説明

電球形LED照明器具

【課題】低消費電力、長寿命及び高輝度の特長を持つLEDを蛍光ランプに代替され、維持コストが低減されるLED照明器具を提供する。
【解決手段】電球用口金2を任意形状の照明器具ベース1に配置し、必要個数のLED電球を実装する形態をとる照明器具により、必要な照度(明るさ)確保でき、節電の為実装しない又は故障の為取り外す等の選択が全て利用者の判断で実施できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、蛍光ランプを光源とする照明器具が用いられていたが、低消費電力、長寿命及び高輝度の特長を持つLEDを蛍光ランプに代替されたLED照明器具の導入が進められている。
【0003】
従来の直管型LED照明器具(灯体)は、従来の蛍光ランプを使用した照明器具サイズを踏襲した、300mmのタイプ、600mmのタイプ、1200mmのタイプ、2400mmのタイプに分類される。
【0004】
従来の直管型LED照明器具(灯体)は、300mmのタイプ、600mmのタイプ、1200mmのタイプ、2400mmのタイプとも一体構造になっている。
【0005】
従来の直管型LED照明器具(灯体)は、複数のLEDをモジュールにし、300mmのタイプ、600mmのタイプ、1200mmのタイプ、2400mmのタイプと、各々の照明灯体を実現している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、LED照明器具は未だ高価格であり、灯体の一部或いは、モジュールが故障した場合全体を交換しなければならない。
【0007】
LED照明器具は、一般的に40,000時間或いは、50,000時間の長寿命であるといわれている。しかしながら、寿命末期においては電子部品で構成される関係から、使用している部品の性能にはバラツキがあり、モジュールを構成するLED素子が同時に性能劣化はせず、灯体の一部の照度低下又は、不点灯が発生するという現象になる。その場合灯体が一体構造になっている為、全体を交換しなければならない。
【0008】
本発明は、前記事項に着目してなされたものであり、機器の一部が故障した場合でも故障部分のみの交換で修復し、長時間且つ安価に使用できるLED照明機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のLED照明器具は、灯体に電力供給する複数の口金を有し。複数の市販のLED電球が照明器具に実装できる様になっている。
【0010】
本発明のLED照明器具は、従来の300mmのタイプ、600mmのタイプ、1200mmのタイプ、2400mmのタイプの直管形蛍光灯のみならず、任意の長さの器具ベースと任意の形状の器具ベースに適用することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明のLED照明器具の場合、灯体に市販のLED電球を使用している事から、照度低下又は、故障の場合利用者が部分交換できるので低コストで長時間利用できる。
【0012】
本発明のLED照明器具の場合、灯体に市販のLED電球を使用している事から、利用者が自ら、各種照度(明るさ)及び各種色温度(発光色)のLED電球を選択し実装することが出来る
【0013】
本発明のLED照明器具の場合、複数のLED電球を実装できる構造になっている為、任意のLED電球を実装せず取り外すことにより簡単に任意の節電調整が出来る。又、LED電球の代わりにコンセントアダプターを実装することにより、LED照明器具の下で他電気機器を使用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る直管形LED照明の代替LED照明器具である。
【図2】図1の器具にLED電球を実装した場合の側面図である。
【図3】図2の状態からLED電球を外した状態を示した図である。
【図4】本発明でサークル形蛍光灯器具を代替した場合の側面図である。
【図5】図4の底面視図である。
【図6】本発明で投光器形照明を代替した場合の側面図である。
【図7】図6の底面視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下図面によって本発明を説明する。本発明は、市販のLED電球を複数実装することが出来る構造の照明器具である。
【0016】
図1に、実施形態の一つである直管形LEDの代替照明器具を示す。多く使用されている、300mmタイプ、600mmタイプ、1200mmタイプ、2400mmタイプの直管形LED照明器具を代替する場合、器具ベース1を代替する対象器具の長さとし、表面に口金(ソケット)2を任意個数配置する。口金2は、実装する市販されているLED電球に合う、例えばE26型とする。
【0017】
図2は、器具ベース1に4個の口金2を配置し、市販されているLED電球を実装した状態の側面を示した図である。図3は、故障又は節電又は照度(明るさ)調整のためにいつでも、誰でも取外し又は交換可能なことを示す為の図である。本図の場合に置いても、全てのLED電球が実装されている場合に比べ照度(明るさ)は3/4にはなるが照明灯としての機能は失うことはない。節電のために外した場合であれば、1/4の節電が成された事になる。
【0018】
図4及び図5は、図1、図2、図3で示した直線的に配置するのでは無く平面に配置することにより、サークル形蛍光灯の代替照明器具が実現できる。形状は図4で示す丸型のみならず、多角形の面に配置することにより、多種形状の照明器具が実現できる。
【0019】
図6及び図7は、図4で示す数個のLED電球ではなく、多数のLED電球を配置し且つLED電球の発光を集光するガイド壁を設けることにより、投光器形照明器具が実現できる。
【符号の説明】
【0020】
1 直線型器具ベース
2 口金
3 LED電球
4 平面型器具ベース
5 集光形器具ベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電球用口金を一定間隔に直線配置した、任意長さの照明器具。
【請求項2】
電球用口金を円形板に任意間隔で配置した、照明器具
【請求項3】
請求項1又は請求項目2記載の照明器具において、配置された電球用口金が電気的には並列接続され、個々口金には独立した電力が供給される照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−16447(P2013−16447A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160323(P2011−160323)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(511177592)株式会社グリーンシステム (1)
【Fターム(参考)】