説明

購入予約装置、購入予約プログラム、購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び購入予約方法

【課題】商品の継続的な購入を促すことができる購入予約装置、購入予約プログラム、購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び購入予約方法を提供する。
【解決手段】購入予約装置100は、ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、商品を購入可能な複数の時期のうち、ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部110に接続可能である。また、購入予約装置100は、記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部170を備える。さらに、購入予約装置100は、指定時期が到来したと判定される度に、指定時期を表す指定時期情報に対応付けられた購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部180を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、購入予約装置、購入予約プログラム、購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び購入予約方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、レースの投票者によって設定された投票条件が、当該レースの出走表(つまり、番組)が確定した後に成立すると、当該番組が確定する前に指定された競技者に対して投票を行う予約投票システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−109119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1の予約投票システムは、個別の番組、個別の競技者に対して投票することを目的としていた。したがって、投票者が必ずしも継続して投票を行うものではなかった。このため、投票者が継続して投票を行うことを促す予約投票システムが強く望まれている。さらに、このような予約投票システムを各種の商品の購入予約に応用したい、との要望も強い。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、購入者による事前の商品購入予約を容易にすることで、購入者による商品の継続的な購入を促す購入予約装置、購入予約プログラム、購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び購入予約方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る購入予約装置は、
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能であり、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、を備える、
ことを特徴とする。
【0007】
また、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記商品は、前記商品と交換可能な金額が前記商品の購入時において確定しない商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザによって指定された前記ユーザにとっての吉日である又は前記ユーザにとっての凶日と異なる日である、
としても良い。
【0008】
さらに、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記ユーザにとっての吉日は、前記ユーザに指定された六曜、前記ユーザの誕生日及び結婚記念日、並びに前記ユーザの親族の誕生日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日を含む、
としても良い。
【0009】
さらに、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記ユーザにとっての凶日は、前記ユーザに指定された六曜、並びに前記ユーザの配偶者の命日、親族の命日、恋人の命日、及び友人の命日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日を含む、
としても良い。
【0010】
さらにまた、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記商品は、金融商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザにとっての吉日において、前記ユーザによって指定された金融指標が前記ユーザによって指定された吉日用の条件を満足するタイミングが含まれる、
としても良い。
【0011】
さらにまた、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記商品は、金融商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザにとっての凶日において、前記ユーザによって指定された金融指標が前記ユーザによって指定された凶日用の条件を満足するタイミングが含まれる、
としても良い。
【0012】
また、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記商品は、前記商品に対する払戻金額が前記商品の購入時において確定しない投票券であり、
前記記憶部は、指定時期を表す指定時期情報と、全ユーザに対する前記指定時期を指定したユーザの割合を表す割合情報と、前記指定時期を指定した複数のユーザに対してそれぞれ払い戻された払戻金額の内で、所定の金額よりも高い払戻金額を表す払戻金額情報とを対応付けて複数記憶し、
前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報を取得する取得部、
前記取得された指定時期情報に対応付けられた割合情報で表される割合が所定の割合よりも高い場合に、前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報であって、前記取得された指定時期情報とは異なる指定時期情報と、当該異なる指定時期情報に対応付けられた払戻金額情報とを出力する出力部、をさらに備える
としても良い。
【0013】
さらにまた、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記商品は、前記商品に対する払戻金額が前記商品の購入時において確定しない投票券であり、
前記記憶部は、指定時期を表す指定時期情報と、全ユーザに対する前記指定時期を指定したユーザの割合を表す割合情報と、前記指定時期を指定した複数のユーザに対してそれぞれ払い戻された払戻金額の内で、所定の金額よりも高い払戻金額を表す払戻金額情報とを対応付けて複数記憶し、
所定の割合よりも高い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報を前記記憶部から取得する取得部、
前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報であって、前記取得された指定時期情報とは異なる指定時期情報と、当該異なる指定時期情報に対応付けられた払戻金額情報とを出力する出力部、をさらに備える、
としても良い。
【0014】
さらにまた、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記取得部は、前記ユーザによって再指定された指定時期を表す指定時期情報を再取得し、
前記再取得された指定時期情報と、前記ユーザを識別する識別情報とを対応付けて前記記憶部に保存する保存部、をさらに備える、
としても良い。
【0015】
さらにまた、第1の観点に係る購入予約装置において、
前記取得部は、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報、及び再指定された指定時期を表す指定時期情報のいずれも取得しない場合に、前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報を前記記憶部から取得し、
前記保存部は、前記取得された指定時期情報を、前記ユーザを識別する識別情報に対応付けて前記記憶部に保存する、
としても良い。
【0016】
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る購入予約プログラムは、
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能なコンピュータを、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、として機能させる、
ことを特徴とする。
【0017】
また、上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体が記録した購入予約プログラムは、
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能なコンピュータを、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、として機能させる、
ことを特徴とする。
【0018】
さらに上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る購入予約方法は、
判定部及び購入部を備える購入予約装置が実行する方法であって、
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部に記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを、前記判定部が判定する判定ステップ、
前記購入部が、前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入ステップ、を有する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る購入予約装置、購入予約プログラム、購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び購入予約方法によれば、購入者による事前の商品購入予約を容易にすることで、購入者による商品の継続的な購入を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施例1に係る購入予約装置で構成される購入予約システムの一構成例を表すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例1に係る購入予約装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。
【図3】購入予約装置が実行する指定時期情報保存処理の一例を表すフローチャートである。
【図4】購入予約装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。
【図5】購入予約装置が記憶するユーザテーブルの一例を表す図である。
【図6】購入予約装置が記憶する購入時期テーブルの一例を表す図である。
【図7】購入予約装置が記憶する予約テーブルの一例を表す図である。
【図8】購入予約装置が記憶する負荷テーブルの一例を表す図である。
【図9】購入予約装置が記憶する決済テーブルの一例を表す図である。
【図10】購入予約装置が実行する指定時期情報取得処理の一例を表すフローチャートである。
【図11】(a)は、時期指定画面の一例を表す図である。(b)は、時期再指定画面の一例を表す図である。(c)は、決済方法指定画面の一例を表す図である。
【図12】購入予約装置が実行する認証処理の一例を表すフローチャートである。
【図13】購入予約装置が記憶する投票期間テーブルの一例を表す図である。
【図14】購入予約装置が記憶する第1回投票内容テーブルの一例を表す図である。
【図15】購入予約装置が実行する投票券購入処理の一例を表すフローチャートである。
【図16】実施例2に係る購入予約装置が記憶する指定条件テーブルの一例を表す図である。
【図17】実施例2に係る購入予約装置が実行する金融商品購入処理の一例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。
【実施例1】
【0022】
本発明の実施例1に係る購入予約装置100は、商品の購入予約と購入時期の指定とを受け付け、指定された時期に予約された商品を購入する。本実施例において、購入される商品は、スポーツ振興投票券(つまり、スポーツくじ)であるとして説明を行う。購入予約装置100によって購入されるスポーツ振興投票券は、サッカーの試合結果に対する予想を当該試合が開催される前に投票したこと及び投票した予想内容を表す。スポーツ振興投票券を購入したユーザは、投票した予想が的中すると、当該投票券と引き替えに払戻金を得られる。本実施例において、スポーツ振興投票券は、必ずしも上記内容を印刷された紙媒体である必要は無く、上記内容を表す電子ファイルであっても良い。本実施例において、購入予約装置100は、スポーツ振興投票券の購入予約を受け付けるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、例えば、勝馬投票券、勝者投票券、勝車投票券、及び勝舟投票券の購入予約を受け付けても良い。
【0023】
購入予約装置100は、図1に示すような購入予約システム1を構成する。購入予約システム1は、購入予約装置100の他に、コンピュータ通信網11及び12(以下単に、通信網11及び12という)と、端末装置201及び202と、販売サーバ301と、決済サーバ302b及び決済サーバ302cとで構成される。端末装置201及び202は、それぞれ同様の構成を有するため、以下、端末装置201についてのみ説明する。
【0024】
通信網11及び12は、それぞれインターネットで構成される。通信網11及び12は、LAN(Local Area Network)又は公衆回線網であっても良い。
【0025】
購入予約装置100について説明する前に、端末装置201について説明する。
端末装置201は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部と、キーボードなどの入力部とを備えたパーソナル・コンピュータで構成される。端末装置201は、ユーザの操作に応じた各種の信号を入力し、入力された信号に基づいた情報を購入予約装置100へ送信する。また、端末装置201は、購入予約装置100から返信された情報を受信し、受信された情報に基づいて表示部に各種の表示を行う。
【0026】
販売サーバ301は、スポーツくじの胴元によって管理され、購入予約装置100から受信するリクエスト(つまり、要求)に応じてスポーツ振興投票券(以下単に、投票券という)を販売する。決済サーバ302bは、ユーザによって口座が開設された銀行によって管理され、購入予約装置100から受信するリクエストに応じて、端末装置201を使用するユーザの銀行口座を用いた決済を行う。決済サーバ302cは、クレジットカードの発行会社によって管理され、購入予約装置100から受信するリクエストに応じて、端末装置201のユーザが使用するクレジットカードを用いた決済を行う。
【0027】
購入予約装置100は、ウェブサーバソフトウェアをインストールされたサーバ機である。購入予約装置100は、投票券を購入(つまり、投票)可能な期間(以下、投票期間という)における複数の時期の内で、端末装置201を使用するユーザに指定された時期(以下、指定時期という)を表す情報(以下、指定時期情報という)を端末装置201から受信する。その後、購入予約装置100は、受信された指定時期情報で表される指定時期が到来すると投票券を購入し、購入した投票券の内容を表す情報を端末装置201へ返信する。本実施例において、投票期間は、例えば、サッカーの試合の開始1週間前の午後12時から当該試合が行われる日の午後12時までであるとして説明するが、これに限定される訳ではない。また、本実施例において、投票期間における複数の時期は、投票期間における7日(つまり、7つの時期)であるとして説明するが、これに限定される訳ではない。
【0028】
購入予約装置100は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、LAN(Local Area Network)カード100f及び100g、ビデオカード100h、LCD100i、キーボード100j、スピーカ100k、及びマウス100lで構成される。
【0029】
CPU100aは、ROM100b又はハードディスク100dに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、購入予約装置100の全体制御を行う。RAM100cは、CPU100aによるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。
【0030】
ハードディスク100dは、各種の情報(つまり、データ)を保存した表(つまり、テーブル)を記憶する記憶部である。尚、購入予約装置100は、ハードディスク100dの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
【0031】
メディアコントローラ100eは、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク(Blu-ray Disc)(登録商標)を含む記録媒体から各種のデータ及びプログラムを読み出す。
【0032】
LANカード100fは、通信網11を介して接続する端末装置201及び202との間でデータを送受信する。LANカード100gは、通信網12を介して接続する販売サーバ301並びに決済サーバ302b及び302cとの間でデータを送受信する。キーボード100j及びマウス100lは、ユーザの操作に応じた信号又は情報を入力する。
【0033】
ビデオカード100hは、CPU100aから出力されたデジタル信号に基づいて画像を描画(つまり、レンダリング)すると共に、描画された画像を表す画像信号を出力する。LCD100iは、ビデオカード100hから出力された画像信号に従って画像を表示する。スピーカ100kは、CPU100aから出力された信号に基づいて音声を出力する。なお、購入予約装置100は、LCD100iの代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。
【0034】
購入予約装置100のCPU100aは、図2のハードウェアを用いて、図3に示すような指定時期情報保存処理を実行することで、図4に示すような取得部120、認証部130、保存部140、及び出力部160として機能する。また、CPU100aは、図2のハードディスク100d又はLANカード100fを介して接続する外付けのハードディスク若しくはハードディスクを搭載したデータサーバと協働して図4の記憶部110として機能する。尚、指定時期情報保存処理は、端末装置201から取得した指定時期情報を記憶部110へ保存する処理をいう。
【0035】
図4の記憶部110は、図5に示すようなユーザテーブルを記憶している。図5のユーザテーブルには、ユーザを識別するユーザ識別情報(以下、ユーザIDという)と、ユーザにとって祝い事のある日を表す情報とが対応付けられて複数保存されている。ユーザにとって祝い事のある日は、ユーザの誕生日、結婚記念日、及び配偶者の誕生日、並びにユーザの親族の誕生日を含むとして説明する。しかし、ユーザにとって祝い事のある日は、これらに限定されるのではなく、ユーザの婚約記念日、ユーザの友人又は恋人の誕生日であっても良い。
【0036】
また、図4の記憶部110は、図6に示すような購入時期テーブルをさらに記憶する。図6の購入時期テーブルには、購入時期を識別する情報(以下、時期IDという)と、購入時期を表す購入時期情報とが対応付けられて複数保存されている。尚、図6の購入条件テーブルに保存された情報で表される購入時期は、先勝の日、友引の日、先負の日、仏滅の日、大安の日、及び赤口の日を含む。また、図6の購入時期は、日曜、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、及び土曜を含む。さらに、図6の購入時期は、1日、2日、及び31日などをさらに含む。またさらに、図6の購入時期は、ユーザの誕生日と同じ又は異なる月の当該誕生日と同じ日、ユーザの結婚記念日と同じ又は異なる月の当該記念日と同じ日、ユーザの配偶者の誕生日と同じ又は異なる月の当該誕生日と同じ日を含む。
【0037】
また、図4の記憶部110は、図7に示すような予約テーブルをさらに記憶する。図7の予約テーブルは、ユーザIDと、ユーザIDで識別されるユーザが指定した指定時期を識別する情報(以下、指定時期IDという)と、指定時期を表す指定時期情報と、指定時期が到来した場合に購入するように予約された口数(以下、購入口数という)を表す情報(以下、購入数情報という)とが対応付けられて保存されている。
【0038】
また、図4の記憶部110は、図8に示すような負荷テーブルをさらに記憶する。図8の負荷テーブルは、指定時期IDと、指定時期情報と、当該指定時期情報で表される指定時期を採用したユーザの数を表す採用人数情報と、購入予約システム1を使用する全てのユーザに対する、当該指定時期情報で表される指定時期を指定したユーザの割合を表す割合情報と、当該指定時期を指定したユーザが購入した投票券に対して払い戻された払戻金額の内で最高の金額(以下、最高払戻金額という)であって、所定の金額よりも高い金額を表す払戻金額情報とが対応付けられて複数保存されている。尚、本実施例において、所定の金額は、1億円であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、当業者は、実験により好適な金額を定めることができる。
【0039】
また、図4の記憶部110は、図9に示すような決済テーブルをさらに記憶する。図9の決済テーブルには、ユーザIDと、ユーザIDで識別されるユーザが決済に用いるクレジットカードを特定するカード特定情報とが対応付けられて複数保存されている。尚、カード特定情報は、クレジットカードに表示されたユーザの氏名を表す氏名情報と、当該クレジットカードの発行会社名を表す発行会社名情報と、当該クレジットカードの番号を表す番号情報と、当該クレジットカードの有効期限を表す有効期限情報とを含む。また、図9の決済テーブルは、ユーザIDと、ユーザIDで識別されるユーザが決済に用いる銀行口座を特定する口座特定情報とが対応付けられて複数保存されている。尚、口座特定情報は、銀行口座を開設した名義人の氏名を表す名義人情報と、当該銀行口座が開設された銀行名を表す銀行名情報と、当該銀行口座の開設された支店を識別する支店番号情報と、当該銀行口座の口座番号を表す口座番号情報とを含む。
【0040】
尚、図4の記憶部110は、銀行の名称を表す銀行名情報と、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやドメン名等の当該銀行が管理する決済サーバ302bを識別するサーバ識別情報とを対応付けて記憶している。同様に、記憶部110は、クレジットカードの発行会社の名称を表す発行会社名情報と、例えば、IPアドレス等の当該発行会社が管理する決済サーバ302cを識別するサーバ識別情報とを対応付けて記憶している。また、記憶部110は、ユーザのユーザIDと、ユーザのパスワードを表す情報とを対応付けて複数記憶している。さらに、記憶部110は、日付を表す情報と、当該日付の曜日を表す情報と、当該日付の六曜を表す情報とを対応付けたカレンダ情報を記憶している。
【0041】
図2のLANカード100fが、ユーザIDと、パスワードを表す情報とを端末装置201から受信すると、図3の指定時期情報保存処理が開始される。指定時期情報保存処理が開始されと、図4の取得部120は、LANカード100fからユーザIDと、パスワードを表す情報とを取得する。次に、認証部130は、取得されたユーザIDと対応付けて記憶されたパスワードを表す情報を記憶部110から検索し、取得された情報で表されるパスワードが、検索された情報で表されるパスワードと一致するか否かに基づいて、端末装置201のユーザがユーザ認証をクリアしたか否かを判別する(ステップS01)。
【0042】
ステップS01において、認証部130は、ユーザが認証をクリアしなかったと判別すると(ステップS01;No)、端末装置201に対してユーザが認証をクリアしなかったことを表すメッセージを返信した後に、条件指定処理の実行を終了する。尚、端末装置201は、購入予約装置100から受信したメッセージを表示する。これに対して、認証部130が認証をユーザがクリアしたと判別すると(ステップS01;Yes)、図10に示すような指定時期情報取得処理の実行が開始される(ステップS02)。
【0043】
図10の指定時期情報取得処理の実行が開始されると、図4の認証部130は、図6の購入時期テーブルに保存された購入時期情報を複数読み出す(ステップS11)。次に、認証部130は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)ファイルなどの、図11(a)に示すような時期指定画面を表す情報(以下、時期指定画面情報という)を記憶部110から読み出す(ステップS12)。次に、出力部160は、ステップS11で読み出された複数の購入時期情報と時期指定画面情報とを、図2のLANカード100fへ出力する(ステップS13)。その後、LANカード100fは、複数の購入時期情報と時期指定画面情報とを端末装置201へ送信する。
【0044】
端末装置201は、購入予約装置100から受信した情報で表される時期指定画面のリストLTに、複数の購入時期情報でそれぞれ表される購入時期を表示する。ユーザは、時期指定画面のリストLTを視認した後に、表示された購入時期の内で、ユーザにとっての吉日である時期を購入時期として指定する。
【0045】
ここで、あるユーザにとっての吉日は、一般的に吉日であるとされる六曜の大安であるとは限らない。例えば、一般的に凶日であるとされる仏滅に購入された投票券は、そうでない投票券よりも払戻金額が高いという統計結果や噂を信じるユーザにとって、投票券を購入する日として縁起が良い日(つまり、吉日)は、仏滅の日である。また、ユーザの誕生日などのユーザが祝い事を行う日又は当該ユーザにとって思い入れのある日は、例え、仏滅であっても、当該ユーザにとってはめでたい日であるので、当該ユーザにとっての吉日である。
【0046】
ユーザが購入時期の指定及び購入口数の指定を行うために、図2のキーボード100j及びマウス100lを操作すると、端末装置201は、ユーザに操作されたキーボード100j及びマウス100lから入力される信号に基づいて、指定時期情報及び購入数情報を生成し、生成された指定時期情報及び購入数情報を購入予約装置100へ送信する。
【0047】
その後、図2のLANカード100fは、端末装置201から指定時期情報と購入数情報とを受信し、図4の取得部120は、これらの情報をLANカード100fから取得する(図10のステップS14)。次に、認証部130は、図8の負荷テーブルから、ステップS14で取得された指定時期情報に対応付けられた割合情報を検索する(ステップS15)。端末装置201のユーザによって指定された指定時期と同じ時期を指定したユーザの数が全体のユーザ数に占める割合を取得するためである。
【0048】
次に、認証部130は、検索された割合情報で表される割合が、所定の割合よりも大きいか否かを判別する(ステップS16)。本実施例において、所定の割合は、50%であるとして説明を行うが、これに限定される訳ではなく、当業者は、好適な割合を実験により定めることができる。また、所定の割合を表す情報は、予め記憶部110に記憶されている。
【0049】
ステップS16において、認証部130は、検索された割合情報で表される割合が所定の割合以下であると判別すると(ステップS16;No)、指定時期情報取得処理の実行を終了する。これに対して認証部130は、検索された割合情報で表される割合が所定の割合よりも大きいと判別すると(ステップS16;Yes)、図8の負荷テーブルに保存された割合情報で表される割合の内で、最も低い割合であって、上記所定の割合(本実施例では50%)よりも低い割合(以下、最低割合という)を表す割合情報(以下、最低割合情報という)を検索する。次に、認証部130は、最低割合情報に対応付けられた指定時期情報と、払戻金額情報とを検索する(ステップS17)。
【0050】
次に、出力部160は、検索された指定時期情報と払戻金額情報とを、図2のLANカード100fへ出力する(ステップS18)。また、LANカード100fは、出力された時期情報と払戻金額情報とを端末装置201へ返信する。尚、端末装置201は、購入予約装置100から受信した時期情報で表される時期と、払戻金額情報で表される払戻金額とを、図11(b)に示すような時期再指定画面へ表示させる。ユーザが時期再指定画面を視認した後に、時期再指定画面に表示された時期を指定時期として指定する場合には、端末装置201は、ユーザの操作に応じて、当該表示された時期を指定時期とした後に指定時期情報を購入予約装置100へ送信する。これに対して、ユーザが時期再指定画面に表示された時期を指定時期として指定しない場合には、ユーザに操作された端末装置201は、指定時期情報を購入予約装置100へ送信しない。
【0051】
図10のステップS18の後に、端末装置201から指定時期情報が再送されると、図2のLANカード100fは、指定時期情報を再受信する。LANカード100fが所定時間以内に指定時期情報を再受信すると、取得部120は、ステップS14で取得した指定時期情報を破棄してから、LANカード100fから指定時期情報を再取得した後に(ステップS19)、指定時期情報取得処理の実行を終了する。これに対して、端末装置201から指定時期情報が所定時間経過しても再送されないと、取得部120は、指定時期情報取得処理の実行を終了する。
【0052】
図3のステップS02の後に、認証部130は、端末装置201のユーザが投票券の購入代金に対する支払能力を有したユーザであるか否か認証する、図12に示すような認証処理を実行する(ステップS03)。図12の認証処理を開始すると、認証部130は、図11(c)に示すような決済方法指定画面を表す情報(以下、決済方法指定画面情報という)を記憶部110から読み出し(ステップS21)、読み出した決済方法指定画面情報を、図2のLANカード100fへ出力する(ステップS22)。次に、LANカード100fは、出力された情報を端末装置201へ送信する。
【0053】
端末装置201は、購入予約装置100から受信した情報で表される決済方法指定画面を表示部に表示する。その後、端末装置201は、ユーザに指定された決済方法が、クレジットカード決済であるか銀行口座決済であるかを表す指定決済方法指定情報を、ユーザの操作に従って購入予約装置100へ送信する。クレジットカード決済が指定された場合には、端末装置201は、ユーザが決済に使用するクレジットカードを特定するカード特定情報(つまり、氏名情報、発行会社名情報、番号情報、及び有効期限情報)を購入予約装置100へ送信する。これに対して、銀行口座決済が指定された場合には、端末装置201は、ユーザが決済に使用する銀行口座を特定する口座特定情報(つまり、名義人情報、銀行名情報、支店番号情報、及び口座番号情報)を購入予約装置100へ送信する。
【0054】
図12のステップS22の後に、図2のLANカード100fは、端末装置201から指定決済方法指定情報を受信し、図4の取得部120は、LANカード100fから指定決済方法指定情報を取得する(ステップS23)。次に、認証部130は、ユーザによって指定された決済方法が、クレジットカード決済か否かを判別する(ステップS24)。このとき、認証部130が、ユーザによって指定された決済方法がクレジットカード決済であると判別した場合には(ステップS24;Yes)、図2のLANカード100fは、カード特定情報を端末装置201から受信し、図4の取得部120は、LANカード100fから当該カード特定情報を取得する(ステップS25)。
【0055】
次に、認証部130は、カード特定情報に含まれる発行会社名を表す情報に対応付けられたサーバ識別情報を記憶部110から検索する。次に、出力部160は、検索されたサーバ識別情報と、カード特定情報と、空決済を求めるリクエストとを、図2のLANカード100gに出力する(ステップS26)。尚、空決済とは、決済金額を「0」円として行う決済をいう。その後、LANカード100gは、出力されたサーバ識別情報で識別される決済サーバ302cへ、出力されたカード特定情報と空決済を求めるリクエストとを送信する。
【0056】
決済サーバ302cは、購入予約装置100からカード特定情報と、空決済を求めるリクエストとを受信すると、受信したカード特定情報で特定されるカードを用いて空決済を行い、決済の実行結果を表す情報(以後、決済結果情報という)を購入予約装置100へ返信する。
【0057】
図12のステップS26の後に、図2のLANカード100gは、決済サーバ302cから決済結果情報を受信する。その後、取得部120は、LANカード100gから決済結果情報を取得する(ステップS27)。次に、認証部130は、決済が成功したという決済結果を決済結果情報が表すか否かを判別する(ステップS28)。このとき、決済結果情報が決済の成功を表す場合には(ステップS28;Yes)、ユーザの支払能力に対する認証が成功した(つまり、認証をクリアした)と判別する(ステップS29)。これに対して、決済結果情報が決済の失敗を表す場合には(ステップS28;No)、認証が失敗したと判別する(ステップS30)。ステップS29又はステップS30の後に、認証部130は、認証処理の実行を終了する。
【0058】
ステップS24において、ユーザによって指定された決済方法が銀行口座決済であると判別された場合に(ステップS24;No)、図2のLANカード100fは、ユーザが決済に用いる銀行口座を特定する口座特定情報を端末装置201から受信し、図4の取得部120は、LANカード100fから口座特定情報を取得する(ステップS31)。
【0059】
次に、認証部130は、口座特定情報に含まれる銀行名情報に対応付けられたサーバ識別情報を記憶部110から検索する。次に、出力部160は、検索されたサーバ識別情報と、口座特定情報と、残高照会を求めるリクエスト(以下、照会要求という)とを、図2のLANカード100gに出力する(ステップS32)。その後、LANカード100gは、出力されたサーバ識別情報で識別される決済サーバ302bへ、出力された口座特定情報と残高照会を求めるリクエストとを送信する。
【0060】
決済サーバ302bは、購入予約装置100から口座特定情報と、残高照会を求めるリクエストとを受信すると、受信したリクエストに応じて、受信された口座特定情報で特定される口座に対する残高照会を行い、照会された残高を表す情報(以後、照会結果情報という)を購入予約装置100へ返信する。
【0061】
図12のステップS32の後に、図2のLANカード100gは、決済サーバ302cから照会結果情報を受信する。その後、取得部120は、LANカード100gから照会結果情報を取得する(ステップS33)。次に、認証部130は、照会情報で表される残高が所定金額より多いか否かを判別する(ステップS34)。本実施例において、所定金額を表す情報は、記憶部110に予め記憶されており、好適な所定金額は、当業者が実験により定めることができる。
【0062】
ステップS34において、認証部130は、残高が所定金額より多いと判別すると(ステップS34;Yes)、認証が成功したと判別する(ステップS35)。これに対して、認証部130は、残高が所定金額以下であると判別する場合、又は口座が存在しないと判別する場合には(ステップS34;No)、認証が失敗したと判別する(ステップS36)。残高が所定金額以下である、又はユーザが決済に使用する口座が存在しないため、ユーザによって指定された購入時期が到来しても、投票券の購入に伴う決済を行うことができないためである。ステップS35又はステップS36の後に、認証部130は、認証処理の実行を終了する。
【0063】
図3のステップS03において、認証部130が認証失敗と判別すると(ステップS04;No)、認証部130は、指定時期情報保存処理の実行を終了する。これに対して、認証部130が認証成功と判別すると(ステップS04;Yes)、図4の保存部140は、ステップS01で取得されたユーザIDと、ステップS01で取得された指定時期情報と購入数情報とを対応付けて、図7の予約テーブルに保存する(ステップS05)。次に、保存部140は、ステップS01で取得されたユーザIDと、ステップS03で取得されたカード特定情報又は口座特定情報とを対応付けて、図9の決済テーブルに保存した後に(ステップS06)、指定時期情報保存処理の実行を終了する。
【0064】
図4の記憶部110は、図13に示すような投票期間テーブルを記憶する。図13の投票期間テーブルには、試合の開催回を表す開催回情報と、当該開催回の試合の結果に対する予想を投票できる投票期間(つまり、投票券を購入できる期間)の開始日時を表す情報と、投票期間の終了日時を表す情報と、試合結果の発表日を表す結果発表日情報とが対応付けられて保存されている。尚、投票期間の開始日時を表す情報と、終了日時を表す情報とを投票期間情報という。
【0065】
また、図4の記憶部110は、図13の投票期間テーブルに保存された情報で表される各開催回における投票内容を表す投票内容情報を記憶する投票内容テーブルを記憶する。具体的には、第1回の開催回における投票内容を表す投票内容情報が保存された、図14に示すような第1回投票内容テーブルなどが記憶されている。図14の第1回投票内容テーブルには、ユーザを識別するユーザIDと、ユーザが投票した投票内容を表す投票内容情報と、ユーザに対して払い戻される払戻金の金額を表す払戻金額情報とが対応付けて保存されている。
【0066】
具体的には、図14の第1回投票内容テーブルには、ユーザID「U001」と、AチームとBチームとの試合の結果がAチームの勝ちとなると予想したこと、CチームとDチームとの試合の結果がCチームの負けとなると予想したこと、及びEチームとFチームとの試合の結果が引き分けとなると予想したことを表す投票内容情報とが対応付けられて保存されている。同様に、記憶部110は、第2回から第57回の開催回における投票内容情報を記憶する第2回投票内容テーブルから第57回投票内容テーブルを記憶している。
【0067】
図2のCPU100aは、図15の投票券購入処理を実行することで、図4の取得部120、出力部160、判定部170、及び購入部180として機能する。尚、投票券購入処理は、例えば、3月から12月までといったサッカーの試合が開催されるシーズンにおいて、1日毎などの定周期で実行される。
【0068】
図15の投票券購入処理が開始されると、図4の取得部120は、OS(Operating System)からシステム時刻を取得する(ステップS41)。次に、判定部170は、図13の投票期間テーブルから投票期間情報を複数読み出す(ステップS42)。次に、判定部170は、ステップS41で取得されたシステム時刻が、ステップS42で読み出された複数の投票期間情報でそれぞれ表される投票期間のいずれかに含まれるか否かに基づいて、現在投票できるか(つまり、投票券を販売中であるか)否かを判別する(ステップS43)。このとき、判定部170は、投票できないと判別すると(ステップS43;No)、投票券購入処理の実行を終了する。
【0069】
ステップS43において、投票できると判別されると(ステップS43;Yes)、図7の予約テーブルに保存された指定時期IDを全て読み出す(ステップS44)。次に、判定部170は、ステップS44で読み出された指定時期IDの全てに対してステップS47の処理が実行されたか否かを判別する(ステップS45)。このとき、ステップS44で読み出された指定時期IDの全てをステップS47の処理対象としたと判別すると(ステップS45;Yes)、判定部170は、投票券購入処理の実行を終了する。これに対して、読み出された指定時期IDの全てをステップS47の処理対象とした訳でないと判別すると(ステップS45;No)、判定部170は、ステップS47の処理対象としていない指定時期ID(以下、未処理のIDという)の1つを処理対象(以下、注目IDという)とする(ステップS46)。その後、判定部170は、注目IDで識別される指定時期を、図7の予約テーブルから検索し、検索された注目IDで識別される指定時期(以下、注目指定時期という)が到来したか否かを判別する(ステップS47)。
【0070】
具体的には、判定部170は、ステップS41で取得されたシステム時刻と、記憶部110に記憶されたカレンダ情報とに基づいて、本日の六曜、曜日、及び日付を特定する。また、判定部170は、特定した本日の六曜、曜日、及び日付と、注目指定時期とが同じ場合に注目指定時期が到来したと判別し、相違する場合に注目指定時期が到来しなかったと判別する。特に、購入時期が自分の誕生日、自分の結婚記念日、又は配偶者の誕生日である場合には、判定部170は、図5のユーザテーブルから、図3のステップS01で取得したユーザIDに対応付けられた情報で表されるユーザの誕生日を表す情報、ユーザの結婚記念日を表す情報、及びユーザの配偶者の誕生日を表す情報を取得する。次に、判定部170は、本日が、取得された情報で表されるユーザの誕生日、結婚記念日、又は配偶者の誕生日と同じ又は異なる月の当該誕生日又は当該記念日と同じ日である場合に注目指定時期が到来したと判別し、相違する場合に注目指定時期が到来しなかったと判別する。
【0071】
ステップS47において、注目IDで識別される注目指定時期が到来していないと判別された場合には(ステップS47;No)、ステップS45から上記処理が繰り返される。これに対して、注目指定時期が到来したと判別された場合には(ステップS47;Yes)、図4の購入部180は、注目IDに対応付けられたユーザIDを(つまり、注目指定時期を指定したユーザのユーザIDを)、図7の予約テーブルから検索する(ステップS48)。その後、購入部180は、検索されたユーザIDの全てに対して、ステップS50からS58の処理を実行したか否かを判別する(ステップS49)。このとき、検索されたユーザIDの全てに対して処理を実行したと判別されると(ステップS49;Yes)、ステップS45から上記処理を繰り返される。
【0072】
ステップS49において、検索されたユーザIDの全てに対して処理を実行した訳でないと判別されると(ステップS49;No)、購入部180は、検索されたユーザIDの内で、処理対象としていないユーザIDの1つを注目ユーザIDとし、注目ユーザIDで識別されるユーザを注目ユーザとする(ステップS50)。次に、購入部180は、注目ユーザIDに対応付けられた購入数情報を、図7の予約テーブルから検索する(ステップS51)。その後、購入部180は、注目ユーザIDに対応付けられたカード特定情報又は口座特定情報(以下、特定情報という)を、図9の決済テーブルから検索する(ステップS52)。尚、図9の決済テーブルに保存されたユーザIDであって、クレジットカードを決済に用いないユーザのユーザIDには、当該クレジットカードを特定するカード特定情報が対付けられていない。同様に、図9の決済テーブルに保存されたユーザIDであって、銀行口座を決済に用いないユーザのユーザIDには、当該銀行口座を特定する口座特定情報が対付けられていない。
【0073】
その後、出力部160は、ステップS51で検索された購入数情報と、ステップS51で検索された特定情報と、投票券の販売を求めるクエスト(つまり、販売要求)とをLANカード100gへ出力し(ステップS53)、LANカード100gは、出力された購入数情報と、特定情報と、販売要求とを販売サーバ301へ送信する。
【0074】
販売サーバ301は、購入予約装置100から購入数情報と、特定情報と、販売要求とを受信すると、図12のステップS26と同様に、特定情報に基づいてユーザが決済に使用するクレジットカードを発行した会社によって管理される決済サーバ302c、又はステップS32と同様に、ユーザが決済に使用する口座が開設された銀行によって管理される決済サーバ302cを識別するサーバ識別情報を検索する。次に、販売サーバ301は、購入数情報で表される口数に対して、1口の投票券に対する代金を乗算することで、当該口数の投票券に対する購入代金を算出する。その後、販売サーバ301は、特定情報と、当該特定情報で特定される口座又はクレジットカードを用いて、算出された購入代金を決済するように求めるリクエストを決済サーバ302b又は302cへ送信する。その後、販売サーバ301は、決済サーバ302b又は302cから決済の成功を表す情報を受信すると、乱数に基づいて購入数情報で表される口数の投票内容を決定し、決定した投票内容を表す情報(以下、投票内容情報という)と、投票の成功を表す投票結果情報とを購入予約装置100へ返信する。これに対して、販売サーバ301は、決済サーバ302b又は302cから決済の失敗を表す情報を受信すると、投票の失敗を表す投票結果情報を購入予約装置100へ送信する。
【0075】
図2のLANカード100gは、販売サーバ301から投票結果情報を受信し、図4の取得部120は、LANカード100gから投票結果情報を取得する(図15のステップS54)。その後、購入部180は、投票結果情報が投票の成功を表す情報であるか否か(つまり、投票が成功したか否か)を判別する(ステップS55)。このとき、購入部180は、投票結果情報が投票の失敗を表す情報であると判別すると(ステップS55;No)、出力部160は、投票に失敗した旨のメッセージ(以下、投票失敗メッセージという)をLANカード100gへ出力し(ステップS56)、LANカード100gは、出力されたメッセージを端末装置201へ送信する。端末装置201は、メッセージを受信すると、受信したメッセージを表示する。その後、ステップS49の処理から上記処理が繰り返される。
【0076】
ステップS55において、購入部180は、投票結果情報が投票の成功を表す情報であると判別すると(ステップS55;Yes)、投票内容情報をLANカード100gへ出力し(ステップS57)、LANカード100gは、注目ユーザが使用する端末装置201へ投票内容情報を送信する。その後、保存部140は、ステップS43で投票できると判別された投票期間情報と対応付けられた開催回情報を、図13の投票期間テーブルから検索する。次に、保存部140は、検索された開催回情報で表される開催回に応じた投票内容テーブルへ、ステップS54で取得された投票内容情報と、ステップS50で決定された注目ユーザIDとを対応付けて保存する(ステップS58)。その後、ステップS49に戻り上記処理を繰り返す。
【0077】
尚、購入予約装置100のCPU100aは、図2のハードウェアを用いて、払戻金額を集計する払戻金額集計処理を実行することで、図4に示すような取得部120、出力部160、及び集計部190として機能する。払戻金額集計処理が開始されると、集計部190は、図15のステップS41と同様にシステム時刻を取得し、図13の投票期間テーブルから結果発表日情報を読み出す。次に、集計部190は、システム時刻と、結果発表日情報とに基づいて本日が結果発表日であるか否かを判別する。このとき、集計部190は、本日が結果発表日でないと判別すると払戻金額集計処理の実行を終了する。これに対して、本日が結果発表日であると判別されると、出力部160は、試合結果を表す情報(以下、試合結果情報)と、今回の払戻金額を表す情報(つまり、払戻金額情報)とを返信するように求めるリクエストを、図2のLANカード100gへ出力し、LANカード100gは販売サーバ301へ当該リクエストを送信する。
【0078】
その後、LANカード100gが販売サーバ301から試合結果情報と払戻金額情報とを受信すると、取得部120は、LANカード100gからこれらの情報を取得する。次に、集計部190は、当該結果発表日を表す結果発表日情報に対応付けられた開催回情報を、図13の投票期間テーブルから検索する。その後、集計部190は、検索された開催回情報で表される開催回に対応した投票内容テーブルから、取得された試合結果情報で表される試合結果と同じ試合結果を表す投票内容情報とユーザID(つまり、予想が的中したユーザのユーザID)とを複数検索する。次に、集計部190は、検索された複数の投票内容情報とユーザIDとに対して、取得された今回の払戻金額情報を対応付けて投票内容テーブルへ保存する。
【0079】
次に、集計部190は、検索された複数のユーザID(つまり、払戻金を取得できるユーザのユーザID)の内で、未処理のユーザの1人を注目ユーザとする。次に、集計部190は、注目ユーザのユーザIDに対応付けられた指定時期IDを(つまり、払い戻しのあったユーザが指定した指定時期を識別するIDを)、図7の予約テーブルから検索する。次に、集計部190は、検索された指定時期IDに対応付けられた払戻金額情報を、図8の負荷テーブルから検索し、検索された情報で表される最高払戻金額が、今回の払戻金額よりも低いか否かを判別する。このとき、集計部190は、最高払戻金額が今回の払戻金額以上であると判別すると、未処理のユーザIDが無くなるまで上記処理を繰り返してから払戻金額集計処理を終了する。これに対して、集計部190は、最高払戻金額が今回の払戻金額よりも低いと判別すると、検索された払戻金額情報を今回の払戻金額を表す情報で更新した後に、未処理のユーザIDが無くなるまで上記処理を繰り返してから払戻金額集計処理を終了する。
【0080】
また、集計部190は、各購入時期に対して、当該購入時期を指定しているユーザの全ユーザに対する割合を集計する割合集計処理をさらに実行する。割合集計処理を開始すると、集計部190は、図7の予約ユーザテーブルに保存されたユーザIDの数を算出することで、購入予約装置100を使用する全ユーザ数を算出する。次に、集計部190は、図6の購入時期テーブルから未だ読み出していない時期ID(以下、未読出の時期IDという)を1つ読み出し、読み出した時期IDと対応付けられたユーザIDを、図7の予約テーブルから検索する。その後、集計部190は、検索されたユーザIDの数を全ユーザ数で除算して割合を算出する。次に、集計部190は、読み出した時期IDと対応付けて、図8の負荷テーブルに保存された割合情報を、算出した割合を表す割合情報に更新する。その後、集計部190は、未読出の時期IDが無くなるまで上記処理を繰り返してから割合金額集計処理を終了する。
【0081】
本実施例において、図5のユーザテーブルには、ユーザのユーザIDと、ユーザにとって祝い事のある日を表す情報とが対応付けられて保存されているとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、図5のユーザテーブルには、ユーザIDと、例えば、ユーザの配偶者の命日、親族の命日、恋人の命日、又は友人の命日などのユーザにとって弔い事のある日を表す情報とが対応付けられて複数保存されている構成を採用できる。この構成において、ユーザにとっての凶日は、ユーザに指定された弔い事のある日に基づいて定められた日(例えば、命日と同じ又は異なる月の当該命日と同じ日)及びユーザに指定された六曜を含み、購入予約装置100は、ユーザにとっての凶日において投票券を購入しない構成を採用できる。
【0082】
また本実施例において、ユーザは、時期指定画面のリストLTを視認した後に、表示された購入時期の内で、ユーザにとっての吉日である時期を指定し、端末装置201は、ユーザに操作されたキーボード100j及びマウス100lから入力される信号に基づいてユーザによって指定された時期を特定し、特定された時期を、ユーザが商品を購入するように指定する時期とするとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、ユーザは、時期指定画面のリストLTを視認した後に、表示された購入時期の内で、ユーザにとっての凶日である時期を指定し、端末装置201は、ユーザに操作されたキーボード100j及びマウス100lから入力される信号に基づいてユーザによって指定された時期を特定し、商品を購入可能な複数の時期の内で、特定された時期と異なる時期を、ユーザが商品を購入するように指定する時期としても良い。
【0083】
ここで、図15の投票券購入処理は、例えば、3月から12月までといったサッカーの試合が開催されるシーズンにおいて1日毎などの定周期で実行されるので、図4の購入部180は、ユーザに指定された指定時期が到来したと判定される度に、当該指定時期を表す時期情報に対応付けられた購入数情報で表される数の商品(つまり、投票券)を購入する。つまり、購入部180は、当該シーズンにおいて開催される複数の試合に対して投票を行う(つまり、複数の開催回の投票券を購入する)ため、これらの構成によれば、購入者による事前の商品購入予約を容易にできるので、購入者による商品の継続的な購入を促すことができる。
【0084】
またこれらの構成によれば、商品を購入可能な複数の時期の内で、ユーザによって指定された指定時期が到来すると商品が購入されるため、商品を購入する購入処理の実行時期をユーザが柔軟に指定できるだけでなく、購入処理の実行が特定の時期に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0085】
ここで、購入が予約される商品は、当該商品と交換可能な金額が当該商品の購入時において確定しない商品である。このような商品を購入する場合には、縁起を担ぐユーザが多く存在する。よって、これらの構成によれば、ユーザそれぞれの凶日と異なる日又はユーザそれぞれの吉日に商品が購入されるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0086】
またここで、ユーザに指定される六曜、ユーザの誕生日及び結婚記念日、並びにユーザの親族の誕生日は、それぞれのユーザ毎に異なる。よって、これらの構成によれば、指定された六曜、ユーザの誕生日及び結婚記念日、並びにユーザの親族の誕生日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日に商品が購入されるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。同様に、ユーザに指定される六曜、ユーザの配偶者の命日、親族の命日、友人の命日、及び恋人の命日は、それぞれのユーザ毎に異なる。よって、これらの構成によれば、六曜、ユーザの配偶者の命日、親族の命日、友人の命日、及び恋人の命日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日に商品が購入されるので、購入処理の実行が特定の時期に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0087】
さらにこれらの構成によれば、ユーザが決済に使用するクレジットカードを用いて決済できた場合に、ユーザIDと、指定時期情報とを対応付けて記憶部110へ保存する。このため、当該ユーザに指定された指定時期において確実に決済及び投票できる(つまり、投票券を購入できる)。
【0088】
またこれらの構成によれば、ユーザが決済に使用する銀行口座に所定金額以上の残高がある場合に、ユーザIDと、指定時期情報とを対応付けて記憶部110へ保存する。このため、当該ユーザに指定された指定時期において、当該ユーザに指定された指定時期において確実に決済及び投票できる。
【0089】
さらにこれらの構成によれば、ユーザによって指定された指定時期と同じ時期を指定したユーザの割合が所定の割合よりも高い場合には、当該ユーザによって指定された指定時期とは異なる時期を表す情報と、当該異なる時期を指定したユーザに払い戻された高額の払戻金額を表す情報とを出力する。これらのため、ユーザが再度指定する指定時期は、払戻金額を表す情報と共に出力された情報で表される時期であることが多くなるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0090】
尚、上記ステップS15からS17において、認証部130は、ステップS14で取得された指定時期情報に対応付けられた採用人数情報を、図8の負荷テーブルから検索し(ステップS15)、検索した情報で表される採用人数が、図4の記憶部110に記憶された情報で表される所定の人数を超えた場合に(ステップS16;Yes)、図8の負荷テーブルに保存された採用人数情報で表される最も低い人数であって、上記所定の人数(本実施例では500人)よりも低い人数(以下、最低人数という)を表す情報(以下、最低人数情報という)と、払戻金額情報とを検索する(ステップS17)、としても良い。これらの構成によれば、ユーザによって指定された指定時期と同じ時期を指定したユーザの人数が所定の人数よりも多い場合には、当該ユーザによって指定された指定時期とは異なる時期を表す情報と、当該異なる時期を指定したユーザに払い戻された高額の払戻金額を表す情報とを出力する。これらのため、ユーザが再度指定する指定時期は、払戻金額を表す情報と共に出力された情報で表される時期であることが多くなるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0091】
尚、購入予約装置100は、投票期間における複数の時期において、ユーザによって指定された指定時期が到来した場合には、複数回に亘って投票券を購入しても良い。また、購入予約装置100は、サッカーの試合が開催されるシーズンにおいて、ユーザによって指定された指定時期が到来する度に(つまり、複数の開催回に亘って)、投票券を購入しても良い。
【0092】
また、購入予約装置100は、所定周期で、図8の負荷テーブルから、所定の割合(本実施例では50%)よりも高い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期IDを検索した後に、検索した指定時期IDに対応付けられたユーザIDを図7の予約テーブルから検索し、検索されたユーザIDで識別されるユーザが使用する端末装置201へ、図10のステップS17で検索されるような、所定の割合よりも低い割合を表す情報に対応した指定時期情報と払戻金額情報とを送信する構成を採用できる。この構成において、取得部120は、LANカード100fが端末装置201から再受信した指定時期情報を再取得し、再取得された指定時期情報を、端末装置201を使用するユーザのユーザIDと対応付けて、図7の予約テーブルに保存する構成を採用できる。
【0093】
これらの構成によれば、全ユーザに対する割合が所定の割合より高いユーザと同じ指定時期を指定したユーザに対して、所定の割合より低いユーザと同じ指定時期を表す情報と、当該時期を指定したユーザに払い戻された高額の払戻金額を表す情報とを出力する。このため、ユーザが再度指定する指定時期は、払戻金額を表す情報と共に出力された情報で表される時期であることが多くなるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0094】
また、同様に、購入予約装置100は、所定周期で、図8の負荷テーブルから、所定の人数(本実施例では500人)よりも多い採用人数を表す採用人数情報に対応付けられた指定時期IDを検索した後に、検索した指定時期IDに対応付けられたユーザIDを図7の予約テーブルから検索し、検索されたユーザIDで識別されるユーザが使用する端末装置201へ、図10のステップS17で検索されるような、所定の人数よりも少ない人数を表す情報に対応した指定時期情報と払戻金額情報とを送信する構成を採用できる。この構成において、取得部120は、LANカード100fが端末装置201から再受信した指定時期情報を再取得し、再取得された指定時期情報を、端末装置201を使用するユーザのユーザIDと対応付けて、図7の予約テーブルに保存する構成を採用できる。
【0095】
これらの構成によれば、所定の人数より多い人に採用された指定時期を指定したユーザに対して、所定の人数より少ない人数に採用された指定時期を表す情報と、当該時期を指定したユーザに払い戻された高額の払戻金額を表す情報とを出力する。このため、ユーザが再度指定する指定時期は、払戻金額を表す情報と共に出力された情報で表される時期であることが多くなるので、購入処理の実行が特定日に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【0096】
本実施例において、図4の取得部120は、図10のステップS14において指定時期情報を取得した後に、ステップS19において指定時期情報を再取得し、図3のステップS05において、図4の保存部140は、取得又は再取得された指定時期情報を記憶部110に保存するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、ステップS14及びステップS19において、取得部120は、指定時期情報を必ずしも取得又は再取得する必要は無く、指定時期情報が取得又は再取得されない場合に、保存部140は、投票期間における複数の時期の全てを指定する情報(以下、全時期指定情報という)を、指定時期情報として記憶部110に保存する構成を採用できる。この構成によれば、ユーザは、商品を購入する時期を指定しなくとも商品の購入を予約できるので、購入者による事前の商品購入予約を容易にし、商品の継続的な購入を促すことができる。
【0097】
また、全時期指定情報が記憶部110に保存される構成において、図3の指定時期情報保存処理が終了すると、以下の負荷分散処理が実行される構成を採用できる。この負荷分散処理の実行が開始されると、図4の取得部120は、ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報、及び再指定された指定時期を表す指定時期情報のいずれも対応付けられていないユーザID(つまり、全時期指定情報に対応付けられたユーザID)を検索する。次に、ユーザIDが検索されると、取得部120は、上記所定の割合(本実施例においては、50%)よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報を、図8の負荷テーブルから取得する。その後、保存部140は、当該取得された指定時期情報を、上記検索されたユーザIDに対応付けて、図8の負荷テーブルに保存した後に、負荷分散処理の実行を終了する。
【0098】
この構成によれば、ユーザが商品を購入する時期を指定しない場合に、所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対して、当該ユーザを識別する識別情報(つまり、ユーザID)を対応付けて保存するため、購入処理の実行が特定の時期に集中することを防止できる。つまり、商品を購入可能な複数の時期において購入処理の実行により生じる負荷が分散される。
【実施例2】
【0099】
次に、実施例2について説明を行う。実施例2に係る購入予約システムは、実施例1に係る購入予約システム1と同様の構成を有するため、重複した説明を省略する。実施例2の購入予約システムは、商品の購入予約を受け付ける点で実施例1と同じであるが、購入予約の対象となる商品は、スポーツくじではなく金融商品である点で実施例1と異なる。
【0100】
実施例2の購入予約システムを構成する購入予約装置100は、端末装置201を使用するユーザに指定された金融商品を識別する商品識別情報を受信する。また、購入予約装置100は、端末装置201を使用するユーザのユーザIDと、当該ユーザによって指定された金融指標(以下、指定金融指標という)表す情報(以下、指定金融指標情報という)と、当該ユーザにとっての吉日において株を購入する場合に指定金融指標が満足する条件(以下、吉日用指定条件という)を表す情報と、当該ユーザにとっての吉日でない日において金融商品を購入する場合に指定金融指標が満足する条件(以下、非吉日用指定条件という)を表す情報とを端末装置201から受信し、図16の指定条件テーブルへ、受信した情報を互いに対応付けて保存する。
【0101】
尚、指定金融指標は、例えば、日経平均株価指数(登録商標)及び東証株価指数(登録商標)などの株価指数、例えば、米ドルと日本円との為替レートといった特定の通貨間の為替レート、並びに特定の銘柄の株価などを含む。また、購入予約装置が購入する金融商品は、例えば、ユーザに指定された銘柄の株及びユーザに指定された国の通貨を含む。本実施例において、購入予約装置は、ユーザに指定された指定時期において、ユーザに指定された当該指定時期用の指定条件が成立すると、ユーザに指定された金融商品(予め定められた金融商品であっても良い)を購入するとして説明する。しかし、これに限定される訳ではなく、購入予約装置は、ユーザに指定された指定時期において、ユーザに指定された当該指定時期用の指定条件が成立すると、ユーザに指定された金融商品又は予め定められた金融商品を売却するとしても良い。
【0102】
購入予約装置100は、図16の指定条件テーブルを参照して、図17に示すような金融商品購入処理を実行する。図17の金融商品購入処理の実行を開始すると、購入予約装置100は、図15のステップS41と同様の処理を実行する。次に、購入予約装置100は、図7の予約テーブルからユーザIDと指定時期情報とを複数読み出す(ステップS62)。その後、購入予約装置100は、ステップS62で読み出した全ユーザIDについてステップS64及びステップS65の処理を実行したか否かを判別する(ステップS63)。このとき、読み出した全ユーザIDについて処理を実行したと判別すると(ステップS63;Yes)、購入予約装置100は、金融商品購入処理の実行を終了する。
【0103】
これに対して、購入予約装置100は、読み出した全ユーザIDについて処理を実行した訳でないと判別すると(ステップS63;No)、処理対象としていないIDの1つを処理対象のID(つまり、注目ID)とする(ステップS64)。その後、購入予約装置100は、注目IDで識別される注目ユーザの指定時期が到来したか否かを判別する(ステップS65)。
【0104】
具体的には、本実施例において、注目ユーザの指定時期は、注目ユーザにとっての吉日において注目ユーザによって指定された金融指標が注目ユーザによって指定された吉日用の条件(つまり、吉日用指定条件)を満足するタイミングが含まれる。このため、購入予約装置100は、注目IDに対応付けて保存された指定時期情報を、図7の予約テーブルから検索する。次に、購入予約装置100は、ステップS61で取得されたシステム時刻が、検索された指定時期情報で表される時期(つまり、注目ユーザにとっての吉日として選択された日)に含まれるか否かに基づいて、注目ユーザにとっての吉日が到来したか否かを判別する。このとき、注目ユーザにとっての吉日が到来したと判別すると、購入予約装置100は、図16の指定条件テーブルから、注目IDに対応付けて保存された指定金融指標情報と、吉日用指定条件情報とを検索する。購入予約装置100は、検索された指定金融指標情報で表される金融指標の現在の値を表す情報を、例えば、情報ベンダーが管理するサーバから、図1の通信網12を介して受信する。次に、購入予約装置100は、現在の金融指標値が、検索された吉日用指定条件情報で表される吉日用指定条件を満足すると判別すると、注目ユーザの指定時期が到来したと判別する。これに対して、購入予約装置100は、現在の金融指標値が、検索された吉日用指定条件情報で表される吉日用指定条件を満足しないと判別すると、注目ユーザの指定時期が到来していないと判別する。
【0105】
また、本実施例において、注目ユーザの指定時期は、注目ユーザにとっての吉日でない日において、注目ユーザによって指定された金融指標が注目ユーザによって指定された吉日以外の日のための条件(つまり、非吉日用指定条件)を満足するタイミングが含まれる。このため、注目ユーザにとっての吉日が到来していないと判別すると、購入予約装置100は、図16の指定条件テーブルから、注目IDに対応付けて保存された指定金融指標情報と、非吉日用指定条件情報とを検索する。購入予約装置100は、上記のように、検索された指定金融指標情報で表される金融指標の現在の値を表す情報を受信し、現在の金融指標値が、検索された非吉日用指定条件情報で表される非吉日用指定条件を満足すると判別すると、注目ユーザの指定時期が到来したと判別する。これに対して、購入予約装置100は、現在の金融指標値が、検索された非吉日用指定条件情報で表される非吉日用指定条件を満足しないと判別すると、注目ユーザの指定時期が到来していないと判別する。
【0106】
ステップS65において、購入予約装置100は、注目IDで識別される注目ユーザの指定時期が到来していないと判別すると(ステップS65;No)、ステップS63から上記処理を繰り返す。これに対して、購入予約装置100は、注目ユーザの指定時期が到来したと判別すると(ステップS65;Yes)、図15のステップS51からステップS58と同様の処理を実行した後に(ステップS66からステップS73)、ステップS63に戻り上記処理を繰り返す。尚、ステップS68において、購入予約装置100は、注目ユーザに指定された金融商品を識別する金融商品識別情報と、金融商品の購入数を表す購入数情報と、注目ユーザが決済に用いる口座又はクレジットカードを特定する特定情報と、販売要求とを販売サーバへ送信する点で実施例1と相違する。
【0107】
ここで、金融市場で金融商品を取引する者は、縁起を担ぐことが多いので、取引日がユーザにとっての吉日であるか否かに応じて異なる条件が成立した場合に金融商品を取引することを望むことが多い。このためこれらの構成によれば、吉日であるか否かに応じて異なるタイミングで商品を柔軟に購入できる。
【0108】
上記実施例2において、購入予約装置100は、ユーザIDと、指定金融指標を表す情報と、吉日用指定条件を表す情報と、非吉日用指定条件を表す情報とを、図16の指定条件テーブルへ保存し、ユーザにとっての吉日が到来し、かつ指定金融指標が吉日用指定条件を満足する場合、及びユーザにとっての吉日とは異なる日が到来し、かつ指定金融指標が非吉日用指定条件を満足する場合に、金融商品を購入するとして説明したが、限定される訳ではない。例えば、購入予約装置100は、ユーザを識別するユーザIDと、指定金融指標を表す情報と、吉日用指定条件を表す情報と、凶日用指定条件を表す情報と、当該ユーザにとっての吉日でも凶日でもない日(以下、通常日)において金融商品を購入する場合に指定金融指標が満足する条件(以下、通常日用指定条件という)を表す情報とを、図16の指定条件テーブルへ保存し、ユーザにとっての吉日が到来し、かつ指定金融指標が吉日用指定条件を満足する場合、ユーザの凶日が到来し、かつ指定金融指標が凶日用指定条件を満足する場合、及び通常日が到来し、かつ指定金融指標が通常日用指定条件を満足する場合に、金融商品を購入する構成を採用できる。
【0109】
上記のように、金融市場で金融商品を取引する者は、縁起を担ぐことが多いので、取引日がユーザにとっての吉日であるか、凶日であるか、通常日であるかに応じて異なる条件が成立した場合に金融商品を取引することを望むことが多い。よってこのためこれらの構成によれば、吉日であるか、凶日であるか、通常日であるかに応じて異なるタイミングで商品を柔軟に購入できる。
【0110】
上記実施例1及び2において、図4の出力部160は、図2のLANカード100fへ各種情報を出力するとして説明したが、これに限定される訳ではなく、図4の出力部160は、図2のビデオカード100hへ各種情報を出力し、ビデオカード100hは、出力された情報に応じてLCD100iの表示を制御するとしても良い。また、上記実施例1及び2において、図4の取得部120は、図2のLANカード100fから各種情報を取得するとして説明したが、これに限定される訳ではなく、図4の取得部120は、図2のキーボード100j及びマウス100lから入力された各種情報を取得するとしても良い。上記実施例1(実施例1の各変形例を含む)及び上記実施例2(実施例2の各変形例を含む)は、それぞれ互いに組み合わせることができる。
【0111】
上記実施例1又は実施例2に係る機能を実現するための構成を備えた購入予約装置100として提供できることはもとより、複数の装置で構成される購入予約システムであって、実施例1又は実施例2に係る機能を実現するための構成をシステム全体として備えた購入予約システムとして提供することもできる。
【0112】
なお、実施例1又は実施例2に係る機能を実現するための構成を予め備えた購入予約装置100として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の購入予約装置を実施例1又は実施例2に係る購入予約装置100として機能させることもできる。すなわち、上記実施例で例示した購入予約装置100による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存の購入予約装置を制御するコンピュータ(CPUなど)が実行できるように適用することで、実施例1又は実施例2に係る購入予約装置100として機能させることができる。
【0113】
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。また、本発明に係る購入予約方法は、本発明に係る購入予約装置100を用いて実施できる。
【0114】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【符号の説明】
【0115】
1:購入予約システム
11、12:通信網
100:購入予約装置
100a:CPU
100b:ROM
100c:RAM
100d:ハードディスク
100e:メディアコントローラ
100f:LANカード
100g:LANカード
100h:ビデオカード
100i:LCD
100j:キーボード
100k:スピーカ
100l:マウス
110:記憶部
120:取得部
130:認証部
140:保存部
160:出力部
170:判定部
180:購入部
190:集計部
201,202:端末装置
301:販売サーバ
302b、302c:決済サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能であり、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、を備える、
ことを特徴とする購入予約装置。
【請求項2】
前記商品は、前記商品と交換可能な金額が前記商品の購入時において確定しない商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザによって指定された前記ユーザにとっての吉日である又は前記ユーザにとっての凶日と異なる日である、
ことを特徴とする請求項1に記載の購入予約装置。
【請求項3】
前記ユーザにとっての吉日は、前記ユーザに指定された六曜、前記ユーザの誕生日及び結婚記念日、並びに前記ユーザの親族の誕生日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の購入予約装置。
【請求項4】
前記ユーザにとっての凶日は、前記ユーザに指定された六曜、並びに前記ユーザの配偶者の命日、親族の命日、友人の命日、及び恋人の命日のいずれか1つ以上に基づいて定められた日を含む、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の購入予約装置。
【請求項5】
前記商品は、金融商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザにとっての吉日において、前記ユーザによって指定された金融指標が前記ユーザによって指定された吉日用の条件を満足するタイミングが含まれる、
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の購入予約装置。
【請求項6】
前記商品は、金融商品であり、
前記指定時期は、前記ユーザにとっての凶日において、前記ユーザによって指定された金融指標が前記ユーザによって指定された凶日用の条件を満足するタイミングが含まれる、
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の購入予約装置。
【請求項7】
前記商品は、前記商品に対する払戻金額が前記商品の購入時において確定しない投票券であり、
前記記憶部は、指定時期を表す指定時期情報と、全ユーザに対する前記指定時期を指定したユーザの割合を表す割合情報と、前記指定時期を指定した複数のユーザに対してそれぞれ払い戻された払戻金額の内で、所定の金額よりも高い払戻金額を表す払戻金額情報とを対応付けて複数記憶し、
前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報を取得する取得部、
前記取得された指定時期情報に対応付けられた割合情報で表される割合が所定の割合よりも高い場合に、前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報であって、前記取得された指定時期情報とは異なる指定時期情報と、当該異なる指定時期情報に対応付けられた払戻金額情報とを出力する出力部、をさらに備える
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の購入予約装置。
【請求項8】
前記商品は、前記商品に対する払戻金額が前記商品の購入時において確定しない投票券であり、
前記記憶部は、指定時期を表す指定時期情報と、全ユーザに対する前記指定時期を指定したユーザの割合を表す割合情報と、前記指定時期を指定した複数のユーザに対してそれぞれ払い戻された払戻金額の内で、所定の金額よりも高い払戻金額を表す払戻金額情報とを対応付けて複数記憶し、
所定の割合よりも高い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報を前記記憶部から取得する取得部、
前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報であって、前記取得された指定時期情報とは異なる指定時期情報と、当該異なる指定時期情報に対応付けられた払戻金額情報とを出力する出力部、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の購入予約装置。
【請求項9】
前記取得部は、前記ユーザによって再指定された指定時期を表す指定時期情報を再取得し、
前記再取得された指定時期情報と、前記ユーザを識別する識別情報とを対応付けて前記記憶部に保存する保存部、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の購入予約装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報、及び再指定された指定時期を表す指定時期情報のいずれも取得しない場合に、前記所定の割合よりも低い割合を表す割合情報に対応付けられた指定時期情報を前記記憶部から取得し、
前記保存部は、前記取得された指定時期情報を、前記ユーザを識別する識別情報に対応付けて前記記憶部に保存する、
ことを特徴とする請求項9に記載の購入予約装置。
【請求項11】
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能なコンピュータを、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、として機能させる、
ことを特徴とする購入予約プログラム。
【請求項12】
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部、に接続可能なコンピュータを、
前記記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを判定する判定部、
前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入部、として機能させる、
ことを特徴とする購入予約プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
判定部及び購入部を備える購入予約装置が実行する方法であって、
ユーザにより購入を予約された商品の数量を表す購入数情報と、前記商品を購入可能な複数の時期のうち、前記ユーザによって指定された指定時期を表す指定時期情報と、が対応付けて記憶される記憶部に記憶された指定時期情報のそれぞれについて、当該指定時期情報で表される指定時期が到来したか否かを、前記判定部が判定する判定ステップ、
前記購入部が、前記指定時期が到来したと判定される度に、前記指定時期を表す指定時期情報に対応付けられて前記記憶部に記憶された購入数情報で表される数の商品を購入する処理を実行する購入ステップ、を有する、
ことを特徴とする購入予約方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−164030(P2012−164030A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−22122(P2011−22122)
【出願日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(399037405)楽天株式会社 (416)
【出願人】(510247995)楽天銀行株式会社 (1)
【上記1名の代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満