して、管理者が変更・削除可能な情報、及び新規に試験を作成するための画面を提供する。また、問題及び選択肢の作成、変更、削除として、試験情報112、問題情報113、及び選択肢情報114を参照して、問題とその選択肢の作成、変更、削除の機能、及び該機能の実現に必要な画面を提供する。
【0029】
試験申し込みモジュール230は、より詳細な処理として、管理端末330にログイン画面を提供し、ユーザ情報211によってユーザ認証を行う。このとき、ユーザ情報211内の管理者フラグのチェックを行い、管理者用画面も提供する。また、新規管理者にはユーザ登録画面を提供し、該ユーザ登録画面を介して管理者として登録された新規の管理者情報は、試験申し込みモジュール230でパスワード認証を経てユーザ登録モジュール220に提供され、管理者ユーザフラグと共にユーザ情報211に書き込まれる。また、試験申し込みモジュール230は、ユーザグループ情報の管理画面も提供し、ユーザグループを管理する仕事としてユーザグループ情報212への書き込み等も行う。
【0030】
図3は、本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムの試験グループ情報のデータ構成を示す説明図である。
同図に示すように、試験グループ情報111には、試験グループID111Aを主キーにして、グループ名111B、登録用パスワード111C、管理者ID111D、管理用パスワード111E、及び試験機関名111Fが格納されている。試験グループID111Aは試験グループ作成時に自動的に発行される。グループ名111Bは試験グループの名称で試験グループ情報作成の際に設定する。登録用パスワード111Cは試験を試験グループに所属させるときの認証に使用され、試験グループ情報作成の際に設定する。管理者ID11Dは当該試験グループの管理者として設定され、試験グループ情報作成の際に作成したユーザのユーザID211Aが設定される。管理用パスワード111Eは試験グループの変更・削除などの管理の際の認証用パスワードとして使用される。試験機関名111Fは試験情報の表示の際や試験情報の検索などで使用される。これらの情報は試験グループID111Aを除き、変更可能である。
【0031】
試験情報112には試験ID112Aを主キーにして、試験名112B、出題数112C、最大点数112D、最小点数112E、合格点112F、試験グループID112G、受験料金112H、同試験ポイント乗率112I、グループ試験ポイント乗率112J、他試験ポイント乗率112K、ポイント管理割合112L、管理者ID112M、登録用パスワード112N、及び管理用パスワード112Oが格納されている。
試験ID112Aは試験作成時に自動的に発行される。試験名112Bは試験の名称を格納しており、ユーザ用の試験予定、履歴画面や、試験申し込み画面、試験実施画面で表示される。出題数112Cは試験の出題数を格納しており、格納されている数だけ試験内に問題が出題される。当該試験の問題の数は出題数に格納されている数以上が問題情報113に格納されており、出題数112Cよりも問題情報113に格納されている当該試験の問題数の方が多い場合は試験実施モジュール130によってランダムに出題数112Cの数だけ出題される。同数の場合は問題情報113に格納されている当該試験の全問題が出題される。
【0032】
最大点数112Dは試験の最高点を格納している。最小点数112Eは試験の最低点を格納している。合格点112Fは試験の合格点を格納しており、試験終了時に合格か不合格かを判断する値となる。合格点112Fは最大点数112D以下かつ最小点数112E以上でなければならない。
試験グループID112Gは試験の所属している試験グループの試験グループID111Aの値が格納されている。これにより他試験と同グループか否かを判断する。受験料金112Hは試験の受験料を格納している。同試験ポイント乗率112Iは申し込み試験の支払いに関して、ポイントを使用する場合、その試験とポイントを使用する受験済みの試験が同試験の場合に、受験済みの試験の点数にポイントを発行するために掛ける数値である。
【0033】
グループ試験ポイント乗率112Jは申し込み試験の支払いに関して、ポイントを使用する場合、その試験とポイントを使用する受験済みの試験が同じ試験グループの試験の場合に、受験済みの試験の点数にポイントを発行するために掛ける数値(乗数)である。
他試験ポイント乗率112Kは申し込み試験の支払いに関してポイントを使用する場合、その試験とポイントを使用する受験済みの試験が異なる試験の場合に、受験済みの試験の点数にポイントを発行するために掛ける数値(乗数)である。同試験ポイント乗率112I、グループ試験ポイント乗率112J、及び他試験ポイント乗率112Kに格納される数値は0以上である。ポイント管理割合112Lは発行するポイントを資格認定機関や試験作成機関が負担する割合を示したものである。格納された値が100の場合、資格認定機関や試験作成機関がポイントとして使用された金額の100%を負担することを示しており、また、格納された値が0の場合は0%負担することを示している。ポイント管理割合112Lとして格納される数値は0〜100である。
【0034】
管理者ID112Mには試験を管理する管理者420が試験情報作成の際に作成したユーザ情報211のユーザID211Aが設定される。登録用パスワード112Nは、問題を試験に所属させる(含める)際の認証に使用され、試験情報作成の際に設定する。管理用パスワード112O は試験の変更・削除処理などの管理の際の認証用パスワードとして使用される。
これらの情報は試験ID112Aを除き、変更可能である。
問題情報113には問題ID113Aを主キーにして、試験ID113B、問題文113C、点数113D、管理者ID113E、及び管理用パスワード113Fが格納されている。問題ID113Aは問題作成時に自動的に発行される。試験ID113Bは問題が所属する試験IDが設定されており、試験情報112の試験ID112Aが格納される。問題文113Cには問題画面に表示される問題文が格納されている。点数113Dは試験内でその問題が正解だった場合に何点獲得できるかという点数値を格納している。管理者ID113Eは問題を管理する管理者420が問題情報作成の際に作成したユーザ情報211のユーザID211Aが設定される。管理用パスワード113Fは問題の変更・削除処理などの管理の際の認証用パスワードとして使用される。これらの情報は問題ID113Aを除き、変更可能である。
【0035】
選択肢情報114には、選択肢ID114Aを主キーにして、問題ID114B、選択肢文114C、及び正解フラグ114Dが格納されている。選択肢ID114Aは、その選択肢が所属する問題が作成された時に自動的に発行される。問題ID114Bは、選択肢が所属する問題が自動的に設定され、問題情報113の問題ID113Aが格納される。選択肢文114Cは選択肢が所属する問題が出題された場合に、その問題の選択肢として表示される文章が格納されている。正解フラグ114Dはその選択肢が正解の選択肢の場合"1"が不正解の場合は"0"が格納される。これらの選択肢情報は、問題ID114Bと同じ値の問題ID113Aを有する問題を変更・削除する際に同画面で実行できる。
【0036】
受験予定情報115には受験予定ID115Aを主キーにして、ユーザID115B、試験ID115C、及び受験日時115Dが格納されている。受験予定ID115Aは受験申し込み時に自動的に発行される。ユーザID115Bには受験予定のユーザの、ユーザ情報211のユーザID211Aを格納されている、試験ID115Cにはユーザが受験する試験の情報として試験情報112の試験ID112Aが格納されている。受験日時115Dには受験予定日時が格納されている。これらの受験予定情報はユーザID115Bに格納されているユーザID211Aを有するユーザが変更できる。
【0037】
ユーザ情報211には、ユーザID211Aを主キーにして、氏名211B、生年月日211C、パスワード211D、メールアドレス211E、住所211F、電話番号211G、所属グループID211H、及び管理者フラグ211Iのユーザ情報が格納されている。ユーザID211Aは管理者・ユーザの登録時に自動的に発行される。ユーザID211Aとパスワード211Bはログイン認証のセキュリティ確保のために使用される。また、メールアドレス211Eはユーザ登録や受験申し込み完了のメールを送信するための情報である。氏名211Bや生年月日211C、住所211F、電話番号211Gは資格認定の際の情報として使用される。
【0038】
所属グループID211Hにはユーザが所属するユーザグループのIDが格納されており、所属グループIDの値で他のユーザと同じグループか否かを判断し、ポイントの交換が可能になる。所属グループID211Hはユーザグループ情報212のユーザグループID212Aの値であり、ユーザグループに所属していない場合は空である。管理者フラグ211Iはユーザが管理者であるか否かを示すものであり、登録時にユーザが管理者として登録されているか否かに応じて、ユーザが管理者の場合はデータ"1"が格納され、また、ユーザが管理者でない場合はデータ"0"が格納される。このユーザ情報はユーザ本人に限って変更、削除が可能である。これらの情報はユーザID211A及び管理者フラグ211Iを除き、変更可能である。
【0039】
ユーザグループ情報212には、ユーザグループID212Aを主キーにして、ユーザグループ名212B、登録用パスワード212C、代表ユーザID212D、及び管理用パスワード212Eが格納されている。ユーザグループID212Aはユーザグループ作成時に自動的に発行される。ユーザグループ名212B はそのユーザグループの名称である。登録用パスワード212C はユーザがグループに所属しようとするときに入力を求め、認証用に使用される。認証されたときだけユーザはユーザグループに所属できる。代表ユーザID212Dは当該ユーザグループの代表者として設定され、ユーザグループ情報作成の際に作成したユーザのユーザID211Aが設定される。管理用パスワード212Eはユーザグループの変更・削除などの管理の際の認証用パスワードとして使用される。これらの情報はユーザグループID212Aを除き、変更可能である。
【0040】
試験結果情報213には、試験結果ID213Aを主キーにして、受験予定ID213B、点数213C、及び合否フラグ213Dが格納されている。試験結果ID213Aは試験結果書き込み時に自動的に発行される。受験予定ID213には対象の受験予定情報として受験予定情報115の受験予定ID115Aが格納される。点数213Cには対象の試験の点数が格納される。合否フラグ214Dには当該試験結果が合格の場合は"1"が格納され、また、不合格の場合は"0"が格納される。
【0041】
ポイント処理履歴情報214には、ポイント使用履歴ID214Aを主キーとして、ユーザID214B、試験ID214C、使用点数214D、及び受験予定ID214Eが格納されている。ポイント使用履歴ID214Aはポイント履歴の登録時に自動的に発行される。ユーザID214Bはポイントの処理対象ユーザの情報としてユーザ情報211のユーザID211Aが格納される。試験ID214にはポイント管理やポイント移行時に使用された点数の元となった試験IDが格納される。
【0042】
使用点数214Dにはポイント管理やポイント移行時に使用された点数が格納される。ポイントの使用や移行には正の数がポイントの取得には負の数が格納される。ポイントの移行の場合は移行元のユーザのIDがユーザID214Bに格納され、また、ポイント移行のために移行した点数が使用点数214Dに格納され、さらに、その点数を取得した試験の試験IDが214Cに格納される。さらに、移行先のユーザのIDがユーザID214Bに、ポイント移行のために移行した点数が負の数となり使用点数214Dに、その点数を取得した試験の試験IDが214Cに、それぞれ格納される。なお、受験予定ID214TEには対象のポイントが使用されるために発生した受験予定の受験予定ID115Aが格納される。
但し、上記説明したデータ構成に関しては、リレーショナルデータベースを使用した場合、複数のデータテーブル構成に分割されることがある。また、前記の各データベースの情報はデータベース管理者が削除・変更することができる。
【0043】
(動作の説明)
以下では、図1〜30に示す画面イメージまたはフローチャートを参照して、本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムの動作について詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る資格取得試験のポイント管理システムでは、先ず、管理者が管理端末330を用いて自身の管理者情報を登録することが必要である。
【0044】
図22は、管理者情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
先ず、図22に示すフローチャートを参照して、管理者情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用される管理端末330の操作画面は、図4,5に示す画面であり、出力結果は図6,7で示されるので、以下では、図4,5に示す操作画面及び図6,7に示す出力結果についても併せて説明する。
図4は、試験申し込みログインの操作画面を示す説明図である。
図5は、アカウント画面の操作画面を示す説明図である。
図6は、入力された管理者情報のアカウント登録情報出力画面を示す説明図であり、図6(a)はユーザがユーザグループに所属する場合のアカウント登録情報出力画面を示し、図6(b)はユーザがユーザグループに所属しない場合のアカウント登録情報出力画面を示す。
図7は、入力された管理者情報のアカウント変更情報出力画面を示す説明図である。
【0045】
先ず、管理者420は、管理端末330より、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験申し込みモジュール230にアクセスすると、試験申し込みモジュール230がログイン画面(図4)を提供する(ステップQ-2)。
ここで、管理者情報の登録・変更・削除の場合はログイン画面(図4)に示す「ユーザ・登録・変更・削除はこちら」のボタンを押下してアカウント管理画面(図5)に移動する。
ステップQ-3での検証により、管理者情報を登録・変更する場合は、アカウント管理画面(図5)で、管理者情報である氏名(B-1)、パスワード(B-2)、生年月日(B-3)、メールアドレス(B-4)、住所(B-5)、電話番号(B-6)、及びグループに所属するかしないかのチェック(B-9)、グループに所属する場合は所属ユーザグループID(B-7)及びそのパスワード(B-8)、若しくは新規にユーザグループを作成するのか否かのチェック(B-10)の情報と、管理者人認証用パスワード(B-11)とを入力し、登録ボタン(B-13)を押す。これにより、アカウント管理画面(図5)で入力された情報は、試験申し込みモジュール230からユーザ管理モジュール220に送信され、まず管理者人認証用パスワード(B-11)の認証が行われる(ステップQ-4)。この管理者認証用パスワードは事前に管理者に対して試験提供組織から通知されている。管理者認証用パスワード(B-11)が認証に通過した場合、入力情報の所属ユーザグループID(B-7)情報以外の情報がユーザ登録モジュール220によりユーザ情報211に書き込まれる(ステップQ-5)。この場合、ユーザ情報211の管理者フラグ211Iには"1"が格納される。
【0046】
なお、ユーザグループに所属しない場合はユーザ情報211の所属グループID211Hは空になる。また、既存のグループに参加する場合は、所属ユーザグループID(B-7)及びそのパスワード(B-8)と、ユーザグループ情報212のユーザグループID212Aと登録用パスワード212Cが、それぞれ一致した場合にユーザ登録モジュール220によりユーザ情報211の所属グループID211Hに所属グループIDが格納される(ステップQ-8)。
また、新規にユーザグループを作成する場合はグループ作成を実行し、その情報がユーザグループ情報212に格納され(ステップQ-7)、管理者はユーザグループに参加する。これらの情報はユーザ登録モジュール220によりユーザ情報211の所属グループID211Hに所属グループIDが格納される(ステップQ-8)。これら、どのユーザグループに所属するか、またはユーザグループには参加しないかしないかの情報や、ユーザ登録モジュール220が自動的に発行したユーザID211Aなどの登録情報を画面(図6)に表示し(ステップQ-9)、アカウント処理を終了する。
【0047】
また、ステップQ-3での検証により、管理者情報を削除する場合、アカウント管理画面(図5)で、削除する管理者のユーザID(B-12)とパスワード(B-2 )とを入力して、削除ボタン(B-15)を押す(ステップQ-10)。入力されたユーザID(B-12)及びパスワード(B-2)と、ユーザ情報211のユーザID211A及びパスワード211Dが、それぞれ一致した場合、ユーザ登録モジュール220によりユーザ情報211から対象の管理者の情報を削除し(ステップQ-11)、削除を完了した旨の表示を行い(ステップQ-12)、アカウント管理処理を終了する。
【0048】
なお、管理者情報を変更する場合は、アカウント管理画面(図5)で変更する管理者のユーザID(B-12)とパスワード(B-2)(いずれも必須項目)を入力する(ステップQ-4)。また変更項目として、氏名(B-1)、生年月日(B-3)、メールアドレス(B-4)、住所(B-5)、及び電話番号(B-6)や、グループに所属するかしないかのチェック(B-9)、グループに所属する場合は所属ユーザグループID(B-7)及びそのパスワード(B-8)、若しくは新規にユーザグループを作成するか否かのチェック(B-10)を入力し(ステップQ-4)、変更ボタン(B-14)を押す(ステップQ-5)。入力されたユーザID(B-12)及びパスワード(B-2)と、ユーザ情報211のユーザID211A及びパスワード211Dが、それぞれ一致した場合には、ユーザ登録モジュール220により、対象の変更項目を、ユーザ情報211でもって変更する。また、グループ情報の変更等も管理者登録時と同様に行う。これら変更された項目は、変更処理後に変更情報が画面(図7)に表示される(ステップQ-9)。ユーザから管理者への変更はできない。
【0049】
図23は、ユーザ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図23に示すフローチャートを参照して、ユーザ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用されるユーザ端末320の操作画面は、図4,5に示す画面であり、出力結果は図7,8で示されるので、以下では、この場合の図4,5に示す操作画面及び図7,8に示す出力結果についても併せて説明する。
図8は、入力されたユーザ情報のアカウント登録情報出力画面を示す説明図であり、図8(a)はユーザがユーザグループに所属する場合のアカウント登録情報出力画面を示し、図8(b)はユーザがユーザグループに所属しない場合のアカウント登録情報出力画面を示す。
【0050】
先ず、ユーザ410は、ユーザ端末320より、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験申し込みモジュール230にアクセスする。これにより、試験申し込みモジュール230がログイン画面(図4)を提供する(ステップR-2)。
ここで、管理者情報の登録・変更・削除の場合はログイン画面(図4)に示す「ユーザ・登録・変更・削除はこちら」のボタンを押下してアカウント管理画面(図5)に移動する。
ステップR-3での検証により、ユーザ情報を登録・変更する場合は、アカウント管理画面(図5)では、ユーザ情報である氏名(B-1)、パスワード(B-2)、生年月日(B-3)、メールアドレス(B-4)、住所(B-5)、及び電話番号(B-6)や、グループに所属するか否かのチェック(B-9)、グループに所属する場合は所属ユーザグループID(B-7)及びそのパスワード(B-8 )、若しくは新規にユーザグループを作成するか否かのチェック(B-10)を入力し(ステップR-4)、登録ボタン(B-13)を押す(ステップR-5)。
【0051】
これにより、入力された情報は、試験申し込みモジュール230からユーザ管理モジュール220に送信され、入力情報の所属ユーザグループID(B-7)以外の情報がユーザ登録モジュール220により、ユーザ情報211に書き込まれる。この場合、ユーザ情報211の管理者フラグ211Iには"0"が格納される。また、ユーザグループに所属しない場合はユーザ情報211の所属グループID211Hは空白になる。
また、既存のグループに参加する場合は、所属ユーザグループID(B-7 )及びそのパスワード(B-8)と、ユーザグループ情報212のユーザグループID212Aと登録用パスワード212Cが、それぞれ一致した場合にユーザ登録モジュール220により、ユーザ情報211の所属グループID211Hに所属グループIDが格納される(ステップR-8)。
【0052】
また、新規にユーザグループを作成する場合は、グループ作成を実行し、その情報がユーザグループ情報212に格納され(ステップR-7)、管理者はユーザグループに参加することになる。これらの情報はユーザ登録モジュール220によりユーザ情報211の所属グループID211Hに所属グループIDが格納される(ステップR-8)。これら、どのユーザグループに所属するか、またはユーザグループに参加するかしないかの情報や、ユーザ登録モジュール220が自動的に発行したユーザID211Aなどの登録情報を画面(図8)に表示し(ステップR-9)、アカウント管理処理を終了する。
また、ステップR-3 での検証により、ユーザ情報を削除する場合は、アカウント管理画面(図5)で削除するユーザのユーザID(B-12)とパスワード(B-2)を入力し、削除ボタン(B-15)を押す(ステップR-10)。入力されたユーザID(B-12)及びパスワード(B-2)と、ユーザ情報211のユーザID211A及びパスワード211Dが、それぞれ一致した場合、ユーザ登録モジュール220により、ユーザ情報211から対象のユーザの情報を削除し(ステップR-11)、削除を完了した旨の表示を行い(ステップR-12)、アカウント管理処理を終了する。
【0053】
また、ステップR-3での検証により、ユーザ情報を変更する場合は、アカウント管理画面(図5)で変更するユーザのユーザID(B-12)とパスワード(B-2)とを必須で入力する(ステップR-4)。また、変更項目として、氏名(B-1)、生年月日(B-3)、メールアドレス(B-4)、住所(B-5)、及び電話番号(B-6)や、グループに所属するかしないかのチェック(B-9)、グループに所属する場合は所属ユーザグループID(B-7)及びそのパスワード(B-8)、または新規にユーザグループを作成するのか否かのチェック(B-10)を入力し(ステップR-4)、変更ボタン(B-15)を押す(ステップR-5)。入力されたユーザID(B-12)及びパスワード(B-2)と、ユーザ情報211のユーザID211A及びパスワード211Dが、それぞれ一致した場合は、対象の変更項目を、ユーザ登録モジュール220により、ユーザ情報211で変更する。また、グループ情報の変更等もユーザ登録時と同じように行う。これら変更された項目は、変更処理後に変更情報が画面(図7)に表示される(ステップR-9)。ユーザから管理者への変更はできない。
【0054】
図24は、ユーザグループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図24に示すフローチャートを参照して、ユーザグループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用されるユーザ端末320及び管理端末330の操作画面は、図4及び図9〜12に示す画面であるので、以下では、この場合の図4及び図9〜12に示す操作画面についても併せて説明する。
図9は、ユーザグループ登録時の操作画面を示す説明図である。
図10は、ユーザグループを管理する際の管理者用の操作画面を示す説明図である。
図11は、ユーザグループを管理する際のユーザ用の操作画面を示す説明図である。
図12は、ユーザグループを管理する際の入力用操作画面を示す説明図である。
【0055】
先ず、管理者420は管理端末330を使用し、ユーザ410はユーザ端末320を使用して、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験申し込みモジュール230にアクセスする。これに応答して、試験申し込みモジュール230は、ログイン画面(図4)を提供する(ステップS-2)。
ステップS-3 での検証により、ユーザグループを登録する場合は、図22に示すフローチャートの処理(管理者情報の登録・変更・削除)において、ユーザグループの作成(ステップQ-7)が選択された場合と、図23に示すフローチャートの処理(ユーザ情報の登録・変更・削除)において、ユーザグループの作成(ステップR-7)が選択された場合とに分けて行われる(ステップS-4)。この場合、試験申し込みモジュール230は、ユーザグループ登録画面(図9)を提供し、管理者420またはユーザ410はユーザグループ登録画面(図9)にて、ユーザグループ名(C-1)、管理者420とユーザ410とがユーザグループ参加時に認証するための登録用パスワード(C-2)、ユーザグループの管理の際に必要な管理用パスワード(C-3)を入力し(ステップS-5)、登録ボタン(C-4)を押す(ステップS-6)。
【0056】
これにより、入力された情報は試験申し込みモジュール230からユーザ管理モジュール220に送信され、ユーザグループ情報212に書き込まれる。また、ユーザグループ情報212の代表ユーザID212Dには登録作業を行った管理者420またはユーザ410のユーザID211Aが格納される。その後、必要なら管理者・ユーザ情報の作成/変更処理に戻り(ステップS-7)、管理者・ユーザ情報の作成/変更処理が全て終了すると、ユーザグループ管理の処理を終了する。
また、ユーザグループ情報を変更する場合は、試験申し込みモジュール230により提供されるログイン画面(図4)で、ユーザID(A-1)、パスワード(A-2)を入力し、ログインボタン(A-4 )を押す。
【0057】
これにより、試験申し込みモジュール230によって、ユーザ情報211のユーザID211Aとパスワード211Dの情報でもってユーザ認証がなされる(ステップS-8)。このユーザ認証を通過した場合、ユーザ情報211の管理者フラグ211Iを参照し、該フラグが"1"なら管理者用画面(図10)を、該フラグが"0"ならユーザ画面(図11)を、試験申し込みモジュール230は提供する。これにより、管理者用画面(図10)の場合はユーザグループ管理ボタン(D-1)を、ユーザ用画面(図11)の場合はユーザグループ管理ボタン(E-4)を押せば、試験申し込みモジュール230により、ユーザグループ管理画面(図12)が提供される。
このユーザグループ管理画面(図12)では、変更するユーザグループID(F-1)と、このユーザグループに設定されている管理者用パスワード(F-2)(いずれも必須項目)を入力する。
【0058】
また、変更項目として、ユーザグループ名(F-3)、管理者ユーザID(F-4)、登録用パスワード(F-5)、及び管理者用パスワード(F-6)の情報を入力し(ステップS-9)、変更ボタン(F-7)を押す。入力されたグループID(F-1)及びそのユーザグループに設定されている管理者用パスワード(F-2)が、ユーザグループ情報212のユーザグループID212A及び管理者パスワード212Eと、それぞれ一致していることを確認してから、ユーザ登録モジュール220により、ユーザグループ情報を変更する(ステップS-10)。この変更情報は、該変更を実行した管理者420またはユーザ410に対して出力画面にて提供し(ステップS-11)、ユーザグループ管理の処理を終了する。
【0059】
また、ステップS-3での検証により、ユーザグループ情報を削除する場合は、試験申し込みモジュール230により提供されるログイン画面(図4)で、ユーザID(A-1)、及びパスワード(A-2)を入力し、ログインボタン(A-4)を押す。これにより、試験申し込みモジュール230によってユーザ情報211に基づくユーザ認証がなされる(ステップS-8)。このユーザ認証を通過した場合、ユーザ情報211管理者フラグ211Iを参照し、該フラグが"1"なら管理者用画面(図10)を、該フラグが"0"ならユーザ画面(図11)を、試験申し込みモジュール230によって提供される。
管理者用画面(図10)の場合はユーザグループ管理ボタン(D-1)、ユーザ用画面(図11)の場合はユーザグループ管理ボタン(E-4)を押すと、試験申し込みモジュールによってユーザグループ管理画面(図12)が提供される。
【0060】
このユーザグループ管理画面(図12)では、削除するグループID(F-1 )と、このユーザグループに設定されている管理者用パスワード(F-2)とを入力し(ステップS-9)、削除ボタン(F-8)を押す。入力されたグループID(F-1)及びそのユーザグループに設定されている管理者用パスワード(F-2)が、ユーザグループ情報212のユーザグループID212A及び管理者パスワード212Eと、それぞれ一致していることを確認すると、ユーザ登録モジュール220により、ユーザグループ情報212から対象のユーザグループ情報を削除する(ステップS-10)。この削除情報は削除を実行した管理者420またはユーザ410に出力画面で提供される(ステップS-11)。
【0061】
図25は、試験グループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図25に示すフローチャートを参照して、試験グループ情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用される管理端末330の操作画面は、図13〜15に示す画面であり、出力画面は図16であるので、以下では、この場合の図13〜15に示す操作画面及び図16に示す出力画面についても併せて説明する。
図13は、試験作成の際のログイン用操作画面を示す説明図である。
図14は、試験管理者用の操作画面を示す説明図である。
図15は、試験グループを管理する際の管理者用の操作画面を示す説明図である。
図16は、試験グループ情報の出力画面を示す説明図である。
【0062】
先ず、管理者420は、管理端末330を使用し、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験管理モジュール120にアクセスすると、試験管理モジュール120は試験作成ログイン画面(図13)を提供する(ステップT-2)。
次に、管理者420は、試験作成ログイン画面(図13)でユーザID(G-1)、パスワード(G-2)を入力し、ログインボタン(G-3)を押す。これにより、試験管理モジュール120は、ユーザ情報を、ユーザ情報211と比較してユーザ認証がなされる。このユーザ認証ではユーザID211Aとパスワード211Dの認証に加えて、管理者フラグ211Iも参照し、該フラグが"1"であることも確認する(ステップT-3)。全ての認証と確認を通過すると、試験管理モジュール120は、試験管理用画面(図14)を提供する。
【0063】
ステップT-4の検証において、試験グループ情報の登録の場合は、試験管理用画面(図14)において試験グループ管理ボタン(H-1)を押し、これにより、試験管理モジュール120が試験グループ管理画面(図15)を提供する。
管理者420は、提供された試験グループ管理画面(図15)で、試験グループ名(I-1)、試験機関名(I-2)、登録用パスワード(I-3)、管理用パスワード(I-4)を入力し(ステップT-5)、登録ボタン(I-12)を押す。これにより、入力された試験グループ情報は試験管理モジュール120から試験グループ情報111へ書き込まれる。また、この時、試験グループID111Aが、試験管理モジュール120により発行されて、試験グループ情報111の試験グループID111Aに格納される。また、試験グループ情報111の管理者ID111Dには、登録作業を行った管理者420のユーザID211Aが格納される(ステップT-6)。その後、作成結果として、発行された試験グループID111Aや登録された情報を表示し(ステップT-7)、試験グループ管理の処理を終了する。
【0064】
また、ステップT-4の検証において、試験グループを変更する場合は、試験管理モジュール120より提供される試験グループ管理画面(図15)の変更対象の試験グループID111Aを試験グループID(I-5)に入力し、その管理用パスワード111Eを、現在の管理用パスワード(I-6)(必須項目)でもって入力する。また、変更項目として試験グループ名(I-7)、試験機関名(I-8 )、管理者ユーザID(I-9)、登録用パスワード(I-10)、及び管理用パスワード(I-11)を入力し、変更ボタン(I-13)を押す(ステップT-8)。入力された試験グループID(I-5 )及びその管理用パスワード(I-6)が、試験グループ情報111の試験グループID111A及び管理用パスワード111Eと、それぞれ一致することを確認してから、試験管理モジュール120は、変更情報を試験グループ情報111に書き込む(ステップT-9)。その後、変更された情報を表示して(ステップT-10)、試験グループ管理の処理を終了する。
【0065】
また、ステップT-4の検証において、試験グループを削除する場合は、試験管理モジュール120より提供される試験グループ管理画面(図15)の削除対象の試験グループID111Aを試験グループID(I-5)に入力し、その管理用パスワード111Eを現在の管理用パスワード(I-6 )(必須項目)で入力し、削除ボタン(I-14)を押す(ステップT-8)。入力された試験グループID(I-5)及びその管理用パスワード(I-6)が、試験グループ情報111の試験グループID111A及び管理用パスワード111Eと、それぞれ一致することを確認してから、試験管理モジュール120は、対象の試験グループ情報を試験グループ情報111から削除する(ステップT-9)。その後、該削除された情報を表示し(ステップT-10)、試験グループ管理の処理を終了する。
【0066】
図26は、試験情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図26に示すフローチャートを参照して、試験情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用される管理端末420の操作画面は、図13,14,17に示す画面であるので、以下では、この場合の図13,14,17に示す操作画面についても併せて説明する。
図17は、試験情報を管理する際の管理者用操作画面を示す説明図である。
【0067】
先ず、管理者420は、管理端末330を使用し、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験管理モジュール120にアクセスする。これにより、試験管理モジュール120は試験作成ログイン画面(図13)を提供する(ステップU-2)。次に、管理者420は、試験作成ログイン画面(図13)で、ユーザID(G-1)、及びパスワード(G-2)を入力し、ログインボタン(G-3)を押す。これにより、試験管理モジュール120は、ユーザ情報をユーザ情報211と比較し、ユーザ認証がなされる。このユーザ認証では、ユーザID211Aとパスワード211Dの認証に加えて、管理者フラグ211Iを参照し、該フラグが"1"であることも確認する(ステップU-3)。全ての認証、確認を通過した場合、試験管理モジュール120は、試験管理用画面(図14)を提供する。試験管理用画面(図14)では試験情報管理ボタン(H-2)を押し、試験管理モジュール120が試験情報管理画面(図17)を提供する。
【0068】
ステップU-4での検証結果において、試験情報を登録する場合は、管理者420は、提供された試験情報管理画面(図17)にて、試験名(J-1)、出題数(J-2)、最大点数(J-3)、最小点数(J-4)、合格点(J-5)、受験料金(J-6)、試験を所属させるための試験グループID(J-7)、試験グループの登録用パスワード(J-8)、次回同じ試験を受ける場合に発行するポイント数を決定するための点数にかける倍数(J-9)、次回同じグループ試験を受ける場合に発行するポイント数を決定する為の点数にかける倍数(J-10)、それ以外の試験を受ける場合に発行するポイント数を決定する為の点数にかける倍数(J-11)、ポイント管理時の試験作成機関と試験提供組織のポイント管理負担額割合(J-12)、及び登録用パスワード(J-13)と管理用パスワード(J-14)とを入力し(ステップU-5)、登録ボタン(J-15)を押す。入力された試験情報は試験管理モジュール120から試験情報112へ書き込まれて登録される。この時、試験ID112Aが試験管理モジュール120により発行され、試験情報112の試験ID112Aに格納される。試験情報112の管理者ID112Mには登録作業を行った管理者420のユーザID211Aが格納される(ステップU-6)。その後、発行された試験ID112Aや、登録された情報を表示し(ステップU-7)、試験情報管理の処理を終了する。
【0069】
また、ステップU-4での検証結果において、試験情報を変更する場合は、試験管理モジュール120より提供される試験管理画面(図17)の試験ID(J-16)に、変更対象の試験ID112Aを入力し、その管理用パスワード112Oを、管理用パスワード(J-17)に入力し、読み込みボタン(J-18)を押す(ステップU-8 )。入力された試験ID(J-16)及び管理用パスワード(J-17)が、試験情報112の試験ID112A及び管理用パスワード112O と、それぞれ一致していれば、現在の試験情報が試験情報112から読み込まれて、試験管理画面(図17)の各項目に表示される(ステップU-8)。ここで、対象の変更項目を変更し、登録ボタン(J-15)を押すと、入力された試験情報は、試験管理モジュール120から試験情報112へ書き込まれる(ステップU-9)。その後、変更された情報を表示して(ステップU-10)、試験情報管理の処理を終了する。
【0070】
また、ステップU-4 での検証結果において、試験情報を削除する場合は、試験管理モジュール120より提供される試験管理画面(図17)の試験ID(J-16)に削除対象の試験ID112Aを入力し、また、その管理用パスワード112Oを管理用パスワード(J-17)に入力し、削除ボタン(J-19)を押す(ステップU-8)。入力された試験ID(J-16)及び管理用パスワード(J-17)が、試験情報112の試験ID112A及び管理用パスワード112Oと、それぞれ一致していれば、該試験情報が試験情報112から削除される(ステップU-9)、その後、該削除された情報を表示し(ステップU-10)、試験情報管理の処理を終了する。
【0071】
図27は、問題・選択肢情報の登録・変更・削除処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図27に示すフローチャートを参照して、問題・選択肢情報の登録・変更・削除処理の場合の動作を説明するが、上記の登録・変更・削除処理に使用される管理端末330の操作画面は、図13,14,18に示す画面であるので、以下では、この場合の図13,14,18に示す操作画面についても併せて説明する。
図18は、問題・選択肢情報を管理する際の管理者用操作画面を示す説明図である。
【0072】
先ず、管理者420は、管理端末330を使用し、インターネット/組織内ネットワーク等900を介して試験管理モジュール120にアクセスする。これにより、試験管理モジュール120は、試験作成ログイン画面(図13)を提供する(ステップV-2)。次に、管理者420は、試験作成ログイン画面(図13)にてユーザID(G-1)、及びパスワード(G-2)を入力し、ログインボタン(G-3 )を押す。これにより、試験管理モジュール120は、ユーザ情報をユーザ情報211と比較してユーザ認証がなされる。このユーザ認証ではユーザID211Aとパスワード211Dの認証に加えて、管理者フラグ211Iを参照し、該フラグが"1"であることも確認する(ステップV-3)。全ての認証、確認を通過した場合、試験管理モジュール120は、試験管理用画面(図14)を提供する。この試験管理用画面(図14)では問題・選択肢管理ボタン(H-3)を押すと、試験管理モジュール120が問題・選択肢情報管理画面(図18)を提供する。
【0073】
ステップV-4での検証結果において、問題・選択肢情報を登録する場合、管理者420は、提供された問題・選択肢情報管理画面(図18)にて、問題文(K-1)、選択肢文(K-2)、その選択肢が正解かどうかの正解情報(K-3)、問題を所属させるための試験ID(K-4)、その試験への登録用パスワード(K-5)、問題の点数(K-6)、及び問題の管理用パスワード(K-7)を入力し(ステップV-5)、登録ボタン(K-8)を押す。入力された試験ID(K-4)及び登録用パスワード(K-5)が、試験情報112の試験ID112A及びその登録用パスワード112Nと、それぞれ一致していれば、入力された問題・選択肢情報は、試験管理モジュール120により、問題情報113と選択肢情報114に書き込まれる。この書き込まれる情報は、問題文(K-1 )が問題情報113の問題文113Cに、選択肢文(K-2)が選択肢情報114の選択肢文114Cに、それぞれ書き込まれる。
【0074】
また、正解情報(K-3)が選択された場合には選択肢情報114の正解フラグ114Dに"1"が、正解情報(K-3)が選択されなかった場合は正解フラグ114Dに"0"が、それぞれ書き込まれる。さらに、試験ID(K-4)が問題情報113の試験ID113Bに、問題の点数(K-6)が問題情報113の点数113Dに、問題の管理用パスワード(K-7)が問題情報113の管理用パスワード113Fに、問題を作成したユーザのユーザID211Aが問題情報113の管理者ID113Eに、それぞれ格納される。
【0075】
この時、該問題に対して、問題ID113Aが、試験管理モジュール120により発行され、問題情報113の問題ID113Aに格納され、選択肢1つずつに対して選択肢ID114Aが試験管理モジュール120により発行され、選択肢情報114の選択肢ID114Aに格納される。
また、選択肢情報114に選択肢が格納されるときに、その選択肢が所属している問題の問題ID113Aが選択肢情報114の問題ID114Bに格納され、対象の選択肢がどの問題の選択肢かということを示すリレーションが構築される。その後、発行された試験ID112Aや、登録された情報を表示し(ステップV-7)、問題・選択肢管理の処理を終了する。
【0076】
また、ステップV-4での検証結果において、問題・選択肢情報を変更する場合は、試験管理モジュール120より提供される問題・選択肢管理画面(図18)の問題ID(K-9)に変更対象の問題ID113Aを入力し、その管理用パスワード113Fを管理用パスワード(K-10)に入力し、読み込みボタン(K-11)を押す。入力された問題ID(K-9)及び管理用パスワード(K-10)が、問題情報113の問題ID113A及び管理用パスワード113Fと、それぞれ一致していれば、現在の問題情報が問題情報113から読み込まれ、また、この問題ID113Aと同じ問題ID114Bを有する選択肢情報が選択肢情報114から読み込まれて、問題・選択肢管理画面(図18)の各項目に表示される(ステップV-8)。ここで、対象の変更項目を変更し、登録ボタン(K-8)を押す。入力された試験情報は試験管理モジュール120から問題情報113と選択肢情報114へ書き込まれる(V-9)。その後、変更された情報を表示し(ステップV-10)、問題・選択肢管理の処理を終了する。
【0077】
また、ステップV-4 での検証結果において、問題・選択肢情報を削除する場合は、試験管理モジュール120より提供される問題・選択肢管理画面(図18)の問題ID(K-9)に、削除対象の問題ID113Aを入力し、その管理用パスワード113Fを管理用パスワード(K-10)に入力し、削除ボタン(K-12)を押す(ステップV-8 )。入力された問題ID(K-9)及び管理用パスワード(K-10)が、問題情報113の問題ID113A及び管理用パスワード113Fと、それぞれ一致していれば、問題・選択肢情報が問題情報113及び選択肢情報114から削除される(ステップV-9)、その後、削除された情報を表示し(ステップV-10)、問題・選択肢管理の処理を終了する。
【0078】
図28は、受験の申し込み・キャンセル処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図28に示すフローチャートを参照して、受験の申し込み・キャンセル処理の場合の動作を説明するが、上記の申し込み・キャンセル処理に使用されるユーザ端末320の操作画面は、図4,11,19に示す画面であるので、以下では、この場合の図4,11,19に示す操作画面についても併せて説明する。
図19は、試験選択・申し込みの際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【0079】
先ず、ユーザ410は、ユーザ端末320を使用して、インターネット/組織内ネットワーク等900を介し、試験申し込みモジュール230にアクセスする(ステップW-2)。これにより、試験申し込みモジュール230により、ログイン画面(図4)が提供されるで、該画面で、ユーザID(A-1)、パスワード(A-2 )を入力し、ログインボタン(A-4)を押す。これにより、試験申し込みモジュール230によってユーザ情報211を基にユーザ認証が行われる(ステップW-3)。このユーザ認証を通過すると、試験申し込みモジュール230は、ユーザ用画面(図11)を提供する(ステップW-4)。このユーザ用画面(図11)の試験検索・申し込みボタン(E-1)を押すと、試験申し込みモジュール230は、試験選択・申し込み画面(図19)を提供する。
【0080】
ステップW-5での検証結果において、申し込みの場合は、ユーザ410は、試験選択・申し込み画面(図19)にて、試験名(L-1)、試験機関名(L-2)、及び受験料金(L-3)を入力し、検索ボタン(L-4)を押すことで、試験(情報)を検索することができる(ステップW-6)。この検索結果は、試験選択・申し込み画面(図19)に表示される。試験名(入力した試験名(L-1)の詳細)は、試験情報112の試験名112Bより検索される。試験機関名を選択する時の試験機関名(L-2)は、試験グループ111の試験機関名111Fを候補として表示される。該選択された試験機関の試験グループID111Aと同じ試験グループID112Gを試験情報112より検索する。受験料金(入力した受験料金範囲(L-3)の実際)は試験情報112の受験料金112Hより検索し、表示する。
【0081】
また、一覧表示の際には使用可能ポイント(L-5)を表示するが、この計算は、対象のユーザ410が過去に受験した結果である試験結果情報213の受験予定ID213B及び受験予定情報115の受験予定ID115Aをリレーションすることで、受験予定情報115のユーザID115Bのユーザ410が試験ID115Cの試験を受験し、試験結果情報213の点数213Cの点数を取得したことが分かる。
【0082】
また、ユーザ410が、過去にポイントの使用や、ポイントに変換可能な点数情報を交換した場合、どの試験の点数をポイントに変換・交換して使用・取得したかという情報を、ポイント使用履歴情報214のユーザID214B、試験ID214C、使用点数214Dより導き出す。その差し引きを計算すると、ユーザ410に対して「どの試験IDに対して何点分の点数がポイントに変換できるか」という情報を試験申し込みモジュール230が計算する。この検索の結果、表示される試験の試験ID112Aと試験グループID112Gと前述した試験申し込みモジュール230が計算した「どの試験IDに対して何点分の点数がポイントに変換できるか」という情報の試験ID112Aと試験グループID112Gを比較して、同試験ポイント乗率112I を適用すべきか、グループ試験ポイント乗率112Jを適用すべきか、他試験ポイント乗率112を適用用すべきかを、検索結果の試験毎に判断して使用可能ポイントを計算し、試験選択・申し込み画面(図19)内の検索結果の使用可能ポイント(L-5)に表示する(ステップW-7)。
【0083】
ユーザ410は、試験選択・申し込み画面(図19)内の検索結果一覧から申し込む試験を選択し、申し込みボタン(L-7)を押し、受験日時を登録する。申し込みを行った場合、試験申し込みモジュール230は、受験予定情報115に申し込みをしたユーザ情報をユーザID115Bに、申し込んだ試験情報を試験ID115Cに、及び受験日時を115Dに、それぞれ格納し、さらに、試験申し込みモジュール230が発行した試験予定IDを試験予定ID115Aに格納する。また受験申し込みの際に使用したポイントはポイント使用履歴情報214に書き込まれる。この書き込まれる内容は、実際にポイントに変換した試験の点数とその試験IDである。
【0084】
ユーザID214Bにはポイントを使用したユーザのユーザID211Aを書き込み、試験ID214Cと使用点数214Dには、前述した試験申し込みモジュール230が計算した「どの試験IDに対して何点分の点数がポイントに変換できるか」という情報からとって、その試験IDを試験ID214Cに書き込み、さらに、ポイントに変換した点数を使用点数214Dに書き込む。1つの試験ID及び使用ポイント毎に前記のデータを書き込み、全ての対象のデータの受験予定214Eには、ポイントを使用して受験を申し込んだときに発行された試験予定ID115Aを格納する。各データのポイント使用履歴ID214Aには試験申し込みモジュール230が発行したポイント使用履歴IDが書き込まれる(ステップW-8)。その後申し込み結果を画面に表示し(ステップW-9)、受験の申し込み管理の処理を終了する。
【0085】
また、ステップW-5 での検証結果において、受験申し込みをキャンセルする場合は、試験申し込みモジュール230より提供されるユーザ用画面(図11)の受験予定試験一覧よりキャンセルボタン(E-8)を押す。ユーザ用画面(図11)の受験予定試験一覧は受験予定情報115の情報より構成されており、キャンセル処理で対象の受験予定情報115の情報が削除され、同時に受験予定ID115Aに一致する受験予定ID214Eのデータがポイント使用履歴情報214から削除される(ステップW-10)。その後、キャンセル処理の結果を画面に表示し(ステップW-11)、受験の申し込み管理の処理を終了する。
【0086】
図29は、試験の受験処理の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図29に示すフローチャートを参照して、試験の受験処理の場合の動作を説明するが、上記の試験の受験処理に使用される受験端末310の操作画面は、図20に示す画面であるので、以下では、この場合の図20に示す操作画面についても併せて説明する。
図20は、試験を受験する際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【0087】
先ず、ユーザ410は、受験端末310を使用して、インターネット/組織内ネットワーク等900を介し、試験実施モジュール130にアクセスする(ステップX-2)。これにより、試験実施モジュール130は、ユーザ410に、試験受験ログイン画面(図20)を提供する。ここで、ユーザ410は、ユーザID(M-1)、パスワード(M-2)、及び試験ID(M-3)を入力し、試験実行ボタン(M-4)を押す。これにより、試験実施モジュール130により、ユーザ情報211に基づくユーザ認証がなされる。
【0088】
また、受験予定情報115より入力された試験ID(M-3)が受験予定情報の試験ID115C と一致しているか否かが確認される(ステップX-3)。このユーザ認証、受験予定認証を通過した場合、試験実施モジュール130は、試験実施画面(図示は省略)を、ユーザ410に提供する。この試験実施画面は、受験予定の試験ID115Cと一致する試験ID112Aの試験情報112から取得し、その試験ID112Aと一致する試験ID113Bを有する問題を問題情報113から取得し、そこに格納されている問題ID113Aと一致する問題ID114Bを有する選択肢を選択肢情報114から取得することで作成する(ステップX-4)。
【0089】
試験終了後は、試験実施モジュール130は、受験した対象の受験予定情報115の受験予定ID115Aを試験結果情報213の受験予定ID213Bに、点数データを点数213Cに、それぞれ書き込む。さらに、試験結果が合格だった場合は合否フラグ214に"1"を書き込み、また、不合格だった場合は該フラグに"0"を書き込む。さらに、試験実施モジュール130は、試験結果IDを発行し、試験結果ID213Aに書き込む(ステップX-5)。
【0090】
図30は、ポイントの管理処理(即ち、ポイントの確認とポイント変換用の点数情報の移行処理)の場合の動作手順を示すフローチャート図である。
次に、図30に示すフローチャートを参照して、ポイントの管理処理の場合の動作を説明するが、上記のポイントの管理処理に使用されるユーザ端末320の操作画面は、図4,11,21に示す画面であるので、以下では、この場合の図4,11,21に示す操作画面についても併せて説明する。
図21は、ユーザポイントを管理する際のユーザ用操作画面を示す説明図である。
【0091】
先ず、ユーザ410は、ユーザ端末320を使用して、インターネット/組織内ネットワーク等900を介し、試験申し込みモジュール230にアクセスする(ステップY-2)。これにより、試験申し込みモジュール230が、ログイン画面(図4)を提供するので、ユーザID(A-1)、パスワード(A-2)を入力し、ログインボタン(A-4)を押す。これにより、試験申し込みモジュール230により、ユーザ情報211に基づくユーザ認証がなされる(ステップY-3)。このユーザ認証を通過した場合、試験申し込みモジュール230は、ユーザ用画面(図11)を提供する。このユーザ用画面(図11)でポイント管理ボタン(E-3)を押すと、試験申し込みモジュール230は、ポイント管理画面(図21)を提供する。
【0092】
ポイント管理画面(図21)にはユーザポイント使用可能持ち点一覧(N-1)としてポイント移行可能な試験点数とポイント還元情報が表示される。これは試験情報112と受験結果情報213と受験予定情報115より、ログインしているユーザの試験が終了している試験IDとその点数の情報と、ログインしているユーザの情報をポイント使用履歴情報214のポイント使用・移行情報から導き出されたものである(ステップY-4)。この後、ステップY-5 での検証により、ユーザ410がポイント移行しない場合は、直ちにポイント管理処理を終了する。
【0093】
また、ステップY-5での検証により、ユーザ410がポイント移行する場合は、試験申し込みモジュール230が提供するポイント管理画面(図21)にて、移行用の情報として、試験ID(N-2)、点数(N-3)、及び移行先のユーザID(N-4)を入力し、実行ボタン(N-5)を押す。ここで試験申し込みモジュール230は、移行元ユーザと移行先ユーザのユーザ情報211内の所属グループID211Hとの一致を確認し、移行情報をポイント使用履歴情報214に書き込む。ここで、ポイント使用履歴情報214に格納する使用点数は、点数消費のときは正の数、また、ポイント移行によってポイントを取得したときは負の数を格納するものとする。
【0094】
この実施形態によれば、試験の点数を元にしてポイントを発行し、次回の受験料の割引に使用することができる。このように試験の結果(点数)を元にしてポイントを発行することで、受験者のモチベーションの向上や、再受験や他試験への受験を促進する効果が生じる。
また、ポイント管理の際には、ポイントと試験の種類についての倍率を試験毎に定めることで、たとえ点数の範囲(即ち、最大点と最小点)が異なる試験の場合であっても、同じポイントの運用が可能になる効果がある。
さらに、ユーザ同士でポイントに変換可能な点数情報を交換できる構成としたので、ユーザ同士がポイントの交換を行うことが可能となり、同試験等の受験率の向上に役立つ効果が得られる。
【0095】
なお、本発明に係る資格取得試験のポイント管理システムの各構成要素の処理の少なくとも一部をコンピュータ制御により実行するものとし、かつ、上記処理を、図22〜30の各フローチャートで示した手順によりコンピュータに実行せしめるプログラムは、半導体メモリを始め、CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少なくともマイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ、汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行するものとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明は、資格取得試験のポイント管理システムの構築に適用可能であり、特に、資格取得試験の点数によるポイントの発行と、該ポイントの使用を可能にすると共に、ユーザ間でのポイント交換ができるようにして、受験を促進させることができる資格取得試験のポイント管理システムの構築に好適である。
【符号の説明】
【0097】
100 試験実施システム
111 試験グループ情報(データベース)
112 試験情報(データベース)
113 問題情報(データベース)
114 選択肢情報(データベース)
115 受験予定情報(データベース)
120 試験管理モジュール
130 試験実施モジュール
200 ポイント・受験管理システム
211 ユーザ情報(データベース)
212 ユーザグループ情報(データベース)
213 試験結果情報(データベース)
214 ポイント使用履歴(データベース)
220 ユーザ登録モジュール
230 試験申し込みモジュール
310 受験端末(端末装置)
320 ユーザ端末(端末装置)
330 管理端末(端末装置)
900 インターネット組織内ネットワーク等

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験の実施と試験の作成管理とを担う試験実施システムと、
ユーザ情報、試験結果情報、及びポイント使用履歴を管理するポイント・受験管理システムと、
前記試験実施システムと通信網を介して通信可能に接続される受験者用端末装置と、
前記試験実施システム及び前記ポイント・受験管理システムと前記通信網を介して通信可能に接続される管理者用端末装置と、
前記ポイント・受験管理システムと前記通信網を介して通信可能に接続されるユーザ用端末装置と、
を備えたことを特徴とする資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項2】
前記試験実施システムは、試験グループ情報を記憶するための試験グループ情報データベースと、試験情報を記憶するための試験情報データベースと、問題情報を記憶する問題情報データベースと、問題の選択肢情報を記憶するための選択肢情報データベースと、受験予定情報を記憶するための受験予定情報データベースと、試験の実施組織を形成する試験グループ、試験、試験問題、及び試験の選択肢の各々についての登録・変更・削除を担う試験管理手段と、ユーザに対する試験の実施を管理すると共に試験画面を提供し、問題抽出処理と、試験終了後の試験結果の書き込み処理を担う試験実施モジュール手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項3】
前記ポイント・受験管理システムは、ユーザ情報を記憶するユーザ情報データベースと、ユーザグループ情報を記憶するユーザグループ情報データベースと、試験結果情報を記憶する試験結果情報データベースと、ポイント使用履歴を記憶するポイント使用履歴データベースと、管理者によるユーザ登録処理及びユーザグループ登録処理を担うと共にユーザによるユーザ登録処理、ユーザグループ登録処理、受験の申し込み処理、及びポイントの管理を担う試験申し込み手段と、前記試験申し込み手段と連携して、ユーザからのアクセスに基づくユーザの登録・変更・更新処理、及び前記ユーザグループ情報の変更・削除の処理を担うユーザ登録手段と、を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項4】
前記試験グループ情報データベースは、試験グループIDを主キーにして、グループ名、登録用パスワード、管理者ID、管理用パスワード、及び試験機関名を格納し、
前記試験情報データベースは、試験IDを主キーにして、試験名、出題数、最大点数、最小点数、合格点、試験グループID、受験料金、試験ポイント乗率、グループ試験ポイント乗率、他の試験ポイント乗率、ポイント管理割合、管理者ID、登録用パスワード、及び管理用パスワードを格納することを特徴とする請求項2記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項5】
前記問題情報データベースは、問題IDを主キーにして、試験ID、問題文、点数、管理者ID、及び管理用パスワードを格納し、
前記選択肢情報データベースは、前記選択肢IDを主キーにして、問題ID、選択肢文、及び正解フラグを格納することを特徴とする請求項2記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項6】
前記ユーザ情報データベースは、ユーザIDを主キーにして、当該ユーザの、氏名、生年月日、パスワード、メールアドレス、住所、電話番号、所属グループID、及び管理者フラグを格納し、
前記ユーザグループ情報データベースは、ユーザグループIDを主キーにして、ユーザグループ名、登録用パスワード、代表ユーザID、及び管理用パスワードを格納することを特徴とする請求項3記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項7】
前記試験結果情報データベースには、試験結果IDを主キーにして、受験予定ID、点数、及び合否フラグを格納することを特徴とする請求項3記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項8】
前記ポイント処理履歴情報データベースには、ポイント使用履歴IDを主キーとして、ユーザID、試験ID、使用点数、及び受験予定IDを格納することを特徴とする請求項3記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項9】
前記ポイントの発行に際しては、発行するポイントを、前記試験情報データベースに登録されている事前に定められた各試験の点数に対する乗率により決定し、かつ受験する試験がポイントを発行する元となった試験または該試験と同じ資格認定機関若しくは試験作成機関の試験を受験する場合と、前記機関以外の試験を受験する場合とで、前記乗率を変化させることを特徴とする請求項3記載の資格取得試験のポイント管理システム。
【請求項10】
前記ユーザ情報データベースの前記所属グループIDにはユーザが所属するユーザグループのIDを格納し、該所属グループIDの値でもってポイント交換先の他のユーザと同じグループか否かを判断することで、他のユーザとのポイントの交換を可能にすることを特徴とする請求項8記載の資格取得試験のポイント管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2011−141736(P2011−141736A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−1956(P2010−1956)
【出願日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)