説明

電気掃除機

【課題】蓋体を開成する際に、その内部に蓄積された塵埃が散らばらない集塵容器を備えた電気掃除機電気掃除機を提案する。
【解決手段】塵埃分離集塵ユニット9は、塵埃が蓄積される集塵部16と、集塵部16の蓋体として回動可能に設けられた開閉蓋部17と、開閉蓋部17の蓋体ロック機構18と、開閉蓋部17に重ねられて集塵部16の内部に回動可能に設けられた案内板体24とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塵埃が蓄積される集塵容器を備えた電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電気掃除機は、一般に電動送風機が収容された掃除機本体と、掃除機本体に連通された集塵ホースと、集塵ホースに連通された手元操作管と、手元操作管に連通された延長管と、延長管に連通された吸込口体とを備える。吸込口体には被清掃面に対向させた吸込開口が形成される。
【0003】
従来の電気掃除機を運転すると、電動送風機の作動によって掃除機本体内には負圧が発生する。この負圧は集塵ホースと手元操作管と延長管とを介して吸込口体に作用する。そうすると、電気掃除機は吸込口体の吸込開口から床などの被掃除面に溜まった塵埃を空気とともに吸い込んで被掃除面を掃除する。吸込口体に吸い込まれた含塵空気は、掃除機本体に収容された高速分離方式あるいはフィルタなどの塵埃分離手段によって空気と塵埃とに分離される。含塵空気から分離された塵埃は、掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵容器に案内されて蓄積される。
【0004】
ここで、集塵容器は所定の量を超えた塵埃を蓄積することはできず、定期的に蓄積された塵埃を廃棄させる必要がある。このとき、集塵容器は、電気掃除機の使用者が塵埃に触れることなく容易に廃棄可能であることが望ましい。
【0005】
そこで、特許文献1に記載の電気掃除機は、把手に設けられたボタンの操作によって開成可能な蓋体を有する集塵容器を備える。この集塵容器では、掃除機本体から取り外し、把手のボタンを操作することによって、蓋体が開成されて塵埃が廃棄される。
【0006】
また、特許文献2に記載の電気掃除機は、把手に設けられたボタンの操作によって観音開き状に開成可能な蓋体を有する集塵容器を備える。
【特許文献1】特開2005−95664号公報
【特許文献2】特開2005−87507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の電気掃除機に備えられた集塵容器では、その蓋体を開成する際に、蓋体の自重を利用するものや、バネなどの弾性部材による付勢力を利用するものが知られている。
【0008】
しかしながら、蓋体の自重や弾性部材による付勢力によって蓋体を開成させると、蓋体が勢い良く回動され、集塵容器に蓄積された塵埃がその周囲に散らばる虞がある。特に蓋体が弾性部材によって開成される方向に付勢された集塵容器では、蓋体が非常に勢い良く回動され、集塵容器に蓄積された塵埃が広範囲に飛散される虞がある。
【0009】
また、観音開き状に開成可能な蓋体を有する集塵容器では、蓋体の分割面を封止させるために蓋体の封止部の構造が複雑になる。
【0010】
本発明は、蓋体を開成する際に、その内部に蓄積された塵埃が散らばらない集塵容器を備えた電気掃除機を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の課題を解決するため本発明では、塵埃が廃棄される開口を有する集塵部と、前記開口に回動可能に設けられた蓋体と、前記集塵部の内部に回動可能に設けられた案内板体と、前記開口が閉成される位置に前記蓋体を保持するロック機構とを備え、前記蓋体の回動軸と前記案内板体の回転軸とは前記開口を挟んで対向させて配設され、前記蓋体によって前記開口が閉成されると、前記蓋体と前記案内板体とが重なり合い、前記ロック機構が解除されると、前記案内板体の一端部が前記蓋体の内面を摺動しつつ、前記案内板体と前記蓋体とが反対の方向に回動して前記開口が開成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、蓋体を開成する際に、その内部に蓄積された塵埃が散らばらない集塵容器を備えた電気掃除機を提案できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係る電気掃除機の実施の形態について図1から図8を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る電気掃除機の外観を示した図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、掃除機本体2に設けられた接続口2aに一端が着脱自在に接続された集塵ホース3と、集塵ホース3の他端に一端が設けられた手元操作管4と、手元操作管4の他端に一端が着脱自在に接続された延長管5と、延長管5の他端に着脱自在に接続された吸込口体6とを備える。
【0016】
手元操作管4には操作部4aが設けられる。操作部4aは電気掃除機1の運転を停止させる切スイッチ4bや電気掃除機1の運転を開始させる起動スイッチ4cなどを有する。
【0017】
吸込口体6の下面には、被清掃面に対向させた吸込開口(図示省略)が形成される。この吸込開口は、吸込口体6内部に形成された吸込室(図示省略)に連通される。この吸込開口は延長管5と手元操作管4と集塵ホース3とを介して接続口2aから掃除機本体2内へ連通される。
【0018】
掃除機本体2には接続口2aを介して吸込口体6に負圧を作用させる電動送風機8が収容される。また掃除機本体2には電動送風機8の排気を吐出させる本体排気口(図示省略)が形成される。
【0019】
掃除機本体2は、その内部に収容され、接続口2aを介して吸込口体6に負圧を作用させる電動送風機8と、電動送風機8の生じた負圧によって空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から分離して集塵する着脱可能な塵埃分離集塵ユニット9と、塵埃分離集塵ユニット9を覆う本体蓋10と、塵埃分離集塵ユニット9に塵埃が捕集された空気を電動送風機8の排気風として掃除機本体2の外部に排気する本体排気口(図示省略)とを備える。
【0020】
塵埃分離集塵ユニット9は、掃除機本体2の前部に形成された収納室11内に収容される。本体蓋10は、掃除機本体2の上部に開閉可能に連結される。塵埃分離集塵ユニット9が収納室11に収容され、本体蓋10が閉じられると、塵埃分離集塵ユニット9は本体蓋10と収納室11の底板との間に挟まれて固定される。
【0021】
電気掃除機1を運転すると、電動送風機8の作動によって掃除機本体2内には負圧が作用する。この負圧は接続口2aから集塵ホース3と手元操作管4と延長管5とを介して吸込口体6に作用する。そうすると電気掃除機1は吸込口体6の吸込開口から空気とともに床などの被掃除面に溜まった塵埃を吸い込んで被掃除面を掃除する。
【0022】
吸込口体6に吸い込まれた含塵空気は、接続口2aから掃除機本体2内に吸い込まれ、塵埃分離集塵ユニット9に案内される。塵埃分離集塵ユニット9に案内された含塵空気は、塵埃分離集塵ユニット9内で空気と塵埃とに分離される。含塵空気から分離された空気は電動送風機8に吸い込まれて本体排気口から掃除機本体2の外部に排気される。他方、含塵空気から分離された塵埃は塵埃分離集塵ユニット9に蓄積される。塵埃分離集塵ユニット9に蓄積された塵埃を廃棄するときは、掃除機本体2の本体蓋10を開成させて掃除機本体2から塵埃分離集塵ユニット9を取り出す。塵埃分離集塵ユニット9には把持部としてのハンドル12が形成される。
【0023】
図2は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの斜視図である。
【0024】
図2に示すように、塵埃分離集塵ユニット9は、吸込口15から吸い込まれる含塵空気を塵埃と空気とに分離する分離部(図示省略)を有し、含塵空気から分離された塵埃が蓄積される集塵容器である。塵埃分離集塵ユニット9は、塵埃が蓄積される集塵部16と、集塵部16の蓋体として回動可能に設けられた開閉蓋部17と、開閉蓋部17の蓋体ロック機構18と、把持部としてのハンドル12とを備える。
【0025】
集塵部16は開閉蓋部17によって閉成された箱状体である。集塵部16は、例えばアクリル樹脂などの透明な樹脂で形成され、塵埃の蓄積量や内容物を確認できる。
【0026】
開閉蓋部17は、例えば、軟質ポリエチレン樹脂などの軟質プラスチック樹脂で形成される。開閉蓋部17は、ヒンジ部20を介して集塵部16に回動可能に軸支される。
【0027】
蓋体ロック機構18は塵埃分離集塵ユニット9の側面部に形成された凹部21に配設され、カバー板22によって覆われる。
【0028】
図3は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの側面図である。
【0029】
図3に示すように、塵埃分離集塵ユニット9は、開閉蓋部17に重ねられて集塵部16の内部に回動可能に設けられた案内板体24を備える。
【0030】
案内板体24は、閉成された開閉蓋部17に重ねられて集塵部16の内部に配設されて保持される。蓋体ロック機構18によって開閉蓋部17が開成されると、開閉蓋部17とともに案内板体24も開成される。
【0031】
開閉蓋部17は、集塵部16の開口25を閉塞させる蓋体である。開閉蓋部17には脱落防止用の舌片状のストッパ部26が形成される。ストッパ部26には突起27が形成される。突起27が蓋体ロック機構18の掛止部28に引っ掛けられて開閉蓋部17は集塵部16の開口25を閉塞させる位置に保持される。
【0032】
凹部21に配設された蓋体ロック機構18は、開閉蓋部17の突起27に対応させて掛止凹部29を有する掛止部28と、押圧されると掛止部28を回動させて掛止凹部29と開閉蓋部17の突起27との掛止めを解除させる操作部31と、掛止部28を開閉蓋部17の突起27に掛止める方向に付勢させるコイルスプリング32とを有する。凹部21の上部21aは操作部31が上下に摺動できる幅を有し、凹部21の下部21bは掛止部28を回動自在に保持可能な幅を有する。
【0033】
掛止部28は略逆L字形状に形成され、凹部21の下部21bに突設された軸部34に回動可能に軸支される。掛止部28の逆L字形状の一端部にはフック部35が形成され、その他端部には軸部36によって操作部31が軸支される。また掛止部28の他端部と凹部21の下部21bとの間には、付勢されたコイルスプリング32が架設される。掛止部28の逆L字形状の交差部には軸部34の挿通孔38が形成される。
【0034】
フック部35には開閉蓋部17の突起27を拘束可能な掛止凹部29が形成される。
【0035】
コイルスプリング32は掛止部28のフック部35に開閉蓋部17の突起27を保持させる。コイルスプリング32による付勢力に打ち勝って操作部31が押し下されると、掛止部28を回動させて、フック部35から開閉蓋部17の突起27が外される。
【0036】
カバー板22は軸部34に螺着されたネジ40と、集塵部16の側壁部に螺着されたネジ41とによって塵埃分離集塵ユニット9の側壁部に固定される。カバー板22は操作部31を押し下したり、コイルスプリング32によって操作部31が戻るときに、掛止部28や操作部31が集塵部16から外れることを防止する。
【0037】
図4は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部のヒンジを示す部分的な斜視図である。
【0038】
図4に示すように、開閉蓋部17は、開閉蓋部17に設けられた取付軸部42と、取付軸部42に対応させて集塵部16に設けられた軸受部43とからなるヒンジ部20によって回転軸H1回りに回動可能に軸支される。
【0039】
なお、ヒンジ部20にダンパや開閉蓋部17を閉成方向に付勢させる弾性部材などを設けることによって、開閉蓋部17の回動速度を抑制することができる。
【0040】
図5および図6は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの部分的な断面図である。図5は、塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が閉成された状態を示す断面図であり、図6は、塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成された状態を示す断面図である。
【0041】
図5に示すように、開閉蓋部17には、集塵部16の開口25をシールする封止部材45が設けられる。開閉蓋部17によって集塵部16の開口25が閉塞されて、塵埃が蓄積される空間が形成される。開閉蓋部17の内面部46は凹形状に湾曲させて形成される。
【0042】
案内板体24は開閉蓋部17よりも塵埃が蓄積される空間の内側に位置する。開閉蓋部17によって集塵部16の開口25が閉塞されると、案内板体24と開閉蓋部17とは重なり合う。集塵部16に案内された塵埃は、案内板体24の上面部47に蓄積される。
【0043】
開閉蓋部17を回動可能に軸支するヒンジ部20と、閉成された開閉蓋部17を保持するストッパ部26とは、集塵部16を間に挟んで対向させて設けられる。案内板体24は集塵部16に設けられた内蓋ヒンジ部48によって回動可能に軸支される。内蓋ヒンジ部48は、集塵部16の側面のうち、開閉蓋部17のストッパ部26が存する側に設けられる。
【0044】
開閉蓋部17の回転軸H1が設けられた部位の端部からストッパ部26が設けられた部位の端部までの全長L1と、案内板体24の回転軸H2が設けられた部位の端部から他端部までの全長L2とを比較すると、全長L1のほうが長い。
【0045】
図6に示すように、蓋体ロック機構18が解除操作されると、開閉蓋部17は回転軸H1回りに回動し、案内板体24は内蓋ヒンジ部48の回転軸H2回りに回動して開閉蓋部17と案内板体24とはそれぞれ開成される。
【0046】
なお、ヒンジ部20の回転軸H1の回動抵抗は内蓋ヒンジ部48の回転軸H2の回動抵抗よりも大きく、開閉蓋部17が案内板体24よりも先に開くことはない。
【0047】
ここで、集塵部16の開閉蓋部17および案内板体24の開成動作について、さらに詳細に説明する。
【0048】
図7は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成される途中の状態を示す部分的な断面図である。
【0049】
図7に示すように、集塵部16の開閉蓋部17が回転軸H1回りに回動し始めると、案内板体24は、その先端部49が開閉蓋部17の内面部46を摺動しつつ、内蓋ヒンジ部48の回転軸H2回りに回動し始める。このとき、案内板体24の回転の方向は開閉蓋部17の回転の方向の逆方向となる。
【0050】
そうすると、集塵部16に蓄積された塵埃、すなわち、案内板体24の上面部47に蓄積された塵埃は、上面部47に沿って開閉蓋部17の内面部46と案内板体24の先端部49との当接部に向かって徐々に集められる。
【0051】
開閉蓋部17および案内板体24がさらに回動すると、開閉蓋部17の内面部46と案内板体24の先端部49との当接部は、集塵部16の開口25から離れていく。このとき、開閉蓋部17の内面部46と案内板体24の先端部49との当接部に集められてほぼ一塊になった塵埃も、集塵部16の開口25から集塵部16の外部に離れていく。
【0052】
やがて、開閉蓋部17の全長L1と案内板体24の全長L2とから所定に決まる回動角度に開閉蓋部17および案内板体24が回動すると、開閉蓋部17の内面部46と案内板体24の先端部49とは離れて、図6に示すように開口25が開成される。そうすると、開閉蓋部17と案内板体24とに挟まれた空間にほぼ一塊になった塵埃が自由落下し始める。
【0053】
このとき、案内板体24の全長L2は、開閉蓋部17の全長L1よりも小さいので、開閉蓋部17の回動角度が小さいうちに案内板体24が回動し始めることになり案内板体24が勢いよく開成することはない。
【0054】
また、開閉蓋部17の内面部46は凹形状に湾曲させて形成されるので、開閉蓋部17の回動角度が小さいうちに案内板体24が回動し始めることになり案内板体24が勢いよく開成することはない。
【0055】
図8は、本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成された状態を示す他の例の断面図である。
【0056】
図8に示すように、集塵部16に設けられた案内板体24の内蓋ヒンジ部48には回動抑制凸部50が形成される。
【0057】
案内板体24の回動角度θ1に達すると集塵部16の内壁に回動抑制凸部50が押圧される。案内板体24は回動角度θ1よりも大きく回動することはない。ここで、案内板体24の回動角度θ1は、案内板体24および開閉蓋部17を閉成する際に、案内板体24と開閉蓋部17とが当接するときの案内板体24と開閉蓋部17とのなす角θ2が鈍角となるように決められる。
【0058】
本実施形態に係る案内板体24によれば、集塵部16から塵埃が廃棄された後に、開閉蓋部17を閉成させる際に、開閉蓋部17を閉成させる動作のみによって案内板体24もともに閉成させることができる。
【0059】
本実施形態に係る電気掃除機1によれば、集塵部16に蓄積された塵埃を廃棄する際に、開閉蓋部17と案内板体24とによって塵埃はほぼ一塊に集められ、かつ集塵部16の開口25から集塵部16の外部に案内されつつ離されて、自由落下し始める。また、塵埃が自由落下し始める時には、塵埃の周囲の一部は開閉蓋部17と案内板体24とによって区画されることになる。したがって、集塵部16に蓄積された塵埃を廃棄する際に、塵埃が集塵部16の周囲に飛び散ることはない。
【0060】
また、塵埃を廃棄する際に、塵埃の落下位置を容易に予想できるので、使用者の意図する場所、例えばゴミ箱などに確実に塵埃を廃棄することができる。
【0061】
さらに、集塵部16は開閉蓋部17によって閉成された箱状体となり、塵埃が蓄積される空間が区画されるので、集塵部16と、その蓋体である開閉蓋部17との分割面を封止させるための構造を容易に構成することができる。
【0062】
塵埃を廃棄した後は、開閉蓋部17を閉成させる動作のみによって案内板体24もともに閉成させることができるので、使用者は集塵部16を容易に閉成させることが可能であり、かつ衛生上の観点からも好ましい。
【0063】
なお、本発明に係る電気掃除機は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アプライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明に係る電気掃除機の外観を示した図。
【図2】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの斜視図。
【図3】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの側面図。
【図4】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部のヒンジを示す部分的な斜視図。
【図5】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が閉成された状態を示す部分的な断面図。
【図6】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成された状態を示す部分的な断面図。
【図7】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成される途中の状態を示す部分的な断面図。
【図8】本発明に係る電気掃除機の掃除機本体に収容される塵埃分離集塵ユニットの開閉蓋部が開成された状態を示す他の例の断面図。
【符号の説明】
【0065】
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
4a 操作部
4b 切スイッチ
4c 起動スイッチ
5 延長管
6 吸込口体
8 電動送風機
9 塵埃分離集塵ユニット
10 本体蓋
11 収納室
12 ハンドル
15 吸込口
16 集塵部
17 開閉蓋部
18 蓋体ロック機構
20 ヒンジ部
21 凹部
21a 上部
21b 下部
22 カバー板
24 案内板体
25 開口
26 ストッパ部
27 突起
28 掛止部
29 掛止凹部
31 操作部
32 コイルスプリング
34 軸部
35 フック部
36 軸部
38 挿通孔
40 ネジ
41 ネジ
42 取付軸部
43 軸受部
45 封止部材
46 内面部
47 上面部
48 内蓋ヒンジ部
49 先端部
50 回動抑制凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塵埃が廃棄される開口を有する集塵部と、
前記開口に回動可能に設けられた蓋体と、
前記集塵部に回動可能に設けられた案内板体と、
前記開口が閉成される位置に前記蓋体を保持するロック機構とを備え、
前記蓋体の回動軸と前記案内板体の回転軸とは前記開口を挟んで対向させて配設され、
前記蓋体によって前記開口が閉成されると、前記蓋体と前記案内板体とが重なり合い、前記案内板体が前記集塵部の内部に配設され、
前記ロック機構が解除されると、前記案内板体の一端部が前記蓋体の内面を摺動しつつ、前記案内板体と前記蓋体とが反対の方向に回動して前記開口が開成されることを特徴とする集塵容器を備えた電気掃除機。
【請求項2】
前記案内板体の全長は、前記蓋体の全長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記案内板体の回動角度は、
前記案内板体および前記蓋体を閉成する際に、前記案内板体と前記蓋体とが当接するときの前記案内板体と前記蓋体とのなす角が鈍角となるように制限されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機。
【請求項4】
前記蓋体の内面部は凹形状に湾曲させて形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項5】
前記蓋体の回動抵抗は前記案内板体の回動抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−240335(P2009−240335A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−87043(P2008−87043)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(502285664)東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 (2,480)
【出願人】(503376518)東芝ホームアプライアンス株式会社 (2,436)
【Fターム(参考)】