説明

遊技機のハーフミラー演出装置

【課題】ハーフミラーによる光の演出性を向上させ、演出の範囲を広げることを目的とする。
【解決手段】
ハーフミラー演出装置1は、演出口2a〜2cを有する回転体3と、回転体3を駆動する駆動部4と、演出口2a〜2cに遊技球を誘導するための誘導路5と、回転体3を被覆するハーフミラー6と、ハーフミラー6の内部を照明する照明部7と、を備え、回転体3の演出口2a〜2cのうちの1個の演出口2aへの入球が可能であり、その他の演出口2b、2cの孔の表面を透明シート8で被覆し遊技球の入球が不可能な構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機等の各種の遊技機に係り、特に、遊技機の遊技領域に発射された遊技球を所定の入賞に対応するように誘導する遊技機のハーフミラー演出装置である。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示す発明は、特別図柄表示手段等とは異なる演出手段による確率変動等の利益状態発生の演出効果が十分に得られて、遊技の興趣をより高めることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。演出手段4は、例えば前記特別図柄表示手段3が大当たり図柄で停止して、第1利益状態が終了する時に、所定の演出図柄を表示するためのものである。この演出手段4は、図2及び図3に示すように、平面視で略五角形状のケース17を有し、このケース17内に、その外周面に演出図柄18が表示された回転ドラム19が回転可能に配置されると共に、ケース17の前面開口部にはハーフミラー20が配置され、ハーフミラー20の後方側に設けられた発光手段25が発光した際に遊技者に視認可能となる。
【0003】
特許文献2に示す発明は、いずれの遊技者に対しても公平な遊技を提供することができるパチンコ機の提供することを目的とする。遊技領域3の略中央部に開閉部材9を備えた中央役物装置5を有し、その装置内には回転盤7および複数の入賞口が設けられ、装置の前部には遊技者が装置内を見得る窓部14が設けられ、開閉部材9の開放動作時に遊技球が装置5内に流入し、入賞口の中のV入賞口に入賞すると、一定条件の下に大入賞口12が継続して開放状態となるパチンコ機において、中央役物装置5内の回転盤7を遊技者が視覚的に認識できないようにし得るハーフミラー(覆い部材)を窓部14上に設ける。また、遊技球が中央役物装置5内へ流入した時からいずれかの入賞口へ入賞するまでの間、装置5内に設けたランプ15を点灯させ、装置5内の回転盤7を遊技者が見ることができるようにし、遊技球がどの入賞口に入賞したのかを認識できるようにする。
【0004】
特許文献3に示す発明は、絵柄が突然に出現した印象を与えることができる視覚的な演出効果が高い遊技機を提供することを目的とする。レンズ37には稲妻溝38が形成されており、稲妻LED43の発光時には稲妻LED43から稲妻溝38に向って光が投射され、稲妻溝38が発光する。この構成の場合、役物収納室26内が非照明状態でハーフミラー50越しに透けて見えた場合でも稲妻溝38の存在が明確には分らず、稲妻溝38を発光させたときに稲妻溝38が明確なものになる。このため、稲妻溝38に向って投光することで稲妻が突然に出現した印象を確実に与えることができるので、視覚的に十分な演出効果が得られる。
【0005】
特許文献4に示す発明は、遊技部品に入球した遊技球の視認を容易としながらも、より装飾性豊かな遊技部品を実現し得るように構成した遊技機を提供することを目的とする。パチンコ機1は、入球可能な遊技部品である例えばワープ導入部17を遊技盤面部40に備え、遊技盤面部40に打ち出された遊技球Baをワープ導入部17に入球させつつ遊技を行うように構成される。パチンコ機1は、所定の透過率及び反射率を有してワープ導入部17の少なくとも前面17aを構成するハーフミラーと、ハーフミラー内面側に配置されたLED32と、ワープ導入部17への入球を検知する入球検知センサ28と、入球検知センサ28がワープ導入部17への入球を検知した際にLED32を発光させて、ワープ導入部17のハーフミラー内面側を外部から視認可能な透過状態とする発光制御手段29とを備える。
【0006】
特許文献5に示す発明は、多様な演出が可能で、飾り図柄の変化や帰着結果を直感的かつ十分に表現でき、これにより、図柄表示装置と相乗した演出効果を実現して、遊技の魅力や楽しさを増すことができる遊技機を提供することを目的とする。センター飾り12の開口12aにハーフミラー51を設け、ハーフミラー51の背後に人形切替リール41を配置する。人形切替リール41は、背景板41aの表側41bに人形F1、裏側41cに人形F2を固定し、矢印のように回転して一方を正面側へ位置決め可能である。図柄表示装置によるリーチ演出が始まると、信頼度を暗示させる人形F1(またはF2)を正面側に位置決めて、照明することにより、遊技者がハーフミラー51を通じて観察可能にする。その後、リーチ演出の終了間際に、照明を消灯してハーフミラー51を通じた観察を不可能にし、大当たりであれば人形F1、ハズレであれば人形F2を正面側に位置決めて照明を再開する。
【0007】
特許文献6に示す発明は、遊技機において、画像表示と可動役物とを前後に重ねた構造を低コストで実現するとともに、可動役物を用いた演出を十分に時間をかけて行うことを可能とすることを目的とする。パチンコ遊技機の表示装置3dは、右斜めと左斜めと正面との3つの視認方向にそれぞれ異なる表示が可能なものとされている。表示装置3dの左側に、当該表示装置3dの左斜めの視認方向への表示を遊技者側に反射する左のハーフミラー3bが設けられている。また、表示装置3dの右側に、当該表示装置3dの右斜めの視認方向への表示を遊技者側に反射する右のハーフミラー3bが設けられている。そして、ハーフミラー3b、3bの後方には、それぞれ第1および第2の可動役物が配置されている。ハーフミラー3b、3bは、表示装置3dの右斜めおよび左斜めの画像を反射する反射状態と、後方の可動役物を透視可能とする透視常態とを切り替えるようになっている。
【0008】
【特許文献1】特開2003−33548号公報
【特許文献2】特開2004−141551号公報
【特許文献3】特開2004−350995号公報
【特許文献4】特開2005−279024号公報
【特許文献5】特開2006−288738号公報
【特許文献6】特開2008−284011号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来技術に示す発明は、いずれも、ハーフミラーの内部にある照明部を発光させて、ハーフミラーの内部を照明することで、外部から内部の様子を視認できるようにして、ハーフミラーの内部に配置された固定物、回転体等の演出部材が配置されているが、V入賞など、演出の範囲が限定され、演出がいまだ十分なものではない。
【0010】
本発明は、ハーフミラーによる光の演出性を向上させて、演出の範囲を広げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題に鑑み、本発明は、演出口を有する回転体と、該回転体を駆動する駆動部と、該演出口に遊技球を誘導するための誘導路と、前記回転体を被覆するハーフミラーと、該ハーフミラーの内部を照明する照明部と、を備え、前記回転体が前記演出口を複数個備え、そのうちの1個以上の演出口への入球が可能であり、その他の演出口の表面を透明シートで被覆し遊技球の入球が不可能な構造であることを特徴とする遊技機のハーフミラー演出装置である。
【0012】
遊技球の入球口への入球を検出する入球検出部を備え、大当たり確定後に、前記入球検出部への入球の検出に応答して、回転体を回転させるとともに、前記照明部をオフからオンに切り替える遊技機のハーフミラー演出装置が好ましい。
【0013】
ここでいう演出口には、V入賞口(大当たり入賞口)、チャンス孔、時短孔、通過孔、スーパーリーチ孔等、種々の機能を実現するため遊技球が入球可能なものが挙げられる。
【0014】
演出口による演出の1つの態様を例示すると、遊技機が内部的に大当たりを決め、大当たりが決まった状態でも、遊技者にとってはまだ大当たりはわからないので、大当たりを遊技者にわからせるため、本発明によるハーフミラーによる回転体での遊技球の演出を行い、演出口に意図的に擬似球を入球させ(以下、大当たり確定状態での遊技球を擬似球という。)、大当たりであるという演出をすることができる。また、液晶画面と連動させて数字が揃う等の演出と同時に演出口に入球させることもでき、そういった他の演出と組み合わせた演出も可能となる。これにより、大当たりが決まった状態での擬似的な演出を行い、趣興性を大いに高めることができる。さらに透明シートにより、回転体で擬似球を留め、擬似球が遊んでいるように見せ、演出口に入球させることにより、趣興性を高めることができる。
【0015】
本発明でいうハーフミラーは、従来技術記載のように、一般的な材質でよい。また、フラットな形状、曲面形状、例えば、ドーム形状等のいずれの形状でも適用できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ハーフミラーで透明シートを備えた回転体を覆い、照明部の発光により、遊技者が透明シートに気がつかないようにしながら、ハーフミラーと光の演出性を向上させ、しかも、透明シートのない特定の演出口への入球に限定することで、簡単な構造、簡素な制御を提供でき、様々なチャンス、スーパーリーチ、時短、大当たり等、様々なシーンでの演出を可能とすることで、演出範囲を拡大させることができる。
【0017】
本発明では、演出口を回転体に複数個設けているので、演出の向上につながり、回転体の回転により趣興性も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施形態に係る遊技機のハーフミラー演出装置を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る遊技機のハーフミラー演出装置を示す分解斜視図である。
【図3】本実施形態に係る遊技機のハーフミラー演出装置の回転体の円盤の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る実施形態の弾球遊技機のハーフミラー演出装置1につき図面を参照して説明する。一般的に一種弾球遊技機では始動口への入賞に応答して抽選を行い大当たり、二種弾球遊技機では、抽選してV入賞口に入ったら大当たりが一般的である。本実施形態は、一種弾球遊技機において、大当たりが確定した状態で、その後に見せる演出としての構造を主眼とするが、それ以外にも適用できることは無論である。
【0020】
ハーフミラー演出装置1は、演出口2a〜2cを有する回転体3と、回転体3を駆動する駆動部4と、演出口2a〜2cに遊技球を誘導するための誘導路5と、回転体3を被覆するハーフミラー6と、ハーフミラー6の内部を照明する照明部7と、を備えている。回転体3の演出口2a〜2cのうち、1個の演出口2aへの入球が可能であり、その他の演出口2b、2cの表面を透明シート8で被覆し遊技球の入球が不可能な構造とする。さらに回転体3を内蔵するケース9を備えている。以下、詳細に説明する。
【0021】
演出口2a〜2cは丸孔であって、中心部から放射状に左右対称形状に配置されている。
【0022】
回転体3は、皿状に凹み演出口2a〜2cが形成される円盤31と、演出口2a〜2cに対応して形成される丸孔32〜34を有し円盤31の下方に配置され円盤31と一体的に回転する歯車35と、を備えている。歯車の上面には丸孔32〜34を包囲するように円周壁36が形成されている。
【0023】
駆動部4は、歯車35と歯合する小歯車41と、小歯車41を回転させるモータ42とを備えている。モータ42の駆動制御により、例えば、当り又は外れの場合、演出口2a〜2cの位置を変えることができる。また、どの位置にも演出口2a〜2cを持ってくることができる。これにより、遊技球の演出性を高めることができる。
【0024】
誘導路5は、演出口2a〜2cへ遊技球を誘導するものであり、ここでは、遊技球をハーフミラー6内に誘導する第一誘導路5aと、第一誘導路5aを通過した遊技球を演出口2a〜2cに導入する第二誘導路5bと、を備えている。ここでは、第一誘導路5aは遊技球が通過できる所定間隙で形成される一対の壁から構成され、第二誘導路5bは円形の傾斜面から構成されるものである。
【0025】
ハーフミラー6は、ここではドーム形状であるが、フラットな形状でもよく、弾球遊技機の機種、遊技内容に応じて、適宜、変更が可能である。このハーフミラー6は、遊技球の入口61と、上盤91への取付部62と、を備えている。ハーフミラー6は、普段は光が少ないため内部が見えない構造になっていて、何らかの演出を通して、光の照度を増加することにより、内部を視認できるようにしてある。
【0026】
照明部7は、円形状に所定間隔で配置される複数のLED71と、LED71を固定する円形の台座72と、を備えている。
【0027】
透明シート8は、演出口2b、2cを被覆し、演出口2aは被覆しないものであり、円盤31の表面に貼り付けられている。透明シート8は、シートの他にフィルムでもよく、適宜の厚みと大きさで形成されている。透明シート8の形状は円形に限らず、角形、菱形、楕円形等でもよい。また、複数個の演出口2b、2cを一度に被覆するようにしてもよいし、個々に被覆するようにしてもよい。材質はプラスチックが好ましいが、限定されるわけではない。透明シート8が貼り付けてあるが、ハーフミラー6の存在によって、遊技者の見た目上は、あたかも透明シート8がないように見える。
【0028】
ハーフミラー6で、透明シート8のある回転体3の上面を被覆する理由は、透明シート8が貼り付けてあることに遊技者を気づかせないようにするためである。ただし、ハーフミラー6が曲面形状であると、外側(図では上側)から光が照射された場合に、透明シート8から反射光が生じてしまい、透明シート8が光って見えることがある。このような光の反射をなくすために、まず、透明シート8が外側からの光を受けないようにする必要がある。例えば、光が反射しないように、遊技者から見て、ハーフミラー6の奥側の適宜場所に反射防止シートを張ることが考えられる。フラットな形状であれば、透明シート8からの光の反射を生じさせないようにできる。また、透明シート8による被覆面積を小さくすれば、反射光を抑制できる。
【0029】
ケース9は、上盤91と、下盤92と、上盤91と下盤92との間に配置され、かつ、円盤31の上部に配置されて、第二誘導路5bの下部に配置されるリング93と、を備えている。上盤91の中央には孔94が形成されている。上盤91を掛止するための取付部95を備えている。下盤92は上盤91と合体可能な構造であり、中央部に形成される円形の凹部96と、この凹部96に形成され、孔32〜34を通過した遊技球が通過する孔97を備えている。凹部96の周囲に台座72が形成されている。
【0030】
任意的な要素ではあるが、ハーフミラー6への入球を検出する入球検知部(図示略)を備え、大当たり確定後に、入球検知部(図示略)への入球の検出に応答して、照明部7をオフからオンに切り替えることができるようにも構成が可能である。この入球検知部(図示略)は、ハーフミラー6へに入球に限らず、その他の場所での役物又は入球口への入球を検出するものであってもよい。また、入球検出部10は、後述の通り、孔97への遊技球の入球を検出するものであり、遊技球検出センサ101〜103とを備えている。さらに、モータ42と照明部7と遊技球検出センサ101〜103とに接続し信号の送受信を行う基板104と、基板押さえ部105と、を設けてある。
【0031】
入球検知部(図示略)と入球検出部10とモータ42と照明部7とが基板104にそれぞれ接続され、基板104が図2の2点鎖線で示す通り制御装置200と接続されている。この制御装置が、基板104と信号を送受信する。この信号に基づいて、入球検知部(図示略)、遊技球検出センサ101〜103による遊技球の入球の検出と、回転体3の回転制御と、照明部7のオン・オフ制御をすることにより、擬似球の遊動と、光の演出をしながら、擬似球を必ず演出口2aに入球させるように構成している。その制御は種々なる態様で設計可能である。制御信号は、マイクロコンピュータによるプログラムで設定することが好ましい。
【0032】
次に、弾球遊技機のハーフミラー演出装置1の動作を説明する。弾球遊技機の大当たり状態は、例えば、内部的に始動口への入賞に起因する抽選によって大当たりを決める。内部的に大当たりが決まった状態でも、遊技者にとっては、まだ大当たりはわからないのである。弾球遊技機の大当たりが内部的に決まっていて、それを遊技者にわからせるために、ハーフミラー6と回転体3と照明部7により、擬似球の演出を行い、演出口2aに意図的に入球させ、大当たりであるという演出をする。また、例えば、液晶画面と連動させて3ケタの数字がそろうと同時に演出口2aに入球させる等、共演的な役割も可能である。二種弾球遊技機の場合、直接、大当たり演出口に入ったら大当たりであるのに対し、本実施形態の第一種弾球遊技機は、大当たりが決まった状態での擬似的な演出ということである。
【0033】
一種弾球遊技機であると、始動口(図示略)に入球した瞬間、後部に貯留装置があり記憶が貯留され、特図変動する瞬間に回転体3が回転する。通常、保留ランプが4個あり、これを1個消化すると、その時点で大当たりの当否の抽選は行っているので、あとは演出だけになる。
【0034】
弾球遊技機(図示略)が大当たりを確定した状態において、遊技盤面での入球検出部(図示略、誘導路5に設けても良いし、他の場所でもよい)による擬似球の入球を検出すると、これに応答して、照明部7が発光し、遊技者はハーフミラー6の内部の様子を視認することができるようになる。また、回転体3も回転を開始する。そして、擬似球が第一誘導路5aを経て第二誘導路5bに入ると、擬似球は回転しながら遊動し、透明シート8に妨げられて、演出口2b、2cには入球せず、演出口2aに入球する。ここでは、回転体3は適宜の回転位置、例えば、遊技者に対して前方の位置になるように制御させることができる。擬似球が演出口2aを通過すると、丸孔32〜34のいずれかを通過し、孔97を通過し、その後、遊技球検出センサ101〜103により検出された後、弾球遊技機の他の場所に排出される。
【0035】
大当たりを確定させる手法は、一種弾球遊技機に限らず、二種、アレンジボール遊技機、回胴式遊技機等の手法でもよく、これらは公知であるので、説明は割愛する。
【0036】
大当たり用の演出孔ではなく、チャンス孔等、他の態様での演出にも適用できるが、説明は割愛する。
【0037】
本実施形態によれば、弾球遊技機が内部的に大当たりを決め、大当たりが決まった状態でも、遊技者にとっては、まだ大当たりはわからないので、大当たりを遊技者にわからせるため、回転体3とハーフミラー6と照明部7による同期的な演出をして、演出口2aに意図的に擬似球を入球させ、大当たりであるという演出をする。また、液晶画面と連動させて数字が揃う等の演出と同時に演出口2aに入球させることもでき、そういった他の演出と組み合わせた演出も可能となる。これにより、大当たりが決まった状態での擬似的な演出を行い、趣興性を大いに高めることができる。透明シート8により、擬似球を円盤31の上に留め、擬似球が遊んでいるように見せ、演出口2aに入球させることにより、趣興性を高めることもできる。
【0038】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
【符号の説明】
【0039】
1・・・ハーフミラー演出装置
2a〜2c・・・演出口
3・・・回転体
4・・・駆動部
5・・・誘導路
6・・・ハーフミラー
7・・・照明部
8・・・透明シート
9・・・ケース
31・・・円盤
32〜34・・・丸孔
35・・・歯車
36・・・円周壁
41・・・小歯車
42・・・モータ
5a・・・第一誘導路
5b・・・第二誘導路
61・・・入口
62・・・取付部
71・・・LED
72・・・台座
91・・・上盤
92・・・下盤
93・・・リング
94・・・孔
95・・・取付部
96・・・凹部
97・・・孔
10・・・入球検出部
101〜103・・・遊技球検出センサ
104・・・基板
105・・・基板押さえ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
演出口を有する回転体と、
該回転体を駆動する駆動部と、
該演出口に遊技球を誘導するための誘導路と、
前記回転体を被覆するハーフミラーと、
該ハーフミラーの内部を照明する照明部と、
を備え、
前記回転体が前記演出口を複数個備え、そのうちの1個以上の演出口への入球が可能であり、その他の演出口の表面を透明シートで被覆し遊技球の入球が不可能な構造であることを特徴とする遊技機のハーフミラー演出装置。
【請求項2】
遊技球の入球口への入球を検出する入球検出部を備え、大当たり確定後に、前記入球検出部への入球の検出に応答して、回転体を回転させるとともに、前記照明部をオフからオンに切り替える請求項1の遊技機のハーフミラー演出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−85634(P2013−85634A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−227584(P2011−227584)
【出願日】平成23年10月17日(2011.10.17)
【出願人】(593045053)株式会社内藤商会 (112)
【Fターム(参考)】