説明

長い物体を収納するかあるいは覆うためのケース

【課題】倉庫のケースに含まれる物体の全取り扱いシステムの効率のための大変重要な要因はこのようなシステムが物体利用性を決定する速度である。この観点から、長い物体を収納するためのケースから物体を除去するために要求される時間が課題である。
【解決手段】長い物体を収納するケースは箱本体2を含み、前部開口21を通ってこのような本体に挿入される長い物体Oを適切に含むことのできる寸法を有する。ケースはこのような開口21の少なくとも縁面24に沿って配置される少なくとも可動板23を含むケース自身に収納される物体を保持するための手段を含み、このような板は開放位置および閉鎖位置間を動き得て、ここで開放位置は板が保持される物体に対しケースの内側から外側へ通行を邪魔する位置で、閉鎖位置は板が前記開口を実質的に通れなくすることのないような方法で、箱本体の少なくとも側面25に沿って実質的に配置する位置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は長い物体を収納するかあるいは覆うためのケースに関する。このようなケースは通常倉庫あるいは貯蔵庫に整然として配置される。
【背景技術】
【0002】
特に、本発明は携帯用銃の弾薬庫に準備されなければならないケース内に据え置かれる例えば銃弾のような長い物体に関する。このような弾薬庫は軍事機関、あるいは固定基地に設置される携帯用銃のための弾薬庫である;それ故、弾薬をもつケースは船倉のような携帯用銃の下側の貯蔵所に相当する倉庫あるいは貯蔵所に据え置かれる。
【0003】
このような技術的解決において、弾薬あるいは銃弾は船倉から、通常弾薬倉庫あるいは貯蔵所から、少なくとも十分な予め決められる数の銃弾を常に含まなければならない弾薬庫へ迅速に運ばれなければならい。それ故、倉庫あるいは貯蔵所で、物を体を吊り上げ可能な自動取り扱い機器あるいは手動でこのような機能を行うことを目指す操作者による弾薬への接近性は携帯用銃の全装填システムの効率および一般的に貯蔵所管理の効率のため比較的重要な要因である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かくして、倉庫のケースに含まれる物体の全取り扱いシステムの効率のための大変重要な要因はこのようなシステムが物体利用性を決定する速度である。この観点から、物体を含むケースから物体を除去するために要求される時間はまた重要である。
【0005】
従来の技術解決はこれらの問題に十分な解決を提供しない。それ故、出願人はこのような問題を明らかにするような特徴を有するケースを提案する。
【0006】
[本発明の詳細な説明]
特に、本発明は付帯特許請求項1の特徴を有する長い物体を収納するかあるいは覆うためのケースに関する。
【0007】
本発明の実施態様において、このような物体はこのような倉庫に関連する携帯用銃の弾薬庫に利用可能に作られなければならない倉庫に貯蔵されるケースに含まれる銃弾である。ケースは複数のケースの列によって形成される少なくとも1つの供給モジュールに従う倉庫に配置される。
【0008】
このようなケースの特徴および利点は図式に示す付帯の図面を参照して次の実施態様の説明からもっと明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は本発明に従うケース全体の透視図である。
【図2】図2はケースに含まれる長い物体を保持すれための機構の透視詳細を示す。
【図3】図3はケースに含まれる長い物体を保持すれための機構の透視詳細を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
前記図面を参照して、長い物体Oを収納するかあるいは覆うためのケースは長い物体を適切に含むことのできるような寸法を有する箱本体2を含み、長い本体Oは前部開口21を通ってこのような本体に挿入される。このような開口は回転レバーのようなしっかりした閉鎖手段で提供される伝統的な閉鎖窓(示されない)によって閉鎖される。
【0011】
ケースはこのような開口21の少なくとも縁面24に沿って配置される少なくとも可動板23を含むケース自身に収納される物体を保持するための手段を含み、このような板は開放位置および閉鎖位置間を動き得て、ここで開放位置は板が保持される物体に対し内側から外側へおよび逆の通行を邪魔する位置であり、閉鎖位置は板が前記開口を実質的に通れなくすることのないような方法で板が箱本体の少なくとも側面25に沿って実質的に配置される位置である。
【0012】
閉鎖位置でこのような少なくとも1つの板は箱本体の両側面25に平行に配置される。
【0013】
示される実施態様において、このような保持手段はケース開口の縦方向の両縁面に沿って配置される複数の板を含む。このような板は、開放位置で開口で側面に垂直にそして閉鎖位置で側面に沿ってかつ箱本体の内部に配置するように、このような縦方向の縁面に実質的に平行な軸の周囲を回転できる。
【0014】
板の回転は開口の各縦方向の縁面24に沿って配置されそしてこのような板を固定される駆動軸4の存在によってなされる。
【0015】
弾性対抗要素は外部の圧力なしに開口位置に板の維持を決定する。このような弾性手段は、例えばケース自身に挿入されなければならない物体の押し付けのため、ケースの内側へ板の回転と対照する。実際に、ケース内の物体の挿入は板に物体を凭れかけさせ、そして弾性手段の反作用に勝つような押し付けを複数の板に働かせることによって内側に物体を直接押すことによって優位になされ得る。
【0016】
代案として、板は駆動軸上で動く回転をされるかあるいは他の適切な押し付け手段で板を押し付けされる。弾性手段は、板がケースの内側方向に回転されるとき、圧縮される1対のスプリング5を望ましくは含む。優利に、本発明に従って、ケースは、板が前記開放位置を越えてケース自身の内側へ回転できないので、ケースから物体の除去の操作を容易にするように、閉鎖位置に板を維持するための手段をまた含む。このように、物体を除去させるために、板は予め決められる時間閉鎖して維持されなければならず、そしてこれはこのような保持手段によって優利に行われ得て、保持手段は示される実施態様においてケースに押し込められる腕木61によって支持され、このような板上に得られる軸孔に挿入するピン6を含む。
【0017】
優利に、もしケースの開口側面当り1つの板以上があると、保持手段は側面当り、望ましくは、駆動軸上の圧縮力を制限するように開口の最も中央位置に配置される1つの板にのみ関連される。
【0018】
本発明で、ケースに貯蔵される物体への接近は、カバーが物体自身への接近のため開かれると外面から簡単に押し付けをすることによって閉鎖位置に板を動かすことは十分であるので、比較的簡単である;物体はそれから容易に除去される。除去の間、保持手段は要求される時間このような閉鎖位置に板を維持する。
【0019】
板に関連し、弾性手段の抵抗に打ち勝つ力で内部の物体を単純に“押す”ことによってなされ得るケース内に物体の挿入の操作は単純化されるので、この操作は板を開放位置から閉鎖位置に動かす。
【符号の説明】
【0020】
O 長い物体
2 箱本体
4 駆動軸
6 ピン
21 前部開口
23 可動板
24 縁面
25 側面
61 腕木

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長い物体を収納するかあるいは覆うためのケースは箱本体(2)を含み、前部開口(21)を通って前記本体に挿入される長い物体(O)を適切に含むことのできる寸法を有し、ケースは前記開口(21)の少なくとも縁面(24)に沿って配置される少なくとも可動板(23)を含むケース自身に収納される物体を保持するための手段を含み、前記板は開放位置および閉鎖位置間を動き得て、ここで開放位置は板が保持される物体に対しケースの内側から外側へ通行を邪魔する位置であり、閉鎖位置は板が前記開口を実質的に通れなくすることのないような方法で、箱本体の少なくとも側面(25)に沿って実質的に配置される位置であることを特徴とする。
【請求項2】
前記少なくとも1つの板(23)は閉鎖位置で箱本体の両側面(25)に平行に配置される請求項1に従うケース。
【請求項3】
前記保持手段はケース開口の縦方向の両縁面に沿って配置される複数の前記板(23)を含み、複数の板は開放位置で開口の側面に関して垂直に配置し、そして閉鎖位置で側面に沿ってかつ箱本体の内部に配置するような方法で、前記縦方向の両縁面に関して実質的に平行である軸の周囲を回転できる請求項1に従うケース。
【請求項4】
板の回転は開口の各縦方向の縁面(24)に沿って配置されそして前記板(23)を固定される駆動軸(4)によって決定される請求項3に従うケース。
【請求項5】
弾性手段は外部圧力なしに開放位置に板の維持を決定する請求項1に従うケース。
【請求項6】
前記弾性手段はケースの内側の方へ板の回転と対照する請求項5に従うケース。
【請求項7】
ケース内の物体の挿入は複数の板に物体を凭れかけさせ、そして弾性手段の反作用に勝つような押し付けを複数の板に働かせることによって内側に物体を押すことによってなされる請求項6に従うケース。
【請求項8】
板は駆動軸上で動く回転をされるかあるいは他の適切な押し付け手段で板を押し付けされる請求項4に従うケース。
【請求項9】
板の保持手段を閉鎖位置でさらに含む請求項1に従うケース。
【請求項10】
前記保持手段はケースに押し込められる腕木(61)によって支持され、前記板(23)上に得られる軸孔に挿入するピン(6)を含む請求項9に従うケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−12113(P2012−12113A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−136038(P2011−136038)
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(511133060)オート・メラーラ ソシエタ ペル アテオニ (6)
【氏名又は名称原語表記】OTO MELARA S.P.A.
【住所又は居所原語表記】VIA VALDILOCCHI,15,19136 LA SPEZIA ITALY
【Fターム(参考)】