説明

遠心抽出器

【課題】より簡単な方法で複数の種類の容器を固定でき、さらに残留物を容器の外に取り出し容易にその残留物をしようできる取り出し具を提供できないかと考案。
【解決手段】伸縮可能なネット使用し形状の違う容器を固定可能とし、このネットの下部に受け入れ具を備えることにより、取付容器内の残留物をこの中に取り出し、容易にこの残留物を利用することが可能とする。さらにいくつかの球形状を組み合わせる構造を持つ受け入れ具を備えることにより、外部に抽出される残留物を幾つかの角度において内部に保持することを可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器内に少量残った残留物を、簡単な構造と扱いやすい構造にて容器外部の受け入れ具に確実に抽出する物である。
【背景技術】
【0002】
チューブ容器に対してはローラーで絞り出す方式が一般的である。
板状の物で容器の両端を挟んで絞り出す方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3132657号
【特許文献2】実用新案登録第3075536号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の抽出器には、以下のような問題があった。
【0005】
ローラーや物理的の方法により絞り出す方法が採られており、残存物の取り出しが完全ではない。
【0006】
容器の口元までは寄せることはできても排出は困難である。
【0007】
様々な形の容器に対応することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ネットに入れて回転させることで容器内の残存物を取り出すことが可能である。
【0009】
容器の口元まで寄せることができさらにこの先の受け入れ具を備えることにより容器の中から抽出可能となる。
【0010】
容器の固定にネットを使っているので、いろいろな容器の形に対応可能である
【0011】
簡単に装着可能でありネットに入れて紐で絞るだけであって、固定に手間がかからない構造である
【0012】
受け入れ具の中に残留物を取り出すため、必要な分をこの中から取り出すことが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
本発明は遠心力を利用し容器内の残存物を取り出すことを可能とする。
【0014】
本発明は容器の外に設けられた受け入れ具に容器内の残存物を取り出すことを可能とした。
【0015】
本発明は容器の固定にネットを使用することによりいろいろな形状の容器を固定することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る遠心抽出器の正面図である。
【図2】本発明に係る遠心抽出器の中に容器を固定した見取り図である。
【図3】本発明に係る遠心抽出器の下部に受け入れ具を取り付けた見取り図である。
【図4】本発明に係る遠心抽出器のネット上部にひもを取り付けた図である。
【図5】本発明に係る遠心抽出器の上部紐を引くことでネットを収縮させ内部の容器を固定した見取り図である
【図6】本発明に係る遠心抽出器のネット上部平面図である
【図7】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具構成図である
【図8】本初明に係る遠心抽出器の受け入れ具正面図である
【図9】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具平面図である
【図10】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具背面図である
【図11】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具断面図である
【図12】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具取付構成図である
【図13】本発明に係る遠心抽出器に容器を設置した見取り図
【図14】本発明に係る遠心抽出器を回転させて使用の見取り図
【図15】本発明に係る遠心抽出器の受け入れ具を斜めにした斜視図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】
図1に本発明の遠心抽出器の全体図を示す。
【0019】
10ネット下部は小さく狭く構成されており上部は広く大きく構成されている上部ネット部分がある。
【0020】
この10ネットの上部には11紐がつけられており引っ張ることでこの上部ネット部分を絞ることができる。
【0021】
10ネットの下部には21ネット取付部があり30受け入れ具と接続されている受け入れ具の下部部分があり上下この二つにより構成されている。
【0022】
さらにこの30受け入れ具には31足がついており平面に対して上記これらを固定しておくことが可能となっている。
【0023】
図2であるがこれは10ネットの中に50容器をセットした図である。
【0024】
図3は上記に受け入れ具(図6以下で詳細説明)を10ネット下部の21ネット取付部に装着した図である。
【0025】
さらに図4にて10ネット上部を11紐を通すことにより、図5のように11紐を引っ張ることで50容器が10ネット内で固定されている図である。
【0026】
図6では10ネットを広げて上から見た図であるが21ネット取付部の中程に33容器固定部がある。
【0027】
容器はキャップをはずした状態で口の部分をこの33容器固定部に接触し30取り出し具の中に容器の口が入るのを防いでいる。
【0028】
30取り出し具は図7に見られるように、球を組み合わせて構造となっている。
【0029】
この様な構造にすることにより、30取り出し具がどのような角度になっても55残留物が用意にこぼれにくい構造となる。図15参考図面
【0030】
図7(a)は同直径の球を4個組み合わせ左右前後の傾きに対応させる構造であり(b)はこの下部にさらに大きな直径の球を組み合わせを示す見取り図であり、この中に前記球の中にある55残留物を収容する構造としており、(c)はこれらの正面図である。
【0031】
図8に30受け入れ具の正面図にて構成を示す。
【0032】
30受け入れ具の上部には10ネット部との接続部である21ネット接続部を持ち下部には30受け入れ具を安定した状態に保ち配置することを可能とするための31足を複数備える構造となる。
【0033】
図9受け入れ具平面図であるがこれにに見られるように30受け入れ具の上部口は大きく開閉されており中にたまった残留物を取り出しやすい構造となっている。
【0034】
図10背面図は前記した31足部の取付状況を見ることができる。
【0035】
図11は断面図となっており前記図7で記載してある球の内部構成を見ることができる。
【0036】
さらにこの30受け入れ具は下部31肉厚部を設けることにより図5で示した11紐で吊り下げ時において30受け入れ部を直下に安定して吊り下げることが可能となる重錘の役目をするための重量を設けることもできる。
【0037】
図12では図1で示した全体図の上部ネット部と下部受け入れ具の接合部分を断面図で示すことにより詳細に説明する図である。
【0038】
21ネット接合部と22受け入れ具接合部をねじもしくは凹凸を利用した方法にて接合し、33容器止めは21ネット接合部の下部に設置される物でこの図の示すように両説号部分の中程かそれ以下の位置の配置されることとなり、この外周部分と33容器止めにて容器を支持することを可能とする。
【0039】
図13は容器を支持して立てた様子を示す図である。
【0040】
図13(a)は大きめの容器で口の部分も広いのでこの口の面積が33容器止めに当たりそれぞれが接する部分の面積により安定して固定する。
【0041】
図3(b)は小さめの容器であり容器口が小さいためこの口の面積により設置できないので33容器止めの中央部分の穴(図6参照)にこの容器の口を固定し、さらにこの容器の肩の部分を33容器止めに設置されて固定する。
【0042】
図14は11紐を引っ張り容器を固定した状態で回転させている図である。
【0043】
この様に回転させることにより、50容器内の55残留物は遠心力により移動し30受け入れ具に取り出すことを可能とする。
【0044】
また30受け入れ具に設置されている31足によりこれらを直立してたたせることにより重力の力により55残留物が30受け入れ国移動することも期待できる。
【符号の説明】
【0045】
10 ネット
11 紐
21 ネット取付部
22 受け入れ具取付部
30 受け入れ具
31 受け入れ具足
32 肉厚部
33 容器止め
50 容器
55 残留物


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部より上部が広く構成された筒状のネットもしくはシートであり、この上部ひもが通されており、下部には着脱可能な受け入れ器具を備えていることを特徴とする遠心抽出器
【請求項2】
前記ネットもしくはシートに容器を挿入しネットもしくはシートに通された紐を引くことによりこのネットもしくはシートの上部は収縮し、内部の容器が固定されることを特徴とする請求項1記載の遠心抽出器
【請求項3】
受け入れ器具の構成は同直径の球形状体を4つを結合され、さらにこれらの下部にこれらより大きい直径で構成される球形状体をこれらの下部に配置する構造を備えることを特徴とする請求項1もしくは2記載の遠心抽出器
【請求項4】
前記紐を引くことによりネットもしくはシートが収縮したとき受け入れ具の底部に肉厚部が設けてあり、この肉厚部が紐により収縮されたネット上部より重力直下に受け入れ具が位置する為の重錘として作用することを特徴とする請求項1乃至請求項2乃至請求項3記載の遠心抽出器


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−37504(P2011−37504A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−189026(P2009−189026)
【出願日】平成21年8月18日(2009.8.18)
【出願人】(305006440)
【Fターム(参考)】