説明

電気式床暖房パネル

【課題】電気式床暖房パネルが異音(床鳴り音)を発生するのを防止する。
【解決手段】木質材によって形成されたパネル基材1と、パネル基材1の裏面側に配設される電気ヒータ2と、電気ヒータ2に接続するコネクタ3,4と、パネル基材1の裏面側に形成されたコネクタ収容凹部5,6とを備えた電気式床暖房パネル10A〜10Fにおいて、コネクタ収容凹部5,6の側壁にコネクタとの接触により異音が発生するのを防止するための緩衝層20,21または摩擦緩衝層としての樹脂層23を形成する。コネクタ3,4の側面に緩衝層20,21または摩擦緩衝層としての樹脂層23を形成するようにしてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、木質材によって形成されたパネル基材の裏面に電気ヒータが組み込まれた形態の電気式床暖房パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
図8,図9に示すように、木質材によって形成されたパネル基材1と、パネル基材1の裏面側に配設される電気ヒータ2と、電気ヒータ2に接続するコネクタ3,4と、パネル基材1の裏面側に形成されたコネクタ収容凹部5,6と、パネル基材1の裏面に貼着された緩衝材7とを備えた電気式床暖房パネル10は知られている。このように、パネル基材1の裏面に緩衝材7を貼着した形態の電気式床暖房パネル10は、直貼り用の電気式床暖房パネルとして主に用いられる。
【0003】
パネル基材1の4周には、通常、本実加工が施され、また、パネル基材1の表面側には、図9に示すように、突き板等の表面化粧材9が貼着される。また、図示の例では、4本の床材ピース1aを雁木状に組み付けたものとしてパネル基材1を示しているが、一枚の板材でパネル基材1を作ることもあり、また、雁木状でなく、全体として単に矩形状にパネル基材1を形成することもある。
【0004】
この形態の電気式床暖房パネル10は、歩行者が床暖房フロアを歩行するときに、緩衝材7が圧縮され、これに伴ってパネル基材1が僅かに沈み込む。それにより、パネル基材1に形成したコネクタ収容凹部5,6の天面とコネクタ3,4の上面が接触し、接触音(異音)が発生することがあり、床鳴りの原因となる。特許文献1にはその対策として、図9に示すように、コネクタ3,4の上面またはコネクタ収容凹部5,6の天面に、クッション性を有するシート部材11を貼着することが記載されている。コネクタ3,4の裏面にもクッション性を有するシート部材11を貼着することにより、床下地面にコネクタ3,4の裏面が当接することにより生じる異音(床鳴り音)の発生も防止している。
【0005】
【特許文献1】特開2000−320843号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図8,図9に示した形態の電気式床暖房パネル10の多数枚をコネクタ同士を接続しながら床下地面に敷き詰めて構成される電気式床暖房フロアでは、フロア上を歩行することにより生じやすい、コネクタの上面とパネル基材との接触あるいはコネクタの下面と床下地との接触により異音が発生するのを、効果的に回避することができる。本発明者は、上記の形態の電気式床暖房パネル10による電気式床暖房フロアの施工を多く行ってきているが、異音の発生を回避できるはずにもかかわらず、施工の状況によっては、フロアの上を歩行するときに、床鳴り音が生じる場合があることを経験した。
【0007】
その原因を見いだすべく、多くの実験を行ったところ、施工の具合によっては、隣接する電気式床暖房パネル10同士が、所定位置(すなわち、コネクタ収容凹部同士が正対する位置)から長手方向に僅かに位置ずれが生じる場合があり、そのときにコネクタ同士を接続した後、いずれかまたは双方のコネクタの側面がコネクタ収容凹部の側壁に接する状態となることを知った。その状態で歩行による上からの荷重がかかると、コネクタ側面とコネクタ収容凹部の側壁との間で不規則な接触が繰り返され、それが異音(床鳴り音)の原因であることを知った。
【0008】
本発明は、施工の都合から、コネクタ側面とコネクタ収容凹部の側壁との間で不規則な接触が生じるようになった場合でも、それに起因する異音(床鳴り音)の発生を効果的に阻止できるようにして電気式床暖房パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による電気式床暖房パネルは、木質材によって形成されたパネル基材と、パネル基材の裏面側に配設される電気ヒータと、パネル基材の裏面側に形成されたコネクタ収容凹部と、コネクタ収容凹部に収容されたコネクタと、を少なくとも備えた電気式床暖房パネルであって、コネクタ収容凹部の側壁と該コネクタ収容凹部に収容されるコネクタの側面との間には、コネクタ収容凹部の側壁とコネクタの側面との接触により異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層が設けられていることを特徴とする。
【0010】
上記の電気式床暖房パネルでは、施工時に隣接する電気式床暖房パネル同士に長手方向に僅かな位置ずれが生じ、そのために2つの電気式床暖房パネルを電気的に接続するコネクタがコネクタ収容凹部内の本来あるべき場所から側方(パネルの長手方向)に位置ずれを起こすようになった場合でも、コネクタ収容凹部の側壁とそこに収容されるコネクタの側面との間には、異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層が設けられており、コネクタの側面が木質材であるパネル基材に形成されるコネクタ収容凹部の側壁に直接接触するのを回避できる。そのために、従来は起こる場合のあったコネクタ側面と木質材であるコネクタ収容凹部の側壁との接触に起因する異音(床鳴り音)の発生を、効果的に阻止することができる。
【0011】
前記異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層は、コネクタ収容凹部の側壁側に一体に形成されていてもよく(請求項2)、コネクタの側面側に一体に形成されていてもよい(請求項3)。場合によっては、コネクタ収容凹部の側壁とコネクタの側面の双方に形成されていてもよい(請求項4)。
【0012】
異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層を設ける方法は基本的に任意であり、緩衝層の場合には、適宜の緩衝材をコネクタ収容凹部の側壁またはコネクタの側面に貼り付けるようにしてもよく、施工現場でコネクタ同士の接続を行うときに、コネクタ収容凹部の側壁とコネクタの側面との間に緩衝材を挿入することによってもよい。緩衝層を形成する材料は、緩衝性がありかつ摩擦音の小さい材料であればよく、不織布、発泡樹脂、フェルト等が好ましくは用いられる。中でも不織布は好適である。
【0013】
摩擦緩衝層を形成する場合には、好ましくは、コネクタ収容凹部の側壁に摩擦緩衝性を備えた樹脂を塗布するようにする。塗布された樹脂の一部は木質材であるパネル基材内に浸入し、コネクタ収容凹部の側壁に安定した摩擦緩衝層が形成される。コネクタの側面に摩擦緩衝性を備えた樹脂を塗布するようにしてもよい。摩擦緩衝性を備えた樹脂としては、シリコーンオイル、パラフィンワックス、その他、摩擦緩衝性を備えた公知の樹脂が挙げられる。それらは液状であってもよく、固形状であってもよい。但し、床暖房パネルに使用することから、耐熱温度が40℃から50℃以上の樹脂であることが望ましい。
【0014】
本発明による電気式床暖房パネルにおいて、コネクタ収容凹部の側面およびコネクタの側面に加えて、コネクタ収容凹部の天面と該コネクタ収容凹部に収容されたコネクタの上面との間にも、コネクタ収容凹部の天面とコネクタの上面との接触により異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層を設けるようにしてもよい(請求項5)。それにより、コネクタ収容凹部の天面とコネクタの上面とが接触することにより異音(床鳴り音)が発生するのも阻止することができる。
【0015】
上記の形態の場合、コネクタ収容凹部の天面またはコネクタの上面に設ける緩衝層または摩擦緩衝層は、コネクタ収容凹部の側壁またはコネクタの側面に形成する緩衝層または摩擦緩衝層と同じ材料によってもよく、異なる材料によってもよい。また、コネクタ収容凹部の天面と側壁に形成する緩衝層または摩擦緩衝層は、連続するものであってもよく、分離したものであってもよい。同様に、コネクタの上面と側面に形成する緩衝層または摩擦緩衝層も、連続するものであってもよく、分離したものであってもよい。さらに、いずれかの面に前記緩衝層を形成し、他のいずれかの面に前記摩擦緩衝層を形成するようにしてもよい。
【0016】
本発明による電気式床暖房パネルにおいて、好ましくは、パネル基材の裏面には、不織布シートまたは発泡樹脂シート、またはこれらの積層シートのような緩衝材が貼着される(請求項6)。それにより、床下地に直貼りするのに好適な電気式床暖房パネルが得られる。しかし、床下地の状況によっては、そのような緩衝材を省略することもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明による電気式床暖房パネルを用いることにより、電気式床暖房フロアを歩行するときに異音(床鳴り音)が生じるのを確実に阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本発明による電気式床暖房パネルを実施の形態に基づき説明する。図1〜図7は本発明による電気式床暖房パネルの7つの異なった態様10A〜10Gを示している。本発明において、電気式床暖房パネルの基本構成は、図8,図9に示したように、木質材によって形成されたパネル基材1と、パネル基材1の裏面側に配設される電気ヒータ2と、電気ヒータ2に接続するコネクタ3、4と、パネル基材1の裏面側に形成されたコネクタ収容凹部5,6とを少なくとも備えた形状のものであってよく、図1〜図7では、そのコネクタ収容凹部5またはコネクタ収容凹部6の近傍のみを示している。各図において、図8,図9に示した電気式床暖房パネル10と同じ部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0019】
図1に示す電気式床暖房パネル10Aは、雄実11が形成されている側に、一方のコネクタ収容凹部6が形成されており、該コネクタ収容凹部6の領域において雄実11は切除されている。そして、コネクタ収容凹部6内には、一方のコネクタ4が引き出しできるようにして収容されており、コネクタ収容凹部6の左右の側壁には不織布20,20が貼り付けられている。この不織布20,20は、本発明でいう「異音が発生するのを防止するための緩衝層」に相当するものであり、木質材であるコネクタ収容凹部6の側壁とコネクタの側面とが直接接触するのを防止する機能を果たす。
【0020】
すなわち、床暖房の施工時に、前記コネクタ4と隣接する電気式床暖房パネル10Aの他方のコネクタ3とを接続することとなるが、施工上の都合で、コネクタ収容凹部6の側壁にコネクタ4あるいはコネクタ4の側面が接触する位置に、接続後のコネクタが位置するようになった場合でも、コネクタ収容凹部6の側壁には緩衝層として機能する不織布20,20が位置しているので、コネクタ収容凹部6の側壁にコネクタの側面が直接接触するのを回避することができ、結果として、木質材であるコネクタ収容凹部6の側壁とコネクタ4の側面とが直接接触することにより生じる異音(床鳴り音)が発生するのを防止することができる。
【0021】
図2に示す電気式床暖房パネル10Bは、コネクタ収容凹部6の天面にも不織布21が貼り付けてある点で、図1に示した電気式床暖房パネル10Aと異なる。図示のものでは、天面の不織布21は左右の側壁に貼り付けた不織布20,20と連続しているが、不連続であってもよい。このように天面にも不織布21を貼り付けることにより、コネクタの上面が、コネクタ収容凹部6の天面に衝接して異音(床鳴り音)が発生するのも確実に防止することができる。
【0022】
図3に示す電気式床暖房パネル10Cは、雌実12が形成されている側に形成された他方のコネクタ収容凹部5に関しており、該コネクタ収容凹部5内に他方のコネクタ3がほぼ固定的に収容されている。このコネクタ収容凹部5の左右の側壁にも不織布22,22が貼り付けられており、この不織布22,22がコネクタ収容凹部5の側壁とコネクタ3あるいはコネクタ4の側面とが直接接触するのを防止する緩衝層としての機能を果たす。
【0023】
図4に示す電気式床暖房パネル10Dは、雄実11側の第1のコネクタ収容凹部6の天面および側壁に、前記雄実11の切除した領域を覆うようにして雄実11の先端近傍にまで延出する金属製の補強板30が取り付けてある点で、図1に示した電気式床暖房パネル10Aと構成を異にする。この補強板30は、雄実11を一部切除したことによる強度低下を補強している。そして、この形態において、緩衝層として機能する不織布20,20は、補強板30の側壁面に貼り付けられている。図示しないが、図2に示す形態のように、金属製の補強板30の天面にも緩衝層として機能する不織布を貼り付けてもよい。
【0024】
図5に示す電気式床暖房パネル10Eは、緩衝層として機能する不織布に替えて、摩擦緩衝層として機能するシリコーンオイルまたはパラフィンワックスのような樹脂23,23を、コネクタ収容凹部6の左右の側壁に塗布している点で、図1に示した形態と相違している。この樹脂層23,23は、本発明でいう「異音が発生するのを防止するための摩擦緩衝層」に相当するものであり、木質材であるコネクタ収容凹部6の側壁とコネクタの側面とが直接接触して生じる異音(床鳴り音)が発生するのを防止する。なお、図示しないが、コネクタ収容凹部6の天面にも摩擦緩衝層として機能する樹脂層を形成してもよく、樹脂層に替えて、図2に示す形態のように不織布層を形成してもよい。
【0025】
図6に示す電気式床暖房パネル10Fは、雌実12が形成されている側に形成された他方のコネクタ収容凹部5の左右の側壁に、摩擦緩衝層として機能するシリコーンオイルまたはパラフィンワックスのような樹脂24,24を塗布している。この形態でも、図示しないが、コネクタ収容凹部5の天面に摩擦緩衝層として機能する樹脂層を形成してもよく、樹脂層に替えて、図2に示す形態のように不織布層を形成してもよい。
【0026】
図7に示す電気式床暖房パネル10Gは、上記した電気式床暖房パネル10A〜10Fと異なり、コネクタ収容凹部5,6の側壁にではなく、コネクタ3,4の側面に、本発明でいう「異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層」を形成する場合の一形態である。図7に示す電気式床暖房パネル10Gでは、雌実12が形成されている側に形成された他方のコネクタ収容凹部5に収容されているコネクタ3の左右の側面に不織布20,20が貼り付けられており、コネクタ収容凹部5の左右の側壁には不織布は貼り付けられていない。この形態でも、不織布20,20が存在することにより、コネクタ収容凹部5の側壁とコネクタ3の側面とが直接接触するのを阻止することができ、異音(床鳴り音)の発生は防止できる。
【0027】
図示しないが、図7において、コネクタ3の上面にも不織布を貼り付けてもよく、さらに、コネクタ収容凹部5の左右の側壁および/または天面にも不織布を貼り付けるようにしてもよい。また、不織布の貼り付けに替えて、コネクタ3の左右の側面に摩擦緩衝層として機能するシリコーンオイルまたはパラフィンワックスのような樹脂を塗布することによっても、異音(床鳴り音)の発生を防止する効果は得られる。その際に、コネクタ収容凹部5の左右の側壁および/または天面にも同様な樹脂を塗布して摩擦緩衝層を形成することもできる。
【0028】
図示しないが、同様のことを、図1に示すコネクタ4とコネクタ収容凹部6との間においても実施してよいことは当然である。
【0029】
上記のように、上記したいずれかの構成を電気式床暖房パネルの一方または双方のコネクタ収容凹部に選択的に採用することにより、電気式床暖房フロア上を歩行者が上を歩くときに発生する恐れのある床鳴りを確実に阻止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明による電気式床暖房パネルの一形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図あり、コネクタ収容凹部の側壁に異音が発生するのを防止するための緩衝層が形成される一例を示している。
【図2】本発明による電気式床暖房パネルの他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図であり、コネクタ収容凹部の天面にも緩衝層が形成される形態の例を示している。
【図3】本発明による電気式床暖房パネルのさらに他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図であり、他のコネクタ収容凹部の側壁に緩衝層が形成される例を示している。
【図4】本発明による電気式床暖房パネルのさらに他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図1に相当する図であり、コネクタ収容凹部に補強板が取り付けてある。
【図5】本発明による電気式床暖房パネルのさらに他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図であり、コネクタ収容凹部の側壁に異音が発生するのを防止するための摩擦緩衝層が形成される一例を示している。
【図6】本発明による電気式床暖房パネルのさらに他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図であり、他のコネクタ収容凹部の側壁に摩擦緩衝層が形成される例を示している。
【図7】本発明による電気式床暖房パネルのさらに他の形態におけるコネクタ収容凹部近傍を示す図であり、コネクタ収容凹部の側壁にではなく、コネクタの側面に異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層が形成される形態の一例を示している。
【図8】従来の電気式床暖房パネルの一例を示す図。
【図9】従来の電気式床暖房パネルのコネクタ収容部の一例を示す図。
【符号の説明】
【0031】
10、10A〜10G…電気式床暖房パネル、1…木質材によって形成されたパネル基材、2…電気ヒータ、3,4…コネクタ、4,6…コネクタ収容凹部、7…緩衝材、20,21、22…緩衝層として機能する不織布、23…摩擦緩衝層として機能する樹脂層、30…補強板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木質材によって形成されたパネル基材と、パネル基材の裏面側に配設される電気ヒータと、パネル基材の裏面側に形成されたコネクタ収容凹部と、コネクタ収容凹部に収容されたコネクタと、を少なくとも備えた電気式床暖房パネルにおいて、
コネクタ収容凹部の側壁と該コネクタ収容凹部に収容されるコネクタの側面との間には、コネクタ収容凹部の側壁とコネクタの側面との接触により異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層が設けられていることを特徴とする電気式床暖房パネル。
【請求項2】
異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層はコネクタ収容凹部の側壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式床暖房パネル。
【請求項3】
異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層はコネクタの側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式床暖房パネル。
【請求項4】
異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層はコネクタ収容凹部の側壁とコネクタの側面の双方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気式床暖房パネル。
【請求項5】
コネクタ収容凹部の天面と該コネクタ収容凹部に収容されたコネクタの上面との間にも、コネクタ収容凹部の天面とコネクタの上面との接触により異音が発生するのを防止するための緩衝層または摩擦緩衝層が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気式床暖房パネル。
【請求項6】
パネル基材の裏面には緩衝材が貼着されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気式床暖房パネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−225175(P2007−225175A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−45827(P2006−45827)
【出願日】平成18年2月22日(2006.2.22)
【出願人】(000000413)永大産業株式会社 (243)
【Fターム(参考)】