【課題】同一の状況においてもリーチ確率を変更可能とし、リーチ出現率に変化をもたらすこと。
【解決手段】リーチ確率は、前回の大当りの種類と前回の大当りの当り時状態とに基づいて定められる構成とした。これにより、リーチ判定を行うときの遊技状態が同一となる状況でも、前回の大当りの種類と前回の大当りの当り時状態とに基づいて異なるリーチ確率でリーチ判定が行われ得ることになる。このため、リーチ判定を行うときの遊技状態が同一となる状況においてもリーチ確率を変更可能とし、状況に適したリーチ確率で変動ゲームを行うことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
図柄変動ゲームが当りか否かを抽選する当り抽選が行われ、前記当り抽選に当選した場合には前記図柄変動ゲームの終了後に入賞手段を開放する当り遊技が行われ、前記当り抽選に当選した場合には前記当り遊技の終了後に制御する遊技状態を定めた当りの種類が決定され、前記当りの種類に基づいて前記当り遊技の終了後の遊技状態が制御される遊技機において、
前記当り抽選に当選しなかった場合にリーチ演出を行うか否かのリーチ抽選を実行するリーチ抽選手段を備え、
前記リーチ抽選で当選とするリーチ確率は、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態とに基づいて定められており、
前記リーチ抽選手段は、前記リーチ抽選を行うときの遊技状態が同一の場合において、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態とに基づいて異なる前記リーチ確率で前記リーチ抽選を行い得ることを特徴とする遊技機。
【請求項２】
前記当り遊技の終了後に前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態とに基づいて演出モードを、複数種類の演出モードの中から設定するモード設定手段を備え、
前記リーチ抽選で当選とするリーチ確率は、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に加えて前回の当りから前記図柄変動ゲームが実行された実行回数に基づいて定められており、
前記リーチ抽選手段は、前記リーチ抽選を行うときの前記演出モードが同一の場合において、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に加えて前回の当りからの前記実行回数に基づいて異なる前記リーチ確率で前記リーチ抽選を行い得る請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
遊技球の入球検知により複数種類の第１図柄を変動させて行う第１図柄変動ゲームの始動条件を付与するとともに、入球口を遊技球が入球し易い開放状態及び入球し難い閉鎖状態に可変させる開閉機構を有さない第１始動手段と、
遊技球の入球検知により前記第１図柄とは別に定めた複数種類の第２図柄を変動させて行う第２図柄変動ゲームの始動条件を付与するとともに、前記開閉機構を有する第２始動手段と、を備え、
前記当り遊技の終了後には、前記開閉機構の開放状態を取り得るように動作する単位時間あたりの開放時間が増加する特別状態に制御可能となっており、
前記特別状態中における前記リーチ抽選で当選とするリーチ確率は、前記第１図柄変動ゲームに関し、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に基づいて定められているとともに、前回の当りからの前記実行回数に関係なく同一確率に定められている一方、前記第２図柄変動ゲームに関し、前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に加えて前回の当りからの前記実行回数に基づいて定められており、
前記リーチ抽選手段は、前記リーチ抽選を行うときの前記演出モードが同一の場合において、前記第１図柄変動ゲームであれば前回の当りからの前記実行回数に関係なく前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に基づいた前記リーチ確率で前記リーチ抽選を行い得る一方、前記第２図柄変動ゲームであれば前回の当りの種類と前回の当り当選時の遊技状態に加えて前回の当りからの前記実行回数に基づいて異なる前記リーチ確率で前記リーチ抽選を行い得る請求項２に記載の遊技機。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【公開番号】特開２０１３−１０２９７１（Ｐ２０１３−１０２９７１Ａ）
【公開日】平成２５年５月３０日（２０１３．５．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−２４８９７０（Ｐ２０１１−２４８９７０）
【出願日】平成２３年１１月１４日（２０１１．１１．１４）
【出願人】（０００１３５２１０）株式会社ニューギン (1,935)
【Ｆターム（参考）】