説明

電子保証書管理システム、電子保証書管理サーバ、及び電子保証書管理方法

【課題】保証書への情報の記入、保証書の保管・管理に係る負担、保証書のユーザレベルでの閲覧に係る負担を軽減し、保証書を容易に、かつ確実に管理可能とする。
【解決手段】電子保証書管理サーバ105は、メーカ情報処理端末104により製品ID毎に登録される保証書データを管理し、販売店用情報処理端末103により追加登録されたユーザ情報、販売店情報、販売日を、製品ID情報と端末ID情報に基づいて、該当保証書データに追加して管理する。携帯情報端末102は、通信網106を介して保証書一覧から該当製品の保証書データを要求する。電子保証書管理サーバ105は、携帯情報端末102から保証書データの要求があると、該当する保証書データを携帯情報端末102に提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品の保証書を電子情報として管理し、購入者が携帯情報端末を用いて保証書を入手・保存・利用する電子保証書管理システム、電子保証書管理サーバ、及び電子保証書管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電化製品などにおいて、ユーザが購入してからの一定期間内に不具合が生じた場合に、製品を無償で修理するための保証書が添付される。製品に添付される保証書には、商品情報や、保証内容等が記載されており、販売店名や、販売日時については、販売店にて記入される。製品を購入したユーザは、製品不具合が発生した場合に備えて、保証書を保管しておく必要がある。
【0003】
しかしながら、ユーザが正当に保証を受けられない場合がある。販売店が販売店名や、販売日等を保証書に記入するのに困難な場合が存在する。例えば、保証書単品包装で袋を開けて取り出す必要がある場合や、製品説明書の一部(最終ページ等)として添付されているため、箱(パッケージ)を開けて取り出す必要がある場合などである。この場合、販売店が販売店名や、販売日情報等を記入しないことがあり、購入者は、保証を受けられなくなってしまうという問題がある。また、購入者(ユーザ)自身が保証書を紛失してしまった場合も同様である。また、ユーザにとって、製品毎に保証書が紙として多数存在するため、保証書の保管作業や、探索作業等が煩わしいという問題がある。
【0004】
そこで、特許文献1では、製品を購入したユーザが保証書を保管しておく必要をなくすための保証書作成登録システムが開示されている。該保証書作成登録システムでは、製品の保証書を作成して登録するための保証書作成サーバにアクセスするためのアクセス情報を記憶しておく。ユーザは、製品自体、または製品のパッケージに取り付けられた記憶体に記憶されたアクセス情報をリーダによって読み取る。
【0005】
携帯電話は、該読み取ったアクセス情報に従って、保証書作成サーバにアクセスする。保証書作成サーバは、携帯電話に対して保証書を作成するための入力要求情報を送信することによって保証書作成情報の入力を促す。保証書データベースは、保証書作成サーバから送信された入力要求情報に従って、携帯電話によって入力された保証書作成情報に基づいて、製品の保証書を作成し登録する。なお、保証書作成サーバは、メーカ毎に運営される。上述した特許文献1による技術によれば、製品を購入したユーザは、保証書を保管しておく必要がなくなる。また、販売店では、販売店名と販売日とを保証書に記入する必要がなくなる。
【0006】
また、特許文献2では、真正品流通管理システムとして構成するために、メーカは、製品IDと携帯IDとを対応させて、その情報(製品IDと携帯IDとの対応)を保証書センタに登録しておき、保証書センタ装置が、サービス提供主毎に、商品毎に、さらには顧客毎に関連づけられた保証書のひな形データを多種類保持しており、商品関連情報、及び装置ID毎に該当するひな形データを使用して保証書データを生成する。
【0007】
また、特許文献2では、携帯電話機は、購入した商品の保証書の内容(基本事項)を確認するために、保証書センタ装置から受信した購入者用保証書データの内容(購入した商品の保証書の内容)を表示部に表示し、より詳細内容については、通信を行ってWWWサーバにアクセスし、該WWWサーバが提供するマイページ画面で確認するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−030147号公報
【特許文献2】特開2008−134909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている技術では、製品自体または製品パッケージに取り付けられた記憶体を消費者が紛失した場合、保証を受けられなくなるという問題点がある。また、製品を購入した消費者は、購入した製品毎に氏名、保証書作成情報を入力しなければならず、その作業が煩わしいといった問題点がある。また、メーカ毎に保証書作成サーバを運営する必要があるため、大企業は別として、小規模事業者にとっては、構築するのが困難である。
【0010】
また、特許文献2に記載されている技術では、メーカや、商品毎に無限に存在するであろう保証書を、保証書センタ装置がひな形を用いて生成しなければならず、実際には困難であるという問題がある。また、携帯電話機で受信(内部保存)できるのは、購入した商品の保証書の基本事項のみであり、その他の詳細については、WWWサーバを利用したマイページ画面でしか確認できないため、保証書内容の詳細を確認するには、その度に通信を行ってWWWサーバにアクセスしなければならず、手間が発生するという問題がある。
【0011】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、保証書への情報の記入、保証書の保管・管理に係る負担、保証書のユーザレベルでの閲覧に係る負担を軽減することができるとともに、保証書を容易に、かつ確実に管理することができる電子保証書管理システム、電子保証書管理サーバ、及び電子保証書管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するために、本発明は、製品の保証書情報を管理する電子保証書管理システムであって、製品毎に保証書情報を送信するメーカ情報処理端末と、販売店で消費者に製品が販売される際に、販売日、販売店情報、製品情報、及び前記消費者に係るユーザ情報を送信する販売店用情報処理端末と、前記消費者の指示操作に従って、購入した製品の保証書情報を要求する携帯情報端末と、前記メーカ情報処理端末からの製品毎の保証書情報を登録するとともに、前記販売店用情報処理端末からの販売日、販売店情報、製品情報、及び消費者に係るユーザ情報を、前記保証書情報に追加登録して利用可能保証書データとして保管し、前記携帯情報端末からの要求に応じて、前記消費者が購入した製品の利用可能保証書データを、前記携帯情報端末に送信する電子保証書管理サーバとを備えることを特徴とする電子保証書管理システムである。
【0013】
また、上述した課題を解決するために、本発明は、メーカが提供する製品の保証書情報を管理する電子保証書管理サーバであって、前記メーカのメーカ情報処理端末から送信される製品毎の保証書情報を登録するメーカ用保証書登録管理手段と、前記メーカ用保証書登録管理手段により登録された製品毎の保証書情報を保管するメーカ保証書データ保管手段と、販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店の販売店用情報処理端末から送信される販売日、販売店情報、製品情報、及び消費者に係るユーザ情報を、前記保証書情報に追加登録する販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段と、前記販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段によって追加登録された前記保証書情報を利用可能保証書データとして保管するユーザ利用可能保証書データ保管手段と、前記ユーザ利用可能保証書データ保管手段によって保管されている前記利用可能保証書データを、消費者が所有する携帯情報端末に提供するユーザ用保証書提供手段とを備えることを特徴とする電子保証書管理サーバである。
【0014】
また、上述した課題を解決するために、本発明は、製品の保証書情報を管理する電子保証書管理方法であって、メーカのメーカ情報処理端末から製品毎に保証書情報を電子保証書管理サーバに送信して登録するステップと、販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店の販売店用情報処理端末から販売日、販売店情報、製品情報、及び前記消費者に係るユーザ情報を前記電子保証書管理サーバに送信し、前記保証書情報に追加登録するステップと、前記消費者が所有する携帯情報端末から購入した製品の保証書情報を要求するステップと、前記携帯情報端末からの要求に応じて、前記消費者が購入した製品の利用可能保証書データを、前記携帯情報端末に送信するステップとを含むことを特徴とする電子保証書管理方法である。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、保証書への情報の記入、保証書の保管・管理に係る負担、保証書のユーザレベルでの閲覧に係る負担を軽減することができるとともに、保証書を容易に、かつ確実に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態による電子保証書管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による電子保証書管理サーバ105の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態による、電子保証書管理サーバ105へのアクセスや、電子保証書の保管をユーザが行うための携帯情報端末102の略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態による、電子保証書管理サーバ105の登録管理機能に各種情報登録する際の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図5】本実施形態において、メーカのメーカ情報処理端末104が、電子保証書管理サーバにメーカ保証書を登録する際の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図6】本実施形態において、電子保証書管理サーバ105に登録される保証書データファイルと、保証書情報とを示す概念図である。
【図7】本実施形態による、販売店用情報処理端末103で表示される、お客様及び販売店情報を示す模式図である。
【図8】本実施形態による、メーカ登録保証書と販売店応報及びユーザ情報とをマージしてユーザ利用可能保証書を作成する処理を示す概念図である。
【図9】本実施形態による、電子保証書管理サーバ105への各種登録情報のデータ構成を示す概念図である。
【図10】本実施形態による、電子保証書管理サーバ105からメーカ保証書を取得して携帯情報端末102に保管する動作を説明するためのシーケンス図である。
【図11】本実施形態による、携帯情報端末102(ユーザ)で表示される保証書一覧を示す模式図である。
【図12】本実施形態による、携帯情報端末102において保証書一覧から保証書を取得する際の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態による電子保証書管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、電子保証書管理システムは、製品ID情報記憶媒体101と、携帯情報端末102と、販売店用情報処理端末103と、メーカ情報処理端末104、電子保証書管理サーバ105とからなる。製品ID情報記憶媒体101は、電子保証書の管理情報の1つとして用いる製品IDを記録する。携帯情報端末102は、パーソナルコンピュータ等や、携帯電話等の情報処理装置であり、電子保証書の管理情報の1つとして使用する端末IDを提供し、また電子保証書をユーザ管理する。
【0019】
販売店用情報処理端末103は、パーソナルコンピュータ等や、携帯電話等の情報処理装置であり、リーダ(例えば、バーコードリーダ等)で製品ID情報記憶媒体101に記録されている製品IDを取得する機能を備えるとともに、例えば、赤外線通信や、FeliCa(登録商標)等の近距離無線通信、外部接続端子とのケーブル接続による有線通信などで、携帯情報端末102の端末IDを取得する機能を備える。また、販売店用情報処理端末103は、通信網106を介して、電子保証書管理サーバ105にアクセスする機能を備える。
【0020】
販売店用情報処理端末103は、販売店が消費者に製品を販売する際に、携帯情報端末102の端末IDと販売する製品の製品IDとを取得し、販売日、販売店情報、ユーザ情報を、通信網106を介して、電子保証書管理サーバ105で管理される保証書データに追加登録するとともに、製品IDに基づいて、該当保証書を取得し、また、端末IDに基づいて、ユーザ情報を取得する。メーカ情報処理端末104は、通信網106を介して、製品ID毎に保証書情報(販売日、販売店情報など)を登録する。
【0021】
電子保証書管理サーバ105は、通信網106を介して、メーカ情報処理端末104により製品ID毎に登録される電子保証書を管理する。また、電子保証書管理サーバ105は、販売店用情報処理端末103により追加登録されたユーザ情報、販売店情報、販売日を、製品販売時に取得した製品ID情報と端末ID情報に基づいて、メーカ情報処理端末104が登録した該当電子保証書に追加して管理する。また、電子保証書管理サーバ105は、携帯情報端末102から通信網106を介して取得要求があった場合に、該当する保証書情報を提供する。
【0022】
図2は、本実施形態による電子保証書管理サーバ105の構成を示すブロック図である。図2において、電子保証書管理サーバ105は、メーカ用保証書登録管理機能202と、メーカ保証書データ保管機能203と、販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録機能204と、ユーザ利用可能保証書データ保管機能205と、メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206と、メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207と、ユーザ用保証書提供機能208とを備えている。
【0023】
メーカ用保証書登録管理機能202は、保証サービス提供主であるメーカのメーカ情報処理端末104で入力された、製品毎の保証書データを登録する。メーカ保証書データ保管機能203は、登録された保証書データを保管する。販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、消費者(ユーザ)が製品購入した際に、販売店の販売店用情報処理端末103で入力された、保証書内容としての販売情報(販売日、販売店情報)や、ユーザ情報を追加登録する。ユーザ利用可能保証書データ保管機能205は、追加登録されたことによって、ユーザが利用可能になった保証書内容を保管する。
【0024】
メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、メーカが保証書を登録する際に利用したり、販売店が販売店情報・ユーザ情報を登録する際に利用したり、ユーザが電子保証書システムを利用したりするために、予めメーカ・販売店・ユーザ毎のアカウントを登録する。メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207は、メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206で登録される情報を保管する。ユーザ用保証書提供機能208は、ユーザの形態処理端末102に保証書を提供する。
【0025】
図3は、本実施形態による、電子保証書管理サーバ105へのアクセスや、電子保証書の保管をユーザが行うための携帯情報端末102の略構成を示すブロック図である。図3において、携帯情報端末102は、少なくとも、アンテナ301を介して無線通信を行う無線部302と、携帯情報端末102を制御する制御部303と、制御プログラムや、各種情報を記憶しておくメモリ部304と、ユーザが携帯情報端末102を操作するための操作部305と、携帯情報端末102の状態や、情報を表示する表示部306とから構成される。
【0026】
なお、メモリ部304には、携帯情報端末102毎の固有情報である端末IDが格納されている。ここでいう端末IDは、製造番号、電話番号、FeliCa−IDなど、固有の値として保持するものであれば、いずれでも構わない。
【0027】
次に、本実施形態の動作について説明する。
まず、メーカ(保証サービス提供主)、または販売店、またはユーザが、電子保証書管理サーバを利用するために、予め電子保証書管理サーバ105の登録管理機能に各種情報登録する際の動作について説明する。
【0028】
図4は、本実施形態による、電子保証書管理サーバ105の登録管理機能に各種情報登録する際の動作を説明するためのシーケンス図である。メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、またはユーザの携帯情報端末102が、電子保証書管理サーバ105のメーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206にアカウント作成要求を送信する(ステップS401)。メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、上記アカウント作成要求を受信し(ステップS402)、アカウント作成許可と登録情報入力要求とを、メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102に送信する(ステップS403)。
【0029】
ここで、図9(a)〜(c)は、本実施形態による、電子保証書管理サーバ105への各種登録情報のデータ構成を示す概念図である。各種登録情報については、メーカ、販売店、ユーザ毎に異なる。メーカ登録情報は、図9(a)に示すように、メーカ名901、所在地902、電話番号903、メールアドレス904、アカウントID905、パスワード906、メーカID907からなる。販売店登録情報は、図9(b)に示すように、販売店名908、住所909、電話番号910、メールアドレス911、アカウントID912、パスワード913、販売店ID914からなる。ユーザ登録情報は、図9(c)に示すように、氏名915、住所916、電話番号917、メールアドレス918、アカウントID919、パスワード920、端末ID921からなる。なお、メーカID907や、販売店ID914は、後述するメーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206による登録完了後に自動付与される。
【0030】
メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、またはユーザの携帯情報端末102は、登録情報入力要求を受信し(ステップS404)、各種登録情報を入力してメーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206に送信する(ステップS405)。メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、各種登録情報を受信し(ステップS406)、登録完了通知をメーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102に送信する(ステップS407)。メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102は、該登録完了通知を受信し(ステップS408)、登録完了となる。
【0031】
このタイミングで、メーカID907や、販売店ID914が自動で付与される。また、メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、同時に、各種情報を登録保管するため、メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207に送信する(ステップS409)。メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207は、各種情報を受信し(ステップS410)、各種情報の登録を行う。
【0032】
以降、電子保証書管理サーバ105にアクセスする場合、メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102が、メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206にアクセスしてアカウントIDや、パスワードを入力してログイン要求を送信すると(ステップS411)、メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、ログイン要求を受信し(ステップS412)、ログイン情報を元にメーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207に該当データの検索要求を送信する(ステップS413)。
【0033】
メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207は、検索要求を受信し(ステップS414)、該当の登録情報データをメーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206に送信する(ステップS415)。メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能206は、登録情報データを受信し(ステップS416)、ログイン許可と必要に応じて該当登録情報データを、メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102に提供する(ステップ417)。メーカ情報処理端末104、または、販売店用情報処理端末103、または携帯情報端末102は、登録情報データを受信する(ステップS418)。
【0034】
次に、メーカが、メーカ情報処理端末104を用いて、電子保証書管理サーバ105にメーカ保証書を登録する際の動作について説明する。
【0035】
図5は、本実施形態において、メーカのメーカ情報処理端末104が、電子保証書管理サーバにメーカ保証書を登録する際の動作を説明するためのシーケンス図である。また、図6は、本実施形態において、電子保証書管理サーバ105に登録される保証書データファイルと、保証書情報とを示す概念図である。
【0036】
電子保証書管理サーバ105を利用する際に、メーカ情報処理端末104は、電子保証書管理サーバ105にログインする(ステップS501)。メーカ情報処理端末104は、製品毎に保証書データ・情報の登録内容をメーカ保証書登録管理機能202に送信する(ステップS502)。保証書データ・情報は、図6に示すように、保証書データとして、保証書データファイル601と、保証書情報として、製品ID602、製品名603、形名604、販売後の有効期間605とからなる。メーカ保証書登録管理機能202は、上記保証書データ・情報を受信し(ステップS503)、登録情報をメーカ保証書データ保管機能203に送信する(ステップS518)。メーカ保証書データ登録理機能203は、上記保証書データ・情報を受信して保管する(ステップS504)。
【0037】
次に、販売店が販売時に、販売店用情報処理端末103を用いて、販売情報・ユーザ情報を追加登録する動作について説明する。まず、販売店では、販売店用情報処理端末103を用いて、電子保証書管理サーバ105にログインする(ステップS505)。ユーザに製品販売したとき、販売店では、販売店用情報処理端末103にて、製品IDをバーコードリーダ等で読み取り、また、携帯情報端末102の端末IDを、近距離無線通信や、有線通信で読み取る(ステップS519)。販売店用情報処理端末103は、該当保証書を検索するため、製品ID情報と端末ID情報とを販売情報・ユーザ情報追加登録機能204に送信する(ステップS506)。
【0038】
販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、上記製品ID情報と端末ID情報とを受信し(ステップS507)、メーカ保証書データ保管機能203に製品ID情報を送信し(Sステップ508)、該当保証書を検索する。メーカ保証書保管機能203は、製品ID情報を受信すると(S509)、該当保証書を販売情報・ユーザ情報追加登録機能204に送信する(ステップS510)。
【0039】
販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、該当保証書を受信し(ステップS511)、これと同時に、販売店IDと端末IDとをメーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207に送信する(ステップS520)。これをメーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能207が受信し(ステップS521)、販売店IDと端末IDとを元に、販売店登録情報(販売店名908、販売店の住所909、販売店の電話番号910)とユーザ登録情報(お名前915、ユーザの住所916、ユーザの電話番号917)とを、販売情報・ユーザ情報追加登録機能204に送信する(ステップS522)。
【0040】
販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、販売店登録情報とユーザ登録情報とを受信し(ステップS523)、販売店用情報処理端末103に該当保証書と販売店追加登録要求とを送信する(ステップS512)。販売店用情報処理端末103は、該当保証書と販売店追加登録要求を受信すると(ステップS513)、該当保証書内容について確認するとともに、販売店追加登録要求に応じ、販売日・販売店情報・ユーザ情報について入力を行う。
【0041】
ここで、図7は、本実施形態による、販売店用情報処理端末103で表示される、お客様及び販売店情報を示す模式図である。販売店追加登録要求事項は、図7に示すように、ユーザ情報として、お客様のお名前701、ご住所702、電話番号703、端末ID708、販売店・販売日情報として、店名704、住所705、電話番号706、お買上げ年月日707等の情報からなる。なお、これらの入力情報のうち、お買い上げ年月日707以外の項目は、ステップS523にて取得した販売店登録情報(販売店名908、販売店の住所909、販売店の電話番号910)、ユーザ登録情報(お名前915、ユーザの住所916、ユーザの電話番号917)を用いて自動で入力される。つまり、自動入力される内容に問題なければ、販売店では、販売店用情報処理端末103からお買い上げ年月日707のみを入力すればよい。販売店では、販売店用情報処理端末103に、これらの情報を入力し、販売情報・ユーザ情報追加登録機能204に送信する(ステップS514)。
【0042】
ここで、図8は、本実施形態による、メーカ登録保証書と販売店応報及びユーザ情報とをマージしてユーザ利用可能保証書を作成する処理を示す概念図である。販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、販売日・販売店情報・ユーザ情報を受信し(ステップS515)、図8に示すように、販売店情報及びユーザ情報802としてファイル化し、メーカ登録保証書801と販売店情報及びユーザー情報802とをマージ(結合)して、ユーザ利用可能保証書803を作成する(ステップS524)。販売情報・ユーザ情報追加登録機能204は、ユーザ利用可能保証書803をユーザ利用可能保証書データ保管機能205に送信する(ステップS516)。ユーザ利用可能保証書データ保管機能205は、ユーザ利用可能保証書803を受信し(ステップS517)、登録保管する。
【0043】
次に、携帯情報端末102にて電子保証書管理サーバ105にアクセスし、メーカ保証書を取得して携帯情報端末102に保管する動作ついて説明する。
【0044】
図10は、本実施形態による、電子保証書管理サーバ105からメーカ保証書を取得して携帯情報端末102に保管する動作を説明するためのシーケンス図である。まず、ユーザは、携帯情報端末102を用いて電子保証書管理サーバ105にログインする(ステップS1001)。携帯情報端末102は、ユーザ用保証書提供機能208に保証書一覧表示要求を送信する(ステップS1002)。
【0045】
ユーザ用保証書提供機能208は、上記保証書一覧表示要求を受信すると(ステップS1003)、ユーザ利用可能保証書データ保管機能205に携帯情報端末102からのログイン情報(アカウントID)を送信する(ステップS1004)。ユーザ利用可能保証書データ保管機能205は、ログイン情報を受信し(ステップS1005)、ユーザが所持する保証書一覧をユーザ用保証書提供機能208に送信する(ステップS1006)。ユーザ用保証書提供機能208は、保証書一覧を受信し(ステップS1007)、携帯情報端末(ユーザ)102に保証書一覧を送信する(ステップS1008)。携帯情報端末(ユーザ)102は、保証書一覧を受信して表示する(ステップS1009)。
【0046】
図11は、本実施形態による、携帯情報端末102(ユーザ)で表示される保証書一覧を示す模式図である。図11に示すように、携帯情報端末102での表示内容は、購入日1101、商品名1102、保証期間1103、詳細ボタン1104、ダウンロードボタン1105等からなる。携帯情報端末102のユーザがダウンロードボタン1105を押下すると、携帯情報端末102は、ユーザ用保証書提供機能208にダウンロード要求を送信する(ステップS1010)。ユーザ用保証書提供機能208は、ダウンロード要求を受信すると(ステップS1011)、ユーザ利用可能保証書データ保管機能205に該当保証書要求を送信する(ステップS1012)。
【0047】
ユーザ利用可能保証書データ保管機能205は、該当保証書要求を受信すると(ステップS1013)、ユーザ用保証書提供機能208に該当保証書データを送信する(ステップS1014)。ユーザ用保証書提供機能208は、該当保証書データを受信し(ステップS1015)、携帯情報端末102に該当保証書データを送信する(ステップS1016)。携帯情報端末102は、該当保証書データを受信し(ステップS1017)、内部メモリに保存する(ステップS1018)。
【0048】
図12は、本実施形態による、携帯情報端末102において保証書一覧から保証書を取得する際の模式図である。携帯情報端末102は、内部メモリに保存した保証書データを、図12に示すように、購入日1201、商品名1202、保証期間1203、表示ボタン1204等からなる保証書一覧として表示する。ユーザは、所望する商品の表示ボタン1204を押下することで、該当する保証書データを閲覧・利用することができる。
【0049】
保証サービスは、携帯情報端末102に保存した保証書データの提示、または、電子保証書管理サーバ105のユーザ利用可能保証書データ保管機能205にある該当保証書データのメーカ確認によって受けることが可能である。また、メーカがアフターサービス(保証期間外の有償修理や、リコールなどによる回収修理)等を行う際には、メーカ情報処理端末104を用いて、電子保証書管理サーバ105にアクセスして製品IDを元に顧客データ(ユーザ情報)を検索・収集することも可能である。
【0050】
上述した実施形態によれば、電子保証書管理サーバで製品毎の保証書、ユーザ毎のユーザ情報を一元管理しているため、ユーザ、製品販売店、メーカ(保証サービス提供主)のそれぞれが容易に保証書登録管理を行うことができるシステムを構築することができる。
【0051】
また、保証を受ける側であるユーザは、電子保証書管理サーバ105、または自身の携帯情報端末102に保証書が電子ファイルとして保存されているため、購入した任意の製品の保証書をいつでも入手、閲覧することができ、保証書の保管、探索などの作業を容易に行うことができる。また、ユーザ自身が保証書を紙として保管しておく必要がなく、紛失の恐れもないため、一定期間以内に製品に不具合が発生した場合に、正当に、かつ確実に保証を受けることができる。
【0052】
また、製品を販売する販売店は、販売時に販売店情報を記入するべき保証書を、箱や袋から取出したりすることなく、保証書に販売店情報、販売日を、容易に、かつ確実に記入することができるため、記入がないことによりユーザが保証サービスを正当に受けられなくなるといったことを回避することができる。
【0053】
また、保証サービス提供主であるメーカは、保証書を印刷して保管する手間がなくなる。また、保証書の登録・管理も容易にできる。更には、アフターサービス(保証期間外の有償修理や、リコールなどによる回収修理)等にも、商品毎の顧客情報を利用することができる。
【0054】
なお、上述した実施形態では、保証書について説明したが、これに限らず、製品(商品)説明書等を上述したシステムで一元管理し、携帯情報端末により保存できるようにしてもよい。説明書は、各メーカのホームページ等で電子ファイルとして掲載している場合も多いが、ユーザにとっては各種ホームページにアクセスする必要があり、煩わしいが、この場合、ユーザにとっては、製品(商品)説明書を紙として保管する必要なく、いつでも利用可能であり、メーカにとっては、紙代、印刷代等のコスト削減ができる。
【0055】
また、保証書の管理以外にも、販売店による広告(チラシ)を一元管理し、携帯情報端末で閲覧または保存できるようにしてもよい。この場合、上述した実施形態で説明した、メーカの処理(保証書の登録等)は必要なく、代わりに販売店が広告を管理サーバに登録する必要がある。登録データは、上記実施形態における保証書データ601に代わって広告データ、保証書情報602〜605に代わって広告情報(広告ID、広告名、掲載する商品名とその価格、等)となる。広告は各販売店のホームページ等で電子ファイルとして掲載している場合も増えてきているが、ユーザーにとっては各種ホームページにアクセスする必要があり、煩わしいが、この場合、ユーザにとっては、各種広告を容易に取得することができ、また紙面として保持する必要なく、更には各種販売店の商品や価格を検索できる。
【0056】
また、上述した実施形態では、ユーザが携帯情報端末102で電子保証書管理サーバ105にアクセスして保証書を取得するとしたが、販売店が販売店用情報処理端末103を用いて、販売時に利用可能になった保証書を取得し、ユーザに送信する、といった動作にしてもよい。この場合、販売店が販売店用情報処理端末103を用いて保証書データに販売店情報とユーザ情報とを追加登録し(ステップS514)、ユーザ利用可能保証書データ保管機能205に保管し(ステップS517)、その後に、販売店が販売店用情報処理端末103を用いて保管したデータを取得し、携帯情報端末102に近距離無線通信や、有線通信で送信を行えばよい。
【符号の説明】
【0057】
101 製品ID情報記憶媒体
102 携帯情報端末
103 販売店用情報処理端末
104 メーカ情報処理端末
105 電子保証書管理サーバ
106 通信網
202 メーカ用保証書登録管理機能
203 メーカ保証書データ保管機能
204 販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録機能
205 ユーザ利用可能保証書データ保管機能
206 メーカ・販売店・ユーザ登録管理機能
207 メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管機能
208 ユーザ用保証書提供機能
301 アンテナ
302 無線部
303 制御部
304 メモリ部
305 操作部
306 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品の保証書情報を管理する電子保証書管理システムであって、
製品毎に保証書情報を送信するメーカ情報処理端末と、
販売店で消費者に製品が販売される際に、販売日、販売店情報、製品情報、及び前記消費者に係るユーザ情報を送信する販売店用情報処理端末と、
前記消費者の指示操作に従って、購入した製品の保証書情報を要求する携帯情報端末と、
前記メーカ情報処理端末からの製品毎の保証書情報を登録するとともに、前記販売店用情報処理端末からの販売日、販売店情報、製品情報、及び消費者に係るユーザ情報を、前記保証書情報に追加登録して利用可能保証書データとして保管し、前記携帯情報端末からの要求に応じて、前記消費者が購入した製品の利用可能保証書データを、前記携帯情報端末に送信する電子保証書管理サーバと
を備えることを特徴とする電子保証書管理システム。
【請求項2】
前記電子保証書管理サーバは、
前記携帯情報端末から保証書一覧を要求されると、前記製品情報、及び前記ユーザ情報に基づいて、前記携帯情報端末に対応する消費者が購入した製品の利用可能保証書データの一覧を送信し、前記携帯情報端末から前記保証書データの一覧から選択された製品の保証書データを要求されると、前記要求された製品の保証書データを前記携帯情報端末に送信し、
前記携帯情報端末は、
前記電子保証書管理サーバが送信される、前記利用可能保証書データの一覧、及び前記保証書データを保持するとともに、前記利用可能保証書データの一覧、及び前記保証書データを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子保証書管理システム。
【請求項3】
前記販売店用情報処理端末は、
販売店で消費者に製品が販売される際に、購入した製品を識別するための製品IDを読み取るとともに、前記消費者の携帯情報端末を識別するための端末IDを読み取り、前記製品IDと前記端末IDとを前記電子保証書管理サーバに送信し、
前記電子保証書管理サーバは、
前記メーカ情報処理端末によって登録された、製品毎の保証書情報の中から、前記製品IDに基づいて、前記端末IDを有する携帯情報端末の消費者に購入された製品の保証書情報を特定するとともに、前記製品IDと前記端末IDとに基づいて、対応する販売店情報とユーザ情報とを特定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子保証書管理システム。
【請求項4】
メーカが提供する製品の保証書情報を管理する電子保証書管理サーバであって、
前記メーカのメーカ情報処理端末から送信される製品毎の保証書情報を登録するメーカ用保証書登録管理手段と、
前記メーカ用保証書登録管理手段により登録された製品毎の保証書情報を保管するメーカ保証書データ保管手段と、
販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店の販売店用情報処理端末から送信される販売日、販売店情報、製品情報、及び消費者に係るユーザ情報を、前記保証書情報に追加登録する販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段と、
前記販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段によって追加登録された前記保証書情報を利用可能保証書データとして保管するユーザ利用可能保証書データ保管手段と、
前記ユーザ利用可能保証書データ保管手段によって保管されている前記利用可能保証書データを、消費者が所有する携帯情報端末に提供するユーザ用保証書提供手段と
を備えることを特徴とする電子保証書管理サーバ。
【請求項5】
前記ユーザ利用可能保証書データ保管手段は、
前記携帯情報端末から保証書一覧を要求されると、前記製品情報、及び前記ユーザ情報に基づいて、前記携帯情報端末に対応する消費者が購入した製品の利用可能保証書データの一覧を特定するとともに、前記携帯情報端末から前記保証書データの一覧から選択された製品の保証書データを要求されると、前記要求された製品の保証書データを特定し、
前記ユーザ用保証書提供手段は、
前記ユーザ利用可能保証書データ保管手段によって特定された、前記利用可能保証書データの一覧、及び前記保証書データを前記携帯情報端末に送信する
ことを特徴とする請求項4に記載の電子保証書管理サーバ。
【請求項6】
前記メーカに係るメーカ情報、前記販売店に係る販売店情報、及び前記消費者に係るユーザ情報を登録・保管するメーカ・販売店・ユーザ登録情報保管手段を更に備え、
前記販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段は、
販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店用情報処理端末から送信される、前記販売店用情報処理端末が読み取った、購入した製品を識別するための製品ID、及び前記消費者の携帯情報端末を識別するための端末IDを受信し、
前記メーカ保証書データ保管手段は、
前記メーカ情報処理端末によって登録された製品毎の保証書情報の中から、前記販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段により受信された前記製品IDに基づいて、前記端末IDを有する携帯情報端末の消費者に購入された製品の保証書情報を特定し、
前記メーカ・販売店・ユーザ登録情報保管手段は、
前記販売店用販売情報・ユーザ情報追加登録手段により受信された前記製品IDと前記端末IDとに基づいて、対応する販売店情報とユーザ情報とを特定する
ことを特徴とする請求項4または5に記載の電子保証書管理サーバ。
【請求項7】
製品の保証書情報を管理する電子保証書管理方法であって、
メーカのメーカ情報処理端末から製品毎に保証書情報を電子保証書管理サーバに送信して登録するステップと、
販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店の販売店用情報処理端末から販売日、販売店情報、製品情報、及び前記消費者に係るユーザ情報を前記電子保証書管理サーバに送信し、前記保証書情報に追加登録するステップと、
前記消費者が所有する携帯情報端末から購入した製品の保証書情報を要求するステップと、
前記携帯情報端末からの要求に応じて、前記消費者が購入した製品の利用可能保証書データを、前記携帯情報端末に送信するステップと
を含むことを特徴とする電子保証書管理方法。
【請求項8】
前記携帯情報端末によって保証書一覧を要求するステップと、
前記携帯情報端末から保証書一覧を要求されると、前記電子保証書管理サーバによって、前記製品情報、及び前記ユーザ情報に基づいて、前記携帯情報端末に対応する消費者が購入した製品の利用可能保証書データの一覧を送信するステップと、
前記電子保証書管理サーバから送信される、前記利用可能保証書データの一覧を前記携帯情報端末によって保存するステップと、
前記携帯情報端末によって、前記保証書データの一覧から選択された製品の保証書データを要求するステップと、
前記携帯情報端末から保証書データが要求されると、前記電子保証書管理サーバによって、前記要求された製品の保証書データを前記携帯情報端末に送信するステップと、
前記電子保証書管理サーバから送信される、前記保証書データを前記携帯情報端末によって保存するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の電子保証書管理方法。
【請求項9】
前記販売店で消費者に製品が販売される際に、前記販売店用情報処理端末によって、購入した製品を識別するための製品IDを読み取るとともに、前記消費者の携帯情報端末を識別するための端末IDを読み取り、前記製品IDと前記端末IDとを前記電子保証書管理サーバに送信するステップと、
前記電子保証書管理サーバによって、前記メーカ情報処理端末によって登録された、製品毎の保証書情報の中から、前記製品IDに基づいて、前記端末IDを有する携帯情報端末の消費者に購入された製品の保証書情報を特定するステップと、
前記電子保証書管理サーバによって、前記製品IDと前記端末IDとに基づいて、対応する販売店情報とユーザ情報とを特定するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項7または8に記載の電子保証書管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−113602(P2012−113602A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−263435(P2010−263435)
【出願日】平成22年11月26日(2010.11.26)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)