身の回り品ケース
【課題】 構成が簡単ながら身の回り品を確実に収納でき、また蓋の開閉といった操作が不要なので取り出し、収納を面倒なく速やかに行なうことができる身の回り品ケースを提供する。
【解決手段】 球状体１は弾性材料で形成し、内部は収納空間１Ａになっている。球状体１は球面部１Ａに略半周の長さの切り込み２、３が形成してあり、その両端には亀裂拡大防止用のハトメ４が設けてある。５は球状体１の頂部１Ｃに設けた吊紐である。
【解決手段】 球状体１は弾性材料で形成し、内部は収納空間１Ａになっている。球状体１は球面部１Ａに略半周の長さの切り込み２、３が形成してあり、その両端には亀裂拡大防止用のハトメ４が設けてある。５は球状体１の頂部１Ｃに設けた吊紐である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、おしぼり、ウェットティッシュ、鍵、その他の身の回り品を収納するのに好適な身の回り品ケースに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
おしぼりは食事の際よく使用される馴染みの深いものであり、よく喫茶店やレストラン等では無料サービスとして供されている。
従来、このようなおしぼりは、くり返し使用可能なタオル地のものや使い捨て可能な不織布等を丸めたり、あるいは扁平状としたものを裸のまま、あるいは薄い樹脂フィルムで密封したものが使用されてきた。（特許文献１参照）
ポリエチレン、ビニール、紙、などのチャック付き袋容器に液体を湿潤させたおしぼりタオルを入れて密封包装したチャック袋入りおしぼりタオルが提案されている（特許文献２参照）。また、鍵等の小物はキーホルダー、マスコット等を付けて紛失を防止しているが、使う時にはカバンの中を探すといった面倒がある。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開平９−１８７３９５号公報
【特許文献２】 登録実用新案第３０８０９８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
そのため、次のような問題点があった。
（イ）おしぼりを使用する際、その度に蓋を取り外さなければならなかった。
（ロ）使用するとき、硬い蓋をケースから取り外すことが困難であった。
（ハ）蓋の取り外しに手間がかかりとっさのときに間に合わず不便であった。
（ニ）吊り手がないので利用範囲が限られていた。
（ホ）蓋を元に戻すという行為は、力の弱い幼児や高齢者にとって、難しい作業であった。
【０００５】
本発明はこれらの問題点に鑑みなされたもので、構成が簡単ながら身の回り品を確実に収納でき、また蓋の開閉といった操作が不要なので取り出し、収納を面倒なく速やかに行なうことができる身の回り品ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
弾性材料により形成し、内部が収納空間になった球状体と、該球状体の球面部に形成した開閉可能な切り込みとからなり、該切り込みを介して前記収納空間におしぼりその他の身の回り品を取り出し自由に収納したものからなる。
【０００７】
前記球状体の頂部に吊紐を設けるとよい。
【０００８】
前記切り込みは縁が重畳可能にするとよい。
【０００９】
前記球状体は前記切り込みの両端に例えばハトメ、加熱溶着などで亀裂防止部を設けるとよい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、上述のごとく構成したから、下記の諸効果を奏する。
（イ）球状体は弾性材料で形成し、球面部に切り込みを設けたから、使用する際、両サイ ドを指で押すだけで容易に開口し、収納してある身の回り品を取り出すことができ る。
（ロ）従来のように使用の都度、蓋を取り外す必要がないので、瞬時に取り出して使うこ とができる。
（ハ）頂部に吊紐を取り付けることにより、手首、ズボン、バッグなど、吊り下げて携帯 することで幅広く利用することができる。
（ニ）切り込み縁を重畳する様に形成したから、携帯中に収納物が不用意に落下すること を確実に防止することができる。
（ホ）切り込みの両端に亀裂防止部を設けたから、繰り返し開閉して使用しても、切り込 みが拡大することがなく、安心して長期間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の正面図。
【図２】開口した状態の斜視図。
【図３】切り込み縁を重畳させた状態の側面図。
【図４】使用状態を示す縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
１は球状体を示し、該球状体１はＰＶＣ（非フタル酸素材）からなる弾性材料で、ほぼテニスボールの大きさに形成し内部は収納空間１Ａになっている。
【００１３】
２、３は前記球状体１の球面部１Ｂに形成した上下切り込みを示し、該上下切り込み２、３は球状体１の略半周の長さからなっている。４、４は上下切り込みの２、３の両端に位置して球状体１に設けたハトメで、該ハトメ４、４は切り込み２、３の亀裂拡大を防止している。
【００１４】
５は例えばゴム紐からなる吊紐で、該吊紐５はループ状に折り返して、その先端側は球状体１の頂部１Ｃに設けた紐止め用ハトメ６に通して裏側で止めてある。
【００１５】
次に上述の構成からなる身の回り品ケースの使用方法について説明する。
球状体１の収納空間１Ａには、使用者が日常使う適宜のもの、例えば、鍵、おしぼり、飴、ガム等の身の回り品Ａを入れて携帯する。球状体１にこれらの身の回り品Ａを収納する時は、亀裂防止用ハトメ４、４のあたりを両側から力を加えて扁平にさせる。すると、切り込み２、３が開口するから身の回り品Ａを収納することができる。
【００１６】
球状体１は弾性材料で形成してあるから、力を抜くと球状に復元し切り込み２、３は閉塞した状態になり、収納している身の回り品Ａを確実に保持した状態になる。身の回り品Ａを取り出す時は、上記と同様に、球状体１に力を加えて、切り込み２、３を開口させれば容易に取り出すことができる。
【００１７】
切り込み２、３の切り込み縁２Ａ、３Ａは閉塞時に重畳させることにより確実に使用物を安心して保持することができる。
【００１８】
球状体１の頂部１Ｃにゴム紐からなる吊紐５を設けたので、手首、ズボン、バッグなどに吊下げて幅広く利用することができるし、駐輪場で自分の自転車に吊下げておけば位置確認の目印にもなる。
【００１９】
なお、本発明は球状体１の大きさの例として、テニスボールを挙げたが、大きさはこれに限定されるものではないし、形状も球体に限らず、たとえばラグビーボールの様な球体も含むものである。
【符号の説明】
【００２０】
１球状体
１Ａ収納空間
１Ｂ球面部
１Ｃ頂部
２下切り込み
３上切り込み
４亀裂防止用ハトメ
５吊紐
６吊紐用ハトメ
Ａ身の回り品
【技術分野】
【０００１】
本発明は、おしぼり、ウェットティッシュ、鍵、その他の身の回り品を収納するのに好適な身の回り品ケースに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
おしぼりは食事の際よく使用される馴染みの深いものであり、よく喫茶店やレストラン等では無料サービスとして供されている。
従来、このようなおしぼりは、くり返し使用可能なタオル地のものや使い捨て可能な不織布等を丸めたり、あるいは扁平状としたものを裸のまま、あるいは薄い樹脂フィルムで密封したものが使用されてきた。（特許文献１参照）
ポリエチレン、ビニール、紙、などのチャック付き袋容器に液体を湿潤させたおしぼりタオルを入れて密封包装したチャック袋入りおしぼりタオルが提案されている（特許文献２参照）。また、鍵等の小物はキーホルダー、マスコット等を付けて紛失を防止しているが、使う時にはカバンの中を探すといった面倒がある。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開平９−１８７３９５号公報
【特許文献２】 登録実用新案第３０８０９８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
そのため、次のような問題点があった。
（イ）おしぼりを使用する際、その度に蓋を取り外さなければならなかった。
（ロ）使用するとき、硬い蓋をケースから取り外すことが困難であった。
（ハ）蓋の取り外しに手間がかかりとっさのときに間に合わず不便であった。
（ニ）吊り手がないので利用範囲が限られていた。
（ホ）蓋を元に戻すという行為は、力の弱い幼児や高齢者にとって、難しい作業であった。
【０００５】
本発明はこれらの問題点に鑑みなされたもので、構成が簡単ながら身の回り品を確実に収納でき、また蓋の開閉といった操作が不要なので取り出し、収納を面倒なく速やかに行なうことができる身の回り品ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
弾性材料により形成し、内部が収納空間になった球状体と、該球状体の球面部に形成した開閉可能な切り込みとからなり、該切り込みを介して前記収納空間におしぼりその他の身の回り品を取り出し自由に収納したものからなる。
【０００７】
前記球状体の頂部に吊紐を設けるとよい。
【０００８】
前記切り込みは縁が重畳可能にするとよい。
【０００９】
前記球状体は前記切り込みの両端に例えばハトメ、加熱溶着などで亀裂防止部を設けるとよい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、上述のごとく構成したから、下記の諸効果を奏する。
（イ）球状体は弾性材料で形成し、球面部に切り込みを設けたから、使用する際、両サイ ドを指で押すだけで容易に開口し、収納してある身の回り品を取り出すことができ る。
（ロ）従来のように使用の都度、蓋を取り外す必要がないので、瞬時に取り出して使うこ とができる。
（ハ）頂部に吊紐を取り付けることにより、手首、ズボン、バッグなど、吊り下げて携帯 することで幅広く利用することができる。
（ニ）切り込み縁を重畳する様に形成したから、携帯中に収納物が不用意に落下すること を確実に防止することができる。
（ホ）切り込みの両端に亀裂防止部を設けたから、繰り返し開閉して使用しても、切り込 みが拡大することがなく、安心して長期間使用できる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の正面図。
【図２】開口した状態の斜視図。
【図３】切り込み縁を重畳させた状態の側面図。
【図４】使用状態を示す縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【００１２】
１は球状体を示し、該球状体１はＰＶＣ（非フタル酸素材）からなる弾性材料で、ほぼテニスボールの大きさに形成し内部は収納空間１Ａになっている。
【００１３】
２、３は前記球状体１の球面部１Ｂに形成した上下切り込みを示し、該上下切り込み２、３は球状体１の略半周の長さからなっている。４、４は上下切り込みの２、３の両端に位置して球状体１に設けたハトメで、該ハトメ４、４は切り込み２、３の亀裂拡大を防止している。
【００１４】
５は例えばゴム紐からなる吊紐で、該吊紐５はループ状に折り返して、その先端側は球状体１の頂部１Ｃに設けた紐止め用ハトメ６に通して裏側で止めてある。
【００１５】
次に上述の構成からなる身の回り品ケースの使用方法について説明する。
球状体１の収納空間１Ａには、使用者が日常使う適宜のもの、例えば、鍵、おしぼり、飴、ガム等の身の回り品Ａを入れて携帯する。球状体１にこれらの身の回り品Ａを収納する時は、亀裂防止用ハトメ４、４のあたりを両側から力を加えて扁平にさせる。すると、切り込み２、３が開口するから身の回り品Ａを収納することができる。
【００１６】
球状体１は弾性材料で形成してあるから、力を抜くと球状に復元し切り込み２、３は閉塞した状態になり、収納している身の回り品Ａを確実に保持した状態になる。身の回り品Ａを取り出す時は、上記と同様に、球状体１に力を加えて、切り込み２、３を開口させれば容易に取り出すことができる。
【００１７】
切り込み２、３の切り込み縁２Ａ、３Ａは閉塞時に重畳させることにより確実に使用物を安心して保持することができる。
【００１８】
球状体１の頂部１Ｃにゴム紐からなる吊紐５を設けたので、手首、ズボン、バッグなどに吊下げて幅広く利用することができるし、駐輪場で自分の自転車に吊下げておけば位置確認の目印にもなる。
【００１９】
なお、本発明は球状体１の大きさの例として、テニスボールを挙げたが、大きさはこれに限定されるものではないし、形状も球体に限らず、たとえばラグビーボールの様な球体も含むものである。
【符号の説明】
【００２０】
１球状体
１Ａ収納空間
１Ｂ球面部
１Ｃ頂部
２下切り込み
３上切り込み
４亀裂防止用ハトメ
５吊紐
６吊紐用ハトメ
Ａ身の回り品
【特許請求の範囲】
【請求項１】
弾性材料により形成し、内部が収納空間になった球状体と該球状体の球面部に形成した開閉可能な切り込みとからなり、切り込みを介して前収納空間におしぼりその他の身の回り品を取り出し、自由に収納してなる身の回り品ケース。
【請求項２】
前記球状体の頂部に吊紐を設けたことを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【請求項３】
前記切り込みは、切り込み縁が重畳可能であることを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【請求項４】
前記球状体は、前記切り込みの両端に亀裂防止部を設けてあることを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【請求項１】
弾性材料により形成し、内部が収納空間になった球状体と該球状体の球面部に形成した開閉可能な切り込みとからなり、切り込みを介して前収納空間におしぼりその他の身の回り品を取り出し、自由に収納してなる身の回り品ケース。
【請求項２】
前記球状体の頂部に吊紐を設けたことを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【請求項３】
前記切り込みは、切り込み縁が重畳可能であることを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【請求項４】
前記球状体は、前記切り込みの両端に亀裂防止部を設けてあることを特徴とする請求項１記載の身の回り品ケース。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１１−７９５７９（Ｐ２０１１−７９５７９Ａ）
【公開日】平成２３年４月２１日（２０１１．４．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２４９４８９（Ｐ２００９−２４９４８９）
【出願日】平成２１年１０月７日（２００９．１０．７）
【出願人】（５０８２３３８７０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年４月２１日（２０１１．４．２１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１０月７日（２００９．１０．７）
【出願人】（５０８２３３８７０）
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]