説明

電子機器

【課題】 電子機器の廃棄時における分解作業を容易にして、電子機器の解体に要する時間と人手を大幅に削減し、電子機器から漏れなく解体部品を取り外して電子機器の再資源化を促進するために好適な電子機器を提供すること。
【解決手段】 不揮発性記憶素子内蔵の非接触通信ICタグを有する電子機器において、分解・分別してリサイクルに必要な環境情報を前記被接触通信ICタグが有し、前記環境情報としてリサイクル部品の配置場所に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の構成部品の材料に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の寸法に関する情報、あるいは前記リサイクル部品を取り外す際の手順に関する情報、あるいは前記リサイクル部品取り外しの必要の有無に関する情報の何れかを少なくとも1つ有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気電子部品を有する電子機器に関し、電気電子部品の解体性や分離性を向上し、電子機器のリサイクル性向上を考慮したことを特徴とする電子機器の解体方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地球環境問題が深刻化するにつれ、工業製品に対するリサイクル性の要求が高まってきている。それは、工業製品は大型で重く、また非常に固い部品が含まれているために粗大ゴミ処理施設での処理が困難なものが多く存在するためでもある。工業製品の中でも家電製品はこれに該当するものが多く、有用な資源が多くあるにもかかわらず、リサイクルが困難で大部分が埋め立てられている状況にある。
【0003】
このような背景から、日本では、廃棄物の減量と資源の有効利用の観点より、廃棄物のリサイクル推進の新たな仕組みを構築するための法律、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)が既に施行されている。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目が特定家庭用機器として指定され、小売業者は「排出者からの引取りと製造業者等への引渡し」、製造業者等は「引取りとリサイクル(再商品化等)」といった役割をそれぞれが分担し、リサイクルを推進することが義務づけられている。
【0004】
また、ヨーロッパでは、電気電子機器リサイクルに関する法律、WEEE(Waste Electronic and Electric Equipment(廃電気電子機器指令))が2003年2月に発行された。これによると、2005年8月13日までに、電気電子機器の生産者は、リサイクルシステムを構築する必要があり、2006年12月31日までに所定のリサイクル率を達成しなければならない。また、有害物を含むと考えられる部品(10cm2以上のPCBアセンブリ、100cm2以上のLCD、水銀を含むバルブ、臭素系難燃剤を含むプラスティック等)は、全て取り外さなければならないことも特記事項として記載されている。
【0005】
上述したように、世界中のリサイクルに対する意識が非常に高まり、相次いでリサイクルに関する法律制定されている中、家電製品やそれ以外の電子機器について分解性を高めてリサイクルを容易にすることは、地球環境問題に対する取り組みとして極めて重要な課題の一つである。そして、現在まで環境負荷ユニットとして廃却されてしまう電子機器のリサイクル化も例外ではない時代が到来したといえる。上述したような状況の中、電子機器のリサイクルに関する発明も数多く出されるようになってきており、例えば、特許文献1ではリサイクルに適したチップ状締結部品を用いて電子機器の解体を容易にする提案を行っている。
【特許文献1】特開2000−81016号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、確かに対象とする部品の解体作業は容易になるものの、電子機器内に解体を要する電気部品はたくさん存在しており、その一つ一つを漏れなく電子機器から取り外すことについては言及されていない。そして、これは特許文献1に限られたものではなく、現在まで提案されている電子機器のリサイクルに関する提案全般において言える。上述したようにWEEEが施行されれば、電気電子機器の生産者は電子機器内に点在する10cm2以上のPCBアセンブリ全てを取り除かなければならなくなるため、漏れなく電子機器から解体部品を取り外すことが必須となる。
【0007】
本発明の目的は、電子機器の廃棄時における分解作業を容易にして、電子機器の解体に要する時間と人手を大幅に削減し、電子機器から漏れなく解体部品を取り外して電子機器の再資源化を促進するために好適な電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本出願に係る第一の発明は、不揮発性記憶素子内蔵の非接触通信ICタグを有する電子機器において、分解・分別してリサイクルに必要な環境情報を前記被接触通信ICタグが有することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するため、本出願に係る第二の発明は、前記環境情報とは、リサイクル部品の配置場所に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の構成部品の材料に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の寸法に関する情報、あるいは前記リサイクル部品を取り外す際の手順に関する情報、あるいは前記リサイクル部品取り外しの必要の有無に関する情報の何れかを少なくとも1つ有することを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本出願に係る第三の発明は、1つないしは複数のリサイクル部品を有する電子機器において、前記リサイクル部品各々に不揮発性記憶素子内蔵の非接触通信ICタグを有することを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本出願に係る第四の発明は、前記非接触通信ICタグが、分解・分別してリサイクルに必要な環境情報を有することを特徴とする。
【0012】
また、上記目的を達成するため、本出願に係る第五の発明は、前記環境情報とは、リサイクル部品の配置場所に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の構成部品の材料に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の寸法に関する情報、あるいは前記リサイクル部品を取り外す際の手順に関する情報、あるいは前記リサイクル部品取り外しの必要の有無に関する情報の何れかを少なくとも1つ有することを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するため、本出願に係る第六の発明は、前記非接触通信ICタグにおいて、リサイクル部品に実装された部品を前記被接触通信ICタグのアンテナとして使用し、通信手段として利用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本出願に係る第一及び第二の発明によれば、電子機器を分解、分別してリサイクルするために必要な情報を、前記被接触通信ICタグより容易に入手することができるようになるため、電子機器の廃棄時における分解作業を作業者が容易に漏れなく実行可能な電子機器を提供することができる。
【0015】
また、本出願に係る第三及び第四、第五の発明によれば、前記被接触通信ICタグを解体すべきリサイクル部品各々に設けるため、リサイクル部品各々個別情報が明確となり、リサイクルの解体作業者はさらに漏れなく電子機器の解体作業を実行可能な電子機器を提供することができる。
【0016】
また、本出願に係る第六の発明によれば、前記被接触通信ICタグに通常では通信困難な場合においても、コストアップなく安易に通信可能とする電子機器を提供することができる。
【0017】
そして、本出願に係る第一から第六の発明によれば、電子機器の再資源化を促進するという効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
【実施例1】
【0019】
本発明における第一の実施例に関して、以下で図2及び図3を用いて説明を行う。図2は、電子機器に設けられた非接触通信ICタグ(以下、無線ICタグと呼ぶ)の情報を読み取るための装置構成の一例を表した図であり、図3は本実施例を説明するためのフローチャートである。
【0020】
電子機器Aをリサイクルのために分解するにあたり、まず電子機器Aはベルトコンベア103に設置される。(s101)電子機器Aは設置後、ベルトコンベア103によって図2内の矢印で示された進行方向に流され、その移動の途中でトンネル型のアンテナユニット102に到達する。(s102)アンテナユニット102は無線ICタグ101と交信し、無線ICタグ101内に記憶された情報を引き出すためのものである。ここで、アンテナユニット102をトンネル型としたのは、電子機器Aがベルトコンベア103にどのような方向に設置された場合においても、アンテナユニット102と無線ICタグ101とを確実に交信させる為である。従って、アンテナユニット102と無線ICタグ101とが確実に交信できればアンテナユニット102はどのような形状でもよく、トンネル型に限定するものではない。アンテナユニット102は無線ICタグ101と情報の受け渡しをするためのリーダ/ライタアンテナ106が設けられており、リーダ/ライタアンテナ106は送信用アンテナと受信用アンテナとの二種類で構成されている。
【0021】
電子機器Aはアンテナユニット102を通過する際、リーダ/ライタモジュール104のアンテナユニット102が作る誘導電磁界内を無線ICタグ101が通過することになる。無線ICタグ101が誘導電磁界内を通過すると、無線ICタグ101に内蔵されているタグアンテナ111に電磁誘導作用で起電力が発生し、この起電力によって無線ICタグ101に内蔵されたLSIチップ110が起動し、無線ICタグ101内のメモリ(不図示)にアクセスしたり、無線ICタグ101とリーダ/ライタモジュール104内のCPUとの通信を開始したりする。(s103)
リーダ/ライタモジュール104と無線ICタグ101とが通信を開始して無線ICタグ101に記憶された環境情報を取得すると(s104)、リーダ/ライタモジュール104は先に取得した環境情報をPC105に送信し、PC105のディスプレイ上に環境情報が表示される。(s105)
従来では、無線ICタグに記憶された情報として商品コードや商品名、ロット番号、製造年月日、寿命等であったものに対し、本発明ではさらに環境情報を無線ICタグ101に記憶させておく。その環境情報は特に電気電子部品を含む電気ユニット110に関する情報であり、具体的には、電子機器A内のどの場所に電気ユニット110が配置されているのかといった場所に関する情報、また、電気ユニット110がどのような材料で構成されているのかといった材料に関する情報、電気ユニット110の寸法に関する情報、電気ユニット110を取り外す手順に関する情報、WEEE指令によって電子機器Aから取り外さなくてはならない電気ユニット110に関する情報等を簡易に得ることができるようになる。そして、その環境情報はPC105等に明確に表示されることで、作業者は電気機器Aの分解作業をスムースかつ漏れなくに実行することができるようになる。
【実施例2】
【0022】
本発明における第二の実施例に関して、以下で図1、図2及び図4を用いて説明を行う。図1は電子機器Aと電子機器A内に配置された電気ユニット110の一例を表す図であり、図2は電子機器に設けられた無線ICタグの情報を読み取るための装置構成例を表した図、図4は本実施例を説明するためのフローチャートである。
【0023】
電子機器Aをリサイクルのために分解するにあたり、まず電子機器Aはベルトコンベア103に設置される。(s201)電子機器Aは設置後、ベルトコンベア103によって図2内の矢印で示された進行方向に流され、その移動の途中でトンネル型のアンテナユニット102に到達する。(s202)アンテナユニット102は無線ICタグ101と交信し、無線ICタグ101内に記憶された情報を引き出すためのものである。本実施例においては、電気機器A内に複数の無線ICタグ101を所有しており、アンテナユニット102と無線ICタグ101との間の通信を正確に実行するため、アンテナユニット102はトンネル型とするのが望ましい。アンテナユニット102は無線ICタグ101と情報の受け渡しをするためのリーダ/ライタアンテナ106が設けられており、リーダ/ライタアンテナ106は送信用アンテナと受信用アンテナとの二種類で構成されている。
【0024】
電子機器Aはアンテナユニット102を通過する際、リーダ/ライタモジュール104のアンテナユニット102が作る誘導電磁界内を無線ICタグ101が通過することになる。無線ICタグ101が誘導電磁界内を通過すると、無線ICタグ101に内蔵されているタグアンテナ111に電磁誘導作用で起電力が発生し、この起電力によって無線ICタグ101に内蔵されたLSIチップ110が起動し、無線ICタグ101内のメモリ(不図示)にアクセスしたり、無線ICタグ101とリーダ/ライタモジュール104内のCPUとの通信を開始したりする。(s203)
リーダ/ライタモジュール104と無線ICタグ101とが通信を開始して無線ICタグ101に記憶された環境情報を取得すると(s204)、リーダ/ライタモジュール104は先に取得した環境情報をPC105に送信し、PC105のディスプレイ上に環境情報が表示される。(s205)
電子機器A内には1つないしは複数の無線ICタグ101が存在(本実施例では6つの無線ICタグ101が存在)しているため、上述したようなリーダ/ライタモジュール104と無線ICタグ101との間の通信は、無線ICタグ101各々全てについて行われることになる。なお、本実施例においては、無線ICタグ101の搭載された電気ユニット110は、電子機器Aから取り外さなければならない電気部品であるものとする。
【0025】
PC105から環境情報を取得した作業者は、その情報をもとに、電子機器Aから取り外さなくてはならない電気ユニット110を取り外す作業を実行する。(s206)ここで作業者は、電子機器A内の電気ユニット110の配置されている場所に関する情報、電気ユニット110の材料に関する情報、電気ユニット110の寸法に関する情報、電気ユニット110の取り外し手順に関する情報等を得ているため、スムースに電子機器Aの分解作業を行うことができるのである。
【0026】
電気ユニット110の取り外し作業が終了すると、作業者は電気ユニット110の取り外された電子機器Aを再びベルトコンベア103に設置する。(s207)電子機器Aは再びベルトコンベア103によって移動させられ、アンテナユニット102に到達すると、アンテナユニット102の作り出す誘導磁界内を横切ることになる。(s208)ここで、電気ユニット110が全て取り外されているならば、リーダ/ライタモジュール104と無線ICタグ101の間の通信が行われることはないため、電気ユニット110が全て取り外されていることが確認されて解体作業は終了となる。(s209)リーダ/ライタモジュール104と無線ICタグ101が通信された場合には、取り外すべき電気ユニット110が残存していることになるため、再び残存している電気ユニット110の無線ICタグ101の環境情報を取得して取り外し作業を再開する。上述したように、本実施例によれば、電子機器Aから取り外すべき電気ユニット110を作業者が簡単に取り外すことができるだけでなく、作業後に電気ユニット110が完全に取り外されたのか簡単に確認を行うことができるため、電気ユニット110の取り外し忘れを防止し、簡単、確実に電子機器Aの分解作業を行うことができる。
【実施例3】
【0027】
電気ユニット110に搭載された無線ICタグ101とアンテナユニット102との間で通信を行う場合には、その通信を妨げられる可能性も考えられる。これにはいくつかの物理的な因子が働いて発生することが多く、その中でも大きな原因として挙げられるのが金属面への電磁誘導である。例えば、電気ユニット110が金属板に取付けられたり、金属の箱の中に搭載されたりした場合には通信が妨害され易い。これは、アンテナユニット102内のリーダ/ライタアンテナ106によって発生した磁束が金属面を貫通することで渦電流を発生させ、渦電流が流れることによりリーダ/ライタアンテナ106で発生した磁束と反対方向の磁界が発生してしまう為である。その結果として、無線ICタグ101に供給すべき誘導磁界強度が大きく減衰し、電源を持たない無線ICタグ101に十分な搬送波が届かず、タグアンテナ121に起電力が発生せずに交信が遮断されてしまうことになる。
【0028】
第二の実施例のように電気ユニット110に無線ICタグ101を取付けた場合、上記したような不具合を解消して確実に通信を行う方法として、電気ユニット110に実装された部品を利用することが考えられる。本実施例では、その実装された部品として束線123を利用する方法を、図5を用いて以下で説明する。
【0029】
図5はある電気ユニット110の一部分を表した図である。無線ICタグ101を含む電気電子部品は、箱型の板金127で覆われているため、そのままでは外部のアンテナユニット102と無線ICタグ101との間で通信を行うことは難しい。そこで、電気ユニット110内のプリント回路基板124に実装されたコネクタ122と束線123を利用して、無線ICタグ101とアンテナユニット102との間で通信を実行させる。
【0030】
コネクタ122の所定のピン2つは、無線ICタグ101上のLSIチップ120と接続されている。しかしながら、このままではタグアンテナ121は開放状態でありアンテナとしての機能を果たさない。そこで、束線123のもう一方の端にあるコネクタにショート用コネクタ126を接続することで、タグアンテナ121に完全なループを形成させ、アンテナとして機能させることができるようになる。前述した所定のピン2つは、製品使用時に使用しているピンでも構わないし、リサイクル時の無線ICタグ101との交信用に別途設けておいてももちろん構わない。
【0031】
このように、電源ユニット110を覆っている板金127の外部に引き出された束線123を、タグアンテナ121の一部として利用することでアンテナユニット102と通信させることで、通常では困難な無線ICタグ101とアンテナユニット102との間の通信を実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第二の実施例形態における電子機器の一例を表した図である。
【図2】本発明における無線ICタグの情報を読み取るための装置構成の一例を表した図である。
【図3】本発明の第一の実施例形態を説明するためのフローチャート図である。
【図4】本発明の第二の実施例形態を説明するためのフローチャート図である。
【図5】本発明の第三の実施例形態における電気電子部品の一例を表した図である。
【符号の説明】
【0033】
101 無線ICタグ
102 アンテナユニット
103 ベルトコンベア
104 リーダ/ライタモジュール
105 PC
106 リーダ/ライタアンテナ
110 電気ユニット
120 LSIチップ
121 タグアンテナ
122 コネクタ
123 束線
124 プリント回路基板
125 回路パターン
126 ショート用コネクタ
127 板金
A 電子機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不揮発性記憶素子内蔵の非接触通信ICタグを有する電子機器において、分解・分別してリサイクルに必要な環境情報を前記被接触通信ICタグが有することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記環境情報とは、リサイクル部品の配置場所に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の構成部品の材料に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の寸法に関する情報、あるいは前記リサイクル部品を取り外す際の手順に関する情報、あるいは前記リサイクル部品取り外しの必要の有無に関する情報の何れかを少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
1つないしは複数のリサイクル部品を有する電子機器において、前記リサイクル部品各々に不揮発性記憶素子内蔵の非接触通信ICタグを有することを特徴とする電子機器。
【請求項4】
前記非接触通信ICタグが、分解・分別してリサイクルに必要な環境情報を有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記環境情報とは、リサイクル部品の配置場所に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の構成部品の材料に関する情報、あるいは前記リサイクル部品の寸法に関する情報、あるいは前記リサイクル部品を取り外す際の手順に関する情報、あるいは前記リサイクル部品取り外しの必要の有無に関する情報の何れかを少なくとも1つ有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記非接触通信ICタグにおいて、リサイクル部品に実装された部品を前記被接触通信ICタグのアンテナとして使用し、通信手段として利用することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−38205(P2009−38205A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−200912(P2007−200912)
【出願日】平成19年8月1日(2007.8.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】