説明

農作物販売管理システムおよび販売管理方法

【課題】産地直売所における消費者ニーズである「品揃え・新鮮・安価・安全」という要望を十分に満足させる販売管理運営のために、高齢者や農家の婦人層にも簡単に、しかも一貫したシステムで楽に販売管理できる様に、農産物直売所と各商品の出荷者をネットワーク接続させたPOSレジスターを含む農産物販売管理システムと販売管理方法を提供すること。
【解決手段】農産物直売所1と、サーバーセンター2と、バーコードラベル作成装置3で構成され、農産物直売所1にはPOS端末装置11とバーコード読み取り装置12が設置され、サーバーセンター2には販売管理サーバー21と音声・FAX・電子メールサーバー装置22と管理用コンピューター23が設置され、バーコードラベル33のバーコードフォーマットの1桁目と13桁目以外の任意の桁に「0〜9」までのいずれかの数字nを設定することによって、農産物直売所の販売形態に適した自由度の高い運営をする農産物販売管理システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続(主には電話回線やインターネット回線)され、農産物直売所での売上データの管理をバーコードを用いたPOS付きレジスター(以降POSレジスターと称す)で行うのと同時に、複数の商品出荷者(各農産物や加工食品の納入者)にリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売状況を通知し、農産物やその加工食品をはじめとする産地特有であって鮮度が重要視される店舗現場での在庫状況を遠隔地から監視、あるいは商品毎の鮮度管理を行い、消費者への新鮮な商品の提供と、農産物直売所での商品在庫切れ防止を目的としており、更にはバーコードデータを各出荷者が、個人のコンピューターやFAX、携帯電話、PDA等の携帯端末装置で管理運用することにより、出荷者自身でリアルタイムに、かつ自由に各自の商品の在庫調整や価格調整できる農作物販売管理システムおよび販売管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術においては、スーパーマーケットのPOSレジスターシステムに代表されるように、各商品の販売価格は店頭に並べる前に予め、そのPOSレジスターシステムを総合管理するデーターベースに登録しておかなければならないシステムになっている。スーパーマーケットのように卸売り業者や生産工場から予め商品を買い取った後に、利益分を付加して各商品の価格を決定する形態であれば、ある程度の時間と人手を使ってバーコードデータをデーターベースに登録していけばよいが、実際に販売が開始された後は、どの卸売業者あるいは生産工場からの商品供給が不足しているか、あるいは売り場在庫に対して次回どのような時期にどれくらいの数量の商品をどの卸売り業者や生産工場から仕入れなければならないかという判断は、その日の販売終了後、データーベース内の売り上げデータと在庫データ等の販売データを統計処理して比較検討後に実施しなければならないのが現状である。
また近年農業や漁業の分野における産地直売所は、郊外への道路の整備や「道の駅」等の行政指導による地域活性化推進活動、また無農薬野菜や有機栽培野菜に代表される消費者の健康的食生活への関心、又は農業や漁業従事者の農繁期以外の生活期間の活用による副収入確保等の理由から、全国的に産地直売所が急増している。また、現在の農業生産形態は、農村地帯で過疎化が進み農業後継者の確保が難しく、農業を支える主たる担い手が、高齢者や農家の婦人層になりつつある。しかし、産地直売所の運用形態は複数の生産者が各自の商品を持ち寄り店頭に並べるという煩雑なものであり、参加する生産者数が増えるに従って産地直売所での商品管理も複雑になってくる。
一方、消費者にとってはバラエティーに富んだ商品陳列は満足度を増し、産地直売所はその消費者ニーズである「品揃え・新鮮・安価・安全」という要望を十分に満足させる運営のために、いつ店舗を訪れてもバラエティーに富んだ商品を豊富に揃えるための、出荷者毎の店頭商品在庫の正確なリアルタイム数量管理、出荷者や商品種類の数量変化に容易に対応できる合理的な事務処理、商品毎の正確な鮮度管理と商品価格への迅速な反映、農産物商品の生産履歴管理データの開示が要求されている。
また従来のPOSレジスターシステムでは、仮に出荷者が商品鮮度や商品在庫状況から商品の販売価格を変更しようとしても、リアルタイムには価格の変更はできない。鮮度の高い商品を商品価値として売りしている産地直売所では、各出荷者が各自販売している商品の鮮度に応じて迅速に販売価格を変更して、商品の販売を促進し、より鮮度の高い商品が店頭を占有している必要がある。
そして、その鮮度や安全性の証明に関しても、出荷者が必ずしも産地直売所店頭で待機していないので消費者に説明することができない。対策として、生産履歴証明を商品に添付しておく方法があるが、全ての消費者が購入商品の「出荷者の氏名、出荷者の電話番号、出荷者の顔写真、商品名(栽培品の名称)、栽培した場所、農作業内容、使用した肥料、使用した農薬等の栽培管理に関する情報」という生産履歴情報を知り得たいという要望はないので、生産履歴証明書の商品への添付は商品価格が上がってしまい、顧客ニーズに反することになる。従って、生産履歴情報が必要な消費者にのみ情報を提供するシステムが要望されている。
また前述のように産地直売所には複数の出荷者が商品を納入しており、例えば「だいこん」という同一の商品を、複数の出荷者が納入して産地直売所店頭に並べるケースが当たり前に存在し、その商品を従来のPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットで「(出荷者)+(商品名)+(商品価格)」という一体化した関連付けをすると、同じ「だいこん」であるが、出荷者毎に異なった商品としてバーコードを管理されてしまう。このように出荷者ごとに商品管理されている従来のPOSレジスターシステムでは、同じ商品が出荷者毎に発生してしまい、新たな出荷者が商品を納入する様になった場合、その新規の出荷者は一般的には複数種類の商品を持ち込んで販売することになるので、バーコードの商品登録データが「新規出荷者×商品種類=新たなPOSレジスターデータ登録数」という量で一気に増加してしまう。このPOSレジスターシステムのデータベース量の増加に伴い、システムのハードウェア内の記憶用メモリーの追加や、管理コストの増大を招く結果となる。
詳細に説明すると、従来のPOSレジスターシステムで使用されているバーコードは、JANコードのインストアコードを図7に示す様に設定されており、13桁を「特殊コード」「商品コード」「金額」「チェックデジット」に分割して使用している。この形式では、出荷者毎の管理はできないので、上述の様に同じ商品が出荷者毎に発生してしまい、商品登録データが「新規出荷者X商品種類=新規POSレジスターデータ登録数」という量で増加してしまう。また、農産物直売所のように商品価格の幅が数十円から数万円に渡り、商品も数百種類になる運営形態においては、どうしても商品価格を管理するバーコードの金額コード領域が桁を多く使用してしまい、他の出荷者数の増加や商品種類に増加に余裕を持ったバーコードフォーマットで運用できない不具合がある。
その他提案されている従来のPOSレジスターシステムやバーコードを工夫した商品や販売の管理方法として、特許文献1から3がある。
特許文献1は、「売り場毎に異なる販売価格を設定可能なPOSレジスターシステム」にあるように同一種類の商品であっても売り場毎に異なる価格を設定でき、同一種類の商品に状態や価値による価格変更ができるものではあるが、このシステムの方式は商品に「売り場コード」を付加するためにPOSレジスターの「POS番号」をシステムに管理させることによって売上管理データの管理項目に「売り場単位」を設定しているだけであり、バーコードフォーマットを変更しているものではない。
従って産地直売所の課題である、出荷者毎に異なる価格設定のリアルタイム変更、「新規出荷者X商品種類=新規POSレジスターデータ登録数」という無駄なPOSシステム上のデータ増加の防止、商品数量や価格帯の増減に的確に対応できるシステムの提供を解決できていない。
また、特許文献2は、「製品の生産背景の表示されたバーコード情報により、消費者が分析された環境に配慮された製品情報を確認する方法」にあるようにバーコードのコード体系内に「生産者認識コード」を設けて、「原産地、商品分類、遺伝子操作、安全性、環境汚染管理、生産環境、原料の生産方法、生産時期等」の情報を確認できるシステムが提案されているが、産地直売所の商品のように同一種類の商品であっても生産者が異なる場合の生産履歴の開示を「従来の汎用バーコードフォーマットである13桁」で実現しているものではない。
また、特許文献3は、「農薬管理方法」のような商品管理方法が提案されており、この方法によると販売現場の在庫情報がリアルタイムに管理できるが、商品棚に商品の有無を検出するセンサーが必要であることから、産地直売所の様に商品の種類や販売個数が常時変化する販売環境には不適切であり、センサー設置による管理コストの増加は、商品単価の上昇に結び付くので、産地直売所の商品在庫確認方法としても不適切である。
このように、従来のPOSレジスターシステムによる販売管理システムや生産履歴開示方法、また販売現場の在庫状況リアルタイム管理システムでは、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が出荷した商品を販売する、農産物直売所の課題を解決するものではなく、そのシステムの利用者および運用者にとって簡単かつ便利なPOSレジスターシステムの提案が望まれる。
【特許文献1】特開平7−78290号公報
【特許文献2】特開2002−63389号公報
【特許文献3】特開平7−123166号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述のように、従来のPOSレジスターシステムでは産地直売所等での農産物や加工食品の店頭在庫の不足に対する商品数の補充や、急な新商品の追加や、鮮度変化に応じた迅速な商品価格変更に関して各出荷者単位で容易に対応ができない。また次世代の商品管理の1つとして、現在、消費者レベルでも注目されてきつつある農産物トレーサビリティー(本願明細書内では「生産履歴」と称し、「出荷者の氏名、出荷者の電話番号、出荷者の顔写真、栽培品の名称、栽培した場所、農作業内容、使用した肥料、使用した農薬等の栽培管理に関する情報」を示す)の表示に対する各商品の出荷者が商品個別の詳細な説明を、販売現場であるの産地直販所や消費者が各家庭に持ち帰った後に、簡単な方法で確認することができない。
また、産地直売所への新規販売参入者の増加に伴う、POSレジスターシステムのデータベースの記憶用メモリーへの負担や、管理コストの増大を招いてしまい、結果的に無駄なデータ量増加によるデーターベース管理コストの増大は、販売価格の上昇を招き、新規の出荷者の参入によるバラエティーに富んだ商品陳列は、消費者への商品価格の上昇という形で負担を強いることになる。
また、現状の産地直売所におけるPOSレジスターシステムは、出荷者毎に一日の売上管理や1ヶ月毎の各販売店舗毎の出荷者全員をまとめた売上詳細の精算管理ができたり、その精算書類を各販売店舗や代表者へ電子メールで通知できたりするという極めて一般的な機能を有するものでしかない。
【0004】
そこで、本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、産地直売所における消費者ニーズである「品揃え・新鮮・安価・安全」という要望を十分に満足させる販売管理運営のために、いつ店舗を訪れてもバラエティーに富んだ商品を豊富に揃えるための、出荷者毎の店頭商品在庫の正確なリアルタイム数量管理、出荷者や商品種類の数量変化に容易に対応できる合理的な事務処理、商品毎の正確な鮮度管理と商品価格への迅速な反映、及び、農産物商品の生産履歴管理データの開示を高齢者や農家の婦人層にも簡単に、しかも一貫したシステムで楽に販売管理できる様に、農産物直売所と各商品の出荷者をネットワーク接続(主には電話回線やインターネット回線)させたPOSレジスターを含む農産物販売管理システムと販売管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の本発明の農産物販売管理システムは、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、前記サーバーセンターは、前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、で構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の農産物販売管理システムは、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、前記サーバーセンターは、前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、で構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、前記サーバーセンターは、前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、前記管理用コンピューター装置に接続され、前記消費者が購入した前記商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置と、で構成されたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、前記サーバーセンターは、前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、前記管理用コンピューター装置に接続され、前記消費者が購入した前記商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置と、で構成されたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の1桁目と13桁目を除く任意の桁に、10のn乗に相当する0から9のいずれかの指数nを組み込むことによって、商品の金額計算をすることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって前記商品の前記金額計算し、前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、前記出荷者の人数や前記商品の種類の数量に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと、前記商品コードの桁数を変更することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、前記出荷者の人数の変化や商品価格帯の変動に応じて、前記バーコードの出荷者コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、前記商品の種類の増減や前記商品の価格帯の変動に応じて、前記バーコードの前記商品コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、前記出荷者の人数や前記商品の種類の増減や前記商品の価格帯の変動に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと、前記商品コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込んだバーコードを認識するバーコード読み取り装置を備えたことを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記販売管理サーバーは、前記バーコード情報を収集し、前記販売データを前記バーコードの情報を利用して、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の前記販売データとして蓄積すると同時に、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信し、前記管理用コンピューター装置は、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信することを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システムにおいて、前記販売管理サーバーは、前記バーコード情報を収集し、前記販売データを前記バーコードの情報を利用して、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の前記販売データとして蓄積すると同時に、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信し、前記管理用コンピューター装置は、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信することを特徴とする。
請求項14記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルには、前記出荷者が前記商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、前記生産履歴サーバー装置は、前記消費者が購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取ることによって、前記生産履歴開示用コンピューターの画面に該当の生産履歴を表示することを特徴とする。
請求項15記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システムにおいて、前記バーコードラベルには、前記出荷者が商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、前記生産履歴サーバー装置は、前記消費者が購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコードの13桁の数字を前記消費者所有のパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAに入力することによって、インターネット等の通信回線を経由して、前記消費者所有の前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAの画面に該当の生産履歴を表示することを特徴とする。
請求項16記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システムにおいて、前記生産履歴サーバー装置は、前記農産物の前記出荷者が登録した、出荷者の氏名、出荷者の電話番号、出荷者の顔写真、商品名(栽培品の名称)、栽培した場所、農作業内容、使用した肥料、使用した農薬等の栽培管理に関する情報を蓄積して、生産履歴として取り扱うことを特徴とする。
請求項17記載の本発明の農産物販売管理方法は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして編集するステップと、前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して前記各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、からなることを特徴とする。
請求項18記載の本発明の農産物販売管理方法は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して、前記加工食品等の複数の前記材料で構成される前記商品の前記材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、からなることを特徴とする。
請求項19記載の本発明の農産物販売管理方法は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して前記各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、前記商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した前記商品の生産履歴を確認する際、前記消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと前記生産履歴開示用コンピューターで読み取った前記バーコード情報を前記生産履歴管理サーバーへ送信するステップと前記生産履歴開示用コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、からなることを特徴とする。
請求項20記載の本発明の農産物販売管理方法は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、前記商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した前記商品の生産履歴を確認する際、前記消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと前記生産履歴開示用コンピューターで読み取った前記バーコード情報を前記生産履歴管理サーバーへ送信するステップと前記生産履歴開示用コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、からなることを特徴とする。
請求項21記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、を有することを特徴とする。
請求項22記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、前記出荷者の増減又は前記農産物および前記加工食品の種類の増減に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記商品コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする。
請求項23記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、前記出荷者の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする。
請求項24記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、前記農産物および前記加工食品の種類の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記商品コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする。
請求項25記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、前記出荷者の増減、又は前記農産物および前記加工食品の種類の増減、又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記商品コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする。
請求項26記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記販売管理サーバーにおいて、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信するステップと、前記管理用コンピューター装置において、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有することを特徴とする。
請求項27記載の本発明は、請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法において、前記販売管理サーバーにおいて、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信するステップと、前記管理用コンピューター装置において、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有することを特徴とする。
請求項28記載の本発明は、請求項19又は請求項20に記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルに、前記出荷者が前記商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、前記消費者が商品を購入後に、購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと、前記生産履歴コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求をするステップと、前記生産履歴サーバー装置から前記生産履歴開示用コンピューターへ生産履歴情報を送信するステップと、前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、を有することを特徴とする。
請求項29記載の本発明は、請求項19又は請求項20に記載の農産物販売管理方法において、前記バーコードラベルに、前記出荷者が商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、前記消費者が商品を購入後に、購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記消費者が、前記バーコードラベルに記載してある前記バーコードの13桁の数字を前記消費者所有の前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAに入力するステップと、前記消費者が所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAから前記生産履歴コンピューターへ問い合わせ要求をするステップと、前記消費者の所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAへインターネットを経由して前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、前記消費者の所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAに該当の生産履歴を表示するステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、産地直売所における消費者ニーズである「品揃え・新鮮・安価・安全」という要望を十分に満足させる販売管理運営である、いつ店舗を訪れてもバラエティーに富んだ商品を豊富に揃えるための、出荷者毎の店頭商品在庫の正確なリアルタイム数量管理、出荷者や商品種類の数量変化に容易に対応できる合理的な事務処理、商品毎の正確な鮮度管理と商品価格への迅速な反映、農産物商品の生産履歴管理データの開示を一貫したシステムで販売管理することができる。特に、出荷者と商品種類と商品価格の管理が煩雑な農産物等の直売所におけるPOSレジスターのバーコード管理の簡素化と、自由度の高い販売管理システムの構築ができ、更に2次運営者である出荷者(農産物生産者及び加工食品製造者)にやさしいシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の第1の実施の形態による農産物販売管理システムは、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、サーバー手段は、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、販売管理サーバーに接続され、販売管理サーバー内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置とで構成されたものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品を絶え間なく消費者に供給することができる。また、出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第2の実施の形態による農産物販売管理システムは、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、サーバー手段は、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、販売管理サーバーに接続され、販売管理サーバー内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置とで構成されたものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品を絶え間なく消費者に供給することができる。また、出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第3の実施の形態による農産物販売管理システムは、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、サーバー手段は、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、販売管理サーバーに接続され、販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、管理用コンピューター装置に接続され、消費者が購入した商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置とで構成されたものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品の販売管理を、リアルタイムに販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品を絶え間なく消費者に供給するのと同時に、その商品の生産履歴を消費者への安心として供給することができる。また、出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第4の実施の形態による農産物販売管理システムは、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、サーバー手段は、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、販売管理サーバーに接続され、販売管理サーバー内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、管理用コンピューター装置に接続され、消費者が購入した商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置とで構成されたものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品を絶え間なく消費者に供給することができるのと同時に、その商品の生産履歴を消費者への安心として供給することができる。また、出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。なお、第1から第4の実施の形態に記載した農産物の売り上げ情報の配信は、自動的に配信する方式であってもいいし、各出荷者が自ら売り上げ情報を取得する方式であってもよい。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所におけるPOSレジスターシステムの13桁というバーコードフォーマットの範囲内で、出荷者の増加や商品の種類の増加に伴うバーコードの桁数の不足を補うことができ、商品の金額コード部も支障なく使用できる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して販売管理サーバー装置に蓄積するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者情報と各種商品情報を関連付けてPOSレジスターシステムへ登録することによって、商品の販売管理サーバーでの管理データベース量の節約ができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して販売管理サーバー装置に蓄積し、出荷者の人数や商品の種類の数量に応じて、バーコードの出荷者コードと、商品コードの桁数を変更するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者や商品種類の増減に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して販売管理サーバー装置に蓄積し、出荷者の人数の変化や商品価格帯の変動に応じて、バーコードの出荷者コードと、金額コードの桁数を変更するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第9の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して販売管理サーバー装置に蓄積し、商品の種類の増減や商品価格帯の変動に応じて、バーコードの商品コードと、金額コードの桁数を変更するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、商品種類の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第10の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して販売管理サーバー装置に蓄積し、出荷者の人数や商品の種類の増減や商品価格帯の変動に応じて、バーコードの出荷者コードと、商品コードと、金額コードの桁数を変更するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者や商品種類の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第11の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込んだバーコードを認識するバーコード読み取り装置を備えたものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、POSレジスターのバーコード読み取り機を利用して売上商品の精算をする際に、バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込んだバーコードを認識することができる。
本発明の第12の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、販売管理サーバーは、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積すると同時に、バーコードラベルの枚数情報を収集し、管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果をPOS端末装置へ送信し、管理用コンピューター装置は、生成された精算情報と照合した結果である各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、POSレジスターで当日納品された商品の在庫の情報がリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で確認することができ、また出荷者も、当日出荷した商品の在庫をリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で知ることができるので、より簡単に商品の補給の計画を立てることができる。
本発明の第13の実施の形態は、第1から第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、販売管理サーバーは、バーコード情報を収集し、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして蓄積すると同時に、バーコードラベルの枚数情報を収集し、管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果をPOS端末装置へ送信し、管理用コンピューター装置は、生成された精算情報と照合した結果である各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、POSレジスターで当日納品された商品の在庫の情報がリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で確認することができ、また出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者も、当日出荷した商品の在庫をリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で知ることができるので、より簡単に商品の補給の計画を立てることができる。
本発明の第14の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、バーコードラベルには、出荷者が商品の生産履歴を生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、生産履歴サーバー装置は、消費者が購入した商品のバーコードラベルに生産履歴マークが印刷されている場合、バーコードラベルのバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取ることによって、生産履歴開示用コンピューターの画面に該当の生産履歴を表示するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において消費者は購入した商品が生産履歴管理されているものであるかどうか簡単に判断でき、またその商品の生産履歴を消費者自身が、専用の生産履歴閲覧装置を操作することによって簡単に知ることができる。
本発明の第15の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、バーコードラベルには、出荷者が商品の生産履歴を生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、生産履歴サーバー装置は、消費者が購入した商品のバーコードラベルに生産履歴マークが印刷されている場合、バーコードラベルのバーコードの13桁の数字を消費者所有のパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAに入力することによって、インターネット等の通信回線を経由して、消費者所有のパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAの画面に該当の生産履歴を表示するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において消費者は購入した商品が生産履歴管理されているものであるかどうか簡単に判断でき、また商品の購入者は、農産物の産地直売所や産地直売所以外の場所において、農産物の出荷者が登録した、生産履歴が蓄積された生産履歴サーバー装置にアクセスすることによって、専用の生産履歴閲覧装置やパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAを利用して自分が購入した商品の生産履歴を簡単に知ることができる。
本発明の第16の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態による農産物販売管理システムにおいて、生産履歴サーバー装置は、農産物の出荷者が登録した、出荷者の氏名、出荷者の電話番号、出荷者の顔写真、商品名(栽培品の名称)、栽培した場所、農作業内容、使用した肥料、使用した農薬等の栽培管理に関する情報を蓄積して、生産履歴として取り扱うものである。本実施の形態によれば、商品の購入者は、農産物の産地直売所や産地直売所以外の場所において、農産物の出荷者が登録した、生産履歴が蓄積された生産履歴サーバー装置にアクセスすることによって、専用の生産履歴閲覧装置やパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAを利用して自分が購入した商品の生産履歴を簡単に知ることができる。
本発明の第17の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法は、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、販売データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、販売データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、販売管理サーバー内に蓄積された販売データを計算して各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、を有するものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品を絶え間なく消費者に供給することができる。また、出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第18の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法は、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、販売データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、販売データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、販売管理サーバー内に蓄積された販売データを計算して、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、を有するものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品を絶え間なく消費者に供給することができる。また、出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者は、前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第19の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法は、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、販売データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、販売データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、販売管理サーバー内に蓄積された販売データを計算して各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した商品の生産履歴を確認する際、消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと、生産履歴開示用コンピューターで読み取ったバーコード情報を生産履歴管理サーバーへ送信するステップと、生産履歴開示用コンピューターへ消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品の販売管理を、リアルタイムに販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品を絶え間なく消費者に供給するのと同時に、その商品の生産履歴を消費者への安心として供給することができる。また、出荷者は前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法は、農作物生産者や加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、販売データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、販売データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、販売管理サーバー内に蓄積された販売データを計算して、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した商品の生産履歴を確認する際、消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと、生産履歴開示用コンピューターで読み取ったバーコード情報を生産履歴管理サーバーへ送信するステップと、生産履歴開示用コンピューターへ消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、複数の農産物生産者や加工食品製造者が出荷した商品が並ぶ農産物の産地直売所における商品や、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料の販売管理を、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で販売現場以外の遠隔地から行うことができるので、商品や加工食品等の複数の材料で構成される商品を、絶え間なく消費者に供給することができるのと同時に、その商品の生産履歴を消費者への安心として供給することができる。また、出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者は、前日の早い時期での商品毎の売上傾向の把握によって、翌日の出荷準備を前日の早い時期に行うことができる。
本発明の第21の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルのバーコードが、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、バーコードの中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップとを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所におけるPOSレジスターシステムの13桁というバーコードフォーマットの範囲内で、出荷者の増加や商品の種類の増加に伴うバーコードの桁数の不足を補うことができ、商品の金額コード部も支障なく使用できる。
本発明の第22の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、バーコードの任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、出荷者の増減又は農産物および加工食品の種類の増減に応じて、バーコードの出荷者コードと商品コードの桁数を変更するステップを有することを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者や商品種類の増減に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第23の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、バーコードの任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、出荷者の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、バーコードの出荷者コードと金額コードの桁数を変更するステップを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第24の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、バーコードの任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、農産物および加工食品の種類の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、バーコードの商品コードと金額コードの桁数を変更するステップを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、商品種類の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第25の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルのバーコードは、農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、バーコードの任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、出荷者の増減、又は農産物および加工食品の種類の増減、又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、バーコードの出荷者コードと商品コードと金額コードの桁数を変更するステップを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、出荷者や商品種類の増減や商品価格帯の変動に伴うPOSレジスターシステムのバーコードフォーマットの変更を簡単に行うことができる。
本発明の第26の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法であって、販売管理サーバーにおいて、記バーコードラベルの枚数情報を収集し、管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果をPOS端末装置へ送信するステップと、管理用コンピューター装置において生成された精算情報と照合した結果である各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、POSレジスターで当日納品された商品の在庫の情報が、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で確認することができ、また出荷者も、当日出荷した商品の在庫をリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で知ることができるので、より簡単に商品の補給の計画を立てることができる。
本発明の第27の実施の形態は、第17から第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法であって、販売管理サーバーにおいて、バーコードラベルの枚数情報を収集し、管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果をPOS端末装置へ送信するステップと、管理用コンピューター装置において生成された精算情報と照合した結果である各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において、POSレジスターで当日納品された商品の在庫の情報がリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で確認することができ、また出荷者や加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者も、当日出荷した商品の在庫をリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で知ることができるので、より簡単に商品の補給の計画を立てることができる。
本発明の第28の実施の形態は、第19又は第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルに、出荷者が商品の生産履歴を生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、消費者が商品を購入後に、購入した商品のバーコードラベルに生産履歴マークが印刷されている場合、バーコードラベルのバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと、生産履歴コンピューターへ消費者から問い合わせ要求をするステップと、生産履歴サーバー装置から生産履歴開示用コンピューターへ生産履歴情報を送信するステップと生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップとを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において消費者は購入した商品が生産履歴管理されているものであるかどうか簡単に判断でき、またその商品の生産履歴を消費者自身が、専用の生産履歴閲覧装置を操作することによって簡単に知ることができる。
本発明の第29の実施の形態は、第19又は第20の実施の形態による農産物販売管理システムの販売管理方法において、商品のバーコードラベルに、出荷者が商品の生産履歴を生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、消費者が商品を購入後に、購入した商品のバーコードラベルに生産履歴マークが印刷されている場合、消費者が、バーコードラベルに記載してあるバーコードの13桁の数字を消費者所有のパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAに入力するステップと、消費者が所有するパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAから生産履歴コンピューターへ問い合わせ要求をするステップと、消費者の所有するパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAへインターネットを経由して消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、消費者の所有するパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAに該当の生産履歴を表示するステップとを有するものである。本実施の形態によれば、農産物の産地直売所において消費者は購入した商品が生産履歴管理されているものであるかどうか簡単に判断でき、また商品の購入者は、農産物の産地直売所や産地直売所以外の場所において、農産物の出荷者が登録した、生産履歴が蓄積された生産履歴サーバー装置にアクセスすることによって、専用の生産履歴閲覧装置やパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAを利用して自分が購入した商品の生産履歴を簡単に知ることができる。
【実施例1】
【0008】
本発明の農産物販売管理システムの一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例による農産物販売管理システムの概略構成図である。この農産物販売管理システムは、農産物直売所1と、サーバーセンター2と、バーコードラベル作成装置3で構成される。農産物直売所1にはPOS端末装置11とバーコード読み取り装置12が設置され、サーバーセンター2には販売管理サーバー21と音声・FAX・電子メールサーバー22と管理用コンピューター23が設置され、バーコードラベル作成装置3はバーコード作成用コンピューター31と、専用キーボードと、バーコードラベルプリンター32で構成され、農産物の出荷者4はパーソナルコンピューター40、固定電話41、ファクシミリ42、携帯電話43、PDA44等の情報通信機器を所有している。農産物直売所1とサーバーセンター2の間、バーコードラベル作成装置3とサーバーセンター2の間は通信回線で接続されている。出荷者4と管理用コンピューター23の間と、出荷者4と音声・FAX・電子メールサーバー22の間も通信回線で接続されている。
【0009】
消費者5が農産物直売所1で商品を購入する際の精算時、POS端末装置11に接続されたバーコード読み取り装置12で、商品に貼り付けられたバーコードラベル33のバーコードをスキャンして、その商品の出荷者4情報、商品種類、金額情報他を読み取る。読み取られた情報は、売上データとして販売管理サーバー21へ転送され、各種付加情報を加えて処理され蓄積される。蓄積された売上データは、予め出荷者4が設定した時間間隔で整理され、各出荷者4別の設定時間単位の売上データとして音声・FAX・電子メールサーバー22に蓄積される。
蓄積された各出荷者4別の設定時間単位の売上データは、音声・FAX・電子メールサーバー22から自動的に音声やファクシミリ42や電子メールの手段を用いて出荷者4へ販売状況を通知する。また、一日終了時の売上精算は管理用コンピューター23で管理され生成される。
また、出荷者4は移動中や自宅以外の場所からも使用する情報通信機器に応じて、ポーリング機能を用いて選択的に現時点の販売状況を取得することができる。
【実施例2】
【0010】
図2は本発明の他の実施例による農業トレーサビリティー確認機能付きの農産物販売管理システムの概略構成図である。この農産物販売管理システムは、農産物直売所1と、サーバーセンター2と、バーコードラベル作成装置3と、生産履歴開示用コンピューター6で構成される。農産物直売所1にはPOS端末装置11とバーコード読み取り装置12が設置され、サーバーセンター2には販売管理サーバー21と音声・FAX・電子メールサーバー22と管理用コンピューター23と生産履歴サーバー24が設置され、バーコードラベル作成装置3はバーコード作成用コンピューター31と、専用キーボードと、バーコードラベルプリンター32で構成され、農産物の出荷者4はパーソナルコンピューター40、固定電話41、ファクシミリ42、携帯電話43、PDA44等の情報通信機器を所有している。農産物直売所1とサーバーセンター2の間、バーコードラベル作成装置3とサーバーセンター2の間は通信回線で接続されている。出荷者4と管理用コンピューター23の間と、出荷者4と音声・FAX・電子メールサーバー22の間と、出荷者4と生産履歴サーバー24も通信回線で接続されている。
【0011】
消費者5が農産物直売所1で商品を購入する際の精算時、POS端末装置11に接続されたバーコード読み取り装置12で商品に貼り付けられたバーコードラベル33のバーコードをスキャンして、その商品の出荷者情報、商品種類、金額情報他を読み取る。読み取られた情報は、売上データとして販売管理サーバー21へ転送され、各種付加情報を加えて処理され蓄積される。蓄積された売上データは、予め出荷者4が設定した時間間隔で整理され、各出荷者4別の設定時間単位の売上データとして音声・FAX・電子メールサーバー22に蓄積される。
蓄積された各出荷者4別の設定時間単位の売上データは、音声・FAX・電子メールサーバー22から自動的に音声やファクシミリ42や電子メールの手段を用いて出荷者4へ販売状況を通知する。また、一日終了時の売上精算は管理用コンピューター23で管理され生成される。
また、出荷者4は移動中や自宅以外の場所からも使用する情報通信機器に応じて、ポーリング機能を用いて選択的に現時点の販売状況を取得することができる。
一方、消費者5は、農産物直売所1においては設置されている生産履歴開示用コンピューター6を使って随時商品の生産履歴を閲覧することができる。また、商品購入後は自宅や移動中でも、パーソナルコンピューター51や携帯電話52とインターネット7を利用して自由に生産履歴を閲覧することができる。
【0012】
なお、実施例1および実施例2における農産物直売所1とサーバーセンター2の間、バーコードラベル作成装置3とサーバーセンター2の間の通信回線(ネットワーク接続)はイントラネットでもインターネット7でもよく、設備間の距離や立地条件また使用条件に応じて選択できる。出荷者4と管理用コンピューター23の間と、出荷者4と音声・FAX・電子メールサーバー22の間の通信回線はインターネット7や公衆電話網であり、使用する情報端末の種類や、出荷者4が契約している通信回線(ネットワーク接続)によって選択できる。また、専用線や各種DDXやファクシミリ42通信網を使用する形態でも使用可能である。
また、出荷者4が生産履歴サーバー24に生産履歴を入力する際の入力方法は、生産履歴記入専用のOCRシートに記入したマークをイメージスキャナーで読み込み、自動入力処理する方法であってもよいし、キーボードを利用した手入力であってもよい。
また、POS端末装置11は複数台でもよく、POS端末装置11は遠く離れた別の農産物販売所に設置されていても構わない。同様に、バーコードラベル作成装置3も複数台で運用でき、相互に遠い距離に設置されていても構わない。また、バーコードラベル作成作業に用いる演算装置は、一般のパーソナルコンピューターでも専用装置であってもよく、データ入力装置もバーコードラベル作成専用キーボード以外の一般キーボードであってもよい。
また、バーコードラベル作成装置3とサーバーセンター2の間をインターネット7で接続することも可能であるので、各出荷者4の自宅にバーコードラベル作成装置3を設置することにより、より利便性が向上する。
なお図1と図2において、一日終了時の売上精算は管理用コンピューター23で管理され生成され、管理用コンピューター23から出荷者4への売上精算書の通知は、印刷された書類であることを前提としているが、FAXや電子ファイルをメールで送信したりするような通信回線を介する配信方法であってもよい。
【0013】
図3は本実施例による農産物販売管理システムの運用説明図である。出荷者4は前日においては在庫商品に対し、当日においては農作物収穫に応じてバーコードラベルを農産物直売所1内に設置されたバーコード作成用コンピューター31とバーコードラベルプリンター32を利用してバーコードラベル33を作成する。出荷者4は、予めバーコードラベル33を貼り付けた商品を出荷し、農産物直売所1に陳列する。商品が売れると、その商品の出荷者4に売上情報が「音声」「ファクシミリ」「電子メール」の手段で通知される。電子メールによる通知例が図5の本実施例による農産物の売上情報を出荷者4が携帯電話43で受信した場合の画面例の説明図である。出荷者4の携帯電話43に売上情報43aが通知されている。出荷者4はこの通知によって陳列在庫の不足を知ることができ、早急に不足商品の補充をすることができる。また、一日終了時に売れ残った商品を把握することができるので、在庫引き取り判断によって、明日の出荷準備を早期に行うことができる。
なお、出荷者4が売上情報の通知を受け取る情報通信装置は、音声の場合は固定電話41または携帯電話43、紙文書の場合はファクシミリ42、電子メールの場合はパーソナルコンピューター40または携帯電話43またはPDA44の中から任意に選択できる。
【0014】
図4は、本実施例による農産物販売管理システムにおける売上情報の配信予約画面の説明図である。出荷者4に対して売上情報リアルタイムに通知するか、設定した時刻に通知するのか選択する場合の画面構成が40aである。各出荷者4はこの画面を操作設定することにより、出荷者4毎に通知設定を自由に変更することができる。なお、画面構成40bのような設定した時刻に通知するシンプルな仕様であってもよい。また、この設定をしていたとしても、出荷者4側から自発的にサーバーセンター2へ問い合わせをすることによって随時販売状況を知ることができる。その実施例について図6を用いて説明する。
図6は本実施例による農産物の売上情報配信手順の説明図である。音声またはファクシミリ42で受信したい場合は、サーバーセンター2に電話をかけるステップ61、サーバーセンター2の応答に従って出荷者コードを入力するステップ62、次に暗証番号を入力するステップ63、次に音声の場合はステップ64を、ファクシミリ42の場合はステップ65を選択し、出荷者4の固定電話41や携帯電話43で音声によって売上報告を聞くステップ66、出荷者4のファクシミリ42で売上報告を受信するステップ67で売上状況確認作業完了となる。電子メールによる自動配信の場合は、サーバーセンター2からインターネット7を介して出荷者4のパーソナルコンピューター40や携帯電話43やPDA44に送信される。
【0015】
なお、上記図6の説明では、農産物の売上情報の配信を、音声とFAXについては各出荷者4が自ら電話をかけることによって売上情報を取得する方式で説明したが、売上毎あるいは予め設定した比較的短い間隔で自動的に配信する方式であってもよい。
また、図3〜図6を用いた本実施例では、農産物の出荷者4(生産者)に対する売上状況の通知システムについて説明したが、加工品や複数の出荷者4の納入部品によって1つの製品が出来上がる商品の場合は、その商品の売上状況を部品納入者全員にリアルタイムに通知するシステムであってもよい。
【0016】
図7は従来のPOSレジスターのバーコードフォーマットの説明図である。従来は、農産物直売所1を示す特殊コード81が2桁、エラー確認用チェックデジット85が1桁、残りの10桁を商品の種類を示す商品コードと商品の価格を示す金額コードの2コードを任意に区切って使用していた。このバーコードフォーマットでは、農産物の出荷者4毎の管理はできないので、同じ商品が出荷者4毎に発生してしまい、商品登録データが「新規出荷者X商品種類=新規POSレジスターデータ登録数」という量で増加してしまう。また、農産物直売所1のように商品価格の幅が数十円から数万円に渡り、商品も数百種類になる運営形態においては、どうしても商品価格を管理するバーコードの金額コード領域が桁を多く使用してしまい、他の出荷者4数の増加や商品種類に増加に余裕を持ったバーコードフォーマットで運用できない不具合がある。
【0017】
本実施例について図8から図15のバーコードフォーマットの説明図を用いて解説する。
図8は本実施例に用いるバーコードフォーマットの説明図である。このフォーマットは特殊コード81の1桁目が農産物直売所1を示し、2桁目に「0〜9」までのいずれかの数字nを設定する、次に出荷者4の識別をする出荷者コード82を3桁、商品の識別をする商品コード83を3桁、次に商品の価格を特殊コード81の2桁目の数字を用いて計算する金額コード84が4桁、最後にエラー確認用チェックデジット85が1桁、で構成される。ここで、10の0乗は1、10の1乗は10、10の2乗は100であるので、例えば、このnが「0」であれば「1円単位」、「1」であれば「10円単位」、「2」であれば「100円単位」となる。nが「0」の場合、金額コードの4桁の数字×1=商品の価格、nが「1」の場合、金額コードの4桁の数字×10=商品の価格、nが「2」の場合、金額コードの4桁の数字×100=商品の価格というように、この指数設定によって商品価格帯を簡単な設定で大きな桁で扱うことができるようになる。従って従来のバーコードフォーマットで問題となっていた桁数の不足を解消できるようになる。
例えば図8を使って具体的に説明すると、nが「0」であれば、商品の金額は0〜9999円まで設定できる。nが「1」であれば、商品の金額は0〜99990円まで設定できる。nが「2」であれば、商品の金額は0〜999900円まで設定できる。
従って図8ではバーコードの10桁目が「2」であるので、nが「0」であれば、商品の金額は200円X1=200円、nが「1」であれば、商品の金額は200円X10=2000円、nが「2」であれば、商品の金額は200円X100=20000円を表すことができる。
【0018】
図9はnの位置を出荷者コード82の1桁目に設定した場合のバーコードフォーマットの説明図である。この設定によると出荷者コード82は01〜99までの設定となるが、図8と同様に従来のバーコードフォーマットで問題となっていた桁数の不足を解消できる。なお、ここではnの位置を出荷者コード82の1桁目に設定したが、2桁目に設定しても、3桁目に設定しても同様の効果が得られる。
図10はnの位置を商品コード83の1桁目に設定した場合のバーコードフォーマットの説明図である。この設定によると商品コード83は01〜99までの設定となるが、図8と同様に従来のバーコードフォーマットで問題となっていた桁数の不足を解消できる。なお、ここではnの位置を商品コード83の1桁目に設定したが、2桁目に設定しても、3桁目に設定しても同様の効果が得られる。
図11はnの位置を金額コード84の1桁目に設定した場合のバーコードフォーマットの説明図である。この設定によると、nが「0」の場合、金額コードの3桁の数字×1=商品の価格、nが「1」の場合、金額コードの3桁の数字×10=商品の価格、nが「2」の場合、金額コードの3桁の数字×100=商品の価格というように、商品価格が粗くなるが、図8と同様に従来のバーコードフォーマットで問題となっていた桁数の不足を解消できる。なお、ここではnの位置を金額コード84の1桁目に設定したが、2桁目から4桁目のいずれの位置に設定しても同様の効果が得られる。
【0019】
図12は本実施例に用いる他のバーコードフォーマットの説明図である。このフォーマットは特殊コードの2桁目にnを置き、出荷者コード82を2桁分使用して01〜99までの設定を可能とし、商品コード83を4桁分使用して0001〜9999までの設定を可能とするものである。これは、出荷者4が限定した範囲で少ない場合など農産物直売所1等の販売現場での運営形態に対応させるバーコードフォーマットである。なお、ここでは出荷者4を減少させる変更で表現したが、逆に商品種類を減少させる変更にも対応できる。
【0020】
図13は本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図である。このフォーマットは特殊コードの2桁目にnを置き、出荷者コード82を4桁分使用して0001〜9999までの設定を可能とし、金額コード83を3桁分使用して商品価格を設定するものである。これは、出荷者フリーマーケットのように非常に多いが、商品の価格は限定した範囲で低価格である場合などの販売現場での運営形態に対応させるバーコードフォーマットである。なお、ここでは出荷者4を増加させる変更で表現したが、逆に金額コード84の桁使用分を増加させることにより、細かい価格帯を設定する販売形態にも対応できる。
【0021】
図14は本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図である。このフォーマットは特殊コードの2桁目にnを置き、商品コード83を4桁分使用して0001〜9999までの設定を可能とし、金額コード83を3桁分使用して商品価格を設定するものである。これは、商品種類は非常に多いが、商品の価格は限定した範囲で低価格である場合などの販売現場での運営形態に対応させるバーコードフォーマットである。なお、ここでは商品の種類を増加させる変更で表現したが、逆に金額コード84の桁使用分を増加させることにより、細かい価格帯を設定する販売形態にも対応できる。
【0022】
図15は本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図である。このフォーマットは特殊コードの2桁目にnを置き、商品コード83を4桁分使用して0001〜9999までの設定を可能とし、商品コード83を4桁分使用して0001〜9999までの設定を可能とし、金額コード83を2桁分使用して商品価格を設定するものである。これは、出荷者4と商品種類は非常に多いが、商品の価格は限定した範囲で低価格である場合などの販売現場での運営形態に対応させるバーコードフォーマットである。なお、ここでは出荷者4と商品の種類を増加させる変更で表現したが、逆に金額コード84の桁使用分を増加させることにより、細かい価格帯を設定する販売形態にも対応できる。
なお、本発明のバーコードフォーマットだけでなく従来のバーコードフォーマット(JANコード)のある一般商品に関しても、予めJANコードに対応する「出荷者コード」「商品コード」「金額コード」を本販売管理システムへ登録しておけば取り扱うことが可能である。
また、バーコードのない商品(JANコードのない一般商品)に関しても、本販売管理システムへ「28」から始まるJANコードを独自に作成・登録して、更にこれに対して「出荷者コード」「商品コード」「金額コード」を本販売管理システムへ登録しておけば取り扱うことが可能である。
【0023】
本実施例に用いるバーコードラベルについて図16と図17を用いて説明する。
図16は本実施例に用いる農産物販売管理システムで使用するバーコードラベルを示す図である。本発明によるバーコードラベル33には、従来から印刷されている出荷日、商品名、生産者名、生産者の連絡先、リサイクルマーク、販売場所、販売場所の連絡先、バーコード33a、バーコード番号33bの他に、生産履歴33cと産地名33dが印刷される。この中で生産履歴33cは、図2の生産履歴サーバー24に出荷者4が生産履歴33cと登録している商品についてのみバーコードラベル33に印刷される。消費者5は農産物直売所1で商品を購入する前後、または商品を持ち帰った後、バーコードラベル33の生産履歴33cの表示を手がかりとして、農産物直売所1においては生産履歴開示用コンピューター6で、消費者5自宅や移動中においてはパーソナルコンピューター51や携帯電話52によって生産履歴33cを閲覧することができる。図17は、生産履歴をパーソナルコンピューターで閲覧する場合の画面構成図である。まず待ち受け画面17aの表示されているバーコード番号入力欄17bに、バーコードラベル33に印刷されているバーコード番号33bを入力して検索をすると、検索結果画面17cが表示され、生産者プロフィール17dと生産履歴17eを閲覧することができる。なお、本実施例ではバーコード番号33bを入力して検索を行ったが、バーコード読み取り装置12によってバーコード33aを直接読み取って検索することも可能である。また、携帯電話52専用に2次元バーコードに変換した生産履歴17eのホームページアドレスをバーコードラベル33に印刷することにより、携帯電話52での検索利便性を向上することも可能である。
【0024】
本実施例による農産物販売管理システムの処理の流れを図18を用いて説明する。
まず、消費者5が商品を購入し(Sa1)、POS端末装置11で精算する時に、商品に貼り付けられているバーコードラベル33のバーコードを、専用のバーコード読み取り装置12で読み取る(Sa2)。次にそのバーコード33aの情報は売上データとしてPOS端末装置11からサーバーセンター2へ送信される(Sa3)。送信された売上データはサーバーセンター2の販売管理サーバー21で受信され(Sa4)、その後売上データとして随時蓄積される(Sa5)。出荷者4が予め設定した売上データの配信設定(Sa6)に基づいて売上データは、各出荷者4毎にリアルタイムに編集されるか(Sa7)、または各出荷者4毎に各出荷者4が設定した時間間隔で編集され(Sa8)、各出荷者4毎の販売データとして音声・FAX・電子メールサーバー22へ転送され(Sa9)、出荷者4別販売データとして蓄積される(Sa10)。出荷者4別販売データは予め出荷者4が設定した配信方法(Sa11)に従って、音声の場合は出荷者4の固定電話41または携帯電話43へ自動音声で通知し(Sa12)、FAXの場合は出荷者4のファクシミリ42へ送信し(Sa13)、電子メールの場合は出荷者のパーソナルコンピューター40、携帯電話43、PDA44等へ電子メールを送信する(Sa14)。
また、販売管理サーバー21で一日の販売終了時の売上精算書を作成する(Sa21)。
なお、本実施例では、各出荷者4毎にリアルタイム配信か、あるいは一定時間毎の配信か選択する機能を有しているが、どちらか1つであっても構わない。また、出荷者4への売上情報の配信方法に関しても、本実施例では音声とFAXと電子メールを設定しているが、いずれか1つの方法であっても、2以上の全ての配信方法であってもよい。また、一日の販売終了時の売上精算書の配信もFAXと電子メールの両方の配信方法であっても構わない。
【0025】
なお、本実施例では各出荷者4からの積極的な出品について例を挙げたが、農産物直売所1側から大量の同一種類の農産物の出荷要望を、バーコード情報に基づいて見つけ出した出荷可能者に対して電子メールやFAXを用いて配信し、各出荷者4からの出荷可能応答が規定の期間内に届くか、あるいは規定の農産物数量に達することによってこの手続きを終了して、各出荷者4へ結果通知と注文通知を送るような形態も考えられる。また、このような農産物直売所1における大量の同一種類の農産物の注文システムだけでなく、スーパーマーケットや百貨店で扱う商品にも応用することができる。
【0026】
本実施例による農業トレーサビリティー確認機能付きの農産物販売管理システムの処理の流れを図19を用いて説明する。
まず、消費者が商品を購入し(Sa1)、POS端末装置11で精算する時に、商品に貼り付けられているバーコードラベル33のバーコード33aを、専用のバーコード読み取り装置12で読み取る(Sa2)、次にそのバーコード33aの情報は売上データとしてPOS端末装置11からサーバーセンター2へ送信される(Sa3)。送信された売上データはサーバーセンター2の販売管理サーバー21で受信され(Sa4)、その後売上データとして随時蓄積される(Sa5)。出荷者4が予め設定した売上データの配信設定(Sa6)に基づいて売上データは、各出荷者4毎にリアルタイムに編集されるか(Sa7)、または各出荷者4毎に各出荷者4が設定した時間間隔で編集され(Sa8)、各出荷者4毎の販売データとして音声・FAX・電子メールサーバー22へ転送され(Sa9)、出荷者別販売データとして蓄積される(Sa10)。出荷者4別販売データは予め出荷者4が設定した配信方法(Sa11)に従って、音声の場合は出荷者4の固定電話41または携帯電話43へ自動音声で通知し(Sa12)、FAXの場合は出荷者4のファクシミリ42へ送信し(Sa13)、電子メールの場合は出荷者4のパーソナルコンピューター40、携帯電話43、PDA44等へ電子メールを送信する(Sa14)。
また、販売管理サーバー21で一日の販売終了時の売上精算書を作成する(Sa21)。
一方、消費者5が農産物直売所1における商品の購入前後に、バーコード33aの情報を生産履歴開示用コンピューター6で読み取った場合(Sb1)、そのバーコード33a情報はサーバーセンター2の生産履歴サーバー24へ送信される(Sb2)。次に検索された生産履歴データは、生産履歴開示用コンピューター6に送信される(Sb3)。送られてきた生産履歴検索結果は、生産履歴開示用コンピューター6のモニター画面上に表示され、消費者5はこれを閲覧することができる(Sb4)。
【0027】
なお、本実施例では商品のバーコード33aを専用の生産履歴開示用コンピューター6で読み取って生産履歴検索を行ったが、消費者5が自宅や移動先で各自のパーソナルコンピューター40や携帯電話52等を利用して、商品のバーコード番号33bを入力することによって生産履歴33cを検索し閲覧することも可能である。また、携帯電話52専用に2次元バーコードに変換した生産履歴33cのホームページアドレスが、バーコードラベル33に印刷されていた場合は、農産物直売所1でショッピングを楽しみながら、随時各自の携帯電話52で生産履歴33cを検索することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
以上のように、本発明は、複数の農産物生産者、加工食品製造者およびその出荷者がその出荷した商品を販売するための農産物直売所と各商品の出荷者がネットワーク接続された環境において、農業従事者や高齢者や婦人層にも簡単に、しかも一貫したシステムで楽に販売管理ができ、特に、出荷者と商品種類と商品価格の管理が煩雑な農産物等の直売所におけるPOSレジスターのバーコード管理の簡素化と、自由度の高い販売管理システムの構築に適している。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施例による農産物販売管理システムの概略構成図
【図2】本発明の他の実施例による農産物販売管理システムの概略構成図
【図3】本実施例による農産物販売管理システムの運用説明図
【図4】本実施例による農産物販売管理システムにおける売上情報の配信予約画面の説明図
【図5】本実施例による農産物の売上情報を出荷者が携帯電話で受信した場合の画面例の説明図
【図6】本実施例による農産物の売上情報配信手順の説明図
【図7】従来のPOSレジスターのバーコードフォーマットの説明図
【図8】本実施例に用いるバーコードフォーマットを出荷者コードの1桁目に設定した場合の説明図
【図9】本実施例に用いるバーコードフォーマットを商品コードの1桁目に設定した場合の説明図
【図10】本実施例に用いるバーコードフォーマットを金額コードの1桁目に設定した場合の説明図
【図11】本実施例に用いる他のバーコードフォーマットの説明図
【図12】本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図
【図13】本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図
【図14】本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図
【図15】本実施例に用いる更に他のバーコードフォーマットの説明図
【図16】本実施例に用いる農産物販売管理システムで使用するバーコードラベルを示す図
【図17】本実施例による農産物の生産履歴をパーソナルコンピューターで閲覧する場合の画面構成図
【図18】本実施例による農産物販売管理システムの処理の流れを示すフロー図
【図19】本実施例による農産物販売管理システムの処理の流れを示すフロー図
【符号の説明】
【0030】
1 農産物直売所
2 サーバーセンター
3 バーコードラベル作成装置
4 出荷者(農産物生産者や加工食品製造者)
5 消費者(農産物直売所で商品を購入する購入者)
6 生産履歴開示用コンピューター
7 インターネット
11 POS端末装置(消費者が購入した商品を精算するレジスター)
12 バーコード読み取り装置
21 販売管理サーバー
22 音声・FAX・電子メールサーバー
23 管理用コンピューター
24 生産履歴サーバー
31 バーコード作成用コンピューター
32 バーコードラベルプリンター
40 パーソナルコンピューター(出荷者)
41 固定電話
42 ファクシミリ
43 携帯電話(出荷者)
44 PDA

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、
前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、
前記サーバーセンターは、
前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、
前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、
前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、
で構成されたことを特徴とする農産物販売管理システム。
【請求項2】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、
前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、
前記サーバーセンターは、
前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、
前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、
前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、
で構成されたことを特徴とする農産物販売管理システム。
【請求項3】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、
前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、
前記サーバーセンターは、
前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、
前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、
前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、
前記管理用コンピューター装置に接続され、前記消費者が購入した前記商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置と、
で構成されたことを特徴とする農産物販売管理システム。
【請求項4】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムであって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取り、売り上げデータとして送信するPOS端末装置と、
前記売上データを受信して蓄積およびデータ処理をするサーバーセンターとを備え、
前記サーバーセンターは、
前記バーコード情報を収集し、販売データを前記バーコードの情報を利用してリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして蓄積する販売管理サーバー装置と、
前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信する電子メール/音声/FAX送信サーバー装置と、
前記販売管理サーバーに接続され、前記販売管理サーバー装置内のデータから一日の売上を精算して売上精算書を生成する管理用コンピューター装置と、
前記管理用コンピューター装置に接続され、前記消費者が購入した前記商品の生産履歴を蓄積している生産履歴サーバー装置と、
で構成されたことを特徴とする農産物販売管理システム。
【請求項5】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の1桁目と13桁目を除く任意の桁に、10のn乗に相当する0から9のいずれかの指数nを組み込むことによって、商品の金額計算をすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項6】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって前記商品の前記金額計算し、
前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項7】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、
前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、
前記出荷者の人数や前記商品の種類の数量に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと、前記商品コードの桁数を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項8】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、
前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、
前記出荷者の人数の変化や商品価格帯の変動に応じて、前記バーコードの出荷者コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項9】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、
前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、
前記商品の種類の増減や前記商品の価格帯の変動に応じて、前記バーコードの前記商品コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項10】
前記バーコードラベルの前記バーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、前記出荷者毎に異なる出荷者コードと、前記商品毎に異なる商品コードと、前記商品の金額を示す金額コードと、前記バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成され、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算し、
前記出荷者コードには、出荷者氏名、出荷者電話番号、商品名、出荷個数、出荷日等の付加情報を定義して前記販売管理サーバー装置に蓄積し、
前記出荷者の人数や前記商品の種類の増減や前記商品の価格帯の変動に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと、前記商品コードと、前記金額コードの桁数を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項11】
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込んだバーコードを認識するバーコード読み取り装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項12】
前記販売管理サーバーは、前記バーコード情報を収集し、前記販売データを前記バーコードの情報を利用して、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の前記販売データとして蓄積すると同時に、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信し、
前記管理用コンピューター装置は、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項13】
前記販売管理サーバーは、前記バーコード情報を収集し、前記販売データを前記バーコードの情報を利用して、リアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の前記販売データとして蓄積すると同時に、前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信し、
前記管理用コンピューター装置は、生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の農産物販売管理システム。
【請求項14】
前記バーコードラベルには、前記出荷者が前記商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、
前記生産履歴サーバー装置は、前記消費者が購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取ることによって、前記生産履歴開示用コンピューターの画面に該当の生産履歴を表示することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システム。
【請求項15】
前記バーコードラベルには、前記出荷者が商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークが印刷され、
前記生産履歴サーバー装置は、前記消費者が購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコードの13桁の数字を前記消費者所有のパーソナルコンピュータや携帯電話やPDAに入力することによって、インターネット等の通信回線を経由して、前記消費者所有の前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAの画面に該当の生産履歴を表示することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システム。
【請求項16】
前記生産履歴サーバー装置は、前記農産物の前記出荷者が登録した、出荷者の氏名、出荷者の電話番号、出荷者の顔写真、商品名(栽培品の名称)、栽培した場所、農作業内容、使用した肥料、使用した農薬等の栽培管理に関する情報を蓄積して、生産履歴として取り扱うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の農産物販売管理システム。
【請求項17】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、
前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、
前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、
前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で前記各出荷者別の販売データとして編集するステップと、
前記各出荷者別の前記販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、
前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して前記各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、からなることを特徴とする農産物販売管理方法。
【請求項18】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、
前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、
前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、
前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、
前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、
前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して、前記加工食品等の複数の前記材料で構成される前記商品の前記材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、からなることを特徴とする農産物販売管理方法。
【請求項19】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、
前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、
前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、
前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、
前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、出荷者へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、
前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して前記各出荷者別の一日の売上精算書を生成するステップと、
前記商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した前記商品の生産履歴を確認する際、
前記消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと
前記生産履歴開示用コンピューターで読み取った前記バーコード情報を前記生産履歴管理サーバーへ送信するステップと
前記生産履歴開示用コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、
前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、
からなることを特徴とする農産物販売管理方法。
【請求項20】
複数の農産物生産者、加工食品製造者およびそれらの出荷者が、出荷した商品を販売するための農産物直売所とネットワーク接続された農産物販売管理システムの販売管理方法であって、
前記農作物生産者や前記加工食品製造者が出荷者となり納品した商品を消費者が購入する際、購入された商品の精算時に商品に予め貼り付けられたバーコードラベルのバーコードをPOS端末装置で読み取るステップと、
前記POS端末装置で読み取ったデータを売上データとして送信するステップと、
前記売上データを受信して販売管理サーバー装置に蓄積するステップと、
前記売上データをリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で各出荷者別の販売データとして編集するステップと、
前記各出荷者別の販売データを売り上げ情報としてリアルタイム又は予め設定した比較的短い間隔で、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップと、
前記販売管理サーバー装置内に蓄積された販売データを計算して、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員の一日の売上精算書を生成するステップと、
前記商品を購入した消費者が、各自で自分の購入した前記商品の生産履歴を確認する際、
前記消費者が購入した商品のバーコードラベルに記載されたバーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと
前記生産履歴開示用コンピューターで読み取った前記バーコード情報を前記生産履歴管理サーバーへ送信するステップと
前記生産履歴開示用コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、
前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、
からなることを特徴とする農産物販売管理方法。
【請求項21】
前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、を有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項22】
前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、
前記出荷者の増減又は前記農産物および前記加工食品の種類の増減に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記商品コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項23】
前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、
前記出荷者の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項24】
前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、
前記農産物および前記加工食品の種類の増減又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記商品コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項25】
前記バーコードラベルのバーコードは、前記農産物直売所で販売する商品であることを示す特殊コードと、出荷者毎に異なる出荷者コードと、商品毎に異なる商品コードと、商品の金額を示す金額コードと、バーコードの読み誤りエラーをチェックするチェックデジットとで構成するステップと、
前記バーコードのフォーマット中の任意の桁に、10のn乗に相当する指数nを組み込むことによって商品の金額計算をするステップと、
前記出荷者の増減、又は前記農産物および前記加工食品の種類の増減、又は販売する予定の農産物および加工食品の販売金額の最低金額と最高金額の差の大小に応じて、前記バーコードの前記出荷者コードと前記商品コードと前記金額コードの桁数を変更するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項26】
前記販売管理サーバーにおいて、
前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信するステップと、
前記管理用コンピューター装置において、
生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記各出荷者に電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項27】
前記販売管理サーバーにおいて、
前記バーコードラベルの枚数情報を収集し、前記管理用コンピューター装置で生成された精算情報と照合した結果を前記POS端末装置へ送信するステップと、
前記管理用コンピューター装置において、
生成された前記精算情報と照合した結果である前記各出荷者毎の当日出荷した商品の在庫を、前記加工食品等の複数の材料で構成される商品の材料出荷者の一部又は全員へ電子メール、音声、FAXのいずれか1方法、あるいは2以上の方法で送信するステップを有することを特徴とする請求項17から請求項20のいずれかに記載の農産物販売管理方法。
【請求項28】
前記バーコードラベルに、前記出荷者が前記商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、
前記消費者が商品を購入後に、
購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、前記バーコードラベルの前記バーコード情報を生産履歴開示用コンピューターで読み取るステップと、
前記生産履歴コンピューターへ前記消費者から問い合わせ要求をするステップと、
前記生産履歴サーバー装置から前記生産履歴開示用コンピューターへ生産履歴情報を送信するステップと、
前記生産履歴開示用コンピューターのモニター画面に該当の生産履歴を表示するステップと、を有することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の農産物販売管理方法。
【請求項29】
前記バーコードラベルに、前記出荷者が商品の生産履歴を前記生産履歴サーバー装置に入力した場合に限り生産履歴マークを印刷するステップと、
前記消費者が商品を購入後に、
購入した前記商品の前記バーコードラベルに前記生産履歴マークが印刷されている場合、
前記消費者が、前記バーコードラベルに記載してある前記バーコードの13桁の数字を前記消費者所有の前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAに入力するステップと、
前記消費者が所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAから前記生産履歴コンピューターへ問い合わせ要求をするステップと、
前記消費者の所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAへインターネットを経由して前記消費者から問い合わせ要求がされた生産履歴情報を送信するステップと、
前記消費者の所有する前記パーソナルコンピュータや前記携帯電話や前記PDAに該当の生産履歴を表示するステップと、を有することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の農産物販売管理方法。

【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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