説明

輪付き布地

【課題】 ものを包む際に必要な結びの技術の簡略化を促し、布地の材質や意匠の幅を広げることにより、和装・洋装、エコバッグ、アウトドアなど、幅広いシーンでの使用やファッショナブルな使用にも耐え得る四角形の布地を提供する。
【解決手段】 四角形の布地(1)の4つある角の1つに2つの輪(2)を固定することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、四角形の布地(1)の4つある角の1つに2つの輪(2)を固定した、輪付き布地に関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来、四角形の布地は風呂敷として、それのみで使用されてきた。
【発明の開示】
【0003】
これは次のような欠点があった。
(イ)結び目がかたくなると、結びに慣れていない子供や手の力が弱くなった老人には 扱いにくい。
(ロ)四角形の布地そのものは結び方によってさまざまな使い方ができるが、きれいに 使いやすく結び上げるのは難しい。
(ハ)四角形の布地は和装小物である風呂敷として流通することが多いが、それまでの 歴史・文化の流れのためか利用者層が狭い。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
四角形の布地(1)の4つある角の1つに2つの輪(2)を固定する。
本発明は、以上の構成よりなる輪付き布地である。
【発明の効果】
【0005】
(イ)包み結びの最後の締めを2つの輪を通すことによって行うので、手に提げたり締 めるときに力をこめたためにきつく締まったりしても、輪をゆるめることで容易 に解くことができる。
(ロ)最後の締めを2つの輪のみで行うので、複雑な結びが不要になる。
(ハ)固定された2つの輪が包み結びのポイントとなるため、ファッショナブルな用い 方の工夫をしやすく、布地の意匠・材質を変えることによって、和装だけでなく 洋装にも、エコバッグやアウトドアなどの多くの局面での使用にふさわしいもの をアレンジすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
四角形の布地(1)の4つある角の1つに2つの輪(2)を縫い止めるなどして固定す る。その際、固定する角を2つの輪の大きさに合わせて折りたたむとさらによい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の全体図である。
【図2】 本発明の使用例である。
【符号の説明】
【0008】
1 四角形の布地
2 2つの輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形の布地(1)の4つある角の1つに2つの輪(2)を固定した輪付き布地。

【図1】
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【図2】
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