説明

電子体温計

【課題】一つの体温測定部が故障しても、被測定者の体温を測定することが可能な電子体温計を得る。
【解決手段】被測定者の体温を測定する電子体温計100は、単独で使用される体温測定部11および体温測定部12を備え、電子体温計100を用いた一回の体温測定においては、体温測定部11および体温測定部12のいずれか一方によって被測定者の体温が測定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子体温計に関する。
【背景技術】
【0002】
実用新案登録第3155132号公報(特許文献1)は、一般的な電子体温計を開示する。この一般的な電子体温計は、脇下または舌下等に挟み込まれた状態で、被測定者の体温を測定する。
【0003】
特開2005−224617号公報(特許文献2)は、他の一般的な電子体温計を開示する。この電子体温計は、いわゆる耳式体温計であり、被測定者の鼓膜から放射される赤外線に基づいて被測定者の体温を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3155132号公報
【特許文献2】特開2005−224617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の各特許文献1,2に開示される電子体温計は、一つの体温測定部を備える。故障などが原因で一つの体温測定部が機能しなくなった場合には、これらの電子体温計は修理に出されたり、場合によっては廃棄されたりする。故障などが原因で一つの体温測定部が機能しなくなった場合、被測定者が体温を測定したくても、これらの電子体温計はその要望にタイミング良く応えることができないという問題があった。
【0006】
本発明は、故障などが原因で一つの体温測定部が機能しなくなった場合であっても、被測定者の体温を測定することが可能な電子体温計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に基づく電子体温計は、被測定者の体温を測定する電子体温計であって、単独で使用される複数の体温測定部を備え、上記電子体温計を用いた一回の体温測定においては、複数のうちいずれか一つの上記体温測定部によって上記被測定者の上記体温が測定される。
【0008】
好ましくは、複数の上記体温測定部は、第1体温測定部および第2体温測定部を含む。好ましくは、上記被測定者の上記体温を測定するために必要な時間は、上記第1体温測定部と上記第2体温測定部とで異なるように予め設定されている。好ましくは、上記第1体温測定部の形状および上記第2体温測定部の形状は、互いに異なるように構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、故障などが原因で一つの体温測定部が機能しなくなった場合であっても、被測定者の体温を測定することが可能な電子体温計を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1における電子体温計(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1における電子体温計の分解した状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1における電子体温計の機能ブロックを示す図である。
【図4】実施の形態2における電子体温計(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。
【図5】実施の形態3における電子体温計(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。
【図6】実施の形態4における電子体温計(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。
【図7】実施の形態4における電子体温計の分解した状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に基づいた各実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。各実施の形態の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。特に制限が無い限り、各実施の形態に示す構成を適宜組み合わせて用いることは、当初から予定されていることである。
【0012】
[実施の形態1]
図1〜図3を参照して、本実施の形態における電子体温計100について説明する。図1は、電子体温計100(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。図2は、電子体温計100の分解した状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。図3は、電子体温計100の機能ブロックを示す図である。
【0013】
図1を参照して、電子体温計100は、ケース10、第1体温測定部11、第2体温測定部12、表示部17、操作部18、およびサブアセンブリ35(図2参照)を備える。
【0014】
ケース10は、非柔軟性を有する硬質の部材から、中空筒状に構成される。ケース10は、たとえば熱可塑性の樹脂材料を原料とした射出成形によって作製される。ケース10に使用される樹脂材料は、たとえばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂等である。ケース10の表面の所定位置には、表示部17および操作部18が設けられる。
【0015】
ケース10の先端に、第1体温測定部11が設けられる。第1体温測定部11は、たとえば腋下または舌下等に挟み込まれる。第1体温測定部11は、次述する第2体温測定部12とは独立した状態で単独で使用されることによって、被測定者の体温を検出する。
【0016】
図2を参照して、第1体温測定部11は、キャップ21、感温部31、およびリード線33を含む。キャップ21は、ケース10の先端を閉塞するように設けられる。キャップ21は、たとえばステンレス合金等の金属材料から有底筒状に構成される。
【0017】
感温部31およびリード線33によって、いわゆるラジアルリード型のサーミスタが構成される。感温部31は、サブアセンブリ35内に設けられた制御基板(図示せず)に、リード線33を通して接続される。電子体温計100が組み立てられた状態においては、感温部31は、キャップ21内に配置される。
【0018】
ケース10の後端に、第2体温測定部12が設けられる。第2体温測定部12は、たとえば額またはこめかみ等に押し当てられる。第2体温測定部12は、第1体温測定部11とは独立した状態で単独で使用されることによって、被測定者の体温を検出する。
【0019】
第2体温測定部12は、キャップ22、カバー部材23、感温部32、およびリード線34を含む。キャップ22は、ケース10の後端(開口部10H)を閉塞するように設けられる。キャップ22は、たとえば軟性および弾性のあるシリコンゴム等の材料から構成される。
【0020】
カバー部材23は、ステンレス合金等の金属材料から構成される。カバー部材23は、キャップ22の表面に露出する。感温部32およびリード線34によって、いわゆるラジアルリード型の他のサーミスタが構成される。感温部32は、サブアセンブリ35内に設けられた制御基板(図示せず)に、リード線34を通して接続される。電子体温計100が組み立てられた状態においては、感温部32は、キャップ22内に配置されるとともに、カバー部材23に所定の圧接力で接触する。
【0021】
サブアセンブリ35(感温部31および感温部32などを含む)は、図2中の矢印に示すように、開口部10Hを通してケース10内に配置される。サブアセンブリ35に組み付けられる各種部品は、表示部17を構成する表示パネル、操作部18を構成する操作スイッチ、報知部16を構成するブザー、所定の処理回路(図3における制御部14)が形成されるとともにリード線33およびリード線34が接続された制御基板、および、電源部(図3における電源部19)としてのボタン電池等を含む。
【0022】
図3を参照して、電子体温計100は、その機能ブロックとして、制御部14、メモリ部15、報知部16、表示部17、電源部19、感温部31、および感温部32を備える。
【0023】
制御部14は、たとえばCPU(Central Processing Unit)から構成される。制御部14は、電子体温計100の全体を制御する。メモリ部15は、たとえばROM(Read-Only Memory)およびRAM(Random-Access Memory)等から構成される。メモリ部15は、体温測定のための処理手順を制御部14等に実行させるためのプログラムを記憶したり、測定結果等を記憶したりする。
【0024】
報知部16は、たとえばブザーによって構成される。報知部16は、測定が終了したことおよび被測定者(または電子体温計100の使用者)の操作を受け付けたこと等を被測定者に知らせる。表示部17は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルから構成される。表示部17は、測定結果等を表示する。
【0025】
操作部18は、たとえば押し釦から構成される。操作部18は、被測定者による操作を受け付けてこの外部からの命令を制御部14および電源部19に入力する。電源部19は、たとえばボタン電池によって構成される。電源部19は、制御部14に電源としての電力を供給する。
【0026】
感温部31は、リード線33(図2参照)によって制御部14に接続される。上述のとおり(図2参照)、感温部31は、キャップ21およびリード線33とともに、第1体温測定部11を構成する。キャップ21が被測定者の腋下などに挟み込まれた場合、被測定者の体温は、キャップ21を通して感温部31に熱エネルギーとして伝達する。
【0027】
感温部32は、リード線34(図2参照)によって制御部14に接続される。上述のとおり(図2参照)、感温部32は、キャップ22、カバー部材23、およびリード線34とともに、第2体温測定部12を構成する。キャップ22が被測定者のこめかみなどに押し当てられた場合、被測定者の体温は、キャップ22に設けられたカバー部材23を通して感温部32に熱エネルギーとして伝達する。
【0028】
上述のとおり、電子体温計100における第1体温測定部11および第2体温測定部12は、相互に独立した状態で単独で使用される。電子体温計100を用いた一回の体温測定においては、第1体温測定部11および第2体温測定部12のいずれか一方によって、被測定者の体温が測定される。
【0029】
第1体温測定部11が使用される際は、第2体温測定部12は使用されず、かつ第2体温測定部12は機能しない。第2体温測定部12が使用される際は、第1体温測定部11は使用されず、且つ第1体温測定部11は機能しない。
【0030】
制御部14は、体温測定を実行するための処理回路を含んでおり、メモリ部15から読み出されたプログラムに基づいて体温測定を行なう。その際、制御部14は、感温部31および感温部32のいずれか一方から入力された温度データを処理することで、測定結果としての体温を算出する。制御部14は、算出した体温を表示部17にて表示するように制御したり、算出した体温をメモリ部15に記憶させるように制御したり、測定が終了したことを報知部16を用いて被測定者に知らせるように制御したりする。
【0031】
感温部31を含むキャップ21(図2参照)がたとえば腋下などに挟み込まれた場合は、制御部14は感温部31における温度上昇に基づいて、被測定者の体温を測定する。感温部32を含むキャップ22(図2参照)がこめかみなどに押し当てられた場合は、制御部14は感温部32における温度上昇に基づいて、被測定者の体温を測定する。
【0032】
制御部14は、感温部31および感温部32のいずれか一方における温度上昇に基づいて、いわゆる実測方式(感温部と被測定部との熱的な平衡状態が得られることを待って体温を測定する方式)によって被測定者の体温を算出してもよいし、いわゆる予測方式(感温部と被測定部との熱的な平衡状態が得られる前に、所定の演算によって体温を測定する方式)によって被測定者の体温を算出してもよい。
【0033】
(作用・効果)
上述のとおり、電子体温計100は、第1体温測定部11および第2体温測定部12を備える。たとえば、故障などが原因で第1体温測定部11が機能しなくなった場合であっても、第2体温測定部12を使用することによって被測定者の体温を測定することができる。故障などが原因で第2体温測定部12が機能しなくなった場合であっても、第1体温測定部11を使用することによって被測定者の体温を測定することができる。
【0034】
第1体温測定部11は、数分間の時間を掛けて被測定者の体温を測定するように構成し(詳細方式の体温測定)、第2体温測定部12は、数秒の時間を掛けて被測定者の体温を測定するように構成してもよい(予備方式の体温測定)。当該構成によれば、電子体温計100は、さまざまな場面おいて必要とされる測定方式に応じて、最適に使い分けられることが可能となる。
【0035】
本実施の形態における電子体温計100は、第1体温測定部11および第2体温測定部12が、異なる形状および異なる測定方式を有する。第1体温測定部11および第2体温測定部12は、同一の形状に構成されるとともに、同一の測定方式を採用していてもよい。当該構成によっても、故障などが原因で第1体温測定部11が機能しなくなった場合であっても、第2体温測定部12を使用することによって被測定者の体温を測定することができ、その逆も同様である。
【0036】
[実施の形態2]
図4を参照して、本実施の形態における電子体温計100Aについて説明する。ここでは、上述の実施の形態1における電子体温計100(図1参照)との相違点について説明する。
【0037】
電子体温計100Aは、上述の実施の形態1の電子体温計100における第2体温測定部12の代わりに、第2体温測定部12Aを備える。第2体温測定部12Aは、キャップ22A、集光レンズ24、およびケース10に内蔵された赤外線センサ(図示せず)を含む。
【0038】
第2体温測定部12Aにおいては、被測定者の額または被測定者の口腔などから放射される赤外線が、集光レンズ24を通して赤外線センサによって検出される。赤外線センサが検出した値は、制御部14(図3参照)によって演算され、被測定者の体温として算出される。
【0039】
(作用・効果)
電子体温計100Aは、上述の実施の形態1における電子体温計100と同様に、たとえば、故障などが原因で第1体温測定部11が機能しなくなった場合であっても、第2体温測定部12Aを使用することによって被測定者の体温を測定することができる。故障などが原因で第2体温測定部12Aが機能しなくなった場合であっても、第1体温測定部11を使用することによって被測定者の体温を測定することができる。
【0040】
[実施の形態3]
図5を参照して、本実施の形態における電子体温計100Bについて説明する。ここでは、上述の実施の形態1における電子体温計100(図1参照)との相違点について説明する。
【0041】
電子体温計100Bは、上述の実施の形態1の電子体温計100における第2体温測定部12の代わりに、第2体温測定部12Bを備える。第2体温測定部12Bは、キャップ22B(プローブ)、ケース10に内蔵された集光レンズ(図示せず)、およびケース10に内蔵された赤外線センサ(図示せず)を含む。
【0042】
第2体温測定部12Bにおいては、プローブとしてのキャップ22Bが、被測定者の耳外道に挿入される。被測定者の鼓膜から放射される赤外線が、集光レンズを通して赤外線センサによって検出される。赤外線センサが検出した値は、制御部14(図3参照)によって演算され、被測定者の体温として算出される。
【0043】
(作用・効果)
電子体温計100Bは、上述の実施の形態1における電子体温計100と同様に、たとえば、故障などが原因で第1体温測定部11が機能しなくなった場合であっても、第2体温測定部12Bを使用することによって被測定者の体温を測定することができる。故障などが原因で第2体温測定部12Bが機能しなくなった場合であっても、第1体温測定部11を使用することによって被測定者の体温を測定することができる。
【0044】
[実施の形態4]
図6および図7を参照して、本実施の形態における電子体温計100Cについて説明する。ここでは、上述の実施の形態3における電子体温計100B(図5参照)との相違点について説明する。図6は、電子体温計100C(組み立てられた後の状態)を示す斜視図である。図7は、電子体温計100Cの分解した状態(組み立てられる前の状態)を示す斜視図である。
【0045】
図6に示すように、電子体温計100Cは、上述の実施の形態3の電子体温計100Bの構成に加えて、第3体温測定部13をさらに備える。図7に示すように、第3体温測定部13は、ケース10に凸設された張出部26、カバー部材27、感温部28、およびリード線29を含む。カバー部材27は、ステンレス合金等の金属材料から構成される。カバー部材27は、張出部26の表面に露出する。張出部26は、ケース10の一部としてケース10と一体的に成型されていてもよく、ケース10とは別部材としてケース10に接合されていてもよい。
【0046】
感温部28およびリード線29によって、いわゆるラジアルリード型のサーミスタが構成される。感温部28は、サブアセンブリ35内に設けられた制御基板(図示せず)に、リード線29を通して接続される。電子体温計100Cが組み立てられた状態においては、感温部28は、張出部26内に配置されるとともに、カバー部材27に所定の圧接力で接触する。サブアセンブリ35(感温部31、感温部28、および赤外線センサ38などを含む)は、図7中の矢印に示すように、開口部10Hを通してケース10内に配置される。
【0047】
電子体温計100Cにおける第1体温測定部11、第2体温測定部12B、および第3体温測定部13は、相互に独立した状態で単独で使用される。電子体温計100Cを用いた一回の体温測定においては、第1体温測定部11、第2体温測定部12B、および第3体温測定部13のいずれか一つによって、被測定者の体温が測定される。
【0048】
第1体温測定部11が測定される際には、第2体温測定部12Bおよび第3体温測定部13は使用されず、かつ第2体温測定部12Bおよび第3体温測定部13は機能しない。第2体温測定部12Bが使用される際には、第1体温測定部11および第3体温測定部13は使用されず、かつ第1体温測定部11および第3体温測定部13は機能しない。第3体温測定部13が使用される際には、第1体温測定部11および第2体温測定部12Bは使用されず、かつ第1体温測定部11および第2体温測定部12Bは機能しない。
【0049】
感温部31を含むキャップ21がたとえば腋下などに挟み込まれた場合は、感温部31における温度上昇に基づいて、被測定者の体温が測定される。感温部28を含む張出部26がこめかみなどに押し当てられた場合は、感温部28における温度上昇に基づいて、被測定者の体温が測定される。プローブとしてのキャップ22Bがたとえば耳外道に挿入された場合には、赤外線センサ38が検出した鼓膜からの赤外線に基づいて、被測定者の体温が測定される。
【0050】
(作用・効果)
電子体温計100Cは、たとえば、故障などが原因で第1体温測定部11、第2体温測定部12B、および第3体温測定部13のいずれか一つ若しくは二つが機能しなくなった場合であっても、第1体温測定部11、第2体温測定部12B、および第3体温測定部13の残りを使用することによって、被測定者の体温を測定することができる。
【0051】
電子体温計100Cは、第1体温測定部11、第2体温測定部12B、および第3体温測定部13が異なる形状および測定方式を有する。電子体温計100Cは、さまざまな場面おいて必要とされる測定方式に応じて、最適に使い分けられることが可能となる。
【0052】
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。たとえば、本発明に基づく電子体温計としては、4以上の体温測定部を備えていてもよい。したがって、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0053】
10 ケース、10H 開口部、11 第1体温測定部、12,12A,12B 第2体温測定部、13 第3体温測定部、14 制御部、15 メモリ部、16 報知部、17 表示部、18 操作部、19 電源部、21,22,22A,22B キャップ、23,27 カバー部材、24 集光レンズ、26 張出部、28,31,32 感温部、29,33,34 リード線、35 サブアセンブリ、38 赤外線センサ、100,100A,100B,100C 電子体温計。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定者の体温を測定する電子体温計であって、
単独で使用される複数の体温測定部を備え、
前記電子体温計を用いた一回の体温測定においては、複数のうちいずれか一つの前記体温測定部によって前記被測定者の前記体温が測定される、
電子体温計。
【請求項2】
複数の前記体温測定部は、第1体温測定部および第2体温測定部を含む、
請求項1に記載の電子体温計。
【請求項3】
前記被測定者の前記体温を測定するために必要な時間は、前記第1体温測定部と前記第2体温測定部とで異なるように予め設定されている、
請求項2に記載の電子体温計。
【請求項4】
前記第1体温測定部の形状および前記第2体温測定部の形状は、互いに異なるように構成される、
請求項2または3に記載の電子体温計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−185024(P2012−185024A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−47986(P2011−47986)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【出願人】(503246015)オムロンヘルスケア株式会社 (584)