説明

車両退出阻止装置

【課題】メンテナンス時の装置の動作確認を容易にすると共に、緊急時における車両の退出許可の対応を迅速に行う。
【解決手段】駐車車両を鎖錠する鎖錠部と、該鎖錠部を起立した鎖錠位置と倒伏した解錠位置とに選択的に回動駆動する駆動部とを備え、車両が進入すると前記鎖錠部を前記解錠位置から前記鎖錠位置へ駆動して駐車車両の退出を阻止する構成の車両退出阻止装置において、収納ボックス11に少なくとも前記鎖錠部を手動操作するスイッチ5を外部から操作可能に設け、該スイッチ5を保護カバー17で覆う構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車スペースに車両が進入すると鎖錠部を解錠位置から鎖錠位置へ駆動して駐車車両の退出を阻止する車両退出阻止装置に関し、特に、メンテナンス時の装置の動作確認を容易にすると共に、緊急時における車両の退出許可の対応を迅速に行なえるようにした車両退出阻止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両退出阻止装置は、複数に区分けされた各駐車スペースに、起立して車両の退出を阻止する鎖錠位置と倒伏して車両の退出を可能にする解錠位置をとる鎖錠部を車両検知センサーの検知信号の発生により上記鎖錠位置に駆動制御し、精算終了信号の発生により上記解錠位置に駆動制御するように構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、各駐車スペースに設置された車両退出阻止装置は、駐車スペース毎に駐車料金を集中して精算管理する料金精算処理装置と双方向通信可能となっていた。
【0003】
これより、駐車スペースに車両が進入するとそれを車両検知センサーで検知し、該車両検知センサーの車両検知信号の発生により駆動部で鎖錠部を解錠位置から鎖錠位置まで起立させて車両の退出を阻止し、料金精算処理装置における精算終了信号の発生により鎖錠部を鎖錠位置から解錠位置まで倒伏させて車両の退出を可能にしていた。
【0004】
そして、このような従来の車両退出阻止装置においては、鎖錠部を手動操作するスイッチを料金精算処理装置側に備える場合が多く、この場合、メンテナンス時に例えば上記鎖錠部の起立及び倒伏を手動操作してその動作を確認するときや、緊急時に鎖錠部を手動により解錠位置まで倒伏させて駐車車両に退出許可を与える必要があるときには、料金精算処理装置に備えたスイッチを操作して行なわれる。
【特許文献1】特開2003−35047号公報(図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記料金精算処理装置は、一般に、各駐車スペースから遠隔した場所に設置されていることが多く、料金精算処理装置の設置位置から鎖錠部の動作確認がし難いことがあった。
【0006】
また、料金精算処理装置の設置位置から駐車スペースの状態が確認し難く、緊急時に駐車車両の退出許可を迅速に与えることができないおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に着目してなされたもので、メンテナンス時の装置の動作確認を容易にすると共に、緊急時における車両の退出許可の対応を迅速に行なえるようにした車両退出阻止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このために、請求項1の発明は、各駐車スペースに設置され、駐車車両を鎖錠する鎖錠部と、該鎖錠部を起立した鎖錠位置と倒伏した解錠位置とに選択的に回動駆動する駆動部とを備え、車両が進入すると前記鎖錠部を前記解錠位置から前記鎖錠位置へ駆動して駐車車両の退出を阻止する構成の車両退出阻止装置であって、少なくとも前記鎖錠部を手動操作するスイッチを外部から操作可能に設け、該スイッチを保護カバーで覆う構成とした。
【0009】
このような構成により、駐車スペースに設置され、駐車車両を鎖錠する鎖錠部と、該鎖錠部を起立した鎖錠位置と倒伏した解錠位置とに選択的に回動駆動する駆動部とを備え、車両が進入すると上記鎖錠部を上記解錠位置から上記鎖錠位置へ駆動して駐車車両の退出を阻止する構成の車両退出阻止装置に設けたスイッチを覆う保護カバーを外して該スイッチを外部から手動操作して鎖錠部を起立及び倒伏させる。
【0010】
前記スイッチは、具体的には、請求項2のように、前記駐車スペースの縁部に配設されて前記駆動部を収納する収納ボックスに設けるとよい。この場合、前記収納ボックスは、請求項3のように、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた構造を有し、前記スイッチを前記カバーに形成した窓の内側に設け、該窓を前記保護カバーで塞ぐ構造とするとよい。さらに、この場合、前記スイッチは、請求項4のように、前記カバーを前記ボックス本体にボルトで締結する締結位置近傍の前記ボックス本体側面に設け、前記保護カバーを取り付けたときに当該保護カバーで前記ボルトの頭部上方が覆われる構成とするとよい。そして、前記スイッチは、請求項5のように、前記ボックス本体内部に設けてもよい。
【0011】
又は、前記収納ボックスは、請求項6のように、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた構造を有し、前記スイッチを前記カバーに形成された凹部に設け、該凹部を前記保護カバーで塞ぐ構造としてもよい。
【0012】
また、請求項7の構成の場合においては、前記保護カバーは、鍵の操作により施錠・解錠する錠を備える構造としたとした。さらに、請求項8のように、前記収納ボックスは、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた防水構造を有し、前記スイッチは、防水スイッチとした。
【発明の効果】
【0013】
本発明の車両退出阻止装置によれば、少なくとも鎖錠部を手動操作するスイッチを外部から操作可能に設けたことにより、駐車スペース側でメンテナンス時の装置の動作確認を容易に行なうことができる。従って、車両退出阻止装置の異常の発見が容易になり且つその対応処置を迅速に行なうことができる。また、緊急時に退出許可を与えるべき駐車車両を的確に把握して迅速な対応を行なうことができる。さらに、スイッチを覆う保護カバーを備えているので、外部から視認できず、スイッチを操作して不正退出したり、スイッチの悪戯操作を防止することができる。
【0014】
また、スイッチを駐車スペースの縁部に配設された駆動部の収納ボックスに設ければ、駐車車両に邪魔されること無くスイッチを操作することができ、緊急時のスイッチ操作が容易になる。
【0015】
さらに、スイッチを収納ボックスのカバーに形成した窓の内側に設け、該窓を保護カバーで塞ぐ構造とすれば、スイッチの悪戯操作や、スイッチへの接触による装置の誤動作を防ぐことができる。
【0016】
そして、スイッチをカバーとボックス本体との締結位置近傍のボックス本体側面に設けて保護カバーを取り付けたときに当該保護カバーで締結ボルトの頭部上方が覆われるようにすれば、カバーを取り外すためには先ず保護カバーを外す必要があり、カバーの取り外しが困難となる。従って、カバーが取り外されて駆動部が悪戯されるのを防止するための保護カバーとしても兼用することができる。
【0017】
また、スイッチをボックス本体内部に設ければ、スイッチの防水を確実にすることができる。
【0018】
さらに、スイッチをカバーに形成された凹部に設け、該凹部を保護カバーで塞ぐ構造とすれば、この場合もスイッチの悪戯操作や、スイッチへの接触による装置の誤動作を防ぐことができる。
【0019】
さらにまた、保護カバーに錠を設ければ、保護カバーが不正に取り外されるのを防止することができ、スイッチの悪戯操作をより厳重に防止することができる。
【0020】
そして、収納ボックスを防水構造とし、防水スイッチを使用すれば、防水性を容易に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明に係る車両退出阻止装置の実施形態の平面図を示す。
図1において、本実施形態の車両退出阻止装置は、駐車スペース1へ進入した駐車車両の前後タイヤ間に鎖錠部を起立させて駐車車両の不正退出を阻止するものであり、車両検知センサー2と、鎖錠部3と、駆動部4と、スイッチ5(図2参照)とを備えて構成する。
【0022】
上記車両検知センサー2は、駐車スペース1へ進入した駐車車両を検知するものであり、駐車スペース1の中央部側に配設され、図1に矢印で示す駐車車両の進入方向に平行に送信コイル6と受信コイル7とを配置して構成している。そして、上記送信コイル6と受信コイル7との間に常時電磁界を発生させ、駐車車両の金属ボディが接近することによって発生する受信コイル7のインピーダンス変化を検知して駐車スペース1へ駐車車両が進入したことを検知できるようになっている。なお、上記車両検知センサー2は、樹脂製カバー又は一部を非金属で構成した金属製カバーで覆われている。
【0023】
上記車両検知センサー2の側方には、図1に矢印で示す駐車車両の進入方向に略直交して鎖錠部3が設けられている。この鎖錠部3は、駐車スペース1へ進入した駐車車両の前後タイヤ間に起立して駐車車両の不正退出を阻止するものであり、図示省略の軸受部に回動可能に支持された回動軸8と、略凸状に折曲して両端部を上記回動軸8に溶接一体化して枠状とした一本の長い中空部材9と、回動軸8及び中空部材9に囲まれた空間部を覆って設けた板部材10とを備えて構成している。
【0024】
上記駐車スペース1の縁部には、上記鎖錠部3を挟んで上記車両検知センサー2と対向して駆動部4が設けられている。この駆動部4は、鎖錠部3の回動軸8を回動駆動し、鎖錠部3が起立した鎖錠状態及び倒伏した解錠状態を選択可能にするものであり、図示省略の例えばモータと該モータの動力を回動軸8に伝達する図示省略の伝達手段とを備えて構成し、収納ボックス11の内部に配設されている。なお、収納ボックス11は、図2(b)に示すように、上部を開口したボックス本体12とその上部を覆うカバー13とからなり、ボックス本体12の上端縁部12aに設けた防水パッキン14をカバー13の裏面に密接させて内部を防水可能な構造となっている。
【0025】
図2(b)に示すように、上記収納ボックス11のカバー13に形成した窓16の内側にてカバー13をボックス本体12にボルト23で締結する締結位置近傍のボックス本体12の側面12bには、スイッチ5が設けられている。このスイッチ5は、上記鎖錠部3の起立及び倒伏の手動操作及び電源をON・OFF駆動するものであり、上記カバー13の窓16から手を差し入れて収納ボックス11の外部からカバー13を外すことなく操作可能とされた例えば防水スイッチである。さらに、上記窓16を保護カバー17で塞いで上記スイッチ5の不正操作を防止している。
【0026】
また、保護カバー17が上記カバー13へ取り付けられた状態においては、保護カバー17が上記ボルト23の頭部上方を覆う構造となっており、保護カバー17を取り外さなければ、カバー13も取り外すことができないようになっている。従って、収納ボックス11内の駆動部4を悪戯されるおそれがない。
【0027】
さらに、上記保護カバー17は、図2(a)に示すように、裏面に凹部18を形成して横に長い形状を有しており、上記カバー13の窓16の縁部裏面に係止する係止部19を一側端部に設け、上記窓16に対応した位置の側方に錠20を設けて保護カバー17が不正に取り外されるのを防止できるようになっている。この錠20は、前面中央部に鍵穴を設けたシリンダー錠であり、その後端部をカバー13に設けた図示省略の孔を通してカバー13の裏面側に突出可能とし、上記後端部にカバー13の裏面に係止する係止片21を設けて、該係止片21が上記鍵穴に挿入された鍵22の回操作に伴って回動するようになっている。そして、施錠状態においては上記係止片21がカバー13の裏面に係止し(施錠位置)、解錠状態においては上記係止片21のカバー13の裏面に対する係止が解除され(解錠位置)、係止片21が上記孔から抜け出し可能となり、保護カバー17が同図に示す矢印方向に取り外しできる構造となっている。
【0028】
次に、このように構成された本発明の車両退出阻止装置において、スイッチ5の操作について説明する。
スイッチ5を操作して装置のメンテナンスを行なう場合や、駐車車両を緊急退出させる場合には、先ず、図2に示す収納ボックス11のカバー13の側面に取り付けられた保護カバー17の錠20に鍵22を差込んで回動操作し、係止片21をカバー13の裏面に係止した施錠位置から係止が解除された解錠位置まで移動させる。
【0029】
次に、カバー13から保護カバー17を図2に示す矢印方向に取り外す。これにより、カバー13に形成した窓16にスイッチ5の操作部5aが露出し、スイッチ5が外部から操作可能となる。
【0030】
ここで、メンテナンス時には、上記窓16から手を差し込んで上記スイッチ5の操作部5aを操作し、上記鎖錠部3の起立及び倒伏動作の確認及び電源のON・OFF動作の確認を行なう。また、駐車車両を緊急退出させる時には、上述と同様にして、退出させるべき駐車スペース1の車両退出阻止装置に設けた上記スイッチ5の操作部5aを操作して鎖錠部3を倒伏させて解錠し、駐車車両の退出を許可する。
【0031】
また、収納ボックス11が駐車スペース1の縁部に設けられているので、駐車車両に邪魔されること無くスイッチ5を操作することができ、緊急時のスイッチ操作が容易になる。
【0032】
なお、この車両退出阻止装置による駐車管理は、従来と同様であり、前述したように、駐車スペースに車両が進入するとそれを車両検知センサーで検知し、該車両検知センサーの車両検知信号の発生により駆動部で鎖錠部を解錠位置から鎖錠位置まで起立させて車両の退出を阻止し、料金精算処理装置からの精算終了信号の入力により鎖錠部を鎖錠位置から解錠位置まで倒伏させて車両の退出を可能にするようにして行なわれる。
【0033】
図3は、上記スイッチ5の他の取付け構造例を示す正面断面図である。
図3に示すように、収納ボックス11は、上部を開口したボックス本体12とその上部を覆うカバー13とを備えた構造を有し、上記スイッチ5を上記カバー13に形成された凹部24に設け、該凹部24を上記保護カバー17で塞ぐ構造としている。保護カバー17は、その裏面に上記スイッチ5に対応してその操作部5aの逃げ部25を形成している。また、該逃げ部25の側方に錠20を設けて該錠20の後端部をカバー13に形成した孔26を通してカバー13の裏面側に突出可能とし、上記錠20の後端部に設けた係止片21が鍵22の回動操作によりカバー13の裏面に係止した施錠位置と係止を解除した解錠位置との間を移動するようになっている。そして、上記解錠位置において、係止片21が上記孔26から抜け出し可能となり、保護カバー17がカバー3から取り外し可能となっている。
【0034】
これにより、上記スイッチ5を操作する場合には、上記錠20に鍵22を差し込んで回し、上記錠20の係止片21をカバー13の裏面に係止した施錠位置から係止を解除した解錠位置まで移動させてカバー13から保護カバー17を取り外す。これにより、上記スイッチ5の操作部5aが上記カバー13の凹部24内に露出し、外部からの操作が可能となる。
【0035】
図4は、上記スイッチ5のさらに他の取付け構造例を示す正面断面図である。
図4に示すように、収納ボックス11は、上部を開口したボックス本体12とその上部を覆うカバー13とを備えた構造を有し、上記スイッチ5を上記カバー13に形成した窓16の内側にてボックス本体12内部に設けた支持部材27の上端部に設け、上記窓16を上記保護カバーとしてのシャッタ部材28で塞ぐ構造としている。シャッタ部材28は、細長状の板材を折り曲げて略中央部分に所定の段差が生ずるように形成され、その一端部28a側を上記カバー13の窓16の側方に固定された錠20の後端部に回動可能に取り付け、他端部28b側を上記カバー13の裏面に圧接させ、上記錠20に差し込まれた鍵22の回動操作に伴って回動して上記窓16を開閉するようになっている。
【0036】
これにより、上記スイッチ5を操作する場合には、上記錠20に鍵22を差し込んで回し、シャッタ部材28を開ける。これにより、上記スイッチ5の操作部5aが上記カバー13の窓16に露出し、外部からの操作が可能となる。
【0037】
なお、上記実施形態においては、スイッチ5を収納ボックス11に設けた場合について説明したが、これに限らず、車両検知センサー2の設置部等、装置本体のいずれの箇所に設置されてもよい。
【0038】
また、本発明は、駐車車両の前後タイヤ間に鎖錠部3を起立させる車両退出阻止装置だけでなく、駐車スペース1の進入口側に鎖錠部3を起立させる車両退出阻止装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明による車両退出阻止装置の実施の形態を示す平面図である。
【図2】上記車両退出阻止装置におけるスイッチの取付け構造例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面断面図である。
【図3】上記スイッチの他の取付け構造例を示す正面断面図である。
【図4】上記スイッチのさらに他の取付け構造例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
【0040】
3…鎖錠部
4…駆動部
5…スイッチ
11…収納ボックス
12…ボックス本体
12b…ボックス本体の側面
13…カバー
16…窓
17…保護カバー
20…錠
23…ボルト
24…カバーの凹部
28…シャッタ部材(保護カバー)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各駐車スペースに設置され、駐車車両を鎖錠する鎖錠部と、該鎖錠部を起立した鎖錠位置と倒伏した解錠位置とに選択的に回動駆動する駆動部とを備え、車両が進入すると前記鎖錠部を前記解錠位置から前記鎖錠位置へ駆動して駐車車両の退出を阻止する構成の車両退出阻止装置において、
少なくとも前記鎖錠部を手動操作するスイッチを外部から操作可能に設け、該スイッチを保護カバーで覆う構成としたことを特徴とする車両退出阻止装置。
【請求項2】
前記スイッチは、前記駐車スペースの縁部に配設されて前記駆動部を収納する収納ボックスに設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両退出阻止装置。
【請求項3】
前記収納ボックスは、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた構造を有し、前記スイッチを前記カバーに形成した窓の内側に設け、該窓を前記保護カバーで塞ぐ構造としたことを特徴とする請求項2に記載の車両退出阻止装置。
【請求項4】
前記スイッチは、前記カバーを前記ボックス本体にボルトで締結する締結位置近傍の前記ボックス本体側面に設け、前記保護カバーを取り付けたときに当該保護カバーで前記ボルトの頭部上方が覆われる構成としたことを特徴とする請求項3に記載の車両退出阻止装置。
【請求項5】
前記スイッチは、前記ボックス本体内部に設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両退出阻止装置。
【請求項6】
前記収納ボックスは、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた構造を有し、前記スイッチを前記カバーに形成された凹部に設け、該凹部を前記保護カバーで塞ぐ構造としたことを特徴とする請求項2に記載の車両退出阻止装置。
【請求項7】
前記保護カバーは、鍵の操作により施錠・解錠する錠を備える構造としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両退出阻止装置。
【請求項8】
前記収納ボックスは、上部を開口したボックス本体とその上部を覆うカバーとを備えた防水構造を有し、前記スイッチは、防水スイッチであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の車両退出阻止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−205021(P2007−205021A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−24481(P2006−24481)
【出願日】平成18年2月1日(2006.2.1)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)