説明

電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム

【課題】本発明は電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムを提供する。
【解決手段】本発明はコンシューマインビルディングネットワーク、及び最終装備とジグビ無線方式を通じてデータ伝送及び遠隔制御を可能にする遠隔検針インプラ構築を活用する電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムに関する。
従って、既存運営システムに散在している多くのデータ及び外部データを電力事業者とコンシューマ観点で主題別に統合し、データの多次元的分析を通じて需要者の長/短期電力使用量、費用、収益予測情報を即時提供し、オンライン上で電力事業者と最終コンシューマの主要電力機器に対するネットワーク連係が支援され、新しい双方向実時間サービス提供が可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムに係り、特に、コンシューマインビルディング(In‐building)ネットワーク及び最終装備とジグビ(ZigBee:登録商標)無線伝送方式を通じてデータ伝送及び遠隔制御を可能にする進歩した遠隔検針インプラ構築を活用する電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電力産業の環境変化によって単一供給者であった韓国電力を始め、電力販売事業者、民間負荷事業者、エネルギーコンサルティング事業者などエネルギー関連サービスを提供する主体者(ESP:Energy Service Provider)が参与し、電力市場が競争体制に変化しつつある。よって、電力エネルギー管理最適化のための電力資源及び情報の統合管理、需要側サービス改善、収益創出のできる付加サービス開発が要求される。このような付加サービスには、電力事業者が共有できる公的共有インプラと標準が必要である。また、インビルディングネットワーク、最終遠隔装備、及び外部アクセスネットワーク技術が統合された電力エネルギー−通信−情報融合サービスプラットフォームを基盤とする統合されたシステムが要求される。
【0003】
現在、電力事業者は局限されたC&I(Commerical&Industrial)顧客に負荷プロファイル及び間隔検針データを確保するためにAMR(adaptive multi−rate)を構築して活用しているが、最大需要、有効電力、無効電力など単純情報のみ提供している。
【0004】
しかし、今後電力事業者または需要者の収益モデルとして革新的料金製、実時間料金制、需要反応、遠隔装備モニタリング及び制御など電力付加サービス体系を構築するための双方向実時間インプラの必要性が要求されている実情である。
【0005】
また、コンシューマ装備との通信を可能にする双方向通信基盤が整えられていないので、多様で進歩された付加サービス適用の限界、不正確な電力使用分析及び予測などによってエネルギー効率向上のための政策樹立において困難がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した課題を解決するために案出されたもので、電力事業者とコンシューマ内装備との間の双方向通信を可能にするハードウェアとソフトウェアとの結合でコンシューマ所有ネットワーク及び知能形装備と、データまたは制御信号のやり取りができる基盤を構築して未来形電力付加サービスである需要反応、革新的料金制、実時間エネルギー情報サービス、遠隔モニタリング及び制御などが適用できる電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の一形態によると、コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、前記コンシューマは前記コンシューマサービスポータルと接続されたデータ集約ユニット(DCU:Data Collection Unit)と、自身の電力使用に対応する計量値を前記DCUに伝送し、前記コンシューマサービスポータルから前記DCUを介して提供される制御信号によってオン/オフされる電力設備と、自身の電力使用に対応する計量値及びイベント情報を前記DCUに伝送する電子式電力量計と、を含む。
【0008】
望ましくは、前記DCUは、前記コンシューマサービスポータルと、有線網、無線網、電力線通信、衛星、インターネットを選択的に使用して接続されることが好ましい。
【0009】
前記DCU、前記電力設備、及び前記電子式電力量計のうち少なくともいずれか一つは、ジグビ内蔵型であることが好ましい。
【0010】
前記電子式電力量計が前記DCUに伝送する計量値及びイベント情報は、有効電力量、無効電力量、及び力率を含むことが好ましい。
【0011】
本発明の他の形態によると、コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、コンシューマ情報、天気情報、電力市場情報、及び検針情報を抽出、精製、変換、及び積載する抽出/精製/変換/積載モジュールと、前記抽出/精製/変換/積載モジュールから提供される情報を管理するデータウェアハウスと、前記データウェアハウスの情報を参照して主題領域別に業務要件を分析するデータマートと、前記データマートに接続され、コンシューマの検針データと外部データを用いて負荷、費用、収益、及びパターンを分析及び予測するエネルギーデータ分析/予測モジュールと、前記データマートに接続され、デバイス管理及びポータルを運営するポータル管理モジュールと、前記データマートに接続され、コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変換して提供するXMLサービス供給者及びSMS(Short Message Service)サーバと連動して、携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを実施するインターフェースモジュールと、前記データマートに接続され、コンシューマポータル使用者を管理する使用者管理モジュール、前記データマートに接続され、コンシューマに負荷情報と市場情報を提供するインターフェース画面及びコンシューマの意志決定を支援するコンシューマエネルギー管理モジュール、及び前記データマートに接続され、異機種ネットワークまたはデータ伝送網に関するモニタリングと管理を実施し、遠隔設備の診断、監視、及び制御を担当する遠隔設備管理モジュールを具備したコンシューマウェブモジュールと、を含む。
【0012】
望ましくは、前記分析は、15分周期、1時間周期、週間周期、月周期、及び年周期で分析されることが好ましい。
【0013】
前記分析は、前日、前月、及び前年との比較分析と、契約種別、契約電力別、及び業種別負荷、費用、及び収益を分析及び予測することが好ましい。
【0014】
前記電力付加サービスは、現在エネルギーを使用するサービス及び提供されるサービスを改善した形態の最終(End−use)装備モニタリング、需要応答、電力品質、エネルギーコンサルティング、COモニタリング、及び革新的料金制を含むことが好ましい。
【0015】
前記インターフェース画面は、使用者情報、最大需要、有効電力量、無効電力用、力率、電力設備情報、及び実時間遠隔制御設備モニタリングを表示することができる。
【0016】
前記コンシューマサービスポータルは、前記インターフェース画面で使用者が選択した項目に関連されたデータを前記使用者インターフェースを介して提供し、前記データに対する修正補完のための認証手続きを経るようにすることが望ましい。
【0017】
前記インターフェースモジュールは、使用者または電力付加サービスが要求する要請データを使用者が要求する形式に変換することができる。
【0018】
本発明のさらなる他の形態によると、コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、コンシューマ情報、天気情報、電力市場情報、及び検針情報を抽出、精製、変換及び積載する抽出/精製/変換/積載モジュールと、前記抽出/精製/変換/積載モジュールから提供される情報を管理するデータウェアハウスと、前記データウェアハウスの情報を参照して業務要件が主題領域別で分析されたデータを管理するデータマートと、前記データマートに接続され、コンシューマの検針データと外部データを用いて負荷、費用、収益、及びパターンを分析及び予測するエネルギーデータ分析/予測モジュールと、前記データマートに接続され、デバイス管理及びポータルを運営するポータル管理モジュールと、前記データマートに接続され、コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変化して提供するXMLサービス供給者及びSMSサーブと連動して、携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを実施するインターフェースモジュールと、前記データマートに接続され、コンシューマポータル使用者を管理する使用者管理モジュール、前記データマートに接続され、コンシューマに負荷情報と市場情報を提供するインターフェース画面及びコンシューマの意志決定を支援するコンシューマエネルギー管理モジュール、及び前記データマートに接続され、異機種ネットワークまたはデータ伝送網に関するモニタリングと管理を実施し、遠隔設備の診断、監視、及び制御を担当する遠隔設備管理モジュールを具備したコンシューマウェブモジュールと、を含み、前記コンシューマは前記コンシューマサービスポータルと接続されたDCUと、自身の電力使用に対応する計量値を前記DCUに伝送し、前記コンシューマサービスポータルで前記DCUを介して提供される制御信号に従ってオン/オフされる電力設備と、自身の電力使用に対応する計量値及びイベント情報を前記DCUに伝送する電子式電力量計と、を含む。
【0019】
望ましくは、前記DCUは、前記コンシューマサービスポータルと、有線網、無線網、電力線通信、衛星、インターネットを選択的に使用して接続されることが好ましい。
【0020】
前記DUC、前記電力設備、及び前記電子式電力量計のうち少なくともいずれか一つは、ジグビ内蔵型であることが好ましい。
【0021】
前記電子式電力量計が前記DCUに伝送する計量値及びイベント情報は、有効電力量、無効電力量、及び力率を含むことが好ましい。
【0022】
望ましくは、前記分析は、15分周期、1時間周期、週間周期、月周期、及び年周期で分析されることが好ましい。
【0023】
前記分析は、前日、前月、前年との比較分析と、契約種別、契約電力別、業種別負荷、費用、収益を分析及び予測することが望ましい。
【0024】
前記電力付加サービスは、現在エネルギーを使用するサービス及び提供されるサービスを改善した形態の最終装備モニタリング、需要応答、電力品質、エネルギーコンサルティング、COモニタリング、革新的料金制を含むことが好ましい。
【0025】
前記インターフェース画面は、使用者情報、最大需要、有効電力量、無効電力量、力率、電力設備情報、及び実時間遠隔制御設備モニタリングを表示することができる。
【0026】
前記コンシューマサービスポータルは、前記インターフェース画面で使用者が選択した項目に関連されたデータを前記使用者インターフェースを介して提供し、前記データに関する修正補完のための認証手続きを経るようにすることが好ましい。
【0027】
前記インターフェースモジュールは、使用者または電力付加サービスが要求する要請データを使用者が要求する形式に変換することができる。
【発明の効果】
【0028】
以上、本発明によれば、既存運営システムに散在している多くのデータ(メーター、ビリング、デバイス情報、需要情報など)及び外部データ(天気、マーケット情報)を電力事業者とコンシューマ観点で主題別に統合し、データの多次元的分析を通じて需要者の長/短期電力使用量、費用、収益予測情報を即時提供し、オンライン上で電力事業者と最終コンシューマの主要な電力機器に対するネットワーク連係が支援されることで新しい双方向実時間サービス提供が可能になる効果がある。
【0029】
また、電力事業の変化と共に電力事業者に漸次加えられる圧力中の一つは競争で起因して新規設備に対する投資を最小化し、既存の設備に対する効率的な利用で価額に対する統制を必要としている。それにより、本発明のコンシューマサービスポータルは、より正確な情報分析で競争政策の決定、保有設備の効率向上、システム費用の減少、より良い需要者サービスの提供を可能にする。また、コンシューマのエネルギー消費をより効率的に使用できるようにすることで負荷平準化を誘導することができ経済的な給電計画を樹立することができ国家的にエネルギー費用に対する節減にも寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図面を参照して本発明の望ましい一実施例を図面を参照してより詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明による電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムの適用を示す図面で、ジグビ内蔵型遠隔制御設備100、ジグビ内蔵型電子式電力量計200、ジグビ内蔵型DCU300、及びコンシューマサービスポータル400で構成される。
【0032】
図2は、コンシューマサービスポータルデータ類型の代表的な実施例を示す図面である。コンシューマサービスポータルは、電力事業者とコンシューマ内で発生する多様な通信技術、論理的プロトコール(Protocol)、及び全ての類型のデータを受容し、保安、顧客データ、及びコンシューマ所有装備の外部制御水準などの統合されたデータを管理する。
【0033】
前記データ類型は前記遠隔制御設備100、及び電子式電力量計200で発生する電力使用量、有効電力量、無効電力量、力率、電圧、電流、周波数を含むエネルギーデータと、コンシューマの顧客基本情報、設備情報、計器情報、ネットワーク情報を含む顧客サイトデータと、最終遠隔制御電力設備のハードウェアバージョン、ソフトウェアバージョン、水電設備系統、主保護装置遮断機、主保護計電気事項、周変圧器事項を含むデバイスデータと、電力市場の料金表(Tariffs)データ、時間代別料金を含む市場データと、電力品質を収容する最小/最大/平均電圧、電流、静電、電圧強化、電圧上昇データを含む電力品質データ250と、コンシューマ内または連結された広域ネットワークのモニタリングデータ、ポータルシステムモニタリングデータを含むモニタリングデータと、差別化された保安アクセス及び制御、認証手続きを含む保安データと、E−メール(SMTP)またはテキストメッセージング(SMS)、遠隔制御データ、電力付加サービスインターフェースのためのネットワーク経路を含むインターフェースデータと、で構成される。
【0034】
図3は、コンシューマ最終電力設備に対する負荷情報及び制御信号を実時間双方向送受信するためのジグビ内蔵型遠隔制御設備100の一実施例を示す図面で、ジグビ内蔵型遠隔制御設備100はRCモジュール及びジグビ内蔵型無線モデム500と一体形で具現される。
【0035】
ジグビ内蔵型無線モデム500は、DCU300にエネルギーデータを伝送し、コンシューマサービスポータル400から提供されるインターフェースデータの制御信号をDCU300を介して受信して該当電力設備が制御されるようにする。
【0036】
図4は、ジグビ内蔵型電子式電力量計200とジグビ内蔵型無線モデム600と間通信認証規格標準通信プロトコールを適用した例を示す図面である。ジグビ内蔵型無線モデム600は、ジグビ内蔵型電子式電力量計200の電力計量値をDCU300に伝送する。ジグビ内蔵型電子式電力量計200は、赤外線ボード及びジグビ内蔵型無線モデム600と一体形で具現される。
【0037】
即ち、ジグビ内蔵型電子式電力量計200はジグビ内蔵型無線モデム600間のデータインターフェースのために通信認証規格DLMS信号処理チップとRF無線モデムインターフェースで構成された赤外線ボード(IR Board)と、RF受信端、MCU、及び増幅改組で構成されたジグビ内蔵型無線モデム600を一体形で具現する。
【0038】
前記遠隔制御設備100と電子式電力量計200のジグビ内蔵型無線モデムは陰影地域に対して前記エネルギーデータをDCU300に効率的に伝送するために相互間通信方式を1対Nで構成される。
【0039】
前記遠隔制御設備100と電子式電力量計200のジグビ内蔵型無線モデムは電源の持続的な供給のために220V電圧線路に連結されるように設ける。
【0040】
図5は、図3と図4に示されたモデムから取得した情報をTCP/IPを介してエネルギーデータ管理サーブに伝送する機能を有したジグビ内蔵型DCU300を示す図面である。DCU300は、コンシューマ内に位置した前記遠隔制御設備100と電子式電力量計200のエネルギーデータをコンシューマサービスポータル400に伝送する。DUC300はコンシューマサービスポータル400で発生するインターフェースデータを受信して遠隔制御設備100に伝送する。
【0041】
DCU300は、エネルギーデータとインターフェースデータの通信要請信号の送受信を受けスケジューリングしてTCP/IPを通じて前記コンシューマサービスポータル400にデータを送受信できるようにする。
【0042】
DUC300は、各コンシューマで設置された前記遠隔制御設備100と電子式電力量計200のジグビ内蔵型無線モデムのモニタリング及び管理機能を遂行する。
【0043】
図6は、コンシューマサービスポータルの構成を説明するための図面である。
【0044】
本コンシューマサービスポータル400は、コンシューマ情報、天気データ、電力市場データ、検針データを抽出/精製/変換/積載するモジュール、大量の集積データを効率的に管理する統合データウェアハウス、前記データウェアハウスの情報を参照して業務要件が主題領域別で分析されたデータを管理するデータマート、コンシューマの検針データと外部データを用いた負荷/費用/収益/パターン分析及び予測を担当するモジュール、異機種ネットワークまたはデータ伝送網に対するモニタリングと管理を遂行し、また、遠隔制御設備の診断/監視/制御を担当する遠隔制御設備管理モジュール、コンシューマポータル使用者を管理する使用者管理モジュール、コンシューマに負荷情報と市場情報を提供するインターフェース画面とコンシューマの意志決定を支援するコンシューマエネルギー管理モジュール、尖端コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変換して提供するXMLサービス供給者及びSMSサーブと連動して携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを担当するインターフェースモジュール、デバイス管理及びポータル運営に対する全般的な管理機能を遂行するポータル管理モジュールを含む。
【0045】
前記データ抽出/精製/変換/積載モジュール420はコンシューマ情報の実時間収集、ジグビ通信技術を適用した遠隔検針データの実時間収集、電力市場及び天気情報を図7の手続きに従って収集しデータの適合性チェックのための、バリデーション(Validation)、エスティメーション(Estimation)、エディション(Edition)検証過程を経てデータウェアハウス430の構造と形式に合わせて変換し積載する。また、前記データ抽出/精製/変換/積載モジュール420は‘ODBC’、‘Native API’を用いたプラグ−イン、シーケンシャルファイル、FTPプラグ-インによるシーケンシャルファイルなど多様な形態のソースデータを抽出し、データを抽出するための多様な関数支援、開発及び管理のための直観的な使用者インターフェースを支援し、アプリケーション(Application)との実時間インターフェース機能を遂行しデータのXML変換及び連係機能を含む。
【0046】
データウェアハウス430はコンシューマ内の顧客情報及び設備情報、負荷パターン分析のための天気データ、実時間料金計算及び収益/費用分析で用いる電力市場データ、大容量電力検針計量値で構成する。また、コンシューマサービスポータルの標準化及び基準情報統合過程を経た後、定型及び非定型を含む多次元的な分析と使用者中心の業務要件分析を通じて主題領域を導出するためのデータマート生成を含む。大きくコンシューマサービスポータルの統合的な観点と特別に要求するアプリケーションの業務領域に対する追加的なデータマートで構成する。前記データマートはクエリ(query)性能の向上と多次元分析のための多次元モデリング技法である‘Star Schema&Snow−Flake Schema’を適用して、多様な観点での要求分析とモデリングを通じた明確な次元(Dimension)、事実(Fact)を導出し、各次元別‘Pivoting’、‘Drilling’など動作を実施する。
【0047】
エネルギーデータ分析/予測モジュール440はデータウェアハウス430のデータを活用して図8と図9のような方法を適用して全体コンシューマ及びコンシューマ特性を考慮した集団分類別またはコンシューマ個別的な使用現況を多様な側面で全体電力使用のパターンを算出し、多コンシューマ集団別電力使用パターン、費用及び収益を分析して適切な電力購入単価と剰余電力最小化のためのエネルギー消費データの結果を算出し貯蔵する。エネルギーデータ分析/予測モジュール440で算出された結果はコンシューマウェブモジュール460のインターフェース画面の選択機能によって提供する。
【0048】
インターフェースモジュール450は、手続きに従って尖端コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変換して提供するXMLサービス供給者及びSMSサーブと連動して携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを実施する。
【0049】
コンシューマウェブモジュール460は、コンシューマ最終設備に対するネットワークまたはデータ電装網に対するモニタリングと管理を遂行し、遠隔制御設備の診断/監視/制御を担当する。また、コンシューマポータル使用者を管理し前記エネルギーデータ分析/予測モジュール440の結果をコンシューマインターフェース画面に提供する。
【0050】
ポータル管理モジュール470は、ネットワーク、データ経路、使用者認証、モニタリングなどポータル運営に対して全般的に管理する。
【0051】
上述したように、本発明の方法はプログラムで具現され、このプログラムはコンピュータで読み取ることができる記録媒体(CD−ROM、プロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなど)に貯蔵されたものでもよい。
【0052】
以上、本発明に対する技術思想を添付図面と共に叙述したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明による電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムの適用を示す図面である。
【図2】コンシューマサービスポータルデータ類型の代表的な実施例を示す図面である。
【図3】コンシューマ最終電力設備に関する負荷情報及び制御信号を実時間双方向送受信するためのジグビ内蔵型遠隔制御設備の一実施例を示す図面である。
【図4】コンシューマ電子式電力量計とジグビ内蔵型無線モデム間通信認証規格標準通信プロトコールを適用した例を示す図面である。
【図5】図3と図4に示すモデムから取得した情報をTCP/IPを通じてエネルギーデータ管理サーブに伝送する機能を有したジグビ内蔵型DCUを示す図面である。
【図6】コンシューマサービスポータルの構成を説明するための図面である。
【図7】データVEE手続きを示す図面である。
【図8】負荷分類分析のための分析手続きを示す図面である。
【図9】予測分析過程を示す図面である。
【図10】本発明の需要者分析情報を提供する使用者インターフェース画面の各例示を示す図面である。
【図11】本発明の需要者分析情報を提供する使用者インターフェース画面の各例示を示す図面である。
【図12】本発明の需要者分析情報を提供する使用者インターフェース画面の各例示を示す図面である。
【図13】本発明の需要者分析情報を提供する使用者インターフェース画面の各例示を示す図面である。
【図14】本発明の需要者分析情報を提供する使用者インターフェース画面の各例示を示す図面である。
【符号の説明】
【0054】
100 ジグビ内蔵型遠隔制御設備
200 ジグビ内蔵型電子式電力量計
300 ジグビ内蔵型DCU
400 コンシューマサービスポータル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、
前記コンシューマは、
前記コンシューマサービスポータルと接続されたデータ集約ユニット(DCU)と、
自身の電力使用に対応する計量値を前記DCUに伝送し、前記コンシューマサービスポータルから前記DCUを介して提供される制御信号によってオン/オフされる電力設備と、
自身の電力使用に対応する計量値及びイベント情報を前記DCUに伝送する電子式電力量計と、
を含むことを特徴とする電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項2】
前記DCUは、前記コンシューマサービスポータルと、有線網、無線網、電力線通信、衛星、又はインターネットを選択的に使用して接続されることを特徴とする請求項1記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項3】
前記DCU、前記電力設備、及び前記電子式電力量計のうち少なくともいずれか一つは、ジグビ内蔵型であることを特徴とする請求項1記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項4】
前記電子式電力量計が前記DCUに伝送する計量値及びイベント情報は、有効電力量、無効電力量、及び力率を含むことを特徴とする請求項1記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項5】
コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、
コンシューマ情報、天気情報、電力市場情報、及び検針情報を抽出、精製、変換、及び積載する抽出/精製/変換/積載モジュールと、
前記抽出/精製/変換/積載モジュールから提供される情報を管理するデータウェアハウスと、
前記データウェアハウスの情報を参照して業務要件が主題領域別に分析されたデータを管理するデータマートと、
前記データマートに接続され、コンシューマの検針データと外部データを用いて負荷、費用、収益、及びパターンを分析及び予測するエネルギーデータ分析/予測モジュールと、
前記データマートに接続され、デバイス管理及びポータルを運営するポータル管理モジュールと、
前記データマートに接続され、コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変換して提供するXMLサービス供給者及びSMSサーバと連動して、携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを実施するインターフェースモジュールと、
前記データマートに接続され、コンシューマポータル使用者を管理する使用者管理モジュール、前記データマートに接続され、コンシューマに負荷情報と市場情報を提供するインターフェース画面及びコンシューマの意志決定を支援するコンシューマエネルギー管理モジュール、及び前記データマートに接続され、異機種ネットワークまたはデータ伝送網に関するモニタリングと管理を実施し、遠隔設備の診断、監視、及び制御を担当する遠隔設備管理モジュールを具備したコンシューマウェブモジュールと、
を含むことを特徴とする電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項6】
前記分析は、15分周期、1時間周期、週間周期、月周期、及び年周期で分析されることを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項7】
前記分析は、前日、前月、及び前年との比較分析と、契約種別、契約電力別、業種別負荷、費用、及び収益を分析及び予測することを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項8】
前記電力付加サービスは、現在エネルギーを使用するサービス及び提供されるサービスを改善した形態の最終装備モニタリング、需要応答、電力品質、エネルギーコンサルティング、COモニタリング、及び革新的料金制を含むことを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項9】
前記インターフェース画面は、使用者情報、最大需要、有効電力量、無効電力用、力率、電力設備情報、及び実時間遠隔制御設備モニタリングを表示することを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項10】
前記コンシューマサービスポータルは、前記インターフェース画面で使用者が選択した項目に関連されたデータを、前記使用者インターフェースを介して提供し、前記データに対する修正補完のための認証手続きを経るようにすることを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項11】
前記インターフェースモジュールは、使用者または電力付加サービスが要求する要請データを使用者が要求する形式に変換することを特徴とする請求項5記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項12】
コンシューマに接続され、電力付加サービスを提供するコンシューマサービスポータルを含むコンシューマサービスポータルプラットフォームシステムであって、
前記コンシューマサービスポータルは、
コンシューマ情報、天気情報、電力市場情報、及び検針情報を抽出、精製、変換及び積載する抽出/精製/変換/積載モジュールと、
前記抽出/精製/変換/積載モジュールから提供される情報を管理するデータウェアハウスと、
前記データウェアハウスの情報を参照して業務要件が主題領域別で分析されたデータを管理するデータマートと、
前記データマートに接続され、コンシューマの検針データと外部データを用いて負荷、費用、収益、及びパターンを分析及び予測するエネルギーデータ分析/予測モジュールと、
前記データマートに接続され、デバイス管理及びポータルを運営するポータル管理モジュールと、
前記データマートに接続され、コンシューマ電力付加サービスが要求する実時間データをXML形態に変化して提供するXMLサービス供給者及びSMSサーブと連動して、携帯電話及びモバイルデータ伝送サービスを遂行するインターフェースモジュールと、
前記データマートに接続され、コンシューマポータル使用者を管理する使用者管理モジュール、前記データマートに接続され、コンシューマに負荷情報と市場情報を提供するインターフェース画面及びコンシューマの意志決定を支援するコンシューマエネルギー管理モジュール、及び前記データマートに接続され、異機種ネットワークまたはデータ伝送網に対するモニタリングと管理を実施し、遠隔設備の診断、監視、及び制御を担当する遠隔設備管理モジュールを具備したコンシューマウェブモジュールと、
を含み、
前記コンシューマは、前記コンシューマサービスポータルと接続されたDCUと、
自身の電力使用に対応する計量値を前記DCUに伝送し、前記コンシューマサービスポータルから前記DCUを介して提供される制御信号に従ってオン/オフされる電力設備と、
自身の電力使用に対応する計量値及びイベント情報を前記DCUに伝送する電子式電力量計と、
を含むことを特徴とする電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項13】
前記DCUは、前記コンシューマサービスポータルと、有線網、無線網、電力線通信、衛星、インターネットを選択的に使用して接続されることを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項14】
前記DUC、電力設備、及び電子式電力量計のうち少なくともいずれか一つは、ジグビ内蔵型であることを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項15】
前記電子式電力量計が前記DCUに伝送する計量値及びイベント情報は、有効電力量、無効電力量、及び力率を含むことを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項16】
前記分析は、15分周期、1時間周期、週間周期、月周期、及び年周期で分析されることを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項17】
前記分析は、前日、前月、及び前年との比較分析と契約種別、契約電力別、及び業種別負荷、費用、及び収益を分析及び予測することを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項18】
前記電力付加サービスは、現在エネルギーを使用するサービス及び提供されるサービスを改善した形態の最終装備モニタリング、需要応答、電力品質、エネルギーコンサルティング、COモニタリング、革新的料金制を含むことを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項19】
前記インターフェース画面は、使用者情報、最大需要、有効電力量、無効電力量、力率、電力設備情報、及び実時間遠隔制御設備モニタリングを表示することを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項20】
前記コンシューマサービスポータルは、前記インターフェース画面で使用者が選択した項目に関連されたデータを前記使用者インターフェースを介して提供し、前記データに関する修正及び補完のための認証手続きを経るようにすることを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。
【請求項21】
前記インターフェースモジュールは、使用者または電力付加サービスが要求する要請データを使用者が要求する形式に変換することを特徴とする請求項12記載の電力付加サービスのためのコンシューマサービスポータルプラットフォームシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−89579(P2009−89579A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−6271(P2008−6271)
【出願日】平成20年1月15日(2008.1.15)
【出願人】(595069594)韓国電力公社 (10)
【氏名又は名称原語表記】KOREA ELECTRIC POWER CORPORATION
【Fターム(参考)】