説明

電気掃除機

【課題】構成を簡略化しつつ発光体の光の漏れを防止した電気掃除機を提供する。
【解決手段】風路形成体13は、電動送風機の吸込側に一端側が連通し把持部41を備えた手元操作部27を他端側に有するホース体21を備える。風路形成体13は、ホース体21の手元操作部27に一端側を連結する延長管22を備える。風路形成体13は、塵埃量検出手段が風路Wを通過する塵埃量が所定量以上であることを検出すると発光する発光体49を手元操作部27にて手元操作部27と延長管22との接続端に対して軸方向にずれた位置に備える。風路形成体13は、延長管22の一端側を手元操作部27に連結した状態で一端側が発光体49に対向するとともに発光体49からの発光を他端側へと導く導光体57を延長管22の長手方向に沿って備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、発光する発光体を備えた電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばキャニスタ型の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通する集塵部が配置されており、この集塵部には、内部に風路を区画する風路形成体が着脱可能に接続される。この風路形成体は、例えばホース体、延長管および吸込口体としての床ブラシなどが順次連通接続されて構成されている。そして、風路形成体には、掃除の際に床面などの被掃除面を照射するための発光体が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−5094号公報
【特許文献2】特開2007−267779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された構成では、床面を照射する発光体を床ブラシに取り付けるために発光体への配線が複雑化することがあるので、発光体への配線を簡略化して小型化するために、例えば上記特許文献2に記載された構成のように、発光体をホース体先端の手元操作部に配置し、延長管に導光体を取り付けて、発光体の光を導光体によって延長管の先端側に導くことが考えられる。
【0005】
しかしながら、このような構成の場合、構成を簡略化することは可能であるものの、ホース体と延長管との接続位置などで光漏れが生じるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構成を簡略化しつつ発光体の光の漏れを防止した電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の電気掃除機は、電動送風機の吸込側に連通する風路を内部に形成する風路形成体が、電動送風機の吸込側に一端側が連通し、少なくとも一部が把持される手元操作部を他端側に有するホース体を備える。また、この風路形成体は、ホース体の手元操作部に一端側が連結される延長管を備える。さらに、この風路形成体は、状態検出手段が所定の状態を検出すると発光する発光体を、手元操作部にてこの手元操作部と延長管との接続端に対して軸方向にずれた位置に備える。そして、この風路形成体は、延長管の一端側を手元操作部に連結した状態で一端側が発光体に対向するとともにこの発光体からの発光を他端側へと導く導光体を延長管の長手方向に沿って備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施形態の電気掃除機の一部を示す縦断面図である。
【図2】同上電気掃除機の手元操作部の一部を示す斜視図である。
【図3】同上電気掃除機の延長管の一部を示す斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の一部を示す縦断面図である。
【図5】同上電気掃除機の内部構造を示すブロック図である。
【図6】同上電気掃除機の斜視図である。
【図7】第2の実施形態の電気掃除機の一部を示す縦断面図である。
【図8】第3の実施形態の電気掃除機の一部を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、第1の実施形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
【0010】
図6において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される管部である風路形成体13とを有している。
【0011】
掃除機本体12は、被掃除面としての床面上を旋回および走行可能な中空状の本体ケース15を備えており、この本体ケース15の内部に、図示しない本体集塵室と電動送風機室とが前後に区画されている。さらに、電動送風機室には電動送風機18、および、この電動送風機18の動作を制御する制御手段としての本体制御部M(図5)などが収容されており、電動送風機18の吸込側が本体集塵室に連通している。これら電動送風機18および本体制御部Mなどは、例えば図示しない電源コードを介して商用交流電源などから給電される。また、本体集塵室内には、フィルタ、集塵袋、あるいは集塵装置(集塵カップ)などの集塵部が配置されている。そして、本体ケース15の前部には、本体集塵室に連通するとともに風路形成体13の一端側である基端側(下流端側)が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
【0012】
また、風路形成体13は、長尺状のホース体21と、このホース体21に着脱可能に接続される延長管22と、この延長管22に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ23とを備えており、電動送風機18の吸込側に連通する風路Wを内部に形成している。なお、この風路形成体13は、例えば床ブラシ23を取り外して使用することもできるし、床ブラシ23および延長管22を取り外して使用することもできる。
【0013】
ホース体21は、長尺筒状のホース本体25と、このホース本体25の一端側である基端側(下流端側)に連通して形成された接続管部26と、ホース本体25の他端側である先端側(上流端側)に連通して形成された手元操作部27とを一体的に有している。
【0014】
ホース本体25は、可撓性を有する合成樹脂などにより円筒蛇腹状に形成されており、手元操作部27側と掃除機本体12側とを電気的に接続する図示しない配線が内部でかつ風路Wの外部に螺旋状に取り付けられている。
【0015】
接続管部26は、本体吸込口19に挿入接続される部分であり、ホース本体25よりも硬質の合成樹脂などにより円筒状に形成されている。また、この接続管部26には、ホース本体25内に配置された配線と電気的に接続された図示しない端子が配置されており、これら端子が、接続管部26を本体吸込口19に挿入接続することで掃除機本体12側と電気的に接続される。さらに、この接続管部26には、この接続管部26を本体吸込口19に挿入接続した状態で保持可能で、かつ、この保持を解除可能な風路形成体保持手段としての本体クランプ31が配置されている。すなわち、この本体クランプ31により、風路形成体13の基端側(下流端側)が掃除機本体12に連通接続された状態で保持される構成となっている。そして、接続管部26が接続される本体吸込口19の内部には、風路Wを通過する塵埃量を検出するための状態検出手段としての光学センサである塵埃量検出手段33が配置されている。
【0016】
ここで、塵埃量検出手段33は、図4および図5に示すように、例えば赤外光を発光する発光手段としての発光部35と、この発光部35により発光された赤外光を受光する受光手段としての受光部36とを互いに対向する位置に備えており、発光部35からの赤外光の受光部36での受光量によって、風路W中を通過する塵埃量に対応する信号を本体制御部Mに出力可能となっている。
【0017】
発光部35は、赤外光などの光を出力するLEDなどの発光素子35aと、この発光素子35aからの発光を風路W内へと導く発光側導光部材としての一方および他方の発光側レンズ35b,35cとを有している。
【0018】
発光素子35aは、例えば掃除機本体12の本体吸込口19の上部に、下方に向けて配置されており、この下方へと赤外光を出力するように構成されている。
【0019】
また、一方の発光側レンズ35bは、発光素子35aの赤外光の出力側である下方にて本体吸込口19の内面に配置されている。
【0020】
また、他方の発光側レンズ35cは、風路形成体13の接続管部26を本体吸込口19に接続した状態で発光素子35a(発光側レンズ35b)の下方に対向する位置に配置されている。この他方の発光側レンズ35cは、接続管部26に径方向に沿って穿設された発光側孔部35d内に、この発光側孔部35dを気密に閉塞するように嵌合しており、一端側が発光素子35a側(発光側レンズ35b側)に臨み、他端側が風路Wの内部に臨んでいる。すなわち、発光側孔部35dから風路W内の空気が風路Wの外部へと流出することはない。
【0021】
同様に、受光部36は、発光部35から出力された赤外光を検出するフォトトランジスタなどの受光素子36aと、発光部35から出力された光を受光素子36aへと導く受光側導光部材としての一方および他方の受光側レンズ36b,36cとを有している。
【0022】
受光素子36aは、例えば掃除機本体12の本体吸込口19の下部に、上方すなわち発光素子35a側に向けて配置されており、この発光素子35aから出力された赤外光を受光するように構成されている。
【0023】
また、一方の受光側レンズ36bは、受光素子36aに対する赤外光の入力側である上方にて本体吸込口19の内面に配置されている。
【0024】
また、他方の受光側レンズ36cは、風路形成体13の接続管部26を本体吸込口19に接続した状態で受光素子36a(受光側レンズ36b)の上方に対向する位置に配置されている。この他方の受光側レンズ36cは、接続管部26に径方向に沿って穿設された受光側孔部36d内に、この受光側孔部36dを気密に閉塞するように嵌合しており、一端側が受光素子36a側(受光側レンズ36b側)に臨み、他端側が風路Wの内部に臨んでいる。すなわち、受光側孔部36dから風路W内の空気が風路Wの外部へと流出することはない。
【0025】
また、図1、図2および図6に示すように、手元操作部27は、ホース本体25よりも硬質の合成樹脂などにより略円筒状に形成されており、上流端側から下流端側へと、使用者に把持される把持部41が突出して形成されている。この把持部41には、電動送風機18などの動作を本体制御部M(図5)に設定するための設定手段としての複数の設定ボタン42が配置されている。これら設定ボタン42は、ホース本体25内の配線を介して掃除機本体12内の本体制御部M(図5)などと電気的に接続されている。また、手元操作部27の先端側である上流端側には、手元操作部27の延長管22との接続端(の手元操作部27側)を構成する操作部(ホース体)端面部である平面状の端面部44が、軸方向に対して略直交(交差)して形成されている。この端面部44には、延長管22との接続のための接続凹部45が形成されており、この接続凹部45には、中央部に凹部46が形成され、この凹部46の両側に平面状の規制部47,47が形成され、かつ、これら規制部47,47の下部に(一の)位置決め部としての位置決め凹部48,48が形成されている。そして、凹部46の内部には発光体49が配置されている。また、手元操作部27の上流端側で、かつ、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む上側には、延長管22との接続を保持可能で、かつ、この保持を解除可能な接続保持手段としての接続クランプ50が取り付けられている。
【0026】
接続凹部45は、把持部41の基端側の位置である手元操作部27の端面部44の上部、すなわち風路Wの外側の位置に、手元操作部27の軸方向に窪んで形成されている。すなわち、凹部46、各規制部47および各位置決め凹部48は、それぞれ端面部44に対して軸方向に風路Wの下流側へとずれて位置している。換言すれば、凹部46、各規制部47および各位置決め凹部48は、端面部44側(風路Wの上流側)から見て、手元操作部27の奥側(内側)、すなわち下流側へと窪んだ位置に形成されている。
【0027】
凹部46は、接続凹部45の左右幅方向の中心位置に手元操作部27の軸方向に沿って形成されており、端面部44側(風路Wの上流側)から見て、各規制部47,47よりもさらに手元操作部27の奥側(内側)、すなわち下流側へと窪んでいる。
【0028】
各規制部47は、手元操作部27の上流端から挿入された延長管22の一端側である基端側(下流端側)の軸方向の位置を規制するものであり、手元操作部27の軸方向に対して略直交(交差)する平面状に形成されている。すなわち、各規制部47は、端面部44と略平行に形成されている。
【0029】
各位置決め凹部48は、手元操作部27の上流端から挿入された延長管22の基端側(下流端側)の周方向の位置を規定するものであり、凹部46と同様に、手元操作部27の軸方向に沿って形成されており、端面部44側(風路Wの上流側)から見て、各規制部47,47よりもさらに手元操作部27の奥側(内側)、すなわち下流側へと窪んでいる。
【0030】
また、発光体49は、例えばLEDなどであり、ホース本体25内の配線を介して掃除機本体12側から給電されており、所定の状態、例えば塵埃量検出手段33により検出した風路Wを通過する塵埃量が予め設定された所定量以上である(塵埃がある)ときに発光する。さらに、この発光体49は、例えば床ブラシ23および延長管22を取り外した状態で手元操作部27の上流端から塵埃を吸い込んで掃除する際などに被掃除面に対して接触しないように、凹部46の最奥部を構成する壁部52を介して手元操作部27の内方に配置されており、この壁部52に形成された光透過孔としての貫通孔52aを閉塞する孔閉塞部材としての透光性を有する発光窓部53を介して、手元操作部27の軸方向に沿って凹部46から上流端側(使用者の前方)に向けて発光するように配置されている。すなわち、この発光体49は、凹部46の端部である壁部52よりも内方に配置されている。
【0031】
また、接続クランプ50は、一端側である前端側を構成する被操作部50aが手元操作部27の上部に形成された孔部54から外部に露出しており、他端側である後端側を構成し手元操作部27の上流端から挿入された延長管22の基端側(下流端側)を係止する係止部50bが下方へと爪状に突出している。そして、この接続クランプ50は、被操作部50aと係止部50bとの中間の位置が手元操作部27に軸支されて上下方向に回動可能に支持され、図示しないクランプ付勢手段によって係止部50bが下方へと突出する方向に向けて付勢されている。
【0032】
一方、延長管22は、図1、図3および図6に示すように、例えば(一の)管体としての基端側管体、すなわち外管である下流側管部55と、(他の)管体としての先端側管体、すなわち内管である上流側管部56とを備えた長尺円筒状の伸縮延長管であり、下流側管部55に発光体49からの光を導く導光体57が取り付けられて保持されている。
【0033】
下流側管部55は、例えば合成樹脂などにより形成されており、上流側管部56よりも相対的に径寸法が大きい(太い)長尺の円筒状である(一の)管体本体としての基端側管体本体である下流側管体本体61と、この下流側管体本体61の一端側である基端側(下流端側)に同軸状に形成された円筒状の挿入部62と、下流側管体本体61の他端側である先端側(上流端側)に同軸状に形成された円筒状の(一の)保持部である下流側保持部63とを一体的に有している。
【0034】
下流側管体本体61は、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む上側の外側面に、導光体57が軸方向に沿って取り付けられている。
【0035】
挿入部62は、手元操作部27の上流端に挿入される部分であり、下流側管体本体61よりも軸寸法が短く、かつ、小径に形成されている。したがって、下流側管体本体61の基端側(下流端側)の端部と挿入部62の先端側(上流端側)との連続部には、下流側管体本体61から挿入部62へと段差状に縮径される(一の)段差部としての延長管端面部である下流側段差部65が形成されている。また、挿入部62の外周の上部には、接続クランプ50によって係止される係止凹部66が形成されている。さらに、この挿入部62の外周には、手元操作部27の先端側である上流端側からこの手元操作部27内へと挿入されるシール部材である下流側シールリング67が取り付けられている。
【0036】
下流側段差部65は、下流側管部55の基端側(下流端側)である挿入部62を手元操作部27に挿入して接続する際に、手元操作部27の端面部44に対向して手元操作部27と延長管22との接続端(の延長管22側の端面部)を構成するものであり、下流側管部55の軸方向に対して略直交(交差)している。すなわち、この下流側段差部65は、下流側管部55の手元操作部27との接続端を構成している。また、この下流側段差部65には、手元操作部27の接続凹部45(図2)に挿入嵌合される接続凸部71が挿入部62との間に亘って軸方向に(風路Wの下流側へと)突出して形成されている。この接続凸部71には、導光体57の一部を覆い手元操作部27の凹部46(図2)に挿入嵌合される凸部72が形成されている。さらに、この接続凸部71には、凸部72の両側に、手元操作部27の位置決め凹部48(図2)に挿入嵌合される(他の)位置決め部としての位置決め凸部73,73が形成されている。そして、この接続凸部71には、配線と電気的に接続される接続体としての接続ピン74,74が凸部72の両側で、かつ、位置決め凸部73,73の上方に配置されている。すなわち、接続凸部71、凸部72および各位置決め凸部73は、それぞれ端部が下流側段差部65に対して手元操作部27側である後側、換言すれば延長管22(手元操作部27)の軸方向に(風路Wの下流側へと)ずれて位置している。
【0037】
凸部72は、接続凸部71と挿入部62の外面との間に亘って形成されており、延長管22(の下流側管部55の挿入部62)の軸方向に沿って形成され、下流側段差部65に対して下流側(一端側)へと突出している。また、この凸部72は、透光性を有しない、すなわち光を通さない合成樹脂などの部材により形成されており、内部(中央部)に挿入孔75を有し、この挿入孔75に導光体57の一部が挿入されている。さらに、この挿入孔75の手元操作部27側に臨む端部、すなわち凸部72の端部側の位置は、透光性を有する閉塞体である窓部材76により閉塞されて覆われている。
【0038】
各位置決め凸部73は、接続凸部71と挿入部62の外面との間に亘って形成されており、延長管22(の下流側管部55の挿入部62)の軸方向に沿って形成されている。
【0039】
各接続ピン74は、直線状に形成されており、手元操作部27の上流端に下流側管部55の基端側(下流端側)である挿入部62を挿入した状態で、手元操作部27の各規制部47にそれぞれ形成された接続孔部78(図2)へと挿入されることで、手元操作部27側と電気的に接続される。また、各接続ピン74は、各管部55,56内に沿って配置された図示しない電線に電気的に接続されている。
【0040】
また、下流側シールリング67は、手元操作部27の上流端に挿入部62を挿入して接続する際に外側が手元操作部27の内面に圧接されることで下流側管部55と手元操作部27とを気密に接続するためのシール部材であり、挿入部62の外面の係止凹部66よりも端部側、すなわち風路Wの下流側の位置に配置されている。
【0041】
さらに、下流側保持部63は、上流側管部56の下流端側が挿入される部分であり、下流側管体本体61よりも軸寸法が短く、かつ、大径に形成されている。したがって、下流側管体本体61の先端側(上流端側)の端部と下流側保持部63の基端側(下流端側)との連続部には、下流側管体本体61から下流側保持部63へと段差状に拡径される(他の)段差部としての上流側段差部81が形成されている。また、下流側保持部63の内面には、上流側管部56の基端側(下流端側)の外面に摺接可能に圧接されることで下流側管部55と上流側管部56とを気密に接続する図示しないシール部材である上流側シールリングが取り付けられている。さらに、下流側保持部63には、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む上側に、上流側管部56を下流側管部55に対して進退させた位置で保持可能で、かつ、この保持を解除可能な保持手段としての保持クランプ83が取り付けられている。
【0042】
また、上流側管部56は、例えば合成樹脂などにより形成されており、下流側管部55よりも相対的に径寸法が小さい(細い)長尺の円筒状である他の管体本体としての先端側管体本体である上流側管体本体85と、この上流側管体本体85の先端側(上流端側)に同軸状に形成された円筒状の(他の)保持部である上流側保持部86とを一体的に有している。
【0043】
上流側管体本体85は、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む上側の外側面に、保持クランプ83により係止されることで上流側管部56を下流側管部55に対して進退させた位置で保持させる係止突起部88が軸方向に複数形成されている。
【0044】
上流側保持部86は、床ブラシ23の下流端側が挿入される部分であり、上流側管体本体85よりも軸寸法が短く、かつ、大径に形成されている。また、上流側保持部86には、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む上側に、延長管22(下流側管部55)の下流端と床ブラシ23との接続を保持可能で、かつ、この保持を解除可能な吸込口体保持手段としての床ブラシ保持手段であるクランプ部89が取り付けられている。
【0045】
また、導光体57は、例えば透光性を有する合成樹脂などにより長尺状に形成されており、一端側(風路Wの下流側の端部側)が延長管22(の下流側管部55)の凸部72の挿入孔75に挿入されて窓部材76に臨んでいる。すなわち、この導光体57は、一端側が延長管22の一端側である下流端側(基端側)に位置し、凸部72の端部(先端部)よりも内方に配置されている。さらに、この導光体57は、他端側(風路Wの上流側の端部側)に、表示部57aが一体に形成されている。この表示部57aは、周方向に円弧状に湾曲して形成されており、延長管22(の上流側管部56)の周囲に沿って上流側段差部81の位置に嵌合している。すなわち、この表示部57aは、延長管22(の下流側管部55)の上流端側に位置している。そして、この導光体57は、挿入孔75に挿入された一端側(基端側)の端部と他端側である表示部57aとを除く部分が、外部へと光を拡散させないように被覆されている。この被覆は、例えば別体のカバー体により導光体57を覆う構成としてもよいし、導光体57自体を反射率が高い色などで着色する構成などとしてもよい。
【0046】
また、床ブラシ23は、延長管22(の上流側管部56)の先端側(上流端側)の上流側保持部86に一端側が連通接続される接続管91と、この接続管91の他端側に、上下方向あるいは周方向などに回動可能に接続された横長のケース体92とを備えており、このケース体92の床面に対向する下部に、接続管91の他端側と連通する図示しない吸込口が形成されている。この吸込口には、図示しない回転清掃体(回転ブラシ)が取り付けられており、この回転清掃体は、ケース体92内に取り付けられた駆動手段としての電動機93(図5)を介して回転可能となっている。この電動機93は、手元操作部27の上流端側に接続された延長管22(の上流側管部56)の上流端側に接続管91を挿入して接続した状態で、この接続管91に取り付けられた図示しない導電部材である導電ピンが延長管22(の上流側保持部86)に形成された図示しない接続挿入孔に挿入されることにより延長管22の電線と電気的に接続される。したがって、この電動機93は、延長管22の電線を介して手元操作部27と電気的に接続されているとともに、ホース体21内の配線を介して掃除機本体12側と電気的に接続されており、掃除機本体12側から給電されるとともに、手元操作部27の設定ボタン42によりオンオフが切り換えられ、本体制御部M(図5)により動作が制御される。
【0047】
次に、上記第1の実施形態の作用を説明する。
【0048】
掃除の際には、集塵部を取り付けた掃除機本体12の本体吸込口19に対して、風路形成体13を接続する。
【0049】
具体的に、まず、図4に示すように、ホース体21の接続管部26を本体吸込口19に挿入して本体クランプ31により接続を保持する。このとき、掃除機本体12側とホース体21の配線とが電気的に接続される。
【0050】
次いで、図2に示すホース体21の手元操作部27の上流端に、図3に示す延長管22の下流端側、ここでは下流側管部55の挿入部62を挿入する。このとき、使用者が、延長管22の接続ピン74,74、位置決め凸部73,73、および、凸部72を、それぞれ手元操作部27の接続孔部78,78、位置決め凹部48,48、および、凹部46にそれぞれ位置合わせしつつ、延長管22の挿入部62を手元操作部27の上流端に挿入すると、挿入部62が接続クランプ50の係止部50bに当接し、延長管22の挿入部62を手元操作部27へとさらに挿入すると、挿入部62が係止部50bをクランプ付勢手段の付勢に抗しつつ押し上げ、この係止部50bが係止凹部66の位置となったときに、クランプ付勢手段の付勢により接続クランプ50が復帰回動し、係止部50bが係止凹部66に係止されて延長管22が手元操作部27に対して保持固定される(図1)。
【0051】
この状態で、延長管22の接続凸部71が手元操作部27の規制部47,47に当接するとともに、延長管22の下流側段差部65が手元操作部27の端面部44に当接することにより、延長管22の手元操作部27に対する軸方向の位置が規定され、接続ピン74,74、位置決め凸部73,73および凸部72と、接続孔部78,78、位置決め凹部48,48および凹部46との嵌合により、延長管22の手元操作部27に対する周方向の位置が規定される。また、接続ピン74,74を介して、延長管22の電線が、ホース体21の配線と電気的に接続される。さらに、凸部72の窓部材76が、凹部46の最深部の壁部52の発光窓部53に正対した位置となる。すなわち、導光体57の一端側が、凹部46の内部の位置で発光体49に対向する。
【0052】
また、延長管22の上流端、ここでは上流側管部56の上流側保持部86の上流端に、床ブラシ23の接続管91を挿入してクランプ部89により接続を保持する。このとき、床ブラシ23側の導電ピンと延長管22側の電線とが電気的に接続される。
【0053】
そして、使用者が電源コードを商用交流電源に接続し、把持部41を把持して設定ボタン42を操作すると、本体制御部M(図5)が使用者の操作に応じて電動送風機18の入力を制御する。この電動送風機18の駆動に伴い、塵埃量検出手段33も駆動する。すなわち、発光部35の発光素子35aから受光部36の受光素子36aへと光が照射され、この光の受光強度に対応した受光素子36aからの信号に基づき本体制御部Mが風路W内を通過する塵埃量を監視する状態となる。
【0054】
電動送風機18の駆動により生じた負圧は、集塵部、本体吸込口19、ホース体21、延長管22を介して床ブラシ23の吸込口に作用することで、床面上の塵埃を空気とともに風路Wへと吸い込むことができる。また、使用者が床面の種類などに応じて設定ボタン42を操作することにより、本体制御部Mが電動機93を適宜駆動させ、回転清掃体により床面から塵埃を掻き出して掃除する。
【0055】
風路Wへと吸い込まれた空気は吸気風となり、床ブラシ23から延長管22およびホース体21、すなわち風路W内を掃除機本体12側へと移動し、本体吸込口19から集塵部へと吸い込まれる。そして、この集塵部にて塵埃が分離された吸気風は、さらに電動送風機18へと吸い込まれ、この電動送風機18の内部を冷却した後、排気風として電動送風機18から排気され、電動送風機室を介して掃除機本体12(本体ケース15)の外部へと排気される。
【0056】
ここで、床面に(所定量以上の)塵埃がある場合、すなわち風路Wを通過する吸気風に(所定量以上の)塵埃が含まれている場合には、この塵埃が発光部35の発光素子35aから発光された光を遮断することにより、受光素子36aによる受光強度が相対的に低下する。このような受光素子36aの受光強度の低下に対応した信号の変化を検出することにより、本体制御部Mは風路W内を(所定量以上の)塵埃が通過していると判断し、発光体49を発光させる。
【0057】
そして、発光体49の発光は、発光窓部53から出射し、窓部材76を介して挿入孔75内の導光体57の一端部へと入射する。このとき、発光体49の発光は、凹部46内にて窓部材76へと入射するため、手元操作部27と延長管22との接続端、すなわち手元操作部27の端面部44と延長管22の下流側段差部65との対向位置において光が外部へと漏れることはない。そして、導光体57の一端部へと入射した光は、この導光体57の他端部へと導かれ、表示部57a全体が点灯する。したがって、床面に塵埃が(所定量以上)あることを使用者に報知できる。
【0058】
また、床面に(所定量以上の)塵埃がない場合、すなわち風路Wを通過する吸気風に(所定量以上の)塵埃が含まれていない場合には、この塵埃が発光部35の発光素子35aから発光された光を遮断しないため、受光素子36aによる受光強度が相対的に増加し、このような受光素子36aの受光強度の増加に対応した信号の変化を検出することにより、本体制御部Mは風路W内を(所定量以上の)塵埃が通過していないと判断し、発光体49の発光を停止(消灯)させる。したがって、表示部57aが消灯し、床面の掃除が達成されたことを使用者に報知できる。
【0059】
掃除が終了すると、使用者が設定ボタン42を操作することで、本体制御部Mが電動送風機18および塵埃量検出手段33の駆動を停止させる。なお、塵埃量検出手段33は、例えば電源コードを商用交流電源に接続している間、駆動していてもよい。
【0060】
上述したように、上記第1の実施形態によれば、発光体49を、凹部46の端部である壁部52(発光窓部53)よりも内方に配置するとともに、導光体57の一端側を、凸部72の端部(窓部材76)よりも内方に配置することにより、発光体49を壁部52および発光窓部53により保護し、導光体57の一端側を窓部材76によって保護して、これら発光体49および導光体57の一端側の傷付きを防止できる。
【0061】
次に、第2の実施形態を図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0062】
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態において、凹部46の開口側、すなわち手元操作部27の上流端側の位置(端面部44)に、開閉部材としてのシャッタ96が取り付けられているものである。
【0063】
シャッタ96は、板状に形成されており、上端に形成された回動軸96aが手元操作部27の端面部44の上流端の縁部に回動可能に軸支されている。また、このシャッタ96の回動軸96aには、このシャッタ96を付勢する付勢手段としてのトーションばね98が取り付けられている。このトーションばね98は、シャッタ96を凹部46の閉塞方向、すなわち発光体49と反対方向(図中左側)へと付勢するものである。
【0064】
そして、手元操作部27に対して延長管22を取り外した状態では、シャッタ96がトーションばね98の付勢によって回動して手元操作部27の上流端側に対して凹部46を閉塞する閉塞位置となる(図中の想像線に示す)。この閉塞位置は、例えばシャッタ96が手元操作部27の端面部44と略面一となる位置、すなわち手元操作部27の軸方向に対して略直交する方向に沿う位置であり、発光体49の発光の手元操作部27の軸方向(風路Wの上流方向)への出射を遮断する。
【0065】
また、手元操作部27に対して延長管22を取り付けた状態、すなわち手元操作部27の上流端に延長管22(の下流側管部55)の挿入部62を挿入した状態で、シャッタ96は凹部46に挿入された凸部72との当接によって後方、すなわち凹部46の内方(奥側)、換言すれば発光体49側(図中右側)へと回動され、凹部46を開放する開放位置に保持される(図中の実線に示す)。この開放位置は、例えばシャッタ96が手元操作部27の内部において、この手元操作部27の軸方向に沿う位置であり、発光体49の発光を手元操作部27の軸方向(風路Wの上流方向)への出射を遮断しない。
【0066】
このように、発光体49を凹部46に配置するとともに、凹部46を閉塞する閉塞位置と凹部46を開放する開放位置との間で移動(回動)可能なシャッタ96を配置し、このシャッタ96が凹部46への凸部72の挿入により開放位置へと移動することにより、手元操作部27に対して延長管22を取り付けた状態では、発光体49と導光体57の一端側とが対向して発光体49の光を導光体57の一端側へと確実に入射させることができるとともに、手元操作部27に対して延長管22を取り外した状態では、例えばつる口などの吸口体を延長管22に代えて手元操作部27の上流端に接続したり床ブラシ23および延長管22を取り外して手元操作部27から塵埃を吸い込んだりする際などでも、シャッタ96が発光体49を傷付きおよび塵埃の付着などに対して確実に保護できる。
【0067】
また、シャッタ96を閉塞位置へと付勢するトーションばね98を備えることにより、例えば床ブラシ23および延長管22を手元操作部27から取り外した状態で掃除する際などに、手元操作部27の角度に拘らずシャッタ96が閉塞位置に保持されるので、シャッタ96により発光体49を、より確実に保護できる。
【0068】
なお、上記各実施形態において、発光体49は、例えば手元操作部27内の風路Wの下側、すなわち電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で床面側に臨む側などに配置してもよい。この場合には、導光体57の表示部57aの形状を適宜変形することにより、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に表示するように構成すればよい。
【0069】
次に、第3の実施形態を図8を参照して説明する。なお、上記各実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0070】
この第3の実施形態は、上記第2の実施形態において、シャッタ96の閉塞位置が、手元操作部27の内方にて、この手元操作部27の軸方向に対して所定の鋭角、例えば45°に傾斜しているものである(図中の実線に示す)。
【0071】
すなわち、シャッタ96は、この閉塞位置に位置している状態で、発光体49の光の凹部46からの手元操作部27の軸方向への出射を遮断している。また、このシャッタ96の発光体49側(図中右側)、すなわち内側の主面96b、換言すれば塵埃が付着したり傷付いたりしにくい主面96bには、発光体49の光を反射させる反射加工が施されている。具体的に、シャッタ96の主面96bは、例えばミラー状に加工され、または、反射体が取り付けられている。
【0072】
そして、電気掃除機11の使用状態(掃除状態)で使用者側に臨む手元操作部27の上部には、上流端近傍の位置に、光透過部としての開口部100が形成されている。すなわち、この開口部100は、閉塞位置のシャッタ96の主面96bにより反射された発光体49からの光が出射する位置に形成されている。また、この開口部100は、手元操作部27の上流端に延長管22を接続した状態で開放位置(図中想像線に示す)となったシャッタ96により閉塞されて、発光体49の光が出射しない位置となっている。
【0073】
したがって、例えば延長管22に代えて手元操作部27の上流端につる口などの吸口体を接続して掃除する際、あるいは床ブラシ23および延長管22を取り外して手元操作部27により掃除する際など、使用者が手元操作部27の上流端側を主として注視する際に、発光体49の光が閉塞位置に位置するシャッタ96の主面96bにより反射されて開口部100から出射することにより、少なくとも延長管22を手元操作部27から取り外した状態でも、所定の状態、ここでは風路Wを通過する塵埃量が所定量以上であること(塵埃がある(多い)こと)を使用者に報知できる。
【0074】
そして、以上説明した各実施形態によれば、手元操作部27にてこの手元操作部27と延長管22との接続端に対して軸方向にずれた位置に発光体49を配置するとともに、延長管22に沿って配置した導光体57の一端側を発光体49に対向させて他端側の表示部57aへと導くことにより、光を導くための専用の配線などが延長管22に不要となり、構成を簡略化できるとともに、発光体49からの発光が手元操作部27と延長管22との接続端から外部に漏れることを防止できる。
【0075】
なお、上記第3の実施形態において、開口部100は、発光体49の光を透過させることができる構成であれば、例えば透光性を有する閉塞部材などにより閉塞してもよい。
【0076】
また、上記第2の実施形態および第3の実施形態において、トーションばね98を取り付けずに構成をより簡略化することもできる。
【0077】
さらに、上記各実施形態において、延長管22は伸縮延長管でなくてもよい。この場合には、導光体57の表示部57aが床ブラシ23により近づくため、床ブラシ23を用いて掃除をする際に主として床ブラシ23を注視する使用者にとって、表示部57aの視認性がより向上する。
【0078】
そして、手元操作部27は、把持部41を有するものの他に、例えば円筒状に形成して手元操作部27自体を把持する構成としてもよい。この場合には、この手元操作部27に設定ボタン42を配置することで、上記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0079】
また、商用交流電源により給電する電気掃除機11だけでなく、例えば二次電池などの電池により給電する電気掃除機11でも同様に対応できる。
【0080】
さらに、発光体49が発光する所定の状態としては、例えば集塵部に所定量以上の塵埃が捕集された状態、あるいは本体集塵室に集塵部が取り付けていない状態などの異常状態など、任意に設定できる。これらの状態は、それぞれ状態検出手段として配置したセンサなどにより検出し、この検出に対応して本体制御部Mにおいて発光体49の発光を制御すればよい。
【0081】
そして、例えば手元操作部27と延長管22の挿入部62との位置関係は互いに反対でもよい。すなわち、手元操作部27側に形成した挿入部の凸部に発光体49を配置し、延長管22の一端側である下流端側(基端側)に形成した凹部46に導光体57の一端側を配置してもよい。
【0082】
また、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えば床ブラシ23を縦長の掃除機本体12の下部に接続し掃除機本体12に対してホース体21および延長管22を着脱可能としたアップライト型の電気掃除機などでも対応して用いることができる。
【符号の説明】
【0083】
11 電気掃除機
12 掃除機本体
13 風路形成体
18 電動送風機
21 ホース体
22 延長管
27 手元操作部
33 状態検出手段としての塵埃量検出手段
44 操作部端面部である端面部
46 凹部
49 発光体
57 導光体
65 延長管端面部である下流側段差部
72 凸部
96 開閉部材としてのシャッタ
98 付勢手段としてのトーションばね
100 光透過部としての開口部
W 風路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動送風機を収容した掃除機本体と、
前記電動送風機の吸込側に連通する風路を内部に形成する風路形成体と、
所定の状態を検出する状態検出手段とを具備し、
前記風路形成体は、
前記電動送風機の吸込側に一端側が連通し、少なくとも一部が把持される手元操作部を他端側に有するホース体と、
このホース体の前記手元操作部に一端側が連結される延長管と、
前記手元操作部にてこの手元操作部と前記延長管との接続端に対して軸方向にずれた位置に配置され、前記状態検出手段が所定の状態を検出すると発光する発光体と、
前記延長管の長手方向に沿って配置され、前記延長管の一端側を前記手元操作部に連結した状態で一端側が前記発光体に対向するとともにこの発光体からの発光を他端側へと導く導光体とを備えている
ことを特徴とした電気掃除機。
【請求項2】
手元操作部は、延長管との接続端を構成する操作部端面部を備え、
前記延長管は、前記手元操作部との接続により前記操作部端面部に対向して前記手元操作部との接続端を構成する延長管端面部を有し、
風路形成体は、
前記操作部端面部と前記延長管端面部とのいずれか一方に形成された凹部と、
前記操作部端面部と前記延長管端面部との他方に形成され、前記手元操作部と前記延長管との接続により前記凹部と嵌合する凸部とを備え、
導光体の一端側および発光体は、前記凹部および前記凸部の端部よりも内方に位置している
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】
凹部は、手元操作部の操作部端面部に形成され、
発光体は、前記凹部に配置され、
風路形成体は、前記凹部を開閉可能であり、前記凹部への凸部の挿入により前記凹部を開放する位置へと移動する開閉部材を備えている
ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
【請求項4】
開閉部材は、回動により凹部を開閉可能であり、
風路形成体は、前記凹部を閉塞する側へと前記開閉部材を付勢する付勢手段を備えている
ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。
【請求項5】
手元操作部は、光が透過可能な光透過部を有し、
開閉部材は、延長管を前記手元操作部から取り外した状態で凹部を閉塞する位置に位置して発光体からの光を前記光透過部へと反射する
ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−229865(P2011−229865A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105802(P2010−105802)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(502285664)東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 (2,480)
【出願人】(503376518)東芝ホームアプライアンス株式会社 (2,436)
【Fターム(参考)】