説明

路面境界用コンクリートブロック

【目的】 道路での歩車道の境界を形成し、又は道路と民地との境界を形成するようにしたコンクリートブロックにおいて、好ましい美観を付与して境界ブロック自体および道路全般の美観ないし趣味性を向上する。
【構成】 路面境界形成ブロック部が形成されたコンクリートブロック10において前記路面境界形成ブロック部に金属質や陶磁器質などの無機質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る耐食性美化部体1を取付ける。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は路面境界用コンクリートブロックの考案に係り、道路における歩車道の境界を形成し、あるいは道路と民地との境界を形成するようにしたコンクリートブロックにおいて好ましい美観を形成して境界ブロック自体および道路全般の美観性ないし趣味性を向上するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
道路において歩車道の境界ないし道路と民地との境界にコンクリートブロックを用いることは従来から広く実施されて来たところであって歩車道を明確に区分して整然たる路面利用を得しめ、あるいは道路と民地との境界を明確にして路面利用の適正化を得しめる。
【0003】
上記したような境界コンクリートブロックとしては工場生産されたコンクリートブロックを採用することが一般的で、断面方形または断面台形として形成された杆状ブロックまたは集水板と一体に形成された断面L形のブロックなどを道路の長さ方向に沿って連設するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の路面境界用コンクリートブロックは境界ブロックとして充分な特性を有するとしても、単にコンクリート製品としての外観しか有しておらず、延々とした道路に沿って布設されても全く単調であり、無味である。殊に近時においては住宅地域は固より、田園地域や山間地域などにおいても道路の美化が求められつつあることは明かであるが、このような道路が上記のように単調のままであることは道路の美観ないし生活環境の美化上著しく不利であって、道路境界としての認識に明確さを欠き、歩行者や車輌運転者等に与える疲労感も著しいものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記したような従来の路面境界用コンクリートブロックにおける不利を解消することについて検討を重ね、比較的小型なコンクリートブロックにおいて、さらに小型な絵や図柄やその他の表示を施した美化部体を用いることによって、ワンポイント的な美観を形成したり、全面または一部全長に美化部体を取付け、更にはその中の一部に絵や図柄その他の表示を施すことにより、好ましい認識作用と愛好心を催さしめて道路設備全般の美化および境界認識明確化を図ることに成功したものであって、以下の如くである。
【0006】
(1) 路面境界形成ブロック部が形成されたコンクリートブロックにおいて前記路面境界形成ブロック部に金属質や陶磁器質などの無機質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る耐食性美化部体を取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【0007】
(2) 路面境界形成ブロック部が形成されたコンクリートブロックにおいて、前記路面境界形成ブロック部に金属質や陶磁器質などの無機質系、合成樹脂質系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成り絵や図柄その他の表示を施した耐食性美化部体を取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【0008】
(3) 路面境界形成ブロック部が断面を方形または台形として形成され且つ路面の長さ方向に伸びると共に路面から突出する突出部として形成され、該路面境界形成ブロック部の頂面または側面の何れか一方または双方に金属質や陶磁器質、硝子質などの無機質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る耐食性美化部体を取付け、該耐食性美化部体に絵や図柄その他の表示を施したことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【0009】
(4) 耐食性美化部体が陶器または磁器質、アルミニウムやステンレス、または鋳鉄などの金属質、硝子質、レジンコンクリートやガラス繊維強化コンクリートなどのコンクリート質あるいは合成樹脂質またはゴム質などによる単独または複合部材であり、該部材に彩色や夜光塗料の何れかによる美化面を形成したことを特徴とする前記(1)〜(3)項の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。
【0010】
(5) 路面境界形成ブロック部の頂面または側面の何れか一方または双方に一定幅または一定高さを有する全長あるいは全面全長にわたって耐食性美化部体を連続的に取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【0011】
(6) 耐食性美化部体の一部または全部に絵や図柄や文字その他の表示を施したことを特徴とする前記(5)項に記載の路面境界用コンクリートブロック。
【0012】
(7) 路面境界形成ブロック部に凹入部を形成し、該凹入部に少くとも耐食性美化部体の一部を収容して埋込んだことを特徴とする前記(1)〜(6)項の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。
【0013】
(8) 耐食性美化部体の背面にアンカーを突設し、該アンカーを路面境界形成ブロック部に形成された凹穴に受入れ接着剤を充填して取付けたことを特徴とする前記(1)〜(7)項の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。
【0014】
【作用】
路面境界形成ブロック部を有するコンクリートブロックにおいて前記路面境界形成ブロック部に無機質系、金属質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る絵や図柄その他の表示を施した小面積耐食性美化部体をワンポイント的に取付けあるいは、全面または頂面および側面の一部全長に単なる美化部体を取付けたり、その中の一部に絵や図柄やその他の表示を施した耐食性美化部体をワンポイント的に組み込んだり、したことにより、路面から立体的に突出した境界コンクリートブロックを利用した路面美化を図り、また認識の容易且つ明確な立体的路面境界を形成する。
【0015】
路面境界形成ブロック部が断面を方形または台形として形成されると共に路面の長さ方向に伸びたL形形状として形成され、該路面境界形成ブロック部の頂面または側面に無機質系、金属質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る絵や図柄その他の表示を施した耐食性美化部体をワンポイント的に取付けたことによって路面から突出したブロックの頂面を利用した路面美化を図らしめ、境界としての認識および路面美化を最高状態に達成する。
【0016】
耐食性美化部体が陶器または磁器質、アルミニウムやステンレス、または鋳鉄などの金属質、硝子質レジンコンクリートやガラス強化コンクリートなどのコンクリート質あるいは合成樹脂質またゴム質などによる単独または複合の耐食性美化部材であり、絵や図柄その他の表示は該部材に焼付、エッチング、型押しなどを含む彩色や夜光塗料の何れかを施したものでブロックの表面の一部にワンポイント的に取付けたり全面または一部全長を異なる耐食性美化部体としたり、又その一部に絵や図柄その他の表示をした、比較的小型な耐食性美化部体をワンポイント的に形成することで明確な認識と美化を図らしめる。
【0017】
このワンポイント的部体を取付けた路面境界形成ブロック部を一定間隔で使用したり、該ブロック部の長さ方向に沿って複数個の耐食性美化部体を全面または一部全長に連続的に取付けたことによって境界ブロックの長さ方向において連続して路面美化と境界認識を得しめ、車輌の走行条件下においても的確な美化ないし境界確認を図らしめる。
【0018】
路面境界形成ブロック部に凹入部を形成し、該凹入部に少くともワンポイント的耐食性美化部体の一部を収容して埋込んだことによって該耐食性美化部体のブロック面からの突出量の少い設定を得しめ、しかもブロックに対する安定且つ的確な取付けを図らしめる。
【0019】
ワンポイント的耐食性美化部体の背面にアンカーを突設し、該アンカーを路面境界形成ブロック部に形成された凹穴に受入れ接着剤を充填して取付けたことによってワンポイト的耐食性美化部体を路面から突出した境界ブロックに対し安定且つ強固に止着せしめ、路面を移動する部体との接摺によっても脱落することのない耐食性美化部体の取付けを図らしめる。
【0020】
【実施例】
上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、本考案による路面境界用コンクリートブロックの具体的構成は、図1から図11に示す如くであり、図1から図3のものは片斜の歩車道境界ブロック10として成形された本案品は片面13が垂直状であってマウンドアップされた歩道と車道の境界部に接して設定され、他面が傾斜面12として道路に面した方向として取付けられるものであるが、本考案においては斯様なブロック10における頂面11や傾斜面12または頂面11と共に傾斜面12に絵や図柄その他の表示を施したワンポイント的耐食性美化部体1が取付けられている。
【0021】
図4から図6には一様な高さに形成された歩道面と車道面の境界部に設定するようにした両側傾斜の歩車道境界ブロック15が示され、その両側に傾斜面12,12を対設し断面が台形とされたもので、その頂面11や傾斜面12または頂面11と共に傾斜面12,12の何れか一方または双方にワンポイント的耐食性美化部体1が取付けられる。耐食性美化部体1の形状としては方形、円形あるいは菱型のものなどが適宜に選ばれる。
【0022】
図7から図9には上記したような歩車道境界ブロック10と底板部14とが一体に形成されたL形側溝17の場合を示し、ワンポイント的耐食性美化部体1については上記した図1〜3のものと同様に取付けられる。即ち歩車道の境界などに設定されるものであって、底板部14の上面も傾斜し、車道面からの雨水などを集めて道路の長さ方向に流すように設けられる。
【0023】
図10と図11には地先境界ブロック16の両側面が共に垂直状面13として形成されたものを示し、図12から図14には上記したような本案品を道路に採用施工した態様が示されている。即ち図10,11のブロック16は歩道21と民地19との境界部に採用され、図1〜図3および図7から図9のものは車道20より歩道21が高くなった場合の歩車道境界部分、図4〜図6のものは図13のように歩車道20,21が同一レベルの場合に採用され、更に図7から図9のものは図14のように歩車道境界部分にL形形状の排水路が形成される場合に採用されるが、本考案によるものはその何れの場合においてもブロック10または15,16,17の一定間隔毎にワンポイント的耐食性美化部体1が設けられて道路を美化する。
【0024】
図15から図33には上記した図1〜図11のような境界ブロック10,15,16またはL形側溝17のものに対し複数個の単なる耐食性美化部体2を連接して設けた場合が示されており、図15,22,30,31,32および図33のものはブロック部の頂面にのみ連接して美化部体2,2・・・群を取付けた場合が示され、図16,図20,図23および図25〜27のものは頂面と斜面に夫々連接した美化部体2,2・・・群が取付けられた場合である。
【0025】
これらのものに対し、図17,18,21,24および図28,図29のものにおいては頂面も斜面に対し連続して美化部体2,2・・・群が取付けられた場合を示しているが、図19〜図20、図27〜28及び図32のものにおいては交通安全のための標語、番地、地名などのワンポイント的標語標識部体3も併せて採用されている。何れにしても境界ブロックおよびL型側溝に美化部体が連接して設けられることからして美化効果が大であり、連接美化部体2と絵や図柄その他の表示を施したワンポイント的美化部体1や交通安全標語、番地、地名などのワンポイント的標語標識部体3を設けた場合、美化部体2群が美化部体1や標識標語部体3のバックとして作用し、美観向上や交通上の注意喚起や地名による位置確認の向上等を大幅に得しめることは明らかである。
【0026】
また、この種コンクリートブロックが経年によって次第に黒ずんだものとなるのに対し上記のように連接された耐食性美化部体2を取付けることで長期に亘って美化され光沢を帯びたような美観を維持することができ、路面美化を確保、維持する。
【0027】
図34と図35にはこのような連接美化部体2を用いたものの施工状態が示されているが、道路の長さ方向において連接美化部体2が採用されることによって路面の美化が大であって、表面が美化されたブロックにより境界の認識を容易とし、歩行者の通行や車輌などの安全運転に寄与することは明かである。
【0028】
前記した図15〜図33に示したように連結美化部体2を用い、図34、35のように施工されたものは公園や商店街などの歩道部全線に景観材を使用するような箇所の端部におけるグレードアップや横断部、乗入部の周辺に使用することにより注意を喚起し、また番地や地名表示は訪問者などに対する案内目的などを有効に達することは明らかである。
【0029】
図36には上記したようなワンポイント的耐食性美化部体として図柄4を採用した美化部体3が示されているが、このものの取付関係は図37の如くであって、境界ブロック10,15,16およびL型側溝17に凹部18を形成し、接着層22を用いて図37のように取付け、あるいは図38のように美化部体3に突出部24を突設すると共に凹部18に凹穴25を設けて突出部24を挿入し接着剤層22で取付ける。
【0030】
図39には美化部体3の別の構成が示され、即ち美化部体3の周側には突条部26が屈曲して突設されている。即ちこのものは図40に示すように前記突条部26がブロック10,15,16の表面に形成された凹入部27と係合し、接着剤層22により固定されているが、また図41に示すようにブロック10等に一体凹入部28を形成して同じく接着剤層22で固着し得る。
【0031】
図42には上記したような突条部26に加えて突出部24を採用し、接着層22で固着したものが示されており、突条部26が傾斜突出されていることよりしてブロック10,15,16には図40,図41に示すような凹入部27,28を形成することなく設定し、しかも歩行などに支障を来すことのない状態に設定することができる。
【0032】
図43には美化部体3にアンカー29が背面で突設された場合を示し、このものは図44に示すようにアンカー29でブロック10などに固着される。なお図45に示すように美化部体3に境界ブロック10などの凹凸条22と係合する凹凸条30を設けて固着させてもよい。
【0033】
図46と図47には前記したような図15〜図33に示したような連接美化部体2の取付状態が拡大して示されているが美化部体2の背面に突条31を並設し、ブロック体10,15,16に嵌合固着させることによって的確な取付が確保される。なおこのように連接美化部体2や美化部体3をブロック10、15、16などに整然としかも迅速に列設する手法の一例としてはシートに対しそれらの美化部体2、3を適宜に目地材をも含めて接着して取付けたものとして準備し、このものによって各美化部体を型枠表面に貼付け、コンクリートを打ち込み型枠を取り外した後にシートを剥離するように形成することが好ましい。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したような本考案によるときは、従来技術において単にコンクリート色しか認識できなかった路面用の境界ブロックおよびL型側溝において比較的小型なワンポイント的耐食性美化部体により、好ましい重点的美化を図らしめ、即ち何れにしても路面から突出して設けられるこの種コンクリートブロックを利用することによって重点的美化作用が十二分に発揮され、また焼付、釉薬ないし琺瑯かけなどの光沢性や光輝性を伴った認識が容易で耐用性の高い美化が図られることから経年によってコンクリート面が黒ずんで汚れたような条件下においても好ましい美化作用が確保されると共に全面に連接して美化部体を使用することで長期にわたって光沢を帯びた美観を維持することができるし、歩行者は勿論車輌運転者などの疲労感を解消し、趣味性や愛好心を催さしめ、安全運転を図らしめ、更には適宜に蛍光塗料などを用いた美化を図ることによって夜間などにおける好ましい認識ないし交通安全を図らしめて生活環境の大幅改善を得しめ、しかも一般的には小型なワンポイント的美化部体を延長方向に対し一定間隔で用いることで足りるのでコストアップを来すことが少いなど、その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による路面境界用コンクリートブロックのうちの1つである片斜の歩車道境界ブロックの構成を示した斜面図である。
【図2】同じく本考案によるものについての別の長尺製品に関する構成を示した斜面図である。
【図3】本考案によるものの更に他の構成を示す斜面図である。
【図4】もう1つの本考案による両斜の歩車道境界ブロックの構成についての斜面図である。
【図5】図4に示したものの長大化された構成を示す斜面図である。
【図6】美化部体が頂面と側面に取付けられた図4のものの斜面図である。
【図7】底板部を一体に形成した別の本考案によるL形側溝の構成を示した斜面図である。
【図8】図7のものを長大化したものの斜面図である。
【図9】立ち上り部の境界部の両面に美化部体を設けたものの斜面図である。
【図10】本考案ブロックの更に別の本考案による地先境界ブロックの構成を示した斜面図である。
【図11】図10のものを長大化した構成の斜面図である。
【図12】本考案のコンクリートブロックによる道路適用状態の1例についての斜面図である。
【図13】その別の構成例を示した斜面図である。
【図14】更に別の施工構成例を示した斜面図である。
【図15】本考案による連接美化部体を歩車道境界ブロックに用いた1例の斜面図である。
【図16】図15に示したものの別の構成を示した斜面図である。
【図17】図15,16とは更に別の構成を示した斜面図である。
【図18】図17に示したものの長大化した構成を示した斜面図である。
【図19】図15の傾斜面に標語表示をもなすようにした本考案構成の1つを示す斜面図である。
【図20】図16のものに地名表示を施すようにした変形構成の斜面図である。
【図21】図17の者に絵や図柄の表示を施すようにした更に別の構成についての斜面図である。
【図22】L形側溝の頂面に連接美化部体を用いた1例の斜面図である。
【図23】図22のもののブロックの立ち上り部の頂面と傾斜面の各別に連接美化部体を取付けた場合の斜面図である。
【図24】図21のもののブロックの立ち上り部両面に連続して連接美化部体を設けた場合の斜面図である。
【図25】図23に示したものの長大化された構成を示す斜面図である。
【図26】図22に示したものにおいてブロックの立上り部両面に連接美化部体と絵や図柄美化部体とを設けたものの斜面図である。
【図27】図26に示したものにおいてブロックの立上り部両面に連接美化部体および標語を設けたものの斜面図である。
【図28】図24に示したものにおいてブロックの立上り部体に連続した連接美化部体および地名表示を設けたものの斜面図である。
【図29】更にもう1つの図22から図25と同様にブロックの立上り部およびL形の板状部の全面に連接美化部体を設けた斜面図である。
【図30】地先境界ブロックの頂面中央部に連接美化部体を用いたものの斜面図である。
【図31】図30と同様であるが頂面全般に連接美化部体を用いたものの斜面図である。
【図32】更に別の構成を示した図30の頂面に地番表示を設けたものの斜面図である。
【図33】図31に示したブロックの表面に絵や図柄美化部体をも用いた斜面図である。
【図34】図17や図21と図30や図32に示したブロックによる路面境界設定例の断面図である。
【図35】図31や図32と図24や図28に示したブロックによる施工例の断面図である。
【図36】絵や図柄をも用いた本考案の耐食性美化部体の斜面図である。
【図37】その取付状態の1例を示した断面図である。
【図38】その別の取付関係を示した断面図である。
【図39】美化部体の別の例について背面から見た斜面図である。
【図40】図39に示したものの取付状態を示した断面図である。
【図41】図39に示したものの別の取付状態についての断面図である。
【図42】図39に示したものの更に別の取付状態を示した断面図である。
【図43】アンカーを用いた本考案における美化部体の背面側から見た斜面図である。
【図44】図43に示したものの取付状態についての断面図である。
【図45】境界ブロックの凹凸条と係合するようにした美化部体の取付状態を示した断面図である。
【図46】連接美化部体の取付状態を示した断面図である。
【図47】連接美化部体の両面に連続した取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絵や図柄を用いた耐食性美化部体
2 連接耐食性美化部体
3 標語標識を用いた耐食性美化部体
4 その図柄
10 片斜の歩車道境界ブロック
11 その頂面
12 傾斜面
13 垂直状の片面
14 底板部
15 両斜の歩車道境界ブロック
16 地先境界ブロック
17 L形側溝
18 凹部
19 民地
20 車道
21 歩道
22 接着層
24 突出部
25 凹穴
26 突条部
27 凹入部
28 凹入部
29 アンカー
30 凹凸条
31 突条

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 路面境界形成ブロック部が形成されたコンクリートブロックにおいて前記路面境界形成ブロック部に金属質や陶磁器質などの無機質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る耐食性美化部体を取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【請求項2】 路面境界形成ブロック部が形成されたコンクリートブロックにおいて、前記路面境界形成ブロック部に金属質や陶磁器質などの無機質系、合成樹脂質系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成り絵や図柄その他の表示を施した耐食性美化部体を取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【請求項3】 路面境界形成ブロック部が断面を方形または台形として形成され且つ路面の長さ方向に伸びると共に路面から突出する突出部として形成され、該路面境界形成ブロック部の頂面または側面の何れか一方または双方に金属質や陶磁器質、硝子質などの無機質系、合成樹脂系またはゴム質系の何れか1種または2種以上より成る耐食性美化部体を取付け、該耐食性美化部体に絵や図柄その他の表示を施したことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【請求項4】 耐食性美化部体が陶器または磁器質、アルミニウムやステンレス、または鋳鉄などの金属質、硝子質、レジンコンクリートやガラス繊維強化コンクリートなどのコンクリート質あるいは合成樹脂質またはゴム質などによる単独または複合部材であり、該部材に彩色や夜光塗料の何れかによる美化面を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。
【請求項5】 路面境界形成ブロック部の頂面または側面の何れか一方または双方に一定幅または一定高さを有する全長あるいは全面全長にわたって耐食性美化部体を連続的に取付けたことを特徴とする路面境界用コンクリートブロック。
【請求項6】 耐食性美化部体の一部または全部に図柄や文字その他の表示を施したことを特徴とする請求項5に記載の路面境界用コンクリートブロック。
【請求項7】 路面境界形成ブロック部に凹入部を形成し、該凹入部に少くとも耐食性美化部体の一部を収容して埋込んだことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。
【請求項8】 耐食性美化部体の背面にアンカーを突設し、該アンカーを路面境界形成ブロック部に形成された凹穴に受入れ接着剤を充填して取付けたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1つに記載の路面境界用コンクリートブロック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図10】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【登録番号】第3010975号
【登録日】平成7年(1995)3月1日
【発行日】平成7年(1995)5月9日
【考案の名称】路面境界用コンクリートブロック
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−14893
【出願日】平成6年(1994)11月9日
【出願人】(592263506)株式会社ホクエツ (11)