説明

還流式紙幣処理装置

【課題】還流式紙幣収納部を備えた紙幣処理装置において、釣銭として紙幣を払い出す際のリジェクト発生率を低減させて利用者の待ち時間が長期化する不具合を解消する。
【解決手段】入金取込部10と、識別装置16と、第1の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部20と、第2の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部22と、各紙幣収納部から夫々送出される払出し用の紙幣についての重送の有無、及び金種に係る判別用の情報を得る払出し紙幣用センサ30と、を備え、各紙幣収納部から夫々送出されてくる各紙幣が識別装置による識別を完了した紙幣である場合には払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行わない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は例えば貨幣を入出金する機能を備えた各種自動販売機、入出金装置、両替機等の貨幣取扱装置に装備される紙幣処理装置の改良に関し、詳細には金種別に紙幣を収容する還流式紙幣収納部を複数備えた還流式紙幣処理装置において、釣銭として紙幣を払い出す際のリジェクト発生率を低減させて利用者の待ち時間が長期化する不具合を解消するための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
投入された紙幣を受け入れる入金機能や、釣り銭や払出し金として紙幣を払い出す出金機能を備えた紙幣処理装置は各種自動販売機、入出金装置、両替機等に装備されており、この紙幣処理装置としては、始業時に準備した紙幣、或いは稼働中に投入された紙幣を金種別に収納しておき、必要に応じて釣銭として払い出すように構成された還流式紙幣処理装置が知られている(特許文献1)。
図2は従来の還流式紙幣処理装置の構成を示す図である。
この還流式紙幣処理装置100は、入金された紙幣を一枚ずつ装置本体内の搬送経路104に給送する入金取込部(挿入口102a、繰入れ部102b)102と、搬送経路104に沿って紙幣を任意に正逆方向へ搬送するモータ、ソレノイド、ローラ、ベルト、及び分岐ゲート等から成る搬送機構106と、入金取込部102の直下流側の搬送経路上に配置されて給送されてくる紙幣の真贋、金種を識別する識別装置108と、搬送経路104と接続されて釣銭として使用する第1の紙幣(例えば、千円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部110と、搬送経路と接続されて釣銭として使用する第2の紙幣(例えば、五千円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部112と、搬送経路104と接続されて釣銭として使用しない第3の紙幣(例えば、一万円紙幣)を収容する非還流収納部114と、識別装置108によって異金種であると判定された紙幣を収容するリジェクト紙幣収容部116と、識別装置108よりも下流側の搬送経路の所定箇所に配置されて還流される紙幣の重送の有無、長さ、連鎖の有無、及び金種に関する判別用の情報を得る光学センサとしての払出し紙幣用センサ120と、第1及び第2の紙幣収納部110、112から夫々釣銭として繰り出されてきた千円札、及び五千円札を一旦プールし、その後、釣銭として機外に払い出すプール部122と、これらを制御する図示しない制御手段と、を有する。
【0003】
第1及び第2の紙幣収納部110、112から釣銭用に繰り出されてきた紙幣は、各分岐ゲート125の切替動作、及びローラ、ベルトの逆転によって搬送経路104を反転ローラ125に向けて一旦逆送され、反転ローラ125の直上流側に配置された払出し紙幣用センサ120を通過することによって紙幣の重送の有無、長さ、連鎖の有無、及び金種についての光学的な判別を受ける。判別を受けた紙幣は搬送機構106によって搬送方向を切り換えられて順方向へ搬送され、釣銭に適した紙幣はプール部122へ、異金種であると判別された紙幣はリジェクト紙幣収容部116へ夫々搬送される。
釣銭として払い出す紙幣について、払出し紙幣用センサ120によって改めて重送の有無、長さ、連鎖の有無に加えて、金種についても判別を行う理由は、始業時等に管理者が各紙幣収納部110、112に釣銭用の紙幣を補充する際に誤った金種をセット、或いは混入させる等の人為的なミスに対処するためである。即ち、第1の紙幣収納部110に誤って五千円札をセットしたり、第1の紙幣収納部110にセットする千円紙幣束中に五千円が混入している等の人為的ミスは、釣銭としての払い出し時に払出し紙幣用センサ120によって金種を判別することによって未然に防止できる。
【0004】
このため、払出し紙幣用センサ120は、重送の有無、紙幣の長さ、紙幣連鎖の有無、及び金種について光学的に簡易に判別できれば十分であり、真贋判定のための膨大な識別情報の収集までは求められないため、感度、検知精度が識別装置108よりも低くなっている。一方、識別装置108は膨大な識別情報に基づいた高精度な真贋判定までも行う必要があるため、紙幣面の印刷パターンを光学的に検知する手段の他に磁気記録情報を検知する手段を有し、更に各検知手段によるパスライン数も払出し紙幣用センサ120に比して多くなっている。従って、識別装置108によれば、例えば正しい金種の紙幣に付着した単なる汚れに起因して真贋判定にミスが発生することを回避することができる。一方、払出し紙幣用センサ120は感度、検知精度が低い上に、パスライン数が少ないため、付着した汚れに基づいて異金種であると判定して正しい金種の紙幣をリジェクト紙幣であると誤判別することがある。このため、釣銭払出時にリジェクト紙幣の発生頻度が増大し、紙幣処理装置の利用者を長時間待たせる事態が発生し易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−250141公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように還流式紙幣収納部を備えた従来の紙幣処理装置においては、紙幣収納部から釣銭用の紙幣を払い出す際に、既に識別装置による高精度な識別を受けている紙幣についても改めて検知精度の低い払出し紙幣用センサによって金種について判別を行っているため、払出し紙幣用センサが単なる汚れを異金種であると判定して正しい金種の紙幣をリジェクトし、そのために利用者の待機時間を長期化して稼働率を低下させる不具合が発生していた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、還流式紙幣収納部を備えた紙幣処理装置において、釣銭として紙幣を払い出す際のリジェクト発生率を低減させて利用者の待ち時間が長期化する不具合を解消することができる還流式紙幣処理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、入金された紙幣を一枚ずつ装置本体内の搬送経路に取り込む入金取込部と、前記搬送経路に沿って紙幣を任意に正逆方向へ搬送する搬送機構と、前記入金取込部の下流側の搬送経路上に配置されて搬送される紙幣の真贋、金種を識別する識別装置と、前記搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部と、前記搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部と、前記第1及び第2の紙幣収納部から送出されてきた各紙幣を積層して装置本体外へ払い出す出金保留部と、前記第1及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されて前記出金保留部に搬送される前記第1の紙幣、及び前記第2の紙幣についての重送の有無、及び金種に係る判別用の情報を得る払出し紙幣用センサと、制御手段と、を少なくとも備えた還流式紙幣処理装置であって、前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されてくる各紙幣が前記識別装置による識別を完了した紙幣である場合には前記払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行わないことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されてくる紙幣が前記識別装置による識別を完了していない未識別紙幣である場合には、前記払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1、又は2において、前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部と前記第2の紙幣収納部に対して直接紙幣が補充された形跡がある場合には、新たに前記入金取込部から前記識別装置を経て前記第1及び第2の紙幣収納部に夫々収納された紙幣を除き前記未識別紙幣であると判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1の紙幣収納部、及び第2の紙幣収納部から夫々送出されてくる払出し用の各紙幣が識別装置による識別を完了した紙幣である場合には、払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行わない。換言すれば、釣銭として払い出される紙幣が識別装置による識別を受けていない場合、即ち管理者によって補充用に用意された紙幣束が第1及び第2の紙幣収納部に対して直接補充された場合には、当該補充紙幣(未識別紙幣)に対しては払出し紙幣用センサにより得た金種に関する情報を用いて判定を行うことにより、千円紙幣と五千円紙幣とが誤って釣銭として払い出される事態を防止できる。このため、釣銭とした払い出される紙幣のリジェクト発生率を減少させて、利用者の待機時間の長期化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る還流式紙幣処理装置の概略構成図である。
【図2】従来の還流式紙幣処理装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る還流式紙幣処理装置の概略構成図である。
還流式紙幣処理装置1は、例えば食券等の自動販売機(券売機)に装備されて紙幣の受け入れ処理、及び釣銭等としての紙幣の払出し処理を行う機能を有する。
還流式紙幣処理装置1は、還流式の紙幣処理機構2と、この紙幣処理機構2を内部に収容する外装体3と、から概略構成されている。
紙幣処理機構2は、入金された紙幣を一枚ずつ装置本体内の搬送経路12に給送する入金取込部(挿入口10a、繰入れ部10b)10と、搬送経路12に沿って紙幣を任意に正逆方向へ搬送するローラ14a、ベルト、ゲート14b、及びこれらを駆動するモータ、ソレノイドから成る搬送機構14と、入金取込部10の下流側の搬送経路上に配置されて給送されてくる紙幣の真贋、金種、更には重送の有無、長さ、連鎖の有無等を識別する識別装置16と、搬送経路12と連通接続されて釣銭として使用する第1の紙幣(例えば、千円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部20と、搬送経路と連通接続されて釣銭として使用する第2の紙幣(例えば、五千円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部22と、搬送経路12と連通接続されて釣銭として使用しない第3の紙幣(例えば、一万円紙幣)を収容する非還流収納部24と、識別装置16によって異金種であると判定された紙幣を収容するリジェクト紙幣収容部26と、識別装置16よりも下流側の搬送経路の所定箇所に配置されて還流される紙幣の重送の有無、長さ、連鎖の有無、及び金種に関する判別用の情報を得る光学センサとしての払出し紙幣用センサ30と、第1及び第2の紙幣収納部20、22から夫々釣銭として繰り出されてきた千円札、及び五千円札を一旦プールし、その後、釣銭として機外に払い出すプール部(出金保留部)32と、これらを制御する制御手段40と、を有する。
【0011】
第1及び第2の紙幣収納部20、22から釣銭用に繰り出されてきた払出し用の紙幣は、分岐ゲート14aの切替動作によって搬送経路12を反転ローラ35に向けて一旦逆送され、反転ローラ35の直上流側に配置された払出し紙幣用センサ30を通過する。払出し用の紙幣が、入金時に識別装置16による識別を既に受けている場合には、払出し紙幣用センサ30からの収集情報に基づいた紙幣の重送の有無、長さ、及び連鎖の有無についての光学的な判別を受けるものの、金種についての判別は行われない。判別を受けた紙幣は搬送機構14によって搬送方向を切り換えられて順方向へ搬送され、釣銭に適した紙幣はプール部32へ、異金種であると判別されたリジェクト紙幣はリジェクト紙幣収容部26へ夫々搬送される。
払出し紙幣用センサ30は、重送の有無、紙幣の長さ、紙幣連鎖の有無、及び金種について光学的に判別できれば十分であり、真贋判定のための識別情報の収集までは求められないため、感度、検知精度が識別装置16よりも低くなっている。
【0012】
一方、識別装置16は識別情報に基づいた高精度な真贋判定までも行う必要があるため、紙幣面の印刷パターンを光学的に検知する手段の他に、磁気記録情報を検知する手段を有し、更に各検知手段によるパスライン数も払出し紙幣用センサ30に比して多くなっている。従って、識別装置16によれば、例えば正しい金種の紙幣に付着した単なる汚れに起因して真贋判定にミスが発生することを回避することができる。一方、払出し紙幣用センサ30は感度、検知精度が低い上に、パスライン数が少ないため、付着した汚れに基づいて異金種であると判定して正しい金種の紙幣をリジェクト紙幣であると誤判別することがある。
本発明の特徴は、制御手段40が、第1の紙幣収納部20、及び第2の紙幣収納部22から夫々送出されてくる払出し用の各紙幣が識別装置による識別を完了した紙幣(入金取込部10からの投入紙幣)である場合には、払出し紙幣用センサ30を用いた金種判別を行わないように制御する点にある。
換言すれば、釣銭として払い出される紙幣が識別装置16による識別を受けていない場合、即ち管理者によって補充用に用意された紙幣束が第1及び第2の紙幣収納部20、22に対して直接補充された場合には、当該補充紙幣(未識別紙幣)に対しては払出し紙幣用センサにより得た金種に関する情報を用いて判定を行うことにより、千円紙幣と五千円紙幣とが誤って釣銭として払い出される事態を防止するようにしている。
【0013】
払出し紙幣用センサ30が、釣銭として払い出す紙幣について、改めて重送の有無、長さ、連鎖の有無に加えて、金種についても判別を行う理由は、始業時等に管理者が各紙幣収納部20、22に釣銭用の紙幣を補充する際に誤った金種をセット、或いは混入させる等の人為的なミスに対処するためである。即ち、第1の紙幣収納部20に誤って五千円札をセットしたり、第1の紙幣収納部20にセットする千円紙幣束中に五千円が混入している等の人為的ミスは、釣銭としての払い出し時に払出し紙幣用センサ30によって金種を判別することによって未然に防止できる。
また、制御手段40は、第1の紙幣収納部20と第2の紙幣収納部22に対して、入金取込部10を経由せずに直接紙幣が補充された形跡がある場合には、新たに入金取込部10から識別装置16を経て第1及び第2の紙幣収納部20、22に夫々収納された紙幣を除き、未識別紙幣であると判定する。
入金取込部10を経由せずに直接紙幣が紙幣収納部に補充された形跡があることは、例えば各紙幣収納部20、22内の紙幣収納部を開閉する図示しないドアの開閉履歴を参照して知ることができる。或いは、入金履歴がないのに紙幣収納部内に紙幣が存在することが紙幣収納部内の紙幣検知手段によって検知されている場合に紙幣が補充されたことを判定できる。
【0014】
このように識別装置16による識別を受けた経歴がない補充紙幣(未識別紙幣)が紙幣収納部内に収容された状態で還流式紙幣処理装置1が稼動を開始した場合、未識別紙幣上に入金取込部から識別済みの紙幣が堆積された状態となる。この際、制御手段40は紙幣収納部内の上から何枚目までが識別済みの紙幣であると記憶しておくことにより、識別済み紙幣であるか否かを区別することができる。このため、識別済み紙幣を釣銭として払い出す場合には払い出し紙幣用センサ30からの情報を用いた紙幣の金種についての判別を行わない。一方、未識別紙幣を釣銭として払い出す場合には、払出し紙幣用センサ30からの情報を用いて紙幣の金種についての判別を行うことにより、千円紙幣と五千円紙幣を誤払出しする事態の発生を未然に防止する。
上記のように構成、制御したため、釣銭とした払い出される紙幣のリジェクト発生率を減少させて、利用者の待機時間の長期化を防止できる。また、金種を誤って払い出すことを防止できる。
【符号の説明】
【0015】
1…還流式紙幣処理装置、2…紙幣処理機構、3…外装体、10…入金取込部、10a…挿入口、10b…繰入れ部、14…搬送機構、14a…ローラ、14a…分岐ゲート、14b…ゲート、16…識別装置、20…第1の紙幣収納部、22…第2の紙幣収納部、24…非還流収納部、26…リジェクト紙幣収容部、30…紙幣用センサ、32…プール部(出金保留部)、35…反転ローラ、40…制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入金された紙幣を一枚ずつ装置本体内の搬送経路に取り込む入金取込部と、前記搬送経路に沿って紙幣を任意に正逆方向へ搬送する搬送機構と、前記入金取込部の下流側の搬送経路上に配置されて搬送される紙幣の真贋、金種を識別する識別装置と、前記搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部と、前記搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部と、前記第1及び第2の紙幣収納部から送出されてきた各紙幣を積層して装置本体外へ払い出す出金保留部と、前記第1及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されて前記出金保留部に搬送される前記第1の紙幣、及び前記第2の紙幣についての重送の有無、及び金種に係る判別用の情報を得る払出し紙幣用センサと、制御手段と、を少なくとも備えた還流式紙幣処理装置であって、
前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されてくる各紙幣が前記識別装置による識別を完了した紙幣である場合には前記払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行わないことを特徴とする還流式紙幣処理装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び前記第2の紙幣収納部から夫々送出されてくる紙幣が前記識別装置による識別を完了していない未識別紙幣である場合には、前記払出し紙幣用センサを用いた金種判別を行うことを特徴とする請求項1に記載の還流式紙幣処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部と前記第2の紙幣収納部に対して直接紙幣が補充された形跡がある場合には、新たに前記入金取込部から前記識別装置を経て前記第1及び第2の紙幣収納部に夫々収納された紙幣を除き前記未識別紙幣であると判定することを特徴とする請求項1、又は2に記載の還流式紙幣処理装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−22394(P2012−22394A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158052(P2010−158052)
【出願日】平成22年7月12日(2010.7.12)
【出願人】(305027456)ネッツエスアイ東洋株式会社 (200)
【Fターム(参考)】