説明

電動ベッド

【課題】従来の電動ベッドでは、クランクハンドルの設置位置を含め、設計の自由度が低いので、本発明では、この自由度を広げることを目的としている。
【解決手段】本発明の電動ベッドでは、床部の昇降や起伏動作を回転−直動変換機構を有するアクチュエータ9を用いて行うベッドにおいて、アクチュエータの回転−直動変換機構の回転側を、直流電動機と減速機構により構成し、直流電動機への給電を、商用電源に連なるコントローラー18と、クランクハンドル7で駆動する手動発電装置1により選択的に行う構成としている。手動発電装置は、可逆動作可能な直流電動機と増速機構とを器体5に格納すると共に、器体の外側に増速機構の入力軸に接続されたクランクハンドルと給電ケーブル8を設けた構成であり、増速機構は、クランクハンドル側をウォームホイールとし、直流電動機側を複数条のねじのウォームとしたウォームギヤ機構で構成することにより、大きさと重量を大幅に低減している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ベッド、特に停電等の非常時においても床部の昇降や起伏動作を行えるようにした電動ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
床部の昇降や起伏動作を、直流電動機と減速機構と回転−直動変換機構を有するアクチュエータによって行う電動ベッド、従来から、各種の構成のものが提案され、使用されている。このような電動ベッドでは、アクチュエータの直流電動機を商用電源を用いて動作させるためのコントローラーを設けており、このコントローラーによって商用電源から所定の直流電圧を得て、これを直流電動機に印加している。この直流電圧としては、例えば24Vが広く使用されている。
【0003】
またこのような電動ベッドでは、商用電源が停電の場合にも床部の昇降や起伏動作を行わせることができるようにするための方策がとられているものが多い。
【0004】
例えば特許文献1では、アクチュエータの後部に、電動機の出力軸を、手動ハンドルによって回転操作可能とするために、クランクハンドルの端部を着脱可能に連結するための連結穴を構成している。
【0005】
また特許文献2では、電動機の出力軸から、回転−直動変換機構を構成するねじシャフトに至る主駆動軸に歯車伝動機構を設けて、主駆動軸の横方向にクランクハンドルを連結可能な副駆動軸を構成している。
【0006】
このように特許文献1、特許文献2では、アクチュエータの個所にクランクハンドルを取り付ける構成であるので、クランクハンドルを設置する位置に制約があり、従ってアクチュエータの設置位置にも制約があり、クランクハンドルを操作がし難い個所に設置せざるを得ない場合もある。
【0007】
また特許文献3では、停電時に給電するための電池を設けている。他の文献には、電池を太陽電池としたものも提案されている。
【0008】
停電時に電池を用いるものでは、コスト高になると共に、充電式の場合には、充電忘れなどがあると緊急時に使用できない場合があり、充電量を監視する等で煩雑であると共に、太陽電池では、必要な電力を得にくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第2670759号公報
【特許文献1】実開昭58−196648号公報
【特許文献3】特許第2832908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、従来の電動ベッドにおいては、停電時等における手動操作のためのクランクハンドルの設置位置を含め、設計の自由度が低い点にあり、本発明では、この自由度を広げることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決するために本発明では、床部の昇降や起伏動作を回転−直動変換機構を有するアクチュエータを用いて行うベッドにおいて、前記アクチュエータの回転−直動変換機構の回転側を、直流電動機と減速機構により構成し、直流電動機への給電を、商用電源に連なるコントローラーと、クランクハンドルで駆動する手動発電装置により選択的に行う構成とした電動ベッドを提案する。
【0012】
また本発明では、上記の構成において、アクチュエータは、昇降や起伏部位に対応して複数設置されており、複数のアクチュエータの直流電動機への給電は、商用電源に連なるコントローラーにより夫々行う構成とすると共に、共通の手動発電装置から切換スイッチを介して選択的に行う構成とした電動ベッドを提案する。
【0013】
また本発明では、上記の構成において、手動発電装置は、可逆動作可能な直流電動機と、その回転軸に接続された増速機構とを器体に格納すると共に、器体の外側には、増速機構の入力軸に接続されたクランクハンドルと、直流電動機の電源側に接続された給電ケーブルとを設け、この給電ケーブルの先端側には、前記直流電動機の電源側コネクタに接続可能なコネクタを設けた構成とした電動ベッドを提案する。
【0014】
そして本発明では、上記の構成において、増速機構は、クランクハンドル側をウォームホイールとし、直流電動機側をウォームとして構成した電動ベッドを提案するもので、そして、ウォームは複数条のねじとして構成した電動ベッドを提案する。
【0015】
また本発明では、上記の構成において、手動発電装置の直流電動機及び増速機構を、アクチュエータの直流電動機及び減速機構と同じ構成とした電動ベッドを提案する。
【0016】
また本発明では、上記の構成において、手動発電装置は、クランクハンドルを操作可能なベッドの適所に設置したり、又はベッドの適所に着脱可能に支持する構成とした電動ベッドを提案する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る電動ベッドは、通常時においては、アクチュエータの直流電動機に、商用電源からコントローラーを経た直流電力を給電して、床部の昇降や起伏動作を行わせる。従って通常の電動ベッドと同様にリモートコントローラーを使用して床部の昇降や起伏動作を行わせることができる。
【0018】
一方、商用電源が停電となった場合や、例えばベッドの床部上に仰臥している人がリモートコントローラーで床部の昇降や起伏動作を行うことを防ぐ場合のように、コントローラーを介してのアクチュエータの直流電動機への給電が行えない場合、又は行わない場合には、手動発電装置のクランクハンドルを回転駆動して直流電力を発生させて、この直流電力でアクチュエータを構成する直流電動機を回転駆動して、回転−直動変換機構を介して床部の昇降や起伏動作を行う。
【0019】
このような床部の昇降や起伏動作において、その動作は、所定の変位を得られれば良く、定速動作等の一定に制御された動作は必ずしも必要としないため、手動発電装置を用いてアクチュエータを動作させて、床部上に仰臥している人に違和感を感じさせずに昇降や起伏動作を行うことがができる。
【0020】
アクチュエータと、クランクハンドルを設けた手動発電装置とは、給電ケーブルで接続すれば良いので、アクチュエータ及び手動発電装置共に、それらの設置の自由度が高い。特に、手動発電装置は、それをベッドの適所に設置したり、又は適所に着脱可能に支持して使用時に手持ちとすることもでき、操作者によるクランクハンドルの操作を非常に行いやすくすることができる。
【0021】
本発明の電動ベッドでは、手動発電装置は、床部の昇降や起伏動作を行う個所が複数ある場合に、夫々に設けても良いし、また手動発電装置との給電ケーブルの接続をコネクタにより選択可能とすることにより、共通の手動発電装置で複数個所の動作に対応させることができる。また共通の手動発電装置と複数のアクチュエータの直流電動機との接続を、切換スイッチを用いて容易に行うこともできる。
【0022】
本発明において、手動発電装置を構成する増速機構は、クランクハンドル側をウォームホイールとし、直流電動機側をウォームとしたウォームギヤ機構で構成することにより、大きさと重量を大幅に低減することができる。
【0023】
この際、ウォームは二条又はそれ以上の条のねじ、即ち、複数条のねじとして構成し、ねじり角を大きくして摩擦の影響を小さくすることができる。一般に、発電装置として必要な回転数は、例えば最低でも1500rpm(25Hz)以上であり、また手動装置で可能な入力回転数は、120rpm(2Hz)が限界値に近いと考えられ、この場合には、増速比は、12.5以上必要である。本発明では、ウォームを二条又はそれ以上の条のねじとすることにより、高い増速比と伝達効率の向上を図ることができ、簡易に操作できる大きさと構造において、前記要件を満たす手動発電装置を実現することができる。
【0024】
本発明において、手動発電装置の直流電動機及び増速機構を、アクチュエータの直流電動機及び減速機構と同じ構成とすることができ、こうすることによりコストの大幅な低減を図ることができる。
【0025】
更に本発明においては、手動発電装置において床部の昇降や起伏を行っている状態では、床部の間に人の部位が挟まれる等で、アクチュエータに異常な負荷が加わると、その負荷の上昇は、手動発電装置のクランクハンドルの所要トルクの上昇として現れるので、それにより異常が検出でき、しかもクランクハンドルとアクチュエータは直接機械的には結合されていないので安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の構成及び動作を概念的に示す説明図である。
【図2】図2は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の本体の外観説明図である。
【図3】図3は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の縦断説明図である。
【図4】図4は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の構成要素である直流電動機と増速機構の構成を示す正面図である。
【図5】図5は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の構成要素である直流電動機と増速機構の構成を示す平面図である。
【図6】図6は本発明に係る電動ベッドに使用する手動発電装置の一例の構成要素である直流電動機と増速機構の構成を示す左側面図である。
【図7】図7は本発明の電動ベッドの実施の形態を概念的に示す説明図である。
【図8】図8は本発明の電動ベッドの他の実施の形態を概念的に示す説明図である。
【図9】図9は本発明の電動ベッドの実施の形態において、手動発電装置をベッドに設置した状態を概念的に示す説明図である。
【図10】図10は本発明の電動ベッドの実施の形態において、手動発電装置をベッドに設置した他の状態を概念的に示す説明図である。
【図11】図11は本発明の電動ベッドの他の実施の形態を概念的に示す説明図である。
【図12】図12は本発明の電動ベッドの更に他の実施の形態を概念的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
次に、本発明に係る電動ベッドの実施の形態を添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る電動ベッド及びそれに使用する手動発電装置を説明すると、図において、符号1は手動発電装置を概括的に示すもので、この手動発電装置1は、可逆動作可能な直流電動機2と、その回転軸3に接続された増速機構4とを器体5に格納している。そして器体5の外側には、前記増速機構4の入力軸6に接続されたクランクハンドル7と、直流電動機2の電源側に接続された給電ケーブル8とを設けている。この給電ケーブル8の先端側には、本発明の電動ベッドにおいて、床部の昇降や起伏動作を行うためのアクチュエータ9を構成する直流電動機10の電源側コネクタ11に接続可能な給電コネクタ12を設けている。符号13は受電ケーブル、14はアクチュエータ9の構成要素である減速機構である。また符号18は商用電源に連なるコントローラーを示すものであり、このコントローラー18からの給電ケーブル19をアクチュエータ9を構成する直流電動機10に接続している。尚、この実施の形態では、手動発電装置1の器体5は、縦断方向に分割した一対の殻体をねじ(図示省略)で結合して、各要素を格納状態に支持する構成である。
【0028】
ここで増速機構4を詳細に説明すると、この増速機構4は図3〜図6に示しているように、クランクハンドル7側をウォームホイール15として、このウォームホイール15に入力軸6を突設しており、そして直流電動機2側を、ウォームホイール15に歯合するウォーム16として構成している。そしてこのウォーム16は、二条ねじとして構成しており、そのねじり角は摩擦角よりも大きくしているため、このウォームギヤ機構は可逆動作可能である。そしてこのようなウォームギヤ機構においては、例えば、1/32という大きな増速比(減速比)を容易に得ることができる。尚、図中2点鎖線で示した符号17の部材は入力軸6、ウォームホイール15及びウォーム16の支持部材を示すものである。
【0029】
次に図7は本発明の電動ベッドの実施の形態を概念的に示す説明図であり、この図では、床部支持フレーム20に回動可能に支持され、使用者の背中に対応する床部21を、その回動支点側の下側に設けた押上アーム22に連結されたアクチュエータ9の直動部材23によって回動させる構成を示している。
【0030】
以上の本発明に係る電動ベッドは、通常時においては、アクチュエータ9の直流電動機10に、商用電源からコントローラー18を経た直流電力を給電ケーブル19により給電して、床部の昇降や起伏動作を行わせる。従って通常の電動ベッドと同様にリモートコントローラーを使用して床部2等の昇降や起伏動作を行わせることができる。
【0031】
一方、商用電源が停電となった場合や、例えばベッドの床部上に仰臥している人がリモートコントローラーで床部の昇降や起伏動作を行うことを防ぐ場合のように、コントローラー18を介してのアクチュエータ9の直流電動機10への給電が行えない場合、又は行わない場合には、手動発電装置1は、図1、図7に示すように、給電ケーブル8の給電コネクタ12を、アクチュエータ9を構成する直流電動機10の電源側コネクタ11に接続した後、器体5を持ち、クランクハンドル7を回転駆動する。
【0032】
クランクハンドル7の回転は増速機構4により増速されて直流発電機2の回転子を回転させて起電力を発生させ、こうして発生した直流電力は、給電ケーブル8、コネクタ12、11から受電ケーブル13を介してアクチュエータ9を構成する直流電動機10に供給されて、アクチュエータ9を動作させる。
【0033】
こうしてアクチュエータ9の直動部材23を、例えば図7中の左方向に移動させることにより、押上アーム22により床部21を回動上昇することができ、またクランクハンドル7を逆回転させることにより、以上と逆の動作により、床部21を回動下降することができる。
【0034】
このような床部の昇降又は起伏動作において、その動作は、所定の変位を得られれば良く、定速動作等の一定に制御された動作は必ずしも必要としないため、手動発電装置1を用いてアクチュエータ9を動作させることにより、上述した床部21をベッド上の使用者に違和感を感じさせることなく円滑に動作させることができる。
【0035】
本発明の電動ベッドでは、アクチュエータ9と、クランクハンドル7を設けた手動発電装置1とは、給電ケーブル8で接続すれば良いので、アクチュエータ9及び手動発電装置1共に、それらの設置の自由度が高い。尚、この場合、給電ケーブル8は、上述したようなコネクタにより着脱可能とする他、図8に示すように、コネクタを用いずに接続する構成とすることもできる。
【0036】
手動発電装置1は、例えば図9に示すように、ベッドの足部側のフットボード24の外側からクランクハンドル7を操作可能なようにベッドの長手方向の端部側に設置したり、図10に示すようにベッドの側部からクランクハンドル7を操作可能なようにベッドの幅方向の端部側に設置したり、ベッドの適所に設置することができる。またはベッドの適所に移動不能に設置するのではなく、ベッドの適所に着脱可能に支持して、使用時に外して手持ちとすることもでき、操作者によるクランクハンドル7の操作を非常に行いやすくすることができる。
【0037】
また本発明の電動ベッドでは、床部の昇降や起伏動作を行う個所が複数ある場合、例えば図11では、回動させる床部が、床部21と使用者の大腿部に対応する床部26の2つの場合を模式的に示しているが、このような場合には、複数の個所、この場合、夫々の床部21、26毎に手動発電装置1を設けても良いし、またアクチュエータ9との給電ケーブル8の接続を上述したように給電コネクタ12により接続する構成の場合には、給電コネクタ12を接続するアクチュエータ9を選択することにより、共通の手動発電装置1で複数個所の昇降又は起伏動作に対応させることができる。また図12に示すように共通の手動発電装置1と複数のアクチュエータ9の直流電動機との給電ケーブル8による接続を、切換スイッチ27を用いて容易に行うようにすることもできる。
【0038】
以上に説明した手動発電装置1の実施の形態の仕様を説明すると、次の通りである。
手動による入力 :10〜50[N]
手動での入力軸の回転数:30〜120[rpm]
減速比(増速比) :1/15.5
回転軸の回転数 :465〜1860[rpm]
発電力 :10〜30[VA]
【0039】
この実施の形態においては、手動発電装置1を構成する増速機構4は、クランクハンドル7側をウォームホイール15とし、直流電動機2側を二条ねじのウォーム16としたウォームギヤ機構で構成することにより、大きさと重量を大幅に低減することができ、このため、手で持てる大きさの器体5内に構成要素を格納して、上述した仕様を満たすことができる手動発電装置1を実現することができる。
【0040】
また、本発明の電動ベッドにおいて、手動発電装置1は、それを構成する直流電動機2及び増速機構4を、床部の昇降や起伏動作を行うアクチュエータ9の直流電動機10及び減速機構14と同じ構成とすることができ、こうすることによりコストの大幅な低減を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明の以上の通りであるので、電動ベッドにおいて、商用電源の停電時に手動操作を行うクランクハンドルの設置位置を含め、設計の自由度が非常に高く、高性能で安全性の高い電動ベッドを安価に提供することができるという特徴があり、病院用や家庭用の電動ベッドとして非常に利用可能性が高いものである。
【符号の説明】
【0042】
1 手動発電装置
2 直流電動機
3 回転軸
4 増速機構
5 器体
6 入力軸
7 クランクハンドル
8 給電ケーブル
9 アクチュエータ
10 直流電動機
11 電源側コネクタ
12 給電コネクタ
13 受電ケーブル
14 減速機構
15 ウォームホイール
16 ウォーム
17 支持部材
18 コントローラー
19 給電ケーブル
20 床部支持フレーム
21 床部
22 押上アーム
23 直動部材
24 フットボード
26 床部
27 切換スイッチ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
床部の昇降や起伏動作を回転−直動変換機構を有するアクチュエータを用いて行うベッドにおいて、前記アクチュエータの回転−直動変換機構の回転側を、直流電動機と減速機構により構成し、直流電動機への給電を、商用電源に連なるコントローラーと、クランクハンドルで駆動する手動発電装置により選択的に行う構成としたことを特徴とする電動ベッド。
【請求項2】
アクチュエータは、昇降や起伏部位に対応して複数設置されており、複数のアクチュエータの直流電動機への給電は、商用電源に連なるコントローラーにより夫々行う構成とすると共に、共通の手動発電装置から切換スイッチを介して選択的に行う構成としたことを特徴とする請求項1に記載の電動ベッド。
【請求項3】
手動発電装置は、可逆動作可能な直流電動機と、その回転軸に接続された増速機構とを器体に格納すると共に、器体の外側には、増速機構の入力軸に接続されたクランクハンドルと、直流電動機の電源側に接続された給電ケーブルとを設け、この給電ケーブルの先端側には、前記直流電動機の電源側コネクタに接続可能なコネクタを設けた構成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ベッド。
【請求項4】
増速機構は、クランクハンドル側をウォームホイールとし、直流電動機側をウォームとして構成したことを特徴とする請求項3に記載の電動ベッド。
【請求項5】
ウォームは複数条のねじとして構成したことを特徴とする請求項4に記載の電動ベッド。
【請求項6】
手動発電装置の直流電動機及び増速機構を、アクチュエータの直流電動機及び減速機構と同じ構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動ベッド。
【請求項7】
手動発電装置は、クランクハンドルを操作可能なベッドの適所に設置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動ベッド。
【請求項8】
手動発電装置は、ベッドの適所に着脱可能に支持する構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動ベッド。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−78451(P2013−78451A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219647(P2011−219647)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(390039985)パラマウントベッド株式会社 (165)