説明

通水管の配管システム、通水管用の継手、通水管、通水管用の保護キャップおよび通水管の配管方法

【課題】 施工作業や取り扱いが容易となる、合成樹脂製の通水管の配管システムを提供する。
【解決手段】 配管システム3は、主管となる第1の通水管101と、分岐管となる第2の通水管102と、継手2とからなる。ここで継手2は、前記第1の通水管101の端部1aが接続される第1の接続口401を有し、かつ、前記第2の通水管102の端部1aが接続される第2の接続口402を有する。そこで、第2の通水管102の端部1aと、その端部1aが接続される第2の接続口402とは、それら端部1aと第2の接続口402との接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、施工が容易な、通水管の配管システム、通水管用の継手、通水管、通水管用の保護キャップおよび通水管の配管方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、施工現場での配管の施工作業を改善した配管ユニットがあった(例えば、特許文献1参照)。図11は、この配管ユニット21を示す。この配管ユニット21は、工場において、可撓性を有する合成樹脂製の主管22と分岐管23とが継手24に熱融着により接続されて製作された。ここで、分岐管23の長さは、施工現場で長さ調節できるように、設計上の長さよりも長く設定された。この配管ユニット21は、施工現場へ運搬する際には、継手24部分で繋がった主管22と分岐管23とを巻いた状態でトラックに積み込まれた。そして、施工現場では、配管ユニット21の巻かれた主管22と分岐管23とを伸ばして敷設し、各分岐管23を水栓設備の位置に合わせて切断し、その切断した分岐管23の先端部を水栓設備に接続するという手順で施工していた。
【0003】
【特許文献1】特開2008−45684号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記従来の配管ユニット21にあっては、工場でトラックに積み込む際には、継手24によって繋がった主管22と分岐管23とを巻いたり、運搬された先の施工現場では、継手24で繋がった主管22と分岐管23とを伸ばしたりしなければならず、取り扱いが面倒であった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、施工作業や取り扱いが容易となる、通水管の配管システム、通水管用の継手、通水管、通水管用の保護キャップおよび通水管の配管方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る通水管の配管システム、通水管用の継手、通水管、通水管用の保護キャップおよび通水管の配管方法は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る通水管の配管システムは、合成樹脂製の通水管と、その通水管が接続される継手とからなる。ここで、前記継手は、前記通水管の端部が接続される接続口を有する。そして、前記通水管の端部と、その端部が接続される前記接続口とは、それら通水管の端部と接続口との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0007】
この配管システムによると、通水管の端部と継手の接続口とは、それら通水管の端部と継手の接続口との接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができる。そして、この通水管と接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る通水管の配管システムは、合成樹脂製の通水管としての、主管となる第1の通水管と、合成樹脂製の通水管としての、分岐管となる第2の通水管と、それら第1および第2の通水管が接続される継手とからなる。ここで、前記継手は、前記第1の通水管の端部が接続される、接続口としての第1の接続口と、前記第2の通水管の端部が接続される、接続口としての第2の接続口とを有する。そして、前記第2の通水管の端部と、その端部が接続される前記第2の接続口とは、それら第2の通水管の端部と第2の接続口との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0009】
この配管システムによると、第2の通水管の端部と継手の第2の接続口とは、それら第2の通水管の端部と継手の第2の接続口との接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って第2の通水管の端部と継手の第2の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、第2の通水管と第2の接続口とを接続することができる。そして、この第2の通水管と第2の接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、第2の通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明に係る通水管の配管システムは、請求項2に記載の配管システムにおいて、前記第1の通水管は、前記第1の接続口に予め接続されてなる。これにより、現場では、第1の通水管を継手に接続する必要がなく、現場での施工作業が一層容易となる。そして、現場に運ばれる前から、第1の通水管(つまり、主管)が継手に接続されていても、継手に第2の通水管(つまり、分岐管)が接続されていなければ、その取り扱いは変わらず容易となる。
【0011】
また、請求項4に記載の発明に係る通水管の配管システムは、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配管システムにおいて、前記通水管は、端部に、前記接続口に備わる係止手段に係止される係合体を備える。
【0012】
また、請求項5に記載の発明に係る通水管の配管システムは、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配管システムにおいて、前記表示部としての、前記通水管側の表示部は、その通水管の端部に着脱可能に取り付けられる保護キャップに設けられる。
【0013】
また、請求項6に記載の発明に係る通水管用の継手は、合成樹脂製の通水管が接続される継手である。この継手は、前記通水管の端部が接続される接続口を有する。そして、前記接続口は、前記通水管の端部との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0014】
この継手によると、接続口は、通水管の端部との接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができる。そして、この通水管と接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0015】
また、請求項7に記載の発明に係る通水管用の継手は、合成樹脂製の通水管としての、主管となる第1の通水管と、合成樹脂製の通水管としての、分岐管となる第2の通水管とが接続される、継手である。この継手は、前記第1の通水管の端部が接続される第1の接続口と、前記第2の通水管の端部が接続される第2の接続口とを有する。そして、前記第2の接続口は、前記第2の通水管の端部との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0016】
この継手によると、第2の接続口は、第2の通水管の端部との接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って第2の通水管の端部と継手の第2の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、第2の通水管と第2の接続口とを接続することができる。そして、この第2の通水管と第2の接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、第2の通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0017】
また、請求項8に記載の発明に係る通水管用の継手は、請求項6または7に記載の継手において、前記継手は、その継手を他の継手と識別するための表示がされた継手識別表示部を備える。
【0018】
また、請求項9に記載の発明に係る通水管は、合成樹脂製であって、所要の長さに形成され、端部に、継手の接続口への接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0019】
この通水管によると、通水管は、継手の接続口への接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができる。そして、この通水管と接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0020】
また、請求項10に記載の発明に係る通水管用の保護キャップは、合成樹脂製の通水管の端部に着脱可能に取り付けられる保護キャップである。この保護キャップには、継手の接続口への前記通水管の端部の接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備える。
【0021】
この保護キャップによると、保護キャップは、継手の接続口への通水管の端部の接続の対応を識別する表示部を備えている。このため、この表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができる。そして、この通水管と接続口との接続は、現場でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0022】
また、請求項11に記載の発明に係る通水管の配管方法は、予め所要の長さに形成されて施工場所に配管された合成樹脂製の通水管の端部と、前記施工場所の所定位置に配置された継手の接続口とを、それら通水管の端部と継手の接続口とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部の表示に基づいて接続する。
【0023】
この配管方法によると、表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができ、施工作業が容易となる。また、通水管と継手とは、現場、特に施工場所に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0024】
また、請求項12に記載の発明に係る通水管の配管方法は、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で、予め所要の長さに形成された合成樹脂製の通水管の端部と、継手の接続口とを、それら通水管の端部と継手の接続口とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部の表示に基づいて接続し、その接続された前記通水管と前記継手とを、前記施工場所の所定の位置に配置する。
【0025】
この配管方法によると、表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができ、施工作業が容易となる。また、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【発明の効果】
【0026】
この発明に係る通水管の配管システム、通水管用の継手、通水管、通水管用の保護キャップおよび通水管の配管方法によれば、表示部の表示に従って通水管の端部と継手の接続口とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管と接続口とを接続することができ、施工作業が容易となる。そして、通水管と継手とは、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1〜図3は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、合成樹脂製の通水管(特に、可撓性を有する合成樹脂製の通水管)である。101は、前記通水管1としての、主管となる第1の通水管である。102は、前記通水管1としての、分岐管となる第2の通水管である。2は、前記通水管1が接続される継手、つまり、前記第1および第2の通水管101、102が接続される継手(分岐継手)である。3は、前記通水管1と前記継手2とからなる、つまり、前記第1の通水管101と前記第2の通水管102と前記継手2とからなる、通水管の配管システムである。
【0029】
継手2は、主管となる前記第1の通水管101の端部1aが接続される、接続口4としての第1の接続口401を有し、かつ、分岐管となる前記第2の通水管102の端部1aが接続される、接続口4としての第2の接続口402を有する。そこで、第2の通水管102の端部1aと、その端部1aが接続される第2の接続口402とは、それら第2の通水管102の端部1aと第2の接続口402との接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bを備える。
【0030】
具体的には、通水管1、すなわち第1および第2の通水管101、102は、架橋ポリエチレンとかポリブデン等の合成樹脂管からなり、所要の長さに形成されている。そして、第2の通水管102にあっては、端部1aに、継手2の第2の接続口402への接続の対応を識別するための表示がされた表示部5aを備える。この表示部5aの表示は、図示実施の形態においては、数字からなり、例えば、その数字が印刷されたシールが、第2の通水管102の端部1aに貼り付けられて、前記表示部5aが形成される。
【0031】
また、通水管1(第1の通水管101と第2の通水管102)は、端部1aに、継手2の接続口4(第1の接続口401と第2の接続口402)に備わる係止手段4aに係止される係合体6を備える。係合体6は、図2に示すように、筒状に形成されて、通水管1の先端から控えた位置の外周に取付固定される。図示実施の形態においては、係合体6は、割リング6aと本体リング6bとから構成されている。割リング6aは、筒の一ヶ所が軸方向に分断された断面C字状に形成されて、通水管1の外周に嵌められるものである。そして、この割リング6aの外周面は、通水管1の先端方向側ほど径大となるように傾斜したテーパ面となっている。一方、本体リング6bは、割リング6aの外周に嵌められて、その割リング6aが通水管1を圧接するようにその割リング6aを縮径させるものである。この本体リング6bは、筒状であって、その内周面は、割リング6aの外周面と同様に、通水管1の先端方向側ほど径大となるように傾斜したテーパ面となっている。なお、図中符号11は、インコアであって、このインコア11は、係合体6が取り付けられる前に、通水管1に挿入される。
【0032】
継手2は、分岐継手であって、特にヘッダーからなる。この継手2は、例えば合成樹脂製であって、主筒部2aと、その主筒部2aから直交方向に分岐した複数の枝筒部2b、2bとからなる。そして、主筒部2aの先端部分が、前記第1の通水管(主管)101が接続される前記第1の接続口(主管接続口)401となる。図示実施の形態においては、主筒部2aの両先端部分が第1の接続口401となっており、第1の通水管101は、そのいずれにも接続可能となっている。すなわち、一方の接続口401に通水管101が接続されて他方の接続口401が栓によって塞がれる場合は勿論、各接続口401に通水管101が接続される場合がある。枝筒部2bにおいては、それ自身が、前記第2の通水管(分岐管)102が接続される前記第2の接続口(分岐管接続口)402となる。そして、第2の接続口402は、第2の通水管102の端部1aとの接続の対応を識別するための表示がされた表示部5bを備える。この表示部5bの表示は、対応する第2の通水管102の表示部5aの表示と同じ数字からなり、例えば、その数字が印刷されたシールが、第2の接続口402に突出形成された平面状の座面に貼り付けられて、前記表示部5bが形成される。
【0033】
また、接続口4(第1の接続口401および第2の接続口402)には、先端部分において、その外周部に開口する(詳細には、外周の四方箇所に突設された各防止具挿入部4bに開口する)孔4cが、接続口4の内部を横切るように明けられている。ここにおいて、接続口4に、通水管1の端部1aが、その端部1aに固定された係合体6を含めて挿入される。そこで、前記係止手段4aは、係合体6を係止することで通水管1を抜け止めする防止具12からなる。この防止具12は、例えば、金属製の線材からなり、略コ字状に形成されている。この防止具12は、対向位置する対向片12a、12aが、通水管1を挟むように接続口4に設けられた前記孔4c、4cに挿入されて、係合体6の後端と係合する。このとき、防止具12における、対向片12a、12aを繋ぐ中間片12bが、接続口4に設けられた掛止部4dに掛かり、こうして、防止具12は、接続口4に止められ、この防止具12により、係合体6、ひいては通水管1は、接続口4から抜け止めされる。図3は、第2の接続口402を例にして、その第2の接続口402に第2の通水管102を接続した状態を示しているが、第1の接続口401と第1の通水管101との関係も同様である。なお、図中符号Xは、止水部材としてのパッキンである。
【0034】
そこで、通水管1の配管方法は、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成されて(すなわち、現場での水栓設備までの長さ、つまり配管長さに合わせて切断されて)施工場所に配管された合成樹脂製の通水管1(詳細には、分岐管となる第2の通水管102)の端部1aと、前記施工場所の所定位置に配置された継手2の接続口4(詳細には、分岐管接続口となる第2の接続口402)とを、それら通水管1(第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第2の接続口402)とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。この配管方法では、第2の通水管102と継手2とは、現場、特に施工場所に運ばれるまでは、分離した状態であるが、主管となる第1の通水管101は、継手2の主管接続口となる第1の接続口401に予め(例えば工場で)接続されて、継手2の配置と同時に配管されてもよく、また、この配管方法の適宜時点で、配管され、継手2の第1の接続口401に接続されてもよい。そして、第2の通水管102の配管と継手2の配置との順序は問わず、どちらが先でもよく、また、並行して行ってもよい。
【0035】
また、他の配管方法としては、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成された(すなわち、現場での水栓設備までの長さ、つまり配管長さに合わせて切断された)合成樹脂製の通水管1(詳細には、分岐管となる第2の通水管102)の端部1aと、継手2の接続口4(詳細には、分岐管接続口となる第2の接続口402)とを、それら通水管1(第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第2の接続口402)とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。そして、その接続された通水管1(第2の通水管102)と継手2とを、前記施工場所の所定の位置に配置する。ここにおいて、主管となる第1の通水管101は、継手2の主管接続口となる第1の接続口401に予め(例えば工場で)接続されていてもよく、また、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で接続されてもよい。そして、この第1の通水管101は、施工場所への継手2の配置と同時に配置(配管)される。なお、これら配管方法において、通水管1(第1の通水管101、第2の通水管1021)は、予め工場において、現場での配管長さに合わせて切断されるが、それに加えて、予め工場において、通水管1に係合体6が組み付けられる。そして、このことは、後述する第二および第三の実施の形態においても同様である。
【0036】
次に、以上の構成からなる配管システム3および配管方法の作用効果について説明する。この配管システム3および配管方法によると、第2の通水管102の端部1aと継手2の第2の接続口402とは、それら第2の通水管102の端部1aと継手2の第2の接続口402との接続の対応を識別する表示部5a、5bを備えている。このため、この表示部5a、5bの表示に従って第2の通水管102の端部1aと継手2の第2の接続口402とを接続することで、間違えることなく、簡単に、第2の通水管102と第2の接続口402とを接続することができる。そして、この第2の通水管102と第2の接続口402との接続は、現場(施工場所とか施工場所に隣接する場所)でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、第2の通水管102と継手2とは、例えば工場から、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0037】
また、この実施の形態において、第1の通水管(主管)101が、継手2の第1の接続口(主管接続口)401に予め接続されていると、つまり、第1の通水管101が、第1の接続口401に、例えば工場で接続されて、その状態で施工の現場まで運ばれると、現場では、第1の通水管101を継手2に接続する必要がなく、現場での施工作業が一層容易となる。そして、現場に運ばれる前から、第1の通水管(主管)101が継手2に接続されていても、継手2に第2の通水管(分岐管)102が接続されていなければ、その取り扱いは変わらず容易となる。
【0038】
図4および図5は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態においては、第一の実施の形態と比べて、継手2が分岐継手である点は、同様であるが、継手2の形状および配管システム3に継手2が複数用いられる点が異なる。以下に、第一の実施の形態と同様の部位には、同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
【0039】
継手2は、例えば合成樹脂製であり、主筒部2aと、その主筒部2aから直交方向に分岐した一本の枝筒部2bとからなって、全体が略T字形状をしている。そして、主筒部2aの先端部分が、第1の通水管(主管)101が接続される第1の接続口(主管接続口)401となる。図示実施の形態においては、主筒部2aの両先端部分が第1の接続口401となったり、主筒部の一方の先端部分が第1の接続口401となり、他方の先端部分が、第2の通水管(分岐管)102が接続される第2の接続口(分岐接続口)402となったりする。枝筒部2bにおいては、それ自身が、前記第2の接続口(分岐管接続口)402となる。そして、接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)は、通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aとの接続の対応を識別するための表示がされた表示部5bを備える。この表示部5bの表示は、対応する通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の表示部5aの表示と同じ数字からなる。
【0040】
配管システム3においては、第1の通水管(主管)101の途中位置および終端に、継手2が配備される。そして、第1の通水管101の途中位置の継手2(図5では、上流側となる左側の二つの継手)では、主筒部2aの両先端部分が第1の接続口401となり、終端の継手2(図5では、下流側となる右側の継手)では、一方の先端部分が第1の接続口401となり他方の先端部分が第2の接続口402となっている。
【0041】
そこで、通水管1の配管方法は、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成されて(つまり、現場での配管長さに合わせて切断されて)施工場所に配管された合成樹脂製の通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと、前記施工場所の所定位置に配置された継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とを、それら通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。ここにおいて、第1の通水管101の配管と第2の通水管102の配管と継手2の配置との順序は問わない。また、第1の通水管101は、施工場所への配管後に継手2の第1の接続口401に接続されなくとも、第1の接続口401に予め(例えば、工場で)接続されて、継手2の配置と同時に配管されてもよい。
【0042】
また、他の配管方法としては、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成された(つまり、現場での配管長さに合わせて切断された)合成樹脂製の通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと、継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とを、それら通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。そして、その接続された通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)と継手2とを、前記施工場所の所定の位置に配置する。ここにおいて、第1の通水管101は、第1の接続口401に、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で接続されなくとも、予め(例えば工場で)接続されていてもよい。
【0043】
次に、以上の構成からなる配管システム3および配管方法の作用効果について説明する。この配管システム3および配管方法によると、通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とは、それら通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)との接続の対応を識別する表示部5a、5bを備えている。このため、この表示部5a、5bの表示に従って通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)の端部1aと継手2の接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)と接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)とを接続することができる。そして、この通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)と接続口4(第1の接続口401、第2の接続口402)との接続は、現場(施工場所とか施工場所に隣接する場所)でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管1(第1の通水管101、第2の通水管102)と継手2とは、例えば工場から、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0044】
また、この実施の形態において、第1の通水管(主管)101が、継手2の第1の接続口(主管接続口)401に予め接続されていると、つまり、第1の通水管101が、第1の接続口401に、例えば工場で接続されて、その状態で施工の現場まで運ばれると、現場では、第1の通水管101を継手2に接続する必要がなく、現場での施工作業が一層容易となる。そして、現場に運ばれる前から、第1の通水管(主管)101が継手2に接続されていても、継手2に第2の通水管(分岐管)102が接続されていなければ、その取り扱いは変わらず容易となる。
【0045】
図6は、本発明の第三の実施の形態を示す。図中符号1は、合成樹脂製の通水管(特に、可撓性を有する合成樹脂製の通水管)である。2は、前記通水管1が接続される継手である。3は、前記通水管1と前記継手2とからなる、通水管の配管システムである。
【0046】
継手2は、前記通水管1の端部1aが接続される接続口4を有する。そこで、通水管1の端部1aと、その端部1aが接続される接続口4とは、それら通水管1の端部1aと接続口4との接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bを備える。
【0047】
具体的には、通水管1は、第1の実施の形態における第2の通水管102と同様のものである。すなわち、通水管1は、架橋ポリエチレンとかポリブデン等の合成樹脂管からなり、所要の長さに形成されている。そして、通水管1は、端部1aに、継手2の接続口4への接続の対応を識別するための表示がされた表示部5aを備える。さらに、通水管1は、端部1aに、継手2の接続口4に備わる係止手段4aに係止される係合体6を備え、また、その端部1aには、インコア11が挿入される。
【0048】
継手2は、例えば合成樹脂製であって、筒体2cの各端部(両端部)に、前記接続口4が設けられて形成される。この継手2は、二つの通水管1、1を連結するものであって、前記筒体2cが直状に形成されている。ここで、接続口4は、第一の実施の形態における第2の接続口402と同様であって、通水管1の端部1aとの接続の対応を識別するための表示がされた表示部5bとか、係止手段4aとなる防止具12を備える。
【0049】
そこで、通水管1の配管方法は、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成されて(つまり、現場での配管長さに合わせて切断されて)施工場所に配管された合成樹脂製の通水管1の端部1aと、前記施工場所の所定位置に配置された継手2の接続口4とを、それら通水管1の端部1aと継手2の接続口4とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。この配管方法では、通水管1と継手2とは、現場、特に施工場所に運ばれるまでは、分離した状態である。そして、通水管1の配管と継手2の配置との順序は問わず、どちらが先でもよく、また、並行して行ってもよい。
【0050】
また、他の配管方法としては、施工場所またはその施工場所に隣接する場所で、予め(例えば、工場で)所要の長さに形成された(つまり、現場での配管長さに合わせて切断された)合成樹脂製の通水管1の端部1aと、継手2の接続口4とを、それら通水管1の端部1aと継手2の接続口4とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bの表示に基づいて接続する。そして、その接続された通水管1と継手2とを、前記施工場所の所定の位置に配置する。
【0051】
次に、以上の構成からなる配管システム3および配管方法の作用効果について説明する。この配管システム3および配管方法によると、通水管1の端部1aと継手2の接続口4とは、それら通水管1の端部1aと継手2の接続口4との接続の対応を識別する表示部5a、5bを備えている。このため、この表示部5a、5bの表示に従って通水管1の端部1aと継手2の接続口4とを接続することで、間違えることなく、簡単に、通水管1と接続口4とを接続することができる。そして、この通水管1と接続口4との接続は、現場(施工場所とか施工場所に隣接する場所)でも簡単に行うことができ、現場での施工作業が容易となる。また、この場合、通水管1と継手2とは、例えば工場から、現場に運ばれるまでは、分離した状態であり、その取り扱いが容易となる。
【0052】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、配管システム3に継手2が複数用いられた場合等を考慮して、継手2を容易に識別するために、継手2は、その継手2を他の継手2と識別するための表示がされた継手識別表示部を備えてもよい(図示省略)。
【0053】
また、表示部5a、5bの表示とか前記継手識別表示部の表示は、数字の他に、アルファベット、記号、図形、文字、色彩等、どのようなものであってもよい。また、その表示は、シールに印刷されて貼り付けられなくとも、直接記入されてもよく、その他の方法で表示されてもよい。
【0054】
特に、表示部としての、通水管1側の表示部5aは、通水管1そのものに設けられなくとも、図7および図8に示すように、通水管1の端部1aに着脱可能に取り付けられる保護キャップ13に設けられてもよい。すなわち、この保護キャップ13が、継手2の接続口4への通水管1の端部1aの接続の対応を識別するための表示がされた表示部5aを備えてもよい。この保護キャップ13は、通水管1の端部1aを覆って保護するものであり、図示実施の形態においては、保護キャップ13は、透明な合成樹脂製のキャップ本体14と、表示部5aとなる名札15からなる。ここで、キャップ本体14は、前方に延びる名札収容部14aを備え、その名札収容部14aに、前記名札15が収容されて保持される。そして、キャップ本体14は、先端のヒンジ14bで繋がった半割り状の二つの分割体14c、14cからなる。そして、一方の分割体14cには、係合凹部14dが設けられ、他方の分割体14cには、係合凸部14eが設けられている。そこで、通水管1の端部1aを挟みこむように、両分割体14c、14cを閉じると、係合凹部14dに係合凸部14eが嵌まり込み、キャップ本体14、ひいては保護キャップ13は、通水管1の端部1aに取り付けられる。もっとも、保護キャップ13は、通水管1の端部1aに、粘着テープによって取り付けられてもよく、この場合には、係合凹部14dや係合凸部14eは必要なく、また、分割体14c、14cによって構成されなくともよい。なお、この保護キャップ13は、通水管1の端部1aを継手2の接続口4に接続する際には、通水管1から取り外される。
【0055】
また、第一の実施の形態において、第1の通水管101と第1の接続口401とには、表示部5a、5bが設けられていないが、これら第1の通水管101の端部1aと、その端部1aが接続される第1の接続口401とにも、それら第1の通水管101の端部1aと第1の接続口401との接続の対応を識別するための表示がされた表示部5a、5bを備えるようにしてもよい。
【0056】
また、第一および第二の実施の形態において、分岐管となる第2の通水管102の、継手2側とは反対側となる水栓設備(給水設備)側の端部には、水栓設備(給水設備)への接続継手が予め(例えば工場で)接続されていてもよい。
【0057】
また、第二の実施の実施の形態において、継手2は、T字状に形成されているが、十字状等、その他の形状に形成されてもよい。
【0058】
また、第三の実施の形態において、継手2は、直状に形成されているが、図9に示すように、エルボー状に形成されてもよく、その他の形状に形成されていてもよい。
【0059】
また、係合体6は、割リング6aと本体リング6bとから構成されなくとも、図10に示すように、筒状の係合体本体7と、その係合体本体7の内側に保持される抜止めリング8とを備えてもよい。ここで、抜止めリング8には、内側に向けて延出されて通水管1を係止する係止爪8aが複数設けられている。係合体6は、この抜止めリング8を複数(図示実施の形態においては、3枚)備え、さらに、係合体本体7の内側に挿入されて、係合体本体7の各端に位置する端部リング9、9および中間に位置する中間リング10、10を備えている。そこで、一方の端部リング9と中間リング10との間、そして、各中間リング10、10間に、抜止めリング8が挟み込まれる。そして、この係合体6は、通水管1に固定された状態で継手2の接続口4に挿入されてもよいが、その他に、予め(例えば工場で)この係合体6を接続口4に挿入するとともに防止具12により抜け止めしておき、その係合体6が設けられた接続口4に対して、通水管1を挿入するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】この発明の第一の実施の形態の、斜視図である。
【図2】同じく、係合体が固定された通水管を示す拡大断面図である。
【図3】同じく、接続口部分の拡大断面図である。
【図4】この発明の第二の実施の形態の、斜視図である。
【図5】同じく、配管システムの模式図である。
【図6】この発明の第三の実施の形態の、斜視図である。
【図7】この発明の他の実施の形態の、保護キャップ付き通水管を示す拡大正面図である。
【図8】同じく、保護キャップ付き通水管を示す拡大断面図である。
【図9】この発明のさらに他の実施の形態の、斜視図である。
【図10】この発明のさらに他の実施の形態の、接続口部分の拡大断面図である。
【図11】従来の配管ユニットを示す模式図である。
【符号の説明】
【0061】
1 通水管
1a 端部
101 第1の通水管
102 第2の通水管
2 継手
3 配管システム
4 接続口
4a 係止手段
401 第1の接続口
402 第2の接続口
5a 表示部
5b 表示部
6 係合体
13 保護キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製の通水管と、その通水管が接続される継手とからなり、
前記継手は、前記通水管の端部が接続される接続口を有し、
前記通水管の端部と、その端部が接続される前記接続口とは、それら通水管の端部と接続口との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管の配管システム。
【請求項2】
合成樹脂製の通水管としての、主管となる第1の通水管と、合成樹脂製の通水管としての、分岐管となる第2の通水管と、それら第1および第2の通水管が接続される継手とからなり、
前記継手は、前記第1の通水管の端部が接続される、接続口としての第1の接続口と、前記第2の通水管の端部が接続される、接続口としての第2の接続口とを有し、
前記第2の通水管の端部と、その端部が接続される前記第2の接続口とは、それら第2の通水管の端部と第2の接続口との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管の配管システム。
【請求項3】
前記第1の通水管は、前記第1の接続口に予め接続されてなることを特徴とする、請求項2に記載の、通水管の配管システム。
【請求項4】
前記通水管は、端部に、前記接続口に備わる係止手段に係止される係合体を備える
ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、通水管の配管システム。
【請求項5】
前記表示部としての、前記通水管側の表示部は、その通水管の端部に着脱可能に取り付けられる保護キャップに設けられることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の、通水管の配管システム。
【請求項6】
合成樹脂製の通水管が接続される継手であって、
前記通水管の端部が接続される接続口を有し、
前記接続口は、前記通水管の端部との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管用の継手。
【請求項7】
合成樹脂製の通水管としての、主管となる第1の通水管と、合成樹脂製の通水管としての、分岐管となる第2の通水管とが接続される、継手であって、
前記第1の通水管の端部が接続される第1の接続口と、前記第2の通水管の端部が接続される第2の接続口とを有し、
前記第2の接続口は、前記第2の通水管の端部との接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管用の継手。
【請求項8】
前記継手は、その継手を他の継手と識別するための表示がされた継手識別表示部を備えることを特徴とする、請求項6または7に記載の、通水管用の継手。
【請求項9】
合成樹脂製であって、所要の長さに形成され、端部に、継手の接続口への接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管。
【請求項10】
合成樹脂製の通水管の端部に着脱可能に取り付けられる保護キャップであって、
継手の接続口への前記通水管の端部の接続の対応を識別するための表示がされた表示部を備えることを特徴とする、通水管用の保護キャップ。
【請求項11】
予め所要の長さに形成されて施工場所に配管された合成樹脂製の通水管の端部と、前記施工場所の所定位置に配置された継手の接続口とを、それら通水管の端部と継手の接続口とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部の表示に基づいて接続することを特徴とする、通水管の配管方法。
【請求項12】
施工場所またはその施工場所に隣接する場所で、予め所要の長さに形成された合成樹脂製の通水管の端部と、継手の接続口とを、それら通水管の端部と継手の接続口とに備わる接続の対応を識別するための表示がされた表示部の表示に基づいて接続し、
その接続された前記通水管と前記継手とを、前記施工場所の所定の位置に配置することを特徴とする、通水管の配管方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−7700(P2010−7700A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−164956(P2008−164956)
【出願日】平成20年6月24日(2008.6.24)
【出願人】(000243803)未来工業株式会社 (550)
【Fターム(参考)】