配送伝票
【課題】商品を届けた際に商品などの広告をできるようにし、顧客が広告商品の申し込みを、葉書を用いて行えるようにした配送伝票を提供する。
【解決手段】裏面に粘着剤層が形成された基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、第１の表示用シートに重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、基材シート上側に接着剤層が設けられ、第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向にスリットを境にして並んで設けられ、第２のシート片及び第３のシート片は、裏面の剥離剤層で基材シートから剥離可能に接着され、第３のシート片の上側には、第２の表示用シートが重ね合わされ、第３のシート片の上側に接着剤層が設けられ、第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて第３のシート片から剥離可能に接着されている。
【解決手段】裏面に粘着剤層が形成された基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、第１の表示用シートに重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、基材シート上側に接着剤層が設けられ、第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向にスリットを境にして並んで設けられ、第２のシート片及び第３のシート片は、裏面の剥離剤層で基材シートから剥離可能に接着され、第３のシート片の上側には、第２の表示用シートが重ね合わされ、第３のシート片の上側に接着剤層が設けられ、第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて第３のシート片から剥離可能に接着されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、宅配便などで使用する配送伝票であって、特に通信販売で商品を顧客に届ける際に使用する配送伝票に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、荷物や商品を運送業者が配送する際に、それらの配送物に配送伝票を貼付するなどして配送処理をしている。
それらの配送伝票としては、種々の構成のものが知られている。（例えば、特許文献１〜４、参照）
近年、配送伝票は、コスト削減や省資源化などを図ることからも、できるだけ少ない表示用シートにより目的を達成するために、１枚のシート状の配送伝票を用いる傾向がある。
【０００３】
これらのシート状の配送伝票では、配送物のお届け先を記載して、配送物に貼付させた状態のまま、受取人に渡すことで、受取人が配送物を受け取り後にも、その配送物が誰から送ってきたものであるのかを確認可能とするための貼付票や、また、運送業者が配送物を受取人に配送した際に、その受取人が受け取ったことを証明するサインや捺印をもらうための受領印欄などが表示された配達票が設けられている。
【０００４】
これらのシート状の配送伝票では、特に配達票を剥離可能な状態とするために、配送伝票の基材シート上に設けた配達票との間を擬似接着させることで、必要に応じて配達票を剥がせる構成としている。
【０００５】
また、近年、テレビやインターネットなどを利用して商品の広告を行い、それら商品の購入者には、宅配便を使用して商品を届けるといった通信販売の需要が伸びている。
このような通信販売において、購入申し込みがあった商品に関連した商品についても効率的に販売促進を図ることが大切である。
そのために、商品を購入申込者の自宅などに宅配便で届けた際に、その届けた商品に関連した商品についても広告を行って、更に顧客の購買意欲を高めるようにするという具体的な販売促進策も考えられる。
【０００６】
しかしながら、従来の配送伝票では広告を表示する領域がとれないので、後日にあらためてダイレクトメールなどを顧客に郵送するなどして販売促進を行うなどしなければならず、顧客に対してタイミングよく効率的な販売促進を行うことができないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２００１−３５３９８６号公報
【特許文献２】特開２００２−１２７６４４号公報
【特許文献３】特開２００２−１４４７６７号公報
【特許文献４】特開２００８−１２６９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
そこで、本発明は、従来の貼付票や配達票が設けられた１枚のシート状の配送伝票に対して、更に、貼付票や配達票以外に使用することができる紙片を複数設けて、配達情報以外の目的でも使用できるようにした配送伝票を提供する。
また、上位に設けた表示用シートを剥離させた際に、その下位にあるシート片まで一緒に剥離しないようにした配送伝票を提供する。
更に、宅配便などで顧客の自宅に商品を届けた際に、同時に商品やサービスなどの広告を表示できるようにすると共に、その顧客がその広告で知った商品やサービスなどの申し込みの手続きを行う場合でも、簡単に、配送伝票に備え付けの葉書を利用して申し込みを行えるようにした配送伝票を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の配送伝票は、裏面に粘着剤層が形成された矩形状の基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、前記基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、前記第１の表示用シートの一部に重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、前記基材シートの上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、前記第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向に並んで設けられ、前記第１のシート片と、前記第２のシート片と、前記第３のシート片と、のそれぞれの堺にはスリットが形成され、前記第２のシート片及び前記第３のシート片は、その裏面に剥離剤層が設けられて前記基材シートから剥離可能に接着され、前記第３のシート片の上側には、前記第２の表示用シートが重ね合わされ、前記第３のシート片の上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、前記第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に接着されていることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の配送伝票は、前記基材シートの上面側において、第３のシート片と重なる領域に設けられた接着剤層の塗布領域よりも、前記第３のシート片の上面側の設けられた接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されていることを特徴とする。
【００１１】
更に、本発明の配送伝票は、前記第３のシート片が、郵便葉書部であり、前記第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、前記第３のシート片の上面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、前記第３のシート片の下面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【００１２】
したがって、本発明の配送伝票は、第２のシート片及び第３のシート片が、基材シートと第１の擬似接着剤層を介して剥離可能に接着され、第３のシート片の上側には、第２の表示用シートが重ね合わされ、第３のシート片が、第２の表示用シートと第２の擬似接着剤層を介して剥離可能に接着されているので、これらのシートを、貼付票や配達票以外に使用することができる紙片として用いることができるという効果がある。
【００１３】
また、本発明の配送伝票は、第３のシート片の裏面側に設けられた第１の擬似接着剤層の塗布領域よりも、第２の表示用シートの裏面側に設けられた第２の擬似接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されているので、上位に設けた第２の表示用シートを剥離させた際に、その下位にある第３のシート片まで一緒に剥離しないように防ぐことができるという効果がある。
【００１４】
更に、本発明の配送伝票は、第３のシート片が、郵便葉書であり、第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、第３のシート片の上面に、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、第３のシート片の下面に、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されているので、宅配便などで顧客の自宅に商品を届けた際に、同時に商品やサービスなどの広告を表示でき、その顧客がその広告で知った商品やサービスなどの申し込みの手続きを行う場合でも、簡単に、配送伝票に備え付けの葉書を利用して申し込みを行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明の実施形態に係る配送伝票の表面側の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、基材シートと第１の表示用シートと第２の表示用シートとを分離させた状態を示す平面図である。
【図４】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、配送伝票から第２の表示用シートをめくって剥離させた状態を示す平面図である。
【図５】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、配送伝票から第２の表示用シートをめくって剥離させた後に、更に、第３のシート片である葉書部をめくって剥離させた状態を示す平面図である。
【図６】本発明の実施形態に係る配送伝票の使用方法を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１６】
以下、本発明の実施形態に係る配送伝票を図面に基づいて詳細に説明する。
図１及び図２に示すように、本発明の実施形態に係る配送伝票１は、裏面に粘着剤層２が形成された矩形状の基材シート３と、前記粘着剤層２に剥離可能に貼付された剥離用シート４と、前記基材シート３の上側に重ね合わされた第１の表示用シート５と、その第１の表示用シート５の一部に重ね合わされた第２の表示用シート６と、を有しており、最下位にある剥離用シート４を剥離することで、粘着剤層２を用いて配送伝票１を配送物の表面に貼付することが可能な構成となっている。
第１の表示用シート５は、表面に配送情報記入部を有する第１のシート片である貼付票５ａと、表面に配送情報記入部を有する第２のシート片である配達票５ｂと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃと、が横方向に並んで設けられ、前記貼付票５ａと、前記配達票５ｂと、前記郵便葉書部５ｃと、のそれぞれの堺にはスリット１８ａ，１８ｂが形成されて分離可能になっている。
【００１７】
そして、貼付票５ａは、配送伝票１を貼付させた配送物に貼り付けた後に、配送物を受取人まで届けた際に、受取人に対してその依頼者情報を伝達するためのもので、特に剥離する必要がない紙片であり、配達票５ｂは、配送業者が配送物を受取人に届けた後に、受け取りを確認するための受領印を捺印してもらって、剥離して配送業者が持ち帰るものであり、郵便葉書部５ｃは、配送伝票１を貼付させた配送物を受取人に届けた後に、その受取人が、商品の購入申し込みなどの目的で必要に応じて剥離して使用するものである。
【００１８】
基材シート３の上面側には、接着剤層７が設けられている。
また、第１の表示用シート５の配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃの裏面には剥離剤層８が設けられているために、貼付票５ａだけが基材シート３と接着剤層７により接着状態になっているが、配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃは、裏面の設けられた剥離剤層８があるために基材シート３に対して剥離可能として擬似接着状態になっている。
つまり、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７と、配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃの裏面に設けられた剥離剤層８と、が重ね合わされていることで疑似接着層９を構成している。
【００１９】
また、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上側には、第２の表示用シート６が重ね合わされており、その第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側の所定領域には接着剤層１１が設けられている。
また、第２の表示用シート６は、その裏面に剥離剤層１２が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に擬似接着されている。
この第２の表示用シート６は、広告情報表示用のシートとなっており、第２の表示用シート６の表裏面には、配送伝票１の使用者である通信販売会社などが販売促進を行うなどの所望の広告情報が印刷されている広告情報表示部１６を有している。
つまり、配送伝票１を使用する送り主の通信販売会社などは、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを用いて、販売促進を行う商品の広告宣伝をできるようになっている。
【００２０】
また、図３に示すように、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面には、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄１４が表示されている。
更に、図５に示すように、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの下面には、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報１５が予め表示されている。
これにより、配送物の受取人は、広告情報表示部１６に表示された商品を購入する場合でも、申し込み情報記入欄１４に購入情報を記入して、郵便葉書部５ｃを用いて申し込みを行なえるように構成されている。
【００２１】
第１の表示用シート５及び第１の表示用シート６としては、充分な強度とプリンタによる印字適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。
第１の表示用シート５及び第２の表示用シート６の厚さは、通常は２０〜２００μｍ程度が好ましい。
更に、控票などを配送伝票１の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けてもよい。
【００２２】
また、配達票５ｂと、郵便葉書部５ｃと、第２の表示用シート６と、のそれぞれの角部には斜め方向に切り欠き部１３ａ，１３ｂ，１３ｃが設けられており、これらの切り欠き部１３ａ，１３ｂ，１３ｃがあることで、指を引っ掛けて摘んで剥がしやすくしてある。
ただし、郵便葉書部５ｃの上面側に第２の表示用シート６が重ね合わされているので、先に第２の表示用シート６を剥離しやすくするために、第２の表示用シート６の切り欠き部１３ｃの方が郵便葉書部５ｃの切り欠き部１３ｂよりも小さいサイズの切り欠きを形成してある。
また、シート基材３の上面には、接着剤層７の接着剤がシート基材３に浸透することを防止する目的で目止め層１７を設けることが好ましい。
【００２３】
次に、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンと、について説明する。
図３（ｃ）に示すように、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７は、郵便葉書部５ｃが重ねられている領域において、接着剤層７が設けられた帯状の領域と、接着剤層７が設けられていない帯状の領域とが、交互に一定の方向に対して平行に設けられている。
また、帯状に設けられた接着剤層７では、その長さ方向において、一定間隔で接着剤層７が設けられていない部分が点在しており、この接着剤層７の塗布パターンにより接着力が調整されている。
これは、接着剤層７が設けられていない領域や部分を設けることで、郵便葉書部５ｃを剥離させた後に、接着剤層７の影響で郵便葉書部５ｃにカールを生ることを防止する効果があるためであり、郵便葉書部５ｃを葉書として郵送した場合に郵送処理が機械的に問題なく行なえるように考慮されている。
【００２４】
次に、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、図３（ｂ）に示すように、郵便葉書部５ｃの四周縁部と、更に斜め方向に平行に接着剤層１１が塗布されている。
図３（ｂ）に示す例では、斜め方向に平行に接着剤層１１が塗布されているが、郵便葉書部５ｃの四周縁部だけに接着剤層１１を設けてもよい。
いずれにしても、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンの領域よりも狭い領域に構成されていることで、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを剥離させた際でも、郵便葉書部５ｃが同時に剥離してしまうことを防いでいる。
【００２５】
尚、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、必ずしも上記の塗布パターンに限定されるものではなく、斜め方向以外でも、底辺に平行に、又は底辺に垂直方向など様々な塗布パターンを選択することができる。
【００２６】
次に、本発明の実施形態に係る配送伝票１の使用方法について、下記に説明する。
例えば、通信販売会社が、購入申し込みのあった商品を申し込み者に配送する場合を一例として説明する。
まず、通信販売会社は、貼付票５ａと配達票５ｂの表面に送付先の宛名情報などをプリンタで印字して表示する。
また、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートに、予め配送伝票１の使用者である通信販売会社などが販売促進を行うなどの所望の広告情報を印刷させておく。
【００２７】
そして、最下位にある剥離用シート４を剥離して、商品の配送物１９に対して粘着剤層２を用いて貼り付けた後に、配送業者に配送依頼を行なう。
次に、図６に示すように、配送業者は、その配送物を受取人に届けた際に、まず配達票５ｂを剥離させた後に、配達票５ｂに設けられた受領印欄に受取人から受領印をもらい、配達票５ｂを持ち帰る。
【００２８】
その後、受取人は、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを剥離させて、この第２の表示用シート６の表裏面に表示されている広告を見る。
そして、その受取人が、それらの広告から購入申し込みを行ないたいと思う商品があった場合には、郵便葉書部５ｃを剥離させて、郵便葉書部５ｃに表示されている申し込み情報記入欄１４に購入情報を記入して、郵便葉書部５ｃをポストに投函した申し込みを行なう。
【００２９】
本発明の配送伝票１は、上記のように配送物に貼付させた配送伝票１に、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートと、更に申し込み用の郵便葉書部５ｃとが設けられているので、配送物の送り主が通信販売会社などである場合には、顧客に効率的に広告を行なうことができ、更に配送伝票に備え付けの郵便葉書部５ｃの葉書を利用して簡単に申し込みを行えて便利である。
【符号の説明】
【００３０】
１ 本発明の実施形態に係る配送伝票
２ 粘着剤層
３ 基材シート
４ 剥離用シート
５ 第１の表示用シート
５ａ 貼付票
５ｂ 配達票
５ｃ 郵便葉書部
６ 第２の表示用シート
７，１１ 接着剤層
８，１２ 剥離剤層
１３ａ，１３ｂ，１３ｃ 切り欠き部
１４ 申し込み情報記入欄
１５ 宛先情報
１６ 広告情報表示部
１７ 目止め層
１８ａ，１８ｂ スリット
１９ 配送物
【技術分野】
【０００１】
本発明は、宅配便などで使用する配送伝票であって、特に通信販売で商品を顧客に届ける際に使用する配送伝票に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、荷物や商品を運送業者が配送する際に、それらの配送物に配送伝票を貼付するなどして配送処理をしている。
それらの配送伝票としては、種々の構成のものが知られている。（例えば、特許文献１〜４、参照）
近年、配送伝票は、コスト削減や省資源化などを図ることからも、できるだけ少ない表示用シートにより目的を達成するために、１枚のシート状の配送伝票を用いる傾向がある。
【０００３】
これらのシート状の配送伝票では、配送物のお届け先を記載して、配送物に貼付させた状態のまま、受取人に渡すことで、受取人が配送物を受け取り後にも、その配送物が誰から送ってきたものであるのかを確認可能とするための貼付票や、また、運送業者が配送物を受取人に配送した際に、その受取人が受け取ったことを証明するサインや捺印をもらうための受領印欄などが表示された配達票が設けられている。
【０００４】
これらのシート状の配送伝票では、特に配達票を剥離可能な状態とするために、配送伝票の基材シート上に設けた配達票との間を擬似接着させることで、必要に応じて配達票を剥がせる構成としている。
【０００５】
また、近年、テレビやインターネットなどを利用して商品の広告を行い、それら商品の購入者には、宅配便を使用して商品を届けるといった通信販売の需要が伸びている。
このような通信販売において、購入申し込みがあった商品に関連した商品についても効率的に販売促進を図ることが大切である。
そのために、商品を購入申込者の自宅などに宅配便で届けた際に、その届けた商品に関連した商品についても広告を行って、更に顧客の購買意欲を高めるようにするという具体的な販売促進策も考えられる。
【０００６】
しかしながら、従来の配送伝票では広告を表示する領域がとれないので、後日にあらためてダイレクトメールなどを顧客に郵送するなどして販売促進を行うなどしなければならず、顧客に対してタイミングよく効率的な販売促進を行うことができないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２００１−３５３９８６号公報
【特許文献２】特開２００２−１２７６４４号公報
【特許文献３】特開２００２−１４４７６７号公報
【特許文献４】特開２００８−１２６９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
そこで、本発明は、従来の貼付票や配達票が設けられた１枚のシート状の配送伝票に対して、更に、貼付票や配達票以外に使用することができる紙片を複数設けて、配達情報以外の目的でも使用できるようにした配送伝票を提供する。
また、上位に設けた表示用シートを剥離させた際に、その下位にあるシート片まで一緒に剥離しないようにした配送伝票を提供する。
更に、宅配便などで顧客の自宅に商品を届けた際に、同時に商品やサービスなどの広告を表示できるようにすると共に、その顧客がその広告で知った商品やサービスなどの申し込みの手続きを行う場合でも、簡単に、配送伝票に備え付けの葉書を利用して申し込みを行えるようにした配送伝票を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の配送伝票は、裏面に粘着剤層が形成された矩形状の基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、前記基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、前記第１の表示用シートの一部に重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、前記基材シートの上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、前記第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向に並んで設けられ、前記第１のシート片と、前記第２のシート片と、前記第３のシート片と、のそれぞれの堺にはスリットが形成され、前記第２のシート片及び前記第３のシート片は、その裏面に剥離剤層が設けられて前記基材シートから剥離可能に接着され、前記第３のシート片の上側には、前記第２の表示用シートが重ね合わされ、前記第３のシート片の上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、前記第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に接着されていることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の配送伝票は、前記基材シートの上面側において、第３のシート片と重なる領域に設けられた接着剤層の塗布領域よりも、前記第３のシート片の上面側の設けられた接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されていることを特徴とする。
【００１１】
更に、本発明の配送伝票は、前記第３のシート片が、郵便葉書部であり、前記第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、前記第３のシート片の上面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、前記第３のシート片の下面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【００１２】
したがって、本発明の配送伝票は、第２のシート片及び第３のシート片が、基材シートと第１の擬似接着剤層を介して剥離可能に接着され、第３のシート片の上側には、第２の表示用シートが重ね合わされ、第３のシート片が、第２の表示用シートと第２の擬似接着剤層を介して剥離可能に接着されているので、これらのシートを、貼付票や配達票以外に使用することができる紙片として用いることができるという効果がある。
【００１３】
また、本発明の配送伝票は、第３のシート片の裏面側に設けられた第１の擬似接着剤層の塗布領域よりも、第２の表示用シートの裏面側に設けられた第２の擬似接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されているので、上位に設けた第２の表示用シートを剥離させた際に、その下位にある第３のシート片まで一緒に剥離しないように防ぐことができるという効果がある。
【００１４】
更に、本発明の配送伝票は、第３のシート片が、郵便葉書であり、第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、第３のシート片の上面に、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、第３のシート片の下面に、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されているので、宅配便などで顧客の自宅に商品を届けた際に、同時に商品やサービスなどの広告を表示でき、その顧客がその広告で知った商品やサービスなどの申し込みの手続きを行う場合でも、簡単に、配送伝票に備え付けの葉書を利用して申し込みを行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明の実施形態に係る配送伝票の表面側の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、基材シートと第１の表示用シートと第２の表示用シートとを分離させた状態を示す平面図である。
【図４】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、配送伝票から第２の表示用シートをめくって剥離させた状態を示す平面図である。
【図５】本発明の実施形態に係る配送伝票であって、配送伝票から第２の表示用シートをめくって剥離させた後に、更に、第３のシート片である葉書部をめくって剥離させた状態を示す平面図である。
【図６】本発明の実施形態に係る配送伝票の使用方法を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１６】
以下、本発明の実施形態に係る配送伝票を図面に基づいて詳細に説明する。
図１及び図２に示すように、本発明の実施形態に係る配送伝票１は、裏面に粘着剤層２が形成された矩形状の基材シート３と、前記粘着剤層２に剥離可能に貼付された剥離用シート４と、前記基材シート３の上側に重ね合わされた第１の表示用シート５と、その第１の表示用シート５の一部に重ね合わされた第２の表示用シート６と、を有しており、最下位にある剥離用シート４を剥離することで、粘着剤層２を用いて配送伝票１を配送物の表面に貼付することが可能な構成となっている。
第１の表示用シート５は、表面に配送情報記入部を有する第１のシート片である貼付票５ａと、表面に配送情報記入部を有する第２のシート片である配達票５ｂと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃと、が横方向に並んで設けられ、前記貼付票５ａと、前記配達票５ｂと、前記郵便葉書部５ｃと、のそれぞれの堺にはスリット１８ａ，１８ｂが形成されて分離可能になっている。
【００１７】
そして、貼付票５ａは、配送伝票１を貼付させた配送物に貼り付けた後に、配送物を受取人まで届けた際に、受取人に対してその依頼者情報を伝達するためのもので、特に剥離する必要がない紙片であり、配達票５ｂは、配送業者が配送物を受取人に届けた後に、受け取りを確認するための受領印を捺印してもらって、剥離して配送業者が持ち帰るものであり、郵便葉書部５ｃは、配送伝票１を貼付させた配送物を受取人に届けた後に、その受取人が、商品の購入申し込みなどの目的で必要に応じて剥離して使用するものである。
【００１８】
基材シート３の上面側には、接着剤層７が設けられている。
また、第１の表示用シート５の配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃの裏面には剥離剤層８が設けられているために、貼付票５ａだけが基材シート３と接着剤層７により接着状態になっているが、配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃは、裏面の設けられた剥離剤層８があるために基材シート３に対して剥離可能として擬似接着状態になっている。
つまり、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７と、配達票５ｂ及び郵便葉書部５ｃの裏面に設けられた剥離剤層８と、が重ね合わされていることで疑似接着層９を構成している。
【００１９】
また、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上側には、第２の表示用シート６が重ね合わされており、その第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側の所定領域には接着剤層１１が設けられている。
また、第２の表示用シート６は、その裏面に剥離剤層１２が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に擬似接着されている。
この第２の表示用シート６は、広告情報表示用のシートとなっており、第２の表示用シート６の表裏面には、配送伝票１の使用者である通信販売会社などが販売促進を行うなどの所望の広告情報が印刷されている広告情報表示部１６を有している。
つまり、配送伝票１を使用する送り主の通信販売会社などは、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを用いて、販売促進を行う商品の広告宣伝をできるようになっている。
【００２０】
また、図３に示すように、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面には、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄１４が表示されている。
更に、図５に示すように、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの下面には、広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報１５が予め表示されている。
これにより、配送物の受取人は、広告情報表示部１６に表示された商品を購入する場合でも、申し込み情報記入欄１４に購入情報を記入して、郵便葉書部５ｃを用いて申し込みを行なえるように構成されている。
【００２１】
第１の表示用シート５及び第１の表示用シート６としては、充分な強度とプリンタによる印字適性及び搬送適性を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等の紙が好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。
第１の表示用シート５及び第２の表示用シート６の厚さは、通常は２０〜２００μｍ程度が好ましい。
更に、控票などを配送伝票１の上に重ねた場合に、複写特性をもたせるために、ロイコ系染料などからなる感熱発色層を設けてもよい。
【００２２】
また、配達票５ｂと、郵便葉書部５ｃと、第２の表示用シート６と、のそれぞれの角部には斜め方向に切り欠き部１３ａ，１３ｂ，１３ｃが設けられており、これらの切り欠き部１３ａ，１３ｂ，１３ｃがあることで、指を引っ掛けて摘んで剥がしやすくしてある。
ただし、郵便葉書部５ｃの上面側に第２の表示用シート６が重ね合わされているので、先に第２の表示用シート６を剥離しやすくするために、第２の表示用シート６の切り欠き部１３ｃの方が郵便葉書部５ｃの切り欠き部１３ｂよりも小さいサイズの切り欠きを形成してある。
また、シート基材３の上面には、接着剤層７の接着剤がシート基材３に浸透することを防止する目的で目止め層１７を設けることが好ましい。
【００２３】
次に、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンと、について説明する。
図３（ｃ）に示すように、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７は、郵便葉書部５ｃが重ねられている領域において、接着剤層７が設けられた帯状の領域と、接着剤層７が設けられていない帯状の領域とが、交互に一定の方向に対して平行に設けられている。
また、帯状に設けられた接着剤層７では、その長さ方向において、一定間隔で接着剤層７が設けられていない部分が点在しており、この接着剤層７の塗布パターンにより接着力が調整されている。
これは、接着剤層７が設けられていない領域や部分を設けることで、郵便葉書部５ｃを剥離させた後に、接着剤層７の影響で郵便葉書部５ｃにカールを生ることを防止する効果があるためであり、郵便葉書部５ｃを葉書として郵送した場合に郵送処理が機械的に問題なく行なえるように考慮されている。
【００２４】
次に、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、図３（ｂ）に示すように、郵便葉書部５ｃの四周縁部と、更に斜め方向に平行に接着剤層１１が塗布されている。
図３（ｂ）に示す例では、斜め方向に平行に接着剤層１１が塗布されているが、郵便葉書部５ｃの四周縁部だけに接着剤層１１を設けてもよい。
いずれにしても、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンの領域よりも狭い領域に構成されていることで、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを剥離させた際でも、郵便葉書部５ｃが同時に剥離してしまうことを防いでいる。
【００２５】
尚、基材シート３の上面側に設けられた接着剤層７の塗布パターンと、第３のシート片である郵便葉書部５ｃの上面側に設けた接着剤層１１の塗布パターンは、必ずしも上記の塗布パターンに限定されるものではなく、斜め方向以外でも、底辺に平行に、又は底辺に垂直方向など様々な塗布パターンを選択することができる。
【００２６】
次に、本発明の実施形態に係る配送伝票１の使用方法について、下記に説明する。
例えば、通信販売会社が、購入申し込みのあった商品を申し込み者に配送する場合を一例として説明する。
まず、通信販売会社は、貼付票５ａと配達票５ｂの表面に送付先の宛名情報などをプリンタで印字して表示する。
また、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートに、予め配送伝票１の使用者である通信販売会社などが販売促進を行うなどの所望の広告情報を印刷させておく。
【００２７】
そして、最下位にある剥離用シート４を剥離して、商品の配送物１９に対して粘着剤層２を用いて貼り付けた後に、配送業者に配送依頼を行なう。
次に、図６に示すように、配送業者は、その配送物を受取人に届けた際に、まず配達票５ｂを剥離させた後に、配達票５ｂに設けられた受領印欄に受取人から受領印をもらい、配達票５ｂを持ち帰る。
【００２８】
その後、受取人は、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートを剥離させて、この第２の表示用シート６の表裏面に表示されている広告を見る。
そして、その受取人が、それらの広告から購入申し込みを行ないたいと思う商品があった場合には、郵便葉書部５ｃを剥離させて、郵便葉書部５ｃに表示されている申し込み情報記入欄１４に購入情報を記入して、郵便葉書部５ｃをポストに投函した申し込みを行なう。
【００２９】
本発明の配送伝票１は、上記のように配送物に貼付させた配送伝票１に、第２の表示用シート６の広告情報表示用のシートと、更に申し込み用の郵便葉書部５ｃとが設けられているので、配送物の送り主が通信販売会社などである場合には、顧客に効率的に広告を行なうことができ、更に配送伝票に備え付けの郵便葉書部５ｃの葉書を利用して簡単に申し込みを行えて便利である。
【符号の説明】
【００３０】
１ 本発明の実施形態に係る配送伝票
２ 粘着剤層
３ 基材シート
４ 剥離用シート
５ 第１の表示用シート
５ａ 貼付票
５ｂ 配達票
５ｃ 郵便葉書部
６ 第２の表示用シート
７，１１ 接着剤層
８，１２ 剥離剤層
１３ａ，１３ｂ，１３ｃ 切り欠き部
１４ 申し込み情報記入欄
１５ 宛先情報
１６ 広告情報表示部
１７ 目止め層
１８ａ，１８ｂ スリット
１９ 配送物
【特許請求の範囲】
【請求項１】
裏面に粘着剤層が形成された矩形状の基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、前記基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、前記第１の表示用シートの一部に重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、
前記基材シートの上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、
前記第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向に並んで設けられ、前記第１のシート片と、前記第２のシート片と、前記第３のシート片と、のそれぞれの堺にはスリットが形成され、
前記第２のシート片及び前記第３のシート片は、その裏面に剥離剤層が設けられて前記基材シートから剥離可能に接着され、
前記第３のシート片の上側には、前記第２の表示用シートが重ね合わされ、前記第３のシート片の上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、
前記第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に接着されていることを特徴とする配送伝票。
【請求項２】
前記基材シートの上面側において、第３のシート片と重なる領域に設けられた接着剤層の塗布領域よりも、前記第３のシート片の上面側の設けられた接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されていることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。
【請求項３】
前記第３のシート片が、郵便葉書であり、前記第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、前記第３のシート片の上面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、前記第３のシート片の下面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されていることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。
【請求項１】
裏面に粘着剤層が形成された矩形状の基材シートと、前記粘着剤層に剥離可能に貼付された剥離用シートと、前記基材シートの上側に重ね合わされた第１の表示用シートと、前記第１の表示用シートの一部に重ね合わされた第２の表示用シートと、からなり、
前記基材シートの上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、
前記第１の表示用シートは、第１のシート片と、第２のシート片と、第３のシート片と、が横方向に並んで設けられ、前記第１のシート片と、前記第２のシート片と、前記第３のシート片と、のそれぞれの堺にはスリットが形成され、
前記第２のシート片及び前記第３のシート片は、その裏面に剥離剤層が設けられて前記基材シートから剥離可能に接着され、
前記第３のシート片の上側には、前記第２の表示用シートが重ね合わされ、前記第３のシート片の上面側の所定領域には接着剤層が設けられ、
前記第２の表示用シートは、その裏面に剥離剤層が設けられて、前記第３のシート片から剥離可能に接着されていることを特徴とする配送伝票。
【請求項２】
前記基材シートの上面側において、第３のシート片と重なる領域に設けられた接着剤層の塗布領域よりも、前記第３のシート片の上面側の設けられた接着剤層の塗布領域が、狭い領域として構成されていることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。
【請求項３】
前記第３のシート片が、郵便葉書であり、前記第２の表示用シートが、広告情報表示用のシートであり、前記第３のシート片の上面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品を申し込むための申し込み情報記入欄が表示され、更に、前記第３のシート片の下面に、前記広告情報表示用のシートに表示された広告の商品の申し込み先の宛先情報が表示されていることを特徴とする請求項１記載の配送伝票。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１０−２６４６１２（Ｐ２０１０−２６４６１２Ａ）
【公開日】平成２２年１１月２５日（２０１０．１１．２５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１１６０６４（Ｐ２００９−１１６０６４）
【出願日】平成２１年５月１３日（２００９．５．１３）
【出願人】（０００００２８９７）大日本印刷株式会社 (14,506)
【公開日】平成２２年１１月２５日（２０１０．１１．２５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年５月１３日（２００９．５．１３）
【出願人】（０００００２８９７）大日本印刷株式会社 (14,506)
[ Back to top ]