説明

逆止弁ブリッジ冷媒回路

【課題】 6個の逆止弁を用いて、第1機器と第2機器との冷凍サイクル中における位置関係を維持しつつ各機器における冷媒通過方向を一方向にする。
【解決手段】 逆止弁21,第1機器f1,逆止弁22,第2機器f2を冷媒の流れる方向が一方向になるように環状に接続する。逆止弁23と第1機器f1と逆止弁24を、第1機器f1の冷媒通過方向が上記一方向になるように環状に接続する。同様に、逆止弁26と第2機器f2と逆止弁25を、第2機器f2の冷媒通過方向が上記一方向になるように環状に接続する。そして、上記構成の逆止弁ブリッジ冷媒回路における入出口を、逆止弁23,24の間と逆止弁25,26の間とする。こうして形成された逆止弁ブリッジ冷媒回路に対する冷媒流の方向が逆転しても、第1機器f1および第2機器f2における冷媒通過方向は1方向となる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、逆止弁ブリッジを備えた冷媒回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機や冷凍機の能力および成績係数を向上させるために、室内外熱交換器の対向流化や過冷却熱交換器の使用が行われる。その際に、冷房時および暖房時の両方で熱交換器の対向流化や過冷却熱交換器の使用を可能にするために、4つの逆止弁を用いた逆止弁ブリッジ冷媒回路を用いて、冷房時暖房時の何れの場合でも室内外熱交換器や過冷却熱交換器における冷媒流の方向が同一になるようにしている。
【0003】また、膨張弁やドライヤ等のように空気調和機や冷凍回路で用いられる機能部品の中には、冷媒流の方向,温度条件,冷媒の相状態(液,気体,気液混合)等の制約を受けるものがある。そこで、上記機能部品を冷房および暖房の両方で使用可能にするために、上述の如く4つの逆止弁を用いた逆止弁ブリッジ冷媒回路を用いて冷房時暖房時の何れの場合でも上記機能部品における冷媒流の方向を同一にして、上記制約を回避する必要がある。
【0004】通常、上記対向流化の対象となる熱交換器,過冷却熱交換器等の機器は冷媒回路中において使用される。そこで、図4に示すように、4つの逆止弁3〜6を環状に連結してなる第1逆止弁ブリッジ回路1の逆止弁4,5の間と4つの逆止弁7〜10を環状に連結してなる第2逆止弁ブリッジ回路2の逆止弁7,10の間とを接続し、第1逆止弁ブリッジ回路1の逆止弁3,4の間と逆止弁5,6の間とを第1機器f1を介して接続する一方、第2逆止弁ブリッジ回路2の逆止弁7,8の間と逆止弁9,10の間とを第2機器f2を介して接続するのである。
【0005】こうすることによって、例えば、冷房時には実線の矢印で示すように第1逆止弁ブリッジ回路1から第2逆止弁ブリッジ回路2に向かって冷媒が流れる一方、暖房時には破線の矢印で示すように第2逆止弁ブリッジ回路2から第1逆止弁ブリッジ回路1に向かって冷媒が流れる場合であっても、第1機器f1および第2機器f2を流れる冷媒の方向は、暖房時および冷房時に拘わらず同じ方向となるのである。
【0006】図5は図4に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路の具体例であり、図4における第1機器f1として室外熱交換器11を使用する一方、第2機器f2として上流側から順に接続された過冷却熱交換器12,膨張弁13およびドライヤ14を使用し、さらに、第1逆止弁ブリッジ回路1,第2逆止弁ブリッジ回路2,室内熱交換器15,四路切換弁16,過冷却熱交換器12および圧縮機17を環状に連結した空気調和機である。ここで、上記膨張弁13には冷媒通過方向が指定されており、ドライヤ14には使用温度上の制約があるために常時膨張弁13を通過した後の冷たい冷媒を通すように指定されているものとする。その場合に、図4に示すような逆止弁ブリッジ冷媒回路を用いた空気調和機では、冷房時および暖房時に拘わらず第1機器f1および第2機器f2を流れる冷媒の方向は一定であるから、膨張弁13には一定方向に冷媒が流れ、ドライヤ14には膨張弁13通過後の冷媒が流れることになり、上述の膨張弁13とドライヤ14の制約をクリアできるのである。また、室外熱交換器11を通過する冷媒の方向も冷房時および暖房時に拘わらず一定となり、室外熱交換器11の対向流化を図ることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の逆止弁ブリッジ冷媒回路には以下のような問題がある。すなわち、上述のように、通常、冷媒回路中においては、上記第1機器f1と第2機器f2は同時に使用される。したがって、図4に示すように、冷媒回路に対する冷媒流の方向が逆になっても第1機器f1と第2機器f2とにおける冷媒流の方向を同一にするためには、4個の逆止弁を用いた逆止弁ブリッジ回路を2組必要とする。つまり、通常、逆止弁ブリッジ回路を用いた冷媒回路では8個の逆止弁を必要とし、本来の空気調和機能や冷凍機能以外に必要な補助スペースの拡大やコストの増大を招くという問題がある。また、多くの逆止弁を使用すると故障の可能性が高くなり、それだけ製品信頼性が低下するという問題もある。
【0008】そこで、この発明の目的は、6個の逆止弁を用いて、第1機器と第2機器との冷凍サイクル中における位置関係を維持しつつ各機器における冷媒通過方向を一方向とすることができる逆止弁ブリッジ冷媒回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、第1逆止弁第1機器第2逆止弁および第2機器を,冷媒の流れる方向が一方向になるように冷媒管を介して順次環状に接続し、上記第1逆止弁と第1機器との間に,第3逆止弁が介設された冷媒管の一端を上記第1機器側に向かう流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁と第1機器との間と,上記第3逆止弁が介設された冷媒管の他端とを,第4逆止弁が介設された冷媒管で上記第1機器からの流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁と第2機器との間に,第5逆止弁が介設された冷媒管の一端を上記第2機器側に向かう流れを許可するように接続し、上記第1逆止弁と第2機器との間と,上記第5逆止弁が介設された冷媒管の他端とを,第6逆止弁が介設された冷媒管で上記第2機器からの流れを許可するように接続し、上記第3逆止弁と第4逆止弁との間および上記第5逆止弁と第6逆止弁との間に,冷媒の出入り口を設けたことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、上記第3逆止弁と第4逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合には、第4逆止弁,第1逆止弁,第5逆止弁の下流側の圧力が上流側の圧力よりも高圧である為に冷媒は第4逆止弁,第1逆止弁および第5逆止弁を通過できない。したがって、冷媒の流路は、第3逆止弁→第1機器→第2逆止弁→第2機器→第6逆止弁となる。これに対して、上記第5逆止弁と第6逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合には、第6逆止弁,第2逆止弁,第3逆止弁の下流側の圧力が上流側の圧力よりも高圧であるために冷媒は第6逆止弁,第2逆止弁および第3逆止弁を通過できない。したがって、冷媒の流路は、第5逆止弁→第2機器→第1逆止弁→第1機器→第4逆止弁となる。その結果、上記第3逆止弁と第4逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合も上記第5逆止弁と第6逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合も、上記第1機器および第2機器を通過する冷媒の方向は同一方向となる。こうして、6個の逆止弁で、2個の機器の冷凍サイクル中における位置関係を維持しつつ両機器における冷媒通過方向を一方向とする機能が実現される。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の逆止弁ブリッジ回路において、上記第1機器は室外熱交換器であり、上記第2機器は膨張弁であることを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、室外熱交換器である第1機器と膨張弁である第2機器とを備える逆止弁ブリッジ冷媒回路全体が一つの室外ユニットに収納されて、室内ユニットの簡素化および軽量小型化が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は本実施の形態の逆止弁ブリッジ冷媒回路における概念図である。本逆止弁ブリッジ冷媒回路は、逆止弁21,第1機器f1,逆止弁22および第2機器f2を、冷媒の流れる方向が一方向になるように、冷媒管を介して順次環状に接続する。そして、逆止弁21と第1機器f1との間に逆止弁23が介設された冷媒管の一端を第1機器f1側に向かう流れを許可するように接続し、逆止弁22と第1機器f1との間と逆止弁23が介設された上記冷媒管の他端とを逆止弁24が介設された冷媒管で第1機器f1側からの流れを許可するように接続する。同様に、逆止弁22と第2機器f2との間に逆止弁26が介設された冷媒管の一端を第2機器f2側に向かう流れを許可するように接続し、逆止弁21と第2機器f2との間と逆止弁26が介設された上記冷媒管の他端とを逆止弁25が介設された冷媒管で第2機器f2側からの流れを許可するように接続する。そして、逆止弁23,24の間および逆止弁25,26の間に冷媒の出入り口を設けて構成されている。
【0014】上記構成の逆止弁ブリッジ冷媒回路は次のように動作する。すなわち、例えば、実線の矢印(イ)で示すように、本逆止弁ブリッジ冷媒回路に冷媒を供給する。そうすると、逆止弁24に遮られて逆止弁23を通過した冷媒は、逆止弁21によって遮られて第1機器f1側に流れる。そして、第1機器f1を通過した冷媒は、逆止弁24の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁24を通過できずに逆止弁22側に流れる。逆止弁22を通過した冷媒は、逆止弁26によって遮られて第2機器f2側に流れる。そして、第2機器f2を通過した冷媒は、逆止弁21の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁21を通過できずに逆止弁25側に流れる。こうして、逆止弁25を通過した冷媒は、逆止弁26の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁26を通過できず、実線の矢印(ロ)で示すように、本逆止弁ブリッジ冷媒回路から流出していくことになる。つまり、冷媒は実線の矢印で示す順路で流れるのである。
【0015】これに対して、破線の矢印(ハ)で示すように上記逆止弁25に遮られて逆止弁26を通過した冷媒は、逆止弁22によって遮られて第2機器f2側に流れる。第2機器f2を通過した冷媒は、逆止弁25の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁25を通過できずに逆止弁21側に流れる。逆止弁21を通過した冷媒は、逆止弁23によって遮られて第1機器f1側に流れる。そして、第1機器f1を通過した冷媒は、逆止弁22の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁22を通過できずに逆止弁24側に流れる。こうして、逆止弁24を通過した冷媒は、逆止弁23の下流側が上流側より高圧であるために逆止弁23を通過できず、破線の矢印(ニ)で示すように、本逆止弁ブリッジ冷媒回路から流出していくことになる。つまり、冷媒は破線の矢印で示す順路で流れるのである。
【0016】その結果、実線の矢印による順路の場合も破線の矢印による順路の場合も、第1機器f1および第2機器f2を通過する冷媒の流れる方向は同一であり、本逆止弁ブリッジ冷媒回路に対する冷媒流の方向が逆転しても第1機器f1および第2機器f2を構成する各機能部品における冷媒流の方向を同一にして、上記各機能部品に対する制約を回避できるのである。
【0017】このように、本実施の形態における逆止弁ブリッジ冷媒回路によれば、図4に示すような8個の逆止弁を用いた従来の逆止弁ブリッジ冷媒回路の場合より少ない6個の逆止弁で、上記従来の逆止弁ブリッジ冷媒回路と同じ効果を奏することができる。したがって、本実施の形態によれば、2つの機器の冷凍サイクル中における位置関係を維持しつつ各機器における冷媒通過方向を一方向にするに際して、冷媒回路の組み込みスペースの拡大やコストの増大や製品信頼性の低下を極力押さえることができるのである。
【0018】ここで、上記第1機器f1と第2機器f2との組み合わせとして、以下のように種々の組み合わせが考えられる。
第1機器f1 第2機器f2 a. 室外熱交換器 過冷却熱交換器,膨張弁,ドライヤ b. 室外熱交換器 室内熱交換器 c. 室外熱交換器 膨張弁 d. 室外熱交換器 過冷却熱交換器,膨張弁 : : :
【0019】図2は図1に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路の具体例であり、図1における第1機器f1として室外熱交換器27を使用する一方、第2機器f2として上流側から順に接続された過冷却熱交換器28,膨張弁29およびドライヤ30を使用し、さらに、上記構成の逆止弁ブリッジ回路,室内熱交換器31,四路切換弁32,過冷却熱交換器28および圧縮機33を環状に連結した空気調和機である。上記構成を有する空気調和機において、膨張弁29には冷媒通過方向が指定されており、ドライヤ30には使用温度上の制約があるために常時膨張弁29を通過した後の冷たい冷媒を通すように指定されているものとする。その場合に、図2に示すような逆止弁ブリッジ冷媒回路を用いた空気調和機では、冷房時および暖房時に拘わらず第2機器f2を流れる冷媒の方向は一定であるから、膨張弁29には一定方向に冷媒が流れ、ドライヤ30には膨張弁29通過後の冷媒が流れることになり、上述の膨張弁29とドライヤ30との制約はクリアされるのである。また、室外熱交換器27は、流れる冷媒とファンから吹き付ける空気との流れの関係を冷房時および暖房時に拘わらず向流とすることができ(対向流化)、熱交換損失を減少できるのである。さらに、上記室外熱交換器27を第1機器f1とし過冷却熱交換器28,膨張弁29およびドライヤ30を第2機器f2とする逆止弁ブリッジ冷媒回路全体を室外ユニット内に収納することができ、室内ユニットの簡素化および軽量小型化を図ることができる。
【0020】図3は図1に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路の他の具体例である。圧縮機,四路切換弁,室外熱交換器,膨張弁,室内熱交換器および四路切換弁を環状に接続して、冷房運転と暖房運転とで冷媒流の方向を逆にする通常の空気調和機では、非共沸混合冷媒を使用する際に、冷房運転時および暖房運転時共に向流方式によって熱交換を行うことができない。そこで、図3に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路においては、図1に示す第1機器f1を室外熱交換器35で構成する一方、第2機器f2を室内熱交換器37で構成する。また、逆止弁22と分岐点aとの間に第1膨張弁36を介設する一方、逆止弁21と分岐点bとの間に第2膨張弁38を介設する。そして更に、上記構成の逆止弁ブリッジ回路,四路切換弁39および圧縮機40を環状に連結して空気調和機を構成するのである。この構成による空気調和機によれば、冷房運転と暖房運転とで冷媒流の方向を逆にしても室外熱交換器35および室内熱交換器37を流れる冷媒の方向は一定となって対向流化され、向流方式による熱交換を行うことができる。したがって、室外熱交換器35および室内熱交換器37とも熱交換損失の減少を図ることができるのである。
【0021】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係る発明の逆止弁ブリッジ冷媒回路は、第1逆止弁,第1機器,第2逆止弁および第2機器を冷媒の流れる方向が一方向になるように冷媒管を介して順次環状に接続し、上記第1逆止弁と第1機器との間に第3逆止弁が介設された冷媒管の一端を上記第1機器側に向かう流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁と第1機器との間と上記第3逆止弁が介設された冷媒管の他端とを第4逆止弁が介設された冷媒管で第1機器からの流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁と第2機器との間に第5逆止弁が介設された冷媒管の一端を上記第2機器側に向かう流れを許可するように接続し、上記第1逆止弁と第2機器との間と上記第5逆止弁が介設された冷媒管の他端とを第6逆止弁が介設された冷媒管で上記第2機器からの流れを許可するように接続し、上記第3逆止弁と第4逆止弁との間および上記第5逆止弁と第6逆止弁との間に冷媒の出入り口を設けたので、上記第3逆止弁と第4逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合も上記第5逆止弁と第6逆止弁との間を冷媒の入り口とした場合も、上記第1機器および第2機器を通過する冷媒の方向は一方向となる。したがって、6個の逆止弁で、2個の機器の冷凍サイクル中における位置関係を維持しつつ両機器における冷媒通過方向を一方向とすることができる。
【0022】すなわち、この発明によれば、4個の逆止弁を用いた逆止弁ブリッジ回路を2組(つまり、8個の逆止弁を)必要とする逆止弁ブリッジ冷媒回路に比較して、収納スペースの縮小やコストの低下や製品信頼性の向上を図ることができるのである。
【0023】また、請求項2に係る発明の逆止弁ブリッジ回路は、上記第1機器は室外熱交換器であり、上記第2機器は膨張弁であるので、上記第1機器と第2機器とが介設された逆止弁ブリッジ冷媒回路全体を一つの室外ユニットに収納できる。したがって、室内ユニットの簡素化および軽量小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の逆止弁ブリッジ冷媒回路における概念図である。
【図2】図1に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路の具体例を示す図である。
【図3】図2とは異なる具体例を示す図である。
【図4】従来の逆止弁ブリッジ冷媒回路における概念図である。
【図5】図4に示す逆止弁ブリッジ冷媒回路の具体例を示す図である。
【符号の説明】
21〜26…逆止弁、 27,35…室外熱交換器、28…過冷却熱交換器、 29,36,38…膨張弁、30…ドライヤ、 31,37…室内熱交換器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1逆止弁(21),第1機器(f1),第2逆止弁(22)及び第2機器(f2)を、冷媒の流れる方向が一方向になるように冷媒管を介して順次環状に接続し、上記第1逆止弁(21)と第1機器(f1)の間に、第3逆止弁(23)が介設された冷媒管の一端を上記第1機器(f1)側に向かう流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁(22)と第1機器(f1)との間と、上記第3逆止弁(23)が介設された冷媒管の他端とを、第4逆止弁(24)が介設された冷媒管で上記第1機器(f1)からの流れを許可するように接続し、上記第2逆止弁(22)と第2機器(f2)の間に、第5逆止弁(26)が介設された冷媒管の一端を上記第2機器(f2)側に向かう流れを許可するように接続し、上記第1逆止弁(21)と第2機器(f2)との間と、上記第5逆止弁(26)が介設された冷媒管の他端とを、第6逆止弁(25)が介設された冷媒管で上記第2機器(f2)からの流れを許可するように接続し、上記第3逆止弁(23)と第4逆止弁(24)との間および上記第5逆止弁(26)と第6逆止弁(25)との間に、冷媒の出入り口を設けたことを特徴とする逆止弁ブリッジ冷媒回路。
【請求項2】 請求項1に記載の逆止弁ブリッジ回路において、上記第1機器(f1)は室外熱交換器であり、上記第2機器(f2)は膨張弁であることを特徴とする逆止弁ブリッジ冷媒回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開平9−126574
【公開日】平成9年(1997)5月16日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平7−281601
【出願日】平成7年(1995)10月30日
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)