遊技機
【課題】16ラウンド実質10ラウンド大当り等といった特殊な大当り遊技の中で実行される高速開放動作を効率よく実行する。
【解決手段】(B)「16ラウンド確変図柄1」では1〜6ラウンドで可変入賞装置を6回高速開放した後、7〜16ラウンドで可変入賞装置を10回ロング開放する。(C)特別図柄の変動中から前半部分の導入演出を実行し(時刻t1〜時刻t3)、高速開放動作の実行中に後半部分の導入演出を実行する(時刻t3〜時刻t4)。これらの導入演出によって遊技者の注目を引き付けている間に高速開放動作を終わらせてしまうことにより、高速開放動作が実行されていることすら気付かせないようにすることができる。そして、高速開放動作が終了した後に入賞事象発生容易遊技に対応した内容の大役中演出を実行することにより(時刻t4以降)、遊技者に対してはあたかもその時点から大役中演出が開始されたものとの錯覚を与えることができる。
【解決手段】(B)「16ラウンド確変図柄1」では1〜6ラウンドで可変入賞装置を6回高速開放した後、7〜16ラウンドで可変入賞装置を10回ロング開放する。(C)特別図柄の変動中から前半部分の導入演出を実行し(時刻t1〜時刻t3)、高速開放動作の実行中に後半部分の導入演出を実行する(時刻t3〜時刻t4)。これらの導入演出によって遊技者の注目を引き付けている間に高速開放動作を終わらせてしまうことにより、高速開放動作が実行されていることすら気付かせないようにすることができる。そして、高速開放動作が終了した後に入賞事象発生容易遊技に対応した内容の大役中演出を実行することにより(時刻t4以降)、遊技者に対してはあたかもその時点から大役中演出が開始されたものとの錯覚を与えることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技中に抽選契機が発生すると、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する抽選実行手段と、
前記内部抽選が実行されると、これを契機として図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に、前記内部抽選の結果を表す態様で前記図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
前記抽選実行手段による前記内部抽選で得られる当選時の結果について、少なくとも特殊当選種類を含む複数の当選種類を予め規定する当選種類規定手段と、
前記抽選実行手段による前記内部抽選で当選の結果が得られた場合、前記当選種類規定手段により規定された複数の当選種類のいずれに該当するかを決定する当選種類決定手段と、
遊技中に規定の条件が満たされない間は特別な入賞に該当する特別入賞事象の発生が不能となる閉止状態を維持する一方、前記規定の条件が満たされた場合、前記閉止状態から前記特別入賞事象の発生が不能でなくなる開放状態へ移行する特別入賞事象発生手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特殊当選種類に該当することが決定されたことで前記図柄表示手段により前記特殊当選種類に対応した当選態様で図柄が停止表示されると、前記規定の条件が満たされることで前記特別入賞事象の発生が不能でなくとも困難となる短時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる短期開閉動作を所定の第1回数にわたって行う入賞事象発生困難遊技を実行し、その後に前記特別入賞事象の発生が容易となる所定時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させるか、もしくは前記所定時間内に所定回数の前記特別入賞事象が発生するまで前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる長期開閉動作を所定の第2回数にわたって行う入賞事象発生容易遊技を実行することにより、前記入賞事象発生困難遊技及び前記入賞事象発生容易遊技により構成された特殊遊技を実行する特殊遊技実行手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特殊当選種類に該当することが決定された場合であって、所定の演出実行条件が満たされた場合、前記図柄の変動表示が実行される通常遊技状態と前記特殊遊技実行手段により実行される入賞事象発生困難遊技状態との間に跨って前記入賞事象発生容易遊技が実行されることを示唆する内容の特殊遊技導入演出を実行する特殊遊技導入演出実行手段と、
前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生容易遊技の実行中に、前記入賞事象発生容易遊技に対応した内容の特殊遊技演出を実行する特殊遊技演出実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記当選種類規定手段は、
前記複数の当選種類として特定当選種類をさらに規定しており、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特定当選種類に該当することが決定されたことで前記図柄表示手段により前記特定当選種類に対応した当選態様で図柄が停止表示されると、前記規定の条件が満たされることで前記特別入賞事象の発生が容易となる所定時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させるか、もしくは前記所定時間内に所定回数の前記特別入賞事象が発生するまで前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる長期開閉動作を所定の第3回数にわたって行う特定遊技を実行するとともに、前記特定遊技における最初の前記長期開閉動作の実行中に前記特別入賞事象の発生が不能でなくとも困難となる短時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる短期開閉動作を前記所定の第1回数にわたって行うことにより前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生困難遊技と同一の又は近似した内容の擬似入賞事象発生困難遊技を実行する特定遊技実行手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特定当選種類に該当することが決定された場合であって、規定の演出実行条件が満たされた場合、前記図柄の変動表示が実行される通常遊技状態と前記特定遊技実行手段により実行される擬似入賞事象発生困難遊技状態との間に跨って前記特定遊技が実行されることを示唆する内容の特定遊技導入演出を実行する特定遊技導入演出実行手段と、
前記特定遊技実行手段による特定遊技の実行中であって前記特定遊技実行手段による擬似入賞事象発生困難遊技が終了した後に、前記特定遊技に対応した内容の特定遊技演出を実行する特定遊技演出実行手段とをさらに備えることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動パターンについて、特定の変動パターンを含む変動パターンを予め複数通りに規定する変動パターン規定手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示を開始するに際して、前記変動パターン規定手段により規定された複数通りの変動パターンの中からいずれか1つの変動パターンを選択的に決定する変動パターン決定手段とをさらに備え、
前記特殊遊技導入演出実行手段は、
前記変動パターン決定手段により前記特定の変動パターンが選択されている場合、前記所定の演出実行条件が満たされたものとして前記特殊遊技導入演出を実行するものであり、前記図柄の変動時間内及び停止時間内に前記特殊遊技導入演出の一部を実行し、前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生困難遊技の実行中に前記特殊遊技導入演出の残りの部分を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項3に記載の遊技機において、
前記特定遊技導入演出実行手段は、
前記変動パターン決定手段により前記特定の変動パターンが選択されている場合、前記規定の演出実行条件が満たされたものとして前記特定遊技導入演出を実行するものであり、前記図柄の変動時間内及び停止時間内に前記特定遊技導入演出の一部を実行し、前記特定技実行手段による擬似入賞事象発生困難遊技の実行中に前記特定遊技導入演出の残りの部分を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項1】
遊技中に抽選契機が発生すると、遊技者の利益に関わる内部抽選を実行する抽選実行手段と、
前記内部抽選が実行されると、これを契機として図柄を所定の変動時間にわたって変動表示させた後に、前記内部抽選の結果を表す態様で前記図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
前記抽選実行手段による前記内部抽選で得られる当選時の結果について、少なくとも特殊当選種類を含む複数の当選種類を予め規定する当選種類規定手段と、
前記抽選実行手段による前記内部抽選で当選の結果が得られた場合、前記当選種類規定手段により規定された複数の当選種類のいずれに該当するかを決定する当選種類決定手段と、
遊技中に規定の条件が満たされない間は特別な入賞に該当する特別入賞事象の発生が不能となる閉止状態を維持する一方、前記規定の条件が満たされた場合、前記閉止状態から前記特別入賞事象の発生が不能でなくなる開放状態へ移行する特別入賞事象発生手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特殊当選種類に該当することが決定されたことで前記図柄表示手段により前記特殊当選種類に対応した当選態様で図柄が停止表示されると、前記規定の条件が満たされることで前記特別入賞事象の発生が不能でなくとも困難となる短時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる短期開閉動作を所定の第1回数にわたって行う入賞事象発生困難遊技を実行し、その後に前記特別入賞事象の発生が容易となる所定時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させるか、もしくは前記所定時間内に所定回数の前記特別入賞事象が発生するまで前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる長期開閉動作を所定の第2回数にわたって行う入賞事象発生容易遊技を実行することにより、前記入賞事象発生困難遊技及び前記入賞事象発生容易遊技により構成された特殊遊技を実行する特殊遊技実行手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特殊当選種類に該当することが決定された場合であって、所定の演出実行条件が満たされた場合、前記図柄の変動表示が実行される通常遊技状態と前記特殊遊技実行手段により実行される入賞事象発生困難遊技状態との間に跨って前記入賞事象発生容易遊技が実行されることを示唆する内容の特殊遊技導入演出を実行する特殊遊技導入演出実行手段と、
前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生容易遊技の実行中に、前記入賞事象発生容易遊技に対応した内容の特殊遊技演出を実行する特殊遊技演出実行手段と
を備える遊技機。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記当選種類規定手段は、
前記複数の当選種類として特定当選種類をさらに規定しており、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特定当選種類に該当することが決定されたことで前記図柄表示手段により前記特定当選種類に対応した当選態様で図柄が停止表示されると、前記規定の条件が満たされることで前記特別入賞事象の発生が容易となる所定時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させるか、もしくは前記所定時間内に所定回数の前記特別入賞事象が発生するまで前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる長期開閉動作を所定の第3回数にわたって行う特定遊技を実行するとともに、前記特定遊技における最初の前記長期開閉動作の実行中に前記特別入賞事象の発生が不能でなくとも困難となる短時間だけ前記入賞事象発生手段を前記閉止状態から前記開放状態へ移行させて前記閉止状態に復帰させる短期開閉動作を前記所定の第1回数にわたって行うことにより前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生困難遊技と同一の又は近似した内容の擬似入賞事象発生困難遊技を実行する特定遊技実行手段と、
前記内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記当選種類決定手段により前記特定当選種類に該当することが決定された場合であって、規定の演出実行条件が満たされた場合、前記図柄の変動表示が実行される通常遊技状態と前記特定遊技実行手段により実行される擬似入賞事象発生困難遊技状態との間に跨って前記特定遊技が実行されることを示唆する内容の特定遊技導入演出を実行する特定遊技導入演出実行手段と、
前記特定遊技実行手段による特定遊技の実行中であって前記特定遊技実行手段による擬似入賞事象発生困難遊技が終了した後に、前記特定遊技に対応した内容の特定遊技演出を実行する特定遊技演出実行手段とをさらに備えることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遊技機において、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動パターンについて、特定の変動パターンを含む変動パターンを予め複数通りに規定する変動パターン規定手段と、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示を開始するに際して、前記変動パターン規定手段により規定された複数通りの変動パターンの中からいずれか1つの変動パターンを選択的に決定する変動パターン決定手段とをさらに備え、
前記特殊遊技導入演出実行手段は、
前記変動パターン決定手段により前記特定の変動パターンが選択されている場合、前記所定の演出実行条件が満たされたものとして前記特殊遊技導入演出を実行するものであり、前記図柄の変動時間内及び停止時間内に前記特殊遊技導入演出の一部を実行し、前記特殊遊技実行手段による入賞事象発生困難遊技の実行中に前記特殊遊技導入演出の残りの部分を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項3に記載の遊技機において、
前記特定遊技導入演出実行手段は、
前記変動パターン決定手段により前記特定の変動パターンが選択されている場合、前記規定の演出実行条件が満たされたものとして前記特定遊技導入演出を実行するものであり、前記図柄の変動時間内及び停止時間内に前記特定遊技導入演出の一部を実行し、前記特定技実行手段による擬似入賞事象発生困難遊技の実行中に前記特定遊技導入演出の残りの部分を実行することを特徴とする遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【公開番号】特開2013−17772(P2013−17772A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−155632(P2011−155632)
【出願日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】
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