説明

鍵掛け忘れ防止装置

【課題】鍵の掛け忘れを確実に予防する。
【解決手段】鍵ホルダー1はサイリスタ回路、電池、LED,震動モーター収納室と裏蓋6で構成されている、収納室にはこの他スイッチ、スイッチとカットスイッチロッドが設置されている、これと裏蓋で鍵2をはさんだものが鍵ホルダー1となる、在宅時は常時このようにセットしておき、鍵ホルダーベッド7に挿入しておく、外出にあたり、鍵ホルダーを下に引き抜くと、スイッチが作動し、LEDの発光と振動が起る、これを停止させるには、ドアの錠前に鍵を挿入するほかない、帰宅後、鍵ホルダーベッドに戻すことを促すため鍵ホルダーベッドには常時LEDの戻し忘れ警告ランプ12が点く、鍵ホルダーを鍵ホルダーベッドに差し込むと警告が消える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は外出にあたり家の鍵の掛け忘れが無いよう考案された鍵掛け忘れ防止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この発明以前には、鍵自体に警告音や警告の発光装置を組み込んだものや、錠前自体に一定の加工を施し、施錠しない場合に警告を発するもの等がある。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特許公開 平09−72136
【特許文献2】 実用新案 平06−45014
【発明の概要】

【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
従来の鍵掛け忘れ防止装置は鍵自体に特殊加工したり、大掛かりな装置を既存の錠前に加工して取り付けたりしていた、しかもそれでも掛け忘れを完全に防止することは困難であった、そこで外出時に確実に鍵を掛けなければならないようにする安価な装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鍵ホルダー1はサイリスタ回路、電池、LED,震動モーター収納室と裏蓋で構成されている、収納室にはこの他スイッチ9、スイッチ4とカットスイッチロッド3が設置されている、これと裏蓋6で鍵2をはさんだものが鍵ホルダー1となる、在宅時は常時このようにセットしておき、鍵ホルダーベッド7に挿入しておく、鍵ホルダーベッド7はその両側部が鍵ホルダー1を抱くように前面に折れている、外出にあたり、鍵ホルダー1を下に引き抜くと、スイッチ起動バネ8によりスイッチ4を押し作動させる、鍵ホルダー内にはLEDと振動モーター、電池が配置され、発光振動回路を形成するから、スイッチ4が作動すればLEDの発光と振動が起る、スイッチ4の通電は、一瞬で止まるが、サイリスタの働きで発光と振動は持続する、これを停止させるには、ドアの錠前に鍵2を挿入するほかない、挿入すると鍵ホルダー1内の鍵2に添えて設置されているカットスイッチロッド3が錠前の前面部分に押されて後退し,スイッチ9を作動させる、すると回路が切断され発光振動が止まる、その後、鍵2を鍵穴から取り外すとスイッチロッド3がバネで元に戻り待機状態になる、帰宅後、鍵ホルダーベッド7に戻すことを促すため、鍵ホルダーベッド7には常時LEDの戻し忘れ警告ランプが点く、帰宅後鍵ホルダーを鍵ホルダーベッドに差し込むと警告ランプスイッチ14が切れて警告ランプが消える、この電源は交流でも可能、スイッチ起動バネ8は鍵ホルダー1が鍵ホルダーベッド7から滑落しないように働く、鍵の掛け忘れを確実に予防する装置。
【発明の効果】
【0006】
警告の震動や発光に促されて、それを止めるために必ず鍵を閉めることになるので、掛け忘れをほぼ完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】鍵ホルダーベッド7とカギホルダー1の概念図
【図2】鍵ホルダー1の説明図
【発明を実施するための形態】
【0008】
鍵ホルダー1はサイリスタ回路、電池、LED,震動モーター収納室10と裏蓋6で構成されている、収納室10にはこの他スイッチ4とカットスイッチロッド3が設置されている、裏蓋6で鍵2を挟んだものが鍵ホルダー1となる、在宅時は常時このようにセットしておき、鍵ホルダーベッド7に挿入しておく、鍵ホルダーベッド7はその両側部が鍵ホルダー1を抱くように前面に折れており、スイッチ起動バネ8がある、外出にあたり、鍵ホルダー1を下に引き抜くとき、スイッチ起動バネ8がスィッチ4を押し作動させる、鍵ホルダー1内にはLEDと振動モーター、電池が配置され、発光振動回路を形成するから、スイッチ4が作動すればLED5の発光と振動が起きる、通電は一瞬で切れるが、サイリスタの働きで発光と振動はその後も持続する、これを停止させるには、ドアの錠前に鍵を挿入するほかない、挿入すると鍵ホルダー1内の鍵2に添えて設置されているカットスイッチロッド3が錠前の前面部分に押されて後退し,その後端部がそこに予め設置されたスイッチ9を作動させる、すると回路が切断され発光振動が止まる、錠前を閉めた後に鍵2を鍵穴から抜くとカットスイッチロッド3がバネで元に戻り待機状態になる、帰宅後、鍵ホルダーベッド7に戻すことを促すため、鍵ホルダーベッド7には常時LEDの戻し忘れ警告ランプ12が点く、帰宅後鍵ホルダー1を鍵ホルダーベッド7に差し込むと警告ランプスイッチ14が押し込まれて切れ警告ランプ12が消える、鍵ホルダー1を鍵ホルダーベッド7から引き抜けば、スイッチ起動バネ8は元に戻り警告ランプスイッチ14が接続し、また警告ランプ12が点灯する、この電源は交流でも可能、スイッチ起動バネは同時に滑落防止バネの働きをする、鍵の掛け忘れを確実に予防する装置。
【符号の説明】
【0009】
1, 鍵ホルダー
2, 鍵
3, カットスイッチロッド
4, スイッチ
5, LED
6, 裏蓋
7, 鍵ホルダーベッド
8, スイッチ起動バネ(兼滑落防止バネ)
9, スイッチ
10,サイリスタ回路、電池、LED,震動モーター収納室
11,ホルダーベッドの折り曲げ部分
12,戻し忘れ警告ランプ
13,警告ランプ電池(交流電源でも可能)
14,警告ランプスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍵ホルダー1はサイリスタ回路、電池、LED,震動モーター収納室10と裏蓋6で構成されている、収納室にはこの他スイッチ4とカットスイッチロッド3が設置されている、裏蓋6と収納室とで鍵2をはさんだものが鍵ホルダー1となる、在宅時は常時このようにセットしておき、鍵ホルダーベッド7に挿入しておく、鍵ホルダーベッド7はその両側部が鍵ホルダー1を抱くように前面に折れており、スイッチ起動バネ8がある、外出にあたり、鍵ホルダー1を下に引き抜くと、このバネがスイッチ4を押して作動させる、鍵ホルダー1内の収容室にはLEDと振動モーター、電池が配置され、発光振動回路を形成するから、スイッチ4が作動すればLED5の発光と振動が起きる、通電は一瞬で切れるが、サイリスタの働きで発光と振動はその後も持続する、これを停止させるには、ドアの錠前に鍵2を挿入するほかない、挿入すると鍵ホルダー1内の鍵2に添えて設置されているカットスイッチロッド3が錠前の前面部分に押されて後退し,その後端部がそこに設置されたスイッチ9を作動させる、すると回路が切断され発光振動が止まる、錠前を閉めた後に鍵2を鍵穴から取り外すとカットスイッチロッド3がバネで元に戻り待機状態になる、帰宅後、鍵ホルダーベッド7に戻すことを促すため、鍵ホルダーベッド7には常時LEDの戻し忘れ警告ランプ12が点く、帰宅後鍵ホルダー1を鍵ホルダーベッド7に差し込むと警告ランプスイッチ14が押し込まれて切れ、警告ランプ12が消える、鍵ホルダー1を引き出せばスイッチ起動バネ8は元に戻り警告ランプスイッチ14が接続し、また警告ランプ12が点灯する、この電源は交流でも可能である、スイッチ起動バネ8は同時に滑落防止バネの働きをする、鍵の掛け忘れ防止装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−87612(P2013−87612A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237922(P2011−237922)
【出願日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【出願人】(594025346)