電子機器
【課題】2台の端末が装着されている状態において、一方の端末において通常行われるユーザ通知のための発光動作が、他方の端末への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことのできる電子機器を提供すること。
【解決手段】端末1と端末2とが着脱自在に構成された電子機器であって、端末1に設けられ、端末1の動作内容を示す光を発するLED101と、端末2のうち、端末1が装着されているときにLED101と対向する位置に配置され、LED101が発する光を受光する受光部201と、端末2に設けられ、受光部201で受光した光に応じて、端末1の動作内容を認識する受光信号解析部202と、端末2に設けられ、受光信号解析部202で認識された端末1の動作内容を示す情報を表示する表示部204とを備える。
【解決手段】端末1と端末2とが着脱自在に構成された電子機器であって、端末1に設けられ、端末1の動作内容を示す光を発するLED101と、端末2のうち、端末1が装着されているときにLED101と対向する位置に配置され、LED101が発する光を受光する受光部201と、端末2に設けられ、受光部201で受光した光に応じて、端末1の動作内容を認識する受光信号解析部202と、端末2に設けられ、受光信号解析部202で認識された端末1の動作内容を示す情報を表示する表示部204とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれが独立したシステムを有する2台の情報端末が着脱自在に構成された電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の2台の情報端末が接続および分離が可能な電子機器は、各種の工夫が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1および特許文献2には、携帯型コンピュータに、携帯型コンピュータより小さな携帯電話が接続および分離可能となる電子機器が記載されている。
【0004】
また、特許文献3には、携帯電話端末に可視光発光部と可視光受光部を搭載し、複数の携帯電話端末間を可視光によって通信する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2001/0039195号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/0203504号明細書
【特許文献3】特開2005−260380公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述の特許文献1では、複数の端末を着脱することはできるが、端末間では電源しか共有することができず、データ通信を行うことができない。
【0007】
また、特許文献2では、複数の端末間でデータ通信を行うことはできるが、端末間に専用インターフェースを設け、有線(コネクタ)接続しているため、端末の着脱構造に制約が発生し、端末サイズが大きくなってしまう可能性がある。
【0008】
また、特許文献3の場合では、複数の端末間を無線接続し、データ通信を行うことができるが、複数の端末を着脱することができないため、ユーザは意図して端末を所定の位置に配置しなければならない。
本発明はこのような考察に基づいてなされたものであり、2台の端末が装着されている状態において、一方の端末において通常行われるユーザ通知のための発光動作が、他方の端末への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことのできる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子機器は、第1筐体と第2筐体とが着脱自在に構成された電子機器であって、前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を示す光を発する発光部と、前記第2筐体のうち、第1筐体が装着されているときに前記発光部と対向する位置に配置され、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光に応じて、前記第1筐体の動作内容を認識する受光信号解析部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する出力部と、を備えた構成を有する。
【0010】
この構成により、第1筐体におけるユーザ通知のための発光動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0011】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記発光部の発する光の点滅を認識する構成を有する。
【0012】
この構成により、第1筐体におけるユーザ通知のための点滅動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0013】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記第1筐体に設けられた通信部が着信した状態であることを示す前記発光部の点滅を認識し、前記出力部は、前記第1筐体の通信部に着信があったことを示す情報を出力する構成を有する。
【0014】
この構成により、第1の筐体において着信があったことを示す点滅動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができ、第2筐体にて着信があったことをユーザへ報知する事ができる。
【0015】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記発光部の発する光の色を認識する構成を有する。
【0016】
この構成により、第1筐体においてユーザ通知のための発光部が発する光の色が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0017】
また、本発明の電子機器は、前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を可視光通信データに変調する変調制御部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光から可視光通信データに復調する復調制御部と、をさらに備え、前記受光信号解析部が、前記可視光データから前記第1筐体の動作内容を認識し、前記出力部が、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する構成を有する。
【0018】
この構成により、第2筐体は、第1筐体が装着されているときにおいて、第1筐体の動作内容を示す可視光通信データを認識し、その情報を出力部に表示することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、2台の端末が装着されている状態において、一方の端末において通常行われるユーザ通知のための発光動作が、他方の端末への情報通信兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態1〜4における端末1の外観を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1〜4における端末2の外観を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態1〜4における端末1および端末2が合体したときの外観を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態1〜3における端末1の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1〜3における端末2の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態1における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態1における充電中の表示部204の一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における充電完了時の表示部204の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態2における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態4における端末1の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態4における端末2の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態4における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における端末1の外観を示す斜視図である。
【0023】
端末1(第1筐体)は、例えば、携帯電話等の電子機器であり、充電状態や着信状態等、端末1の動作内容を示す光を発するLED101が設けられている。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態1における端末2の外観を示す斜視図である。
【0025】
端末2(第2筐体)は、例えば、折り畳み型のノートパソコン等の電子機器であり、端末2を閉じた状態のとき、外部に露出する面に凹部を備えている。また、端末2の凹部には、LEDの光を受光可能な受光部201が配置されている。
【0026】
図3は、本発明の実施の形態1における端末1と端末2の合体時の外観を示す斜視図である。
【0027】
端末1と端末2の合体時においては、LED101を受光できるよう、対向した位置に受光部201を配置し、かつLED101は外部から認識可能な位置に配置する。なお、端末1のLED101は、従来の携帯電話のように電池が充電中は点灯、非充電時は消灯する。なお、また、端末1のLED101は、従来の携帯電話のように端末1が着信した場合、所定間隔で点滅する。
【0028】
図4は、本発明の実施の形態1における端末1の構成を示すブロック図である。
【0029】
端末1は、LED101、充電制御部102、電池部103、通信制御部104、アンテナ部105、および状態制御部106とから構成されている。
【0030】
LED101は、充電状態や着信状態等、端末1の動作内容を示す光を発する。
【0031】
充電制御部102は、電池部103を充電する機能を有し、充電状態に応じて、LED101の点灯を制御する。
【0032】
電池部103は、端末1全体を駆動させる電力を供給する電源である。
【0033】
通信制御部104は、電波を音声データに変換する機能等を有し、着信状態に応じてLED101の点滅を制御する。
【0034】
アンテナ部105は、電波を送受信する機能を有し、着信を通信制御部104に通知する。
【0035】
状態制御部106は、端末1の各々の動作状態に対応した色のパラメータを持ち、LED101の発光する色を制御する。
【0036】
図5は、本発明の実施の形態1における端末2の構成を示すブロック図である。
【0037】
端末2は、受光部201、受光信号解析部202、端末制御部203、および表示部204とから構成されている。
【0038】
受光部201は、LED101からの光を受け取る。
【0039】
受光信号解析部202は、受光部101で受けた光を解析する。
【0040】
端末制御部203は、受光信号解析部201での解析結果を受けて、表示部204での表示内容を制御する。
【0041】
表示部204は、端末1、および端末2の状態等を表示する。
【0042】
図6は、本発明の実施の形態1における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が充電開始したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0043】
まず、端末1は、充電制御部102が電池部103に対して充電中である場合(ステップS101)、充電制御部102は、LED101を点灯する(ステップS102)。
【0044】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、受光していない状態から所定時間(例えば、10sec)以上、受光が継続しているか否かを判定する(ステップS103)。
【0045】
ここで、受光信号解析部202が所定時間以上、受光が継続していると判定した場合(ステップS103、Yes)、受光信号解析部202は受光が継続しているのは端末1が充電中であることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS104)ことで、端末2は端末1が充電中であることを認識(ステップS104)する。さらに、図7で示すように、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が充電中であることを例えば、文字であったり、電池アイコンの点滅等により表示する(ステップS105)。
【0046】
一方、受光部201が所定時間以上、受光が継続していないと判定した場合(ステップS103、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0047】
次に、端末1は、充電制御部102が電池部に対して充電完了した場合(ステップS106)、充電制御部102は、LED101を消灯させる(ステップS107)。
【0048】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受光できなくなるため、受光信号解析部202は、例えば、受光している状態から所定時間(例えば、10sec)以上、受光が継続していないか否かを判定する(ステップS108)。
【0049】
ここで、受光部201が所定時間以上、受光が継続していないと判定した場合(ステップS108、Yes)、受光が継続できなくなったのは端末1が充電完了したことを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS109)ことで、端末2は端末1が充電完了したことを認識(ステップS109)する(ステップS109)。さらに、図8で示すように、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が充電完了したことを例えば、電池アイコンの点滅停止等により表示する(ステップS110)。
【0050】
一方、受光部201が所定時間以上、受光が継続していると判定した場合(ステップS108、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0051】
この構成により、端末1におけるユーザ通知のための発光動作が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における端末1および端末2の構成は、図4および図5と同じ構成であるため、説明を省略する。また、本実施の形態2では、LED101の発する光が点滅する点が実施の形態1とは異なる。
【0052】
図9は、本発明の実施の形態2における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が着信したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0053】
まず、端末1は、通信制御部104がアンテナ部105からの着信通知がある場合(ステップS201)、通信制御部104は、LED101を点滅する(ステップS202)。
【0054】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、所定間隔(例えば、2Hz)の点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS203)。
【0055】
ここで、受光信号解析部202が所定間隔での点滅の受光が継続していると判定した場合(ステップS203、Yes)、受光信号解析部202は、点滅の受光が継続しているのは端末1が着信中であることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS204)ことで、端末2は端末1が着信中であることを認識(ステップS204)する。さらに、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が着信中であることを例えば、文字等により表示する(ステップS205)。
【0056】
一方、受光部201が所定間隔での点滅の受光が継続していないと判定した場合(ステップS203、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0057】
この構成により、端末1におけるユーザ通知のための点滅動作が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0058】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における端末1および端末2の構成は、図4および図5と同じ構成であるため、説明を省略する。また、本実施の形態3では、LED101の発する光の色で判定する点が実施の形態1および実施の形態2とは異なる。
【0059】
図10は、本発明の実施の形態3における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が状態遷移したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0060】
まず、端末1は、状態制御部106によってある状態への遷移が行われた場合(ステップS301)、状態制御部106は、LED101を点灯、または点滅する(ステップS302)。
【0061】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、所定の色(例えば、赤色なら波長は700nm)の点灯、または点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS303)。
【0062】
ここで、受光信号解析部202が所定の色の点灯、または点滅の受光が継続していると判定した場合(ステップS303、Yes)、受光信号解析部202は、点灯、または点滅の受光が継続しているのは端末1が状態遷移したことを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS304)ことで、端末2は端末1が状態遷移したことを認識(ステップS304)する。さらに、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が状態遷移したことを例えば、文字等により表示する(ステップS305)。
【0063】
一方、受光部201が所定の色の点灯、または点滅の受光が継続していないと判定した場合(ステップS303、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0064】
この構成により、端末1においてユーザ通知のための発光部が発する光の色が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0065】
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における端末1の構成を示すブロック図である。
【0066】
端末1は、図4の構成に変調制御部107を追加した構成からなる。
【0067】
変調制御部107は、例えば、特許文献3にあるような可視光通信データに変調する機能を有する。
【0068】
図12は、本発明の実施の形態4における端末2の構成を示すブロック図である。
【0069】
端末2は、図5の構成に復調制御部205を追加した構成からなる。
【0070】
復調制御部205は、例えば、特許文献3にあるような可視光通信データを復調する機能を有する。
【0071】
図13は、本発明の実施の形態4における端末1と端末2とが合体されているときに端末1がデータ通信を開始したときからの動作手順を示すフローチャートである。
【0072】
まず、端末1は、データ通信を開始するにあたり、変調制御部107で可視光通信データに変調し(ステップS401)、変調制御部107は、LED101を点灯、または点滅する(ステップS402)。
【0073】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、可視光通信データによる点灯、または点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS403)。
【0074】
ここで、受光信号解析部202が可視光通信データによる点灯、または点滅の受光である判定した場合(ステップS403、Yes)、受光信号解析部202は、点灯、または点滅の受光が継続しているのは端末1が可視光通信していることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS404)ことで、端末2は端末1が可視光通信をしたことを認識(ステップS404)する。さらに、復調制御部205で可視光通信データを復調し(ステップS405)、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が可視光通信したことを例えば、文字等により表示する(ステップS406)。
【0075】
一方、受光部201が可視光通信データによる点灯、または点滅ではないと判定した場合(ステップS403、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0076】
この構成により、端末2は、端末1が装着されているときにおいて、端末1の動作内容を示す可視光通信データを認識し、その情報を出力部に表示することができる。
【0077】
また、可視光通信ではユーザにLEDが点灯点滅していることを認識することができないように変調することも可能であるため、ユーザ通知のための発光動作と
両立が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明は、互いに独立したシステムを有する2つの端末において、特に端末1においては従来のハードウェア構成と同じ回路、部品追加なしで端末間のデータ通信を可能とするため、パソコン、PDA、携帯電話などの電子機器に有用である。
【符号の説明】
【0079】
101 LED
102 充電制御部
103 電池部
104 通信制御部
105 アンテナ部
106 状態制御部
107 変調制御部
201 受光部
202 受光信号解析部
203 端末制御部
204 表示部
205 復調制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれが独立したシステムを有する2台の情報端末が着脱自在に構成された電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の2台の情報端末が接続および分離が可能な電子機器は、各種の工夫が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1および特許文献2には、携帯型コンピュータに、携帯型コンピュータより小さな携帯電話が接続および分離可能となる電子機器が記載されている。
【0004】
また、特許文献3には、携帯電話端末に可視光発光部と可視光受光部を搭載し、複数の携帯電話端末間を可視光によって通信する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2001/0039195号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/0203504号明細書
【特許文献3】特開2005−260380公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述の特許文献1では、複数の端末を着脱することはできるが、端末間では電源しか共有することができず、データ通信を行うことができない。
【0007】
また、特許文献2では、複数の端末間でデータ通信を行うことはできるが、端末間に専用インターフェースを設け、有線(コネクタ)接続しているため、端末の着脱構造に制約が発生し、端末サイズが大きくなってしまう可能性がある。
【0008】
また、特許文献3の場合では、複数の端末間を無線接続し、データ通信を行うことができるが、複数の端末を着脱することができないため、ユーザは意図して端末を所定の位置に配置しなければならない。
本発明はこのような考察に基づいてなされたものであり、2台の端末が装着されている状態において、一方の端末において通常行われるユーザ通知のための発光動作が、他方の端末への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことのできる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子機器は、第1筐体と第2筐体とが着脱自在に構成された電子機器であって、前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を示す光を発する発光部と、前記第2筐体のうち、第1筐体が装着されているときに前記発光部と対向する位置に配置され、前記発光部が発する光を受光する受光部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光に応じて、前記第1筐体の動作内容を認識する受光信号解析部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する出力部と、を備えた構成を有する。
【0010】
この構成により、第1筐体におけるユーザ通知のための発光動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0011】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記発光部の発する光の点滅を認識する構成を有する。
【0012】
この構成により、第1筐体におけるユーザ通知のための点滅動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0013】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記第1筐体に設けられた通信部が着信した状態であることを示す前記発光部の点滅を認識し、前記出力部は、前記第1筐体の通信部に着信があったことを示す情報を出力する構成を有する。
【0014】
この構成により、第1の筐体において着信があったことを示す点滅動作が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができ、第2筐体にて着信があったことをユーザへ報知する事ができる。
【0015】
また、本発明の電子機器は、前記受光信号解析部が、前記発光部の発する光の色を認識する構成を有する。
【0016】
この構成により、第1筐体においてユーザ通知のための発光部が発する光の色が、第2筐体への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0017】
また、本発明の電子機器は、前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を可視光通信データに変調する変調制御部と、前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光から可視光通信データに復調する復調制御部と、をさらに備え、前記受光信号解析部が、前記可視光データから前記第1筐体の動作内容を認識し、前記出力部が、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する構成を有する。
【0018】
この構成により、第2筐体は、第1筐体が装着されているときにおいて、第1筐体の動作内容を示す可視光通信データを認識し、その情報を出力部に表示することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、2台の端末が装着されている状態において、一方の端末において通常行われるユーザ通知のための発光動作が、他方の端末への情報通信兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態1〜4における端末1の外観を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1〜4における端末2の外観を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態1〜4における端末1および端末2が合体したときの外観を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態1〜3における端末1の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1〜3における端末2の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態1における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態1における充電中の表示部204の一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における充電完了時の表示部204の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態2における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態4における端末1の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態4における端末2の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態4における端末1および端末2の動作手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における端末1の外観を示す斜視図である。
【0023】
端末1(第1筐体)は、例えば、携帯電話等の電子機器であり、充電状態や着信状態等、端末1の動作内容を示す光を発するLED101が設けられている。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態1における端末2の外観を示す斜視図である。
【0025】
端末2(第2筐体)は、例えば、折り畳み型のノートパソコン等の電子機器であり、端末2を閉じた状態のとき、外部に露出する面に凹部を備えている。また、端末2の凹部には、LEDの光を受光可能な受光部201が配置されている。
【0026】
図3は、本発明の実施の形態1における端末1と端末2の合体時の外観を示す斜視図である。
【0027】
端末1と端末2の合体時においては、LED101を受光できるよう、対向した位置に受光部201を配置し、かつLED101は外部から認識可能な位置に配置する。なお、端末1のLED101は、従来の携帯電話のように電池が充電中は点灯、非充電時は消灯する。なお、また、端末1のLED101は、従来の携帯電話のように端末1が着信した場合、所定間隔で点滅する。
【0028】
図4は、本発明の実施の形態1における端末1の構成を示すブロック図である。
【0029】
端末1は、LED101、充電制御部102、電池部103、通信制御部104、アンテナ部105、および状態制御部106とから構成されている。
【0030】
LED101は、充電状態や着信状態等、端末1の動作内容を示す光を発する。
【0031】
充電制御部102は、電池部103を充電する機能を有し、充電状態に応じて、LED101の点灯を制御する。
【0032】
電池部103は、端末1全体を駆動させる電力を供給する電源である。
【0033】
通信制御部104は、電波を音声データに変換する機能等を有し、着信状態に応じてLED101の点滅を制御する。
【0034】
アンテナ部105は、電波を送受信する機能を有し、着信を通信制御部104に通知する。
【0035】
状態制御部106は、端末1の各々の動作状態に対応した色のパラメータを持ち、LED101の発光する色を制御する。
【0036】
図5は、本発明の実施の形態1における端末2の構成を示すブロック図である。
【0037】
端末2は、受光部201、受光信号解析部202、端末制御部203、および表示部204とから構成されている。
【0038】
受光部201は、LED101からの光を受け取る。
【0039】
受光信号解析部202は、受光部101で受けた光を解析する。
【0040】
端末制御部203は、受光信号解析部201での解析結果を受けて、表示部204での表示内容を制御する。
【0041】
表示部204は、端末1、および端末2の状態等を表示する。
【0042】
図6は、本発明の実施の形態1における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が充電開始したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0043】
まず、端末1は、充電制御部102が電池部103に対して充電中である場合(ステップS101)、充電制御部102は、LED101を点灯する(ステップS102)。
【0044】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、受光していない状態から所定時間(例えば、10sec)以上、受光が継続しているか否かを判定する(ステップS103)。
【0045】
ここで、受光信号解析部202が所定時間以上、受光が継続していると判定した場合(ステップS103、Yes)、受光信号解析部202は受光が継続しているのは端末1が充電中であることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS104)ことで、端末2は端末1が充電中であることを認識(ステップS104)する。さらに、図7で示すように、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が充電中であることを例えば、文字であったり、電池アイコンの点滅等により表示する(ステップS105)。
【0046】
一方、受光部201が所定時間以上、受光が継続していないと判定した場合(ステップS103、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0047】
次に、端末1は、充電制御部102が電池部に対して充電完了した場合(ステップS106)、充電制御部102は、LED101を消灯させる(ステップS107)。
【0048】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受光できなくなるため、受光信号解析部202は、例えば、受光している状態から所定時間(例えば、10sec)以上、受光が継続していないか否かを判定する(ステップS108)。
【0049】
ここで、受光部201が所定時間以上、受光が継続していないと判定した場合(ステップS108、Yes)、受光が継続できなくなったのは端末1が充電完了したことを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS109)ことで、端末2は端末1が充電完了したことを認識(ステップS109)する(ステップS109)。さらに、図8で示すように、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が充電完了したことを例えば、電池アイコンの点滅停止等により表示する(ステップS110)。
【0050】
一方、受光部201が所定時間以上、受光が継続していると判定した場合(ステップS108、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0051】
この構成により、端末1におけるユーザ通知のための発光動作が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における端末1および端末2の構成は、図4および図5と同じ構成であるため、説明を省略する。また、本実施の形態2では、LED101の発する光が点滅する点が実施の形態1とは異なる。
【0052】
図9は、本発明の実施の形態2における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が着信したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0053】
まず、端末1は、通信制御部104がアンテナ部105からの着信通知がある場合(ステップS201)、通信制御部104は、LED101を点滅する(ステップS202)。
【0054】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、所定間隔(例えば、2Hz)の点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS203)。
【0055】
ここで、受光信号解析部202が所定間隔での点滅の受光が継続していると判定した場合(ステップS203、Yes)、受光信号解析部202は、点滅の受光が継続しているのは端末1が着信中であることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS204)ことで、端末2は端末1が着信中であることを認識(ステップS204)する。さらに、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が着信中であることを例えば、文字等により表示する(ステップS205)。
【0056】
一方、受光部201が所定間隔での点滅の受光が継続していないと判定した場合(ステップS203、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0057】
この構成により、端末1におけるユーザ通知のための点滅動作が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0058】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における端末1および端末2の構成は、図4および図5と同じ構成であるため、説明を省略する。また、本実施の形態3では、LED101の発する光の色で判定する点が実施の形態1および実施の形態2とは異なる。
【0059】
図10は、本発明の実施の形態3における端末1と端末2とが合体されているときに端末1が状態遷移したときの動作手順を示すフローチャートである。
【0060】
まず、端末1は、状態制御部106によってある状態への遷移が行われた場合(ステップS301)、状態制御部106は、LED101を点灯、または点滅する(ステップS302)。
【0061】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、例えば、所定の色(例えば、赤色なら波長は700nm)の点灯、または点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS303)。
【0062】
ここで、受光信号解析部202が所定の色の点灯、または点滅の受光が継続していると判定した場合(ステップS303、Yes)、受光信号解析部202は、点灯、または点滅の受光が継続しているのは端末1が状態遷移したことを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS304)ことで、端末2は端末1が状態遷移したことを認識(ステップS304)する。さらに、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が状態遷移したことを例えば、文字等により表示する(ステップS305)。
【0063】
一方、受光部201が所定の色の点灯、または点滅の受光が継続していないと判定した場合(ステップS303、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0064】
この構成により、端末1においてユーザ通知のための発光部が発する光の色が、端末2への情報通信を兼ねることによって、ユーザが意識することなく端末間で情報通信を行うことができる。
【0065】
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における端末1の構成を示すブロック図である。
【0066】
端末1は、図4の構成に変調制御部107を追加した構成からなる。
【0067】
変調制御部107は、例えば、特許文献3にあるような可視光通信データに変調する機能を有する。
【0068】
図12は、本発明の実施の形態4における端末2の構成を示すブロック図である。
【0069】
端末2は、図5の構成に復調制御部205を追加した構成からなる。
【0070】
復調制御部205は、例えば、特許文献3にあるような可視光通信データを復調する機能を有する。
【0071】
図13は、本発明の実施の形態4における端末1と端末2とが合体されているときに端末1がデータ通信を開始したときからの動作手順を示すフローチャートである。
【0072】
まず、端末1は、データ通信を開始するにあたり、変調制御部107で可視光通信データに変調し(ステップS401)、変調制御部107は、LED101を点灯、または点滅する(ステップS402)。
【0073】
次に、端末2は、受光部201でLED101が発する光を受け、受光信号解析部202は、可視光通信データによる点灯、または点滅で受光が継続しているか否かを判定する(ステップS403)。
【0074】
ここで、受光信号解析部202が可視光通信データによる点灯、または点滅の受光である判定した場合(ステップS403、Yes)、受光信号解析部202は、点灯、または点滅の受光が継続しているのは端末1が可視光通信していることを示していると判断し、端末制御部203に通知する(ステップS404)ことで、端末2は端末1が可視光通信をしたことを認識(ステップS404)する。さらに、復調制御部205で可視光通信データを復調し(ステップS405)、表示部204は端末制御部203からの通知を受け、端末1が可視光通信したことを例えば、文字等により表示する(ステップS406)。
【0075】
一方、受光部201が可視光通信データによる点灯、または点滅ではないと判定した場合(ステップS403、No)、再度、LED101が光を発しているか否か判定を繰り返す。
【0076】
この構成により、端末2は、端末1が装着されているときにおいて、端末1の動作内容を示す可視光通信データを認識し、その情報を出力部に表示することができる。
【0077】
また、可視光通信ではユーザにLEDが点灯点滅していることを認識することができないように変調することも可能であるため、ユーザ通知のための発光動作と
両立が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明は、互いに独立したシステムを有する2つの端末において、特に端末1においては従来のハードウェア構成と同じ回路、部品追加なしで端末間のデータ通信を可能とするため、パソコン、PDA、携帯電話などの電子機器に有用である。
【符号の説明】
【0079】
101 LED
102 充電制御部
103 電池部
104 通信制御部
105 アンテナ部
106 状態制御部
107 変調制御部
201 受光部
202 受光信号解析部
203 端末制御部
204 表示部
205 復調制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1筐体と第2筐体とが着脱自在に構成された電子機器であって、
前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を示す光を発する発光部と、
前記第2筐体のうち、第1筐体が装着されているときに前記発光部と対向する位置に配置され、前記発光部が発する光を受光する受光部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光に応じて、前記第1筐体の動作内容を認識する受光信号解析部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する出力部と、
を有する電子機器。
【請求項2】
前記受光信号解析部は、前記発光部の発する光の点滅を認識することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記受光信号解析部は、前記第1筐体に設けられた通信部が着信した状態であることを示す前記発光部の点滅を認識し、
前記出力部は、前記第1筐体の通信部に着信があったことを示す情報を出力することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記受光信号解析部は、前記発光部の発する光の色を認識することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を可視光通信データに変調する変調制御部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光から可視光通信データに復調する復調制御部と、をさらに備え、
前記受光信号解析部は、前記可視光データから前記第1筐体の動作内容を認識し、
前記出力部は、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項1】
第1筐体と第2筐体とが着脱自在に構成された電子機器であって、
前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を示す光を発する発光部と、
前記第2筐体のうち、第1筐体が装着されているときに前記発光部と対向する位置に配置され、前記発光部が発する光を受光する受光部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光に応じて、前記第1筐体の動作内容を認識する受光信号解析部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力する出力部と、
を有する電子機器。
【請求項2】
前記受光信号解析部は、前記発光部の発する光の点滅を認識することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記受光信号解析部は、前記第1筐体に設けられた通信部が着信した状態であることを示す前記発光部の点滅を認識し、
前記出力部は、前記第1筐体の通信部に着信があったことを示す情報を出力することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記受光信号解析部は、前記発光部の発する光の色を認識することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項5】
前記第1筐体に設けられ、前記第1筐体の動作内容を可視光通信データに変調する変調制御部と、
前記第2筐体に設けられ、前記受光部で受光した光から可視光通信データに復調する復調制御部と、をさらに備え、
前記受光信号解析部は、前記可視光データから前記第1筐体の動作内容を認識し、
前記出力部は、前記受光信号解析部で認識された前記第1筐体の動作内容を示す情報を出力することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−123523(P2011−123523A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−278126(P2009−278126)
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
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