説明

防水加工有機半導体感光体

[課題]複写機などの有機半導体(OPC)感光体が使用中に湿って感度が落ちて文字が滲む問題を解決したい。
[解決手段]複写機などの有機半導体(OPC)感光体において、その受光面をプラスチックなどの防水物質でコーティングした、複写機などの防水加工有機半導体感光体。

【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の属する技術分野]
本発明は複写機などの感光体に関する発明である。
【0002】
[従来の技術]
私はキャノンのFC200を使用している。連続して多数枚撮る場合、5枚くらいまでは鮮明に写るのであるが、それを過ぎると、文字が滲んで、字画線の幅が広がるなどして、鮮明度が落ちて行く。
【0003】
[発明が解決しようとする課題]
このFC200の感光体は手引き書によると、OPC(有機半導体)とある。このOPCは使っていると水分を少しずつ吸収して行き、感度が悪くなるものと思われる。
【0004】
[課題を解決するための手段]
そこで、私はOPC感光体の表面を1000分の1ミリとかに薄くプラスチックなどでコーティングして防水すると好いと考え付いた。
【0005】
[発明の実施の形態]
「特許請求の範囲」に簡潔に述記してある。
【0006】
[発明の効果]
ここで取り上げている不具合は、FC200を購入して直ぐ発生した。しかしそのまま放置しておくと、数枚撮る場合には良く写り、5、6枚を超えると又文字が滲むと言う状態に戻ると言うことを繰り返した。
これは欠陥機だとキャノンの社長に製品の総点検を申し入れた。直ぐ、広島のサービスセンターの所長がやって来てくれて、対応してくれたが、根本的には直らず、そのまま1年以上が経ち、購入先のデオデオ本店に出向いて、新品と取り替えてくれるように頼んだ。そしたら、キャノンのサービスマンの細尾君が来てくれて、対応してくれたが、修理のしようがなく、カートリッジを交換して見てくれと言って帰っていった。
彼の対応を見ていて、感光体を電波で以て乾かすと、写りが良くなることを見知った。この電波の作用は数十年前から筆記中の万年筆やボールペンのインキの乾燥で経験しており、これもかと思い知った次第である。現在、私はパーカーの1万円のボールペンを使用しているが、これはインキの管とペン軸が金属で出来ており、電波で乾燥させようとしてもペン先部分のみしか乾燥できず、即ち金属が電波を弾くので、インキ全体を乾燥させることができず、電波が逃げて暫くすると、油が湿潤して元に帰り、少しペン先を擦っているとすらすら書けるようになる。一般的に言って、建物から電子製品からボールペンまで、全て電波で操作される人間と製品は金属で以て電波をシールドするのが好いと考えている。
ところで、キャノンはFC200に代えてFC260と言うのを売り出している。私の使用振りが電波で日本中否世界中に撒かれるので、その宣伝効果を受けて装いを替えて大量販売したいのであろう。しかし恐らく、OPC感光体対策は未完成のままであろうから、一度に数枚しか撮らない人には問題ないとしても、多枚数撮る人には手を焼くことになろう。
本発明によって、OPC感光体対策は恐らく十分であろうから、OPC感光体はキャノンのファミリーコピーはもとより、その他いろいろな複写機に、そしてさまざまなファクシミリなどに使用されるところとなり、電子印刷機器の堅実な開発と拡大普及に確実に貢献するものと思っている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複写機などの有機半導体(OPC)感光体において、その受光面をプラスチックなどの防水物質でコーティングした、複写機などの防水加工有機半導体感光体。

【公開番号】特開2004−151664(P2004−151664A)
【公開日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−351807(P2002−351807)
【出願日】平成14年10月28日(2002.10.28)
【出願人】(594052526)
【出願人】(502234662)
【出願人】(502378678)
【出願人】(502395365)
【Fターム(参考)】