説明

車両前面ガラスのアクリル製日除け板

【目的】日差しの強い時や、雪道等、反射光線の強い時効力を発揮し、安全性も高く、脱着出来る車のサングラスを提供する。
【構成】淡色の透明なアクリル板を加工して上・下用本体6,1を設けこれにサイドステー2,3及び脱落止めピン7でもって前面ガラスに装着する。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、淡ブロンズ着色で透明度の高いアクリル板を加工した日除け、及び前面ガラスの破損事故による搭乗者保護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、不透明なステンレス製下のみの一枚物日除け板が有つた。
【0003】
【考案が解決の証とする問題】
これは次のような欠点があつた (イ)金属製で薄く、弾力も弱く不透明である為、走行安全性に欠けていた。
(ロ)一枚物を内側に大きく曲げて装着するため、脱着が困難であつた。
(ハ)眼下視野が極端に狭くなるため発車事故が起きがちで違法性もあつた。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本体部■を適応装着車両の前面ガラス巾より左右25mm〜30mm短くカットし、本体左右の空間サイズよりやや巾広のナイフ型ステー■を設け、さらにステー■より2mm巾の狭いすき間調整用のステー■一本を設ける。
使用材料は透明度の高い3mm厚良質アクリル樹脂板を本体、ステー共同材料を使用する為、視界の妨げにならない上、弾力性が強いのでガラスが破損した場合破片を前面におし出す作用が働くため為、ガラス破損事故の際安全性が向上する。
装着時は、ウインドガラス周囲の固定ゴムの弾力性を利用出来る様、ステー■にストッパー加工を施し、温度差に依るアクリルの持つ伸縮特性を調整出来る為、ガラス局面に自然にフイットすると共に、温度変化による脱落や変形も無い。
■、は上部光線を緩和する目的で制作する。
上下併用で使用した場合、日除け効果が増し、双方単独でも使用出来る様にした。
【0005】
【考案の効果】
本考案は以上のような構成で上下併用で使用した場合、ウインドガラス全体の1/2以上の面積を覆う為、紫外線等の目に有害な光線を半減し、運転過労や前面ガラス破損事故の際のけが防止にもなる。尚、脱着式で有るため違法性は無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図である,
【図2】本考案の一部左右ステーを切り欠いた図面である
【符号の説明】
■ 本体 ■ 左側ステー
■右側ステー ■ 間隔調整用予備ステー ■ストッパー
■ 上本体 ■ 脱落防止ピン

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】下用は車両の前面ガラスに本体■を立てかけ、左側すき間にサイドステー■をさし込み、最後に右側用サイドステー■を差し込む。取り外しは、本体中間部を手前に引き、両側ステー■を手前に開扉様に引く以上の如く構成された簡単に脱着出来るアクリル製日除け板上用は本体■をガラス面に沿って押し上げ、脱落止めピン■を両サイドのピンホールに通し、ガラス枠ゴム又は樹脂製内張りに刺す

【図1】
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【図2】
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【登録番号】第3008011号
【登録日】平成6年(1994)12月14日
【発行日】平成7年(1995)3月7日
【考案の名称】車両前面ガラスのアクリル製日除け板
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−1348
【出願日】平成6年(1994)1月12日
【出願人】(594036397)