説明

非接触装着を行う滅菌手袋

滅菌手袋は、手指部と、内側表面および外側表面とを有する袖口部と、を備える。袖口部は、手袋が滅菌包装内に包装されているときには折り曲げ部から折り返されており、前記折り曲げ部が、前記手袋の中にまで手を入れるための開口部を形成している。伸縮機構は、前記折り曲げ部の略近傍で、または前記折り曲げ部で連結されており、前記手袋の装着中では前記開口部を拡開する。前記伸縮機構の少なくとも一部は取り外し可能となっている。前記伸縮機構は、非伸張状態および伸張状態をとり、前記手袋が包装されているときには前記非伸張状態をとる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明の一実施形態は、主に滅菌手袋に関するものであり、具体的には、非接触装着が可能な滅菌手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景知識)
滅菌弾性手袋は、医療検査の専門家達によってますます頻繁に使用されており、さまざまな処置を行っている最中に異物を直接触って移すことを防止する。滅菌手袋は、一般的には、滅菌手袋の袖口部が折り返され、袖口部の内部表面の一部を露出させて包装されている。このようにすることで、折り曲げ部の付近であって、袖口部の周縁部から略所定の長さの位置だけを触ることによって、装着中であっても手袋を取り上げてつかむことが可能となり、雑菌混入のおそれを最小限にする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さまざまな包装および取り出し容器に関する改善策および技術が導入され、滅菌手袋の装着に関する問題点に取り組んできた。しかしながら、このような既知の方法は、手袋の使用および製造に関する費用および複雑さを必要以上に増大させる傾向にある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(発明の要約)
本発明の一実施形態は、手指部と、内側表面および外側表面とを有する袖口部と、を備える滅菌手袋である。袖口部は、手袋が滅菌包装内に包装されているときは折り曲げ部から折り返されており、前記折り曲げ部が、前記手袋の中にまで手を入れるための開口部を形成している。伸縮機構は、前記折り曲げ部の略近傍で、または前記折り曲げ部で連結されており、前記手袋の装着中では前記開口部を拡開する。前記伸縮機構の少なくとも一部は取り外し可能となっている。前記伸縮機構は、非伸張状態および伸張状態をとり、前記手袋が包装されているときは前記非伸張状態をとる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】包装から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである従来技術の滅菌手袋の斜視図である。
【図2】包装または他の保存手段から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである一実施形態に従う滅菌手袋の斜視図である。
【図3】一実施形態に従う伸縮環または伸縮機構の側面図である。
【図4】一実施形態に従う伸縮環または伸縮機構の側面図である。
【図5】包装または他の保存手段から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである一実施形態に従う滅菌手袋の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
(詳細な説明)
本発明の一実施形態は、取り外し可能な取っ手部が付いた伸縮機構を備える滅菌手袋である。前記取っ手部は、手袋の装着部分に一切触れることなく手袋を装着することを可能にする。
【0007】
図1は、包装から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである従来技術の滅菌手袋10の斜視図である。手袋10は、袖口部2と、袖口周縁部4と、手指部1と、を備える。図1に示すように、手袋10の袖口部2は、折り曲げ部3から折り返されている状態にあり、内側表面の少なくとも一部は“外側に向いた表面”として露出している。
これにより、折り曲げ部3付近の折り返し袖口部2の領域のみを触ることによって、手袋10を保持することができる。したがって、袖口周縁部4から略所定の長さの位置に触れてしまうことを制限し、雑菌混入のおそれを小さくする。前記した折り返し袖口部は、手袋の使用前には広げられる。手袋の使用とは、手袋を装着した後の任意の行動を含む。“装着”とは、手袋の中にまで手を入れること、そして手袋の袖口部を広げることに関するすべての行動を含む。
【0008】
図2は、包装または他の保存手段から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである一実施形態に従う滅菌手袋20の斜視図である。手袋10と同様、手袋20は、袖口周縁部4を有しており、折り曲げ部(図2では見えない)から折り返されている折り返し袖口部2と、手指部1と、を備える。
手袋の折り返されている状態では、袖口部2の内側表面の少なくとも一部は“外側に向いた表面”として露出している。さらに手袋20は、折り曲げ部3の略近傍で、または折り曲げ部3に接して袖口部2に連結される伸縮環つまり伸縮“機構”5を備える。袖口部の折り曲げ部3は、ユーザが手を手袋20の中にまで入れるための開口部を形成する。さらに手袋20は、取り外し可能なつまみ部9を備える。取り外し可能なつまみ部9は、袖口周縁部4またはその略近傍にて連結されるとともに、折り曲げられた袖口部を広げるのに適している。伸縮機構5および取り外し可能なつまみ部9は、手袋の包装の内部に入れておくことで、滅菌条件を維持することができる。伸縮機構5は、非伸張状態で包装されている。
【0009】
図3および図4は、一実施形態に従う伸縮環または伸縮機構の側面図である。伸縮機構5は、一対の取っ手部6と、折り曲げ部3(図3および図4には、折り曲げ部3の露出部分が図示されている)に連結される一対の伸縮アーム部7と、回動軸部8とを含む。図3では、一対の取っ手部6は、開位置にあり、折り曲げ部3は、最小状態または非伸張状態にある。図4では、取っ手部6は、閉位置にあり、折り曲げ部3は、伸張状態にある。したがって、伸張状態では、伸縮機構5は、手袋20の開口部を拡開し、ユーザは手をさらに容易に入れることができる。
【0010】
一対の取っ手部6は、手袋から十分な長さに延設されているため、ユーザは、手袋の他の部分に一切触れることなく取っ手部6を容易につまむことができる。適切につまむことができる物体であればどのようなものであっても取っ手部6に用いることができ、例えば、つまみ形状、輪形状、突形状などがある(これらをまとめて“取っ手部”と呼ぶ)。一実施形態では、取っ手部6は、標準的な鋏または鉗子の取っ手部と同様である。一実施形態では、滅菌手袋20は、ラテックスなどの不浸透性の弾性材から作られており、雑菌混入を防ぐ。
【0011】
一実施形態では、手袋20は、滅菌包装材料(図示せず)で包装されており、開封されると、ユーザに対して、図2および図3に示すような非伸張状態の手袋20が提供される。ユーザは、親指と人差し指とで取っ手部6をつまむことで滅菌手袋20を操ることができる。
次に、伸縮機構5は、ユーザの第1の手の人差し指と親指とで押すことで作動し、図4に示すように回動軸部8を介して、一対の取っ手部6を閉位置に動かすとともに、一対の伸縮アーム部7を開位置に動かす。その結果、第2の手は、伸張状態になっている袖口部の折り曲げ部が形成する開口部を通して容易に入れることができる。
その後、伸縮機構5の全部または一部を取り外すことができるので、手袋20は、前記した第2の手にしっかりと着けたままにしつつも、ユーザの第1の手が手袋の表面と一切接触することはない。
【0012】
一実施形態では、取っ手部6だけを取り外し、袖口部2が広げられるときに伸縮アーム部7と回動軸部8とを手袋20の内側に付けたままにする。一実施形態では、取っ手部6は、回動軸部8の隣に、予め結合を弱めた領域を有しており、前記した回動軸部8は、適切な方向に圧力をかけると分離する。
他の実施形態では、取っ手部6、伸縮アーム部7、および回動軸部8はすべて、袖口部2が広げられる前に取り外される。一実施形態では、回動軸部8は、手袋20の手指部1から離れる方向に引っ張ると取り除かれ、取っ手部6を使って伸縮アーム部7を手袋20から引き離すことができる。本実施形態では、特定の適切な方向に引っ張ると、伸縮アーム部7を袖口部2に連結するのに用いられる付着手段による連結が解かれる。
【0013】
一実施形態では、折り返された袖口部は、第1の手を使って取り外し可能なつまみ部9をつまみ、手袋20の手指部1から離れる方向に引っ張ることによって広げられる。一旦、袖口部2が完全に広げられると、つまみ部9は取り外すことができ、ユーザの第1の手が手袋の表面と一切接触することなく、手袋20は完全装着状態となる。一実施形態では、手袋の滅菌包装の内部には無かったものは、手袋20の表面と一切接触することはない。
【0014】
取っ手部6、伸縮アーム部7、および回動軸部8は、都合のよい任意の形状またはサイズにすることができ、適切な材質(例:軽量、強固、安価なプラスチック)で作ることができる。取っ手部6、伸縮アーム部7、および回動軸部8は、任意の適切かつ着脱可能な既知の取り付け機構によって手袋20に取り付けることができる。前記した取り付け機構は、十分強固な取り付け部によって、装着中は袖口部の折り曲げ部3が伸張できるようにし、また、後になって、伸縮機構5の全体または伸縮機構5のうち少なくとも接触のあった部分を取り外すことも可能にする。
取っ手部6は、任意の都合のよい方向に向けることができる。一対の伸縮アーム部7は、袖口部の折り曲げ部3の周方向長さの全体または一部に亘って一緒に延出される。
取り外し可能なつまみ部9は、手袋の任意の他の表面に触れることなく容易につまむことができるほどに十分な長さを有する。取り外し可能なつまみ部9は、都合のよい任意の形状またはサイズとすることができ、軽量プラスチックなどといった任意の適切な材質で作ることができる。取り外し可能なつまみ部9は、任意の既知で着脱可能な取り付け手段によって袖口部に連結することができる。一実施形態では、伸縮機構5は、伸張中はユーザが手袋20に必要以上に大きな力をかけることが決してできないように設計されることで、引き裂きのおそれを最小限にし、安全性を向上させる。
【0015】
図5は、包装または他の保存手段から取り出し、ユーザが装着する前の状態のままである一実施形態に従う滅菌手袋40の斜視図である。滅菌手袋40は、空気圧式伸縮機構41を備える。前記した空気圧式伸縮機構41は、取り外し可能な取っ手部42と、空気貯蔵部43と、折り曲げ部3(図5では見えない)に接して、または折り曲げ部3の略近傍で袖口部2に連結されている1または複数の気密弾性伸縮管44とを備える。
気密弾性管44は、膨張管45を介して空気貯蔵部43と流体連通している。気密弾性管44は、一方向弁を介して空気貯蔵部43と流体連通するように接続することができる。
さらに手袋40は、取り外し可能なつまみ部46を備える。取り外し可能なつまみ部46は、袖口周縁部4またはその略近傍にて連結されるとともに、折り曲げられた袖口部を広げるのに適している。空気圧式伸縮機構41および取り外し可能なつまみ部46は、手袋の包装の内部に入れておくことで、滅菌条件を維持することができる。
【0016】
一実施形態では、手袋40は、非伸張状態で包装されている。そして、滅菌包装(図示せず)が開封されると、ユーザは第1の手を使って手袋40の取っ手部42をつまむことができる。取っ手部42は、手袋40の任意の他の部分に触れることなく容易につまむことができるほどに十分な長さを有している。
空気貯蔵部43の中身は、気密伸縮管44の中に放出することができる。これにより管44を膨張させ、したがって袖口部の開口部を拡開し、第2の手を容易に入れることができる。その後、取っ手部42、空気貯蔵部43、および膨張管45は取り外すことができ、手袋40を、ユーザの第2の手に着けたままにしつつも、ユーザの第1の手が手袋の任意の部分と接触することはない。取っ手部42、空気貯蔵部43、および膨張管45を取り除くと、伸縮管44内の空気を抜いて過剰な空気圧を下げることができ、使用中は手袋の袖口部2が伸張状態にならないことを保証する。伸縮管44は、取り外し可能であってもよいし、袖口部2が広げられているときは露出しないので手袋上に残したままにしてもよい。
一実施形態では、折り返された袖口部は、第1の手で取り外し可能なつまみ部46をつまみ、手袋の手指部から離れる方向に引っ張ることによって広げられる。一旦、袖口部2が完全に広げられると、つまみ部46は取り外すことができ、ユーザの第1の手が手袋の表面と一切接触することなく、手袋40は完全装着状態となる。一実施形態では、手袋の滅菌包装の内部には無かったものは、手袋の表面と一切接触することはない。
【0017】
空気貯蔵部43は、注射器型、ふいご型、または任意の他の適切な型とすることができる。空気貯蔵部43は、空の状態で包装され、滅菌包装を開封した後に(例えば、ふいごを作動させる、または注射器から空気を注入することによって)充填することができる。空気貯蔵部43は、一方向弁(図示せず)を用いる伸縮管44と連結することができる。
気密伸縮管44は、手袋40と同じ材質で作成することができる。気密弾性管44は、手袋の袖口部の形成中に一体的に形成することができるし、または、例えば製造工程の後の段階になって、適切な付着手段を使って固定することができる。
取っ手部42、空気貯蔵部43、および膨張管45は、都合のよい任意のサイズおよび形状とすることができ、任意の適切な材質(例:軽量プラスチック)で作ることができる。取っ手部42、空気貯蔵部43、および膨張管45は、ひねって取り外すことができる。
空気圧式伸縮機構41は、安全性を保証する伸張量しか実現できないように構成されており、したがって、引き裂きのおそれを抑える。
取り外し可能なつまみ部46は、手袋の任意の他の表面に触れることなく容易につまむことができるほどに十分な長さを有する。取り外し可能なつまみ部46は、都合のよい任意の形状またはサイズとすることができ、軽量プラスチックなどの任意の適切な材質で作ることができる。取り外し可能なつまみ部46は、任意の既知の着脱可能な取り付け手段によって袖口部に連結することができる。
【0018】
これまでに説明してきたように、ユーザは、何の支援も受けなくとも本発明の実施形態による滅菌手袋を装着することができる。そして、手袋の使用前には少なくとも接触のあった部分は取り外されるので、ユーザの両手が非滅菌状態であるときに装着することができる。一実施形態では、手袋の滅菌包装の外側にあったものは、手袋の表面と一切接触することはない。
【0019】
いくつかの実施形態は、本明細書において具体的に説明および/または記載されている。しかしながら、開示された実施形態の修正および変更が、これまでの説明内容から説明されるものであり、本発明の精神および意図された範囲から逸脱することなく添付の特許請求の範囲の請求項の記載の範囲内であることは明らかである。例えば、前記した伸縮機構は機械式または空気圧式である。しかしながら、滅菌包装内部に包装することができ、装着の必要時においてのみユーザが作動させることができるのであれば、任意の適切な伸縮機構を用いることができる。外側表面上に連結される伸縮手段を備える実施形態も可能である。任意の使い捨て型の弾性滅菌手袋用に実装される実施形態も可能である。
【符号の説明】
【0020】
1 手指部
2 袖口部(折り返し袖口部)
3 折り曲げ部
4 袖口周縁部
5 伸縮機構
6 取っ手部
7 伸縮アーム部(アーム部)
8 回動軸部
9 取り外し可能なつまみ部
10、20、30、40 滅菌手袋(手袋)
41 空気圧式伸縮機構
42 取り外し可能な取っ手部
43 空気貯蔵部
44 気密弾性伸縮管(気密弾性管、気密伸縮管)
45 膨張管
46 取り外し可能なつまみ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
滅菌手袋であって、
手指部と、
内側表面および外側表面を有する袖口部であって、手袋が滅菌包装内に包装されているときは折り曲げ部から折り返されており、前記折り曲げ部が、前記手袋の中にまで手を入れるための開口部を形成している袖口部と、
前記折り曲げ部の略近傍で、または前記折り曲げ部で連結され、前記手袋の装着中では前記開口部を拡開するとともに、少なくとも一部は取り外し可能となっている伸縮機構と、を備え、
前記伸縮機構は、非伸張状態および伸張状態をとり、前記手袋が包装されているときは前記非伸張状態をとる
ことを特徴とする滅菌手袋。
【請求項2】
前記伸縮機構は、取り外し可能な取っ手部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の滅菌手袋。
【請求項3】
前記伸縮機構は、
回動軸部と、
一対の取っ手部と、
一対のアーム部と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の滅菌手袋。
【請求項4】
前記伸縮機構は、空気圧式である
ことを特徴とする請求項1に記載の滅菌手袋。
【請求項5】
前記一対の取っ手部は、前記回動軸部を介して前記一対のアーム部に連結されている
ことを特徴とする請求項3に記載の滅菌手袋。
【請求項6】
前記一対の取っ手部が開位置にある場合には、前記袖口部の折り曲げ部が伸張することはほとんど無く、前記一対の取っ手部が閉位置にある場合には、前記袖口部の折り曲げ部が伸張するように、前記一対の取っ手部と、伸張する前記一対のアーム部と、前記回動軸部とが構成される
ことを特徴とする請求項5に記載の滅菌手袋。
【請求項7】
前記伸縮機構は、取っ手部と、膨張管と、気密伸縮管と、空気貯蔵部と、を備え、
前記気密伸縮管は、前記膨張管を介して前記空気貯蔵部と流体連通している
ことを特徴とする請求項4に記載の滅菌手袋。
【請求項8】
前記伸縮機構の全体は、取り外し可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の滅菌手袋。
【請求項9】
前記伸縮機構は、前記内側表面に連結されている
ことを特徴とする請求項1に記載の滅菌手袋。
【請求項10】
手指部と、内側表面、外側表面、および袖口周縁部を有する袖口部と、を備える滅菌手袋を包装する方法であって、前記方法は、
前記内側表面の少なくとも一部が外側に面し、折り曲げ部が手袋の中にまで手を入れるための開口部を形成するように前記折り曲げ部にて前記袖口部を折り曲げるステップと、
前記手袋の装着中では前記開口部を拡開するとともに、少なくとも一部は取り外し可能となる伸縮機構を、前記折り曲げ部の略近傍で、または前記折り曲げ部で連結されるステップと、を有し、
前記伸縮機構は、非伸張状態および伸張状態をとり、前記手袋が包装されているときには前記非伸張状態をとる
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記伸縮機構は、取り外し可能な取っ手部を備える
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記伸縮機構は、
回動軸部と、
一対の取っ手部と、
一対のアーム部と、を備える
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記伸縮機構は、空気圧式である
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記一対の取っ手部は、前記回動軸部を介して前記一対のアーム部に連結されている
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記一対の取っ手部が開位置にある場合には、前記袖口部の折り曲げ部が伸張することはほとんど無く、前記一対の取っ手部が閉位置にある場合には、前記袖口部の折り曲げ部が伸張するように、前記一対の取っ手部と、伸張する前記一対のアーム部と、前記回動軸部とが構成される
ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記伸縮機構は、取っ手部と、膨張管と、気密伸縮管と、空気貯蔵部と、を備え、
前記気密伸縮管は、前記膨張管を介して前記空気貯蔵部と流体連通している
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記伸縮機構の全体は、取り外し可能である
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記伸縮機構は、前記内側表面に連結されている
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−513736(P2013−513736A)
【公表日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−543277(P2012−543277)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/059652
【国際公開番号】WO2011/072109
【国際公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(312017477)
【Fターム(参考)】