説明

陳列品支持装置及びシート

【課題】陳列品を載置した際に該陳列品が自重により滑落するように傾斜している陳列品支持面を具備する陳列品支持装置において、より幅広い使用態様に容易にできるようにする。
【解決手段】陳列品を載置した際に該陳列品が自重により滑落するように傾斜している陳列品支持面4aを具備する陳列品支持装置たる棚板4の前記陳列品支持面4a上に、印刷による滑り促進手段5を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品等の陳列に用いられ、陳列品を載置した際に該陳列品が自重により滑落するように傾斜している陳列品支持面を具備する陳列品支持装置、及び陳列品支持面に添着させるシートに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、商品等陳列品の陳列に用いられる陳列品支持装置において、陳列品支持面に載置した陳列品が前方に向かい移動可能な陳列品支持面を有するものが種々考えられている。
【0003】
このような陳列品支持装置の一例として、陳列品支持面を前傾させ、陳列品支持面に載置した陳列品が自重により前下方に向かい滑落可能にしているトレーが考えられている。(例えば、特許文献1を参照。)
【特許文献1】特開平9−10079号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかして、特許文献1記載のものでは、トレーの陳列品支持面に、縦方向に貫いたレールを設け、陳列品の陳列品支持面との摩擦を減少させて陳列品を滑落させやすくしている。
【0005】
一方、このように陳列品支持面に載置した陳列品を自重により滑落可能にしている陳列品支持装置において、陳列品ごとに滑落速度を変化させる要望や、陳列品の滑落速度を陳列品支持面内の位置により変化させる要望等が存在する。
【0006】
ところが、特許文献1記載のような構成では、所望の滑落速度ごとに、異なるレールを用意する必要があり、これに対応してそれぞれ異なる金型を用意する等、多様な要望に対応するために大きな手間や工数の増大を必要とする。すなわち、多様な要望に柔軟に対応しにくいという不具合が存在する。
【0007】
本発明は、このような課題を解決し、陳列品支持面に載置した陳列品を滑落可能にしている陳列品支持装置において、多様な要望に応じて多様な設計を容易に行いうるようにすべく構成するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明に係る陳列品支持装置は、陳列品を載置した際に該陳列品が自重により前下方に向かい滑落可能となるような傾斜を有する陳列品支持面を具備するものであって、前記陳列品支持面上に印刷による滑り促進手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
このようなものであれば、前記陳列品支持面上に印刷による滑り促進手段を設けることにより陳列物の滑落をスムーズに行うようにしつつ、印刷パターンを異ならせることにより摩擦係数の異なる滑り促進手段を用意できる。従って、商品の滑落速度の変更や、商品の滑落速度を陳列品支持面内の位置により異ならせる等の多様な要望に、印刷パターンを異ならせることのみにより大きな手間や工数の増大を必要とせず柔軟に対応することができる。
【0010】
前記滑り促進手段の一例として、陳列品の滑落の際に該陳列品を滑りやすくするためのインクをストライプ状に印刷したものが挙げられる。このように滑り促進手段を形成したものであれば、滑り促進手段がスライド方向に連続しているので、商品の滑落による移動をスムーズに行わせることができる。
【0011】
前記滑り促進手段の他の一例として、陳列品の滑落の際に該陳列品を滑りやすくするためのインクをドット状に印刷したものが挙げられる。このように滑り促進手段を形成したものであれば、ドットの密度やドットの大きさを変更することにより、種々の異なる摩擦係数を有する陳列品支持面を容易に形成することができる。
【0012】
商品の滑落速度を陳列品支持面内の位置により異ならせる要望に対応するための具体的な構成として、前記滑り促進手段の印刷パターンを、陳列品支持面上の位置により異ならせているものが挙げられる。このようなものであれば、例えば陳列品を手に取る客に近づくに従い滑り促進手段の密度を小さくして、客から遠い側では陳列品が速く滑落するようにし、客に近い側では陳列品がゆっくり滑落するようにする態様に対応する等、より多様な実施の態様に対応することができる。
【0013】
前記滑り促進手段を前記陳列品支持面上により効果的に配置するための態様として、前記滑り促進手段をシルク印刷により形成しているものが挙げられる。前記滑り促進手段をシルク印刷により形成すれば、前記滑り促進手段を印刷により形成するためのインクを厚く付着させることができるからである。
【0014】
さらに、陳列品支持装置の陳列品支持面に添着されるシート本体と、シート本体の表面に印刷により設けた滑り促進手段と具備することを特徴とするシートを用いれば、従来の店舗什器に用いられる陳列品支持装置にこのようなシートを添着することにより、従来の店舗什器に用いられる陳列品支持装置においても、陳列品をよりスムーズに滑落可能にしつつ、陳列品の滑落速度の変更や、陳列品の滑落速度を陳列品支持面内の位置により異ならせる要望等の多様な要望に、印刷パターンを異ならせることのみにより大きな手間や工数の増大を必要とせず柔軟に対応することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る陳列品支持装置の構造を採用すれば、陳列品支持面上に印刷による滑り促進手段を設けているので、陳列物の滑落をスムーズに行うようにしつつ、印刷パターンを異ならせることにより摩擦係数の異なる滑り促進手段を用意できる。従って、陳列品の滑落速度の変更や、商品の滑落速度を陳列品支持面内の位置により異ならせる要望等に、金型を設ける場合や、レールを後から陳列品支持面内に取り付ける態様等と比較して、印刷パターンを異ならせることのみにより、大きな手間や工数の増大を必要とせず柔軟に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
図1及び図2には、本実施形態に係る店舗什器1を示している。この店舗什器1は、店舗什器本体2と、この店舗什器本体2にブラケット3を介して支持させた陳列品支持装置たる棚板4とを具備する。ここで、前記図1はこの店舗什器1の全体斜視図である。また、前記図2はこの店舗什器1の側面の要部を拡大して示した図である。なお、前記図2において、店舗什器本体2は想像線により示している。
【0018】
前記店舗什器本体2は、前記図1に示すように、店舗用陳列棚として従来周知のもの、例えば特開平9−154683号公報記載のものと同様の構成を有する。すなわち、ベース21と、ベース21の後端縁から起立させて間欠的に設けた支柱22と、支柱22、22間に架設させてなるパネル23とを具備する。前記支柱22には、前記ブラケット3を高さ位置を変更可能に取り付け可能にすべく、ブラケット取付孔22aを上下方向に離間させて複数設けている。
【0019】
前記ブラケット3は、図2に示すように、側面視前方に向かい高さ寸法が次第に小さくなる三角形状の部材で、前記棚板4の両側縁部を下方から支持する。また、このブラケット3の上縁3aには、凹部3xを設けている。この凹部3xは、前記棚板4の後述する係合部423と凹凸係合して棚板4の前後動を規制する規制部Kを構成している。さらに、前記支柱22に向かう端縁、すなわち後端縁からは、上方から順に第1〜第3のフック31〜33を突出させて設けている。前記第1のフック31は、後方に向かい延伸する第1の基部31aと、この第1の基部31aの突出端から下方に向かい延伸しブラケット取付孔22aに係合可能な第1の後フック爪31bと、前記第1の基部31aの中間部から下方に向かい延伸しブラケット取付孔22aに係合可能な第1の前フック爪31cとを具備する。前記第2のフック52は、後方に向かい延伸する第2の基部32aと、この第2の基部32aの突出端から下方に向かい延伸しブラケット取付孔22aに係合可能な第2のフック爪32bとを具備する。前記第3のフック33は、後方に向かい延伸する第3の基部33aと、この第3の基部33aの突出端から下方に向かい延伸しブラケット取付孔22aに係合可能な第3の後フック爪33bと、前記第3の基部33aの中間部から下方に向かい延伸しブラケット取付孔22aに係合可能な第3の前フック爪33cとを具備する。そして、このブラケット3は、上縁3aが水平である水平姿勢、又は上縁3aが前下方に向かい傾斜する傾斜姿勢のいずれかの姿勢で什器本体2に支持させることができる。前記水平姿勢は、前記第1の前フック爪31c、前記第2のフック爪32b、及び前記第3の後フック爪33bをそれぞれ前記ブラケット取付孔22aに係合させた姿勢である。一方、前記傾斜姿勢は、前記第1の後フック爪31b、前記第2のフック爪32b、及び前記第3の前フック爪33cをそれぞれ前記ブラケット取付孔22aに係合させた姿勢である。この傾斜姿勢でブラケット3を什器本体2に支持させた状態で、ブラケット3により前記棚板4を支持させることにより、棚板4の陳列品支持面4a上に陳列品Gを載置した際に、該陳列品Gが自重により滑落可能となるようにしている。なお、前記図2は、傾斜姿勢でブラケット3を什器本体2に支持させ、棚板4を該ブラケット3に支持させた状態を示す側面図である。また、この図2では、棚板4の一部を破断して示している。
【0020】
前記棚板4は、前記図2、及び平面図である図3に示すように、棚板本体41と、この棚板本体41の両側縁に接合して設けた取付部42とを具備する。前記棚板本体41は、金属製で板状をなし、その上面を陳列品Gを載置可能な陳列品支持面4aとしている。また、この棚板本体41の前縁部には、幅方向に延伸する溝4mを設けている。この溝4mには、陳列品支持面4aに載置した陳列品Gが自重により滑落する際に該陳列品Gの棚板4からの落下を防ぐストッパSを装着している。(図3においては、ストッパSは略して示している。)一方、前記取付部42は、棚板本体41の両側縁の裏面にスポット溶接等により接合した水平面部421と、この水平面部421の一側縁から垂下して設けた垂下部422とを有する。前記垂下部422は、前記ブラケット3の外側に配するようにしている。さらに、水平面部421には、前記ブラケット3の凹部3xに対応する位置に、この凹部3xに係合可能な係合部423を切り起こして設けている。前述したように、前記係合部423とブラケット3の凹部3xとを係合させることにより、この棚板4の前後動及び傾斜姿勢にあるブラケット3にこの棚板4を支持させた際の棚板4の脱落を規制する規制部Kを構成するようにしている。そして、前記ブラケット3を前記傾斜姿勢で什器本体2に支持させ、このようなブラケット3に棚板4の両側縁を支持させた状態で、このような棚板4の陳列品支持面4a上に陳列品Gを載置すると、陳列品Gは前下方に向けて滑落する。
【0021】
しかして本実施形態では、図3及び図4に示すように、前記陳列品支持面4a上に、印刷による滑り促進手段5を設けている。ここで、前記図4は前記図3におけるx−x断面を拡大して示した図である。
【0022】
具体的には、前記滑り促進手段5は、前記陳列品支持面4a上に陳列品Gの滑落方向、すなわち奥行き方向に延伸するストライプ状にシルク印刷して設けている。また、前記陳列品支持面4a上に陳列品Gを載置した際に、陳列品Gの底面が前記滑り促進手段5を設けた部分のみに当接するようにしている。さらに詳述すると、この滑り促進手段5は、陳列品Gが滑落する際にこの滑り促進手段5を設けた部分から受ける摩擦を、前記滑り促進手段5を設けない場合に前記陳列品支持面4aから受ける摩擦より小さくできる材質のインクを前記陳列品支持面4a上にシルク印刷することにより設けている。そして、前記滑り促進手段5は、所定の幅寸法d1を有し前記陳列品支持面4aの奥行き寸法略全域に延伸する形状のものを複数個シルク印刷により配置して形成している。滑り促進手段5、5間には、所定の幅寸法d2の隙間を設定している。前記滑り促進手段5の幅寸法d1、及び滑り促進手段5、5間の隙間の幅寸法d2は、所望の滑落速度に応じて種々用意している。その一例として、滑り促進手段5の幅寸法d1が0.4mm、滑り促進手段5、5間の隙間の幅寸法d2が0.6mmのものが挙げられる。さらに、前記滑り促進手段5は、前記陳列品支持面4aの幅寸法略全域にわたって配置している。なお、滑り促進手段5の形成は、前記陳列品支持面4a全体にわたって上述したような材質のインクを印刷してから、このような材質のインクを改めて上述したストライプ状に印刷して行うようにしてもよい。
【0023】
すなわち、このような滑り促進手段5を設けた棚板4の陳列品支持面4a上に陳列品Gを載置すると、陳列品Gは、その底面が前記滑り促進手段5を設けた部分のみに当接した状態で前下方に向けて滑落する。その際、上述したように、陳列品Gが滑落する際にこの滑り促進手段5を設けた部分から受ける摩擦を、前記滑り促進手段5を設けない場合に前記陳列品支持面4aから受ける摩擦より小さくできる材質のインクを前記陳列品支持面4a上にシルク印刷することにより設けているので、物品Gは前記滑り促進手段5を設けない場合と比較してスムーズに滑落する。そして、所望の滑落速度に対応した陳列品Gの底面積に対する滑り促進手段5に当接する部分の割合を得られるようにすべく、この滑り促進手段5の印刷パターンを変更することにより、前記滑り促進手段5の幅寸法d1及び滑り促進手段5、5間の隙間の幅寸法d2はを種々に変更したものを用意するようにしている。
【0024】
本実施形態に係る棚板4は、以上に述べたように、陳列品Gを載置した際に該陳列品Gが自重により前下方に向かい滑落可能となるような傾斜を有する陳列品支持面4aを具備し、この陳列品支持面4a上に印刷による滑り促進手段5を設けている。従って、滑り促進手段5を設ける際の印刷パターンを変更することにより、陳列品Gの底面積に対する滑り促進手段5に当接する部分の割合を、所望の滑落速度が得られるような値に設定することができる。すなわち、同一の構造を有する棚板本体41を有する棚板4を複数用意し、棚板4の陳列品支持面4aに設けた滑り促進手段5を設ける際の印刷パターンをそれぞれ変化させ、陳列品Gが滑落する際の摩擦係数を陳列品支持面4aごとに変化させることができる。従って、滑落速度を変更させる要望に、特許文献1記載のような構成のように金型をそれぞれ用意する必要がなく、印刷パターンの変更のみにより柔軟に対応することができる。
【0025】
また、陳列品Gの滑落の際に該陳列品Gを滑りやすくするためのインクを陳列品Gの滑落方向に延伸するストライプ状に印刷して滑り促進手段5を設けているので、陳列品Gの滑落による移動をスムーズに行わせることができる。
【0026】
さらに、前記滑り促進手段5をシルク印刷により形成しているので、前記滑り促進手段5を印刷により前記陳列品支持面4a上に設けるためのインクを厚く付着させることができる。すなわち、前記滑り促進手段5の表面を前記陳列品支持面4aから離間させて、この滑り促進手段5を設けることによる効果をより高めることができる。
【0027】
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
【0028】
例えば、図5に示すように、陳列品Gの滑落の際に該陳列品Gを滑りやすくするためのインクを上述した実施形態に係る棚板4の陳列品支持面4a上にドット状にシルク印刷し、滑り促進手段6を形成してもよい。
【0029】
また、前記滑り促進手段5、6の印刷パターンを、陳列品支持面4a上の位置により異ならせてもよい。例えば、上述した実施形態において、図6に示すように、上述した実施形態に係る棚板4の陳列品支持面4aの前半部の滑り促進手段5間の距離を後半部と比較して短くしてもよい。このように構成すれば、陳列品支持面4aの奥行き寸法が大きい場合に、陳列品支持面4aの奥行き方向中央まで陳列品Gを速く滑落させ、そこから前方では陳列品Gが速く滑落しすぎて陳列品Gを手に取った客が驚く等の不具合を防ぐべく陳列品Gの滑落速度を落とす態様に対応できる。また、前記滑り促進手段6を上述した実施形態に係る棚板4の陳列品支持面4a上にドット状にシルク印刷して設ける態様において、図7に示すように、陳列品支持面4aの前半部の前記滑り促進手段6の密度を後半部より高くしても、これと同様の効果が得られる。さらに、上述した滑り促進手段5をストライプ状に配置する態様において陳列品支持面4aの前方に向かうに従い滑り促進手段5の幅寸法を大きくする態様や、上述した滑り促進手段6をドット状に配置する態様において陳列品支持面4aの前方に向かうに従い滑り促進手段6の密度を次第に高くする態様を採用すれば、陳列品Gの滑落速度を陳列品支持面4aの前方に向かうに従い滑らかに低下させるようにすることができる。
【0030】
さらに、陳列品支持装置は、上述したような店舗什器たる商品陳列棚に用いられる棚板に限らず、例えば床面上に商品を陳列する際の床を本発明に係る陳列品支持装置としてもよい。また、冷蔵ケース等、他の店舗什器に用いられる棚板等に本発明に係る陳列品支持装置を採用してもよい。さらに、店舗什器に用いられる棚板上に載置され、陳列品Gを収納する図8に示すようなトレー9を本発明に係る陳列品支持装置とし、このトレー9の底板の上面を陳列品支持面9aとし、この陳列品支持面9aに、印刷により上述した実施形態における滑り促進手段5と同様の構成を有する滑り促進手段を設けてもよい。なお、このようなトレーに設ける滑り促進手段は、上述した変形例における種々の滑り促進手段と同様のものであってももちろんよい。
【0031】
加えて、陳列品支持装置が店舗什器本体に支持させてなる棚板である場合、棚板の支持態様は上述した実施形態に限らず、例えば棚板の四隅部を店舗什器本体に支持させるとともに、前側の隅部の高さ位置を後側の隅部の高さ位置よりも下側に設定する構成や、什器構造体に取り付けた状態で棚板の陳列品支持面を前下方に向かい傾斜した状態で支持するブラケットを棚板と一体的に設ける構成等、陳列品支持面を陳列品が自重により滑落するように傾斜している構成であれば、このような陳列品支持面上に印刷による滑り促進手段を設けることにより本発明に係る主要な効果は全て得られる。
【0032】
そして、図9に示すように、従来の店舗什器に用いられる棚板40の陳列品支持面40aを、滑り促進手段102を具備するシート10により被覆するようにしてもよい。このシート10は、断面図を図10に示すように、陳列品支持面に添着されるシート本体101と、前記滑り促進手段102とを具備する。前記滑り促進手段102は、シート本体101の表面101aに上述した実施形態に用いた材質のインクを用いて印刷して設けている。このような構成を採用しても、上述した実施の形態における主な効果は全て得られる。
【0033】
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態に係る店舗什器を示す斜視図。
【図2】同実施形態に係る棚板をブラケットに支持させた状態の側面の要部を拡大して示す図。
【図3】同実施形態に係る棚板を示す平面図。
【図4】図3におけるx−x断面の拡大図。
【図5】本発明の他の実施態様に係る棚板を示す平面図。
【図6】本発明の他の実施態様に係る棚板を示す平面図。
【図7】本発明の他の実施態様に係る棚板を示す平面図。
【図8】本発明の他の実施態様に係るトレーを示す図。
【図9】本発明の他の実施態様に係るシートを棚板に被覆する態様を示す斜視図。
【図10】同実施形態に係るシートを示す断面図。
【符号の説明】
【0035】
4、40…棚板(陳列物支持手段)
9…トレー(陳列物支持手段)
4a、9a、40a…陳列物支持面
5、6…滑り促進手段
10…シート
101…シート本体
102…滑り促進手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
陳列品を載置した際に該陳列品が自重により滑落するように傾斜している陳列品支持面を具備するものであって、前記陳列品支持面上に印刷による滑り促進手段を設けたことを特徴とする陳列品支持装置。
【請求項2】
前記滑り促進手段が、陳列品の滑落の際に該陳列品を滑りやすくするためのインクをストライプ状に印刷して設けたものであることを特徴とする請求項1記載の陳列品支持装置。
【請求項3】
前記滑り促進手段が、陳列品の滑落の際に該陳列品を滑りやすくするためのインクをドット状に印刷して設けたものであることを特徴とする請求項1記載の陳列品支持装置。
【請求項4】
前記滑り促進手段の印刷パターンを、陳列品支持面上の位置により異ならせていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の陳列品支持装置。
【請求項5】
前記滑り促進手段を、シルク印刷により設けていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の陳列品支持装置。
【請求項6】
陳列品支持装置の陳列品支持面に添着されるシート本体と、シート本体の表面に印刷により設けた滑り促進手段と具備することを特徴とするシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−75152(P2007−75152A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−263011(P2005−263011)
【出願日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(304046993)コクヨストアクリエーション株式会社 (10)
【出願人】(505341132)有限会社セラファクト (1)
【Fターム(参考)】