説明

靴下用商品陳列容器セット

【課題】陳列スペースが限定されず、簡単に美しく陳列でき、また陳列後も商品陳列が乱れる心配のない靴下用商品陳列容器セットを提供する。
【解決手段】容器側壁面に、連結部オス型(2)、連結部メス型(3)を設けそれぞれを差し込むことにより連結可能の構造とすると共に、連結後の容器左右に三角柱状の部材を更に連結し、四辺が直角を持つ立方体または直方体を形成できる構造とする。

【考案の詳細な説明】
【0001】
この考案は商品陳列用容器、特に靴下用の商品陳列容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、靴下の陳列方法には商品を1足ずつフック掛けしたり、陳列棚に商品を平積みしていき、商品毎にアクリル製の仕切板で仕切って陳列を行うのが一般的であった。
【0003】
また、運搬機能も兼ねた商品陳列用容器も用いられ、主として平台用として特売などに使われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこれらの方法では、陳列に時間がかかることと、陳列後商品の出し入れや在庫が減った時などに陳列が乱れやすくディスプレイの見た目が悪くなる問題があった。
【0005】
また、運搬機能も兼ねた商品陳列用容器の場合では、運搬中に容器の変形・汚れの恐れがあったり、その容積が大きいため小スペースへの陳列に対応できなかった。
【0006】
【問題を解決するための手段】
この考案の靴下用商品陳列容器は、容器側壁面の上部および下部に連結部を設け容器同士の連結可能の構造にしたことにより、様々な陳列スペースに対応できることを特徴とする。
【0007】
また、容器の上底部および下底部を平行四辺形とすることにより容器の開口部を斜め状にすることにより、陳列の際、靴下の踵部分と開口部が揃えられ美しく商品陳列できることを特徴とする。
【0008】
また、靴下用商品陳列容器セットの両端に三角柱状の部材を組み合わせることにより、四辺が直角を持つ立方体または直方体を形成できることを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の一形態を図面に従って説明する。
図1は、靴下用商品陳列容器の斜視図である。(1)は靴下用商品陳列容器本体を示し、容器側壁面の上部および下部に連結部オス型(2)と連結部メス型(3)が設けられている。尚、点線で表されているフタ部(4)は陳列の際には切り離して使用する。
【0010】
図3は、三角柱状部材の斜視図である。(5)は三角柱状部材本体を示し、容器側壁面の上部および下部に連結部オス型(2)と連結部メス型(3)が設けられている。
【0011】
図5は、靴下用商品陳列容器同士の連結および、三角柱状の部材との連結の様子を示した斜視図である。連結部メス型(3)に連結部オス型(2)が差し込まれ連結される。また、三角柱状の部材(8)の面を使いPOPを貼り付け宣伝効果を高めることもできる。
【0012】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、容器の開口部を斜め状にすることにより、靴下の踵部分と容器開口部を揃えることができるので見た目に美しく陳列ができる。
【0013】
また、容器に連結部を設けていることと、三角柱状の部材を用いることで、容器の増減により容器の幅を任意に調整できるので、陳列スペースが限定されず狭い場所でも、広い場所でも自由に美しく陳列ができる。
【0014】
また、陳列容器内に商品が梱包されているので商品の出し入れなどにより、陳列が乱れる心配が無く見た目も綺麗である。
【0015】
また、三角柱状の部材を組み合わせ、四辺が直角を持つ立方体または直方体を形成した状態で運搬用ダンボールに梱包することにより、運搬中に商品陳列容器の変形、汚れを軽減することができる。
【0017】
また、陳列作業の際も商品陳列容器をそのまま陳列棚にはめ込むだけで良いので、作業の手間が省け作業時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】靴下用商品陳列容器単体の斜視図である。
【図2】靴下用商品陳列容器単体の平面図である。
【図3】三角柱状の部材の斜視図である。
【図4】三角柱状の部材の平面図である。
【図5】靴下用商品陳列容器同士の連結および、三角柱状の部材との連結の様子を示した斜視図である。
【符号の説明】
(1)靴下用商品陳列容器単体
(2)連結部オス型
(3)連結部メス型
(4)フタ部
(5)三角柱状部材
(6)POP貼り付け位置

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】立方体または直方体から成る容器の上底部および下底部を平行四辺形とすることにより容器の開口部を斜め状にすると共に、容器側壁面の上部および下部に連結部を設け容器同士の連結可能の構造にしたことを特徴とする靴下用商品陳列容器セット。
【請求項2】請求項1記載の靴下用商品陳列容器セットの両端に三角柱状の部材を組み合わせることにより、四辺が直角を持つ立方体または直方体を形成したことを特徴とする靴下用商品陳列容器セット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図3】
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【登録番号】実用新案登録第3074921号(U3074921)
【登録日】平成12年11月8日(2000.11.8)
【発行日】平成13年1月30日(2001.1.30)
【考案の名称】靴下用商品陳列容器セット
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2000−4724(U2000−4724)
【出願日】平成12年6月1日(2000.6.1)
【出願人】(000101499)アトム株式会社 (8)