説明

足浴器

【課題】蒸気による温浴以外の処理をも行える足浴器を得る。
【解決手段】収納室28に送風する送風器36と、送風器36からの空気を加熱する加熱器38と、収納室28を加湿する加湿器40とを設ける。制御回路60は、送風器36と加熱器38と加湿器40とを駆動制御して、収納室28に加湿した温風を供給する温浴モード、及び、加湿器40を停止し送風器36と加熱器38とを駆動制御して、収納室28に温風を供給する乾燥モードとを備え、各モードに切換可能である。制御回路60は、更に、加熱器38と加湿器40とを停止し送風器36を駆動制御して、収納室28に送風する停止モードと、加湿器40を停止し送風器36と加熱器38とを駆動制御して、収納室28に温風を供給する予熱モードとを備える。足載せ台30,32を加熱する足載せ台ヒータ34を設け、少なくとも温浴モード時に駆動制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足を収納室に収納して、収納室に供給される加湿した温風により温浴する足浴器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、特許文献1にあるように、足を挿入して、スチーム発生装置からの蒸気により温浴する足浴器が提案されている。このような足浴器では、ヒータにより蒸気を発生させ、足浴器内の温度を検出するセンサを設け、センサにより検出される温度が設定温度以上となったときには、ヒータによる加熱を止めて蒸気の発生を停止するようにしている。
【特許文献1】特開2005−13721号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、こうした従来のものでは、挿入した足を蒸気により温浴させることができるが、濡れた足を乾燥させるために、足をタオルで拭いたり、あるいは、足浴器内部を乾燥させるために、足浴器内部を拭いたりしなければならず、蒸気による温浴以外の処理ができないという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、蒸気による温浴以外の処理をも行える足浴器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
挿入される足を収納する収納室を備え、前記足を温浴する足浴器において、
前記収納室に送風する送風器と、該送風器からの空気を加熱する加熱器と、前記収納室を加湿する加湿器とを設けると共に、前記送風器、前記加熱器、前記加湿器を制御する制御部を設け、
該制御部は、前記送風器と前記加熱器と前記加湿器とを駆動制御して、前記収納室に加湿した温風を供給する温浴モード、及び、前記加湿器を停止し前記送風器と前記加熱器とを駆動制御して、前記収納室に温風を供給する乾燥モードとを備え、前記各モードを切換可能なことを特徴とする足浴器がそれである。
【0006】
前記送風器は前記送風を強弱切換可能で、前記制御部は、前記温浴モード時に前記送風器を制御して弱風による送風を行い、前記乾燥モード時に前記送風器を制御して強風による送風を行う構成としてもよい。また、前記制御部は、更に、前記加熱器と前記加湿器とを停止し前記送風器を駆動制御して、前記収納室に送風する停止モードを備えた構成でもよい。前記制御部は、更に、前記加湿器を停止し前記送風器と前記加熱器とを駆動制御して、前記収納室に温風を供給する予熱モードを備えた構成としてもよい。
【0007】
前記足が載せられる足載せ台を前記収納室に設けると共に、前記足載せ台を加熱する足載せ台ヒータを設け、前記制御部は、前記足載せ台ヒータを少なくとも前記温浴モード時に駆動制御する構成としてもよい。また、前記収納室の温度を検出する温度センサを設け、前記制御部は、前記温浴モード時に、前記温度センサにより検出される温度が設定温度を超えると、前記前記加熱器による加熱を抑制し、加熱を停止しても前記設定温度を超えているときには前記加湿器による加湿を抑制する構成としてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の足浴器は、温浴モードと乾燥モードとを備え、各モードを切り換えることができるので、加湿による温浴以外にも、足を乾燥させることができるという効果を奏する。また、送風を強弱切り換えることにより、乾燥モードで強風による送風を行って、乾燥を促進できる。更に、停止モードを備えることにより、収納室の乾燥をも行うことができ、カビの発生や雑菌の繁殖等を防止することができる。予熱モードを備えることにより、温浴前に収納室等を暖めることができ、冷たさによる不快感を感じることなく使用できる。
【0009】
足載せ台ヒータを設けて、少なくとも温浴モード時に足載せ台を加熱することにより、足裏をも加熱して温浴効果を高めることができる。また、温度センサを設けて、温浴モード時に、設定温度を超えたときには先に加熱器による加熱を抑制するので、多湿状態を維持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、1は本体で、本体1は底板2と、底板2の左右に立設された一対の側板4,6と、一対の側板4,6の上端に張り渡された天板8とを備えている。底板2の底には複数のキャスター10が取り付けられ、天板8上には取手部材12が取り付けられている。
【0011】
一対の側板4,6と天板8とは、底板2の半分程度の幅に形成されて、底板2の半分が一対の側板4,6と天板8とにより覆われて、残りの半分は開放されている。底板2と側板4,6と天板8とに囲まれた中空内部に、背面板14が配置されている。
【0012】
背面板14は、図6に示すように、一対の側板4,6の内側に沿って、底板2と側板4,6と天板8とに囲まれた内部に延ばされ、本体1の背面側が背面板14により覆われている。また、背面板14は、底板2から立設されると共に、天板8の内側の近傍まで延ばされた後、天板8の内側に沿って前側に引き出されて、天板8の前縁に取り付けられている。
【0013】
一対の側板4,6と天板8とにより覆われていない底板2上には、観音開き式の扉16が設けられている。扉16は、左扉部材18と右扉部材20とを備え、左右扉部材18,20を開いた際には、左右扉部材18,20がそれぞれ中程で折れ曲がって、左右に大きく開口されるように構成されている。尚、本実施形態では、扉16側を前側としている。
【0014】
これにより、底板2と、背面板14と、左右扉部材18,20とにより囲まれて、浴槽室22が形成されている。浴槽室22は一部上方が開口されて、浴槽室22内に足を挿入した状態で、左右扉部材18,20を閉じることができるように構成されている。
【0015】
浴槽室22内の底板2には仕切板24が立設されており、図5に示すように、仕切板24の上端は背面板14に接続されている。この仕切板24により、浴槽室22が発生室26と収納室28とに仕切られている。発生室26は背面板14と仕切板24とにより囲まれ、収納室28は左右扉部材18,20と仕切板24とにより囲まれて形成されている。
【0016】
収納室28内の底板2上には、左右一対の足載せ台30,32が配置されている。足載せ台30,32には、足載せ台用ヒータ34(図5参照。一方のみ図示する。)が組み込まれており、足載せ台用ヒータ34により足載せ台30,32を加熱することができるように構成されている。
【0017】
発生室26内には、送風器36、加熱器38、加湿器40が配置されている。送風器36は、送風器用モータ37によりファンを回転させて空気を送風する周知のもので、発生室26内の空気を吸い込んで加熱器38に送風する。送風器用モータ37は、弱風による送風と、強風による送風との強弱2段階による送風に切換可能である。例えば、DCモータを用いて、電圧を制御することにより、2段階に送風を切り換えるようにすればよい。尚、2段階に限らず、無段階に制御できる構成であってもよく、強弱切換可能であればよい。
【0018】
加熱器38は、送風器36により送風された空気を加熱器用ヒータ42により加熱するもので、左右両側に吐出ノズル44,45が設けられている。加熱器38と送風器36とは一体に組み立てられている。
【0019】
加湿器40は、水を加湿器用ヒータ46により加熱して蒸気を発生させて加湿するもので、加湿器40は底板2上に配置されると共に、一部が背面板14から発生室26の外部に露出されている。加湿器40には給水ノズル48が設けられており、給水ノズル48を介して給水ができるように構成されている。
【0020】
加湿器40で発生した蒸気は、一対の供給管50,51を介して、発生室26内に配置された一対の吐出ノズル52,53から吐出されるように構成されている。尚、加湿器40は蒸気を発生するものに限らず、超音波振動等によりミストを発生させるものでもよい。また、加湿器40や加熱器38に、薬効材や芳香剤等を配置して、薬効成分や芳香を吐出する蒸気や温風に含ませるようにしてもよい。
【0021】
発生室26と収納室28とは、左右に設けられた供給流路54,56により連通されており、供給流路54,56は、図5、図6に示すように、背面板14と仕切板24とにより形成されている。仕切板24は一対の足載せ台30,32の爪先側を囲むように、湾曲して形成されると共に、背面板14との間に供給流路54,56が形成される隙間が空けられて配置されている。
【0022】
これにより、供給流路54,56は、発生室26から背面板14の左右側壁に沿って形成され、供給流路54,56は収納室28に、前方に向かって開口されている。また、加熱器38の吐出ノズル44,45と、加湿器40の吐出ノズル52,53は、発生室26から供給流路54,56に向かって、前方に吐出されるように配置されている。
【0023】
前述した送風器用モータ37、足載せ台用ヒータ34、加熱器用ヒータ42、加湿器用ヒータ46は、図7に示すように、制御部としての制御回路60に接続されており、また、制御回路60には収納室28内の温度を検出する温度センサ62、予熱スイッチ64、スタートスイッチ66が接続されている。
【0024】
次に、前述した本実施形態の足浴器の作動について、制御回路60において行われる制御動作と共に説明する。
左右扉部材18,20を左右に開けると、収納室28が大きく開放されるので、一対の足載せ台30,32に容易に左右の足を載せることができる。左右扉部材18,20を閉じて、足を収納室28に収納する。
【0025】
送風器36を駆動すると、送風器36は発生室26内の空気を吸い込んで、送風器36から加熱器38に送風される。加熱器38を駆動すると、加熱器38は空気を加熱器用ヒータ42により加熱して、吐出ノズル44,45から供給流路54,56に温風を吐出する。また、加湿器40を駆動すると、加湿器40は蒸気を発生して、一対の吐出ノズル52,53から供給流路54,56に吐出する。
【0026】
供給流路54,56に吐出された温風と蒸気は、混じり合いながら、供給流路54,56から収納室28に供給されて、収納室28を加温・加湿する。温風と蒸気とが供給された収納室28内は、高温・多湿の状態となり、収納室28に挿入された足を温浴し、温浴効果を得られる。
【0027】
また、足載せ台用ヒータ34を駆動すると、足載せ台用ヒータ34により、足載せ台30,32が加熱されて、足載せ台30,32に載せられている足裏を加熱する。これにより、足裏が足載せ台30,32に載せられていても、足の表側が温風と蒸気とにより加温されるだけでなく、足裏も加温されるので、足裏をもむら無く温浴させることができ、温浴効果を高められる。
【0028】
一方、制御回路60は、予熱スイッチ64が投入されると、予熱モードによる制御を行う。予熱モードは、収納室28に足が挿入される前に、収納室28や足載せ台30,32を暖めて、収納室28に足が挿入された際に、収納室28や足載せ台30,32が冷たいこと等による不快感を取り去るために実行される。
【0029】
図8に示すように、予熱モードは、予熱スイッチ64が投入されると開始され、送風器用モータ37を駆動して弱風による送風を行う。また、加熱器用ヒータ42を駆動して、送風器36からの送風を加熱し、収納室28に供給する。同時に、足載せ台用ヒータ34を駆動して、足載せ台30,32を加熱する。
【0030】
この予熱モードにより、収納室28が暖められて温度が上昇すると共に、足載せ台30,32が暖められる。よって、収納室28に足を挿入し、足載せ台30,32に足を載せても、暖められているので、不快感を感じることなく、使用を開始できる。尚、この予熱モード時に、加湿器40の加湿器用ヒータ46を低電圧で駆動して、加湿器40内の水を加熱し、次の温浴モードへの移行の際に、すみやかに加湿できるようにしてもよい。
【0031】
収納室28に足を挿入した後、スタートスイッチ66が投入されると、予熱モードから温浴モードに切り換えられて、温浴モードによる制御を行う。温浴モード時には収納室28に足が挿入され、温浴モードでは、予熱モードから引き続いて、送風器用モータ37、加熱器用ヒータ42を駆動すると共に、足載せ台用ヒータ34を駆動する。更に、加湿器用ヒータ46を駆動して、供給流路54,56に温風と蒸気とを吐出して、加湿した温風を収納室28に供給して、収納室28に挿入された足を温浴すると同時に、足載せ台30,32を加熱する。
【0032】
また、温浴モードでは、予め設定された設定温度となるように、加熱器用ヒータ42と加湿器用ヒータ46との電圧を制御する。図9に示すように、温度センサ62により検出される収納室28の温度が、設定温度を超えたときには(t1)、まず、加湿器用ヒータ46の電圧はそのままの状態を維持して、先に加熱器用ヒータ42の電圧を徐々に下げる。
【0033】
加熱器用ヒータ42の電圧を徐々に下げて電圧を0として加熱を停止しても、収納室28の温度が設定温度以下とならないときには(t2)、加湿器用ヒータ46の電圧を徐々に下げて加湿を抑制する。収納室28の温度が、設定温度近傍となったときには(t3)、そのときの電圧で加湿器用ヒータ46を駆動する。
【0034】
収納室28の温度が、設定温度以下となったときには(t4)、加湿器用ヒータ46の制御電圧を下げているときには、加熱器用ヒータ42と加湿器用ヒータ46との両方の駆動電圧を上げて、収納室28の温度が設定温度となるように速やかに加熱・加湿する。
【0035】
そして、収納室28の温度が、設定温度を超えたときには(t5)、t1のときと同様、加湿器用ヒータ46の電圧はそのままの状態を維持して、先に加熱器用ヒータ42の電圧を徐々に下げる。収納室28の温度が、設定温度以下となったときには(t6)、加熱器用ヒータ42の電圧を徐々に上げる。
【0036】
このように、収納室28の温度が、設定温度を超えたときには、加湿器用ヒータ46の電圧制御に先立って、加熱器用ヒータ42の電圧を徐々に低下させる制御を行なう。加熱器用ヒータ42の電圧が0となり加熱を停止しても設定温度を超えているときには、加湿器用ヒータ46の電圧を徐々に下げて加湿を抑制する。
【0037】
加熱器用ヒータ42の電圧を先に下げて温度を制御することにより、加湿器40による加湿を継続することができ、よって、収納室28を多湿の状態に維持でき、温浴効果を維持できる。
【0038】
次に、制御回路60は温浴モードから乾燥モードにモードを切り換える。温浴モードから乾燥モードへの切換は、タイマー設定による時間の経過によって切り換えるようにしてもよく、あるいは、切換スイッチを設けて、その切換スイッチの操作によりモードを切り換えるようにしてもよい。尚、予熱モードから温浴モードへの切換もタイマー設定による時間の経過によって切り換えるようにしてもよい。
【0039】
乾燥モードでも、足は収納室28に挿入した状態とする。乾燥モードでは、加湿器用ヒータ46の駆動は停止し、送風器用モータ37を駆動して強風による送風を行う。また、加熱器用ヒータ42を駆動して、送風器36からの送風を加熱し、収納室28に供給し、足載せ台用ヒータ34を駆動して、足載せ台30,32を加熱する。
【0040】
乾燥モードでは、加湿器用ヒータ46の駆動を停止するので、収納室28内の温度は若干下がるが、送風器36から強風による送風が行われるので、足の表面に付着している水分の蒸発が促進されて、足の乾燥が図られると共に、収納室28内の乾燥も図られる。また、足載せ台30,32も加熱されるので、足の乾燥が促進される。よって、温浴終了後は、送風器36と加熱器38とにより温風を送って、足を速やかに乾燥させることができる。
【0041】
続いて、制御回路60は乾燥モードから停止モードにモードを切り換える。この乾燥モードから停止モードへの切換は、タイマー設定による時間の経過によって切り換えるようにするとよい。選択スイッチによる切換であってもよい。乾燥モードから停止モードに切り換えた際には、左右扉部材18,20を左右に開けて、足を収納室28から抜き出す。
【0042】
停止モードでは、加熱器用ヒータ42、加湿器用ヒータ46、足載せ台用ヒータ34の駆動は停止し、送風器用モータ37を駆動して弱風による送風を行う。足を収納室28から引き出した後、送風器36のみを駆動して、収納室28を速やかに乾燥させる。これにより、カビの発生や雑菌の繁殖等を防止することができる。
【0043】
尚、本実施形態では、温浴モードでは、収納室28内の温度が設定温度となるように制御する場合を例としたが、例えば、前述した設定温度となる制御と、加熱器用ヒータ42又は加湿器用ヒータ46の一方、あるいは、両方の駆動を停止して、収納室の温度を設定温度より低い温度にする制御とを繰り返して、収納室28を暖めたり冷やしたりすることにより、変化のある温浴を実行するようにしてもよい。
【0044】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施形態としての足浴器の正面図である。
【図2】本実施形態の足浴器の側面図である。
【図3】本実施形態の足浴器の平面図である。
【図4】仕切板を二点鎖線で示す図2のAA断面図である。
【図5】送風器、加熱器、加湿器は外形を示す図1のBB断面図である。
【図6】図1のCC断面図である。
【図7】本実施形態の制御系統を示す説明図である。
【図8】本実施形態の各モード毎の収納室温度とモータ、各ヒータの動作との説明図である。
【図9】本実施形態の温浴モードでの各ヒータの動作の説明図である。
【符号の説明】
【0046】
1…本体 2…底板
4,6…側板 8…天板
10…キャスター 12…取手部材
14…背面板 16…扉
18…左扉部材 20…右扉部材
22…浴槽室 24…仕切板
26…発生室 28…収納室
30,32…足載せ台 34…足載せ台用ヒータ
36…送風器 37…送風器用モータ
38…加熱器 40…加湿器
42…加熱器用ヒータ 44,45…吐出ノズル
46…加湿器用ヒータ 48…給水ノズル
50,51…供給管 52,53…吐出ノズル
54,56…供給流路 60…制御回路
62…温度センサ 64…予熱スイッチ
66…スタートスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入される足を収納する収納室を備え、前記足を温浴する足浴器において、
前記収納室に送風する送風器と、該送風器からの空気を加熱する加熱器と、前記収納室を加湿する加湿器とを設けると共に、前記送風器、前記加熱器、前記加湿器を制御する制御部を設け、
該制御部は、前記送風器と前記加熱器と前記加湿器とを駆動制御して、前記収納室に加湿した温風を供給する温浴モード、及び、前記加湿器を停止し前記送風器と前記加熱器とを駆動制御して、前記収納室に温風を供給する乾燥モードとを備え、前記各モードを切換可能なことを特徴とする足浴器。
【請求項2】
前記送風器は前記送風を強弱切換可能で、前記制御部は、前記温浴モード時に前記送風器を制御して弱風による送風を行い、前記乾燥モード時に前記送風器を制御して強風による送風を行うことを特徴とする請求項1に記載の足浴器。
【請求項3】
前記制御部は、更に、前記加熱器と前記加湿器とを停止し前記送風器を駆動制御して、前記収納室に送風する停止モードを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足浴器。
【請求項4】
前記制御部は、更に、前記加湿器を停止し前記送風器と前記加熱器とを駆動制御して、前記収納室に温風を供給する予熱モードを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の足浴器。
【請求項5】
前記足が載せられる足載せ台を前記収納室に設けると共に、前記足載せ台を加熱する足載せ台ヒータを設け、前記制御部は、前記足載せ台ヒータを少なくとも前記温浴モード時に駆動制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の足浴器。
【請求項6】
前記収納室の温度を検出する温度センサを設け、
前記制御部は、前記温浴モード時に、前記温度センサにより検出される温度が設定温度を超えると、前記前記加熱器による加熱を抑制し、加熱を停止しても前記設定温度を超えているときには前記加湿器による加湿を抑制することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の足浴器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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